■海自が地元アイドルと交流 インドネシアに護衛艦寄港
http://www.sankei.com/politics/news/160822/plt1608220027-n1.html
「地元アイドル*1と交流」と書きながら出てくる名前が
と日本人メンバーの名前しか出てこないのは何なんでしょうか。「日本人メンバーとだけ交流したのか?」と思いますね。それ意味あるのか?。少なくとも「現地との交流」とは言えないでしょう。
■前原氏*4擁立論が拡大 週内にも最終判断
http://www.sankei.com/politics/news/160822/plt1608220026-n1.html
冗談も大概にして欲しいですね。まあ「アンチ前原の俺の願望込みですが」出馬しても、「既に出馬表明し、岡田*5代表、枝野*6幹事長らの支援を受けている蓮舫*7代表代行」には負けると思いますし、そもそも前原は出馬しないでしょうが。
まあ、前原擁立を画策する面子として名前が挙がってる大島敦*8政調会長代理、松野頼久*9、松木謙公*10といった連中がバカだという事はよく分かりました。
■【野口裕之の軍事情勢】韓国に竹島を「献上」した吉田茂*11の誤ったシグナル SEALDsも元首相の亡霊に取り憑かれ安保法反対遊びへ
http://www.sankei.com/premium/news/160822/prm1608220003-n1.html
与太しか書けないいつもの野口です。献上も何も当時の日本にとって竹島がそれほど大事だったかと言う事ですよね。まあ、どうでもいいとまではいいませんが、日本にとってはそれを問題にして日韓関係を悪化させる事よりも「米韓日による反共同盟」や「日韓間の経済交流」のほうが大事だったと言う事です。そもそも竹島なんて「尖閣と違って」周辺海域から石油が出るわけじゃないし「漁業以外」には特にメリットもない。後は「愛国心、民族の誇り」という面子の話しかないわけです。
おそらくは米国からも「竹島は棚上げにしろ」という要望があったでしょうしね。
一方、小生のような日本人にはその気持ちはよく分かりませんが韓国にとって竹島(独島)はどうやら「民族の誇りにかけて取り戻さなければならない場所」「日本に不当に奪われた場所」のわけです。日本とは竹島の重みが違う。
大体、「韓国が竹島実効支配したのは吉田政権時代」とはいえ、竹島の件で吉田だけあげつらうのも変な話です。
この野口の理屈なら「竹島を棚上げして日韓国交正常化に踏み切った佐藤*12政権」だって「何故棚上げにした」「竹島問題を解決しない限り、国交正常化すべきではない」ということになるのではないのか。
官憲・権力の援助を受ける「官民協力デモ」
機動隊で弾圧でもしない限り産経にとっては「官憲の支援」を受けてることになるようです。ということはブッシュjr*13政権時のブッシュjr大統領批判デモ、反イラク戦争デモも産経にとっては「官憲の支援を受けてた」のでしょう。
台湾の若者は2014年、貿易協定批准に反対し立法院を占拠した。
立法院、つまり国会占拠なんて日本でやったら「民主主義の否定」というであろう産経が「大嫌いな馬*14政権相手」だと「学生はよくやった」とほめるんだからそのデタラメさには呆れます。
そもそもSEALDsは、「誰*15」が便宜供与したのか、国会内で記者会見を開いているではないか。
おいおいですね。「国会内で記者会見を開いた」程度の事が何だと言うのか。その程度で「官民協力デモ」と強弁する気なのか。むしろ「政府に批判的な団体(シールズに限らない)が、国会内で記者会見を開きたいのに政府の圧力で開けなかった」らその方が問題でしょう。
吉田政権末期*16の昭和29(1954)年8月。韓国が加速させていた竹島の武力による実効支配を阻止せんと、海上保安庁が巡視船を派遣したところ、韓国側は400発もの一斉射撃を加えてきた。韓国は武力に訴えてでも、竹島を実効支配する決意を示したのだ。
むろん吉田はこれ以上のことはやりませんでした。これ以上のことをやろうとしたらそれこそ「日韓間で竹島で戦争勃発」になりかねません。それは望ましいことではないでしょう。まあ、これ以上は何もしなかった吉田を産経・野口は無論「腰抜け」扱いするわけですが、野口は吉田にどうして欲しいのか。吉田に「韓国軍と軍事衝突しても構わない、軍事力の行使で竹島を奪還して欲しかった」のか。
そして吉田の腰抜けぶりを嘆く野口は「まさかとは思いますが」今からでも遅くないから自衛隊で竹島を奪還しろ、韓国軍と交戦しても構わないとでも言うのか。
是非*17以前にそんな事が可能なわけないでしょう。かつその野口の理屈なら「北方領土を自衛隊で取り戻そう、ロシア軍と戦闘しても構わない」という理屈にもなるわけです。
もはや「事件」ではなく「事変」と呼ぶべき危機だった。そこで、巡視船が一斉射撃を受けた「事変」前後の国会における外務・防衛官僚や海上保安庁長官の答弁を多数読み通したが、ある種の共通点に気付いた。事変にもかかわらず「武力攻撃」「侵略」といった認定を、極めて強い“積極性”をもって回避していた。
(中略)
吉田政権が「武力攻撃」「侵略」と認定すれば、「自衛権の発動」要件と成り得る。
そりゃ「武力攻撃」「侵略」だなんて言ったら日韓関係がやばくなるからでしょうよ。「やばくなっても構わない、韓国の暴挙が許せるか、吉田は腰抜けだ」と野口が考えるのは彼の自由ですが、吉田政権はそう言う立場じゃなかったわけです。
「自衛権の発動」云々という野口の表現の素直に理解すれば野口は、竹島問題での「自衛権の発動(自衛隊による竹島奪還)」を希望してるようですが。
確かに、終戦間もない当時、諸外国の対日警戒感は依然強く、実力行使は国際社会が認めない可能性もあった。
アホか、としか言い様がないですね。「日本がアジア侵略した国家で、終戦後間もないから実力行使は認めない可能性があった」てそう言う話じゃないでしょう。「そういう事情がなければ」、日韓間で軍事衝突が起きることを欧米が許容すると本気で思ってるんでしょうか?
「ささやかれる」も何もまあほぼ確実にそう言う密約はあるでしょうね。竹島問題について何の合意もせずに国交正常化なんてあり得ない。ただ、そうした密約は表に出せるもんではない。それをいいこと(?)に「竹島は日本のもんだ」と騒ぎ立て、密約を反故にし、日韓関係を悪化させた「バカの一人」が現首相・安倍や産経です。
■【共産侵食〜民進党代表選】連合・神津里季生*19会長インタビュー「共産党とは互いに信頼できる間柄にはなれない」
http://www.sankei.com/politics/news/160823/plt1608230003-n1.html
タイトルだけで唖然ですね。つうか産経インタビュー受ける時点で唖然ですが。産経が野党共闘ぶちこわしを狙ってることは明白なわけです。そういう偏向メディアのインタビュー受ければどうなるか。
「野党共闘をどんどん進めていくべきだと思う」とでも言わない限り、少しでも野党共闘に批判的な事を言えば「連合、野党共闘に消極的」と書かれることは目に見えてる。その程度の事が分からないほどこの神津会長がバカだとも思いませんので野党共闘をこわしたいんでしょうねえ。さすが旧同盟・民社党系右派労組出身です。
「善意(?)に理解すれば」彼は「野党共闘による連合の地位低下」を恐れてるのかもしれません。しかし、「連合の地位上昇」は「野党共闘をぶっ壊して」、つまり自公政権を有利にして目指すべき事ではないでしょう。つうかそんな事をすれば短期的にはともかく長期的にはむしろ連合の政治力は低下するでしょうね。
野党共闘はプラスに働いたところもゼロではないが、マイナス部分も相当あった。
マイナス部分って具体的に何なんでしょうか?。単に「野党共闘のために連合の要求がかなわないこともあった」なんてことだとしたら、それは連合の都合でしかありません。共闘すればお互いに妥協が必要なのは当たり前です。
連合は民主的な労働運動を行ってきた組織
言ってること馬鹿すぎですね。連合不参加の労組(全労連、全労協など)は「民主的でない」とでも言う気でしょうか。
共闘するとは「相手の違いを認めながら共闘できる部分では共闘する」というものですが、そう言う懐の深さは連合執行部にはないようです。共産党の側は「自衛隊違憲論の立場でないと共闘できない」「安保廃止の立場(以下略)」などとは言ってないのにねえ。よほどの反共でない限り、「アンチ自公」「野党支持」の人間は小生同様「共産が懐の深さを見せてるのに連合執行部はアホか。お前ら本気で自公政権を倒す気があるのか?。お前ら本当に民進党支持なの?」と心底呆れてるでしょう。
つうかこの記事の後の方では神津氏は「大連立論」すら公言してますので彼は共産党「だけ」を敵視してる*21わけではなく「社民や生活と言った他野党」「市民団体」なども敵視つうか、共闘相手とは見なしてないわけです。どんだけ政治センスがないのか。
ただ、組織のガバナンス(統治)の問題で、国民があきれ果ててしまった。この傷は深い。民進党への不安感を振り払うことが非常に大事だ。
おいおいですね。民進党支持の最大組織でありながら「自分を棚上げにして」民進党に悪口するとは何考えてるんでしょうか。民進党関係者も連合出身者はともかく他の人間は神津氏の他人事発言に「神津、手前、何様だ」と怒り心頭でしょう。
つうか民進党に悪口できるほど連合って素晴らしい組織なのか?。「そう言う偉そうな事抜かす連合って一体、どんな成果があるんですか?」と聞かれたら神津氏はどう答えるんですかね?。
大体「ガバナンス」云々というなら記事の後半で出てくる神津氏の「大連立発言」は何なのか。どう見ても連合内部で了解が取れてない話を「ガバナンス無視」で放言してるようにしか見えませんが。
党勢回復には暗雲が垂れ込めたままだ。
あの参院選健闘を見てよくこういう馬鹿な事が言えます。暗雲が完全に晴れた(民進党の政権奪取が視野に入った)とはもちろん言いませんが参院選での健闘によって「かなり晴れた」でしょう。そして神津氏のような野党共闘敵視は「かなり晴れた暗雲」をまた元通りの「暗雲状態」に逆戻りさせるでしょう。
つうか神津氏はそんなことより「いつまで経っても暗雲が晴れない連合の地位低下(構成員減少)」でも悩んだらどうなんでしょうか。
まあ連合の名誉のために言っておけば「労組運動の苦境」は連合限定ではなく世界的傾向ではありますが。
代表選が無投票となることはよくない。
と「無投票で連合会長に選ばれた人」が言うのだから吹き出しました(苦笑)。なるほどねえ、神津氏って連合外部では大して知名度ありませんもんねえ(毒)。「神津」が「かみつ」「かみづ」「こうづ」「ごうづ」のどれか*22、分かる人は決して多くないでしょうし「里季生」にいたっては読めない人も多いでしょう(ちなみに読みは「こうづ・りきお」)。
なお、この「無投票は良くない」は日頃の神津氏の言動から見て単なる一般論ではなく「岡田代表の野党共闘路線継承を掲げ代表選に出馬、岡田代表や枝野幹事長らの支持を受け次期代表有力候補に躍り出た蓮舫・代表代行」に対する牽制でしょう。
「前原でも誰でもいい」、蓮舫氏に対抗する「野党共闘消極派が誰か出て欲しい」つう話のわけです。ただ右派の前原が連合に好意的かと言えばどう見てもそうではありませんが。むしろ敵視してるんじゃないか。
大連立については
「大連立は、条件が整うならばあっていい話だ」
「産経の捏造」でなく事実ならば「目が点」の発言ですね。一体自民、公明の何処に民進党と大連立する動機があるのか。
「大連立」しなければ政権維持できないわけでもないのに。つうか連立するなら民進よりもお維新でも取り込むでしょうよ。
つうか「条件が整えば」つう「条件」とは具体的に何なのか。「労働法制問題で連合が批判するホワエグ導入などをしないこと」か?。そんなことを安倍がのむとも思えませんが。まあ、仮に安倍が飲んだとしても「それだけで大連立支持していいのか」という連合内部からの神津執行部批判はでるでしょうが。
こんなことを言って野党陣営(民進党含む)の批判を連合が浴びないとか、連合内部から「大連立なんかできるわけないし、参院選で反自公を掲げて野党共闘したのにすべきでもないだろ。神津は何を言ってるんだ。連合内部で了解も取れてないことを放言するな」と批判が出ないとでも思ってるのか。まさか大連立論公言なんて連合内部の了解を得てる話ではないでしょう。
「野党共闘に否定的」「共産党に敵対的」なだけでも野党共闘支持者として呆れますが、「大連立もあり得る」と口走る神津氏の政治センスの無さには「連合執行部って本当にバカだな」感が半端ないですね。
もし民進党が神津・連合執行部の意を汲んで「大連立もあり得る」なんて公言するなら、共産や社民が共闘できるわけもない。共闘しないでどうやって政権奪取するのか。
■連合、参院選の総括文書で岡田克也代表の「民共」共闘路線に反対 共産党との共闘これ以上進めぬよう求める
http://www.sankei.com/politics/news/160822/plt1608220001-n1.html
産経記事が事実なら連合執行部には呆れます。前も批判しましたが連合執行部ってのは安倍支持者の集まりなんでしょうか。全くわけがわかりません。
安倍が明らかに「ホワイトカラーエグザンプション」などの「雇用制度破壊*23」を計画しているのに、そして、参院選での共闘が一定の成果を生んだのに何でこういう馬鹿な事が言えるのか。野党共闘を否定してどうするのか。自公に勝利できる対案が他にあるのか。
むろん「共産党と民進党との共闘」には一定の限界があり得るでしょう。そんなことは民進党も共産党も分かってる(つうかそうした限界は何も共産限定ではなく社民党、生活の党でも同じ話ですが)。ただその限界は今、表面化してるのか。
現時点では共産、民進が共に譲歩してることによって、表面化はしてないと思いますが。勿論今後表面化する可能性はありますし、そのときには「共闘についての批判意見」を連合として出す必要があるかも知れませんがそれはそのときに言えばいい。それとも、「原発推進の立場に立つ電力労組*24」を抱える連合執行部にとって「共産が反原発、脱原発*25」というだけで共産との共闘は今すぐ忌避されるべきものなのか。
まさかとは思いますが「原発推進の立場に立つ安倍政権万々歳」とでも連合執行部は思ってるのか。
まあいずれにせよこんな馬鹿な事をやってれば、連合の政治力は落ちていくでしょうね。執行部はともかく、連合加盟労組の構成員全てがこんな立場とはとても思えません。ましてや安倍政権に批判的な「連合以外の労組(全労連、全労協など)」や「非労組構成員(労組非加入の労働者*26、学生、専業主婦、定年退職者などの非労働者)」全てがこんな連合の方針に賛同することはないでしょう。むしろ小生のように連合執行部に呆れ、批判する人間が多いんじゃないか。
*1:そもそも日本企業が仕掛け人のJKTを「地元アイドル」と呼べるか微妙な気もしますが。
*2:AKB48の元メンバー。JKT48チームTのキャプテン。
*4:鳩山内閣国交相、菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相など歴任
*5:民主党幹事長(鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行革担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)など歴任
*6:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相など歴任
*7:菅、野田内閣で行政刷新担当相。彼女がどんな人間か知りませんが野党共闘に否定的な前原よりはマシでしょう。
*9:鳩山内閣官房副長官、維新の会国会議員団長、維新の党代表代行、幹事長、(橋下、松井と袂を分かって分裂後の)維新の党代表などを歴任
*10:菅内閣農水大臣政務官、「新党大地・真民主」代表代行兼幹事長など歴任
*11:東久邇、幣原内閣外相を経て首相
*12:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相、科学技術庁長官などを経て首相
*15:普通に考えてシールズと共闘関係にある野党でしょう。勿論それは悪い事でも何でもない。
*16:ちなみにこのときの関係閣僚は岡粼勝男外相(元外務事務次官)、木村篤太郎防衛庁長官。
*17:勿論俺は非の立場ですが
*18:当時の外相は岸内閣官房長官、自民党政調会長(池田総裁時代)、副総裁(田中総裁時代)などを歴任した椎名悦三郎
*19:新日鐵住金労組会長、日本基幹産業労働組合連合会(基幹労連)事務局長、日本労働組合総連合会(連合)事務局長など歴任
*20:揚げ足取りすれば「マルクス・レーニン主義を科学的社会主義に表現を改める」など、綱領は過去に何度か変えています。まあ要するに神津氏の言いたいことは「マルクス・レーニン主義政党ではなくなれ、社民主義政党になれ」つうことでしょうが(ちなみに、仮に実際に共産がそうなっても連合執行部は別の理由をつけて「共産を含む野党共闘」を支持しないでしょうね。「共産にできないと思ってること」を神津氏はふっかけてるだけです。俺は連合執行部の主張なんてかけらも信用していません。むしろ連合執行部の政治センスの無さと不誠実さに呆れてるし、怒ってる)。なお、野党共闘で分かるように「実質的には」、『安倍政権に対抗するための緊急避難的措置』という言い訳付ですが、共産党も「マルクス・レーニン主義」に必要以上にはこだわってないわけです。
*21:勿論共産を一番敵視してるのでしょうが
*22:読みとしてはこの4つ全てあり得ます。ちなみに高木彬光のミステリ小説内の名探偵「神津恭介」の場合、読みは「かみづ」です。
*23:連合はこれを少なくとも建前では批判していたはずですが?
*24:いい加減、原発推進の立場を撤回したらどうなんですかね。
*25:ただし、「党方針ではない」とはいえ、脱原発議員は民進党内にもいますし、共闘方針では今のところ連合への配慮からその辺り「即時の脱原発」とまでは言ってなかったかと思いますが。