「珍右翼が巣くう会」に突っ込む・番外編(11/13分:常岡浩介と黒井文太郎と桜木武史の巻、ほか)(追記・訂正あり)

 常岡がらみという事でロシア、シリア関係ネタも少し書いています。
■ウォールストリートジャーナル(WSJ)『トランプ氏がシリアの悪夢を終わらせる方法:ロシアとの協力を実現させる唯一の方法はシリアの連邦化』
http://jp.wsj.com/articles/SB11677208751388613819604582505571205580132
 果たしてそれを「アサド、クルド、反アサド派」の3者が飲むかという問題はさておき、打倒アサドの立場だったWSJに「アサド支配地域、クルド自治区、反アサド支配地域の連邦制」で「アサド及びその支援国(ロシア、イランなど)と手打ちする」という案がでたのは興味深い。
 アサド打倒と反アサド派による奪権を「遠い将来はともかく」現時点では完全にあきらめつつあると言う事でしょう。


赤旗『対ロ、対米、対中―“安倍外交”を根本から問う:NHK日曜討論 志位委員長の発言』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-19/2016121902_02_0.html
 「何故領土問題を前面に出さないのか!」と言う志位共産党委員長に対し「外交というのは相手があることだから」という「外相経験者(小渕、福田内閣)」高村*1自民党副総裁です。
 まあ一理はあるんですが「相手国に対してこんなにバカ甘」なのってロシア以外では米国ぐらいしかないですからね。しかも最初、会談予定を発表したときは「島の返還で何らかの前進があると思う」と散々景気のいいこと抜かしてたわけですからねえ。
 「お前ら尖閣竹島拉致問題なんかで相手国(中国、韓国、北朝鮮)に言ってることとロシアに言ってることと全然違うヤン。何、そんなにロシアの天然資源利権が欲しいの?」と聞きたくなります。


■浅井基文*2ブログ『「ポピュリズム」再考』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2016/864.html

 ロシア、トルコ、フィリピンなどの例に則していえば、西側メディアは好んでプーチン*3エルドアン*4、ドゥテルテ*5等を「独裁者」として描き出そうとしますが、彼らはそれぞれの憲法下で選出され、権力を行使しており、国内的には高い支持率を得ています。シリアのアサド大統領についても同様です。西側メディアの報道によると、アサドはとんでもない独裁者とされてしまいますが、アサド政権が5年にわたる内戦に持ちこたえてきたのは、(ボーガス注:ロシアやイランの支援、反アサド派が一枚岩でないと言った問題もありますが)国軍の結束した支持とそれなりの国民的支持(内戦下では世論調査を行うすべがないので、数字的に確認することは不可能ですが)を抜きにしては不可能なことです。

 もちろん浅井先生は「プーチンエルドアン、ドゥテルテ、アサドら(以下、プーチンら)が支持されてるから正しい」と言ってるわけではないでしょう。それだと「安倍も正しい」ことになってしまいますので。
 何故支持されてるのか、それを詳細に分析しないでただ「ポピュリズムだ」といっても意味はないだろう、それは「欧米こそ民主主義でロシアなどは遅れてる、という思い上がりではないのか」という話でしょう。「ポピュリズムだ(愚民政治だ)」で終わるのではそんなもんは意義ある批判なのかという話です。まあ、意義ある批判てのは「言うは易く行うは難し」ですが。
 そして「プーチンらが支持されてる」以上、野党や反体制勢力は手放しで評価できる代物か怪しいし、ましてや「民主化運動ならまだしも」シリアのように「反体制派を外部勢力が軍事支援し政権転覆を画策するなどおかしい」と言う話でしょう。
 俺も全く同感です。まあ、軍事支援で政権転覆なんて国際法違反の疑いも濃厚ですが。
 そう言う意味で俺や浅井先生は「アサド打倒を叫ぶ」常岡や黒井、桜木やid:noharraなどには全く共感できないわけです。


NHK『シリア 反政府勢力のアレッポ撤退で政権側が優位に』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161214/k10010806991000.html

 シリア北部の主要都市アレッポのほぼ全域をアサド政権が制圧したことについて、シリア情勢に詳しい東京外国語大学の青山弘之*6教授は、「アレッポでの勝負に勝ったほうがシリア内戦を優位に進められると言われてきた。それだけに、反政府勢力のアレッポでの敗北はアサド政権を決定的に優位にした。これをひっくり返すことはかなり難しくなった」と指摘し、アサド政権の軍事的な打倒は極めて難しくなったとの見方を示しました。
 そのうえで、「これまでアレッポを巡る攻防戦に全神経を集中させていたアサド政権は、今後は過激派組織IS=イスラミックステートに対して攻勢を強めることになる」と指摘しました。
 また、シリアで過激派組織ISの壊滅とアサド政権の退陣を同時に目指してきたアメリカのオバマ政権について、「テロとの戦い民主化*7を両立させようというオバマ政権の対シリア政策が破綻したと位置づけられる」と述べ、アレッポでの反政府勢力の敗北で、政策の失敗が明確になったと指摘しました。
 一方、アメリカのトランプ次期大統領がISの壊滅を重視し、アサド政権の後ろ盾のロシアと連携する姿勢を示していることについて、「トランプ次期大統領はアサド政権とも連携するかもれないが、その結果、複雑怪奇なシリア内戦*8に手を突っ込まざるをえなくなり、トランプ氏の手腕が問われることになるだろう」と分析しました。

 まあ、そういうことなんでしょうね。


■リベラル21『安倍の功名心外交をやめさせよう―後戻りした北方4島問題』(田畑光永
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3793.html
 後戻りかどうかはともかく「会談発表当初の景気のいい話」とは違い、「島の返還」と言う意味で前進してないことだけは確かでしょう。そう言う意味では田畑氏らの安倍批判は全く正しい。
 決まったことは「返還ムードを高める」という理由での経済支援だけですから。プーチンから「島の返還」と言う意味での「前向きの発言」は何一つありませんでした。プーチン側からあったのは「経済交流が進めば自然と解決するのではないか」程度のリップサービスだけです。
 従来そうした経済支援がされなかったのは
1)やらすぼったくりになり
2)島も返ってこないのに支援するのか!、と非難されることを歴代政権が恐れたからでしょう。
 従って「島が返る」という保証がない限り、歴代政権と比較して安倍が「返還に近づいた」なんて評価はできません。もちろん「島なんか帰らなくていい、日露経済交流はそれ自体、国益だ。島の返還にこだわって経済交流を躊躇した歴代政権は愚かだ。経済交流に踏み切った安倍氏は偉い」つうなら話は別ですが。

 安倍首相は、日露の共同経済活動は「特別な制度」のもとで行われると、得意顔で強調し、あたかもロシアのみならず日本の法制度もそこではある程度は機能することが合意されたかのように語っていたが、「声明」では「その実施のためのしかるべき法的基盤の諸問題が検討される」とあるだけで、「特別な制度」を裏付ける言葉はない。

 つまりは「どんな制度で行われるか」確定した物は何もなく、今後の交渉で決まるし、その場合どんな制度になるか分からない、ということです。
 口頭で「日本の領土主張に配慮した制度にして欲しい(日本)」「日本の意見にできる限り配慮したい(ロシア)」レベルではとても「特別な制度で行う事が決まった」とはいえないでしょう。

 歴代の首相がそれこそ岩盤をえぐるようにして勝ち取ってきた、ソ連時代を含めたロシア首脳の諸発言―
「戦後の未解決の諸問題に北方4島の問題が含まれる」(ブレジネフ書記長の口頭確認・1973年*9
「歯舞、色丹、国後、択捉の帰属について双方の立場を考慮しつつ領土確定を話し合った」
ゴルバチョフ大統領の訪日についての日ソ共同声明・1991年*10
「択捉、国後、色丹、歯舞の帰属に関する問題」(エリツィン大統領訪日の際の「東京宣言」・
1993年*11
「東京宣言に基づき、4島の帰属問題を解決して平和条約を締結する」方針を確認(プーチン・森会談「イルクーツク声明」・2001年)
 これらの言明が今回の安倍・プーチン「プレス向け声明」できれいに消去されたことで、結果として「日露間に領土問題なし」が裏付けられることになってしまった。大後退と言わざるを得ない。

 「領土問題なしで大後退」かどうかはともかく前進でないことだけは確かでしょう。

 安倍首相自身が17日の日本テレビの番組でこれについて「『主権を返すとは書いていない』というのがプーチン氏の理解で日本側と齟齬がある」と語ったのだ。
 これには驚いた。「日本側と齟齬がある」という程度の問題だろうか。

 「『齟齬(認識や意見の違い)がある』程度で簡単に済ますの?」「北朝鮮との間の齟齬(例:横田めぐみの生死)はこんな簡単に済ませてないでしょ?。かなり厳しく批判とか抗議とかしてるでしょ?。それ『ロシアにも一理ある』てことなの?」つう批判です。

 2島は引き渡しても、主権は引き渡さない*12などという、(ボーガス注:今までの日露交渉では言っていなかった)重大かつ身勝手なことを相手が言い出したなら、それこそひざを交えて改めさせなければならないし、それができないうちは次の話には取り合わないという強い姿勢が必要ではないか。

 まあこれに近いことを北朝鮮辺りがやってれば確実に安倍はそうするでしょう。どんだけロシアに甘いのか。
 たぶん
1)プーチンリップサービスにのって、散々、元島民などの「島返還に対する期待値」を高めた以上今さらそれをぶちこわせない
2)日本財界もロシア経済進出望んでる
つうことなんでしょうが。


東洋経済オンライン『ロシアによる「米大統領選干渉」がマズい理由:トランプ勝利に導いた立役者?」(グレン・S・フクシマ)
http://toyokeizai.net/articles/-/149930
 いちいち説明してくれなくても

 ロシア政府はまた、クリントンに関する捏造された「ウソの情報」を拡散した。たとえば、同氏が「パーキンソン病を患っているという事実を隠している」、あるいは、「ローマ法王がトランプ支持を公言した*13」など、事実とは異なる情報を、フェイスブックツイッターなどSNSを通じて広く拡散した。

なんて行為が「問題ない行為だ」と思う人はいないでしょう。
 ただ、やはりクリントンの敗因はそういうことより

 オバマ政権下で米国経済は著しく回復したにもかかわらず、有権者は失業率の高さや賃金上昇率の低さ、グローバル化(貿易、移民、テロリズムなどの問題)に対しての不満や、政治の停滞と行き詰まりに対し失望していたのである。
 これに対して、トランプは現状を根本的に変えることを約束し、有権者の不満に訴えかけることに成功した。

つうことでしょうね。まあ「アンチトランプ」の俺としては「この件でクリントンが勝利したことにされれば」万々歳ですがたぶんそれはない。こうしたロシアの不正にトランプ本人や陣営幹部が協力した事が証明でも出来ない限り。
 とするなら、せいぜいできることは「真相解明と再発防止、ロシアへのペナルティ」位しかないわけです。無意味とは言いませんが「トランプ勝利は動かないのか」と思うと「ちょっとなあ(げんなり)」ですね。


朝日新聞ノーベル賞作家「ロシアは重篤状態、世界にとって危険」』
http://www.asahi.com/articles/ASJDD622VJDDUCLV00W.html

 ある国の国防相が臨月の女性で、軍のパレードを指揮していました。それを見て、「この軍隊は戦地には赴かないだろう」と思いました。

 吹き出すとともに呆れました。「国防相が臨月の女性だと軍隊は戦地には行かない」て、どういう因果関係があるのか。何で朝日新聞は「そんなことないやろ、ババア、頭湧いてるのか!」と突っ込まないのか。ノーベル文学賞の権威に屈服してるのか。俺にとって「スベトラーナ・アレクシエービッチ*14」「ノーベル文学賞」「朝日新聞」への評価ががた落ちしています。
 ちなみに『国防相、臨月』でぐぐったらこの「ある国」とはスペインだそうです。イヤー、「ネットって便利ですねえ」。しかし何で朝日やアレクシエービッチは「ある国」とぼかすのか。
 「スペインの軍隊は戦地には行かない」ねえ。そんな事ないと思いますけど。 
つうか

■カルマ・チャコン(ウィキペ参照)
 サパテロ内閣(2004〜2011年)においてスペイン初の女性国防相に任命(2008年〜2011年)され話題となった。
 この時にはすでに妊娠7ヶ月であった。
 国防相としての最初の仕事は、アフガニスタンPKOで派遣されているスペイン軍部隊への訪問であった。

て「アフガニスタンつう戦地」に行ってるヤン。ウィキペディアを見るだけで分かることで何で間違う?
 それとも「アフガンは戦地じゃない(えー、そうか?)」とか「PKO部隊は戦争してるわけじゃないからここで私が想定してるケースに入らない」とか言うのか。
 それとも単にアレクシエービッチや朝日新聞がスペインについて無知なだけなのか。


■【日露首脳共同記者会見詳報(4)】プーチン大統領「一番大事なのは平和条約の締結だ」
http://www.sankei.com/premium/news/161216/prm1612160017-n1.html

記者
 プーチン大統領にうかがう。シリア情勢について。シリアの軍隊は(シリア北部の都市)アレッポでいい結果を出しているとか戦闘が続いているとかと、大統領は現状をどのようにとらえているか。どのような展望を抱いているか。アレッポの現状を良くすることは可能か
プーチン大統領
 今のシリアの情勢については、シリアとロシアと、国際間*15でしっかりと意見交換ができていないことの象徴です。われわれは協力し合うべきです。アレッポはとても重要な問題で、最近の事情は、今こちら(東京)にいるのでちょっと分かりませんが、トルコのエルドアン大統領と話をしたことをもとに合意したことが行われていると思っています。作戦が成功し、国民が普通の生活ができると信じていますし、何千人もの人々が自分の家に帰っていることができています。
 次のステップは、停戦を合意すること、シリア全体で停戦を実現することです。われわれはトルコと共同で協議をしておりまして、エルドアン大統領とも合意したことは、継続的に平和的交渉を新しい場面で行う方針を決めています。カザフスタンの(首都)アスタナに話し合いの場を移したいと考えており、ジュネーブでの交渉(シリア和平協議)に追加する措置として考えています。そして政治的な合意点を見いだそうと、われわれは頑張っています。

 ということで「シリアガー」と抜かしていた常岡ですがシリアについて「欧米人記者*16が質問したのか、日本人記者が質問したのか、はたまたロシア人記者が(欧米人記者にされるくらいなら俺たちがすると言う意味で)質問したのか」「プーチン批判か、逆にプーチンびいきとして彼に弁明の場を与えたのか、どういう思惑で質問したのか」はともかく一応質問がされました。
 常岡だと「プーチンの見解聞いただけでツッコミがぬるい」と言いそうですが「ならお前が質問しろ(あるいは常岡の質問が制度上、無理なら何らかのつてで常岡が、知り合いの記者がもっとプーチンに厳しい質問をするように動いたらどうなのか)」て話です。正直、常岡のやってる事って「ただツイッタープーチンの悪口言うだけ」ですからねえ。生産性がまるでない。


讀賣新聞プーチン露大統領インタビュー』

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161214-OYT1T50007.html?from=yartcl_blist
 日本はロシアに対する制裁に加わった。制裁を受けたまま、経済関係をより高いレベルに進展させることができるのだろうか。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161214-OYT1T50007.html?from=yartcl_blist
 ロシアには、領土問題はまったくないと思っている。ロシアとの間に領土問題があると考えているのは日本だ。しかし、それについて我々は話し合う用意はある。

 「ロシア」を「北朝鮮」、「経済関係(あるいは領土問題)」を「拉致問題」におきかえれば以上の文章は「恐らく北朝鮮が考えてるであろう事」になります。たぶん北朝鮮がこんな事言ったら憤慨してるであろう安倍自民党がロシア相手には随分と寛大なことです。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161214-OYT1T50008.html?from=yartcl_blist
読売
 中国との国境画定について、大統領は中国と深い信頼関係にあるが、日本との間にはまだその域には達していないと述べた。
プーチン
 中国との貿易額が最も大きく、通商関係もどんどん自由化している。ところが、日本は我々に対して経済制裁を科した。あなた方は、この違いが分かるのか、分からないのか。
(中略)
 我々はそのこと*17を尊重するのはやぶさかではないが、我々は日本がどのくらい自由で、日本がどこまで踏み出す用意があるのか理解しなければならない。

 「島を返して欲しかったら経済支援しろ」と公言する強気のプーチンです。たぶん北朝鮮がこんな事言ったら憤慨してるであろう安倍自民党がロシア相手には随分と寛大なことです。


週刊現代『トランプとプーチンにナメられて…安倍官邸「大パニック」実況中継:外務省と経産省が「責任のなすり合い」』
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50367
 「プーチンは領土を返すわけがない、安倍政権と外務省はバカ野郎だ!」と日頃悪口してる常岡や黒井が嬉しそうにツイッターで紹介していた記事です。
 「興味のある方は読めばいい」ですがトランプの部分は要約すると「トランプと面会して、『トランプが適当にリップサービスした』のを、TPP離脱をトランプが白紙にしてくれたと思い、その旨、日本に帰国したら手柄として発表しようと思っていた安倍が、『帰国前にトランプに離脱発表され』、トランプに憤慨するともに『俺の発表後じゃなくてよかった』と胸をなで下ろした」という笑えない話です。トランプの部分は省略してプーチンの部分を紹介しましょう。どう見ても山口会談で成果がありそうには思えません。

 安倍外交APECでもう一つ、赤っ恥をかいた。それは、ロシアとの北方領土交渉である。前出の外務省関係者が明かす。
安倍総理がロシア外交を本格化させたのは、'14年2月にソチ冬季五輪の開会式に出席した時からだ。ウクライナ問題を巡って、欧米の首脳がおしなべて欠席する中、先進国でほとんど唯一、出席した安倍首相を、プーチン大統領が開幕式の翌日、ロシア料理の盛大なランチで歓待したのだ。
 この時、安倍総理プーチン大統領は、ウォッカを5杯も乾杯して盛り上がり、日ロ関係を前進させることで一致。会談に同席した世耕弘成官房副長官(現経産相)は、『(北方領土返還により)早めに地図を書き換える準備をしておけよ』などと吹聴していた」
 北方領土を取り戻して歴史に名を遺したい安倍総理と、総理をヨイショして立身出世を狙う世耕氏は、欧米が対ロ経済制裁を強化する中、ロシアにのめり込んでいった。
オバマ大統領から2度も、『ロシアに近づくな』と直接言われていたのに、安倍総理は今年5月にロシア訪問を強行。この時、世耕官房副長官経産省が、『8項目の経済協力』を、プーチン大統領の鼻先にブラ下げた。
 世耕氏はこの時の功績で、8月の内閣改造経産相に抜擢された。さらに、『ロシアと交渉する際の肩書が欲しい』と総理にせがんで、ロシア経済分野協力担当大臣も拝命した。
 そんな世耕経産相は、『いまさら4島一括返還を言っている外務省は古くさい』と非難し、『外交は外務省の専権事項』という不文律を破って、総理と二人三脚で、どんどんロシアに接近していった」(同・外務省関係者)
(中略)
安倍総理と世耕経産相は、対ロ交渉から外務省を事実上外した。その上で総理は、9月2日にウラジオストクで、プーチン大統領と55分間、二人っきりで会談。『2島返還でもよいから』と譲歩した。そしてプーチン大統領がニンマリ笑顔を見せたことから、交渉の行方を楽観視して、12月15日の『山口会談』を決めてしまったのだ」(同・外務省関係者)
 ここから日本では、2島先行返還案を始めとして、共同統治案、ロシア施政権案、面積2等分案など、次々にリーク報道がなされ、「山口会談」へ向けた期待感が高まっていった。
ところが、11月に入って俄然、雲行きが怪しくなってきた。
 2日から6日まで、世耕経産相がモスクワを訪れたが、経済援助は大歓迎でも、領土問題には触れられず仕舞い。8日から10日には安倍首相の懐刀である谷内正太郎*18国家安全保障局長が訪ロしたが、やはり「玉砕」した。
(中略)
 こうした中、ペルーAPECの最中、現地時間の19日に開かれた15回目の安倍・プーチン会談は、重苦しい雰囲気となった。前出の外務省関係者が明かす。
「12月の山口会談は、日本にしてみれば『総理の故郷に招待するから領土を返せよ』という話なのに、ロシア側からまず、『なぜ交渉の過程が次々と日本メディアにリークされるのだ』とお叱りを受けた。続いて、『'18年に大統領選を控えているというのに、領土問題なんか出せるわけないだろう』と言う。
 とにかく万事、強気で、プーチン大統領はこれまでとは別人のようだった。ロシアとの関係改善を公約に掲げたトランプ候補が勝利したこと*19で、もはや日本など眼中にないということなのだろう」
 これでは、いったい何のために山口まで招待するのかということになる。
(中略)
 ロシアの立場について、セボードニャ通信社のコツバ・セルゲイ東京支局長が解説する。
「ロシア側は、南クリル諸島(北方領土)を日本に譲り渡すなどと言ったことは一度もない。
(中略)
 それに、クリミア半島を取り返したことでロシア国民から支持されているプーチン大統領が、日本に領土を渡したら、とたんに支持率が急降下して、ロシアで政変が起こるだろう。」


スプートニク日本『欧州議会によるロシアメディア批判の必要性とは?』
https://jp.sputniknews.com/opinion/201611253050111/

 日本ではあまり大きく報道されなかったが、ここ数日、ロシアのマスメディアを賑わせているのは、欧州議会が11月23日に採択した決議文の内容である。この決議では、ロシア国営のテレビ局「RT」、そして今ご覧頂いているスプートニクが、誤った情報を喧伝し、プロパガンダを先導する団体として、イスラム国やアルカイダと同列に名指しで非難されている。

 これに対し「仮に問題があるとしてもメディアに向かってそういう態度はいかがなものか。アルカイダと同列扱いとか酷すぎる」「例えば中国の人民日報や新華社通信、日本のNHKに対して国営メディアだとしてそう言う決議を欧州議会はやる覚悟があるのか」「まともな日本人なら日本の国会でそう言うコトをスプートニクや人民日報相手にやろうとは言わないだろう」と憤慨しまくるスプートニク日本です。
 「スプートニクの報道姿勢」に関係なくこの欧州議会の態度は「メディアの報道の自由」の観点でまずすぎるでしょう。


スプートニク日本『欧州議会の決定にジャーナリスト界から非難と危惧が続々』
https://jp.sputniknews.com/opinion/201611263053903/

 691人の議員のうち304人が賛成票を投じ、反対179票、棄権208票で決議は採択された。
 スプートニクはこの決議について国際的な活動家数名に見解をたずねた。ジャーナリズム分野で世界43カ国の68の団体および労働組合を束ねる欧州ジャーナリスト連盟のリカルド・ギュチエレズ事務総長は次のように語っている。
「欧州ジャーナリストを代表する最大の組織である欧州ジャーナリスト連盟にこの文書に関して一切の懇談がなかった事実に驚いている。(中略)この文書は冷戦あるいは新たな冷戦に典型的なもので、一方の側のマスコミ、ジャーナリストらはよくて、反対側は全部プロパガンダだと決め付けるものだ。話の内容はもっと込み入っており、より多くのニュアンスが求められるものであることははっきりしている。 さてその結果だが、まずこれは法的決議ではないため、誰に対しても一切の法的拘束力はもっていない。このほかにも私を安堵させてくれるのは賛成票を投じたのが議会の過半数ではなかったということだ。」

 まあ当然こう言う批判はでるでしょう。


■常岡*20ほかのツイートにコメント

常岡浩介がリツイート
落合洋司 Yoji Ochiai ‏@yjochi 12月18日
 日ソ中立条約があっても、ソ連は一方的に破棄して侵攻してきた。日露平和条約があれば平和が保たれるという、単純なものではないだろう。

 常岡も落合も非常識きわまりないですね。全然今と当時と政治情勢違うし「スターリンプーチンは別人」のわけです。
 たとえば「当時と今の違い」としては、当時のソ連対日参戦は米英中の事前了解を得ていたわけです。
 落合や常岡の言ってることは「日本は真珠湾奇襲攻撃した国だから信用できない(ある米国人)」レベルの珍論です。落合は元公安検事のようですが公安上がりだとこういう馬鹿なこと言うようになるんでしょうか。

黒井文太郎 ‏@BUNKUROI
安倍首相:常任理事国入り改めて意欲 国連60周年シンポ - 毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20161220/k00/00m/030/060000c
自国だけ危険回避徹底して、危険な任務は全て他国任せの常任理事国というのも斬新ではあるね

 黒井が「自衛隊をがんがん海外に送りたい」と言う軍事タカ派であることが分かるツィートです。
 つうか常任理事国(米英仏中露)が軒並みがんがん海外に軍事介入してるという事実もないと思いますが。そんなんしてるのは「自称世界の警察官」米国ぐらいじゃないか。
 そして「斬新」も何もこうした安倍の言動は普通に考えて「常任理事国になったら軍事貢献が必要」と言う話がしたい故の運動だと思いますが。むしろ黒井の立場だと安倍を応援すべきなんですけどね。

常岡浩介がリツイート
歩弥丸(ふみまる) ‏@hmmr03
 北方領土問題そのものに進展がなさそうとわかった時点で『シリア情勢の急変』を大義名分にして日露会談そのものを蹴飛ばせば良かった

 そんな無茶苦茶なコトができると本気で思ってるならただのバカです。ロシアとの信頼関係破壊どころか、「日本ってあんな無茶、平気でするんだ」と世界各国から不信の目で見られるでしょう。

常岡浩介
 今回、安倍の日露交渉への民進その他野党の議員たちの反応をみていると、安倍でなければ、もっとマシななにかがあったなどとは到底思えない。

 多くの野党は「やらずぼったくりの危惧」を表明していますが、常岡的には「打倒アサド政権(現実性皆無)」て言わないと評価の対象にならないわけです。まあ、常岡に評価されようがされまいがどうでもいい話ですけど。

常岡浩介がリツイート
柿沢未途*21衆議院議員) ‏@310kakizawa
 G7の中で、日本だけが入っていない。
 どうしてこうなったのか。背景事象は容易に想像がつくが、平和や人道の問題を世界に発信する時に、日本だけが先進諸国から外れる、外される。そんな日が来るとは思わなかった。私はナイーヴなのだろうか。

 ナイーブと言うより「国会議員やジャーナリストにあるまじき」無知ですね。「国連総会日本非難決議、南ア」「日本、アパルトヘイト」「日本、名誉白人」でググることをお勧めしたい。
 それとも「柿沢や常岡の脳内」で名誉白人の話はなかったことになってるのか。

黒井文太郎 ‏@BUNKUROI
 米国大統領には特別な重責がある。
 むろん米国国民の利益を守るのが本務。だが、それだけではない。
 地球の何処かで人々が独裁者や侵略者に殺戮されている時、義務ではないが事実上それを止める力を持っているのは米国大統領ただ一人だから

 ピノチェトクーデターを後押ししたり「マルコスや朴チョンヒの独裁を容認したりした」のが米国なのに黒井のバカは何言ってるんでしょうか? 
 そして「世界に現在存在する独裁的政権(そして事実上、米国が容認してる独裁的政権)」は何も「シリアアサド政権」だけではなくたとえば「タイやエジプトの軍事独裁」があるのに黒井のバカは何言ってるんでしょうか?。「アサド打倒」しか言わない時点で黒井の主張はうさんくさい代物でしかない。

常岡浩介がリツイート
能川元一 ‏@nogawam
能川元一が志位和夫リツイートしました
 えっ? 「日本国民が何より願った」のは、アサド政権による虐殺をストップさせるべくプーチンを説得すること、じゃなかったの?

 志位和夫‏@shiikazuo
 日露首脳会談について談話を発表。
日本国民が何より願ったのは領土問題の前進だったが、まったく進展がなかった。「共同経済活動」を進めるというが、平和条約に結びつく保障はなく、逆に4島に対するロシアの統治を後押しするだけの結果となる。
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2016/12/post-730.html

 能川さんて「残念な人なんだなあ」としか。日本人の誰がそんなもん願ってるんですかね。そんなに日本人多数派は人道主義じゃない。日本人多数派がそうだったら「アパルトヘイト時代の南ア」と日本政財界がつきあったりしませんよ。
 「シリア云々」と能川さんが言いたいなら「日本国民が興味関心なくても共産党の志位氏にはシリアについて触れて欲しかった」でしょうねえ(なおクリミア併合とそれによる欧米の制裁については志位氏は「安倍政権は、欧米との関係をどうするのか」という形で触れています)。能川氏は嘘ついたらいかん。それともid:Mukkeとかid:noharraなみに事実の認識が歪んでるのか。それ客観的にはデマ屋て言いますけど。 
 まあ志位氏の発言は俺的には「痛し痒し」ですね。「俺が共産支持者だから」ではない。
 「安倍の経済支援がやらずぼったくりになるかも知れない」とか「会談前の景気のいい宣伝と全然違うジャンか、安倍は嘘つきだ」とか言う意味なら志位氏は勿論正しい。 
 ただ一方で「経済支援とのバーターでしか解決しない」のも事実でしょう。
 とはいえだからといって「今回の安倍の行為を手放しで褒めるのもまずいだろうし」、まあ、何とも思いは複雑です。
 ちなみにいくつか志位ツィートを見てみましょう。

志位和夫
 カジノ法が強行されたが、賭博場を開業するには1年以内につくる「実施法」が必要になる。
 年金カット法が施行されるのは5年後になる。
 どれもたたかいはこれからだ。

 もちろん法律が可決していい訳ではないですが志位氏が言うように「全てが終わったわけではない」。

志位和夫
民進・安住氏、来月の共産党大会に出席」。
心から歓迎します!

 代表代行で「元財務相」という幹部とは言え「何故吉田忠智党首が参加する社民や小沢一郎代表が出席する自由党を見習えないのか」と思わざるを得ません。

常岡浩介
マケイン「プーチンは強盗で人殺しでKGBのスパイ」

 マケインがそんな事言ってたなら単に非常識なだけですよねえ。常岡は嬉しそうですけど。

常岡浩介
シリア:政府軍がアレッポ制圧 ロシアを後ろ盾に - 毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20161217/k00/00m/030/103000c
:ゴリゴリのアサド支持者・秋山記者のまとめ

 常岡がふざけたことばかり言ってるとそのうち毎日や秋山記者から「ウチの何処がアサドびいきだ!」と抗議が来るんじゃないですかねえ。それとも「社会的影響力ほぼ皆無」の常岡は「信者以外に影響力がない小物の俺なんか秋山記者や毎日新聞が相手にするわけがない」と思って放言してるのか。

http://mainichi.jp/articles/20161217/k00/00m/030/103000c
 昨年9月の露軍介入は、劣勢だった政権側が息を吹き返す転機となり、アレッポ制圧も露軍の支援なしには困難だった。アサド氏は14日放送の露テレビ局とのインタビューで、「(アレッポ制圧後の戦略は)ロシアやイランの指導部と協議して決める」と述べ、ロシアが戦略に深く関与していることを認めた。
 ロシアは、国連安全保障理事会で政権側に厳しい内容の決議案に対して拒否権を再三行使。2013年8月に政権の化学兵器使用疑惑が浮上すると、政権が保有する化学兵器を全廃する案を提示し、軍事攻撃に踏み切ろうとした米国を翻意させた。
 一方で、その間も政権側への武器供与を続け、昨年9月には政権側を支援するための空爆を開始。

つう秋山記事は「ただの事実の指摘」であり「それに対して何かの評価をしているわけではない」。

常岡浩介
赤旗は「アサド政権を攻撃するな」が社是。

 赤旗が「アンチアサドの常岡のようなアサド打倒論にコミットしてないこと」は確かでしょうがそれは「アサド擁護」とは全然違います。共産支持者として全く不愉快です。
 この常岡の物言いでは世界中アサド支持者ですし、いやアサド支持どころか、たとえば「世界中、北朝鮮支持者」になるでしょう。
 まあ幸いにして「自称ジャーナリスト」常岡の「情報発信能力」「知名度」「信頼性」は世界どころか「日本限定ですら」、「朝日や読売どころか赤旗と比べても」とてつもなく低く、「時々、無様に身柄拘束された時しか話題にならず」、したがって「赤旗にとっておそらくダメージなどほとんどなく」、そのため赤旗が常岡に「訴訟どころか」抗議することもないのでしょうが。
 常岡のツイッターでのこうした暴論を見てると
1)常岡は自分でも自分の無名さ、無力さを自覚しており
2)わざと暴論をはいて注目を集めようとしてるが
3)哀れなことに「常岡ファン(シンパだけでなくアンチも含む)以外には」無視され続ける
ようにしか見えません。本当に常岡って調子に乗って「長崎放送をやめたりしなければよかった」んじゃないですかね。人間、こういうことで「人生で重大な過ち」をおかすわけです。

常岡浩介
日ロ首脳会談 日本側の経済協力3000億円規模で合意へ | NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161216/k10010808831000.html
:ただであげちゃった…(愕

 「日本企業がロシア進出して儲ける(全てがそうした紐付きでないにせよ経済支援全部が『ロシアにただでくれてやる』わけではないでしょう)」という意味では「ただではない」「むしろ日本の国益かも知れない」ですが「島の返還」と言う意味では「経済協力とのバーター以外に返還はあり得ない」とはいえ「今のところ、島返還の見通しはない」わけですから、疑問符のつく行為でしょう。
 ちなみに

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161216/k10010808831000.html
 安倍総理大臣がシリア情勢について「人道状況のさらなる悪化を強く懸念する」と述べ、ロシア側の対応を求めたのに対し、プーチン大統領は「地域の国々や、アメリカとも話し合いながら、解決に向けて努力する用意がある」と応じました。

だそうです。さすがに米国との関係を考えてシリア問題に一応は触れたわけです。
 なお

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161216/k10010808831000.html
 安倍総理大臣は北朝鮮情勢について「国連安保理決議は厳格かつ全面的な履行が必要であり、ロシアと連携していきたい」と述べたのに対し、プーチン大統領は「北朝鮮に圧力をかけるとともに、6か国協議の対話の場に引き出すことが必要だ」と述べました。

というのも大事なポイントです。「北朝鮮問題」と言う意味でも中国とロシアはむやみやたらに敵視していい相手じゃない。

常岡浩介
IS、パルミラで防空兵器入手か 米軍幹部が指摘
http://www.afpbb.com/articles/amp/3111370?pid=0
:アサド政権軍は誰からも航空攻撃を受けていないのに、不必要なはずの大量の対空兵器を基地に置き、それを無抵抗で丸ごとISに奪われたので、「わざとじゃ?」という疑念が出ている

 こういうのを「陰謀論」と言います。一体いつISがロシアにとっての友好団体になったんですかねえ。

常岡浩介がリツイート
川上泰徳 Y.Kawakami ‏@kawakami_yasu
 シリア政権軍とロシア軍の攻撃で陥落したアレッポ東部に残る5万人の市民の退避が15日始まったが、ここまで多くの民間人の犠牲を出したアサド政権とロシアの行為は戦争犯罪として裁かれるべき。

 「金正恩ICC提訴」とか抜かす高世もそうですけど本当に常岡の同類って常識がないですよねえ。
 「裁かれても当然の戦争犯罪であり批判する」なら、まだわかりますよ。「裁かれるべき」て現実問題裁けるわけがないでしょうよ。つうか「反ロシア、反アサド派も同じ事をやってるから許される」つう話でもないですがこの一件は全てアサドとロシアが悪いのか。そう言う話でもないんじゃないか。

常岡浩介がリツイート
はるみ
‏@harumi19762015
明日はプーチンが入った温泉の成分とか料理のメニューとか、プーチン浴衣似合うね!みたいなニュースで持ちきりなんだろうな。
(ボーガス注:ロシアが支援するアサド政権によって?)シリアで市民が虐殺されてるのに。

 いやそれ以前に「島の返還が進むつう景気のいい話はどうなったん?」「マスコミも安倍も酷すぎるだろ!」ですね。
 ちなみにプーチンに提供されたディナーは以下の通り。

http://www.sankei.com/politics/news/161216/plt1612160003-n1.html
【前菜】
 蟹甲羅盛り(せこ蟹、蟹酢ジュレ)▽白和え(阿東りんご、はなっこりー
【御椀】
 清汁仕立(岩国蓮根、萩甘鯛包み、紅白結び人参大根、小蕪菜、柚子、金箔)
【向付】
 とらふく刺(宮崎県産キャビア添え、寸葱、薬味、すだち、ポン酢)▽ふく手毬寿司▽伊勢海老焼き〆洗い、仙崎ぶと烏賊、くえ(岩茸、より人参、穂紫蘇、山葵、土佐醤油)
【焼物】
 のど黒妻焼(菊花蕪)▽長萩和牛シャトーブリアン(自然薯、百姓の塩、醤油糀)
【箸洗】
 長門ゆずきちシャーベット(くこの実)
【揚物】
 あんこう唐揚、慈姑素揚
【焚合】
 大葉百合根 油谷車海老黄味煮(菊菜、松葉人参、木の芽)
【留椀】
 赤味噌仕立(胡麻豆腐東寺巻*22、刻み葱)
【香物】
 千枚蕪漬け、長門赤もく*23佃煮、水菜
【飯】
 長州地鶏(美東牛蒡、針生姜)
【果物】
 メロン、苺
【甘味】
 和菓子(銘:ジングルベル)▽抹茶
【スパークリングワイン】
 安心院エキストラブリュット2014(大分県
【白ワイン】
 登美の丘 甲州 2015(山梨県
【赤ワイン】
 ドメイヌ・タケダ・ブラッククィーン古木2013(山形県
【日本酒】
 東洋美人 壱番纏 純米大吟醸山口県萩)
【ウィスキー】
 サントリーウィスキー響21年(京都府
ウォッカ
 ベルーガ ノーブル ウォッカ(ロシア)、奥飛騨ウォッカ岐阜県

常岡浩介がリツイート
黒井文太郎 ‏@BUNKUROI
 ラブロフ外相が勝手に「安倍首相がシリア問題でロシアに理解」とか話してるのでしょうけど、それ、以前知人がヤクザ系右翼と名刺交換したら勝手にその団体の賛同者にされてた件になんか通じるような
常岡浩介がリツイート
Kazuto Suzuki ‏@KS_1013
 あくまでも邪推ですが、まだ首脳会談をやっている最中なので、今、この時点で否定すると交渉が続かなくなるという懸念があるので、否定するのは最後に話がまとまってから、という思惑が働いているのかもしれないと考えられます。

 まあ「シリア問題でロシアを非難する米国に配慮して」支持はしないまでも「米国オバマ政権のような対応をロシアに対しとる気はない」と言う意味で「理解なら示した」でしょう。でなきゃ日露経済交流なんて話はできるわけもない。そう言う意味では「誇張があるにせよ」ラブロフ発言が全くのデマと言う事はあり得ない。
 なお「常岡のご友人・Kazuto Suzuki」のいう「うかつなことやると交渉が潰れる」つうのは北朝鮮問題にも通じることです。そう言う意味で「金正恩ICC提訴」とか論外にも程があります。
 まあ、シリア問題やウクライナ問題は領土交渉やる上では曖昧にごまかすしかないでしょう。個人的には「シリア問題やウクライナ問題」のために北方領土を犠牲にしようなんて全く思いません。
 欧米が「チベット問題のため」に対中国関係を犠牲にしないのと話は同じです。
 こうした俺の考えは「安倍の対露交渉が成功してるかどうか」とは関係ありません。まあ、「シリア問題やウクライナ問題」で欧米がロシア批判してることを考えれば無邪気に「日露友好」てわけにも行かずその辺りは欧米への配慮も必要ですけどね。そこは外交って奴ですね。ロシアといい関係を築きながら欧米ともいい関係を築くと。
 ただし率直に言ってシリア問題やウクライナ問題は「全てプーチンが悪い(あるいはアサドなどプーチンが支援する方が悪い)」というほど話は単純ではないでしょう。プーチンは正義ではないものの、プーチンの敵対者(ウクライナ政府や反アサド派)が100%の正義のわけでもない。

常岡浩介
(ボーガス注:そんなにプーチンや安倍に文句があるなら常岡は山口県に取材に行けよと)期待されている。ぼくどうしたら?

 常岡に対する期待なのか嫌み、皮肉なのか分かりませんがまあ常岡がまともな人間ならこうしたツィートには「諸事情で山口には取材に行けない」とか何とかまともに応答するでしょうね。
 おちゃらけてる辺り常岡が屑だと言う事が「改めて」よく分かります。

常岡浩介がリツイート
ナスカの痴情ェ ‏@synfunk
 もう「会談の途中、プーチン大統領から『おいシンゾー、焼きそばパン買ってこい』と求められた安倍首相は中座し購買部に急ぎました」と続いても驚かない。

 もちろん皮肉、冗談だと言う事は分かりますがさすがに皮肉も一定のレベルでないと「リツィートなんぞする」常岡の人間性がかえって疑われるでしょう。これはもう「常岡ってバカ?」てレベルでしょう。

駒木明義 ‏@akomaki
 焼き鳥の街、長門市では「ロシア風やきとり」キャンペーン絶賛展開中。

 アンチプーチン常岡が憤慨しそうな話です。

参考

http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20161213-OYTNT50038.html
讀賣『首脳会談を活性化に活用 ロシア風料理「定番メニュー」へ』
 市は「焼き鳥のまち 長門」をPRしているだけに、市内の焼き鳥店が会談にかける思いもひとしおだ。「長門やきとり横丁連絡協議会」は、クリームチーズを添えるなどして食べる「ロシア風焼き鳥」を開発した。
 市内11店舗で提供しており、食べに訪れたロシア人の評判は良かったという。提供は今月までの予定だが、延長も検討している。青村雅子会長(51)は、「会談を機に長門の焼き鳥が世界に広がってほしい」と話している。

駒木明義 ‏@akomaki
 森喜朗*24首相は2000年9月、「日本に引き渡したらアメリカが基地を作るんじゃないか」と聞くプーチン大統領に「それは絶対にありえないよ」と回答(「プーチンの実像」)。谷内氏は今回「「可能性はある」と答えていた→ ロシア、訪日前に強硬姿勢
http://www.asahi.com/articles/ASJDF5GZ4JDFUHBI020.html

 以前、「ロシアの謀略は事実なら批判されて当然だが、少なくともロシアの謀略はクリントン敗北の主要因ではないと思う(なお、小生も駒木氏に同感です)」と言うツィートを理由に常岡が「ロシアびいき認定」し、罵倒してた駒木氏(朝日新聞ロシア支局長)のツィートです。
 「谷内発言」が事実だとしてもそれが強硬論を招いたとは俺個人は言えないと思います(ロシアに強硬論を出すための、いい口実にされたかもしれませんが)。
 とはいえ「米露は現在微妙な関係(米国が対ロシア制裁)」なのに「島が帰って来たら、米国が要望すれば、日米友好上、米軍基地を置くこともないとは言えない」なんて島が帰ってくる前に日本政府高官が言うべき事なのか。
 そんな事を言って誰が島を返したがるのか(まあ言わなくてもプーチンが返すかは疑問なのですが)。「トランプは制裁解除口にしてる」と言ったってまだ解除されてないし、「どっちにしろ北方領土に米軍基地ができること」なんかプーチンが望むわけもない。
 駒木氏が疑問視するように非常識の極みでしょう。しかしこういうリーク*25は明らかに交渉に進展が見込めないことを前提に「全て谷内*26が悪い」「安倍首相も岸田外相も外務省も鈴木宗男佐藤優も、谷内以外は誰一人悪くない」という責任転嫁目的でしょうか。仮に谷内発言があったとして、彼をロシアに送ったのは安倍ですし「さんざん鈴木や佐藤が楽観論振りまいていた」し、「谷内が悪い」で済まないんですが。

桜木武史 ‏@takeshisakuragi
アレッポに最後に訪れたのが、2014年5月です。その際、友達に言いました。町が破壊されて、人が死んで、こんなの革命じゃない。友達は怒りました。今はまだ革命の途中だ。評価をするなら全てが終わった後にしてくれ。そうすれば正しさが証明できるって。その友達は殉教しました。
・僕はクルド地域を除けば、そのほとんどを反体制派側からの取材に費やしています。だから、単純に悔しいんです。今後、反体制派の力だけで、アレッポを奪還することは不可能だと思います。郊外で防戦を強いられて、さらに後退するか、どこかで妥協して一線を引くか、それができればベストだと思います。

 こういうのを「ジャーナリスト」て言うんですかね。言わないと思いますが。ただの「反アサド派の広報宣伝マン」じゃないか。

常岡浩介
 アレッポ市民を救えなかった反体制派を批判するデモが残った最後の反体制派支配地域イドリブで起きていると伝えられていたけど、反体制派批判からIS支持に流れつつあるとは
 予想されていたけど、ものすごくまずい。

 いやいや「反アサド派支持からIS支持」なんてさすがにないでしょうよ。「反アサド派批判」は単に反アサド派批判でしかないでしょう。むしろありうるとしたら、「こんなんならアサドの方がマシ」つうアサド支持でしょう。
 つうか仮に「反アサド派支持からIS支持」だとしてもその程度の支持しかない連中「反アサド派」なんて支持を失っても自業自得だし、大体これ「反アサド派を美化しまくっていた」常岡の主張の誤謬を裏付ける話じゃないんですかね。

常岡浩介
 センチメンタルな話でなく、主要国、とりわけG7の他のメンバー国から、「モラルを共有できない国」「国際社会と協力できない国」とみなされるマイナスは計り知れないと思う。安倍がやってるのは「価値観外交」だそうだけど、「プーチンその他、強権独裁国家*27と価値観を共有」とみなされるわけだ

 「沖縄問題」「慰安婦問題」「南京事件ユネスコ世界遺産登録問題」「靖国参拝問題」「国谷キャスター、古舘キャスターらの降板(自民の恫喝が背景)」「麻生のナチス発言」などで既に「国際社会のリベラル派」からは安倍日本なんかとうの昔に「常識のない国」「モラルを共有できない国」扱いでしょうよ。それでも安倍は「金さえ持ってれば問題ない。金の力で何でもできる。金の力で国際社会も黙る」という成金認識*28でしょうからこんな事言っても何もどうにもならない。まあそう言う認識でもなければ「ユネスコ分担金支払いを辞めたい」とか馬鹿な事を言い出さない。
 今さら常岡は何を抜かしてるのか。プーチンと会おうが会うまいが日本の評価なんか安倍が総理になって無茶苦茶やってる、にもかかわらず安倍の支持率が50%台という時点でとっくの昔に下がっています。
 しかもプーチンとのつきあいは「北方領土問題があるから」と言う言い訳が可能ですが、たとえば靖国参拝なんか「俺(安倍)が参拝したいから」「俺を支持する日本会議が参拝を望んでるから」なんて何の言い訳にもならない。
 つうか昔の話すれば欧米が制裁しようと「アパルトヘイト南ア」や「天安門事件・中国」と経済交流し続けたのが日本ですしね(個人的には南アはともかく中国については「隣国だから仕方ない」と思っていて日本政府を批判する気ないですが。まあ南アはともかく中国については欧米諸国も結局制裁を最後には辞めましたし)。
 「日本にモラルがある」なんて欧米諸国は最初から多分思ってない(とは言え「モラルの無さ」が特に酷くなったのは安倍以降ですが)。
 何を今さらです。

常岡浩介
 エルドアンプーチンと協力するといってるけど、国民はアサドやプーチンを認めないそうな。アサドについてはエルドアン、まだたまにやっつけると嘯いていますが。どうするんだろう?

 プーチンやアサドを独裁的と抜かす男がエルドアンはろくに批判しないのだから心底呆れます。
 「どうするんだろう?」て何もしないでしょうよ。国力的にできるわけもない。「国民はプーチンやアサドに批判的」てそんなん全く関係ない。

常岡浩介
 殺される二年前の2004年にリトビネンコは語った。「虐殺を実行しているプーチンと平和条約なんて、とんでもない。未来永劫、日本の恥ずべき歴史になってしまう。まともな人間なら、彼と同じテーブルについてはいけない」

 リトビネンコはアンチプーチンだから当然そう言うでしょう。ただしそれが正しいかどうかは別問題です。小生もプーチンには様々な問題があると思いますし、そう言った意味では「より民主的な政権がロシアに登場すれば幸いです」が「プーチン政権が続く限り、何があっても平和条約は結ばない」というのは現実的じゃないでしょう。大体その理屈なら「フルシチョフとの日ソ国交正常化(鳩山一郎内閣)」を「ハンガリー動乱を起こした人間と国交正常化なんかすべきでない」とも言えてしまうでしょう。

常岡浩介がリツイート
黒井文太郎 ‏@BUNKUROI
 まるで制裁解除すれば返還交渉が進むかような書き方ですが、プーチンはそんな約束していませんね

 もちろん「制裁解除すれば返還が当然に進むわけではない」ですが一方で「制裁してるのに返還が進む事」はあり得ないでしょう。現状で返還希望するなら「制裁解除しかない」でしょう。
 「制裁解除すれば当然に返還が進む」かのような安倍などの物言いも問題ですが「制裁解除しても返還できるとは限らない」としか言わないで「現状で返還を目指すべきかどうか」あいまいにごまかす黒井や常岡にも困り者です。

常岡浩介がリツイート
谷口 ‏@3684_hyperion
シリアで政府軍による虐殺が起きているのに、アサド政権と手を組んでるロシアと、日本は経済協力なんて進めてもいいんだろうか。

 そもそも「政府軍による虐殺」とやらについては「反アサド派が誇張してる」「いやそもそもデマだ」なんて声もありますが、それ言い出すと話が進まなくなるので事実だと前提しましょう。
 敢えて言えば「で、それが何か?」ですよねえ。「安倍の対ロシア外交」の是非はともかく「北方領土の返還」を望むのならそういう「経済支援で取り戻す方向性」しかないでしょう。こういう物言いしたら「島はあきらめます」と言ってるのと同じわけです。いや「少なくともプーチンが大統領である限りはあきらめよう、プーチンのような問題のある政治家にお土産渡してまで島はいらない」とか「そもそもロシアなんかプーチンが辞めてもろくな国じゃないから島はあきらめる」つうならそれはそれでいいんですけどね(支持すると言う話ではなく、一つの考えとして認めるという事)。そこまで言う覚悟があるのか。つうか「ロシアだけが汚いのか」といったらそんなこともないわけです。米国なんかも「ピノチェトクーデター支援」なんかしてる。だからといって「米国とはつきあいません」つうわけにもいかない(批判はすべきでしょうが)。ロシアとの関係も同じでしょう。

桜木武史 ‏@takeshisakuragi
絶望的な呟きしか見当たらない。4年と5ヶ月に及ぶアレッポ攻防戦の結末がこれか。やるせない。

 反アサド派への好意を隠す気もない反アサド・桜木が嘆いていると言う事でどう言う結果は見当がつきますが次のような報道がされています。内戦は一つの大きな局面を迎えたようです。
 小生個人はこの結果について素人なので何とも評価できません。
 内戦というのは「和平」か「一方が一方を軍事的に打倒するか」でしか終わらないわけです。
 和平がベストでしょうが、これで反アサド派が完全にアサド政権に撲滅されれば「とにかく戦争は終わる」。
 それを「ベストではなくても現状よりベター」「少なくともワーストではない」と評価することはあり得る。桜木や常岡、黒井のように反アサド派敗北を残念がるには「反アサド派の方がアサドよりマシ」「アサドの平和より内戦がマシ」あるいは「和平合意が可能だった*29」という理解をする必要がありますが、小生はそう言う立場ではありません。正確には「素人なので何とも評価できない」ですね。「無邪気に打倒アサドを叫ぶ桜木や常岡、黒井」は「無邪気に北朝鮮打倒を叫ぶ救う会」並みに無責任ではないかと俺は思います。とにかく桜木や黒井、常岡はジャーナリストと言うよりは「反アサドの政治活動家」ではないのか。まあ、欧米では反ロシア、反アサド感情が「何故か強いせいか」そう言う人間が多いらしいですが日本は幸か不幸か「そうではない」ので常岡らのこうした物言いには「そもそもアサド打倒なんて可能なの?」「そもそも反アサド派ってアサドよりマシなの?」と疑義が表明され常岡らがいらだつわけです。

http://www.asahi.com/articles/ASJDF24YYJDFUHBI003.html
朝日新聞『シリア政権軍「アレッポを完全制圧」中枢幹部が明言』
 シリア内戦の最激戦地・北部アレッポをめぐり、アサド政権軍の中枢幹部は12日夜(日本時間13日未明)、匿名を条件に朝日新聞の取材に応じ、反体制派が支配してきた同市東部を「政権軍が完全に制圧した」と語った。13日中にも正式に発表されるという。
 この幹部によると、政権軍は12日までにアレッポの95%を制圧。残る5%の地区に同日、政権軍が部隊を進めると、「テロリストは雪崩を打って崩壊した。何百人というテロリストがこの戦闘で殺された」と述べた。
 シリアの政権寄りメディアでは12日夜、シリア国旗を振ったり、アサド大統領の肖像画を掲げたりして、政権軍の「アレッポ完全制圧」を祝う民衆の映像が繰り返し放映された。
 アレッポ東部の反体制派関係者も13日未明(日本時間13日朝)、朝日新聞のインターネット電話取材に応じ、「我々はわずか数ブロックの街区に追い込まれ、全方向から攻撃を受けている。兵力では圧倒的に不利だ。残念だが、今日中にここも制圧されるだろう。我々は死ぬまで戦うが、ここに残る子ども、女性、老人が政権軍に虐殺されることがすごく心配だ」と語った。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121200801&g=isk
時事通信アレッポで反体制派敗北=全主要都市失う−シリア内戦」
 在英のシリア人権監視団のアブドルラフマン代表は12日、シリア内戦の激戦地である北部アレッポでの戦いについて、ロシアが支援するアサド政権軍の攻勢により反体制派が事実上敗北し、終わったとの認識を示した。
 アサド政権がアレッポを完全に掌握すれば、反体制派はシリアの全主要都市で支配権を失うことになる。米国などが支援してきた反体制派は、さらに存在感を低下させることになりそうだ。
 同代表は電話取材に対し、アサド政権は現段階でアレッポ全体の「約97%を支配している」と指摘。政権側が全域を制圧するのは「時間の問題だ」と強調した。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161213/k10010804651000.html
NHK『シリア内戦 政府軍とロシア “アレッポの大部分制圧”』
 内戦が続くシリアで、反政府勢力が最大の拠点としてきた北部の主要都市アレッポについて、政府軍とそれを支援するロシアは12日、町の大部分を制圧したと明らかにし、アレッポをめぐる攻防は最終段階を迎えています。
 内戦が続くシリアでは、アサド政権とそれを支援するロシアが先月から反政府勢力の最大の拠点、アレッポの完全制圧に向けて攻勢を強めています。アレッポの情勢について、シリア政府軍とロシア国防省は12日、アレッポの大部分を制圧したことを明らかにしました。
 また、内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」も政府軍が反政府勢力の支配していた東部の97%を制圧し、反政府勢力は壊滅状態にあるとしています。

黒井文太郎 ‏@BUNKUROI
 (ボーガス注:トランプの最近の言動は)中国に対する「牽制」としてはなかなかドスが効いてる

 常岡の類友右翼・黒井らしいですが「蔡英文と電話会談する」などの昨今のトランプの行為を「牽制」とみるには「それがどういう成果を上げてるか」という問題があります。
 今のところ単に中国の反発を買ってるだけでしかないと思いますね。まあ、黒井や常岡のような中国嫌いはそれだけで大満足なのかもしれませんが。

Eleni / エレニ ‏@EleniNumber5
なるよ。こんな国を誤らせるような詭弁を国民が黙って支持してくれる*30と思ってんのか。
自民党支持者だが次は投票しない。ふざけるな。
G7の制裁措置、日ロ経済協力の足かせにならず=世耕経産相:ロイター
http://jp.reuters.com/article/seko12dec-idJPKBN1410Y6

「え、自民支持なの?」「自民支持やめる理由がカジノとか年金削減とかじゃなくてロシアなの?」と驚きましたが、まあ世の中にはそういう「アンチ北朝鮮救う会」なみの「ロシア嫌いもいる」のでしょう。まあ平たく言えば反露右翼ですけど。そんな右翼と「反ロシア」という点で仲がいいらしい「おそらく右翼の常岡」です。
 しかし「G7制裁は足かせにならない(まあ日本が無視すればいい、という意味では足かせにはならないでしょう、少なくとも欧米も「日本に悪感情を持ったとしても」日本相手には制裁発動はしない、できないでしょうから)」というならそれこそ「国連制裁は北朝鮮支援の足かせにならない」として「軍事転用されないよう監視したうえでの話」ですが拉致解決のために北朝鮮支援に乗り出すべきだと思いますね。

常岡浩介がウーパー三等空佐をリツイート
よせよ。そんなに誉めるなって(照れ
ウーパー三等空佐‏@Never_springbox
この常岡ってやつどっかに出かけてとっ捕まったのに全然おとなしくしようとか思わないらしい
記者とかジャーナリストとか肩書きつく人間は軒並み不屈の闘志をお持ちのようだ

 常岡みたいなバカにはこの種の皮肉は全く通用しないので「のこのこ出かけていったあげく、身柄拘束されて日本政府に泣きが入るようなバカは海外に行くな」とはっきり言った方がよろしい。まあそう言ったところで常岡は「バカなので」何とも思わないでしょうが。

常岡浩介
米、日ロ会談の東京開催自粛要請 決定前、包囲網への影響懸念 :共同通信 http://this.kiji.is/180363719405453319
:安倍は「米政府の理解は得られている」と、説明していたが、まるきり嘘だったのか。誰だっけ、安倍は米国の言いなりだといってたのは?

 この場合の「安倍は米国のいいなり」というのは「沖縄基地問題」「TPP」などを意味してるので常岡の主張はただの言いがかりでしかありません(実に常岡らしいですが)。
 「安倍の靖国参拝(首相一年目に一回やったきりで辞めましたが)」をネタに「安倍は米国の言いなりじゃない」と言うレベルの寒い詭弁です。常岡のあほさを実によく示しています。

常岡浩介
妨害弾発射を否定=中国発表に「遺憾」−防衛省時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121100168&g=pol
:露やトランプのやり方をみて、中国も「デマとプロパガンダが最強に有効」と気付いたね

 よほどの根拠がない限り、この件については「意見保留」「真偽不明」が無難な態度だろうに「中国が嘘ついてる」と根拠レスで断定する常岡はいつもながらウスラバカ野郎です。
 常岡は「あなたが中国が嘘をついたと判断した根拠は何か?」と聞かれてどう答えるんですかね?。
 「日本政府が否定してるから」と言ったら物笑いの種でしかないでしょう。もちろん「日本政府が嘘をつかない」なんて根拠はないからです。しかも常岡は日露交渉については「日本政府は嘘ばかりついてる」と言ってるのだから中国のこの件だけ日本政府を信じるというのもおかしい。
 ジャーナリストを常岡が名乗るのなら「日本政府も中国政府もどちらも嘘をつくことがあり得る」との前提の元に「取材の結果、日本政府(中国政府)の方がこれこれこういう理由でよりその主張の信憑性が強いと判断した」と書くべきでしょう。
 まあ、そんな能力は常岡にはないでしょうが。本当に常岡は「一生を長崎放送の社員で過ごしてれば」皆が幸せだったとしか言い様がないですね。

常岡浩介が駒木明義をリツイート
 それは取材してその結果*31を述べればいいだけでは?。印象の話に意味があるのか?。朝日モスクワ支局長のこれをみて、ああ、日本メディアはこうなんだなあと改めて思いました。世界から常に一歩遅れて、ズレている*32
駒木明義 @akomaki
 しかし、ロシアの介入がなかったらクリントン氏が勝っていたと本気で考えている人ってどのくらいいるのだろう。それはさすがに本質を外した見方だと思うのだが。同様に、欧米の介入がなければグルジアウクライナに反ロシア的な政権は生まれなかったはずだ、と考えるのも。

 アンチロシアの常岡が「欧米の介入の有無や是非はともかく、介入がなければグルジアウクライナに反ロシア的な政権は生まれなかった、というのは本質を外した見方」という意見について駒木氏(朝日新聞モスクワ支局長)に異論があるとは思えないので、常岡が駒木氏に因縁をつけてるのは「ロシアの介入の有無や是非はともかく、ロシアの介入がなかったらクリントン氏が勝っていた、というのは本質を外した見方」と言う方でしょう。どうも常岡は「ロシアの介入がなかったらクリントン氏が勝っていたと本気で考えている人」のようです。
 ただ、駒木氏の言うように「ロシアの介入がなかったらクリントン氏が勝っていた、というのは本質を外した見方」というのが「反ロシアか親ロシアか」「親トランプか、親クリントンか」に関係なく、欧米でも一般的な見方でしょう。駒木氏の見解はつまり「事実をどう見るか」と言う話であってイデオロギーとは関係ない。
 そして、そうした見方が正しいだろうと思います。もちろん駒木氏の指摘はロシア犯行説が事実として「ロシアを免罪している」わけではない。「誤った認識をしていては反トランプ派はトランプに勝てない」と言うだけの話です。まあクリントン本人も含めてまともな人間は「ロシアの犯行を批判するにしても」ロシアのせいで負けたとはさすがに思ってないでしょうが。

常岡浩介がリツイート
Kazuto Suzuki ‏@KS_1013
 ヒラリーはフロリダ、ミシガン、ウィスコンシンペンシルバニアで1%差で負けている。もし、ロシアの介入がなく、FBI長官のコミーの発言がなければ勝っていた

 やれやれですね。その「1%差」が「ロシアのせいだ」「FBIの捜査のせいだ」というのは「常岡やその類友」の「アンチロシア野郎、アンチFBI野郎ども」は一体どうやって証明するんでしょうか?。クリントン陣営ですら「負け犬の遠吠え扱いされたくない」と言う理由もあるでしょうが「そんな証明ができない」と言う理由でそんな事言ってないんですが。

常岡浩介リツイート
kazukazu88 ‏@kazukazu881
何がすごいって、CIAのロシアの選挙関与の報告に対してトランプは「サダム・フセイン大量破壊兵器でミスった奴らの言っていることだろ」と攻撃していること

 まあそう言われても仕方がないミスをイラク問題でやらかしたのがCIAなんですけどね(イラク問題での誤った報告は疑えば故意の捏造の可能性もあるがそれはひとまずおく)。
 まあ、トランプが本心どう思ってるのか、本気で「CIAは信じられない」と思ってるのか、それともロシアとの友好関係を考えて、あるいは「ロシアの工作で勝った男」と言われるのが嫌で、真偽に関係なく報告をネグりたいだけなのか、実際ロシアがそうした事に関与してるのかしてないのかは分かりません。ただ「形式的理屈」で言えばトランプの理屈は決して間違ってないでしょう。
 「イラクの失敗」がある以上、トランプは間違ってる、CIA報告は正しいと言うにはそれなりの理論武装が必要でしょうが「ロシアは汚いからやってるに決まってる」つうのが「アンチロシア」常岡と類友のようです。いや「フセインは独裁者だからやってるに決まってる、CIA報告を信じる」で失敗したのがイラクじゃん。常岡はバカなのか。バカなんでしょうね。
 いずれにせよ「選挙への違法工作を誰が何の目的でやったのか」と言う問題と「何故トランプが勝ったのか」と言う問題は別に考えるべきでしょう。
 オバマは「選挙介入と思われるのが嫌で選挙後の捜査を指示したが今思えば選挙中に捜査しておけば良かった」と今になって思ってるかも知れませんが多分関係ないでしょう。
 「オバマの支配するCIAの捜査じゃ信用できない(トランプ)」というか「ロシアが何をしようとそれに私は関係ないし私はロシアとはビジネスライクな関係だ(トランプ)」というかはともかく、まあトランプの釈明を支持者も受け入れたんでしょうね。

常岡浩介
 シリアの総人口は2200万。そこで少なくとも2.3万人の子どもが殺されているという異常事態。
 毎日・秋山記者はわざわざアサド政権の保健大臣に情報を取って、「千人近くの子どもが犠牲」と嘆いてみせたが、これは事実を20分の一に矮小化してみせるデマ記事でした。

 常岡が「何故か秋山氏の記事をリンク貼り付けで直接確認できる形で紹介しない」「しかも一切手を加えない秋山記事の単純な引用紹介ではなく常岡流要約」なので秋山記事が常岡の言うように「デマ呼ばわりできるか」は疑問です。
 たとえば「アサド政権は千人近くの子どもが犠牲と語り、反体制派は2.3万人の犠牲と語った」「いずれにせよ多数の子どもの犠牲が出ていることは確かだ」なんて感じの記事なら「アサド政権の言い分のみ流してるわけではない」「数が何人かが問題になってるわけではない」のでデマ呼ばわりされる理由もないでしょう。
 いずれにせよ「リンク貼り付け」も「一切手を加えない単純な引用紹介」もせず、怪しげな要約のみで紹介し、何故「リンク貼り付け」などで紹介しないのか、理由も語らず秋山氏に悪口する常岡は最悪です。
 なぜなら読者が「常岡が秋山記事を曲解、誤読して、秋山氏と毎日新聞を誹謗してるんじゃないか?」と思っても確認しようがないからです。つうか「俺が安田を救えなかったのは西谷のせい」なんてデマ飛ばして恥じない常岡が良くもこんな事が言えたもんです。

黒井文太郎 ‏@BUNKUROI
安倍首相個人というより、ロシアをめぐる国際的な状況*33とか、露政権の対日政策とかが正しく官邸に報告されていないのでしょう

 安倍をかばわないといけない義理でも黒井にはあるんですかね?。慰安婦問題での外務省の態度も「安倍のごり押しじゃない」とでも言い出すんでしょうか?。まあ、少なくとも慰安婦問題も日露交渉も「外務省が悪い」で済む話じゃありませんが。
 大体「安倍に限らず」一般論で言って、組織の失敗を部下に押しつけるなんて最悪です。「部下をきちんと管理監督するのも上司のつとめだから」です。まあ、「部下の巡査部長が不倫相手を殺しました」なんてそんなことまで署長ら上司に責任を求めるのは酷でも「安倍のケース(慰安婦や日露交渉)」も含めてほとんどのケースは「部下の責任で済むか、バカ」「そんな無責任上司でいいわけないだろ」という話のわけです。

常岡浩介がリツイート
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 @WSJJapan
 米国務長官候補として名前が挙がるレックス・ティラーソン氏は、プーチン大統領に近い人物として知られる。ロシア政府から友好勲章を授与されたことも。

 「ティラーソンて誰?」ということで早速ググって見ます。「大手石油会社・エクソンモービルの会長」だそうです。ティラーソンが政権入りするかどうかはともかく、彼の意向がトランプに大きく反映していることは事実なのでしょう。

参考

http://jp.wsj.com/articles/SB10133893654180563918204582481324286494662
 ティラーソン氏はロシアの北極海における石油事業にエクソンが参加する契約を2011年に締結。さらにロシアの国営石油会社ロスネフチが世界に点在するエクソンの利権に投資することも認めた。その翌年、ロシア政府は友好勲章をティラーソン氏に授与している。
 これら合意はエクソンにとって大きな出来事であっただけでなく、プーチン氏も米ロ間における最も重要な合意のひとつだとし、5000億ドル規模の事業になる可能性があるとした。しかしロシアがウクライナと衝突しクリミアへ侵攻したことを受けて事態は急変。米国や他の同盟国がロシアに制裁を加える中で、合意も履行されることはなかった。
 ティラーソン氏は2014年に行われたエクソンの会議で、ロシアへの制裁に反対の立場を表明。制裁によってどこにどのような巻き添え被害が最終的に生じるのかをよく把握してから決断するべきだとした。

*1:村山内閣経済企画庁長官、小渕、福田内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相など歴任

*2:著書『集団的自衛権日本国憲法』(2002年、集英社新書)、『ヒロシマと広島』(2011年、かもがわ出版)、『すっきり!わかる 集団的自衛権Q&A』(2014年、大月書店)など

*3:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領

*4:イスタンブル市長、首相を経てトルコ大統領

*5:ダバオ市長を経てフィリピン大統領

*6:著書『混迷するシリア』(2012年、岩波書店)など

*7:具体的にはアサド政権打倒のこと

*8:「反体制派も一枚岩じゃないし、外国勢力(アサドを支援するロシア、イランなど、反アサド派を支援する米国、トルコ、サウジなど)の介入で解決が難しくなってる」つうのが青山分析なのでしょう。反体制派美化、アサド非難しかしない常岡たちとは大分考えが違うわけです。

*9:当時は田中内閣

*10:当時は海部内閣

*11:当時は細川内閣

*12:共同主権と言う事でしょうか?

*13:パーキンソン病はともかくこんなん信用する人がいるんでしょうか?。実際の法王の態度は全く逆ですからね。

*14:著書『チェルノブイリの祈り』(2011年、岩波現代文庫)、『戦争は女の顔をしていない』、『ボタン穴から見た戦争:白ロシアの子供たちの証言』(以上、2016年、岩波現代文庫)など

*15:主としてアメリカのことか?。

*16:一般にロシアには厳しいと言われる

*17:日米の友好関係上、米国の「ウクライナ問題」を理由とした対ロシア制裁に日本がおつきあいしてること

*18:外務省条約局長、総合外交政策局長、外務事務次官内閣官房参与などを経て国家安全保障局

*19:個人的にはクリントンが勝ってもあまり変わらなかった気がしますが「トランプ勝利で余計プーチンが強気」ということはあるかもしれません。

*20:著書『ロシア・語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2008年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)など

*21:羽田内閣外相を務めた柿澤弘治代議士の息子。結いの党政調会長、維新の党幹事長を経て民進党役員室長。

*22:東寺巻とは『白身の魚や海老・野菜などを湯葉で巻いたもの』らしい。

*23:海藻の一種

*24:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)を経て首相

*25:どう見ても日本側の誰かによるリークでしょうね

*26:元外務事務次官

*27:欧米だって例えばエジプトやタイの軍事政権は事実上容認してるのだからその辺りは全くいい加減です。「民主主義オンリー」で動いてるわけでは明らかにない。安倍程酷くないにせよ常岡が褒める程立派では全くない。

*28:まあこうした認識は全くの間違いとは言えないのですが。

*29:ただし常岡らの場合アサド打倒を公然と唱えてるので「和平合意を強く希望などしておらず」明らかに『アサド政権の不利になることなら、何でもいい』『和平合意がアサドにとって有利ならむしろしなくていい』と言う態度ですが

*30:「自民支持者の多く」は「積極支持はしない」としても黙認はするでしょうね。日本人(特に自民支持するような連中)は「安倍さんを信じる」「今経済支援やめても何らいいことはない」などとして自己欺瞞する、そういう国民性でしょう(それがいいとは言っていません)。反対ならとっくの昔にもっと批判が出てるでしょう。

*31:一体どんな取材をすれば「ロシアの介入がなかったらクリントン氏が勝っていた」だの「欧米の介入がなければグルジアウクライナに反ロシア的な政権は生まれなかった」だのの正邪が分かるんですかね。イフの話でしかないものは取材で正邪が分かるものとは違うでしょう。様々な状況証拠から推測するしかない話のわけです。

*32:ロシアの選挙介入疑惑を批判してる欧米の人間ですら常岡のような「ロシアの介入がなかったらクリントン氏が勝っていたと本気で考えている人」はほとんどいなくて駒木氏のような「勝敗には関係ない」と言う見方が主流でしょう。

*33:欧米がウクライナ問題でロシア制裁してるなんて外務省に聞くまでもないことです。