今日の産経ニュース(11/14、15分)

■【楠木正成楠木正成・正行親子 日本遺産申請へ 大阪・河内長野で初会合
http://www.sankei.com/west/news/161115/wst1611150088-n1.html

 1つ目の案は正成・正行親子にまつわる城跡や神社などを中心に取り上げている。軍記物語「太平記」で語り継がれている点を挙げ、「元祖・サムライ親子物語」と名付けた。
 別の案は、武士と僧侶が活躍した関西の中世社会で親子が守った田園風景や寺院などの景観を中心に構成しており、「武士と僧侶がつくった中世世界」とした。

 観光促進が目的のため、産経が期待するほど「天皇陛下万歳」的な右翼方向ではないようです。
 それにしても産経は楠木正成が「右翼的な意味で」好き過ぎです。全国紙と言うより右翼機関誌にしか見えません。
なにせ

http://www.sankei.com/west/news/160908/wst1609080047-n1.html
 産経新聞1面で連載中の「戦後71年 楠木正成考〜『公』を忘れた日本人へ」第1部〜5部を収録した冊子を発行します。正成の誕生から後醍醐天皇の命を受けて鎌倉幕府を倒し、天皇親政を実現するまでの軌跡を再検証。謎の多い幼少期や、忠義・仁徳の精神にあふれた比類のない武将の姿を掘り起こし、「公」に尽くす人生の意味を現代に問うています。

http://www.sankei.com/west/news/160603/wst1606030009-n3.html
 正成の実像*1が今、よく知られていないのは、昭和20年以前の日本はすべてが悪いと断じる自虐史観のため*2である。その呪縛を解いて日本史を正しく理解するためにも、「楠木正成考」が連載されていることを、この機会に読者に知ってもらいたい。

ですからね。


■【共産党7中総詳報】(1)「野党連合政権は先々の目標ではなく、当面の焦眉の課題」
http://www.sankei.com/premium/news/161115/prm1611150006-n1.html
 「志位氏の報告」についてうまいコメントが思い浮かばないので特にコメントはしませんが、こうした記事を書く産経が「昨今の共産議席増や野党共闘での野党側勝利」によって共産党の動向を警戒していることはよく分かります。
 

■犯人検挙への決意新たに 渋谷暴動事件45年 警視総監ら献花
http://www.sankei.com/affairs/news/161115/afr1611150003-n1.html

 沖縄返還協定の批准阻止を掲げた過激派が警察官を殺害した渋谷暴動事件から45年となった14日、沖田芳樹警視総監ら警視庁幹部が東京都渋谷区の事件現場を訪れて献花し、事件解決への決意を新たにした。警察当局は同事件を公的懸賞金「捜査特別報奨金」の対象に指定しており、実行役とされる過激派「中核派」の大坂正明容疑者(67)、殺人容疑などで指名手配=の行方を追っている。
 渋谷暴動事件は昭和46年11月14日に発生し、沖縄返還協定の批准阻止を訴える中核派などのデモ隊が機動隊員や派出所を襲撃。新潟県警から応援派遣されていた中村恒雄警部補*3=当時(21)、2階級特進=が鉄パイプでめった打ちにされるなどして殉職した。
 慰霊碑は現場近くの米穀店の敷地内に設置*4されており、沖田警視総監のほか、金井貴義渋谷署長ら幹部が花を手向けた。
 米穀店を営む梅沢和雄さん(70)は(中略)「(中略)何の落ち度もない若い警察官が亡くなったのは心が痛い。事件の早期解決を願っている」と語った。
 公的懸賞金制度では、大坂容疑者の検挙につながる有力情報に上限300万円を支払う。情報提供は警視庁公安部(電)03・3581・4321。

 未だに逃げ続けてるってすげえな、と思います。国外逃亡してるのならともかく、国内でそんなに逃げ続けられるもんなんでしょうか。それとももしかして国外逃亡してるのか。あるいは自殺か病死か事故死かはともかく、「既に死亡してる」のか。
 それはともかく「45年経ってるのに時効不成立で捜査対象」てのは、

■渋谷暴動事件(ウィキペ参照)
 共犯の奥深山幸男被告が一審懲役15年で控訴中の1981年に精神疾患のために公判停止になっており、共犯者の公判中を理由に刑事訴訟法254条2項の規定で公訴時効が停止している

からです(殺人の時効廃止とは関係ない)。
 なお、

■渋谷暴動事件(ウィキペ参照)
 奥深山被告の支援者などの弁護側は公判停止の長期化は迅速な裁判を侵害しているとして免訴を求めているが、検察側は病状安定後の公判再開を目指している。

つうのはいつもながら「検察も裁判所も本当に酷いな」と思います。1981年から約35年も公判停止するくらいなら、免訴にすべきじゃないんですかね。本気で裁判再開なんか目指してるのか。
 「大坂容疑者の時効停止のメリットがある」「事情がどうアレ殺人者の奥深山被告を免訴ウィキペディアの説明では『公訴権の消滅を理由に有罪・無罪の判断をせずに裁判を打ち切ること』)にしたら俺達検察や裁判所が『人殺しを罰しないのか』と遺族や政府、マスコミに叩かれる」つうくだらない話じゃないのか。もう本当に日本てまともな法治国家じゃ全然ないですよね。感情論が横行する無法な人治国家以外何者でもない。すげえ恥ずかしい。
 ちなみにウィキペ『免訴』によれば『免訴』の具体例には「プラカード事件(不敬罪の廃止を理由に免訴判決)」、「高田事件(裁判の長期化を理由に免訴判決)」、「横浜事件治安維持法の廃止を理由に免訴判決)」、「名古屋少年匕首殺害事件(国外逃亡により処罰の可能性が皆無であることを理由に免訴判決)」、「明石花火大会歩道橋事故*5(時効の成立を理由に一部の被告について免訴判決)」があります。

参考

■プラカード事件(ウィキペ参照)
 1946年(昭和21年)5月19日の食糧メーデー(米よこせメーデー、正式には「飯米獲得人民大会」)の際、参加者の一人である日本共産党員の田中精機工業社員・松島松太郎が掲げた「ヒロヒト 詔書 曰ク 国体はゴジされたぞ 朕はタラフク食ってるぞ ナンジ人民 飢えて死ね ギョメイギョジ」(表面)、「働いても 働いても 何故私達は飢えねばならぬか 天皇ヒロヒト答えて呉れ 日本共産党田中精機細胞」(裏面)のプラカードが不敬罪に問われた事件。「食糧メーデー不敬事件」とも呼ぶ。検察は松島を刑法74条違反で訴追したが、松島側は「ポツダム宣言の受諾によって天皇の神性消滅を受けて不敬罪は消滅した」と主張して争われた。
 松島は不敬罪で起訴されたものの、GHQの意向により、不敬罪ではなく名誉毀損罪とすることとされ、第一審(東京地方裁判所昭和21年11月2日判決)は不敬罪を認めず、天皇個人に対する名誉毀損罪のみが認められた。
 控訴審東京高等裁判所昭和22年6月28日判決)は不敬罪を認定した上で、日本国憲法公布に伴う大赦令により、免訴の判決を下した。
 上告審(最高裁判所昭和23年5月26日大法廷判決)は、無罪判決を求める被告の上告を棄却した。
 本来、この事件は「日本国憲法不敬罪」というテーマが問題となるはずであったが、最高裁免訴判決を下すことによってこの問題についての判断を避けた。本事件での最高裁判決は免訴判決の法的性質という刑事訴訟法上の重要問題についての先例となっている。

■名古屋少年匕首殺害事件(ウィキペ参照)
・1945年(昭和20年)8月30日に名古屋市北区で発生した在日朝鮮人による強盗殺人事件。犯人は一旦逮捕されたものの、名古屋拘置所から逃亡し、事件発生後56年にして免訴の判決が出た事件である。
・昭和20年8月30日夜、名古屋市北区の路上において、少年3人が脅迫され金銭(115円)を奪い取られた上、匕首で切り付けられ、1人が死亡、1人が負傷する強盗殺人事件が発生した。
・愛知県警では、犯人として朝鮮人1人を逮捕した。まもなく殺人罪等で予審請求(起訴)され、名古屋拘置所に拘置されたが脱獄逃亡し、消息不明となった。
 名古屋地方裁判所では、公訴時効の成立を阻止するために数年おきに公判期日の指定*6を繰り返した(旧刑事訴訟法の規定による)。
 事件発生から50年以上が経過し、しかも犯人が数年前に韓国に逃亡し、日本に入国する可能性が低くなったことから、平成13年に名古屋地方裁判所免訴の判決を言い渡し、裁判は打ち切られた。

 しかし総監も何で献花なんかするんですかね?。今が「安倍政権」なんで「左翼へのネガキャン?」と疑ってしまいますね。 
 それはともかく、献花をやるなとは言いませんが所詮パフォーマンスに過ぎないわけです。やったからって逮捕できるわけでもない。つうかぶっちゃけた話、「逮捕はかなりあきらめてる」でしょうね。交番に「大坂容疑者を含めた重要犯罪の指名手配容疑者のポスター」が貼ってありますけど、あれを見てて顔を覚えてる人はまずいないでしょう。覚える動機がないし(記憶力が悪い事もあって、俺は覚えてません)。まあ覚えても「大坂容疑者の場合、45年前の写真」ですし、そもそも出会うこともまずないでしょうが。


■【野口裕之の軍事情勢】北朝鮮の細胞に無政府状態にされていく韓国 反日で従北で親中事大主義の国がまたも日本に国難をもたらす! 
http://www.sankei.com/premium/news/161114/prm1611140004-n1.html

 大混乱に乗じ、韓国各界で増殖を続けてきた*7北朝鮮系細胞*8による国家転覆*9に向けた秘密工作が進行中だ。
 政治をマヒさせると同時に、韓国の一般国民の怒りをあおり、騒擾や大規模デモへと導き、無政府状態に陥らせようと謀っているようだ。しかも、細胞を背後で操る北朝鮮は、ベトナム戦争中、南ベトナムを地球上から消し去った北ベトナムの「平和攻勢」に学び、今次「国政介入」疑惑の間隙を突き韓国を呑み込むハラだ。
(中略)
 今次疑惑が、北朝鮮主導の南北統一を誘発すれば、国境のすぐ向こうに世界最大の反日核武装国家*10が現出する。
(中略)

 デモ参加者の大多数は「朴下野*11(場合によってはそれプラス与党下野や野党支持)」を叫んでるだけで「北朝鮮支持」なんて叫んでないし、あんな「ニクソンウォーターゲート並みの不祥事」を起こせば下野論が出て当然でしょうに、よくもまあ産経もここまで酷いデマ記事を載せます。さすがに産経も本気ではないでしょうが読者がこんなデマ信じるとでも思ってるのか。もしそうならまあ読者も随分とバカにされたもんです。
 なお、無政府状態云々と煽る産経ですが
中央日報
■【社説】100万市民平和的ろうそく集会は新たな時代に向かった名誉革命
http://japanese.joins.com/article/565/222565.html?servcode=100§code=110&cloc=jp
とし「一部に暴力分子はいたが、おおむね平和的であった」と好意的評価をしています。なお、中央日報保守系であり決して左派ではありません。おそらく「朴の居直りを恐れて」平和的デモの開催に主催者が尽力したのでしょう(参加者が多かったこともそうした暴力分子の活動を抑えた面もあるかと思います)。
 要するに「わかりきったことですが」産経記事はデマだと言う事です。

朴大統領を引きずり下ろそうとしている政界・民間人の一部は「進歩的リベラル」のニセ看板を掲げ、「選挙を通した政権交代」を装うが、実体は北朝鮮朝鮮労働党と呼応し朝鮮半島統一を目論む《従北勢力》に属する公然部隊だ。

 一部ってのが「0.001%」とか「ほとんどいないに等しいレベル」ならそういうのもいるかもしれない。ただそんなんはメインじゃないわけです。わざわざ「一部」と書く辺り産経もそうした事実を理解した上で故意にデマってるのでしょう。
 また、民間人はともかく「政界」が「世間にあまり相手にされてないマイナー政治勢力政治活動家(日本で言えば革マル中核派在特会など)」ではなく「議員や首長といった政治家(特に野党各党の幹部クラス)」を意味するならそんな政界人はいないでしょう。そんな人間が選挙で当選するわけがない。「政治家*12」「議員」などと書かずに「政界」などと書く辺り産経もそうした事実を理解した上で故意にデマってるのでしょう。
 それとも産経は「野党各党の党首」「朴を批判するメディア各社の社長」「デモに参加しているさまざまな労組の委員長、市民団体の会長」など朴や与党を批判する政界、在野団体の幹部連中を軒並み北朝鮮の手先扱いする気でしょうか。

 朝鮮労働党は5月、36年ぶりに開かれた第7次党大会で、(中略)朝鮮戦争(1950年〜)休戦協定(1953年)の「平和協定」への転換と、協定締結後の在韓米軍撤退を求めた。ベトナム戦争(1960〜75年)において、北ベトナム南ベトナムを地球上より消し去った過程にそっくりではないか。

 やれやれですね。米軍撤退前から北ベトナム南ベトナムは全面戦争をしていた*13わけですが、今の南北関係はそうではない。
 仮に韓国から米軍が撤退したとして北朝鮮が韓国侵攻なんかできるわけがないでしょう。かつ「疑惑の発覚」は「北朝鮮の提案より後」だから疑惑発覚に北朝鮮が呼応したわけではない。一方、疑惑を追及したメディアの一つは「保守系朝鮮日報*14」なんだからメディアが北朝鮮の提案に呼応して、疑惑追及したわけでもありません。

李石基服役囚は《統合進歩党=統進党》の国会議員だったが、内乱扇動罪などで服役中だ。李服役囚らは地下革命組織RO(Revolutionary Organization)の戦士。2013年5月に「革命が近付いている。通信・石油備蓄施設や鉄道を襲う準備をせよ」と、130人ものROメンバーに檄を飛ばした容疑が逮捕・起訴に結び付いた。

 普通に考えて朴クネの謀略・弾圧の可能性が濃厚でしょう。李氏が「北朝鮮に対する認識」に甘いところがあったとしても、仮にも国会議員が内乱扇動なんかするわけがない。この統合進歩党弾圧劇一つとっても朴はまともな政治家ではありません。こうした弾圧を阻止できず事実上容認してしまったことは韓国の、そして国際社会の汚点になったと思います。

日本の国会にも、代々木=共産党系や非合法の反代々木=新左翼系の国会議員は在籍する。

 おいおいですね。今さら産経に説明されなくても共産党の国会議員がいることなど知ってますしそれが何か問題なんでしょうか?
 「非合法の反代々木=新左翼系」と言うのも酷い表現で「新左翼系(非共産系、反共産系)」は別に全てが非合法な行為をやってるわけではありません。新左翼系の中に「非合法活動をやって逮捕される面子もいる」つうだけです。
 少なくとも国会議員をやる面子にそうした非合法活動家はいないでしょう。つうか産経の言う「新左翼系(非共産系、反共産系)」の国会議員って具体的に誰なんでしょうか?。正直想像がつきません。

 韓国の場合、議員の1割=30人ほどが国家保安(スパイ防止)法容疑で逮捕されても転向せず、堂々と政治活動を繰り広げる。李服役囚も含め公安事件犯3500人を特赦で釈放した金、盧両元大統領の路線を受け継ぐ現在の野党にも国家保安法適用の逮捕者が大勢いる。

 むしろそうした産経の指摘が事実ならば国家保安法による投獄が権力の不当・違法な弾圧だったのではないかという疑惑を抱かせますが。
 いずれにせよ「国家保安法違反=北朝鮮シンパ」では全くないので言いがかりもはなはだしい。そもそも国家保安法は反共立法であって「スパイ防止法」などではないし、当然逮捕者も必ずしもスパイではありません。

従北勢力は、情報機関《国家情報院》解体も仕掛ける。

 国家情報院とは日本で言えば公安調査庁に当たる組織であり韓国野党は「国家情報院は野党や市民団体のスパイなど非合法行為に手を染めている」「北朝鮮の侵攻の危険性ももはやないし、北朝鮮のスパイ活動なら警察や検察、軍にも取り締まる組織がある。もはや国家情報院はいらない」としているのであり産経の「国家情報院廃止論=北朝鮮シンパ」とは言いがかりでしかありません。ちなみに日本共産党も韓国野党と同様の理由から公安調査庁廃止を主張しています。

*1:正成について知ることは「歴史学的な意味で」無論悪い事ではありませんが産経のようなとんちんかんは論外です。

*2:楠木正成も「南京事件否定論の正当化」に自分の名前を使用されたくはないでしょう。

*3:2階級特進で警部補なので生前は巡査(一番下の階級)です。

*4:「米屋に用もないのに、気軽に立ち寄れない」という意味で個人の敷地内に設置するのはいかがなもんなんでしょうか?

*5:検察側は「署長と副署長の共犯関係&署長が起訴されて時効が停止したこと」を理由に「副署長の時効が停止した」として時効不成立を主張し、副署長を起訴したが、裁判所は共犯関係を否定。副署長起訴時には時効が成立したとして免訴判決(なお、傍論で「時効不成立でも副署長については過失犯が成立するか疑問(無罪判決を出す可能性が高い)」とされている)。

*6:裁判できる可能性はないのだから、時効停止のためだけの行為です。「時効制度の意義を否定する違法行為」といっていいんじゃないか。本当に無茶苦茶です。

*7:朴批判派ならともかく、北朝鮮シンパは増殖などしてないでしょう(産経は増殖という理由を何も出せません)。そもそも朴の開城工業団地中止強行を見るに北朝鮮融和派ですら増えてるかどうか。

*8:大昔は日本共産党も「細胞(今は普通に支部と呼ぶ)」て言ってたんですけど北朝鮮はその辺りどうなんですかね?

*9:朴批判デモをしただけで国家転覆呼ばわりとはいい度胸です。朴がセヌリを離党した上で大統領を辞任し、現在のセヌリ党執行部(朴の子分)が総退陣し、非朴派に執行部を明け渡せば事態は変わる(政府・与党批判は今よりは下火になる)と思いますが。まあ問題の一つは「保身に走る朴やセヌリ党執行部にそんな覚悟ができるか」ですが。

*10:産経にとって「世界最大(人口?、国土面積?、経済力?、軍事力?)の反日核武装国家」とはてっきり「ロシア(北方領土を不当占拠)か中国」だと思っていましたが?。この記事の書き手が何も考えずに適当にデタラメ書き飛ばしてることがよく分かります。

*11:今や与党内からさえも非朴派を中心に「朴と共倒れになる事」を恐れて朴下野論が出ています。

*12:まあ広い意味では「議員や首長に限らない」在野の政治活動家も政治家ですが。

*13:つまり米軍撤退後のあの事態はある程度予想できたし「それでも仕方ない」と恐らく米国は南ベトナムを見限っていた。

*14:その結果、朝鮮日報主筆の「取材相手からの」高額接待疑惑(提灯記事も書いた?)を朴が報復として暴露し、主筆引責辞任に追い込まれます。主筆の行為が非難されるのは当然として、自分の批判記事を書いたメディアに報復する朴はまともな政治家ではありません。こうした朝鮮日報への朴の報復行為については■産経『韓国・朴政権、疑惑報道の朝鮮日報に「報復」? 記者を家宅捜索、接待旅行暴露で主筆辞任』(http://www.sankei.com/world/news/160831/wor1608310054-n1.html)、■ハフィントンポスト『朴槿恵政権の「崔順実ゲート」(上):「メディアvs.青瓦台」3カ月の死闘』(http://www.huffingtonpost.jp/foresight/media-vs-blue-house_b_12762506.html)を紹介しておきます。