今日の産経ニュースほか(9/16分)

朝日新聞『稲田*1防衛相、米で講演 地元紙「日本のサラ・ペイリン」』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9J4RD9J9JUTFK00C.html
 米国のウヨメディアはともかく、米国の「非ウヨ、反ウヨメディア」にとって「サラ・ペイリンアラスカ州知事」とはもちろん「アホ右翼」の意味ですから、稲田相手に随分ときついことをいったもんです。間違ったことを言ってないとは思いますが。


■五十嵐仁*2の転成仁語『脱力感に襲われてしまった蓮舫民進党新代表による野田佳彦新幹事長という人事』
 ほぼ同感なので引用紹介しておきます。

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2016-09-18
 蓮舫さんは何を考えているのでしょうか。民主党政権崩壊の最大の「戦犯」である野田さんを党の中枢にすえるなんて。
(中略)
 新しく民進党の代表に選ばれた蓮舫さんは泥の中に咲いたきれいな蓮の花だと思っていました。でも、新しい執行部中枢の人事を見て、泥の中に隠れ住んでいたドジョウに足をすくわれてしまうのではないかと心配になり、大きな脱力感に襲われました。
 民進党蓮舫新代表は野田元首相を幹事長に、細野さん*3を代表代行に選んだのですから。こんな昔の名前を並べて清新なイメージが生まれるとでも思っているのでしょうか。
 蓮舫新代表の新鮮さと発信力、民進党のイメージの転換に期待した党員やサポーターの皆さんもガッカリでしょう。早くも、党内では「野田幹事長なら離党する」という声まで上がっているそうです。
(中略)
 党内には「野田氏は『戦犯』だ。蓮舫氏には人事センスがない」(閣僚経験者)との疑問が広がり、「(ボーガス注:野田派だった彼女は)野田氏のかいらいそのものだ」との反発さえあると、『毎日新聞』9月17日付は報じています。
 このような失望、疑問や反発が生まれることは、蓮舫さんにも当然予想できたはずです。それなのに、どうして野田元首相の幹事長就任などという人事を提案したのでしょうか。
 野田さんにしても、党内の冷たい視線に気が付かなかったのでしょうか。旧民主党が政権から転落した責任を重く受け止めていれば、このような要請があっても辞退するのが当然ではありませんか。
 この人事に対する反発もあって、他の役員人事についての調整が遅れているそうです。それも当然でしょう。
 こうなることが分からなかったのかと、とても残念に思います。「さあ出発だ」と飛行機が動き出して滑走路に出た途端に、逆噴射してしまったようなものですから。
 蓮舫執行部は最初から躓いてしまい、挙党体制を組んでサッと飛び立つことができませんでした。可能であれば、野田幹事長の人事を白紙に戻して党内だけでなく国民も納得できるような人を選んでもらいたいものですが、無理でしょうね。
 こうなった以上、野田さんには「戦犯」としての過去を払拭できるような指導性を発揮してもらいたいものです。安倍暴走政治ストップに向けての対決姿勢を明確にし、衆院補欠選挙での野党共闘を実現することで、これまでのイメージを一新するべきでしょう。
 「また政権にすり寄るのではないか」「安倍首相に妥協して助け舟を出すのではないか」「野党共闘に背を向けるのではないか」などという疑念がもたれていることを、十分自覚していただきたいものです。もし、それを裏付けるようなそぶりを少しでも見せれば、その時に民進党は終わってしまうのですから。


【ここから産経です】
■102歳の女性報道写真家、笹本恒子さん*4に米ルーシー賞
http://www.sankei.com/life/news/160916/lif1609160027-n1.html
 「102歳で現役」て「ホンマかいな」と思います。まあ、実際に現役と言えるかどうかはともかく、一応「今も現役のつもりだ」といえる程度には元気なのでしょう。
 ちなみに産経には他にも

http://www.sankei.com/life/news/130830/lif1308300021-n1.html
■フォトジャーナリスト、笹本恒子さん 99歳の生活ぶり、新刊で披露
 99歳の誕生日の9月1日を前に出版された『99歳、現在進行形ね。楽しく生きる心がけをお話しします』(小学館)。100歳近くなってもフランスなどに撮影や取材に出掛け、食事やおしゃれにこだわりながら友人と交流し、楽しく暮らす日常が紹介されている。
■100歳前後の現役女性の著書好評
 100歳前後の現役職業女性の最近の著書としては、家事評論家の吉沢久子さん*5が日常生活をつづった『95歳。今日をたのしく。もっと前向きに』(海竜社)、97歳の現役小児科医、貴島テル子さんが人生を振り返った『75年目のラブレター』(朝日新聞出版)、裏千家に生まれた茶道家塩月弥栄子さんが波瀾万丈の半生などをつづった『塩月弥栄子95歳 思いのままに生きなさい』(小学館)などがある。
 90代前半では、最高齢現役ピアニスト、室井摩耶子さんの『わがままだって、いいじゃない。92歳のピアニスト〈今日〉を生きる』(小学館)も好評だ。

なんて記事がありました。ただしこういう人たちはあくまでも例外なので「小泉訪朝から14年経とうが大した問題ではない。私も102歳まで生きればいいんだ」なんて絶対に思わないで下さい、横田夫妻


■【エンタメよもやま話】中国に媚び「万里の長城」映画、でもマット・デイモン主役…ハリウッドご都合主義“人種差別”世界が激怒
http://www.sankei.com/west/news/160916/wst1609160001-n1.html

 2017年には米を抜き世界最大の映画市場に成長するとみられる中国にハリウッドが媚(こ)びまくっているというヘタレな状況について、何度もご説明いたしました。

 おっしゃるとおりそういうバカバカしい反中国記事はうんざりするほど見せていただきました。

 そして、そうしたハリウッドの中国へのすり寄りぶりはますます、露骨になっています。
 例えば2013年公開の宇宙SF「ゼロ・グラビティ*6」(アルフォンソ・キュアロン*7監督)では、船外活動中の不慮の事故で宇宙空間に放り出されたサンドラ・ブロック演じる医療技師ライアン・ストーン博士が数々のピンチを切り抜け、中国の宇宙ステーション「天宮」にたどり着き、最後は中国の有人宇宙船「神舟」で地球への帰還を果たします。
 そして昨年公開の宇宙SF「オデッセイ」(リドリー・スコット*8監督)では、火星にひとり取り残されたマット・デイモン扮する宇宙飛行士マーク・ワトニーの救出作戦に乗り出すも、手詰まりになった米航空宇宙局(NASA)に救いの手を差し伸べた“救世主”が何と、中国の宇宙開発を担う中国国家航天局(CNSA)でした。
 団塊ジュニアより上の世代のみなさんなら、この2作を映画館でご覧になった際「あー、ひと昔前やったら絶対、中国ではなくて日本の宇宙船が出てきたはずやで!」とうっすら悔しい思いをしたはずです。記者も前述したような裏事情を知るだけに、映画館で何とも悲しい気持ちになりました。

 フィクションに過ぎないので何とも思いませんが?。


■共産・小池晃書記局長「私は色んな人と仲良く話ができるので心配していない」 民進野田佳彦幹事長起用で
http://www.sankei.com/politics/news/160916/plt1609160036-n1.html

 野田氏はかつて集団的自衛権の行使容認を主張しており、今後の野党共闘への影響を問われた小池氏は「私は色んな人と仲良く話ができるので心配していない」と強調した。

 現時点ではそう言わざるを得ないでしょう。いかに野田が「改憲派ウヨ」「前原並みの共産嫌い」とはいえいきなり「野田じゃ共闘なんかできない」と速攻で野党共闘をぶっ壊すわけにもいかない。極端な話、仮に前原が代表になったとしても小池氏は同じ事を言うでしょう。
 しかし本当のところ「野田かよ(呆)」と不快感、不信感や警戒感を持ってること、最悪の事態(野党共闘崩壊)も覚悟してることは間違いないでしょう。ただし「野党共闘を壊すのならまず野田の方から壊させる」、あるいは「『野田は酷すぎるから共産が共闘辞めても仕方ない、むしろ辞めないと共産を支持できない、共産は民進の馬の脚じゃない』『野田のやってることは事実上の野党共闘破壊だ』と共産の党員、支持者の多くが言いだし共闘離脱に何の障害もなくなる事態になるまでは我慢する」つうところでしょう。まずは「戦争法と沖縄問題」で野田がどれほど「安倍に批判的な態度を取るか」が問われます。たとえば野田が「沖縄問題で安倍を支持するような馬鹿なまねをすれば」そのときこそ「野田に警告した上で」態度が改まらなければ正式に共闘を辞めるといったことになるでしょう。


蓮舫*9代表 新幹事長に野田佳彦*10前首相の起用人事を提案 民進党
http://www.sankei.com/politics/news/160916/plt1609160030-n1.html
 「前首相(元代表)、最高顧問なんて新鮮みのないロートルを幹事長にするのか、人材難過ぎるだろ。また元首相の安倍や麻生*11を首相や副総理に担いだ『人材難』自民党のまねかよ?」つう意味でも、「野田氏はどう見ても前原のような改憲派ウヨ、共産嫌いで野党共闘を『三野党の方からではなく野田氏の方からぶちこわしにしかねない』」つう意味でも「おいおい」ですね。「そんなんだったら枝野続投や、山尾政調会長の幹事長就任の方がまだましやろ」ですね。しかし民進党における旧社会党勢力の存在感の無さにはがっくり来ますね。
 「野田幹事長予定」には呆れますが、とはいえ玉木や前原*12が代表になって良かったとも思えないし、「都知事選敗北による岡田*13、枝野*14執行部の辞任」が野党共闘派にとっては最悪だったと言う事でしょうか。まあとりあえずは様子見ですけどね。
 小生は

http://www.sankei.com/politics/news/150408/plt1504080031-n1.html
 民主党野田佳彦元首相は8日、外交評論家で元駐タイ大使の岡崎久彦氏が平成24年11月28日付の産経新聞朝刊に寄稿した論文について、「大変、胸に詰まるような文章を発表していただいた。宝物として議員会館に飾らせていただいている」と紹介した。都内で開かれた岡崎久彦氏を偲ぶ会で述べた。

などという「右翼活動家岡粼に絶讃されたあげく、それを嬉しそうに岡粼を偲ぶ会で語り、産経に高評価されてる」野田という人間は全く評価してませんので否定的見解にならざるを得ません。おそらく共産党社民党、生活の党の三野党とその党員、支持者も同じ見解でしょう。まあ決まったからには、野田が「危惧通りに」実際に共闘破壊を実行するまでは「野党共闘維持を強烈に三野党からプッシュしていく(そして野田の破壊行為を何とか阻止する)」ほかないですが。まあ共闘破壊したら共産党について言えば「従来の政治活動をするだけ」なのでそれほどのダメージはないでしょう。むしろ民進党がまた沈没しますね。その結果、安倍が笑うかと思うと腹立たしいですが。
 

■「生きたままワニの餌にした」「マシンガンで“とどめ”刺した」 ドゥテルテ比大統領が殺害関与と証言 元自警団員が議会で
http://www.sankei.com/world/news/160916/wor1609160028-n1.html
 ドゥテルテ氏には以前からこうした「違法殺害関与」疑惑がささやかれてはいましたが、さすがに「ワニのえさ」や「命令しただけでなくドゥテルテ氏自ら殺害を実行した」というのは「ホンマかいな」「ガセと違うか」といったところですね。まあ、当面は様子見といったところでしょう。


■【産経抄】犯人を突き止めただけでは終わらない 9月16日
http://www.sankei.com/column/news/160916/clm1609160003-n1.html

 刑事コロンボシリーズ『パイルD−3の壁』の犯人は、建築家だった。(ボーガス注:被害者は失踪者扱いされており)殺人を立証するために、被害者の遺体を見つけなければならない。コロンボは、建築家が設計した建築中のビルの地下に注目する。工事現場を掘り返し、コンクリートパネルを引き上げると、思わぬ事態が待ち受けていた。

 以下ネタバラシです。
1)工事現場を掘り返したコロンボ。しかし死体は見込みに反し出てこず
(今回は犯人が建築家であることは最初から勿論バラされていますが、死体の処理については視聴者もコロンボ同様の立場です)。
「事実誤認に基づく捜査で迷惑を被った」と憤る建築家に謝罪せざるを得ない羽目になるコロンボ
2)しかしこれは『建築中のビルに埋めたと見せかけてコロンボに掘り返させた上で、「死体がないことを確認させ」、後で死体を建築現場に埋める*15(一回捜査した以上また警察が掘り返すことはない)』という死体隠滅を狙った建築家の策略だった。死体は別の所に隠されていた*16のだ。
3)しかしコロンボの方が一枚上手だった。実はコロンボは掘り返す前から建築家の策略に気付いていた。そして策略にはまったまねをすれば、安心した建築家が「隠していた遺体を埋めるために、自分で建築現場に遺体を持ち込む」だろう。その現場を押さえれば言い逃れができないと考えたのだ。建築家が現場を見事にコロンボに押さえられエンディング。
 もちろん「犯行現場に残された証拠で犯人を追い詰めるパターン」もありますが、こういう「犯人に罠を仕掛けて自滅させるパターン」もコロンボには結構あったかと思います。

 石原慎太郎*17都知事はBSフジの番組で、盛り土がなされなかった経緯について、担当者から報告を受けていない、と説明していた。「だまされた。現場の人間しか分からないことだ」と憤慨する。
▼これは、石原氏の知事在任中の発言と矛盾する。石原氏は平成20年5月30日の定例会見で、地下にコンクリートの箱を埋めて建物を支える(ボーガス注:という盛り土をしない)案に言及していた。ちょうど「専門家会議」が、盛り土による土壌汚染対策を決定した直後の時期である。

 ついに石原を嘘つき扱いするに至った産経です(実際嘘つきですが)。この件ではさすがの産経も石原をかばいきれないと思ってるし、都議会自民党や小池*18知事も「石原斬りに動くのではないか」と見ているのでしょう。


■【歴史戦】ドイツの慰安婦像計画、松山市が懸念伝達 姉妹都市交流に影響も
http://www.sankei.com/world/news/160916/wor1609160002-n1.html
 松山市長とは「中山成彬*19や橋下*20」などと同レベルの歴史修正主義ウヨなんでしょうか。それとも「愛媛玉串料訴訟」で知られる「自民党王国愛媛」の保守として「安倍自民に媚びている」のか。どっちにしろ日本人として実に恥ずかしい。
 いずれにせよ「河野談話が発表された宮沢内閣から野田内閣に至るまで」こんな「ドイツに慰安婦銅像」なんてことはありませんでした。
 「首相・安倍が無反省に慰安婦否定論を持ち出し」、それを日本社会やマスコミがろくに批判しないこと、しかもそんな安倍の支持率が「40〜50%台」とそこそこ高い事が「日本への、『日本は戦前を反省してない危ない国だ』『何らかの形で日本に対し警告を発しなければならない』という不快感、不信、疑惑の念」を国際社会(特に中国や韓国)に産み出してのこの事態です。しかし産経や安倍が反省することはないでしょう。いやそれ以前に世界が疑念を感じるように「日本人多数派が過去を反省してるかどうかさえ」こうなると怪しいのですが。

*1:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*2:著書『日本の雇用が危ない:安倍政権「労働規制緩和」批判』(共著、2014年、旬報社)、『対決・安倍政権:暴走阻止のために』(2015年、学習の友社)など

*3:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)を歴任

*4:著書『ライカでショット!:私が歩んだ道と時代』(2014年、新潮文庫)、『100歳の幸福論。 ひとりで楽しく暮らす、5つの秘訣』(2014年、講談社プラスアルファ文庫)、『好奇心ガール、いま101歳:しあわせな長生きのヒント』(2015年、小学館文庫)など

*5:著書『もうすぐ100歳、前向き。 豊かに暮らす生活術』(2016年、文春文庫)、『一人暮らしをたのしんで生きる』(2016年、中公文庫)など

*6:アカデミー賞で監督賞、作曲賞、音響編集賞、録音賞、撮影賞、視覚効果賞、編集賞の7部門受賞

*7:ゼロ・グラビティ』でアカデミー監督賞を受賞

*8:グラディエーター』(2000年公開)でアカデミー作品賞受賞

*9:菅、野田内閣行政刷新担当相、民進党代表代行を歴任

*10:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相。現在、民進党最高顧問

*11:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)など歴任

*12:鳩山内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相を歴任

*13:民主党幹事長(鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行政刷新担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民進党代表など歴任

*14:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)など歴任

*15:従って「当初ビルの掘り返しに反対しながら渋々掘り返しに同意した」のも、「死体がないじゃないか!」と憤るのも全てポーズ。

*16:ミステリドラマ的には面白いですが「何で警察はその『別の所』が見つからないの?」ですよねえ。大体いくら建築家だからって「工事現場の監督者など、他に共犯がいるならともかく」工事現場に勝手に遺体を埋めるようなまねがこっそりできるとも思えません。

*17:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、維新の会共同代表、次世代の党最高顧問など歴任

*18:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)を歴任

*19:小泉内閣文科相麻生内閣国交相を歴任

*20:大阪府知事大阪市長を歴任