「珍右翼が巣くう会」に突っ込む・番外編(11/23分:常岡浩介と黒井文太郎と桜木武史の巻、ほか)(追記・訂正あり)

 常岡がらみという事でロシア、シリア関係ネタも少し書いています。
フジサンケイビジネスアイ『日本は寝耳に水…資源外交で勝敗分けた「機敏さ」 露ロスネフチ株取得合戦の舞台裏』
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170108/mcb1701080500002-n1.htm

 ロシアの資源の魅力は「その豊富な埋蔵量とコスト競争力にある」とJOGMEC調査部の本村真澄氏は分析する。とりわけ日本にとっては「中東から輸送するリスクがなく、2、3日で到着する」地の利は大きい。
 日本は丸紅と国際石油開発帝石、JOGMEC連合でロスネフチとサハリン南西部の海域で資源開発に向けた炭鉱に乗り出す覚書を結び、ロシアの資源外交で一定の成果は上げた。

 結局プーチン訪日って最初から島(北方領土)の返還なんて日本の政財官界的にはどうでも良くて、主な目的は石油や天然ガスなどロシアの天然資源ではないか。

政府系ファンドのカタール投資庁とスイスの資源大手グレンコアが昨年12月7日、共同で、ロシア最大の国営石油会社ロスネフチの株式19.5%を102億ユーロ(約1兆2400億円)で取得すると発表

ということで「領土問題を理由に手をこまねいていたらロシアの美味しいところは他の国が全部持っていく」し「ロシアが他の国と資源交易する限り、日本が領土問題を理由にロシア支援を躊躇しても島の返還につながらない」つうことでしょう。
 でも「元島民など相手」にそうはっきり言えないから「島の返還ガー」と強弁してるように思えます。


■浅井基文*1ブログ『シリア情勢(露土伊協力)』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/868.html

 ロシア、トルコ及びイランの努力のもとで、12月30日付でシリア全土における停戦が発表されたことは、私のようなシロウトにとって、極めて衝撃的な事態の展開です。

 アサド政権によるアレッポ奪還で「アサドを支援してるロシア、イラン」の政治攻勢があるであろう事は予想していましたが、確かにこれは素人に予想外ですね。

 今回の合意成立を可能にする上で決定的な要素となったのはトルコだと思われます。それを裏づけるのは、ショイグ*2防相の「国防省は、トルコを仲介役として、穏健なシリア反対派を構成するグループの指導者たちと2ヶ月間交渉してきた」(中略)という発言です。
 つまり、2015年末以来、ロシアはアメリカに対して、イスラム国、ヌスラ戦線などの安保理決議でテロ組織と指名されたグループと、アメリカが「穏健派」と見なすグループとの線引きを明らかにすることを一貫して要求してきました。ところがアメリカは(ボーガス注:「穏健派」と見なすグループがヌスラ戦線と野合しているため、「穏健派」とみなすグループも敵視しているイスラム国を除いては)言を左右にしてそれを実行してきませんでした。 トルコもアメリカとの協力関係にありました。
 ところが、いわゆる「ギュレン事件*3」を契機として米土関係が急速に悪化(中略)したのを背景に、ロシアとの関係改善に成功したエルドアン*4大統領は、シリア問題に関しても対露協調路線へと舵を切ったと思われます。プーチンの「(露土関係の)正常化以来、我々は妥協を見出した」という発言はそれを裏づけていると思います。
 トルコはこれまで一貫して、シリアのアサド政権の打倒を目指す反対派諸勢力を支援してきました。
(中略)
 エルドアン・トルコがアサド政権に対する敵対姿勢まで変化させたかどうかは今の段階では不明ですが、(中略)反対派諸勢力も、いわばトルコに「首根っこをつかまれている」状況だけに、トルコの対露協力への転換を受けて、シリア政府との停戦及び和平交渉に応じるほかなかったと考えられるのです。
(中略)
 しかし、今後のプロセスが円滑に進むかどうかに関する最大の不確定要因もまたトルコです。シリアのムアッレム外相は12月29日(中略)「トルコはシリアの国民や政府にとって、シリアの領土を占領している侵略国だ」と述べて、トルコに対する警戒感をあらわにしたといいます。
(中略)
 シリア内戦の今後の展開を見る上で、もう一つ無視できない要素はクルド問題です。
(中略)
 イラク領内におけるISISとの戦いにおいて、アメリカはクルド族の戦闘力を高く評価し、強力に支援してきました。またアメリカはシリア内戦においても、クルド族を有力な戦闘力として活用してきました。
 しかしトルコは、クルド族をテロ組織と断定し、その弾圧に努めてきました。トルコにとって、アメリカがクルド族を支援し、利用することは到底許せることではなく、米土関係の悪化にクルド問題がかかわっているのは間違いありません。
 今回のロシア・トルコ・イラン協力関係においては、クルド問題に対する言及が、これまでのところ欠落しているのは極めて興味深い事実です。また、ロシア及びイラン両政府は、イラク及びシリア内戦におけるクルド族の活動に対しては、私がフォローしてきた範囲内では、判断の手がかりになるような言動がこれまでのところありません。しかし、シリアの和平プロセスを考える上で、クルド問題を抜きにすることは明らかに非現実的です。判断材料がない現在、クルド問題は今後の重要な注目点であるとだけ指摘しておきたいと思います。

 まあ、「小生も浅井先生同様の素人」ですが、マスコミ報道から、おおむね小生もそんな風に考えています。


■日経『大手商社、ロシア企業拡大 経済協力合意受け』
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO11256970R31C16A2TJC000/
 大手商社からすれば「北方領土の返還とかウクライナ問題とか関係ない。金儲けができるならロシアに行く」でしょう。ただおおっぴらにそれは言えない中、安倍が「日露経済協力」を打ち出してくれたので、躊躇なくロシア経済進出ができるわけです。


■日経『安保理、シリア停戦支持 ロシア提案の決議採択』
http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040001_R00C17A1000000/
 かなり話はロシアペースで進んでるんでしょう。米国としては「ロシア主導の停戦」では「ロシアに都合がいいジャン」つう不満がある。とはいえ「仮にも停戦合意」を支持しないとは言いがたい。
 支持しないと言うなら「支持しない理由をきっちり理論武装した上で」、ロシア提案とは違う停戦合意を提案しないと行けない。しかしそれがうまくできず「とりあえず認めるか(停戦合意に問題が生じたらそのときにロシア批判する)」つうことになったのでしょう。
 ロシアとしてはこの停戦合意支持決議がひっくり返らないように「停戦を続けながら」、一方でいかに「自国の権益をキープしていくか」つうところでしょう。


NHKプーチン大統領 対抗措置とらず米次期政権と関係改善へ』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161231/k10010825231000.html

 アメリカのオバマ政権が、ロシア政府からサイバー攻撃を受けたとして報復措置をとったのに対し、ロシアのプーチン大統領はあえて対抗措置を取らないと発表し、来月発足するトランプ次期政権との間で米ロ関係の改善を進めることに意欲を示しました。
(中略)
 ロシアとの関係改善に意欲を示すアメリカのトランプ次期大統領は30日、ツイッターで、プーチン大統領アメリカに対しあえて対抗措置を取らないと判断したことについて、「プーチン大統領の対応はすばらしい。私は以前から彼がとても賢いことを知っている」と書き込み、評価しました。

 今後のロシア政府、(退任するまでの)オバマ政権、(発足後の)トランプ政権、民主党及び共和党、米国マスコミの動向に注目したい。なおトランプの大統領正式就任は「2017年1月20日」だそうです。


■産経『ロシアの米大統領選干渉でオバマ政権が制裁へ 外交措置も メディア報道』
http://www.sankei.com/world/news/161229/wor1612290020-n1.html
 恐らくクリントンが勝ってれば「実害もないし、むしろこれは『いざというときにロシアを揺さぶるネタ』として大事にとっておこう」だったのでしょうが、クリントンが敗北した上、トランプがロシア制裁解除を公言しだしたため「制裁解除封じ」で急いで「選挙介入問題での制裁」に打って出たのでしょう。トランプ及びロシアの今後の動きが注目されます。


■産経【シリア情勢】米政府「前向きな進展」 シリア停戦合意を歓迎
http://www.sankei.com/world/news/161230/wor1612300010-n1.html
 要するに米国はアサド政権打倒などもうあきらめたのでしょう。


鈴木宗男の現実主義

http://chikyuza.net/archives/68899
■「日ロ首脳会談を終えて」塩原俊彦*5高知大学准教授)
 筆者は鈴木宗男と名刺交換くらいはしたことがあるかもしれない。だが、一対一で話したことはない。彼の意向を受けて北方領土問題にかかわっていた(ボーガス注:元外務官僚の)東郷和彦*6からは直接、北方領土問題について話を聞いたことがある。彼の説明によれば、自分の選挙区との兼ね合いで、鈴木はできるだけ早く(ボーガス注:歯舞、色丹の)二島返還を実現し、多額の国家資金を投じて(ボーガス注:返還された)歯舞、色丹を開発し、それを機に、国後・択捉住民への日本帰属志向を高めようとしているというものであった。それが現実主義的だし、それ以外に日ロの平和友好協力はありえないというものであった。もちろんこうなれば、彼および彼の選挙区住民はその資金のおこぼれにあずかることができる。

 まあ「筋論」を重視すれば「こうした利権話」は評価できるもんではないでしょうが、一方で「道理で問題が解決する程人間が純真でないこと」も事実です。「現在、実行されてるロシア外交の是非」や「実際に鈴木が行っている政治行動の是非」はともかく現実的にはこうした鈴木路線(二島先行返還や経済支援をてこにした返還意欲強化)しか返還の可能性はないように思います。
 なお、北朝鮮拉致問題も話は同じでしょう。


■「安倍晋三首相の「一本負け」を解読する」塩原俊彦(高知大学准教授)

https://jp.sputniknews.com/blogs/201612173145314/
 いまのタイミングで、「(ボーガス注:ウクライナ問題での)段階的制裁解除」といったものではなく、「即時全面的制裁解除」と言い出せば、プーチンはきっと喜んだだろう。事前にトランプ次期大統領とオバマ大統領、さらにメルケル首相の3人に話を通し、彼らを説得するだけの政治力が安倍にあれば、日ロ首脳会談の場で「即時全面的制裁解除」をちらつかせて、歯舞群島色丹島についてプーチンの譲歩を引き出すことも可能であったかもしれない。
 もしこの「切り札」を用意することなく、8項目提案だけで話を進めようとしていたのであれば、安倍およびその取り巻きは「バカ」そのもの(ボーガス注:だろう)

 残念ながらたぶんその「バカ」なんでしょうね。
 ちなみに塩原氏のまねをすれば

 いまのタイミングで、「(核・ミサイル問題などでの)段階的制裁解除」といったものではなく、「即時全面的制裁解除」と言い出せば、金正恩はきっと喜んだだろう。事前にトランプ次期大統領とオバマ大統領ら関係各位*7に話を通し、彼らを説得するだけの政治力が安倍にあれば、日朝首脳会談の場で「即時全面的制裁解除」をちらつかせて、拉致問題について金正恩の譲歩を引き出すことも可能であったかもしれない。
 もしこの「切り札」を用意することなく、話を進めようとしていたのであれば、安倍およびその取り巻きは「バカ」そのもの

だと思います。


日経新聞『ロシアとトルコ、シリア全土の停戦案合意』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM28H97_Y6A221C1FF1000/

 トルコメディアによると停戦案はテロ組織を対象外とする。過激派組織「イスラム国」(IS)や「シリア征服戦線」(旧ヌスラ戦線)に加え、トルコが敵視する少数民族クルド人民兵組織も除外されたもようだ。

と言う問題から和平合意が崩壊する恐れはあるものの、「今まで公然とアサド打倒を唱えていたトルコ」がそれを放棄したという事実は決して小さなものではないでしょう。シリア内戦は大きな転機を迎えてるようです。
 なお、「トルコは事前に欧米と相談している」でしょうが直接的な形では和平合意に欧米が出てこないのは興味深い。


■ちきゅう座『戦争犯罪人プーチンを逮捕しろ!12.15 外務省前アピールへ』
http://chikyuza.net/archives/68526
 救う会など一部ウヨが「金正恩を逮捕してICCで裁け」なんて言ってますがそれのロシア版です。
 なんでプーチンを「逮捕してICCで裁け」つうのかといえば「シリアでの戦争犯罪」だそうです。
 ただ「金正恩を裁け」なんて日本政府レベルでやったら「北朝鮮が反発→拉致交渉が完全に終了」になるのと同様、「プーチンを裁け」なんて日本政府レベルでやったら確実に「ロシアが反発→プーチンが権力の座にある限りは北方領土交渉はあきらめる」つう話にしかならない。
 「それでええやん、島のためにシリア人見殺しにできへんわあ」つうなら「是非はともかく」それも一つの考えです。ただ「プーチン逮捕は主張するが島の返還は目指す」なんてことは無理だと言う事は指摘しておきます。
 まあ、実際にはこういう運動をしてる方も「本気で裁きたい」わけではなく「プーチン訪日を受け入れるな」つうことでしょうけど。

http://chikyuza.net/archives/68526
※ぜひご一読ください。プーチン大統領も例外ではありません。国際刑事裁判所ICC)に加盟し、最大の拠出金を出している日本も、同様の国内法を整備し、「普遍的管轄権」の行使*8に道を開くべきです。
<英、リブニ前外相に一時逮捕状 ガザでの戦争犯罪容疑>
(2009年12月15日、共同通信
 昨年末*9〜今年*101月のイスラエル軍によるガザ攻撃の際の戦争犯罪容疑で、ロンドンの治安裁判所がイスラエルのリブニ*11前外相の逮捕状を出した。しかし、リブニ氏が計画した先週末の訪英の中止が分かり、逮捕状は取り下げられた。英紙ガーディアン(電子版)が14日報じた。
 イスラエル閣僚経験者への逮捕状は異例。ガザ攻撃で被害を受けたパレスチナ人の依頼を受けた英国の弁護士が、当時外相だった同氏を訴えていた。攻撃でパレスチナ側は約1400人が死亡した。
 英イングランドの裁判所は、戦争犯罪については国外の政治家らに対する逮捕状を発行できる普遍的管轄権を持つと国内法で規定されている。
 イスラエルのバラク*12防相が9月に訪英した際も、同容疑での逮捕状発行要請があったが、現職閣僚*13であり英国防相と会談予定だったため、不逮捕特権があるとされ、逮捕状は出されなかった。ヤアロン*14首相代理兼戦略担当相は、先月のロンドンでのユダヤ人団体の催しに招待されたが、逮捕の恐れがあると警告され、出席を断った。

 なんで「プーチンを逮捕しろ」運動の方が「バラク防相らの件」を紹介してるのかと言えば「現役政治家を逮捕なんて無茶だ」つう批判に対する反論でしょう。まあ英国はパレスチナ人コミュニティが結構力を持ってるんでしょうね。
 この種の逮捕状と言えば、俺が知ってるのでは
id:Bill_McCrearyさんエントリ『ダライ・ラマの超問題発言? 誤解? スペインでの逮捕状』で紹介http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/e80a565a26114ef9e27648a13c089491
されてる「ピノチェト*15元チリ大統領への逮捕状(クーデター時及びクーデター後の反ピノチェト派への人権侵害)」「江沢民元中国国家主席への逮捕状(チベットでの人権侵害)」がありますね。
 ピノチェトについて言えば、確か「裁判が長期化したあげく、裁判中に病死」し、江沢民について言えば「逮捕状を出したスペインに激怒した中国の猛抗議」で

http://www.sankei.com/world/news/140624/wor1406240012-n1.html
 AP通信などによると、スペインの全国管区裁判所は23日、江沢民*16国家主席ら中国の元指導者5人に対するチベット自治区での「ジェノサイド(民族・集団の計画的抹殺)」容疑の訴追について却下する判断を示した。捜査は中止となる見通しだ。
 江氏らの訴追では、スペイン国籍を持つ亡命チベット人らの告発を受け、同裁判所が昨年11月、江氏のほか、李鵬*17元首相、喬石*18・元全国人民代表大会常務委員長(国会議長)らの逮捕状を発布。今年2月には国際刑事警察機構ICPO)に国際手配を要請した。
 だが、中国の激しい反発を受けたスペインのラホイ*19政権は、国外の人道犯罪を国内で裁けるとした「普遍的管轄権」の適用を厳格化する制度改正を実施。同裁判所の判事らはこれを遡及適用し、訴追却下することを賛成多数で支持した。

ということで結局おじゃんになり、どちらも「実質的な結果は出ないで終わった」わけですが。かように「権力犯罪を裁くこと」は難しい(まあチベットの場合中国は「裁かれるようなことは何一つしてない」つう立場ですがそれ言うと話が進まないのでそれは無視します)。
 当然、「プーチン金正恩」や「バラクイスラエル高官」を裁くなんて一寸無理でしょう。バラクを訴えたパレスチナ人だって本気で裁きたいと言うより「英国は、欧米はイスラエルに甘い!」つう批判意思をアピールしてるだけでしょう。しかし「バラク防相戦争犯罪人だ、訴追してくれ」と言う動きが出ちゃう程、イスラエルパレスチナ関係って悪化してるのか*20と思うと「アラファトPLO議長とラビン*21首相、ペレス*22外相がノーベル平和賞をもらった例の和平合意(1993年)」ってもはや死文化してるんでしょうね。何とも空しい、憂鬱な気分になってきます。


■産経【シリア情勢】戦争犯罪追及へ国連総会が独立組織
http://www.sankei.com/world/news/161222/wor1612220026-n1.html
 おそらく「シリア、ロシア、イランなど」「反アサド派、米国、サウジ、カタールなど」双方が戦争犯罪を大なり小なりしてるでしょうから、「まともな責任追及がされ、戦争犯罪の抑止に繋がるのなら」問題ないですが、「米国が賛成(ロシア、シリアは反対)」してるようでは「ただのロシア、シリア叩きではないのか」つう危惧はあります。まあ今後の様子見ですが。


■産経【シリア情勢】自爆少女の動画公開「殉教します」
http://www.sankei.com/world/news/161221/wor1612210054-n1.html

 自爆させること自体が鬼畜ですがこんな動画まで作るなんてその非道さには言葉もないですね。


■常岡*23ほかのツイートにコメント

常岡浩介
 これより、上智大学新聞学科で講義させていただきます。学生の皆さん、よろしくお願いいたします。

 常岡みたいなろくでもない男を呼んで一体何を学ぶんですかね。正直、「新聞記者=新聞学科」でもないのでこういうツィートを見ると「新聞学科なんて意味あるんかい」感が半端ないんですが。

常岡浩介がAhmad Zakiをリツイート
米大陸最悪のベネズエラマドゥロ*24政権とユーラシア最悪のアサド政権に繋がり
Ahmad Zaki‏@ahmadzakijp
 ベネズエラの副大統領になったターリク・エルアイサミって、シリア系のドゥルーズ教徒なんですね。父親はサッダーム・フセインの盟友とのこと。中南米左翼と中東のバース主義勢力のつながり、というか近親性、類似性というのもバカにならないですね

 「南米素人」「中東素人」の小生はベネズエラの新副大統領ターリク・エルアイサミが「シリア系のドゥルーズ教徒」、「父親がフセインの盟友(えーと、国が遠く離れてるのに盟友ってどういうことかしら?)」だの「中南米左翼*25と中東のバース主義勢力のつながり」だのについて「ああだこうだ」いう能力はないのでノーコメントです。ググってもさすがにベネズエラ情報なんて日本人は興味があまりないのでろくな情報がヒットしない。エルアイサミが「チャベス政権で法相・内務相を務め、今はアラグア州知事」という簡単な情報くらいしか分からない。
 今回、問題にしたいのは常岡の「どう見ても軽率な態度」ですね。こいつが軽率なのは今に始まった事じゃないですが。こいつの軽率さのわかりやすい例が「俺が安田を救う」放言と「度重なる無様な身柄拘束」です。
 常岡はいつから中南米の専門家になったのか。「シリア出身とか『父親がフセインの盟友』とか新大統領が中東がらみだから知ってるんですよ」とか常岡だといいそうですが「米大陸最悪」と放言するには「米大陸各国の政治」についてそれなりに理解がないと言える話ではない(苦笑)。単に「マドロ政権には問題がある」と言ってるんじゃないですから。「新大統領が中東と何らかのつながりがある、そして俺、常岡は中東取材のプロだ」レベルで言える話ではない。
 ちなみにこの「新副大統領がシリア系」云々ツイートには「ツィート自体にはそう判断する根拠」は何も明示されていません。ツィート主Ahmad Zakiはツイッターの自己紹介に寄れば「塩崎悠輝*26」なる人物ですが、もちろん「神様・仏様・塩崎様」なんてことはないんだから常岡には「塩崎ツィートを信じた根拠が述べられる程、俺は南米に詳しくないが専門家を信じて何が悪い」なんて言い訳はできやしません(つうかそれ以前に「アレ、塩崎ってイスラム専門家らしいけど何でベネズエラについて物が言えるの?」ですが)。
 そして「米大陸最悪のベネズエラマドゥロ政権」つうのも「えー、そうか?」と疑問符がつくでしょうが、もっとすさまじいのは「ユーラシア最悪のアサド政権」ですね(なお、この評価は常岡の発言であって、塩崎とは関係ありません)。
 「中東やアラブ」じゃなくて「ユーラシア(ヨーロッパ&アジア)」ですよ。
 「つうことは何、常ちゃんはさんざんロシア・プーチン政権を非難してたけど、プーチンよりシリア・アサドの方が酷いって事?」「独裁的な国家ってのはユーラシアだと、ロシア、シリアの他に中国、北朝鮮ベトナムラオス、サウジ、カタールオマーン、トルコなどなどいろいろあるんだけど常ちゃんがその中でシリアが最悪って判断した根拠は何?。内戦が起こってるから?。大体、常ちゃんて中東限定ならともかくユーラシア全体について評価するだけの能力あんの?」と聞かれたらどう答える気なんですかね、この男。
「そうだ、内戦が起こってるから最悪なんだ」とやはり言うのか(苦笑)。
 まあ一般的に言って普通の人間は「ホニャララの中でAが最悪」なんてことはあまり言いません。
 Aを批判したいだけなら「最悪」と言う必要は多くの場合ないし、「最悪」と言った場合「A以外のBやC」を免罪することになりかねないからです。
 さすが「俺が安田を救う」と放言したあげく、その放言が明らかに実現できないことが明白になると「西谷文和が妨害したからだ」とデマるだけのことはある軽率さです。「少しは脳みそ使って物は言えよ」と常岡には言いたくなります。しかし常岡がこんなに酷いのは基本的には本人の責任ですが周囲もろくな人間がいないんでしょうね。高世仁とか黒井文太郎とか(苦笑)。

常岡浩介
 トランプに権力が渡ってしまう前に、(ボーガス注:ロシア制裁解除という)トランプの暴走を封じる(ボーガス注:オバマによるロシアの米国大統領選挙不正介入*27疑惑(故意のデマ垂れ流し)暴露という)ギリギリの努力が続いている。

 個人的には「反プーチン」常岡が注目するロシアの件より、気になるのが「1がオバマケア」「2がイラン核合意」「3がキューバ国交正常化」ですかね。いやもちろんトヨタのメキシコ工場の件だって気にしていますが。

常岡浩介
 (ボーガス注:オバマの)最大の誤った決断は、プーチンに騙されて、化学兵器を使ったアサドを見逃したことでしたね。

 やれやれです。アサド政権は『化学兵器なんか使ってない、使ってる奴がいるとしたらむしろ反アサド派だ』と言い、プーチンもそんなアサドを支持。結局オバマはその反論を崩せなかったわけです(オバマだけでなく英国のキャメロンも同じですが)。その状況でシリアに軍事介入なんかできるわけがないでしょう。
 「まーたイラク戦争と同じかよ」「ブッシュの大量破壊兵器みたいに、化学兵器使用の証拠がまーたでなかったらどうするんや?。あんたどう責任とるんや?」と言われたらオバマもびびらざるを得ないわけです。オバマにとって恐らく「オバマケア」など他のことを犠牲にしてまで政治的に賭ける価値はシリアにはない。
 「だまされた」とかそう言う話じゃないわけです。

黒井文太郎 ‏
北朝鮮 ICBM発射の可能性示唆し米をけん制 | NHKニュース
→これは「トランプ次期政権を牽制する」のが目的ではなく、実際にやるためのステップとみるべき

 基本的に牽制でしょう。ただトランプが「そう言うコトは辞めなさい、何か不満があるなら何か言ってみなさい、可能な限り対応するから」と交渉の態度を見せなければ「なんだかんだ言ってもあいつらやらないんだ、ただのフカシ屋だ」と舐められても北朝鮮も困るので「発射する可能性」はあるでしょう。ただそれは「いざとなったら米国にまで打ち込めるんや」と牽制することが目的で本当に打ち込めるわけもない。米国の反撃で国が滅びてしまいますから。

黒井文太郎
中国の目的は領海侵入ではなく、島の奪取ですからね。次は領空侵犯、そして上陸でしょうね

 本気でアレ、デマの垂れ流しでアレ、アホかとしか言い様がないですね。中国が尖閣問題でやってるのは日本への牽制であってそれ以上のもんではないでしょう。

 常岡浩介がリツイート
Eleni / エレニ ‏@EleniNumber
 正直いまリベラルが、トランプ支持者がロシアにコントロールされてると馬鹿呼ばわりしているのは滑稽な事ではあって。
 冷戦時代、ソ連にコントロールされていたのは彼らの方だったので。

 常岡と類友って本当にバカだなと思います。まあ、こいつらは左翼嫌い、リベラル嫌いのウヨなんでしょうけど。
 俺の知る限りトランプを「ロシアに甘い」と言う人間はいても「コントロール」云々なんて人間はいません。
 そして「ソ連がリベラルをコントロール」つうのも、ものすごいバカ発言。
 第一に常岡らの言うリベラルに「米国のクリントン支持者や日本の河野洋平氏のような保守リベラル」が入ってるなら彼らは「親ソ連」ではないので馬鹿げてることこの上ない。
 第二に「リベラル」が左派を意味してるならそう書けといいたい。保守リベラルつう言葉で分かるように「リベラル=左派」じゃありませんのでね。
 第三に左派だって日本共産党がわかりやすい例ですが、「全てが親ソ連派じゃない」。こんなん言うのもバカバカしいですけど。第四に親ソ連派にしたって別にコントロールされてるわけではないでしょう。

常岡浩介がリツイート
kazukazu88
 シリアの惨状の原因は(ボーガス注:シリアについてロシア程には積極的に軍事介入しなかった)オバマの優柔不断っぷりが大きいし、それを(ボーガス注:英国のシリア軍事介入に反対し、オバマのシリア軍事介入を困難にした)エド・ミリバンド*28のせいにする*29のは最後の最後まで自分の責任に向き合えなかったのかと思うだけだけど、シリアの化学兵器使用の問題*30よりキャメロン(ボーガス注:首相)に恥をかかせることを優先したエド・ミリバンドの責任も忘れられるべきではないと。

 常岡と類友って本当に非常識だなと思います。シリア介入の是非*31はともかく「恥をかかせる」とかそんな小さいことでミリバンドがキャメロンのシリア軍事介入に反対したと本気で思ってるんですかね?。
 むしろ「イラク戦争が泥沼化し」、そのため国民もさらなる軍事介入に否定的なのにミリバンドがシリア介入に賛成したらその方が驚きです。なにせ「軍事介入の理由」とキャメロンがした化学兵器使用をシリアは否定していましたし、まずいことに「イラク軍事介入」の根拠とされた「大量破壊兵器」はガセでした。これではミリバンドが「化学兵器使用はガセ→戦争泥沼化」という「イラク戦争の二の舞」を恐れて介入に消極的になるのも当然でしょう。
 つうかそれ以前に保守党内にすら軍事介入批判派はいたんですが。もちろん「ミリバンドの反対」は「保守党内反対派」を勢いづけたでしょうが、保守党が軍事介入路線で一枚岩だったのを、ミリバンド率いる労働党が潰したとかそう言う話じゃない。大体、英国だけでなく、フランスやドイツだってシリア軍事介入なんか乗り気じゃないのに全く何を言っているのか。
 まあ常岡とその類友が何ほざこうともミリバンドには何の実害もありませんが。

常岡浩介がリツイート
 おお。(解決
Hiroshi Yamaguchi‏@HYamaguchi
 (ボーガス注:韓国の少女像は)なんなら横にベトナム人少女の像でも座らせたらどうか(暴論

 「常岡嫌いを公言する」俺の捏造かと疑う人間もいるでしょうがマジでこれは常岡のツイートです。つうか俺にはこんなゲスなことを想像する能力はありません。
 常岡と「類友のバカ」が何を言いたいかは何となくわかります。要するに「ベトナム戦争で韓国軍ガー」でしょう。ばかばかしい。韓国は勿論ベトナムにも失礼です。もちろん常岡も類友ベトナム人に同情してるわけではないですから。なお、俺の理解では常岡らの曲解と違い、むしろ「銅像設置者たち」は反戦ハト派でありベトナムの戦争被害者を支援してると思います。彼らは自国の戦争被害だけを問題にしてるわけではない(まあ、仮に彼らが自国・韓国の戦争加害には無関心だとしてもそれを日本人の常岡らが「日本人の戦争加害への無関心さ」を棚上げして非難し、「日本の戦争加害への韓国からの批判」を相殺しようとするなど醜悪の極みですが)。
 一方、もちろん常岡らはおそらくベトナムの戦争被害者に対して支援なんて事は何一つやってはいない。
 常岡らの行為は産経が「南京事件」に対し「文革ガー」「チベット解放ガー」と言うのと同レベルの愚行です。
 さすがに常岡らも本気ではないでしょうが、そういう「ふざけた発言」を加害者側の国民が被害者側の国民に向かって言う事がどれだけ醜悪でゲスかという「人として当然に持つべき常識」が常岡と「類友のバカ」には理解できないようです。
 俺ならこれだけで常岡にはあきれ果てて縁を切ります*32が、つきあってる奴ら(例:高世仁)は屑としか言い様がないですね。
 全く常岡はこんなふざけたことを言うのと同じ口でよくもまあ「ロシアはシリアで虐殺してる」などと人権派ぶったことがいえるもんです。

常岡浩介
 外語大・青山教授が非カーイダ系のサラフィ・ジハード主義組織アフラール・シャームを「カーイダ系」とデマを流す論文を発表。リンクはしない。
 アフラール・シャームは親サウジ*33

 「俺が安田を救えなかったのは西谷のせい」とデマ飛ばして恥じない常岡らしい説得力のないツィートで吹き出しました。
 普通、他人を批判する場合、「その他人の主張(この場合、青山氏の主張)を第三者が確かめられるように」リンクを張るなり、あるいは発表場所がサイトではなく、紙媒体であるなどの理由でリンクを張れない場合は「論文名や論文掲載雑誌名を記載する」とかすると思うんですけどね。そうしなければ「批判者(この場合、常岡)が一体何を批判してるのか分からない」し、場合によってはその批判が「曲解や誤解に基づく不当な批判」の場合もあるのに「それが確認できない」からです。
 場合によっては「曲解がばれるのを恐れてるんじゃないか」と疑われる羽目になる。
 常岡はこういう「第三者には確認困難な形での批判」を自分がされて納得いくんですかね?
 なお、常岡は「アフラール・シャームをアルカイダ系とするのはデマ」としていますが公安調査庁サイトは

http://www.moj.go.jp/psia/ITH/organizations/ME_N-africa/HASI.html
・「アハラール・アル・シャーム・イスラム運動」の結成には,アフガニスタンなどからシリアに派遣された「アルカイダ」のメンバーも関与した(ボーガス注:といわれる)
・(ボーガス注:シャームのメンバーである)アブ・ハレド・アル・スーリは,「シリアにおける『アルカイダ』の代理人」とも称された

と記述し、シャームをアルカイダ系としています。もちろん「公安調査庁の指摘だから絶対に正しい」とは言えませんが、一般的には公安調査庁のような国家機関の公的発表はそれなりの根拠があると考えるべきでしょう。
 また他にも

http://t-sakuragi.com/?p=1725
桜木武史
・アハラール・アッシャームはアルカイダと近い関係と言われています。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/takaokayutaka/20151018-00050581/
・高岡豊氏
アル=カーイダ(=「ヌスラ戦線」、「アフラール・シャーム」)

などという記述がネット上にあります。何もアフラール・シャームを「アルカイダ系」とするのは青山氏だけではないわけです。
 したがって常岡が言うように「アルカイダ系はデマ」と言えるかは疑問*34でしょう。そもそも常岡は「デマ」とする根拠について「常岡個人の取材結果」「シャームについての外国人研究者、ジャーナリストの書籍」などの具体的根拠を何一つ提出していません。

常岡浩介がリツイート
Eleni / エレニ ‏@EleniNumber5
G7首脳が12月初め、アレッポで病院や学校を空爆したアサド政権と支援者のロシアに対する非難声明をまとめた際、安倍首相にも賛同を求めたが、日本政府が断っていたと
中国新聞「対露非難声明、賛同拒む 政府、領土交渉を懸念」
http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=308476&comment_sub_id=0&category_id=256

 常岡は安倍批判したいようですが、俺は少なくとも「この件では」安倍批判する気はないですね。「シリアガー」と言って安倍批判するなら「北方領土はどうするのか」語るべきでしょう。「シリア問題でのプーチン批判をG7声明としてまとめるためなら、島はあきらめる」つうなら話は別ですが。

Akiyoshi Komaki 駒木明義 ‏@akomaki
 プーチン大統領は、ラブロフ外相から提案された米外交官の追放を直ちには行わない考えを表明しました。大統領の政治決断を示すためのお芝居と言えるでしょう

 まあ普通に考えてそうでしょうね。

常岡浩介がリツイート
北丸雄二 ‏@quitamarco
北丸雄二がJun / Джюнをリツイート
 そりゃプーチンは任期の制限もない*35ような独裁者だもん。権力のデカさ、違いますわな。てか、そんな権力とか格とか、民主制で認めますのんかね。

Jun / Джюн
‏@hitononaka
(ボーガス注:オバマは)退任するから放っておけ、という所なのだろうが、言い回しに加え「在露アメリカ外交官の子供らをクレムリンに招待する」とか、完全にプーチン大統領オバマ大統領の格の違いというか、ケツの穴のデカさの違いを見せつけた感。そりゃプーチン大統領にシリア問題解決主導権も持っていかれるわ。

 何つうか「は?」「北丸や常岡ってバカ?」ですよね。小生が北丸のようなプーチン批判派だったらこのプーチン擁護ツイートに対し何というか。まあ「その発言には格の違いだのけつの穴のでかさなどはありませんよ。それはあなたのプーチンに対する勘違いですよ」と言いますかね。つうかそれ以外に適切な批判はないでしょうよ。
 「権力とか格とか、民主制で認めますのんかね」という発言は何度読んでも理解不能ですね。北丸って「自分の言ってることが他人に理解できる」と本気で思ってるんですかね?。文字制限のせいで「発言が意味不明になりやすいツイッターとは言え」ここまで意味不明なことが言える人間・北丸がライター自称して「社会的影響力皆無の無名ライター」とはいえ、世間でライター扱いされてるのが冗談抜きでマジで怖いんですけど。そして常岡は北丸発言がマジで理解できているのか?
 民主政治家だって当然「格上(政治力とか人格とか)」とか「けつの穴のでかさ」とかいう概念は成り立ちますよねえ。オバマ米国大統領やオランド・フランス大統領、メルケル・ドイツ首相などといったいわゆる大物政治家と、「いわゆる陣笠政治家」では大物政治家の方が通常「格上」「けつの穴がでかい」と評価されますし、実際その通りであることが多いわけです(我が国の首相・安倍や韓国の朴クネ大統領のような一部例外もいますが)
 何つうか北丸や常岡は「格上、けつの穴のでかさ=プーチン独裁権力の全面肯定*36」と誤解したあげく、わら人形叩きしてるようにしか見えませんね。ここでいう「格上、けつの穴のでかさ」とは「米国の制裁に対して、報復しないで寛大さをアピールしたこと」であってそもそも「サイバー攻撃が事実かどうか」「プーチンが独裁かどうか」「プーチン政治が評価できるか」とか誰も問題にしてない。
 大体、独裁者*37であっても「江戸幕府創始者徳川家康」「明治新政府初期の中心人物・大久保利通」「中国改革開放の父・トウ小平」「ベトナムホーチミン」「キューバカストロ」「ユーゴのチトー」「韓国の朴チョンヒ」などを「格上」「けつの穴がでかい」と評価することはあり得る。
 なぜなら「格上」「けつのあながでかい」というのは「民主主義的な意味でスバラシイ」つう話じゃないからです。したがって「江戸幕府を開いた家康はやはり伊達政宗黒田官兵衛前田利家などといった他の戦国大名に比べて格上」「新政府の中心人物となった大久保利通西郷隆盛木戸孝允などといった他の明治新政府高官に比べてやはり格上」などと言うことは充分あり得る。
 当然ながら常岡や北丸のとんちんかんさは「プーチン発言を格上、けつの穴がでかい、と理解することの是非」とは全く関係ありません。

常岡浩介がリツイート
kazukazu88
 子供をクレムリンに招待とか、マフィアみたいな脅迫をするんだなとか思ったら、「良い話」と解釈する人がいて、世の中の広さを感じた*38w。政府同士の緊張関係が高まっている時に外交官を招待するのではなく子供を招待とか家族を巻き込むのは、当の外交官にとっては「脅迫」と感じるのではないかと。

 いや俺も「ご家族含めて、外交官をクレムリンに招いて誤解を解きたい*39」あるいは「お前らメリケンは我がロシアの外交官を追放したけど、俺達はアメリカの外交官どころかそのご家族すら歓迎する気だから」つう「俺様は寛大で懐が深いんだぜアピール」の「よい話*40」かと思いましたけどね。勿論俺だって「ヤクザ的な脅迫の存在」位知ってますけど、相手は仮にもロシア大統領と米国大統領ですからね。
 まさかロシア大統領が米国大統領相手にそういうことするとは普通の人は思わないんじゃないか。
 大体、一般人*41(例:ロシア公安による暗殺疑惑がささやかれるジャーナリストのポリトコフスカヤ*42)ならまだしも「『国の代表である外交官』の家族の命を奪う気がある」と「ジリノフスキーのようなトンデモ極右ロシア人」ならともかく仮にもロシア大統領が米国相手にアピールしたら大問題でしょうよ。
 実際、プーチン発言が、常岡やその類友の理解のように「ある種の脅迫と理解すべきか」どうか、単に「常岡や類友」の「プーチン発言に対する曲解、いいがかり」で普通に「文字通りに理解すべきか」どうか知りませんけど。仮に常岡らの言い分が正しいとしても「どこにも解説が書いてなければ」ロシアについて詳しいわけでもない普通の日本人はそうは理解しないでしょう。仮に常岡らの言い分が正しいとしても、問題は「プーチン発言の趣旨」について解説を書かないメディアの方であって読者からすれば「そんなんわからんがな」ですね。
 一般日本人にとって、プーチン発言と、ヤクザが脅しとして「暗い夜道に気をつけろ」「電車のホームには気をつけた方がいい」つうのはかなり違うでしょう。

常岡浩介
・日本で「トランプが勝ってよかった」と述懐した嘆かわしい中東専門家がいたことを忘れない。
・中東で米国が大失敗をやらかしたことは、「ロシアならよい」とか、「カダフィは、アサドは、正しかった」なんてことを少しも意味しないんだけど、日本の中東専門家の中東と欧米(の、西の方)以外への基礎知識の欠如たるや酷すぎる。中学校で勉強し直して欲しい。

 具体的に誰のことなんですかね。「中東専門家の皆さん」に風評被害が生じないように、「常岡がそう批判する証拠(その専門家氏の雑誌執筆記事、テレビでのコメントなど)」を挙げた上で「誰のことか、はっきり実名を出した方がいい」でしょう。

常岡浩介がリツイート
Eleni / エレニ ‏@EleniNumber5
 オバマ VS マケインの時は、ロシアはオバマ推しだったらしい(結局その見立ては正しかった訳だが)。
 マケインが大統領になっていたら、少なくともここまでロシアに無防備に押し込まれる事はなかったんだよな。

 おいおいですね。マケインの副大統領候補はもちろん「あの非常識な茶会(ティーパーティー)女」「女性版トランプ」ペイリン・アラスカ州知事なんですが、常岡とその類友は「ロシアに強硬政策をとるならペイリンが副大統領でもいい」んでしょうか。反ロシアをこじらせるとここまでバカなことをいうようになるのか。
 勘弁して欲しいですね。大体ペイリンなんか副大統領候補にして勝てるわけもないし。あれで共和党支持層ですらオバマに投票したり、棄権したりしてマケインに投票しなかったわけです。「茶会に嫌われてるから茶会の票が欲しい。茶会系のペイリンを副大統領候補にしよう」と思ったマケインの大失策です。そもそもマケイン支持層は「茶会が嫌いだから」、茶会に距離を置くマケインを支持してた人が多いわけです。結果「茶会の票は取れても茶会以外が逃げていって逆効果になった」。
 「ロムニーマサチューセッツ州知事(2012年の共和党大統領候補)が二期目のオバマに勝てば良かったのに」ならまだ多少理解もできますが、「マケインに勝ってほしかった」は常識で考えてありえない。まあ、そもそも「共和党ならオバマより対ロシアで強硬路線」なんつう常岡や類友の主張には何の根拠もありませんが。
 そしてこういう事を言う常岡とその類友は「イラン核合意」「米国キューバ国交正常化」「オバマケア」とかオバマの業績を「何とも思ってない」か、「共和党のように否定的」なんでしょうね。げんなりします。

常岡浩介がリツィート
Ryoji Fujiwara*43 ‏@JP_Fujiwara
 これは分かりやすい…。あまりにも分かりやすい…。アホみたいに分かりやすい…。
 いかにも机の上で考えた理屈*44だ…。まともな中東研究者は本当に少ない。
■現代ビジネス『これでわかる!「シリア内戦」の全貌〜そして「イスラーム国」が台頭した』末近浩太*45
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48257

 まあ、「アンチアサドの単純バカ」常岡や藤原の期待に反し、末近氏、青山弘之氏*46などといった日本の中東研究者で「アサドとロシアが全て悪い、アサドを打倒すれば全てバラ色」つう人間は「常岡や藤原がぼやくように」恐らくほとんどいません。
 俺個人は「アホみたいにわかりやすい」のはむしろ「常岡や藤原」の「全てアサドが悪い」だと思います。救う会北朝鮮打倒論並みにわかりやすい(皮肉)。
 青山氏、末近氏は「アサドが正しい」と言ってるわけではなく「アサドは独裁者だが反アサド派も別に国民大多数の支持を得ているわけでもないし絶対の正義でもない」「アサドはイランやロシアなどが、反アサド派は米国やサウジアラビアなどが支援しており代理戦争の性格を強めている。また反アサド派からもアサドからも距離を置いているクルドに注目する必要がある。」ですから。誰がどう見ても青山氏や末近氏の方が言ってることは常岡や藤原より複雑です。まあ複雑か、単純でわかりやすいかは正しさとは全く関係ありませんが。なぜなら「単純な問題は単純に語れるが、複雑な問題は複雑に語るしかない」し、無理して単純化すれば事実に反する物言いになりかねないからです。
 しかし、まあ、「わかりやすい」とはいえ、常岡や藤原のような見解は日本では支持が少ないわけです。少なくて当然と思います。
 人間社会は簡単な勧善懲悪の世界じゃない。時代劇や西部劇じゃあるまいし「あいつは100パー悪で、こいつは100パー善」なんてことの方が少ないわけです。まともでないのはむしろ常岡や藤原の方でしょう。まあどっちにしろ「世間に相手されない無能」の常岡や藤原が「俺達を相手しない日本メディアは間違ってる!。なぜ青山や末近が俺達より重用される!。あんな奴らまともじゃない。」とぼやいたところで何もどうにもなりません。常岡や藤原て自分のやってることのばかばかしさに空しさを感じないんですかね?。まあ感じないバカだからこういう無内容ツィートができるんでしょうけど。

常岡浩介
「安倍はアメポチ」といってたみんなたちは…

 「稲田が靖国参拝したから」「安倍がプーチンと会ったから」安倍はアメリカのポチじゃないと強弁する常岡です。
 安倍が「アメリカのポチ」だからこそ「安倍ではなく稲田が参拝」し、「プーチンと会ってもウクライナ問題を理由とした日本のロシア制裁は結局解除されなかった」。
 そもそも安倍が真珠湾訪問したこと自体「ポチの証明」なんですが常岡は何考えてるんでしょうか。
 「逆張りすることに喜びを感じる天の邪鬼が常岡」なのか。そういうの、本当に非常識ですよねえ。

常岡浩介がリツイート
露探【円谷猪四郎】 ‏@karategin
 一体どこの平行世界の話か
>中国の海洋進出阻止のために描くべき、「日米露印包囲網」という戦略(郄橋洋一)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50576

 もちろん「アンチロシアの常岡とその類友」は「アンチロシアの立場」からこういうわけですが「そう言うアンチロシアの立場」にたたなくても「経済大国中国」をロシアやインドが「日本右翼的な封じ込め路線」にたって敵視することはあり得ない。メリットがないからです。つうか米国だってそんな立場じゃないでしょう。まあ、高橋だって本気でなくて日本ウヨへの媚びでしょうが。
 以下、高橋の駄文にも突っ込んでみます。

 政治的自由のない中国では、経済的自由にも制約がある限り、本格的な資本主義を指向できないはずで、中国の経済発展にはいずれ陰りが出てくる。今はまさにフリードマンが予想したとおり、中国の経済成長が行き詰まっている状況だ。
 その点、民主化をすすめてきたロシア*47のほうが、経済成長ののりしろが多いはずであり、ビジネスマン出身のトランプ氏は、そのあたりを本能的にかぎ分けて、ロシアと中国への接し方に温度差があるようにも見える。

 ばかばかしい。「のりしろが大きい」と言えば聞こえがいいですが要するに「ロシアはソ連崩壊後経済が衰退し、今は経済が全然発展してない→だから発展の余地がある」つうだけの話です。民主主義云々と全く関係ない。
 それを「のりしろが大きい」と言っていいなら「文革後の中国ものりしろは大きかった」し「今の北朝鮮なんかものりしろは大きい」でしょう。実際、中国は「その後、大きな経済発展をした」のだから「のりしろが大きかった」と言っていいのでしょうが。
 「大きなのりしろ」から利益を得るには「開発しなければならず」その開発がうまくいくかは未知数です(うまく行った中国は文革時の貧困国家から大経済大国に躍進しましたが)。一方、中国は「のりしろが小さくなった」とはいえ「市場それ自体がロシアよりずっとでかい」わけです。
 今の中国が「のりしろが小さくなってる」のは民主主義云々ではなく「経済高度成長に一段落ついたから」です。日本だって高度経済成長時のような高成長はもはや望めないわけです。とはいえ「内陸部はまだまだ貧乏らしい」し、「市場それ自体のでかさ」を考えてもロシアより市場として有望でしょう。

民主的平和論によれば、民主度の低い国ほど戦争を起こしやすいとされる。

 「中国、北朝鮮やロシアは民主的じゃないから日本周辺で戦争が(以下略)」と言い出す高橋です。ばかばかしい。ぶっちゃけ高橋が主張する「民主的平和論」なんてもんはインチキでしょう。それならばなぜ「一応民主主義国家」の米国やイスラエルが戦争ばかりしてるのか。「好戦的であること」と「政治が民主的かどうか」はぶっちゃけ何の関係もありません。民主主義には勿論意義があります。小生も勿論民主主義支持ですが、その理由は少なくとも「民主主義は平和的だから」ではありません。

桜木武史
 反体制派に不満を持つ市民も多く見かけました。奴らが来たから空爆が始まった。自由軍の名を借りて盗みを働いている。勝手に人の家を破壊する。勢いだけで、何もしてくれない。ただ、誰一人としてアサド政権の方がマシだと言う人は反体制派地域では一人もいませんでした。
 反体制派地域だから当たり前じゃないかと思う方がいるかもしれません。そんな方は手遅れですが、アレッポに足を運べば分かります。現在のシリアでアサド政権を擁護できる要素は一切ありません。

 桜木の「反アサド」つう立場が改めて「疑いの余地なく」よく分かりますが果たしてこれって「反アサド政治活動家」ではあっても「ジャーナリスト」て言えるんでしょうか?

常岡浩介
 留置場なう。

 まーた身柄拘束されたそうです。今度は台湾だそうです。何で常岡が台湾に行く*48のかよく分かりません。また何で台湾政府が常岡の身柄を拘束するのかもよく分かりません。

桜木武史 ‏@takeshisakuragi
 先週、7歳の女の子がダマスカス*49のミダーン地区の警察署で自爆しました。9歳の姉は内務省で実行に移す際に警備員に止められ、逃走しました。母親と父親が娘たちに別れを告げる動画が出回っています。ヌスラ戦線(レバント征服戦線)の犯行だとされています。

 「ヌスラ犯行説」が事実ならヌスラは邪悪としか言い様がないですね。

神田大介 ‏@kanda_daisuke
 トルコ警官によるロシア大使銃撃事件に対するロシア側の反応は、意外にも極めて落ち着いたものだった。昨年11月、シリア・トルコ国境を飛行中のロシア軍機がトルコ軍に撃墜された際、ロシアが「激怒」したのと非常に対照的だ。プーチン大統領はトルコ側の責任を問う発言をまったくしていない。
 シリア情勢ではロシアの存在感が際だっているが、経済、軍事力とも、ロシアは大国だが米国のような超大国では決してない。ロシアもまたトルコと敵対するほどの余力はない、のかもしれない。イランも含めた20日の3カ国協議からは、どの国も続く騒乱の収束を求め、歩み寄っている感じ*50を受けた。

 「警備の失敗」というトルコの責任自体は問うでしょうね。ただ撃墜事件と違い「エルドアンの命令による行為」ではないしエルドアンもこのテロは批判してる。プーチンとしてはトルコがアサド政権容認に動いてるなか、「エルドアンを下手に追い詰めて逆ギレされるよりは」つう判断でしょう。とはいえ何も責任を問わないと言う事はあり得ないでしょう。

神田大介 ‏@kanda_daisuke
・ロシアのラブロフ*51外相は、シリアのアサド政権と反体制派の停戦で、(ボーガス注:ロシア、イラン、トルコの)3カ国が後見役を担うことで合意したと発言。ロイター。ただし、シリアの領土保全を原則とするとのこと。どうやらアサド政権によるシリア統治の存続という方向性が固まったようだ。
・3カ国が合意した文書の中身がまだ入ってこないが、つまるところトルコが従来の反アサド政権という姿勢を変え、存続を認めたというのが最も重要なポイントということになりそう。
・これでトランプ氏が大統領に就任した後の米国がアサド政権の存続を認めれば、少なくとも国際政治の上ではシリア内戦は終わりということになる、のかな。国連が仲介する次回のシリア和平協議は2月8日に予定されている。

 政府軍のアレッポ制圧時点で予想の範囲内ですが、常岡や黒井、桜木やid:noharraのような狂信的アンチアサドが何というか気になるところです。

常岡浩介がリツイート
Siam Cat_036 ‏@SiamCat3
 60年前の日ソ共同宣言以前にまで後退*52させてロシアの“主権”を認めたような大失敗の「北方領土共同経済活動」を6割が賛成して内閣支持率が上がったって?
http://mainichi.jp/articles/20161219/k00/00m/010/037000c

 おいおいですね。結局政府与党&マスコミが「大成功」と大本営発表してるからなんですかね。大幅に下がらないまでも「何や、あの交渉結果は」と下がるかと思ってたんですけどね(ただし支持率は未だに50%台とは言え1〜2%の微増であり「誤差の範囲内」。少なくとも日露交渉が「支持率を大幅に上げる程評価されてないこと」も事実ではある)。
 それにしたって「当初宣伝(島の返還が進む)とまるきりかけ離れてること」を見て支持するつうのも酷い話で「日本人の知性の劣化」にげんなりし「どうすれば今の政治が変わるのか」と憂鬱になります。野党も批判してるし、自民党の二階*53幹事長すら「このままじゃ経済支援しか決まってない。これで成功なんて言ったらとんでもない話だ。これをどう島返還につなげるかが問題だ」と言う趣旨の苦言してるのにねえ。
 「北方領土問題の進展に期待する」つう回答が多いってのも恐ろしい話で「単に経済支援が決まった」「経済支援が進めば友好ムードで島が返るんじゃないか」程度の話で何で期待できるのか。
 確かに「経済支援とのバーター」以外では返還はないでしょうが「経済支援すれば当然に返してくれるわけではない」。そして今のところプーチンは「返すつもりだ」なんてことは何一つ明言してないわけです。もちろん「返すつもりだが国内の反対世論を恐れて言ってないだけ。経済支援が進めば返還を言い出す」という可能性もありますが可能性は可能性でしかない。逆に「返す気もないのに返還するそぶりだけ見せて、経済支援を得たら、あとは『返すなんてそもそも言ってない』とはしごを外す」可能性もあるわけです。
 いや「島の返還はどうでもいい、日露経済交流それ自体が大事だ、日本企業の金儲けは大事だ」てのならまだわかるんですがね。
 大体、こんなことで「北方領土問題の進展に期待する」のならそれこそ「拉致解決のために北朝鮮経済支援しろ」て話です。島の返還が何一つ決まってないのに「友好ムードで島の返還を目指す」として政府がロシア経済支援をし、それを国民も「評価し」、マスコミもろくに批判しないのに「拉致解決のための北朝鮮支援」は何故か実施どころか、ろくに議論もされない。どうみても日本という国は狂っています。

常岡浩介がリツイート
神田大介*54 ‏@kanda_daisuke
・これは極めて深刻な事態。トルコを含む各国のロシア大使館前では、ロシアが支援するアサド政権のアレッポ制圧に反発するシリア人らによるデモが起きていた。そんな状況でロシア大使の警護が十分にされていなかったとすれば、トルコはロシアから強く責任を問われる事態になるだろう。
・シリア・アレッポで、ロシアはアサド政権を、トルコは反体制派を支援。代理戦争の構図で、アレッポは数日前にアサド政権軍が制圧した。つまりトルコはロシアに敗北を喫したということになる。トルコの警察官がロシア大使を殺害した今回の事件は、その報復と考えるのが自然だろう。
・ただ、トルコの警察官がロシア大使を殺害したという事態については、(ボーガス注:仮に軍や警察の暴走で背後関係があるとしても、エルドアンの命令のわけもなく)トルコ政府はロシアに謝罪する他ないだろう。
・その方向で考えると、犯人の警察官は「トルコ政府、エルドアン大統領、与党・公正発展党」の支持者という可能性が高くなる。ただ、仮に家宅捜索でそうした物証が見つかっても、闇に葬られそう… あるいは、「(ボーガス注:エルドアンと対立する)ギュレン師派だった」ということになるのかもしれない。
・トルコ政府は7月のクーデター未遂をギュレン師派の犯行と断定し、政府が同派とみなした公務員や教師、司法・報道関係者、関係機関などを大量粛清。ギュレン師が住む米国政府に身柄の引き渡しを要求したが、確たる証拠は示していない。今回の大使暗殺事件すら利用しそうなエルドアン*55ではある。
・とかツイートしている間に、暗殺犯の警官はギュレン師派だったと既にトルコメディアが報じ始めているとの情報が。ギュレン師派が思想的にロシア大使を殺害する理由は乏しいし、そもそも警官にまだなおギュレン師派がいたとすれば警察や情報機関の失態ということになるが…

 まあ、どんな目的で暗殺したのか、背後関係があるのかはともかく、こんな暗殺をしてもトルコに何のメリットもないし、シリア問題の解決にも役立たないのは確かでしょう。

桜木武史 ‏@takeshisakuragi
 少なくとも彼の行動を批判するようなシリア人はここにはいないと思う。アサド政権と同様にロシアへの憎しみを口にするシリア人がここには数え切れないほどいるから。

 彼というのが何を指すかよく分かりませんが前後の文脈から見て「トルコ駐在のロシア大使を暗殺した犯人」でしょう。ロシア憎さのあまりテロまで容認するんだから桜木は人として終わっています。さすがに「殺されて良かった」と言うことは躊躇してるようですが。
 もはや桜木はジャーナリストではなくただの「アンチアサド活動家」でしょう。
 シリア問題ではロシアと対立する米国ですら哀悼の意と真相解明を表明、主張しているのに全く桜木は非常識です。
 大体「プーチン*56大統領やメドベージェフ*57首相暗殺*58」ならともかく「トルコ駐在のロシア大使」なんかを暗殺したところで何がどうなるわけでもない。犯行動機は犯人がその場で射殺されたため不明ですが、仮に「シリア問題」が動機だとしても何の問題解決にもなってません。
 単にロシア人の反トルコ感情を助長しかねないだけです。なにせ犯行者は現役の警官ですし。問題が「交番から盗まれた拳銃が使われた文世光事件(朴チョンヒ暗殺未遂)」の比じゃない。 
 トルコもマジで焦ってることでしょう。

参考
【文世光事件】

■文世光事件(アマゾン)
 1974年8月15日に発生した朴正煕韓国大統領暗殺未遂事件。朴の妻・陸英修が流れ弾に当たって死亡した。犯人の文世光には死刑が執行された。
 この事件の為、日韓関係は日韓国交正常化後、最悪の状態に陥ったと言われる。犯人・文世光が所持していた拳銃が大阪府内の派出所より盗まれた物であった事による。
 明確な謝罪のない日本側に対し、朴は「日本は本当に友邦なのか?」と怒りだし、ついには「(ボーガス注:日本にとって1972年に国交を正常化した)中共だけが一番なのか。(日本と断交しても)安保、経済に問題はない」、「日本は赤化工作の基地となっている」という言葉まで出た。しかし、朴の側近が「このまま断絶してしまえば、今までの苦労が水の泡になってしまう」と説得し、日韓双方で、「日本政府が遺憾の意と事件の再発防止を表明すること」などで合意し、最悪の事態はまぬがれた。
 事件から4日後の8月19日に執り行われた葬儀(国葬)において、日本からは田中角栄*59首相が出席した。その際、田中の「えらい目に遭われましたね」という言葉に、朴は言葉が軽すぎると憤慨したと言われている。
 加えて、8月29日に木村俊夫*60外相が国会答弁の中で「客観的に見て、韓国には北朝鮮による脅威はない」と述べたことで、かねてから鬱積していた反日感情が一気に爆発、連日日本大使館前には抗議のデモ隊が押し寄せ、9月6日には群衆が日本大使館に乱入し日章旗を焼き捨てる事態にまで発展した。
 事態を見かねた日本政府は、9月19日に親韓派の重鎮・椎名悦三郎*61自民党副総裁を政府特使として訪韓させ、両国間での問題決着がはかられた。朴は椎名との面談の席上で、「日本が引き続き、こんな風な姿勢を取れば、友邦とは認められないのではないか」、「(日本の姿勢は)政治と外交、法律に関係なく、東洋の礼儀上、ありえない事」、「日本外務省には秀才やエリート官僚が集まっていると聞いたが、どうやってこのような解釈ができるのか」など、激しい言葉で日本を糾弾した。退出した椎名は「長い公職人生でこれほど罵倒されたことはなかった」と憤懣やるかたない表情で語り、付き添っていた金鍾泌*62首相があわててなだめる一幕もあったという。

【駐トルコのロシア大使暗殺事件】

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161220/k10010812981000.html
NHK『トルコ ロシア大使が警察官に撃たれ死亡』
 トルコの首都アンカラにある芸術センターで19日午後7時ごろ(日本時間20日午前1時ごろ)、写真展の開会式に出席していたロシアのアンドレイ・カルロフ大使が、スピーチをしていたところ、突然、銃を持った男に背後から撃たれて死亡しました。
 男は警察にその場で射殺され、トルコのソイル内相は、警察の特殊部隊に所属する警察官だと明らかにしました。
 現場を撮影した映像では、男は大使を襲ったあと、トルコ語で「アレッポを忘れるな。シリアを忘れるな」と叫んだほか、アラビア語で「神は偉大なり」と繰り返していました。
 内戦が続くシリアでは、アサド政権がロシア軍の空爆支援を受けて、反政府勢力の最大の拠点だった北部の主要都市アレッポのほぼ全域を制圧したばかりでした。トルコの捜査当局は、こうしたアレッポをめぐる状況が事件の動機となった可能性があると見て調べています。
 一方、事件を受けて、トルコのエルドアン大統領は、ビデオによる声明で哀悼の意を表し、事件を強く非難しました。そのうえで、「プーチン大統領との電話会談で両国の関係を壊そうとする挑発だという認識で一致した」と述べ、テロとの戦いで協力していくと強調しました。
プーチン大統領テロとの戦い強化」
 ロシアのプーチン大統領は、ラブロフ外相や対外諜報庁の長官などと協議を行いました。
 この中で、プーチン大統領は「明らかな犯罪、かつ挑発でありロシアとトルコの関係正常化や双方が前に進めようとしているシリアの和平プロセスの破壊を狙ったものだ」と述べました。
 そのうえで、「大使の殺害に対しては、テロとの戦いを強化することで答えなくてはならない。ならず者どもは、これを身をもって感じるだろう」と述べ、内戦が続くシリアでの軍事作戦を強化する考えを示しました。
 さらに、プーチン大統領は、ロシアで重大事件を担当する捜査委員会が刑事事件として捜査を開始したと述べたうえで、捜査委員会に対しトルコ当局の捜査に協力するため、特別チームを編成し、アンカラに向かうよう指示したことを明らかにしました。
■トルコ外務省 友好に影落とすこと許さない
 トルコ外務省は声明を出し、亡くなったカルロフ大使のトルコでの業績をたたえたうえでロシアの国民と政府に哀悼の意を表しました。
 そのうえで、今回の事件を卑劣なテロ攻撃だと非難し、「事件が両国の友好に影を落とすことは許さない」として、テロとの戦いでロシアと協力していく立場を強調しました。
■米国務省報道官「暗殺を非難する」
 アメリ国務省のカービー報道官は、トルコでロシアの大使が銃撃を受けて死亡したことについて、19日の定例の記者会見で「アメリカはカルロフ大使の暗殺を非難する」と述べ、アメリカとしても事態を看過できないとの立場を強調しました。
 そのうえで「この卑劣な行為の捜査に乗り出したロシアとトルコに対して、アメリカは支援する用意がある」と述べて、捜査に協力する姿勢を示すとともに、容疑者についてはさまざまな報道があるものの、まずは捜査を進めることが重要だと指摘しました。

黒井文太郎がリツイート
Kazuto Suzuki ‏@KS_1013
オバマ大統領はもともとイラク戦争終戦が公約だったので、イラク、アフガンに加えてシリアとなると負担が大きすぎ、(ボーガス注:またシリア内戦への英国軍投入を)英国議会が否決したことで米国内世論も持たないと判断したのだと思います。

 まあ、そういうことでしょう。「シリア内戦に介入すること(平たく言えばアサド政権の転覆)の是非」ももちろんありますが、それ以前にそんなことが現実的にできるわけがないでしょう(ただしオバマは反アサド派を軍事支援するという形では介入しています。ロシアのように自国軍を投入はしていませんが、介入してないわけではありません)。そうした現実を無視して「米国はアサド政権を軍事攻撃しろ、ロシアが反アサド派を軍事攻撃するように」と放言する常岡や黒井の馬鹿さは救いようがないですね。そもそも「米国が軍事介入しなきゃ反アサド派が勝てるか分からない」という時点で「アサドが独裁者だとしても反アサド派も国民的支持なんてないんじゃん?」「そんな奴らを支援してアサドを打倒させていいのか?」「つうかそんな奴らが米国の支援受けたら完全に米国の傀儡になってまずいんじゃ?」「ロシアのアサド支援を『傀儡化』だの『内政干渉』だの常岡らが言ってたのと『反体制派への米国支援を求めること』と矛盾しねえのか?」などと思わない、常岡や黒井は理解ができませんね。
 まあ、「独裁者だから打倒する」「支援するロシア、イランが許せない」という常岡、黒井の物言いは「ロシア、イラン」を「北朝鮮」に書き換えればそのまんま救う会北朝鮮打倒論として使えます。
 「北朝鮮打倒論」id:noharraはツイートで「アサド打倒論」も唱えていますが、おそらく常岡や黒井は北朝鮮についても打倒論なんでしょう。無論アサド打倒論も北朝鮮打倒論も「法的、政治的、道義的に適切か」と言う問題もありますが、それ以前に「非現実的」なわけです。実行可能性が極めて低い。
 実行可能性が極めて低いことを放言する黒井や常岡のような輩は端的に言ってバカです。

参考

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-30/2013083007_01_1.html
赤旗『シリアに軍事介入、英仏、国民多数は“ノー”』
 シリアへの軍事介入に積極姿勢を見せる英国、フランス両政府に対し、両国民の多数派は反対の声をあげています。
 英国の民間調査会社「ユーゴブ」が26、27の両日に行った世論調査では、英国によるシリアへの海上発射ミサイル攻撃について「反対」50%、「賛成」25%となりました。同社のケルナー社長はBBCに対し、調査結果について「誰も英軍の介入を望んでいないに等しい」と話しました。
 フランスでは、フィガロ紙(28日付電子版)が発表した世論調査結果で、「(シリアへの)仏軍投入に賛成か」との問いに、「反対」が59%、「賛成」は41%にとどまりました。
 民意に背を向ける政府の強硬姿勢に対し、英国では28日、反戦団体が抗議行動を実施。「シリアから手を引け」「シリア国民に対する米国の戦争にノー」と書かれたプラカードを手に、ロンドン中心部をデモ行進しました。
 フランスでは、軍事介入に積極的なオランド大統領と与党社会党に対して野党が反発。最大野党、国民運動連合のコペ党首は28日、ラジオ番組でシリア問題にふれ「政治的解決しか道はない」としてオランド氏に慎重姿勢を求めました。フランス共産党は「深刻な懸念」を示す声明を発表し、議会での審議を要求。左翼党のメランション共同議長はテレビ番組で、「シリアへの介入は重大な誤りだ」と強調しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-31/2013083101_08_1.html
赤旗「英、軍事行動を断念、下院が政府提案を否決、シリア」
 英下院は29日夜、キャメロン首相が提案したシリアへの軍事介入を容認する決議案を反対285、賛成272の反対多数で否決しました。否決後、キャメロン氏は「英国議会が軍事介入を望んでいないことは明白だ。政府はそれに従って行動する」と述べ、事実上、英国の軍事行動断念を表明しました。

*1:著書『集団的自衛権日本国憲法』(2002年、集英社新書)、『13歳からの平和教室』(2010年、かもがわ出版)、『ヒロシマと広島』(2011年、かもがわ出版)、『すっきり!わかる 集団的自衛権Q&A』(2014年、大月書店)など

*2:非常事態相、モスクワ州知事などを経て国防相

*3:クーデター未遂の黒幕は米国亡命中のギュレンだとしてトルコが身柄引き渡しを求めたギュレンについて米国が「黒幕とするトルコの主張に根拠がない」として引き渡しを拒否した事件

*4:イスタンブル市長、首相を経て大統領

*5:著書『現代ロシアの政治・経済分析』(1998年、丸善ブックス)、『ロシアの「新興財閥」』(2001年、東洋書店ユーラシア・ブックレット)、『ロシアの軍需産業:軍事大国はどこへ行くか』(2003年、岩波新書)、『現代ロシアの経済構造』(2004年、慶應義塾大学出版会)、『ロシア経済の真実』(2005年、東洋経済新報社)、『ネオKGB帝国:ロシアの闇に迫る』(2008年、東洋書店)、『「軍事大国」ロシアの虚実』(2009年、岩波書店)、『ミクロ分析・経済危機下のロシア』(2010年、東洋書店ユーラシア・ブックレット)、『プーチン2.0:岐路に立つ権力と腐敗』(2012年、東洋書店)、『ウクライナ・ゲート:「ネオコン」の情報操作と野望』(2014年、社会評論社)、『ウクライナ2.0:地政学・通貨・ロビイスト』(2015年、社会評論社)、『プーチン露大統領とその仲間たち:私が「KGB」に拉致された背景』(2016年、社会評論社)など

*6:個人サイト(http://kazuhiko-togo.com/)。外務省ソ連課長、駐ロシア大使館次席公使など歴任。鈴木宗男事件で鈴木との関係を問題にされ事実上外務省を追放される(退職に追い込まれる)。現在は京都産業大学法学部教授。著書『歴史と外交:靖国・アジア・東京裁判』(2008年、講談社現代新書)、『北方領土交渉秘録:失われた五度の機会』(2011年、新潮文庫)、『歴史認識を問い直す:靖国慰安婦・領土問題』(2013年、角川ワンテーマ21)、『危機の外交:首相談話、歴史認識、領土問題』(2015年、角川新書)など。近衛、鈴木内閣外相を務めた東郷茂徳の孫。外務事務次官、駐米大使を務めた東郷文彦の息子。

*7:家族会にも話が通せればベストだが多分無理なので俺的には無視してもOK。「ウヨの巣窟」救う会拉致議連には話をするだけ無駄なので最初から無視してOK。

*8:つまりはプーチンへの逮捕状発行したい、つう意味でしょう。まあその前に救う会らウヨが「拉致問題金正恩に逮捕状を」「チベット問題で胡錦濤に逮捕状を」とか言いそうな気がしますが

*9:勿論2008年のこと

*10:勿論2009年のこと

*11:法相、外相など歴任

*12:労働党党首、首相、国防相を歴任

*13:2009年当時。2016年現在のバラクは「元国防相

*14:2016年現在は国防相

*15:陸軍司令官時代にアジェンデ政権をクーデターで打倒し大統領に就任。

*16:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*17:電力工業大臣、国家教育委員会主任(日本の文科相に当たる)、首相、全国人民代表大会常務委員長など歴任

*18:副首相、全国人民代表大会常務委員長など歴任。2015年6月に死去。

*19:教育文化大臣、内務大臣などを経て首相

*20:小生はパレスチナ問題については無知な上、失礼ながらあまり興味もありませんがこの「バラク訴追要求に象徴される2009年のイスラエルパレスチナ関係」は残念ながら今も多分変わってないのでしょう。

*21:防相、首相を歴任。和平合意に反発するイスラエル右翼のテロで暗殺される。

*22:外相、首相、大統領を歴任

*23:著書『ロシア・語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2008年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)など

*24:国会議長、チャベス政権外相、副大統領を経て大統領

*25:ベネズエラ左翼ではないから、このツィートの主が問題にしてるのはベネズエラ限定ではないのでしょう。

*26:著書『国家と対峙するイスラーム:マレーシアにおけるイスラーム法学の展開』(2016年、作品社)。AMAZONの著者紹介に寄れば同志社大学一神教学際研究センター(CISMOR)リサーチ・フェロー。

*27:ただし選挙結果それ自体への影響はないでしょう。

*28:労働党党首(2010〜2015年)。兄のデイヴィッド・ミリバンドはブラウン内閣外相を務めた政治家、父のラルフ・ミリバンドは『現代資本主義国家論』(1970年、未來社)、『マルクス主義政治学入門』(1979年、青木書店)、『イギリスの民主政治』(1984年、青木書店)、『階級権力と国家権力』(1986年、未來社)などの著書をもつ政治学者。

*29:オバマがマジでそんな馬鹿なコトしてるのか知りませんが、事実なら、オバマの責任転嫁にも困ったもんです。

*30:そもそもシリアは化学兵器使用を否定していましたし、イラク戦争で「大量破壊兵器が出なかったこと」もあり英国世論は「ガセじゃねえのか?」と懐疑的でした。そんな中、「イラク戦争の二の舞」を恐れたミリバンドは「化学兵器使用の確実な証拠」を求め、キャメロンはそうしたミリバンドら懐疑派の説得に失敗したわけです。

*31:俺個人は非の立場ですが。

*32:つうか「安田を救う」という与太と、その与太をごまかすための西谷文和氏への誹謗、及び度重なる無様な海外での身柄拘束事件で既にほとほと常岡には呆れています。

*33:「親サウジだとアルカイダ系じゃない」と言いたいらしい常岡の主張も意味不明です。というのは「中東素人の小生には真偽は分かりませんが」、アルカイダとサウジには「密接なつながりがある」とする説が有力だからです。

*34:つうか常岡がリンクも張らなければ、論文名も表示しないので常岡が批判する「青山氏の該当論文」が何かわからず、常岡が批判するような主張「シャームはアルカイダ系」を青山氏がしているかどうか自体、確認が困難ですが。

*35:もちろん選挙はありますが、有力対立候補がいないので事実上、任期がないような状態です。

*36:なんでそう言うとんちんかんな解釈ができるのか分かりませんが。

*37:というか民主的でない人物

*38:いやむしろ「俺(常岡と類友)が分かることは、説明しなくても皆分かるはず」つう常岡や類友の方に俺は「世の中の広さを感じたw」なんだが。

*39:「本気で招いて」誤解を解きたいのか、単に「俺はサイバー攻撃などやってないアピールしてるだけ(本気で招く気はない)」なのかはひとまずおきます。

*40:もちろん「プーチンを褒めてるわけではなく」、常岡や類友の言うような危ない話とは理解しなかったという意味です。

*41:もちろんポリトコフスカヤなど、なら暗殺していいと言うことではなく、外交官やその家族なんか暗殺したら、米国からのカウンター攻撃の危険性がでかすぎるだろう、ということです。

*42:著書『チェチェン やめられない戦争』(2004年、NHK出版)、『プーチニズム 報道されないロシアの現実』(2005年、NHK出版)、『ロシアン・ダイアリー:暗殺された女性記者の取材手帳』(2007年、NHK出版)

*43:個人サイト(http://www.ac.auone-net.jp/~fujiwara/)。著書『ガザの空の下』(2016年)

*44:きちんとした資料を基にきちんとした論理的思考をするのなら「机上の理屈」でも何ら問題ないでしょう。「現地に行けば正解が得られる」ほど話は簡単じゃないでしょう。「机上の理屈」なんて藤原のツィートはその意味で全く無価値です。もっとまともな批判ができないのか。

*45:立命館大学教授。個人サイト(http://www.suechika-kota.net/)。著書『現代シリアの国家変容とイスラーム』(2005年、ナカニシヤ出版)、『現代シリア・レバノンの政治構造』(2009年、岩波書店、青山弘之氏との共著)、『イスラーム主義と中東政治:レバノン・ヒズブッラーの抵抗と革命』(2013年、名古屋大学出版会)など

*46:東京外国語大学教授。個人サイト(http://syriaarabspring.info/aljabal/)。著書『混迷するシリア』(2012年、岩波書店)、『「アラブの心臓」に何が起きているのか:現代中東の実像』(編著、2014年、岩波書店)など

*47:一応複数政党制とは言え、プーチンが2000年から16年に及ぶ長期政権を実施しているロシアが民主的とはとても言えないと思いますが。

*48:旅券返納したのに旅券申請して出たと言うのも驚きです。「当面中東には行きません」と約束でもしたのか。

*49:シリアの首都

*50:まあロシア、トルコ、イランに限らず何処の国もこの問題からは「自国の国益を保持した上で」「可能な限り」早く手を引きたいでしょう。

*51:外務次官、国連大使などを経て外相

*52:後退かどうかはともかく前進でないことは確かです。

*53:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*54:朝日新聞テヘラン支局長

*55:イスタンブル市長、首相を経て大統領

*56:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*57:ガスプロム会長、大統領府長官、第一副首相などを経て首相

*58:もちろん暗殺して欲しいとも暗殺できるとも思いません。また暗殺したところでロシアのアサド支援は変わらないでしょう

*59:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*60:佐藤内閣官房長官経済企画庁長官、田中内閣外相など歴任

*61:内閣官房長官、池田、佐藤内閣通産相、外相、自民党副総裁(田中総裁時代)など歴任

*62:KCIA部長、首相など歴任