「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(1/6分:島田洋一の巻)ほか韓国・北朝鮮最新ニュース(追記・訂正あり)

■ダイヤモンドオンライン『北朝鮮の核開発はもう停止不能、本気で中国を動かす時が来た』武藤正敏:元・在韓国特命全権大使
http://diamond.jp/articles/-/121598
 武藤氏は「少女像の撤去を要求する」など俺から言わせれば「何馬鹿な事を言ってるんだ。こいつ本当に元大使か?。上司のウケが良ければこういうんでも出世できるのが外務省?」つうバカ発言が多い御仁ですが今回も無茶苦茶なコトを言っています。
 全く俺が尊敬する浅井基文氏(元外務官僚)などとは偉い違いです。
 この記事タイトルから俺は「ああなるほどね、核開発停止が不可能だから渋々容認しようてことね」「とにかく北朝鮮に対して何かするには中国との関係が重要ってのは俺も同感だ」と思ったんですが残念ながらそうではなかった。
 しかし「話が脱線しますが」武藤氏とか「財務省の森友国有地払い下げ疑惑」とか見てると「日本では出世するために何より大事なのは上司にウケることでそれ以上でもそれ以下でもないんだ(呆)」とがっくりしますね。一方、上司に受けなかった「浅井基文氏や田中均氏(外務省)」「ミスターゆとり教育寺脇研氏(文科省)」などは「露骨に退職勧奨されたのか」、そこまでは酷くないが「省内にいても意味がないと失望して自分から辞めたのか」はともかく「外部に飛び出してもやれるほど有能」でも出世できず退官するわけです。
 もちろん「上司にウケるため」には「上司の要望に応える必要がある」わけで「ある意味有能でなければならない」。無能では上司にはウケられない。
 ただ「上司の要望がまともならいい」ですがまともでない上司(例えば安倍)の要望に応える、つうことはそれは「不正義に荷担する」つうことです。
 「大量のユダヤ人を殺したいからその方法を考えろ(ナチスドイツ)→ガス室」「森友に国有地を安く払い下げたいからその方法を考えろ(安倍)→ゴミが埋まってて処分費用がかかることにする」みたいな話でしかない。
 そしてそれは「不正義」云々以前に「所属組織」の利益に反してるかも知れない。その上司は「組織を私物化し、組織をかえって駄目にしてるかも知れない」。
 安倍の支配する日本政府で現在起きてるのはそう言うコトです。シャープとか東芝とか会社が傾いてる(あるいは傾いた)企業で起きてるのも多くはそう言うコトでしょう。

北朝鮮の元駐英大使館の太永浩(テ・ヨンホ)氏は(中略)北朝鮮の核問題を解決するためには「政権を崩壊させる方法しかない」と述べている。

てそんなリスキーなことはできるわけがない。単に脱北者が恨み辛みから、あるいは反北朝鮮右派への媚びから無茶苦茶な事言ってるだけじゃないですか。ペマ・ギャルポが中国相手に無茶苦茶言ってるのと大して変わらない。

 北朝鮮政権を(ボーガス注:クーデターで金正恩政権から他の人物に)交代させるためには、内部からの手引きが必要である。それは米韓にできることではなく、中国の方が人脈もあるはずであり、誰が自分の身の危険を感じているかもわかっているはずである。その意味でも中国がキーパーソンである。

て、そんなことができるわけがないでしょう。
 つうかそんな事を中国はやる気全くない(そもそもやりたくてもできない)でしょうが仮にやらせるとしたら「日米のAIIB加入」など「相当のお土産」が必要でしょう。その覚悟が武藤氏にはあるのか。

 3月3日現在の世論調査でトップを走る「共に民主党」前代表の文在寅ムン・ジェイン)氏。同氏は北朝鮮への宥和的姿勢で知られ、開城工団の再開やTHAAD配備の検討延期などを主張している。

 実際に文氏が当選し、こうしたことを実現してくれるのなら緊張緩和でいいことだと思います。


■防衛装備移転三原則について−『日本とインド』より
http://island3.exblog.jp/26716828/

 以下は、『日本とインド』文庫版(文藝春秋、2014年)のための追記部分である。
 2014年4月1日、第二次安倍晋三内閣(2012年12月26日発足)は、それまでの「武器輸出三原則等」を改め、新たに「防衛装備移転三原則」を閣議決定した。
いわゆる護憲派からの「死の商人」批判などに晒されやすい「武器」という言葉を「防衛装備」に置き換えた

 ただの言葉遊びですね。くだらない話です。武器を防衛装備と、輸出を移転と言い換えようと問題が変わるわけではない。
 そもそも武器は「防衛装備」ではない。防衛用に使われれば防衛装備ですが、そうなる保障はどこにもないわけです。そもそも防衛装備なら自由に輸出すればいい。さすがの安倍も

国連安保理決議により輸出が禁止されている国

には輸出しないわけですが、それこそが武器が「防衛装備でない証拠」です。
 さて何故島田がインドをネタにしてるのか、防衛装備移転三原則は従来の武器輸出三原則と何が違うのかですが、島田の理解では「従来はインドに輸出できなかったが今後は輸出できること」が例えば違いの一つです。
 今インドには紛争はない。ただ過去には中国やパキスタンとの間に国境紛争がありました。こうした紛争は完全に解決したわけではない。再燃の危険性はゼロではない(まあほぼゼロだとは思いますが)。
 しかしそれでも「インドに輸出しろ」と言う島田は何を考えてるのか。これが「中国やパキスタンとの間に紛争が起こることはない」ならまだいいですが、「起こっても構わない、インドは正義だ」「中国や、中国と親密なパキスタンこそが不正義だ」「正義の国に武器輸出して何が悪い」ですから呆れます。
 島田の場合「インドと中国やパキスタンの間に戦争が起こったらさすがに輸出しない」ではなく「中国やパキスタンこそが悪だから安保理決議でインドへの輸出が禁止されない限りインドに輸出しても構わない」と思ってるふしがあるから全く物騒な男です。そんなことをしたら「平和という意味でも問題がありますが」中国やパキスタンと日本の関係が悪化してしまう。
 島田の価値観は完全に「紛争防止」からはかけ離れており、武器輸出を完全に「日本の政治的道具」と見なしています。

 第二次安倍内閣の発足後に出された外務省「日本の軍縮・不拡散外交」(第六版、2013年3月)を見ても、2008年9月の原子力供給国グループ(NSG)臨時総会でインドを核兵器不拡散条約(NPT)の例外とする決定がなされ、日本も「大局的観点からコンセンサスに参加した」との事実に触れながら、なお「インドに対し、非核兵器国としてのNPTへの早期加入…を求めるとの日本の立場に変わりはない」との記述になっている。
 こうした矛盾ないし現実離れした建前は、日印の軍事協力進展にブレーキを掛けたい内外の勢力に付け入る隙を与える。NPTの基本的性格とインド例外化の意味について、日本政府は広報啓蒙活動により力を入れねばならない。

 おいおいですね。NPTに加盟してないから核を持って何が悪いというインドの言い分を認めるなら、「少なくとも法律的には」NPTを脱退した北朝鮮の核保有を認めざるを得ないし、NPT非加盟国(北朝鮮のように加盟後脱退したケースを含む)なら核を持っても何ら問題ないわけです(他にもパキスタンはインド同様核を持っていますし、イスラエルも『認めてはいない』ものの、状況証拠から核保有はほぼ間違いないと見られrています)。イランもNPT脱退すれば核保有して何の問題もない。
 インドの核保有を認めるが北朝鮮やイランは認めないという島田のような主張(米国もそうですが)には何ら正当性はないでしょう。そこにあるのは「インドの核保有は我が国の国益に反しないが、北朝鮮やイランは反する」というむきだしのマキャベリズムでしかありません。そしてそういうものは少なくともNPTの建前ではない。そして島田らは今「インドの核保有を容認することが国益(インドは親米、親日国家?)」と思ってるようですがその認識が正しい保証もない。
 浅井基文氏が言うように、本来、北朝鮮の核保有を「安保理決議で制裁するなら」インドも制裁すべきだし、インドを制裁しないなら北朝鮮も制裁してはならないでしょう。そもそも「法的理由での制裁(つまり違法行為への制裁)」ならともかく、北朝鮮安保理制裁(核、ミサイル問題)のような「政治的理由による制裁」は浅井氏が言うように「違法行為」の疑いが否定できません。
 なお「矛盾ないし現実離れした建前」というなら「インドやパキスタンの核保有を事実上認めながら、北朝鮮は認めようとしないこと」がそうでしょうね。
 俺個人はもちろん「積極的に北朝鮮の核保有を認める気はない」ですが
1)インドやパキスタンの核保有を認めてる時点で北朝鮮の核保有を認めないことは説得力がない
2)北朝鮮は『米国が北朝鮮政権転覆論を公式に廃棄し、朝鮮戦争終戦させない限り』、国防のために何があろうと核廃棄しないという態度をとっており、これを制裁で変えることは困難
3)北朝鮮が核保有しようが実戦使用しない限り、害悪は小さい
ということでもう「北朝鮮の核保有は容認し制裁は解除し」、その代わり北朝鮮がこれ以上の核兵器開発をすすめるなど問題をエスカレートさせないよう要請し
4)北朝鮮が求める朝鮮戦争終戦米朝国交正常化、南北国交樹立など融和的な方向に対北朝鮮外交をシフトする
しかないだろうと思っています。そうなれば最終的には核廃棄にまで結果的に行くかも知れない(断言はしませんし、核廃棄に行く場合もかなり時間がかかるでしょうが)。
 それこそ我々は「矛盾ないし現実離れした建前(北朝鮮核廃棄)」から立ち去るべきです。


東京新聞「諦めない」市民と共有 拉致被害者家族の思い、映像に 桶川で上映会
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201702/CK2017021802000164.html
毎日新聞北朝鮮拉致問題:早期解決願いコンサート みどり市で来月、桐生の市民団体企画 /群馬』
http://mainichi.jp/articles/20170315/ddl/k10/040/021000c

http://mainichi.jp/articles/20170315/ddl/k10/040/021000c
 北朝鮮拉致被害者問題の早期解決を訴える「横田めぐみさんと再会を果たすチャリティーコンサート」が4月2日午後1時半から、笠懸野文化ホール(みどり市笠懸町阿左美)で開かれる。
(中略)
 めぐみさんの中学校の同級生でバイオリニストの吉田直矢さんらが演奏する。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201702/CK2017021802000164.html
 北朝鮮による拉致被害者に家族が送ったメッセージを俳優が朗読した映像の上映会が、桶川市さいたま文学館であった。横田めぐみさん=失踪当時(13)=が連れ去られてから四十年がたつなど、長年にわたり帰国を待ち続ける被害者家族らの思いに、市民ら二百人が聞き入った。(牧野新)
 田口八重子さん=失踪当時(22)=の兄で、家族会代表を務める上尾市飯塚繁雄さんは「帰国の報告を早くしたいと思いながら、約四十年がたってしまったが絶対に諦めない」と力を込めた。
 上映会では、俳優の紺野美沙子さん*1宅麻伸さんが拉致被害者家族の思いを代弁。横田めぐみさんの母・早紀江さん、有本恵子さん=失踪当時(23)=の母・嘉代子さんの分を紺野さんが、市川修一さん=失踪当時(23)=の兄・健一さん、松本京子さん=失踪当時(29)=の兄・孟さんの分を宅麻さんが読み上げた。

 まあ、うんざりしますね。
 第一に横田めぐみ氏や有本恵子氏らが生きてる可能性は低い。第二にこんなことをやったところで何がどうなるモンでもありません。バカなのか売名なのか知りませんが実に愚かな連中です。


■産経【北朝鮮との奪還戦争 拉致20年(4)】帰さぬ理由は「不都合な秘密」 北の最高尊厳、正日氏の恥部見た「知りすぎた被害者」
http://www.sankei.com/world/news/170316/wor1703160017-n1.html

 金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が日本語を学んでいたという情報がある。めぐみさんが家庭教師をしていた相手は正恩氏とみられているのだ。

 ばかばかしい。そもそもめぐみさんが正恩君の家庭教師だという根拠は何もなくただの噂話にすぎません。
 大体、「金正日・正恩親子のお抱え料理人・藤本健二*2」が日本に帰国できたことを考えれば正恩君の家庭教師だとしても帰さない理由はないでしょう。
 「死んでるから帰さないのだ」と考えるのが一番自然で、合理的考えです。こういう時に「そんな事を言ったら横田夫妻がかわいそうだ」なんて言うのは俺の考えでは「思いやりではなく思い上がり(『家栽の人』での桑田判事風に(http://ameblo.jp/ikoan1234/theme-10017229305.html参照))」です。
 真実(娘が生きてる可能性は恐らくほとんどない)はどんなにつらくても横田夫妻は直視しなければいけない、そう思います。いや俺が部外者だから無神経にそう言うコトが言えること、俺が「無神経な人間だ」ということはよく分かってはいますが。
 でも「娘がいなくても、孫が、そしてひ孫がいるじゃないですか」。


夕刊フジ『米国務長官朝鮮戦争”想定…日中韓歴訪で最終調整 正恩氏に迫るか「斬首」「亡命」』
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170316/plt1703161130003-n1.htm
 さすがにフカシ、ハッタリでしょうが、トランプ政権の態度は不測の事態を生みかねない愚行でしょう。
 しかしこうしたトランプ政権の愚行を批判しない夕刊フジにはいつもながら呆れます。


テレビ朝日『李首相 北朝鮮問題巡り「衝突を招く恐れがある」』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000096552.html

 中国の国会にあたる全人代全国人民代表大会)が閉幕しました。記者会見した中国の李克強*3首相は、北朝鮮問題を巡って「衝突を招く恐れがある」と危機感を示しました。
李克強首相:
「最近、朝鮮半島や北東アジアでは緊張感が出ている。緊張は衝突を招くかもしれない」
 李首相は「誰もが自分の家の前で騒がれたくない」とも述べ、北朝鮮情勢について、アメリカや韓国などに対して対話での解決を求めました。

 中国が「北朝鮮だけでなく米韓も批判してる点」「対話による問題解決を求めてる点」は重要だと思います。


東洋経済オンライン『北朝鮮の暴走止めるには「強硬手段」が必要だ:北朝鮮専門家、スナイダー氏に聞く』(ピーター・エニス)
http://toyokeizai.net/articles/-/163014
 実はタイトルと記事内容には大きなズレがあります。タイトルと記事内容がずれているというのは驚くべきことですがスナイダー氏は「強硬手段が必要だ」とは一言も言っていません。
 「強硬手段(さらなる制裁強化や軍事攻撃)を執る必要があるかも知れない」程度の事しか言ってない。しかも氏は「中国やロシアはそうした強硬手段には反対するだろうから問題は簡単ではない」とまで言っている。もしこの記事にタイトルを俺がつけるとしたら「北朝鮮の核開発ストップには多くの壁がある」ですかね。 
 その上、スナイダー氏は「米国がそうする可能性は低いだろう」とはするものの「核保有を渋々認める」という選択肢も一応上げています。


BBC『世界は何ができるのか 北朝鮮問題』
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-39229177

 制裁措置を重ねても、北朝鮮の軍事対応が失速しているようには見えないと、ニルソン=ライト博士は言う。
(中略)
 問題は中国だ。中国は、北朝鮮政府の不安定化につながり、自国北の隣国を混乱状態に陥れるような対応をとりたくないのだ。
■軍事オプションはあるのか
 あるにはあるが、あまり良くない。北朝鮮に対する軍事行動は、軍事的にも民間人に対してもきわめて多大な被害をもたらすと、一般的に考えられている。
(中略) 
 北朝鮮に軍事行動をとった場合、「韓国に甚大な被害をもたらす報復攻撃のきっかけになる」リスクがあると、ニルソン=ライト博士は言う。
■では暗殺は
(中略)
 実行された場合、その権力の空白を誰が埋めるのかという、大きな問題もある。金体制の存続は北朝鮮エリート層の利益にかなっており、対抗する政治勢力はない。
■実態の伴う反対勢力は登場するのか
 非常にありえない。北朝鮮では一党独裁体制が絶対なのだ。

 そこで「金大中盧武鉉流の太陽政策」をとるのが一番いいことだと俺は思っています。

 対話開始のインセンティブとなるのは、米国による正式な国家承認と外交関係の樹立、あるいは韓国との平和条約締結だろう(南北朝鮮は法的にまだ戦争状態にある)。

 全くその通りかと思います。


■ハーパービジネスオンライン『金正男暗殺も平壌ラソンは平常開催。北朝鮮がイベント充実の年間計画を早くも発表』
https://hbol.jp/133760
シノドス第三世界で地位を築く――北朝鮮外交の姿とは:朝鮮半島研究 宮本悟氏*4インタビュー』
http://synodos.jp/international/19290
での宮本悟氏の

 北朝鮮政府や支配政党である朝鮮労働党には、数多くの省庁や部署があります。各省庁や部署にはそれぞれの目的や利益があるのです。それらの各省庁や各部署が、北朝鮮全体のことを考えて行動するとは限らないのです。それは、日本でも同じことが言えます。外務省が貿易自由化を推進しようとしても、農林水産省は農業や水産業を保護するために貿易自由化に反対するでしょう。

と言う発言をを頭に入れてこのハーパービジネスオンライン記事を読めば、
1)「暗殺セクションとスポーツイベントセクションは関係ないから」という理由が「早くも発表」の理由として考えられるでしょう。
 もちろん可能性としては
2)「無実だからこそ発表した」アピール
3)「とにかく何があろうと北朝鮮体制は動揺しない」アピール
もありえるでしょうが。


シノドス第三世界で地位を築く――北朝鮮外交の姿とは:朝鮮半島研究 宮本悟氏*5インタビュー』
http://synodos.jp/international/19290
 この宮本氏が北朝鮮ウオッチャーとしてどれほど評価できるのか素人の俺には分かりません。ただはっきりしてることは「ただの右翼活動家でしかない荒木和博や西岡力島田洋一よりは信用できるだろう」てことですね。シノドスのような「非右翼系メディア」では荒木らがまず見ることができないのはそうした認識が日本に広まってることの表れかと思います。

 北朝鮮は、2017年3月現在、国連加盟193ヶ国のうち161ヶ国と国交を締結しています。国連加盟国以外も含めれば、164ヶ国と国交があることになっています。(ボーガス注:台湾と外交樹立を争ってるという点で、韓国とそれを争ってる北朝鮮に似ている)中国が国交を締結しているのが国連加盟国以外も含めて、173ヶ国であることを考えると、それほど閉鎖的とはいえません。特に、アフリカ大陸とは、2014年まではすべての国と国交があり、国連における北朝鮮の立場を支持する国々も多いのです。
 2016年初めの時点では、北朝鮮人がノービザまたはアライバルビザで入国できるのは29ヶ国ありました。その後、シンガポールとマレーシアが(ボーガス注:正男暗殺問題を契機に?)ノービザを止めましたが、おそらく一般の日本人が考えているよりもはるかに北朝鮮人は外国に行けるのです。
 北朝鮮が閉鎖的といわれるのは、外交関係ではありません。国内の情報を外に出すことを避ける傾向が非常に強く、また外国人の出入国に厳しいことが原因です。

 「北朝鮮は多くの国と国交があって日本人が思ってるほど孤立してないんよ」というのは重要な指摘でしょう。家族会のように「巣くう会の情報」ばかりとつきあってると見えなくなることは多いわけです。

インタビュアー
 なぜ外国人の入国に対してそこまで厳重な警戒態勢をとっているのでしょうか。
宮本氏
 理由はいくつかありますが、まず朝鮮戦争がまだ続いているということがあります。戦争が続いているので、内情を敵対国に知られたくないという事情があるわけです。

 まあ、「だから制約していい」とはさすがに宮本氏は言いませんが重要な指摘でしょう。
 「朝鮮戦争終戦すれば」、こうした北朝鮮の状況も改善する可能性がある、少なくとも「終戦したんだからもっと自由にしろよ」と要求することはできるのではないかつうことです。

インタビュアー
 北朝鮮にとってマレーシアは暗殺による外交への影響を懸念するほど大きな存在ではなかったということになるのでしょうか。
宮本氏
 必ずしもそういうことではありません。北朝鮮にとってマレーシアは貿易データ上では20番目ぐらいの貿易相手国であって、それだけだとあまり重要ではありませんが、多くの北朝鮮人がマレーシアでビジネスを展開しており、外貨を稼ぐ場所としては重要な場所なのです。もちろん、国連安保理制裁破りの温床でもあります。そのような北朝鮮人が数多く住むマレーシアで、事件を起こすことは北朝鮮の外交にとってマイナスであることは間違いありません。
 金正男の暗殺に関しては、北朝鮮が一つの生き物のように動くのであれば、こんな非合理なことはありません。しかし、実際には、北朝鮮政府や支配政党である朝鮮労働党には、数多くの省庁や部署があります。各省庁や部署にはそれぞれの目的や利益があるのです。それらの各省庁や各部署が、北朝鮮全体のことを考えて行動するとは限らないのです。それは、日本でも同じことが言えます。外務省が貿易自由化を推進しようとしても、農林水産省は農業や水産業を保護するために貿易自由化に反対するでしょう。
 ですから、もし、金正男がある部署にとって大きな障害となれば、北朝鮮全体のことは考えずに、その部署やその幹部が金正男の殺害を計画することはありえます。しかも、金正男事件の場合には、殺害場所や時間、方法が素人レベルであって、戦時体制にある北朝鮮工作員の仕業とは到底思えません。ですから、金正恩など党中央がわざわざ指令を出して、専門の工作員を送って殺害したのではないでしょう。もっと、省庁や部署単位で動いたものと思われます。
 金正男は、北朝鮮ではほとんどその存在を知られていません。
(中略)
 しかも、政治家ではないのですから、金正男は海外に住んでいるビジネスマンに過ぎないのです。
(中略)
 金正男が何かしら労働党の部署とトラブルを起こして、殺害された可能性も捨て切れません。その部署では、金正男が誰の息子が知らないまま、北朝鮮全体のことも考えず、殺害したかもしれないのです。

金正男暗殺は北朝鮮の犯行であるとしても、党や政府中央の犯行ではないかも知れない」という宮本説にはびっくりです。真偽は素人には分かりませんが。

インタビュアー
 メディアではミサイル発射と政治交渉を関連付ける分析も多くありましたが、実際に北朝鮮はミサイル発射を外交手段として利用しているのでしょうか。
宮本氏
 かつて、日米韓には、北朝鮮がミサイル実験や核実験で、外国を威嚇して、援助をもらおうとする「瀬戸際外交論」というのが流布していました。もちろん、学術的に検証された学説ではありません。もっとも、北朝鮮政府そのものは、この「瀬戸際外交論」を嫌っており、何度かそれを否定する声明を発表しています。
 実際にミサイル開発や核開発は、莫大な費用がかかっています。北朝鮮が1990年代に国際社会から支援をもらっていたのは、食糧事情の悪化によるものですので、核実験やミサイル実験によってもらっていたわけではありません。
 北朝鮮核兵器やミサイルを開発しているのは、北朝鮮が当初から言っているように、アメリカに対する「抑止力論」が目的です。つまり、アメリカが北朝鮮を攻撃してきたら、それなりの報復攻撃をすると脅迫して、そもそも攻撃させないようにするものです。
 今、北朝鮮は、ミサイル実験や核実験を以前にもまして数多く行っていますが、それによって援助が増えているわけではありません。それを考えれば、そもそも「瀬戸際外交論」というのは、何も説明していないのです。むしろ何か援助を欲しかったり、政治交渉をしたりしようとするのであれば、核実験やミサイル実験をやめたほうが効果的でしょう。実際に莫大な費用がかかるミサイル実験や核実験によって、北朝鮮は政治交渉や援助をほとんど得ていないのです。「瀬戸際外交論」は、結局、北朝鮮の外交や核実験などを説明できていないといえます。
 今では、北朝鮮がミサイル発射や核実験で相手を威嚇して、政治交渉を有利にしたり、援助をもらったりしようとしているという「瀬戸際外交論」を考えている人は、あまり見かけません。「瀬戸際外交論」が誤っていたことがむしろ認識され始めているのではないかと思います。
インタビュアー
 北朝鮮アメリカの軍事力をかなりの脅威と捉えているということでしょうか。
宮本氏
 ええ。北朝鮮は、以前から米国の軍事力については脅威に感じていました。それは朝鮮戦争での経験が最も重要な原因です。一度は、アメリカ軍によって滅びかけた北朝鮮にとって、アメリカからの軍事的な脅威は、国家存亡の死活的なものになっています。北朝鮮核兵器開発もアメリカに対抗するために進められているものです。
インタビュアー
 対するアメリカは、韓国との合同軍事演習も行っていますが、北朝鮮の軍事力をどの程度危険視しているのでしょうか。
宮本氏
 アメリカや韓国に対する北朝鮮の懸念に比べれば、アメリカや韓国にはあまり危機感があるようには思えません。それは日本でも同じでしょう。アメリカの場合には、距離が離れているので、危機意識が希薄なのはある程度は仕方ありません。アメリカが北朝鮮の核やミサイルを自国に対する脅威として危険視し始めたのは、2016年の核実験やミサイル実験からです。
(中略)
 ただし、もともと北朝鮮は、ミサイル実験や核実験を外交手段として使っているわけではありません。北朝鮮のミサイルや核兵器は、戦争を抑止するためのものであり、戦争が勃発すれば相手を攻撃するための道具なのです。
インタビュアー
 北朝鮮のミサイル実験や核実験はあくまでアメリカへの抑止力として行われているということですが、その場合、北朝鮮の恐怖感を減らし、これらの実験やめるよう、国際社会ができる働きかけとはどういったことなのでしょうか。
宮本氏
 北朝鮮が冷戦後、1990年代から主張してきたのは、アメリカと平和協定を締結することでした。つまり、朝鮮戦争を終わらせることだったのです。2003年から2009年まで北朝鮮の核問題を話し合うために、アメリカと北朝鮮、中国、日本、韓国、ロシアによる六者会合が続けられていましたが、そこでも北朝鮮核兵器開発放棄の条件として提示したのは、アメリカとの平和協定でした。時折誤解する人がいますが、アメリカとの国交正常化ではありません。国交正常化だけでは安心できないということで、まずは平和協定を求めていました。
 たとえ、中国や日本、韓国、ロシアが北朝鮮を支援しようと批判しようと、そんなことは(ボーガス注:核兵器保有するか廃棄するかという意味では)北朝鮮にとってはどうでも良い話だったのです。実質的に北朝鮮を滅ぼす可能性があるアメリカと平和協定を締結しなければ、国家の存亡がかかっていたからです。だから、アメリカ以外の国際社会がどう働きかけようと、北朝鮮の恐怖感を減らすことにはならないのです。恐怖感を減らすには、アメリカと平和協定を締結するか、アメリカを抑止できる核兵器保有するか、というのが、北朝鮮が考える選択肢だったのです。

 つまりは宮本説では「最低限、米国との間に終戦が成立しない限り」北朝鮮はその恐怖心から核廃棄しないと言う事です。説得力ある見方だと思います。
 なにせ核を廃棄したリビアカダフィは「核廃棄直後ではないものの」、その後、米国が支援する反体制派によって政権を転覆されました。他にも米国はイラクフセイン政権を転覆し、今では「シリア・アサド政権転覆」を画策している疑いがあります。北朝鮮にとってそんな政権転覆の実績を持つ「前科者(?)」の国・アメリカが「公式には北朝鮮政権転覆を廃棄していないこと」はやはり恐怖でしょう。
 なお今では高まる恐怖心から核廃棄には「米国との間の終戦協定締結」では足りず「米朝、南北国交樹立」「サード計画中止」「米韓合同軍事演習の当面の中止」「開城工業団地再開」「制裁解除(一部か全部かはともかく)」「在韓米軍の縮減(いきなり全面撤退は現実的でないので)」「国家保安法廃止(あるいはその前段階としての統合進歩党解散処分の撤回)」「韓国版非核三原則(韓国政府は核兵器を持たず、つくらず、米軍の核兵器を持ち込ませず)を法律として制定」などいろいろ他にも北朝鮮は要求するかも知れませんが、少なくとも絶対に譲れない一線が「終戦協定」なのでしょう。
 弱るのは終戦協定にせよサード中止にせよ、合同演習当面中止にせよ開城工業団地再開にせよ何にせよ米韓がそれを飲む可能性が今のところ低いと言うことです(韓国に新政権ができれば変わるかも知れませんが)。俺は「可能な限り飲んだ方がいい」と思いますね。


日経新聞北朝鮮―マレーシア戦、6月に中立地で サッカーアジア杯』
http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK30439_V10C17A3000000/
 当初は「マレーシアは無茶言うな。北朝鮮にその辺り一筆書かせるから当初予定通りやれ。無茶言って参加しないなら懲罰するから」「北朝鮮も問題をおこしたら懲罰するから(絶対に問題を起こすなよ)」で終わらせるかと思っていましたが、ひとまず延期(そして中立地で開催の方向)だそうです。


朝日新聞『日モザンビーク共同声明 北朝鮮ミサイルなど強く非難』
http://www.asahi.com/articles/ASK3H5Q7JK3HUTFK00Q.html
 まあこういったら「モザンビーク差別」かもしれませんが、モザンビークなんかが非難しても大して政治的影響力もないですよねえ(苦笑)。

 声明では、中国の海洋進出を念頭に「現状を変更するあらゆる一方的な行動に強い反対を表明」したほか、モザンビークでの物流を円滑にする橋の整備に日本が34億円の無償資金協力をすることなども盛り込まれた。

 「何だ、カネで買収したのか」ですね。34億の無償資金供与が日本にとって高いのか安いのかは分かりませんが。


■産経【張真晟のインサイド北朝鮮】体制維持の首領主義攻撃、北ミサイルを「不発弾」に…正恩氏の“戦犯”に知恵結集を
http://www.sankei.com/world/news/170314/wor1703140016-n1.html

 演習中止を哀願するのは、もはや消耗を隠す余力すらなくなったからだ。

 デマも甚だしいですね。先ず第一に合同軍事演習については以前から北朝鮮は中止を求めてきました。
 第二に今回は
■AFP『中国外相、北朝鮮の核・ミサイル活動と米韓合同演習の中止を呼び掛け』
http://www.afpbb.com/articles/-/3120583
ということで中国までもが中止を求めています。
 第三に何故中国までもが中止を求めるかといえば
朝日新聞『米韓演習に米特殊部隊参加 暗殺など任務、北朝鮮へ圧力』
http://www.asahi.com/articles/ASK395VXBK39UHBI020.html
朝鮮日報『韓米合同軍事演習に「ビンラディン暗殺部隊」も参加』
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/14/2017031400899.html
なんて演習だからです。まあさすがに本気で正恩暗殺なんか考えてないでしょう。政治的、軍事的牽制に過ぎないでしょうが、そういうアピールをしていることは事実なんでしょう。つまり従来よりも「北朝鮮に対する挑発度」がパワーアップした演習の訳です。
 つまりは張の言うような理由で反発してる訳では全くない。なお、小生は軍事演習を仮に認めるにしてもさすがに「暗殺部隊」は駄目だろうと思います。朝日や朝鮮日報にそう言う批判意識がないことには呆れます(少なくとも記事内には明確な批判はないです)。
 それにしてもこの「暗殺部隊」、今が米韓両国とも右派政権だからでこれが「近々行われる韓国大統領選で野党勝利」とか「(言っても仕方がないですが)ヒラリーの大統領当選」だったらまた話も違ったんでしょうか。

 日本政府が当時、拉致犯罪の責任がある地位にあった金正日(ジョンイル)総書記を主犯と規定して、在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)に肖像画をかけないよう要求すればどんなことになったか? 北朝鮮は初めは拉致交渉全面禁止のカードを出しただろうが、朝鮮総連の業務が関わるだけに、結局は再協議に出てきたのではないか。

 これまたデマですね。北朝鮮にとっての再交渉の理由がそうだという根拠を何一つ張は提示していません。


■産経『「韓国の北朝鮮化が進む」 呉善花*6が福岡で講演「悪者は完全に潰すという国民性がある」』
http://www.sankei.com/world/news/170311/wor1703110050-n1.html
 いつもながら言ってることが意味不明な産経&呉です。
「悪者は完全に潰すという国民性」は
1)その悪者が実は悪者ではない場合
2)その悪者の潰し方が法的、道義的に問題がある場合(例:ドゥテルテの麻薬容疑者違法殺害疑惑など)
でない限り、つまり「本当の悪人を合法的で正当な方法で潰す」限りにおいては何の問題もない。
 むしろ「悪人を野放しにして恥じない国民性」の方が問題でしょう。もちろんここで産経や呉がわめいてるのは、朴クネの大統領罷免ですがアレの何処に何の問題があるのか。
 と言うか単に「金大中盧武鉉政権の流れを汲む野党」が大統領になる可能性が強いため「太陽政策の復活」を望まない産経や呉が悪口してるだけでしょう。

 韓国の内政が、北朝鮮と同じように、社会主義的な政策に傾くと指摘した。
 呉氏は、その理由として「韓国では、貧富の格差が拡大し伝統的な韓国らしさを失ったと考えられている。一方、北朝鮮は民族の主体性を保っているとして親近感を持つ国民は多い」と指摘した。

 「貧富の格差が広がってるから社会主義的経済政策(と言っても社民主義でしょうが)がとられること」は何ら悪い事ではない。そもそも北朝鮮と何ら関係ない。
 またサード配備を主張する朝鮮日報などの存在を考えれば、国民の「北朝鮮への親近感」が強いかは疑問ですが、仮に強いとして野党の政権復帰があってもそれはせいぜい「太陽政策の復活(開城工業団体再開など)」でしかないでしょう。
 それプラス「サード配備中止」「国家保安法の廃止」「米韓同盟の縮小(一気に廃棄は難しいので)」あたりか。いずれにせよ是非はともかくそれは単に「北朝鮮宥和政策」であって親北朝鮮ではない。


中日新聞『首相、民進議員の質問に激高 「デマ」と声荒げる』

 「全くの誹謗中傷だ」「これをデマって言うんですよ」。
 安倍晋三首相が7日の衆院予算委員会で、民進党井坂信彦*7の質問に声を荒らげ、激高する一幕があった。
 井坂氏は、日米経済協力の一環で米インフラ投資に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資金を活用する案を(ボーガス注:運用の失敗で年金が目減りしないかと)不安視する支持者の意見を紹介。これに首相は「私も支持者から『なぜデマを民進党は言うのか。足を引っ張っている』と言われる」と反発、次第にヒートアップした。
 首相のボルテージの高まりに合わせ場内は騒然。浜田靖一*8委員長は「双方ともに、冷静な議論をお願いします」とたしなめた。

 島田がツイッターで紹介していた記事です。双方(浜田委員長の言葉)ではなく安倍が勝手に切れてるだけだと思います。全く首相の器じゃありませんがそれはさておき。
 この記事ははっきり言ってダメ記事でしょう。なぜなら「安倍が切れた」以外には何も分からないからです。
 「何故、井阪氏はそう言う質問をしたのか。マスコミ報道で米インフラ投資に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資金を活用する案が報じられたのか」
 「安倍が『デマ』というのは正式な政府発表がないからなのか?(つまり秘密裏の検討段階)」
 「実際はデマではないが、検討段階なのでデマと強弁してるだけじゃないのか?」などといったことがさっぱりわからない。


■国基研『大統領弾劾成立で孤立する韓国保守派』(西岡力
http://jinf.jp/weekly/archives/20172
 朴の弾劾で困る保守派つうのはもちろん「朴支持派」だけです。朴批判派にとっては何一つ困ることはない。

朝鮮日報など保守系新聞でさえ弾劾に加担して左派を支援し、与党も60人余りが裏切って弾劾訴追に賛成し、そのうち半分程度が脱党して「正しい政党」という中道新党を作った。

 つまりは「保守派でもまともな人間」はもはや朴擁護なんかしないと言う事です。
 そして朴批判は左派支持ではない。結果的に左派を有利にするとしてもそれは単に韓国保守がお粗末なだけです。

唯一の希望は自由韓国党(与党が改称)の56人の議員が弾劾反対の署名を行ったことだ。

 むしろ未だにそんな奴がいることはまともな保守派にとって絶望ですよね。むしろ保守派にとっては「朴と縁切りした奴ら(正しい政党など)」のほうが希望でしょう。いや俺は韓国保守支持じゃないからどーでもいいんですが。

韓国の危機は日本の危機であり、わが国は早急に憲法9条2項を改正して国軍を持ち、防衛費を2倍程度に増額すべきだ。

 意味不明ですね。朴が弾劾されなかったらその方が韓国の危機でしょう。そしてこんなことが改憲だの軍拡だのの口実にできると思える西岡には呆れます。


■日本はファシズム国家に非ず、共産中国こそファシズム国家だ
http://island3.exblog.jp/26716563/
 もちろんこの場合の「ファシズム国家日本」つうのは戦前の話です。いくら安倍が戦前に無反省だからってさすがに今の日本を誰もファシズム国家とは言わない。
 そして「ドイツやイタリアとつるんでた戦前日本」はファシズム国家以外何物でもない。
 まあ百歩譲って「仮にファシズムでない」としても「ファシズムに親和的な国家=戦前日本」つうことですよね。「ヤクザ(ファシズム国家ドイツやイタリアの仲間)でなくてもヤクザと癒着してるような警官(戦前日本)はヤクザみたいなモンだ、ヤクザの同類扱いで非難されても仕方ない」、そう言う話です。
 親和的でなければドイツやイタリアと手を握ることはない。無理して「戦前日本はファシズムじゃない」と言ってもどうしようもない。事実じゃないですから。
 一方「以前も書きましたが」共産国家である中国を通常ファシズム国家とは言わない。まあ中国を全体主義的だとして批判的に呼ぶならスターリニズムでしょうね。
 大体島田は
1)何で共産国家がファシズムなんですか?。まさか「中国は共産国家じゃない」とは言いませんよね?
2)一般にファシズムの大きな特徴は「反共主義」とされますが、島田氏はそうじゃないのですか?。島田氏にとってファシズムの定義や特徴は何ですか?
3)共産国家・中国がファシズムなら、旧ソ連、東欧や北朝鮮キューバベトナムファシズムなんですか?
などと聞かれてまともに答えられるんですかね。結局島田にとって「最大級の罵倒がファシズム」「スターリニズムよりも強い罵倒がファシズム」つうくだらない話じゃないのか。


■【アメリカの深層18】「核オプション」もありうる最高裁攻防
http://island3.exblog.jp/26616207/

 米最高裁の人事をめぐって、「核オプション」という穏やかならぬ言葉も、強硬保守派の間で聞こえてきた。議事運営規則の改訂は3分の2の多数を以てするという上院の慣行を破り、単純過半数でルールを変更してしまう「最終手段」を指す。

 そういうことをすれば民主党とは完全に対決になりますし「共和党穏健派(どれだけいるのかわかりませんが)」もトランプから距離を置くようになるでしょう。本気かブラフかともかくこうした物言いは状況を良くはしないでしょう。ただでさえトランプの評判は良くないわけですからね。


■【天下の大道7】加藤の乱北朝鮮
http://island3.exblog.jp/26584830/

 加藤の乱とは、2000年暮れ、当時自民党のプリンスとも呼ばれた加藤紘一が盟友の山崎拓と共に、野党の内閣不信任決議案に賛成することで森喜朗*9政権打倒、加藤政権樹立を図ったものの、未遂に終わった事件を指す。
(中略)
 この時、加藤、山崎が連携を図った野党側の中心人物は、仙谷由人*10菅直人*11枝野幸男*12(以上、民主党)、小沢一郎*13自由党)らであった。見事に左寄りの大衆迎合主義者ぞろいである。

 社民連出身の菅氏*14、「右派とは言え」社会党出身の仙谷氏はともかく「日本新党出身の枝野氏」「自民党出身の小沢氏」は明らかに左派とは言えません。勿論彼らは島田のような極右ではありませんが。

 加藤*15はその後2008年7月、「国家と国家の約束だから、(帰国した拉致被害者5人を北に)戻した方がよかった。安倍さんを中心に返すべきでないとなったが、その辺が今、日朝の間で打開できない理由だ。『また来てください』と何度も何度も行き来できたはず。そこが外交感覚の差だ」云々と述べ、心ある人々*16の怒りと侮蔑を買った。
 山崎*17も2008年5月、自らを会長に超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」を立ち上げ、北朝鮮への制裁解除を主張して、「国会議員が政府よりも甘いことを言っては、政府の外交交渉能力を大きく損なう。百害あって一利なしだ」と批判する安倍*18首相との間で論争となった。山崎が安倍発言を「幼稚な考え」と難じ、一方安倍も「(山崎は)日本語能力がないのではないか。百害あって利権ありと言いたくなる」と返している。

 俺は加藤氏、山崎氏の日朝交渉路線に同感ですね。むしろ加藤氏、山崎氏のような意見を否定した結果が今の拉致敗戦でしょう。しかし「改憲派」と言う点では同じ山崎氏と安倍の北朝鮮に対する違いは何なんでしょうか?


■国基研『大使召還は効果あり。富坂氏への反論に代えて』西岡力東京基督教大学教授)
http://jinf.jp/feedback/archives/19893
 富坂が言うように向こうの反感買ってるだけで成果なんかないでしょう。

 わが国と先人の名誉が著しく傷つけられ、在外邦人子弟が迫害を受けるという実害も発生している。

 「在外邦人子弟の被害」というのは西岡らウヨが放言してるだけで「ニューヨークタイムズワシントンポストなどがそう報道した」「日本大使館がそう発表した」「海外の警察がそう発表した」などという話では全くありません。要するにデマです。


■国基研『櫻井よしこ氏の問題提起への補論』(島田洋一
http://jinf.jp/feedback/archives/19819

 何も、敵の堅塁を急襲する「ランボー」タイプの作戦をやれというのではない。混乱の中での保護活動といった次元に過ぎない。

 当初は明らかに「拉致被害者救出の為にランボー型の作戦も可能ならすべきだ」といっていた島田も「あまりにも評判が悪いため」か「ランボー型は考えてない」「北朝鮮混乱時の救出だ」と言い訳を始めました。まあ島田のことなのでいつ「ランボー型もあり得る」と言い出すか分かりませんが。もちろんランボー型など論外ですが「北朝鮮混乱時の自衛隊出動」も非現実的です。拉致被害者の居場所も分からないのにできることは何もない。


■【資料】蔡英文・クルーズ面談とクルーズ事務所の声明
http://island3.exblog.jp/26543536/
 興味深いのはトランプが今のところあってないのに対し、クルーズは会ったということですね。
 まあ、クルーズが「大統領選予備選(共和党)に出た」が今はただの上院議員に過ぎないとは言え、クルーズの右翼反中国ぶりを示しています。
 一方トランプは「将来的にはともかく」現時点では蔡とは会わないことに決めたようです。


■島田のツィート

古舘伊知郎鳴り物入りで起用」というセンスでは大敗するのも当然だ。
@「日曜夜」視聴率に明暗 惨敗フジ、テレ朝は堅調*19朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASK3G5W4KK3GUCVL01T.html

 色々な意味で面白いツイートであり記事です。
 先ず第一に「テレビ朝日朝日新聞」「フジテレビと産経」は別会社とは言え、人事交流や資本関係などで一応関連があるのに島田がそれを気にせず「テレ朝・報道ステーションで安倍批判してた古舘なんぞ使ったフジテレビざまあみろ」的な態度なのが面白い。勿論フジテレビの経営がやばくなるとそれはフジの支援を受ける産経の経営危機にも直結していくんですが。正直今のフジテレビは産経切り捨てすらあり得る状況でしょう。
 第二に「又フジテレビが失敗か」と。「視聴率が全てではない」とはいえ昔の栄光今いずこですね。昔はバカにしてたテレ朝やテレ東に今じゃ視聴率で抜かれてるわけです。まあ、それは昔のフジもそうで「視聴率で追い抜くまでは」昔はフジなんて日テレやTBSより格下だった。盛者必衰ですね。
 第三に何でフジが失敗したかといえば「報道ステーションなど多くの人気番組がある古舘なら成功する」と言う思い込みがあったんじゃないか。
 これは「ぴったしカン・カン」「ザ・ベストテン」(以上、TBS)、「ニュースステーションテレビ朝日)」で知られる久米宏*20の「『A』(日本テレビ)の失敗」を彷彿とさせますね。結局「タレントも重要」だが「企画も重要」なわけです。つまらない企画ではタレントの力では限界がある。
 この点はテレビ局側だけじゃなくて「Aの時の久米氏」もそうですが「今回の古舘氏」にも自分の力に過信があったんじゃないか。
 「この企画で大丈夫か」と言う見極めがタレントの側にも必要なわけです。まあ「フルタチさん」なんて番組名で日曜ゴールデンという好待遇では断る人は少ないでしょうけど。
 まあ、鳴り物入りのうえ「フルタチさん」という番組名なので古舘氏の面子も考え、フジもそう簡単に打ち切りにもできないでしょうがこのままでは早晩打ち切らざるを得ないでしょう。

防戦一方でなく、論議を呼ぶが保守派が支持する積極的軍事政策を打ち出し、突破できるかだ。その点、トランプに見習って欲しい。
@自民党ジャンヌダルク、“火だるま”に 安倍首相重用の稲田防衛相に試練
http://www.sankei.com/politics/news/170316/plt1703160035-n1.html

 意味不明ですね。
 稲田が非難されてるのは
1)南スーダンPKOで「ない」と言っていた日報があった上、虚偽答弁の疑いが大きい(まあ虚偽でなければ稲田が防衛官僚にだまされていたと言う事で『稲田の管理監督責任』という別の問題になりますが)
2)「籠池と関係がない」と言っていたのに「実は籠池の裁判に弁護士として関与したことが判明」など虚偽答弁の疑いが強い
という話なのだから「積極的軍事政策」云々なんて話では全くない。
 大体トランプだって「フリン大統領国家安全保障担当補佐官の疑惑」では彼をかばいきれず更迭してるのですが。

日本にも参考になる。
@米、環境と外交予算を3割削減へ 国防費増に充当:中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017031601001508.html

 全然参考になりません。さすがに安倍だって軍拡派でもここまで酷い予算は出さないでしょう。そしてトランプにしたって「俺の願望込みですが」こんな予算が議会を通過するかどうか。民主党どころか共和党の支持が得られるか疑問です。

 全方位から体制打倒に向けた動きを加速せねばならない。
@特別国際法廷の設置検討を=北朝鮮人権問題で国連報告者:時事
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017031100229&g=prk

 なんのために北朝鮮打倒を目指すのか、それは拉致問題など日朝間の懸案解決に役立つのか、そもそもそんな事が現実的に可能なのかと言う話です。

「現在の政治状況が気に入らない。私は日本人になりたい。日本が好きだ」。
中国なら収容所送りだろう。
@韓国・大田の慰安婦像、ひざに日章旗旭日旗置く 現地大学生、警察聴取に「日本人になりたい」
http://www.sankei.com/world/news/170307/wor1703070048-n1.html

 今時その程度で収容所なんか行かないでしょうがそれはさておき。
 なんかこの学生は「日本文化(アニメ、ポップスなど)と日本社会を混同してる」んじゃないですかね。
 「日本社会では嫌韓国本が蔓延してるからろくなもんじゃない」と教えてあげたいところです。

しっかりした、組織的な対応が成果を生むということだ。 
【歴史戦】米アトランタ慰安婦像、設置許可せず 施設側が通達、韓国系団体「失望」 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/170305/wor1703050006-n1.html

 もめ事に巻き込まれたくないと言うだけの話でしょう。別にこの施設が「慰安婦は公娼」なんて寝言を認めた訳じゃない。一方で少女銅像慰安婦銅像)の設置された場所もあるわけです。

 北朝鮮での国際試合など強いてはならない。あらゆるスポーツ団体の義務だ。
金正男氏殺害】マレーシアが「治安上の理由」で平壌派遣を中止要請 サッカー・アジア杯予選
http://www.sankei.com/world/news/170306/wor1703060077-n1.html

 ばかばかしい。現に北朝鮮で国際試合が行われてるのにそんな事言っても意味がない。まあこの件も

マレーシア「選手に危害が加わる恐れがあるから試合場所を変更しないと出席しない」
アジア・サッカー連盟(AFC)「今さらそんな事できるわけないだろ」

で終わるでしょう。まあマレーシアが本当に出ないのか、「選手の安全について、AFC北朝鮮に何らかの措置を求めた上」で出るのか、はたまた「結局特にそう言うコトもなく普通に出るのか」はわかりませんが場所の変更なんかありえない。 

 北のミサイルの射程内に入って久しい日本にとっては、とうに行動の時は来ている。
@「核攻撃力を持った途端、金正恩は死ぬ」 米高官の警告直前の地中貫通核爆弾投下試験公表は斬首作戦の前触れか
http://www.sankei.com/premium/news/170306/prm1703060005-n1.html

 どう見ても自衛隊による北朝鮮軍事攻撃のそそのかしです。本気なら勿論、冗談でも許されない非常識発言です。
 さて産経の非常識記事にも突っ込んでみましょう。

http://www.sankei.com/premium/news/170306/prm1703060005-n9.html
 安全保障関係者と先日実施したシミュレーションを、センセイ方にお知らせしたい。4年以内に米軍が北朝鮮に先制攻撃を仕掛ける確率は50〜60%となった。

 どうせ「救う会とのシミュレーション」でしょう。そんなもんで50%行ったところで物笑いの種にしかなりません。「シリアやアフガンで米軍が展開している」上に「北朝鮮の反撃で何人死人が出るか分からない」そんなリスキーなことを米国がする可能性は極めて低いでしょう。
 大体こんなことを言えば言うほど北朝鮮は軍事拡大を強め日本との交渉をやる気なくすでしょう。産経のこうした行為は「拉致解決の妨害行為」も同然です。

早く断交まで行くべきだ。世界の有志諸国はマレーシア政府の動きを待っている。 
@マレーシア、北朝鮮大使を国外追放
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170304-OYT1T50178.html?from=tw

 げんなりですね。小生はマレーシアの決定についてどうこう言うことは控えます。
 ただし「巣くう会副会長の島田」としては「何故断交を望むのか」「それは拉致問題など日朝間の懸案解決にどう役立つのか」説明する必要があるでしょう。
 まあ実際には島田の言動は「打倒北朝鮮」という非常識な反北朝鮮感情の表明でしかないでしょうけど。

 連日、国会もメディアも森友学園への土地売却問題で大騒ぎだ。が、本当に問題にすべきは、深く進行する、中国による日本の土地買い上げ作戦ではないのか。

 呆れて二の句が継げませんね。島田らウヨ連中の中に「森友が許せない」という奴は一人もいないんでしょうか?

 中国がいるから、日本との関係が悪くなってもよい…。韓国はこの愚かな発想のツケを払うことになる。相当高くつくだろう。
@中国、韓国への報復本格化=経済に打撃−THAAD問題:時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017030301119&g=int

 いやいや何で今回の「サード騒動」を島田はそう理解するんですかね? 
 これが中国のタカ派

 『米国と日本がサード配備を支持してる、米国と日本がいるから、中国と韓国との関係が悪くなってもよい』
 そう韓国政府は考えて我々が反対するサードの配備に踏み切ったのだろう。
 韓国政府はこの愚かな発想のツケを払うことになる。我々は韓国政府の「サード配備」という反中国行為を絶対に許さない。相当高くつくだろう。

というならまだわかりますけどね。
 あるいは韓国がサード配備を撤回して「島田のような日本国内の反中国ウヨ」や「米国の反中国ウヨ」あたりが

 『中国がいるから、(サード配備を支持する)米国や日本との関係が(配備撤回で)悪くなってもよい』
 韓国はこの愚かな発想のツケを払うことになる。我々は韓国政府の「サード配備撤回」という媚中国行為を絶対に許さない。相当高くつくだろう。

というならまだわかりますけどね。

中国と物を売買はしても、物理的に進出してはならないということだ。
@中国で「ロッテは出ていけ」…不買運動で苦境に : 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170302-OYT1T50116.html?from=tw

 と島田がいったところで欧米にせよ日本にせよ、韓国にせよ、「いや今回の騒動の当事者であるロッテですら」中国からの撤退なんか考えてないでしょう。「ロッテの中国事業が事実上不可能」なんて異常事態にでもならない限り撤退はしない。そしてその場合でも一時撤退してもいずれは再進出を目指すでしょう。

正恩駆除には、北でのクーデター誘発がベスト

 そんな事が現実的に可能とは思いませんがそれ以前にそんな事をすることに拉致解決など日朝間の懸案問題解決の意味でどんなメリットがあるのか。

もっと重要な問題を議論すべきだ。

 安倍の森友疑惑に対する島田のツィートです。小沢民主党幹事長(当時)の西松疑惑など敵対政治家の疑惑追及は歓迎していた男がこれです。予想の範囲内ですが党利党略、ご都合主義が酷すぎて心底呆れます。真に島田が保守を名乗るならこんな金銭疑惑は許せるモンじゃないでしょう。

いよいよ世代交代か。
@稲葉八段、佐藤名人への挑戦権 将棋A級順位戦朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK2T5FH9K2TUCVL00G.html

 佐藤名人が29歳、稲葉八段が28歳です。で、

 将棋界の頂点を争う名人戦七番勝負で20代同士が対決するのは、1996年の羽生三冠*21―森内九段戦以来21年ぶりとなる。

だそうです。森内、羽生などと言った中堅、ベテランを破って稲葉八段が挑戦権を獲得したわけです。
 また森内氏はA級からの陥落が決まったそうです。

この状況で、北朝鮮との国交断絶、大使館閉鎖を実行しないのはまともな国ではない。
金正男氏殺害】マレーシア、北朝鮮との関係見直し検討 金正男氏殺害めぐり国民感情悪化 首相が言及
http://www.sankei.com/world/news/170225/wor1702250021-n1.html

 いやいやむしろ「断交して意味があるの?。北朝鮮が反発を高めるだけじゃないの?」ですよね。
 「北朝鮮から断交してくるのならともかく」マレーシアは淡々と裁判行えばそれでいいと思いますが(なお、とりあえず対抗措置として北朝鮮に対する「ビザ免除の一時停止(北朝鮮側の対応によっては廃止も検討)」をマレーシアは実施予定のようです)。
 そういえば「ラングーン事件全斗煥大統領暗殺未遂)の後、どうなったのか」と思ってウィキペ「ラングーン事件」を見たら

 事件発生当時(1983年)、ビルマ(後にミャンマー)は南北等距離外交を行っていた。当時の首都ラングーンには双方の大使館があったが、ビルマは南北両朝鮮には大使館は設置せず、北朝鮮への大使は駐中ビルマ大使が、韓国への大使は駐日ビルマ大使がそれぞれ兼任していた。非同盟中立を標榜していたビルマは、北朝鮮との関係は、事件前はかなり友好的なものであった。しかし、「建国の父」であるアウンサンの墓所をテロに利用するという事件の悪質性にビルマ政府は憤慨し、北朝鮮との国交を断絶するのみならず国家承認の取り消しという厳しい措置を行った。その後両国の国交が回復する2007年まで24年の歳月を要した。

だそうです。とはいえそのミャンマーの断交が果たして良かったのかは議論の余地があるでしょう。

慰安婦虚像が正しいと考える立場からは、「慰安婦像」でもなお譲り過ぎなのだが、朝日などは徹底して「少女陵辱国家日本」と言いたいらしい。
@「少女像」に拘る朝日と読売(古森義久 Japan In-depth)
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/japanindepth/world/japanindepth-33143?fm=twitter

 「予備知識がない限り」あの銅像は「少女の像」でしかありません。少女像と呼ぶことに当然問題はない。慰安婦像と呼びたがる方がおかしい。
 なお慰安婦像ではなく「少女像」と呼ぶのは小生は「日本の慰安婦問題限定ではなく、これを機に戦争での性犯罪全体について思いを致して欲しい」とか「日本だけをつるし上げるつもりではない」とか言う事だと理解しています。島田の言うような話ではおそらくない。
 「成人女性像」ではなく少女にしたのは単に「銅像を見た人が共感しやすいのではないか」つう話でしょう。
 ちなみに、「慰安婦全てが少女(18歳以下)」と考えたら間違いですが、もちろん少女の慰安婦もいます。

 菅直人は誣告罪で収監すべきだろう。国会議員かつ元権力者によるこういうハラスメント訴訟が許されてはならない。
@菅直人氏の敗訴確定 安倍首相メルマガ訴訟 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/170222/afr1702220030-n1.html

 安倍の菅氏に対する誹謗中傷を詭弁で免罪する最高裁には心底呆れます。誇りというモンはないんでしょうか。こうなると「後知恵」ですが「菅氏は首相時代に安倍を提訴すべきではなかったか」と言う気もします。もちろん「首相の提訴は問題ではないか」と躊躇する辺りが「菅氏の美点」ではあるのですが。
 なお、島田の主張には以下の間違いがあります
1)現在は誣告罪ではなく虚偽告訴罪と言います。
2)虚偽告訴罪は「刑事告訴したとき」に成立するので民事提訴しかしてない菅氏には成立しません。
 そもそも「民事訴訟で敗訴したら虚偽告訴罪」というなら、稲田朋美らウヨには「沖縄ノート訴訟や百人斬り訴訟での敗訴」で「大江健三郎氏や本多勝一氏に対する虚偽告訴罪が成立する」のですがそんなことは「論理整合性など平気で無視する島田」にはどうでもいいようです。
 島田にとって都合のいい最高裁判決(今回の菅敗訴)は天まで高く持ち上げますが「沖縄ノート訴訟や百人斬り訴訟での敗訴」など都合の悪い判決は平気で無視したり、「不当判決だ」と言い出したりするわけです。
3)虚偽告訴罪は「刑事告訴しても検察が不起訴にしたり、起訴しても無罪になったら当然に成立する」わけではありません。
 それでは、刑事告訴する権利が不当に侵害される。刑事告訴について「絶対に有罪判決が出る」と確信できるケースはそうはないでしょう。犯罪捜査のプロである警察が逮捕し、検察が起訴したケースですら無罪判決はでますから。
 大体その理屈ならたとえば蓮舫氏を「二重国籍疑惑」とやらで公選法違反で訴えたアンチ民進党の右翼連中にも「蓮舫不起訴」が決まった段階で「それだけで」虚偽告訴罪が成立してしまう。
 またその島田の理屈なら「起訴しても無罪になったら」警察や検察の捜査は「自白強要などの違法行為があったかどうかに関係なく」当然に違法捜査になってしまうでしょうがもちろんそんなことはない。結果論で違法行為扱いされて処罰されては誰でもたまったモンではない。
 虚偽告訴罪が成立するには「告訴事実が虚偽であることの明確な自覚」が必要です。「証拠不十分で不起訴や無罪判決、つまり虚偽と判断されるかもしれないと言う不安があった」レベルでは虚偽告訴罪は成立しません。
 菅氏の場合、到底「告訴事実が虚偽であることの明確な自覚」なんて認定できないでしょう(そもそも俺は民事での敗訴自体が不当だと思いますが)。一方、蓮舫告訴の場合は虚偽告訴罪が成立する可能性は高いと思います。「二重国籍」云々なんて常識があれば言いがかりでしかないことは容易に理解できますので。また「沖縄ノート訴訟や百人斬り訴訟」が刑事告訴だった場合も「虚偽告訴罪」の成立する可能性は高いでしょう。
4)そして最後ですが「容疑者なら当然に収監できるわけではない」。収監するには「自殺や逃亡、証拠隠滅、告発者への報復の恐れ」など「収監する理由」がないといけない。

問題は兵庫だ。
@茨城県朝鮮学校補助金計上せず 29年度当初予算案に 知事「執行しないと思う」 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/170221/lif1702210039-n1.html

 なお、兵庫県知事は自公系です。自公系の知事だってある程度常識があれば朝鮮学校敵視なんかしないわけです。

日本の首相は、こういう時間の無駄に付き合わねばならないハンディがある。議会での質疑応答が制度上ない米大統領などとの違い。
衆院予算委】安倍首相、民進議員にブチ切れ! 「もし関わっていたら辞める」- 産経
http://www.sankei.com/politics/news/170217/plt1702170036-n1.html

 予想の範囲内ではあるんですがあれだけの疑惑を「揚げ足取り」て。島田が「真の保守」なら「疑惑が事実なら安倍氏を批判せざるを得ない」て言うでしょうにねえ。
 まあ、安倍の名誉のために断っておけば「今回の疑惑は酷すぎます」が安倍のようなウヨ政治家がクリーンなわけでは全くない。
 「岸*22のダグラスグラマン疑惑」「中曽根*23安倍晋太郎*24リクルート疑惑」「村上正邦*25KDD疑惑」とかいろいろあるわけです。
 そして「宮沢喜一*26リクルート疑惑」でわかるようにハト派ならクリーンなわけでもない。
 しかしこれが「自分の嫌いな政治家の疑惑」なら大騒ぎだろうにいつもながら島田もデタラメな男です。
 それにしても「土地の払い下げに関わっていたら辞める」て。「土地の払い下げに関わっていなければ」自分の妻があんなウヨ学校の名誉校長になろうと、あのウヨ学校が安倍の名前を使って寄付金集めよう*27と安倍には道義的に問題はないと安倍が思ってるらしいのが呆れますね。

このシンゾー・ドナルド関係を大いに外交資産として活用したい。
【安倍−トランプの43時間】トランプは「気配り」の男だった ゴルフで自らカートを運転 「日本にはよいリーダーがいるね」 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/premium/news/170214/prm1702140009-n1.html

 そりゃ「安倍以外のG7首脳」は何らかのトランプ批判してるのに安倍はただすり寄るだけなんですからトランプもこのくらいのサービスはするでしょう。ただし内心トランプが安倍をどう思ってるかは分かりません。「へいこらする安倍は俺の言うことならなんでも聞くだろう」位に思ってるかも知れない。
 この程度で「トランプが安倍の言う事を色々聞いてくれる」と思うのは妄想でしかないでしょう。

野田よ、漫画は顔だけでいい、と言いたくなるところだ。
【日米首脳会談】安倍晋三首相は「ドラえもん」のスネ夫になった! 民進党野田佳彦*28幹事長が批判
http://www.sankei.com/politics/news/170213/plt1702130019-n1.html

 野田氏も随分思いきった事言ったなと思いましたが
1)共和党内ですらトランプ批判はある
2)メイ英国首相、オランド・フランス大統領、メルケル・ドイツ首相、トルドー・カナダ首相とG7首脳が何らかのトランプ批判をしてるのに安倍はただすり寄るだけ
と言うことを考えれば、当然の批判ではあるでしょう。

ぜひ全国化してもらいたい。
【スポーツ異聞】箱根駅伝の「全国化」は実現可能か 「常識を疑う」青学大・原晋監督の本音とは
http://www.sankei.com/premium/news/170211/prm1702110004-n1.html

 産経記事にも書いてありますが、そもそも全国規模の駅伝なら既に存在します。何を目的に箱根駅伝を「関東大学駅伝」から全国化するのか。そもそもそんな要望が関西や九州などの大学からあるのか。
 ちなみに「本当か知りませんが」以前読んだ雑誌に寄れば「駅伝はやりたいけど、箱根駅伝に出たくないから関西の大学に行く」なんて高校生も中にはいるようです。
 「途中リタイアしたらリタイアした選手だけでなく、仲間の記録まで無効になる」「しかもそれが日本テレビで生中継」なんて「トラウマになりかねない大会には出たくない」んだそうですが、気持ちはよく分かります。ぶっちゃけ箱根駅伝の「途中リタイアしたらリタイアした選手だけでなく、仲間の記録まで無効になる」というシステムは廃止すべきでしょう。
 リタイアした選手のみ無効とし、次の選手は「最下位スタート」とでもした方がまだましでしょう。

 青学大を「常勝軍団」に成長させた名将・原晋監督は、箱根駅伝の「歪」(いびつ)な構造に疑問を投げかけ、駅伝の底辺を広げつつ、自由な競争を促したかったのであろう。

 そもそも「箱根駅伝以外の駅伝に人気や知名度がない(箱根駅伝だけが異常に人気と知名度がある)」と言うこと自体が「ある種の歪み」です。それは「日本人は駅伝が好き」とはとても言えないでしょう。
 その歪みを是正しないで全国化で「さらにエスカレートさせていいんでしょうか」。俺はいいと言えないと思います(まあそれ以前に「箱根駅伝利権」を独り占めするためにほとんどの関東の大学が全国化に反対するでしょうけど)。
 大体、駅伝って「マラソン強化が最初の目的」なのに全然マラソン強化に役立ってないし、駅伝なんて確か日本以外ではほとんど人気のないローカル・マイナースポーツのわけです(毒)。

 中共の人間から「法治」という言葉が出るとは。いつもながらその厚顔無恥には感心する。 
@中国裁判官「ののしるトランプ氏、法治の敵」 : 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170208-OYT1T50041.html?from=tw

 おいおいですね。「大統領が裁判官を罵倒するなど裁判の公正を歪める行為だ」つうのは正論でしょう。それに対し「お前が言うな」で片付ける島田はトランプを擁護していると疑われても文句は言えないでしょう。いや実際に擁護しているのも知れませんが。
 またこの判事発言にしても「トランプ批判をダシに中国の党・政府の司法介入を阻止しようとしてる可能性」もあるわけでそう言う意味でも島田の難癖はおかしいでしょう。

中国なら全員クビか、収容所送り、北朝鮮なら公開処刑だろう。幸せな集団だ。 
@軍事研究「反対」大多数=防衛省資金提供に懸念−学術会議公開フォーラムで科学者ら:時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017020400528&g=soc

 島田が「中国や北朝鮮なら政府がこいつらを公然と弾圧できるのに」と悔しがってることは明白でしょう。全く恐ろしいほど非常識な男です。

慰安婦虚像の方がベターだが。 @「慰安婦像」に呼称統一へ=外務省:時事
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017020100866&g=pol

 予備知識がない限りあの像は「少女像」でしかないのだから「少女像」と呼ぶべきでしょう。
 いずれにせよ「慰安婦像」と読んだところで何がどうなるわけでもない。バカバカしい限りです。

島田洋一
愚かという他ない。 
【歴史戦】韓国、国定教科書慰安婦問題記述を補強 「集団虐殺」、大使館前像設置…強まる反日傾向 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/170131/wor1701310052-n1.html

 「事実でない」ならまだしも「反日」で批判になると思ってる辺りが産経らしい馬鹿さです。
 そして産経の価値観だと「拉致問題を騒ぐこと」は「反北朝鮮」であり、「シベリア抑留を騒ぐこと」は「反ロシア」ですがもちろん産経はそう言う理解をしません。

横綱の名に恥じぬよう精進致します」。伝統に則った簡明な言葉が場にふさわしい。 
@口上に「これがオーソドックス」 大相撲愛好家ら好印象:スポーツ:中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017012501001519.html

 まあ正直どうでもいいですね。四字熟語を使ってほしいとも、使わないといけないとも思いませんが「使わないことがいいことだ」とも思いません。

もう少しまともな人間を知事にしたい。 @馳前文科相も異議 神奈川県の朝鮮学校側への補助金増額「国として放置できない」 - ZAKZAK
 馳前文科相も異議 神奈川県の朝鮮学校側への補助金増額「国として放置できない」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170124/plt1701241130002-n1.htm

 馳も本当に無茶苦茶な輩ですよねえ。「日体大役員」として日体大の訪朝を容認したことは馳的にどう説明されるのか。結局、安倍首相だの松浪日体大理事長だの「目上の人間」に調子あわせてるだけですよね。しかし夕刊フジも島田もいつもながらとんでもないですね。朝鮮学校を敵視することで社会的に何の意味があるのか。
 まあ、それはともかく。確か「県の調査」などという「余計なことをしている」意味で黒岩を手放しで評価はできませんが、とはいえ「東京の小池」「大阪の松井・橋下一味」などと違い、きちんと補助金を出してる点は黒岩を評価したいと思います。正直、こうした黒岩の態度は「嬉しいことではありますが」少し意外ではあります。

 慰安婦問題で日本糾弾に力を尽くした「功績」*29など結局考慮されないという冷厳な事実だ。
@現職閣僚を初逮捕=反朴政権文化人リスト疑惑−韓国:時事
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012100051&g=int

 意味がわからないですね。別に「慰安婦問題」であれ何でアレ「功績があるから犯罪追及しない」なんて無茶苦茶ができるわけがないでしょう。大体そう言うコトをしたら「韓国は法治主義国家じゃない」と言い出すのが島田でしょうし。

テレビ番組欄で、新ドラマ「嫌われる勇気」とあった。一瞬、トランプのことかと思った。

 むしろ「嫌われる勇気」で俺が連想するのは「家族会に除名されても自説を曲げない蓮池透氏」ですね。
 それはともかく、まあ普通は誰だって「嫌われたくはない」。蓮池氏だって好きで「家族会に嫌われてる」わけではないでしょう。
 また、「嫌われること」は往々にしてその人が独善だから、あるいは間違ってるからと言うことも多い。
 たとえば辻元議員や菅・元首相が産経・阿比留を嫌ってるのはこれは100パー阿比留が悪い。デマ中傷するから嫌われるわけです。
 ただ一方で「間違ってる人間に対し間違ってると正論を言って嫌われるケース(例:蓮池氏と家族会の関係)」もあるわけで「いつもいつも皆に好かれる」つうことはまずない。俺も善人、周囲も善人、話し合えば全てわかり合える、つうほど世の中きれいごとじゃないわけです。だから俺もたとえばid:Mukke氏に嫌われる(苦笑)。いやいいんですけど、別に「心にもないダライラマ礼賛までして」あの人に好かれたくないし(毒)。ダライラマのような下劣な男については俺は「あんな奴大嫌いだ、何がノーベル平和賞受賞だ、オウム麻原からカネもらった銭ゲバじゃないか!」と正直に物がいいたい。
 とにかく、皆に好かれようとしたらかえってストレスがたまってしまう。
 結局、我々凡人にとって「生きると言う事」は「嫌われる勇気を持ち続ける」ということなのかもしれません。正直嫌な話ですが。「嫌われたくない」が「嫌われずに生きること」は凡人には無理なわけです。それは「自分を偽ること」になってしまう。それはどんなに「好かれよう」と頑張っても限界があるわけです。

台湾を、中共が強いた国際的孤立から徐々に救い出さねばならない。 
台湾総統、中米歴訪に出発:時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017010700198&g=int

 「無理だろ」で終わる話です。「一つの中国」と言う現状を変えるのは今となっては不可能に近いでしょう。

逃げの対応の、当然の帰結だ。顧問格の外務省OBの責任が大きいと聞いている。
櫻井よしこ 美しき勁き国へ】三菱マテリアルの和解はやはり「追及」の始まりだった…官民協力して真実を国際社会に知らしめよ
http://www.sankei.com/premium/news/170108/prm1701080039-n1.html

 よしこや島田が何を嘆こうとも、三菱は「判断が間違っていた」とは少しも思ってないでしょう。鹿島建設が訴えられたことが「三菱の和解と関係がある」つうのはよしこの勝手な決めつけですし、そもそも三菱にとって大事なことは自社のことであって他人のことじゃないわけです。 
 なお、「顧問格の外務省OB」というのは岡本行夫氏の事です。ただもちろん三菱だって「岡本氏の意見」だけで決めてるわけもない。

流行語大賞ノーベル平和賞は似ている。いずれも特定の左傾文化人が選んでいるに過ぎない

 おいおいですね。流行語大賞は何も「左派的でも何でもない」のですが「保育園落ちた日本死ね」がランク入りしたことがよほど気にくわないようです。
 ノーベル平和賞についていえば反共の島田がおそらく大好きな「佐藤栄作(1974年)」、「サハロフ(1975年)」、「ワレサ*30(1983年)」、「ダライラマ(1989年)」、「劉暁波(2010年)」ももらっているのですが、島田の脳内には大嫌いな「アラファト(1994年)」、「金大中(2000年)」、「カーター(2002年)」、「ゴア(2007年)」、「オバマ(2009年)」のことしかないのでしょう。

 ノムヒョンの外相だったパンギムンが韓国保守の期待の星というのだから話にならない

 島田のパン氏への悪口はどうでもいいとして「盧武鉉政権外相だったパン氏」が「盧武鉉政権の流れを組む野党」ではなく「盧武鉉氏と対立する勢力の与党」から出ることを目指していることについては「盧武鉉氏に対する裏切りではないのか」という疑問を感じます。

「共同経済活動に関する日本側の成果は、声明の好意的な解釈によって成り立つものでしかない」。その通りだ。
【日露検証】「報道声明」にみる領土交渉の裏側 安倍首相がプーチン大統領から勝ち取れなかったもの
http://www.sankei.com/premium/news/170104/prm1701040005-n1.html

 ただし「それでも何もなかったよりはマシ、一応進展があった」と産経は評価し、島田は「進展ゼロに限りなく近い」と批判します。

有志諸国が金正恩国際刑事裁判所に告発することを議論するだけで“核爆弾”に相当する

 ばかばかしい。そんなことが拉致問題や核ミサイル問題の解決にどう繋がるのか。ただの嫌がらせでしかありません。

蓮舫らしいデマゴギーだ。 
@防衛相の靖国参拝「違うメッセージ届かないか」 蓮舫氏:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASJDY56HJJDYUTFK007.html

 A級戦犯を合祀してる靖国なんぞに防衛相が参拝すればそりゃあ安倍が真珠湾訪問で語ったメッセージ「先の戦争の反省」とは別の「先の戦争の正当化、美化」というメッセージが国際社会に届くでしょう。
 蓮舫氏の主張はデマでも何でもない。むしろ彼女が「党内右派に配慮してるのか」、『届かないか』と疑問形式にしてることの方が俺は疑問です。はっきりと「届くと思う」と言えばいい。
 それはともかく「蓮舫デマゴーグ」という島田らウヨは「靖国にはA級戦犯が合祀されてるがそれは戦前美化ではない」と強弁する気のようです。むしろ「靖国にはA級戦犯が合祀されてるがそれは戦前美化ではない」と強弁する稲田や島田らウヨの方こそデマゴーグです。結局彼らは「親分様」米国が怖くて「あの戦争を美化して何が悪い」と完全には居直れないわけです。

*1:女優。国連開発計画(UNDP)親善大使

*2:著書『金正日の料理人』(2008年、扶桑社文庫)、『北の後継者キム・ジョンウン』(2010年、中公新書ラクレ)など

*3:共青団共産主義青年団)中央書記処第一書記、河南省長・党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相

*4:著書『北朝鮮ではなぜ軍事クーデターが起きないのか?』(2013年、潮書房光人社

*5:著書『北朝鮮ではなぜ軍事クーデターが起きないのか?』(2013年、潮書房光人社

*6:著書『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』(2013年、小学館新書)、『侮日論:「韓国人」はなぜ日本を憎むのか』(2014年、文春新書)、『朴槿恵の真実:哀しき反日プリンセス』(2015年、文春新書)など嫌韓国・極右著書多数

*7:維新の党政調会長を経て、現在、民進党兵庫県連代表

*8:麻生内閣防衛相、自民党国対委員長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*9:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*10:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官など歴任

*11:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相などを経て、現在、民進党最高顧問

*12:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)などを経て現在、民進党憲法調査会会長

*13:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、民主党幹事長(鳩山代表時代)などを経て現在、自由党代表

*14:とはいえ後に保守政党新党さきがけ入りしていますが。

*15:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政調会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)を歴任。著書『テロルの真犯人』(2006年、講談社)、『強いリベラル』(2007年、文藝春秋)など

*16:救う会、家族会、拉致議連のこと。

*17:宇野内閣防衛庁長官、宮沢内閣建設相、自民党政調会長(橋本総裁時代)、幹事長、副総裁(以上、小泉総裁時代)など歴任。著書『YKK秘録』(2016年、講談社)など。

*18:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相

*19:日テレが首位だそうですがそうは書かないのは朝日新聞だからでしょう。読売だと多分そう書く。

*20:2017年3月現在は、TBSラジオ久米宏 ラジオなんですけど』司会。

*21:1996年当時の羽生は7冠(名人・王位・王座・棋聖棋王・王将・竜王)であり、この「3冠(王位・王座・棋聖)」というのは現在のタイトルです。

*22:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相。戦後、自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相

*23:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相

*24:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党総務会長(中曽根総裁時代)、幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*25:宮沢内閣労働相、自民党参院幹事長、参院会長など歴任。

*26:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相等を経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相。

*27:勿論安倍は名前の使用を承諾しています。

*28:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相

*29:そんな功績が本当にあるか知りませんが、ひとまず突っ込みません。

*30:「連帯」議長。後にポーランド大統領