ウヨ学校「瑞穂の国記念小学院」の名誉校長に安倍昭恵が就任、ほか

【まず追記】
 コメ欄でid:Bill_McCrearyさんにご教示いただきましたが「贈収賄などの不正としか思えない」とんでもない異常な話が出てきましたね。

朝日新聞『「学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表、近隣の1割か』
http://www.asahi.com/articles/ASK264H4YK26PPTB00J.html

 本来政権が崩壊しておかしくない、あるいは検察が動いてもおかしくない疑惑話ですが「日本社会の壊れぶり」(未だに高い安倍支持率、安倍に怯えるマスコミなど)を見ると果たして何処まで追及されるのか、安倍どころか、幼稚園サイドや財務省すら追及されないのではないかと危惧を感じます。
 とりあえず「同業他社の後追い報道」「野党の追及」を期待したい(とはいえ昨今のマスゴミ之酷さを考えればあまり期待できませんが)。
 しかしよくもまあここまで無茶苦茶なコトが安倍もできるモンです。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASK264H4YK26PPTB00J.html
Arturo_Ui
 記事の残りに(1)別の学校法人が7億(=森友の5倍)で買おうとしたが、財務局に「安い」と指摘されていた(2)払い下げの各事案で森友学園の事案「だけ」売却額が非公表……という、非常に不透明な経緯が書かれている。

ですからねえ。
 さて安倍信者のブクマ。

atsupi0420
 新聞社やテレビ局も昔国から安く土地を払い下げてもらったのを忘れてしまったらしい。安く土地を得て不動産で儲けてるくせに

 いや信心って本当に恐ろしいですね(苦笑)。「マスコミもー」て言って安倍信者以外、誰が賛同するのやら。
 さてこの件ですが赤旗の記事にもなりました。今後の共産党の追及に期待したい。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-11/2017021115_01_1.html
赤旗『大阪の学校法人に国有地 売却額異例の非公表、名誉小学校長は安倍首相夫人、辰巳・宮本岳議員に財務省説明』
 大阪市内で幼稚園を経営している学校法人「森友学園」(籠池泰典理事長)が今春開校する小学校の用地として大阪府豊中市内の国有地の売却を受けたさいの売却額が当初、非公表の異例の扱いを受けており、売却額が隣地の10分の1程度の約1億3400万円であったことが10日までに、日本共産党の辰巳孝太郎参院議員と宮本岳志衆院議員が財務省に行った聞き取り調査で明らかになりました。
 同小学校の名誉校長には、安倍晋三首相夫人の昭恵氏が就いています。
 この問題では、「不透明だ」として地元市議が8日、公開を求め提訴しています。
 売却されたのは豊中市野田町の約8700平方メートルの土地。財務省は当初、情報公開法の「当該法人等の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあるもの」にあたると非公開の理由を説明。その後、報道があったことを理由に一転して売却額を明らかにしました。
 財務省は、この売却が行われた時期にあたる2014〜16年度に近畿財務局で行われた公共随意契約自治体や学校法人などを優先する契約)36件のうち35件は価格が公表されており、非公表は1件だけであることを認めています。
 この土地に隣接するほぼ同地積(9400平方メートル)の土地を国が豊中市に売却した価格14億円に比してわずか1割という安さになっています。この理由について、財務省は「不動産鑑定評価による時価だ。地下に埋まっていた廃材、生活ゴミの撤去費用約8億1900万円を控除した」と説明しました。
■経営の幼稚園 園児に毎朝「教育勅語
 森友学園大阪市淀川区で経営する塚本幼稚園は、園児に毎朝「教育勅語」を唱えさせ、「君が代」、軍歌「海行かば」の合唱をさせるなど、特異な教育内容で知られます。
 売却を受けた国有地に「瑞穂の國記念小學院」を開設し、小学校経営に乗り出します。
 これについて籠池氏は「『普通』になっている小学校に、当園(塚本幼稚園)を出た子供たちが入っていくと、自分の根っこに不安を持ち始めるんです。せっかく、当園で身につけたことが潰(つぶ)される…。それで小学校をつくることにしたんです」(「産経」15年1月8日)とのべています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-14/2017021415_04_1.html
赤旗『大阪「森友学園」国有地払い下げ、審議会で「大丈夫か」、財務局 リスク確認も押し切る』
 森友学園への国有地払い下げを協議した第123回国有財産近畿地方審議会(2015年2月10日)の議事録によると財務局は、学園側から校舎の建設など多額の資金を要するため学校経営が安定するまで、土地購入ではなく借地にしたいと要望があったことを説明。当面10年間は事業用定期借地として土地を貸し、小学校の経営が軌道に乗った後、おおむね8年後をめどに、時価で土地を売却するという案を提示しました。
 国有地の処分は「売り払い」が原則です。異例の提案にたいして複数の委員から、学園の純資産が4億2000万円ときわめて少ないこと、学校法人法で用地は自己所有が原則となっていること、小学校の経営が失敗した場合の財産保全に問題があることなど疑問が続出。「リスクがある」「覚悟はあるのか」と強い異論が出されました。
 財務局側は「リスクはある」と認めながら、「いろんなことを想定してこの処理スキーム(枠組み)がベストだ」と、異論を押し切る形で決定しました。
 この決定を受け、近畿財務局は同年5月に森友学園と定期借地契約を締結、同6月の審議会にその事実が報告されています。
 その1年後、さらに不思議なことが起こりました。資金に余裕がないため、おおむね8年後まで土地を買い取ることはできないといっていた森友学園が、すぐに土地を買い取るといいだしたのです。
(中略)
 近畿財務局が不動産鑑定士に依頼して出した土地の評価額は9億5300万円。しかし、地下に埋まっていた廃材や生活ごみの撤去・処理にかかる費用8億1900万円を控除し、売却額は1億3400万円と決定されました。
 これは、国有財産の売却価額にかかわるきわめて重要な決定です。しかし、審議会への諮問、報告はされていません。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-15/2017021515_01_1.html
赤旗『国有地売却額 諮らず、審議委員 本紙に証言、「森友学園」小学校用地』
 財務省近畿財務局が学校法人「森友学園」に売却した国有地の金額を非公表にしていた問題で、売却を審議した国有財産近畿地方審議会の複数の委員が14日までに本紙の取材に応じました。委員らの証言によると審議会で売却金額については審議しないまま、財務局が森友学園と売買契約を結んでいたことが明らかになりました。
(中略)
 売却金額が非公表だった理由について財務局は、ゴミが埋まっていたため風評被害を懸念した学園側からの要請だった、としています。ある委員は「保護者からするとゴミが地下にあったことを公表せずに開校するのはいかがなものかとなるのではないか」と疑問を呈しています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-16/2017021615_01_1.html
赤旗『こんな不明朗 許されぬ、国有地 実質タダで払い下げ、衆院委 宮本岳志氏が追及』
 日本共産党宮本岳志議員は15日の衆院財務金融委員会で、大阪府の学校法人「森友学園」に豊中市内の国有地が不透明な形で払い下げられた問題を追及しました。宮本氏は、国費から埋設物・土壌汚染除去費用として1億3000万円余を支払ったうえ、これとは別に埋蔵物撤去費用の名目で8億円以上を売却額から差し引いており「国にとってはタダで手放したということだ」と追及しました。
(中略)
 森友学園は16年4月6日に埋蔵物撤去にかかった費用として1億3176万円を大阪航空局から受領。これと並行して、想定以上の深さまで埋蔵物があると主張しました。近畿財務局が大阪航空局に埋蔵物の除去費用の積算を求めたところ8億1900万円と算出。除染と埋蔵物撤去費用で計9億5076万円かかった計算です。
 他方、同年6月の土地の売買契約で近畿財務局は、土地価格を9億5600万円と評価。この結果、除染・埋蔵物撤去費用と売却価格がほぼ同額となり、国庫に入る金額は500万円余となった形です。
 また、宮本氏は、大阪航空局が地下3メートルまでの埋蔵物撤去費用は8632万円としていたのに、あとわずか80センチメートル掘り下げる工事で8億1900万円と見積もったことを指摘。「こんな奇妙な積算はない。なぜ10倍になるのか」と追及しました。
 国交省航空局は「工事内容が違うので比較できないが、適正だ」と答弁。財務省の佐川宣寿理財局長は「撤去費用は適正に算出されている」と答えました。
 宮本氏が「こんな不明朗な国有財産の処分を許すのか」とただしたのに対し、麻生太郎財務相は「国有財産近畿地方審議会の答申に従って適正な処理が行われた」と答弁。宮本氏は「売却価格は審議会にかけられていない。今後も徹底して追及する」とのべました。

 共産の追及は嬉しいですがこの期に及んでもまともに報道しない日本のテレビ局は完全に狂っています(2017年2/18追記:その後一部テレビ局で報じられたようですがまだまだ追及が生ぬるいと思います)。どこまで権力にへつらえば気が済むのか。

【追記終わり】

http://www.mizuhonokuni.ed.jp/about/
名誉校長・安倍昭恵先生
 籠池先生の教育に対する熱き想いに感銘を受け、このたび名誉校長に就任させていただきました。
 瑞穂の國記念小學院は、優れた道徳教育を基として、日本人としての誇りを持つ、芯の通った子どもを育てます。
 そこで備わった「やる気」や「達成感」、「プライド」や「勇気」が、子ども達の未来で大きく花開き、其々が日本のリーダーとして国際社会で活躍してくれることを期待しております。
衆議院議員平沼赳夫先生
 籠池先生頑張れ。
 小学校の教育、これは本当に大切です。幼児教育で大変な実績を挙げられた塚本幼稚園の籠池先生が、此度小学校を建設されることになり、日本にとってこれ程の朗報はありません。
 大成功を衷心よりお祈り申し上げます。

西谷文和 ‏@saveiraq
 今週の「自由なラジオ」(http://jiyunaradio.jp/)では番組後半に、緊急報告として、大阪豊中市で建設中の「とある私立小学校」について取り上げています。大阪空港移転跡地だった国有地を当該学校法人に売却したにも関わらず、公開されるべき売却金額は非公開。その小学校の名前は「瑞穂の国記念小学院」。
 この「瑞穂の国記念小学院」の名誉校長は安倍昭恵氏(安倍晋三首相夫人)、法人理事長には右翼団体日本会議』の大阪支部長。この学校法人が運営する幼稚園では、子どもたちに教育勅語を暗唱させ、軍歌を歌わせている。その裏には何があるのか? 

http://jiyunaradio.jp/theme/index.html
西谷文和
2016年11月22日
 大阪空港の代替地である国有地に、「瑞穂の国記念小学院」という名の私立小学校が建設されています。この小学校の理事長は日本会議大阪支部の幹部で、なんと名誉校長が首相夫人の安倍アッキー。国有地なので、普通は土地の売却金額が公開されるのですが、何と30数件ある近畿地方の国有地売却物件の中で、ここだけが黒塗り非公開。
 この学校経営者は、別に幼稚園を経営していて、そこでは園児に教育勅語を暗唱させ、軍歌を歌わせているそうな。えっ、何で? と疑問がいっぱいです。
 今、安倍内閣の閣僚、議員たちの多くが日本会議に所属しています。仮に(ボーガス注:国有地売却に)「口利き」などがあったとしたら、許すべきことではないでしょう。

 安倍昭恵が名誉校長だそうです。昭恵のことをまともな人間だとは以前から思っていませんが、俺の「考えてる以上に」昭恵は夫婦共々気が狂ってるようです。
 それにしても文教族議員でもなければ今や大物議員とも言い難い平沼*1の言葉を載せる意味がわかりませんね。
 これが「全日本私立幼稚園PTA連合会最高顧問(https://youchien.com/pta/list.html)」にして「元文相(中曽根内閣)、元首相」の森喜朗*2ならまだ分かりますが。

http://www.mizuhonokuni.ed.jp/
 昨今、インターネット上で元不良保護者と思われる方のブログが立ち上げられ、当小學院に対する不当な誹謗・中傷が書き込まれております。
 事実と異なる記事や誤った事実を前提にして書かれた記事も多く、現在、法的措置を含めた厳重な対応を進めております。

 不当な誹謗と言い訳する塚本幼稚園・瑞穂の国記念小学院サイドですが、「彼らが自慢する(つまり彼らも事実と認めている)行為」、例えば「幼稚園児への教育勅語暗唱」などだけでも俺は「気が狂ってる」と思いますね。


平成28年10月 校長が防衛大臣賞を受賞いたしました。
http://www.mizuhonokuni.ed.jp/
 まあ、防衛相はあの稲田ですからねえ。というか小学校長が防衛大臣賞を「個人ブログならまだしも」、学校の公式サイトで自慢するなんて意味不明ですよね。


サステナブル建築物等先導事業
http://blog.mizuhonokuni.ed.jp/

 瑞穂の國記念小學院国土交通省より木造・木質化による先導的技術の普及啓発に寄与する住宅・建築物のリーディングプロジェクトとして採択決定されました。

 安倍の政治的圧力でしょうか?。国交省も笑えない冗談は止めてもらいたいもんです。そして現国交相公明党出身)はこれについて聞かれたら一体どう答えるのやら。

*1:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表、維新の会代表代行、次世代の党党首など歴任

*2:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相