今日の産経ニュース(8/23分)

■【共産侵食(3)】「甘いエサ」の共産票を前に、しぼむ民進党内の改憲議論
http://www.sankei.com/premium/news/160823/prm1608230007-n1.html
 まあバカバカしいですね。もちろん護憲派「社民、共産」との野党共闘を成立させるためには改憲なんか叫べるわけはない。
 ただ、「民進党所属議員(たとえば旧社会党社民党出身議員)やその支持者」が皆改憲派かと言ったら勿論そんなこともないわけです。護憲の立場の議員や支持者もいる。そう言う支持者は民進党改憲論を強く打ち出したら棄権するか、他の護憲政党(社民、共産など)に投票するか、とにかく、民進党からは離れていくでしょう。一方改憲派の多くは自公支持でしょうし、改憲論なんか打ち出しても「是非*1はともかく」党勢躍進と言う意味ではかえって逆効果でしかありません。「非核三原則外国人地方参政権憲法に書き込む」などの「左派的(?)改憲論」ならともかく今の民進党では打ち出される改憲論は「緊急事態条項の制定」など自公と変わらない右翼的案しか予想できませんし。
 そう言う意味で「しぼむ改憲論」を「野党共闘のみが理由」とするのは事実認識として間違っています。まあそんな事は産経も分かってるでしょうが。「反共攻撃で野党共闘をぶっ壊したい」ただそれだけの話です。 


■【主張】シールズ解散 「勝利」まで戦い続けては
http://www.sankei.com/column/news/160823/clm1608230001-n1.html
 産経がシールズを敵視し、その解散を喜んで、「目的とした安保法制廃止前に解散するなんてださい」などとシールズに悪口してることだけが分かる駄記事です。まあ、「下野なう」などで前から分かってることですが、産経の政治的偏向ぶりは本当にすさまじいですよね。「支持者やアンチ」でない限り、多くの人間にとってシールズ解散なんて「シールズには失礼ながら」ある意味どうでもいいことですが、産経はアンチとしてシールズに悪口せずにはいられないようです。
 シールズ関係者諸氏にはこうした産経の悪口を見返す運動を今後も何らかの形で続けて欲しいとは思います。

*1:護憲派として俺は非の立場ですが