今日の産経ニュース(9/26分)ほか

■リテラ『曽野綾子が夫の認知症で豹変?「老人を長生きさせるな」と老人抹殺小説まで発表したのに「もう書けない」』
http://lite-ra.com/2016/09/post-2585.html
 まあ事実ならバカバカしいですね。過去に「寝たきりだの認知症だの社会に貢献しない老人を無駄に長生きさせるな」と妄言、暴言を「小説」に書いた人間が「夫の認知症」を前に前言撤回ってのは全く醜悪です。
 つうか自分や夫が将来、認知症や寝たきりになるかも知れない程度の事も理解できなかったんですかね。本当にバカというか、何というか。
 まあ自己責任論唱えた後にヨットで遭難して海自*1の救助を受けた辛坊治郎といいこの種のバカの想像力のなさは何なんでしょうか?


【ここから産経です】
■【ロッテ裏金疑惑】韓国検察がロッテ会長の逮捕状を請求 横領・背任など ソウル地裁が28日に昭夫氏を審問
http://www.sankei.com/world/news/160926/wor1609260016-n1.html
 「なんか既視感がある」と思ってしばらく考えて分かりました。
 「同族経営」「政商」「捜査のメス」「企業グループ最大の危機に直面」という辺りが「堤義明西武鉄道グループ総帥の座から転落した例の犯罪事件」と似ていると。「弟と兄の対立」というのも完全に「堤義明堤清二(西武セゾングループ総帥)の対立」そっくりです。
 あの事件を機に堤一族同族企業でなくなった西武鉄道グループ*2のようにロッテも「重光一族同族企業から脱皮する」んでしょうか。まあ、それはともかく、一時、経営危機に陥ったとは言え「何とかそれを乗り切り、ライオンズも保有し続けた西武」のようにロッテも「経営自体の維持」「野球チームの維持」は何とか実現して欲しいもんです。


■2次補正で揺らぐ財政規律 政府与党から「3次も」の声
http://www.sankei.com/economy/news/160926/ecn1609260044-n1.html
 もちろん「景気が悪いからこうなる」わけでアベノミクスが成功してれば補正の必要なんかないわけです。


■「官邸とのパイプ」甘利明*3を幹部に起用 自民税調、復権なるか
http://www.sankei.com/economy/news/160926/ecn1609260039-n1.html
 「甘利の口利き疑惑は払拭されたわけでもないのにふざけてる」としか言い様がありません。蓮舫*4へのくだらぬ言いがかりよりも甘利の疑惑の方がもちろん「政治家の疑惑」としてずっと重要です。
 しかし、「非公式幹部会」という辺りは安倍も多少はびびってるのでしょう。つうか安倍もどんだけ甘利が好きなんでしょうか。


■【言論テレビ4周年】百田尚樹氏「中国の尖閣上陸は年内か来年か」
http://www.sankei.com/premium/news/160926/prm1609260005-n1.html
 百田にそんなことがわかるわけもなく、バカウヨ百田が放言してるだけです。いくらウヨメディアとは言えもう少しまともな人間を使ったらどうなんですかね。


■【産経抄大和魂で綱取りを 9月26日
http://www.sankei.com/column/news/160926/clm1609260003-n1.html

 境川部屋は、角界屈指の稽古の厳しさを誇っている。高校横綱だった豪栄道は、稽古を見学してすぐに入門を決めた。「10年に1人の逸材」の前評判通りの快進撃が続く。かと思えば、野球賭博に関与して謹慎処分を受け*5、度重なるケガにも泣かされた。
 山あり谷ありの土俵人生を経て、かど番大関はついに悲願の初優勝を果たした。しかも全勝である。何度も豪栄道から助言を求められてきた、舞の海さんの喜びもひとしおだろう。「これから相撲界の中心になるのは、境川部屋」。舞の海さんは3年前、小紙のコラムで言い切った。
(中略)
 「部屋が、武士道精神を伝えようとしている」からだ。
 親方は弟子たちに、特攻隊員が出撃前に家族にあてた手紙の朗読を聞かせてきた。部屋の旅行でサイパン島を訪れた際には、弟子といっしょに、落書きで汚された慰霊碑を磨いた。先人の犠牲のおかげで、相撲が取れるありがたさを忘れず、日本人としての誇りを持って生きてほしい。

 「武士道精神で相撲が強くなれば誰も苦労しない(呆)」ですね。つうか、これ豪栄道をネタに境川親方のウヨぶりを賛美したいだけじゃないですか。コラムの主役が豪栄道じゃなくて境川親方。しかも境川親方賛美に出てきた人間が「近年、ウヨ活動で悪名高い」あの舞の海
 産経らしいつうか、何つうか(苦笑)。

参考

■両国梶之助(ウィキペ参照)
・元相撲力士。現在は年寄・境川(13代)として境川部屋師匠を務めている。
境川部屋からは大関豪栄道豪太郎、関脇・妙義龍泰成、前頭・豊響隆太といった、現在幕内上位で活躍している力士の他に、小結・岩木山竜太、前頭・寶智山幸観などの有望な弟子が育成されており、親方としての手腕に注目が集まっている。
■エピソード
・「先人を敬う気持ち」を大切にする人物でもある。部屋の旅行で訪れたサイパン島バンザイクリフでガムや落書きで汚されている慰霊碑を見たとたん、頭に血が上り「これを見て、日本人は誰も怒らないのか」と急遽旅行の日程を変更し、洗剤とブラシを買い込んで弟子と一緒に汗だくになりながら、きれいに磨き上げたという。ロサンゼルス巡業で担当親方として米国に先乗りした際、土俵はまだできていないのに現地作業員がまともに働かずさっさと引き揚げようとしたときに全員を集めて「お前ら、日本は戦争には負けたけど、魂や精神まで負けた訳じゃないんだぞ」と怒鳴りつけ、さらに通訳にその内容を直訳するように求めるなどして猛抗議に徹した。他にも厳しい稽古が終わった後で出撃していく特攻兵が家族に宛てた手紙を弟子たちに聞かせることが何度もあった。

*1:当初「海保」と書きましたがコメント欄のご指摘で修正しました

*2:正直埼玉県民にとっては「県内の西武路線がなくなるんじゃないか」という笑えない事態でした。一時外資ファンドが「西武秩父線など不採算路線の廃止」を主張していましたので。

*3:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣規制改革担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任

*4:菅、野田内閣行政刷新担当相、民主党代表代行などを経て民進党代表

*5:野球賭博に関与」と「武士道精神」は産経においては両立するようです。