「珍右翼が巣くう会」に突っ込む・番外編(1/30分:常岡浩介と黒井文太郎と桜木武史の巻、ほか)(追記・訂正あり)

 常岡がらみという事でロシア、シリア関係ネタも少し書いています。
時事通信美女と野獣、上映禁止要求=「同性愛宣伝」と非難−ロシア議員』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017030400690&g=int
 ロシア議員の発言は明らかな同性愛差別ですがそれはさておき。最近は同性愛者にも配慮して「美女と野獣」にも同性愛キャラ(もちろんそんなもんはもともとはいない)が登場するというのにはびっくりです。
 まあこの辺りは価値観は色々でしょう。俺は別に違和感ないですが人によっては「過去作品に無理して同性愛など現代の視点(?)を入れる必要はない」と考えるかも知れない。
 なおさすがに「上映禁止要求」はしなくても産経や日本会議のようなウヨはこういう映画は敵視してるでしょうね。そう言う意味でこの話、日本にとって「対岸の火事」とは言えないでしょう。


■ロシアナウ「彼の死が野党を結集するはずだった?」
http://jp.rbth.com/society/2017/02/27/709698
 政府系メディア「ロシアナウ」の報道なので当然ながら「反プーチンデモのネガキャン」ではあります。
 ただ毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20170227/k00/00e/030/132000c
 追悼デモはネムツォフ氏が殺害された直後には7万人、昨年は3万人が集結。毎年参加者が減っており、反プーチン派の影響力の低下ぶりをうかがわせた。

と書いているのでロシアナウの記事(野党には力がない)も「全くのデマ」ではないのでしょう。
 もちろん参加者の減少には「政権の締め付け」が当然影響してるでしょうが、野党側の戦略に問題がないのか(野党が魅力的ではないのではないか)という自省も必要でしょう。


毎日新聞『米アカデミー賞、旅券失効、出席断念 シリアの反体制派の救急隊員』
http://mainichi.jp/articles/20170227/ddm/007/200/119000c

 民間防衛隊*1は「授賞式出席のために査証(ビザ)を得ていたが、シリアの政権が旅券を失効させた」と説明した。だがAPは、米政府の内部文書に基づく情報として、国土安全保障省がハティーブさんに関する「不名誉情報」を入手したために渡航を禁止したと報じた。

 「ホワイトへルメットって常岡や黒井、桜木とか絶讃してるけどまともな団体なんか?」と聞きたくなるニュースです。
 なにせAP報道が事実なら旅券を失効させたのはトランプ政権*2なのに、トランプ批判しないで、アサド政権誹謗のデマを吐いてるわけですから。
 APがアサドを擁護するためにホワイトヘルメット(以下、ホワヘル)を誹謗しなきゃいけないほど、アサド支持とも思えません*3ので
1)AP報道は事実でホワヘルは「嘘をつく動機が何かはともかく」この件で嘘をついてる
2)APはデマ情報にだまされてホワヘルを結果的に誹謗してしまった
のどちらかでしょう。まあ、2)でAPが今後ホワヘルに謝罪する可能性も無論あるわけですが、今後の動向に注目したい。 
 とりあえずホワヘルがAPに抗議せず、APも記事を撤回しなければ「1)の可能性がかなり濃厚」になるでしょう。


■ささいなことでは謝らないロシア人の夫/シベリカ子*4
https://tofufu.me/siberikako_05/
 以前本多勝一*5が「日本人は些細なことでは謝るかもしれないが重要なことでは全然謝らない。南京事件否定論なんかその典型じゃないか」「俺なんか南京事件を記事にしたら産経新聞とかウヨ連中にデマ屋扱いですよ」云々と書いていたのを思い出しました。
 つうか日本人だってその辺り色々だと思いますけどね。謝らない人は些細なことでも本当に謝らないですよ。


■浅井基文*6ブログ『シリア問題に関するアスタナ*7会議』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/877.html
 浅井氏が言うようにこの会議にはいくつか重要な点があります。
 第一に「この合意に米国が参加してない」。今後米国がどう動くかで合意の動向は変わりうるわけですが、現時点では「イラン、トルコ、ロシア」三国で情勢が固まりつつあるわけです。
 第二に「トルコがイラン、ロシアに妥協してアサド政権打倒を放棄した」。まあ、今後どうなるかはわかりませんが、「アサド政権打倒」が極めて困難になったことは確かでしょう。
 第三に「ヌスラは打倒するが、ヌスラ以外は停戦対象にする」と言う合意が成立した。これは「ヌスラ以外も打倒したがっていたロシア、イランの妥協」であるとともに、「ヌスラの件はごまかしたかったトルコの妥協」でもある。
 今後の反体制派の動向が注目されます。


ニューズウィーク日本版『シリアで起きていることは、ますます勧善懲悪で説明できない』青山弘之*8東京外国語大学教授)
 勿論青山記事は「悪=アサド&プーチン」「善=反アサド、反プーチン派」で語りたがり「アサド政権打倒論」すら未だに公言する常岡浩介や黒井文太郎、桜木武史、「id:noharraこと八木孝三」らへの批判です。
 まあ、id:noharraについていえば北朝鮮問題も「北朝鮮=悪」という単純な勧善懲悪で語っていてそのバカさに心からうんざりしますが。id:noharra水戸黄門、遠山の金さん、「ザ・ハングマン」、ウルトラマン仮面ライダーといった勧善懲悪ドラマの見過ぎではないでしょうか?
 実は小生も勧善懲悪ドラマは好きですが人間社会において単純な勧善懲悪などまずありません。それは自覚しないといけない。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6859.php
 12月30日、ロシアとトルコの仲介により発効した停戦合意は、その文言においては2016年2月末に米国とロシアが交わした停戦合意と大差なかった。すなわち、その基本方針は、1. イスラーム国とアル=カーイダ系のシャーム・ファトフ戦線(旧シャームの民のヌスラ戦線)を停戦対象から除外し、これらに対する「テロとの戦い」を是認すること、2. 停戦を受諾した反体制派とシリア政府が政治移行プロセスに向けた協議を行うことにあった。だが、停戦の保証国となったロシアとトルコは、その適用においてこれまで以上に踏み込んだ妥協を行った。
 この妥協の内容を如実に見て取ることができたのが、ほかならぬバラダー渓谷の戦いだった。シリア軍はバラダー渓谷の反体制派を「テロ組織」と断じて攻撃を続けた。こうした手法は、それ以前であれば、「穏健な反体制派」や「一般市民」に対する「無差別攻撃」との非難を浴びるのが常だった。だが、今回は、反体制派最大の支援国であるトルコが、ロシアに同調してシリア軍の攻撃を停戦違反とはみなさないとの姿勢をとり、政権移行期の米国も沈黙を続けた。
(中略)
 加えて、トルコはシャーム・ファトフ戦線が停戦対象から除外されたことを不服とする反体制派に「強い圧力」をかけて、カザフスタンの首都アスタナで開催された和平協議(アスタナ会議、1月23〜24日)に彼らを参加させた。トルコの要請に応じず、バラダー渓谷での戦闘継続を主唱した主要な組織は、シャーム自由人イスラーム運動、そしてホワイト・ヘルメット(民間防衛隊)を筆頭とする「市民」団体だけだった。
 このうち「市民」団体の言動は異彩を放った。彼らは、停戦が発効した12月30日の声明で、国際社会がアイン・フィージャ町へのシリア軍の攻撃を停止させれば、「復旧作業チームを受け入れるために行動する」と発表し、水道施設を政治的・軍事的な「盾」として利用する構えを示した。また、1月15日の声明では、アスタナ会議への参加の準備をめざす反体制派に停戦を破棄するよう呼びかけた。
 バラダー渓谷の戦いは、1月19日にドイツ大使館の仲介により、シリア政府と地元の反体制派が、1. シリア政府が水道施設修復のための作業チームをアイン・フィージャ町に派遣する、2. バラダー渓谷への残留を希望する戦闘員は武器を棄てて当局に投降すること、3. 投降を拒否する戦闘員とその家族は6ヶ月以内にイドリブ県方面に退去すること、を骨子とする停戦に最終合意し、同月28日にこの合意が履行されることで幕を閉じた。
 欧米諸国や日本のメディアでほとんど注目を浴びなかったこの戦いは、反体制派が生活インフラを盾としてあからさまに利用した点、「市民」団体が戦闘継続を主唱した点、そしてシリア軍の反体制派に対する軍事行動が「テロとの戦い」として容認された点など、あらゆる点でシリア内戦をめぐる勧善懲悪では説明不能だった。
 反体制派の離合集散は、任期終了を間近に控えたバラク・オバマ米政権がシャーム・ファトフ戦線に対する空爆を頻発化させたことでさらに助長された。
(中略)
 反体制派内部の再編がどのように決着するのかはきわめて不透明だ。だが、一連の動きから見えてくるのは、和平交渉の当事者となるべき「正当な反体制派」と「テロとの戦い」の標的となる「テロ組織」の峻別が、これまで以上に実現性を欠いた「ミッション・インポシブル」となっているという現実である。二つのアル=カーイダ系組織を軸に離合集散する反体制派は、とらえどころのない存在となっており、和平協議の当事者としての資質さえも失おうとしている。


■常岡*9ほかのツイートにコメント

黒井文太郎‏ @BUNKUROI
 南スーダン程度のことで大騒ぎ。
 南スーダン含めて国連PKOなんて2軍(途上国軍)で務まるヌルい戦場

 南スーダンなんて「二軍でつとまるぬるい戦場」どころか「やばすぎて1軍選手(先進国軍)が行きたがらない戦場」だと思いますが。まあ「国連」つう枠がはまってるのであまり好き勝手できないデメリットもありますしね。しかし南スーダンPKOを正当化するためにモロバレの嘘までつくとはねえ。

固定されたツイート
常岡浩介
固定Tweetっての、やってみよう。
日露領土問題といい、トランプの対露接近問題といい、むしろ今の方がタイムリーな内容になってきたことだし。

 で、『ロシア・語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2011年、アスキー新書)なんて約5年前の本を宣伝する常岡です。それこそロシア関係で新刊だしたらどうなんですかね。
 5年前の本なんていくら「5年前も今もプーチン政権」とは言え使えないところは当然出てくるでしょう。それに「チェチェン紛争」についての本が「日露領土問題」「トランプの対露接近問題」に関係あるんですかね?

常岡浩介
 ウズベキスタンの独裁と強権体制のデタラメさは日本でも欧米でもちゃんと伝えられてないと思う

 一般人が言うのならともかく「ジャーナリストの看板」掲げてる常岡がそれ言うか?としか。「それならお前が伝えればいいジャン、常岡?」つうツッコミを予想してないんですかね。それとも「俺はウズベキスタンについて記事を発表したいけど発表場所がない」とでも言うのか、はたまた「他の取材が忙しくてウズベキスタンまで手が回らない」とでも言うのか。

常岡浩介がリツイート
deepthroat‏ @gloomynews
トルコで大統領に権限を集中させる改憲案の賛否を問う国民投票が4月に実施される件で、投票権を持つ在外トルコ国民が多く住むオランダ・ロッテルダムでの政治集会参加に参加を表明したトルコのチャブシオール外相に対し、オランダ政府はトルコ政府機の着陸許可を撤回すると発表。

常岡浩介がリツイート
どらくる@Ichiro Dracul‏ @crnaoluja
 オランダで近々選挙で極右の躍進が懸念されている状況ぐらいエルドアンも知ってるだろうになんでオランダ人はナチスの残滓でファシストだとかこのタイミングで放言するかな。

「え?。知ってるから放言したんじゃねえの?」と思いますが。
 オランダで極右が躍進すれば「ほら見ろ。俺の言ったとおりじゃねえか、オランダなんか極右国家なんだよ」で、惨敗したら「俺の批判も極右敗北に貢献したんだ」と言えばいいわけですから。
 しかし米国はトランプ、フランスはルペン(まあ決選投票で負けるでしょうが、確か世論調査1位です)で、オランダも極右躍進の恐怖ですか。勘弁して欲しいですね。

参考

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017031200026&g=int
時事通信「トルコ外相の入国拒否=国民投票集会めぐり応酬−オランダ」
 AFP通信によると、トルコのチャブシオール外相は11日、4月に実施される憲法改正案をめぐる国民投票に向けた集会のため、「(オランダの)ロッテルダムをきょう(11日)訪問する」と宣言した。これに対し、オランダ政府は、トルコ側が脅迫したとして「(外相の航空機の)着陸許可を取り下げる」と発表、入国を拒否した。
 チャブシオール外相は、今回の訪問がオランダ当局に阻止された場合、「オランダに重い制裁を科す」と警告。エルドアン大統領もこの日、「彼らはナチスの残党だ」と吐き捨て、今後オランダ航空機の受け入れに影響が出る可能性を示唆した。AFPによれば、これを受けオランダのルッテ首相は「常軌を逸した発言で、まったく的外れだ」と述べ、エルドアン氏を非難した。

常岡浩介
 エルドアン、地上軍派遣までやっておいて、全ては結局、プーチンの掌の上。小物に終わったか

 吹き出しました。プーチンと喧嘩したら大物で、手打ちしたら小物って(苦笑)。
 基本、エルドアンは「彼にとってのトルコの国益」しか考えてないでしょうよ。

駒木明義‏
 韓国へのTHAAD配備について、ロシア外務省のウリヤノフ不拡散軍備管理局長が「北朝鮮だけの問題ではない、中国も極めて強く反応している」と懸念を表明。同じような中国への配慮の言葉は、昨年ラブロフ外相からも聞いた

 勿論中国への配慮はあるでしょうがロシア自体「サードは俺達ロシアも狙ってる」と中国同様の疑念を持ってますからロシア単独でも反対する理由がある。中国は「ダシに使われてる」つう面が強いかと思います。

常岡浩介がリツイート
モーリー・ロバートソン
→「ファシズム」というタームを安直に用いるのは極力避けたいところ。「安倍ファシズム」「アベ政治を許さない」などの痛々しい、知的に怠慢なスローガンに近づきたくないからです。

 常岡とかモーリーとか「何が何でも左派に因縁つけたいらしいアホ右翼」にマジレスしても空しい気がしますが安易に「知的に怠惰*10」なんてレッテルを貼る、それも「何故そう思うのか」説明もしない方がよほど「知的に怠惰」だと思いますね。まあモーリーや常岡の「類友や読者」はそう言うモーリーや常岡の「知的怠惰」を何とも思わないからモーリーや常岡にとって「世渡り」「金儲け」と言う意味では何の問題もないのでしょうが。

常岡浩介
AFP『スウェーデン徴兵制復活 ロシアの脅威に対応、女性も対象』
http://www.afpbb.com/articles/-/3119940

 「ロシアを脅威とする考え」を仮に正当と認める*11として何で徴兵制復活なんて馬鹿な事やるのかさっぱり分かりません。スウェーデン政府は頭が狂ってるんじゃないか。
 そして産経辺りが「だから日本でも徴兵制をやっても問題ないんだ」と放言するのかと思うとうんざりします。しかしこれをただ紹介する常岡ってスウェーデンが狂ってるとは思わないんでしょうか?

常岡浩介
ムネオ*12も、トランプも、絶え間なく事実でないことを口から吐き続ける人物。ファクトチェックが必要。

 「ファクトチェックされたらやばいのは、お前の『俺が安田純平を救う→安田を救えなかったのは西谷文和のせい』も同じだろ?」
「お前がつきあってる高世仁の『特定失踪者は北朝鮮拉致』つう与太はファクトチェックしないのか?」と説教したくなりますね。まあ、これぐらい恥知らずでないと高世も常岡もあそこまでデタラメな生き方もできないでしょうが。

常岡浩介
 国際社会はいい加減、アウンサンスーチー*13への過剰な期待をやめるべきじゃないか

 要するに「ロヒンギャの件」とか「経済的理由から中国に接近して、ダライラマに冷たい件」とかですね。まあ主としてロヒンギャでしょうか。
 ロヒンギャについては
■ハフィントンポスト『アウンサンスーチーロヒンギャ問題について沈黙している。その理由は許しがたいものだ』
http://www.huffingtonpost.jp/mehdi-hasan/aung-san-suu-kyi-silence-rohingya_b_7575022.html
ニューズウィーク日本版『ロヒンギャ問題でスー・チー苦境 ASEAN内部からも強まる圧力』
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/12/asean-5.php
■産経『「スー・チー氏は何のために*14ノーベル平和賞受賞した」 マレーシア首相、ロヒンギャ問題めぐり批判』
http://www.sankei.com/world/news/161204/wor1612040042-n1.html

「中国への接近」については
日経新聞スー・チー外相始動、中国外相と会談 経済協力を議論』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM05H96_V00C16A4FF2000/
産経新聞ミャンマースー・チー氏、17日に訪中 和平協定協力と経済関係強化を協議へ』
http://www.sankei.com/world/news/160816/wor1608160033-n1.html
を紹介しておきます。
 それはともかく常岡は何が言いたいのか。
1)「ロヒンギャやダライに冷たいスーチーなど評価しない、スーチー政権などくたばれ」と言いたいのか、はたまた
2)「ロヒンギャやダライのこととか、どうだっていいジャン、つまんないことこだわるなよ。今スーチー政権以外に現実的選択肢あるのか」と言いたいのか。
 1)と2)だと大分意味は違うんですけどね。なお、小生は1)は非常識だと思いますが、とはいえ2)というのも「ちょっとねえ」つうところですね。ロヒンギャへの人権侵害などミャンマーの問題を「スーチーを潰したら軍事政権喜ぶだけだから」つう理由でただただ黙認するのはいいことではないでしょう。そこは「スーチーに無理な要求もしないが、甘やかしもしない」という難しいことを国際社会はやる他はないし、それにスーチーも応えて欲しいところです。
 つうか2)だったら常岡が「打倒アサド政権」なんて無責任に非現実的なこと吠えてるのとまるきり矛盾しますしね。

常岡浩介がリツイート
モーリー・ロバートソン‏ @gjmorley
 極端な左のポピュリズムが吹き荒れた五年間で「地盤」が緩み、今、日本の「オルト・ライト」が急成長の兆し。
 左の嵐のきっかけになったのは大震災と原発事故。右の嵐をトリガーしているのはトランプ。

 左のポピュリズムの嵐なんてモンはないし、そもそもオルトライト(デマ右翼)なら「自民党の極右集団・青嵐会」「第一次安倍政権」「三国人発言の石原都知事」「デマ発言常習の橋下大阪府知事大阪市長」「マンガ家の小林よしのり」などが「大震災と原発事故以前から」いて一定の政治力、社会的影響力を保有していたわけです。彼らを支持する日本会議日本会議の構成団体(神社本庁など)も一定の政治力、社会的影響力を有していた。オルトライトを応援するテレビ番組も「たかじんの委員会」などがあった。まあ今ほど酷くはないですが、彼らの社会的、政治的影響力ゼロというわけではない。 
 「林房雄の『大東亜戦争肯定論』」「鈴木*15内閣時代のいわゆる1982年歴史教科書問題」「中曽根*16首相による『韓国併合政党化発言』藤尾*17文相更迭」「NHK慰安婦番組への安倍や中川昭一*18の圧力」なんかはその一例です。
 モーリーと常岡はどういう事実認識してるんですかね。ただのアンチ左翼か。まあ、民主党政権への失望*19が安倍を助けてる面はあるでしょうが、それは民主党政権ポピュリズムであることを意味しないし、ましてや民主党政権が左であることも意味しないわけです。
 出自(鳩山首相、野田*20首相ら幹部連中の出身は自民党など保守政党)から見ても政策から見ても、民主党政権は左ではない。
 大体「右のポピュリズムの蔓延は左のポピュリズムのせい*21」と言うならトランプ政権誕生は「オバマ政権が左のポピュリズムだったから」なのか。まあ、「オバマにも責任がある」ならともかく「オバマポピュリズム」という度胸はさすがに常岡にもモーリーにもないだろうとは思いますが。結局、常岡やモーリーのような輩は真実を追究してるわけではなく単に「日本の左派を誹謗したいし、誹謗しても特にデメリットもない*22が、オバマ誹謗なんかしたら世間に呆れられてデメリットだからしない」つうだけのデマ屋でしょうから。

黒井文太郎‏ @BUNKUROI
 日本がPKO参加してきたのも、国益云々というよりもとにかく「他国がみんなやってるから」だけです。

 黒井(常岡の類友)って本当にバカで「不誠実な嘘つき」だなとしか。先ず第一に「みんなやってる」つうのが大嘘ですね。やってない国も勿論ある。
 第二に仮に「みんなやってるからやらないと面子が立たない」つう理由(実際はみんなやってるわけではないのでそんな理由ではあり得ませんが。まあ本当の理由を黒井は言いたくないのでしょう)だとして、それは充分「国益」ですよねえ。正しい国益判断かどうかはともかく。

常岡浩介がGarry Kasparovをリツイート
 二年前、我が友にして同志、ボリス・ネムツォフはプーチンに逆らったために殺害された。

 こういうのは本当に勘弁して欲しいですね。もちろん「反体制派ネムツォフの暗殺」にプーチンが関与してる可能性は否定できないでしょう。ただ「ネムツォフの意思を受け継ごう」とか「ネムツォフ暗殺の真相追及を政府に求める(真相追及がされ犯人が逮捕されない限り政府の犯行を疑わざるをえない)」とかならともかく「プーチンの犯行」と断言しちゃうのは「仮に今後そうだと分かったとしても」ちょっとまずいでしょう。

常岡浩介がリツィート
Eleni / エレニ
日本の報道機関は、ニルス・ビルトが日本でやらかしたことについて英語記事を出さないのかな…
知りたがってる人がたくさんいるのに。

 NYタイムズなど「日本に支局を置いてる英米の有名メディア」ならともかく何で日本メディアにそんなことを求めるのか。
 本当に「海外で需要があれば」NYタイムズなどが報じるでしょうし、「NYタイムズなどが報じない」のに日本メディアの海外版が報じても影響は小さいでしょう。

桜木武史‏@takeshisakuragi
 明日、夢の国*23に行きますが、シリアと比べれば、味気ないです

「じゃ行かなきゃいいジャン、何でディズニーランドに行くの?」ですよねえ(苦笑)。自分のシリア愛をアピールしたいんでしょうが、愛というモノは「他者(この場合ディズニーランド)をこき下ろさないとアピールできないモン」ではないでしょうに。

常岡浩介
「国交を結んだ外国の首都で化学兵器を使用する*24」、「大使館員が外交特権を利用して国家犯罪*25
 そういう国の責任者*26と「信頼関係」を構築して領土問題*27を解決はできない*28し、責任ある国家はそれをしようとしてはいけない。安倍ちゃんとその取り巻きは基礎を勉強してもらいたい。

 やれやれである。こういう事言ってロシアを敵視しても領土問題解決の上で何がどうにもなるまいに。安倍の対ロシア外交の是非に関係なく、常岡のようなロシア敵視は有害なだけでしょう。そもそも世の中はそう言うきれい事で動いてない。まあ「反プーチン」「反アサド」常岡が人権とか持ち出して非難する外国ってほぼ「ロシア&シリア」限定ですけど。まあ最近はそれプラス「トランプ米国」かな。
 大体こうした常岡の理屈ではたとえば「国交を結んだ外国の首都*29トロツキー*30を暗殺したスターリンソ連」との間でも「交渉は全否定される」のか?(常岡だとためらいなく「そうだ」といいそうですが)。少なくとも当時の日本はそう言う立場じゃないでしょうに。シベリア抑留者の帰国はもちろんスターリン時代のことですしね。
 なお、常岡ツィートの「領土問題」を「拉致」に書き換えると「北朝鮮大使館員が関与した疑いがある」とする「マレーシア警察の発表を信用すれば」だが、まるきり「金正男暗殺(マレーシアの首都クアラルンプールでVXガスで実行)」をネタにした日朝交渉否定論になる。まあ、常岡は日朝交渉についても「救う会と似たり寄ったり」の「北朝鮮敵視」のそう言う意見なんでしょう。俺から言わせればそう言う日朝交渉否定論はバカバカしいですね。

黒井文太郎‏@BUNKUROI
日本政府の外交安全保障に関しては、政治家というより官僚側の問題が大きいかと。

 黒井が日本外交安保の何を問題視してるのか分かりませんがそれはさておき。詭弁で自民党政治家をかばわないといけない義理でもあるのでしょう。どうしようもないバカです。
 黒井にかかったら例の「森友学園への不当な便宜供与」も「政治家というより官僚側(近畿財務局など)の問題が大きい」ことにされかねません。

黒井文太郎‏@BUNKUROI
「今までに何人殺したか」 プーチン露大統領めぐり、自民党の石破*31元幹事長が引用
→シリアの民間人だけで4000人くらい。もちろんチェチェンとか他にもたくさんたくさん

 「黒井はバカか」としか。その理屈だとブッシュjrとかも相当殺してるわけですが、ブッシュjrを「イラクやアフガンの民間人だけでホニャララ人くらい」とか言う度胸はあるんでしょうか。まあプーチン限定でしょうけど。

黒井文太郎‏
トランプ米大統領、EUを「完全に支持」と表明
この人の、平気で前言をなかったことにするハートの強さはすごいですね

 その点は塚本幼稚園について、当初の好意的発言が「土地払い下げなどが批判的に報道され出す」と、いつの間にか「勝手に名前を使われて迷惑だ」になってしまった安倍もいい勝負ですが、黒井は何故か安倍批判は「日露外交(プーチンへの接近)以外では」まずしません。いや何故かは何となくわかりますが。

黒井文太郎
 ビンラディン殺害を指揮したマクレイブン元統合特殊作戦コマンド司令官がトランプ大統領のメディア敵視について「民主主義への大脅威」
→民主的に当選した大統領だから非民主主義とは言えないと思うが、とにかくトランプは情報リテラシーに難あり

 トランプの言動は反民主主義以外何物でもないだろうに、そして当の米国人がそう批判してるのに、何で黒井が「情報リテラシー」なんて話にすり替えるかといえば、ああした政治手法それ自体を黒井は否定する気がないからでしょう。
 黒井は「自分にとって都合が良ければ」ああした独裁手法を支持するわけです。それがもしかしたら黒井にとっては「安倍」なのかもしれません。

常岡浩介
 (ボーガス注:マレーシアが北朝鮮との断交を検討してるというニュースがあるが)自国首都*32の往来で化学兵器を使う*33ってことは、断交されて当然です。ロシアがロンドンでリトビネンコに対して(ボーガス注:暗殺に放射性物質を)使ったのもそういう行為だったわけです。

 「は?」ですね。英国はリトビネンコ暗殺を「ロシアの国家機関の犯行」認定し、プーチン政権批判はしてもさすがに断交はしてないわけで、ここで「リトビネンコ暗殺」を常岡が持ち出す意味が全く不明です。
 リトビネンコ暗殺をネタに「英国はそれでもロシアを断交しなかった。だからマレーシアも断交しないで欲しい」というならわかりますが。

常岡浩介 2015年12月24日
 たったいま、ニルス・ビルト氏がぼくにメールしてきた。
「身代金要求が嘘であるかのように語っているようだが…」
 こちらからは、お前は日本政府の代理人でも安田くんの家族の代理人でもなく、お前の行動は犯人グループを誤解させている可能性が高い。安田くんの生命を危険に晒す、と伝えました。

「日本政府の代理人でも家族の代理人でもない」のに「俺が安田を救う」と放言してたバカ・常岡が良くもこんな過去ツィートを「2017年2月25日」になって改めて宣伝できるモンです。
「お前もビルトの同類ジャンか、常岡。少しは恥を知れよ」つうツッコミがあっても平然と無視する気なんでしょう。面の皮が厚いというか何というか。そして常岡の周囲(例:高世仁)には苦言を呈する奴が一人もいないんでしょうね。 

常岡浩介がリツィート
フヒねむ‏@fuhinemu
『メナール市長は国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」の創設メンバーの1人で、マリーヌ・ルペン党首率いる極右政党、国民戦線の支援を受けている』
■AFP『難民写真の不当使用で仏ベジエ市長を提訴』
http://www.afpbb.com/articles/-/3060540

 ウィキペディアロベール・メナール*34」に寄れば今も「記者団幹部(事務局長)」だそうです。まあ、ルペンの支援を受ける極右政治家が「国境なき記者団幹部」つうのはねえ。相手は「あの常岡」ですから所詮「記者団に対するくだらない私怨」がリツイート動機でしょうが、ちょっと記者団は手放しで評価できる組織ではなさそうです。
 ただ日本でも「救う会は完全な極右団体」とかあるので記者団のことを一方的には批判出来ません。

常岡浩介が毎日新聞リツイート
毎日、ついに「親トルコ派」という新勢力を発明。ただし、本文(秋山記者)では使われていない
■毎日『シリア:親トルコ派、IS要衝の北部バーブ制圧』
http://mainichi.jp/articles/20170225/k00/00e/030/237000c

 「新勢力を発明」も何も「トルコに親和的な勢力(典型的にはトルコの軍事支援を受ける勢力)」があればそれは「親トルコ派」でしょう。「過去に毎日以外にそう言う表現が使用されてない」としてもそんなことは毎日が間違ってることには全くならない。もちろん「親トルコ派」と言う表現に「丸い三角」のような日本語としておかしな所はない。
 常岡は何が言いたいのか。シリアにトルコの支援を受ける親トルコ勢力はいないと言いたいのか。だったらそうはっきり書いたらどうなのか。いつもながら常岡は変な奴です。
 なお「本文(秋山記者)では使われていない」という常岡ですが本文では

トルコ軍の支援を受けるシリア反体制派

と書いてあるのだから「親トルコ派」と書いてあるのも同然でしょう。

常岡浩介がリツィート
プーチンがひそかに狙う米シェール産業の破壊
ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-7046.php

 「沖縄の基地反対運動のバックには中国ガー」並みの与太「シェールオイル、ガス開発反対のバックには(シェールガス、オイル開発が頓挫して、競争相手が減り、ロシアの石油、ガスが売れる事を願う*35)ロシアガー」です。
 実は「シェールオイル、ガス開発に限らずその他のオイル、ガス開発(もちろんロシアでの開発もそうでしょう)もそうですが」、オイル、ガスの開発とは「必ずしも環境に優しくありません」。
 まあ極論すれば「シェールオイル、ガス開発」に限らず近代化、工業化とは「大なり小なり何らかの環境破壊は避けられませんが」。
 それはともかく、その結果、シェールガス、オイル開発反対運動も起こることがある。ただそれだけの話です。反対派に文句があるなら「安全だ」と言えばいいだけの話でロシア陰謀論で誹謗など論外です。このニューズウィーク日本版の誹謗記事ではシエラクラブという『環境保護の老舗有名団体』までもがロシアの手先として非難されています。
 それなのに「ロシアガー」と反対運動を誹謗するニューズウィーク日本版の「デマ、陰謀論(要するに一部のシェール開発賛成派による反対派誹謗デマ)」の流布に荷担する常岡は完全に頭が狂っています。
 「反ロシアや反プーチンを間違った方向にこじらせる」とここまで人間酷くなれるという見本のようなモンです。 

常岡浩介がリツイート
kazukazu88
 トランプ政権発足後、マイノリティの権利はどんどん後退し、移民に関してはかなり深刻なレベルにまでなっているのに、「ヒラリーよりトランプの方がマシ」と言ってた左派の人たちは静かだよな。

 吹き出しました。そんな左派はいるにしても何処の国でも少数派だと思いますが。たとえばマイケル・ムーアなんかはトランプを批判してる訳ですしね。トランプ支持はどこの国でもメインは右派でしょう。

黒井文太郎さんがリツイート
deepthroat ‏@gloomynews
 モンテネグロNATO加盟を妨害するため、ロシア諜報機関が昨年10月にモンテネグロ首相を暗殺し政府転覆を仕掛ける計画があり、直前で阻止されたと英政府筋。

 一寸信じられないですけどね。国内外の反プーチン派(ネムツォフ元第一副首相、ジャーナリストのポリトコフスカヤ、英国に亡命した元FSB工作員リトビネンコ)の暗殺(現時点では疑惑ですが)とか「スキャンダル暴露(でっち上げを含む)などで外国の国家元首を潰す計画」などならまだしも「現役の国家元首(首相)を政治的にではなく物理的に抹殺(文字通りぶっ殺す)」つうのは相手が「小国モンテネグロ」でもあまりにもリスキー過ぎるでしょう。

 IS支持者がもっぱら口にするのは「彼らこそがイスラム法を忠実に実行している」ということだ。これが一面において正しいことは池内恵*36の書籍に詳しい。

 「そう言うこじつけ理解、トンデモ理解は一応可能だ(なぜならコーランには曖昧なところがあるし、イスラムにはISのような馬鹿者が過去に存在するから)」と言う意味では「一面において正しい」でしょう。
 つまり「田中智学の八紘一宇理論や『国立戒壇論(昔の日蓮正宗創価学会)』は日蓮の教えを忠実に実行している」「キリスト教原理主義の進化論否定論、同性愛否定論などはキリストの教えを(以下略)」「靖国神社(戦前日本の侵略を正当化)は神道の教えを(以下略)」などと同じような意味では正しい。ただそれ「神社関係者のほとんどが未だにウヨ」の「神社業界を除いて」、「何の意味があるの?」て話ですよねえ。
 まあ、「一面において正しい」ですけど「ほとんどのイスラム教徒やキリスト教徒、日蓮門徒」は「そうした主張を非常識として支持してない」と言う意味では「一面において正しくない」(この辺り神道は明らかに『未だに靖国支持が主流』で困りますが)。そう言う意味ではそう言う常岡や池内*37のような指摘をすることに意味があるのか。
 むしろ「イスラム教やキリスト教日蓮て危ない教えなんだね」という偏見、誤解をうみかねません(なお、神道について俺の考えを言えば『伝統的神道国家神道が誕生する前)』は危なくないですが『戦前の国家神道』を引きずる今の神社本庁は『ISが主流化したイスラム』みたいなもんで危ないことこの上ない)。
 つうか基本的に「何ら危険性のない教え」なんてもんはないでしょう。まあISと一緒にしたらまずすぎますが、日本でも「本願寺教団と織田信長の戦闘(仏教)」「島原の乱キリスト教)」といった宗教的武力闘争はあるわけです。

駒木明義 ‏@akomaki
 ラブロフ*38外相がミュンヘンでスピーチ。NATOは依然として「冷戦」の道具であり続けている。一連の政治家の発言がそれを示している。その中には昨日、今日の米国の発言も含まれる、と。

 まあラブロフの言うとおりでしょうね。ここで俺が言う「ラブロフの言うとおり」とは「NATOは冷戦時代同様、ロシア(ソ連)に対抗する組織として機能してる(その点ではロシアにもNATO側にも争いはない)」つう意味であって、ひとまず「そのことの是非」は問題にしていません。
 もちろんラブロフらロシア側はそれを「NATO側の非」とし、NATO側は「そうした現状を積極的に正当化しない」としても「ロシアに非があるから仕方ない」とする違いがあるわけですが。

常岡浩介がリツイート
Kazuto Suzuki ‏
 アサドは強制収容所の人権問題についてアムネスティが提示した証拠に対し、それはフェイクニュースだと棄却。フェイクニュースが開いてしまったパンドラの箱。こう言うメチャクチャな権力者に簡単な逃げ道を与えてしまった。

 「は?」ですね。以前からそんなん*39は「中国は満州事変を我が国の謀略といってるがそれは嘘だ(戦前日本)」「カチンの森虐殺ソ連犯行説は嘘だ(スターリンソ連)」「金大中事件に我が国は関与してない(朴チョンヒ時代韓国)」「大韓航空機爆破に我が国は関与してない(北朝鮮)」とかいくらでも古今東西あるでしょうにねえ。違いがあるとしたらその場合の居直りが「嘘」ではなく「フェイクニュース」と言う言葉で説明されるようになっただけで本質的違いなんて別にない。いつの時代にも嘘つきな権力者はいたし、そうした権力者は自分への批判は「嘘だ」「誤解だ」等と言い訳してきたわけです。
 まあそもそもフェイクニュース(虚偽報道)だって(当時はフェイクニュースとは言ってなかったのでしょうが)有名な「伊藤律単独インタビュー」「ジミーの世界」とか過去にも色々あるわけですしね。

常岡浩介
 実際のところ、チェチェン、シリア、ウクライナプーチン政権の軸で一本に結ぶ企画を何年も出し続けているけど、どのメディアも通らない。取材だけしてるけど、発表先がなくて大赤字

 まあこういうのって正直「インチキ発明家」が「誰かが資金を出してくれれば私の発明も実用化に向けて前進するのだが」と言ってるようでみっともないですよね。なぜなら常岡がこんな事言ったって本当か、「常岡のフカシに過ぎない」のか、誰にも分からないし、こんなことをツイッターでつぶやいても意味がないでしょう。こんなことつぶやいてる暇があったらその「取材の成果」とやらを「何故か2016年1月21日から更新がない(苦笑)」ブログ(http://d.hatena.ne.jp/shamilsh/)で小出しにでも発表したり、最悪「自費出版したらどうなんだ」つう話ですからね。

常岡浩介がリツイート
Kazuto Suzuki ‏@KS_1013
 米大統領におべっかを使う首相を誇らしいとはあまり思わないが、政権の足下が固まっていない状態で大統領令を振り回す相手に突っかかってトラブルに巻き込まれることが良策とも思えない。現状を考えれば安倍首相の対応は適切なものだったと思う。

 いや、ちょっと待てよ。「メルケル・ドイツ首相、メイ英国首相、オランド・フランス大統領、トルドー・カナダ首相」とほとんどのG7首脳がトランプ批判してるのに「誇らしいとは思わないが」と言い訳してるとは言え、何一つトランプ批判しない「安倍首相の対応は適切」?。むしろトランプにやたら接近することの方が「トラブルに巻き込まれる(トランプ批判派に日本が批判される)」と思うが。
 どういう脳みそしてるんだか。

常岡浩介がリツイート
マライ・メントライン@職業はドイツ人 ‏@marei_de_pon
ZDF*40プーチンの冷戦」(動画29分30秒頃)
FSB*41大佐の証言:
プーチンメルケル首脳会談の際、犬が苦手なメルケルの足元に、わざと犬をけしかけてプレッシャーをかけたんです。

 ホンマかいなと思いますけどね。それプレッシャーじゃなくて単にメルケルに喧嘩売ってるだけの気がしますが?。

常岡浩介がリツイート
マライ・メントライン@職業はドイツ人 ‏@marei_de_pon
ZDF「プーチンの冷戦」(動画34分34秒頃)
フィンランド政府報道官の証言:
ある日ロシアから大量に難民が流入し始めた。国境は徒歩越境禁止のためクルマで。ロシア政府が彼らに中古車を与えたのは明白だ。裏取引でフィンランドEUの対ロシア制裁に抗議すると、即座に難民流入は止まった。

 ホンマかいなと思いますけどね。スターリンジョークの

 中ソで戦争が勃発。
 開始一週間で、ソ連は圧倒的な戦力で中国人の兵士20万人を捕虜とした。
 それから一週間後、さらに50万人の兵士を捕虜とした。
 ソ連は中国に通告した。「降伏せよ。」
 中国から返答があった
「降伏せよ。さもなくば来週中に少なくとも1000万人の捕虜を送り込む」

とまるきり同じじゃないですか。

常岡浩介がリツイート
マライ・メントライン@職業はドイツ人 ‏@marei_de_pon
なお、番組ではそうした「難民工作員」について、「今ドイツには、本当に迫害されて逃げてきた多くの難民と、少数の偽装工作員が居る。その事実を冷静に踏まえて欲しい」と社会に呼びかける。

 いやそんなん、zdfのただのお為ごかしでしょうよ。大体ロシアの「難民工作員(?)」にしたって仮にそう言う事実があるとしても「嘘の難民」じゃなくて本当の難民(経済難民)でしょうしね。「難民をロシア政府がバックアップして」事情はともかく「フィンランドに住めるのならそれに難民が乗っかる」つうだけで。大体この報道だとロシア難民に対する偏見が生まれかねません。
 ついでにいえばトルコがやってるらしい「俺に対してEUがふざけたこと(トルコ非難)するようならシリア難民なんか引き受けないから。全員EU諸国に送り込む」つうのはこの「難民工作員」と全く同じでしょうよ。

黒井文太郎がリツイート
Eleni /エレニ
「日本は南スーダンの人々の安全を守る為に、国連を通して何ができるか」がまず主題に置かれるべき事。

ということで自衛隊南スーダンPKOを正当化しようとする黒井ですが「PKO以外に出来ることがない」わけでもなければ「PKOのためにはいわゆるPKO5原則*42を無視していい訳でもない」わけでもないのだから詭弁でしかありません。

常岡浩介がリツイート
黒井文太郎 ‏@BUNKUROI
 PKOは長い国連活動の歴史の中で、加盟国の持ち回り当番みたいなものになっています。町内会の清掃当番みたいな。

 嘘も大概にしろ、ですね。PKOをどう評価するにせよPKOは「全ての加盟国が実行しているわけではない」のだから全然持ち回りではありません。こういう嘘をつくから信用されないのだということを常岡や黒井は自覚した方がいい。

黒井文太郎
 トルコは「クルドを叩きたい」、ロシアとアサドは「反体制派を叩きたい」、アメリカは「ISを叩きたい」。
 そしてアクターたちは全員、互いに「直接戦いたくない」。それで互いの領域に分入らないと暗黙手打ちしたのが、今のシリア北部の状況。それ以上ではなく、互いに協力してるわけではない。
 この状況を無理やり「トルコもアメリカも、テロ対策優先でアサド容認に転じ、アサド政権&ロシアとの共闘を選んだ」というのは、単にアサド政権とロシアが自らの「願望」をプロパガンダしている話。

 やれやれですね。「お互いの利益を最大化するため当面対決しないことにした(黒井)」というのは結果的には「トルコもアメリカも、テロ対策優先でアサド容認に転じ、アサド政権&ロシアとの共闘を選んだ」ということではないのか。別にそれは「単なるアサド政権とロシアの願望」ではないでしょう。黒井がそのように矮小化したい願望を持っているだけです。

西谷文和
 バーレーンの「アラブの春」は徹底的に弾圧されている。バーレーンには米海軍基地がある。沖縄と似ている。
 アラブの春カダフィーの独裁に抗議して立ち上がったリビアの人々には、NATO軍が空爆で支援して、民衆が勝利。同じ時期、同じように蜂起したバーレーンの人々は「空爆支援」もなく、(虐殺されているのに)それほどの報道もなく弾圧された。親米独裁政権は助かるのだ。

 まあ西谷氏の言う通りでしょうね。そう言う指摘をせずただただ、「正義の実現」を口実に、アサド打倒しか唱えない時点で、常岡や黒井、桜木の主張は怪しいうさんくさい代物でしかありません。アサドも米国によって「反米的」と認定されるから打倒対象になるに過ぎないわけです。

常岡浩介がリツイート
黒井文太郎 ‏@BUNKUROI
 アサド政権が自分たちに歯向かう人々(&その疑いをかけられた人々)を皆殺しにする凶悪な政権だということは、シリアを多少とも知ってる人なら誰でもわかる常識みたいなものです。

■朝日『シリア刑務所、1万3千人*43を絞首刑か アムネスティ推計』
http://www.asahi.com/articles/ASK2765XKK27UHBI01W.html
等に対する黒井のコメントです。
 どうなんですかね。俺もシリア素人ですから断言はしませんが「刃向かう人々」ならともかく「疑いがある」レベルで皆殺しにしたりしますかね?。明らかな敵ならともかく「敵の疑い」レベルでむやみやたらに殺すことは「無意味に敵を増やしかねない」と言う意味で得策ではないですからね。
 もちろん「黒井の認識の是非」に関係なくアムネスティの推計がある程度正しければ、シリアの行為は「人権侵害の疑い」が強いですが。

常岡浩介
 客観的状況としてロシアによる侵略行為でも、現場の事実としては真逆ということが、旧ソ連世界では多々ある。08年の露・グルジア戦争でも、客観的にはグルジアの領土に対する露の侵攻でも、戦争自体はグルジア南オセチアに先に侵攻したことから起きた。プに権謀術数で対抗しようとするとそうなる

 常岡も言ってることが本当に無茶苦茶です。「先にグルジアが手を出した」のならロシアの侵略とは言えないでしょう(ロシアのカウンター攻撃が侵略になったとしても)。
 そもそもウィキペディア南オセチア紛争 (2008年)』によれば「ロシアが先に攻めてきたから反撃した」がグルジアの主張ですから、常岡の「グルジアが先に攻めたがロシアが悪い」というのはグルジア政府公式見解にも反する珍説です。
 おそらく「反ロシアの常岡」ですら「グルジアの先制攻撃」を認めざるを得ないのでしょう(つまりグルジアの主張は嘘)。
 しかしそれでもグルジアをかばいたいからこういう珍説になるのでしょう。

常岡浩介
トランプってポスト真実というほど嘘ばかり吐いてるけど、あれは嘘吐こうと思ってやってるんじゃなく、思いついたことを感情の赴くまま吹いてるだけだよね。「でんでん」とか、「立法府の長」とかと似たようなもん*44。一方、プーチンとそのプロパガンダ・メディアは確信犯で計画的に相手を騙しにかかる

 常岡が何故「プーチンは計画的嘘だがトランプや安倍は違う」と思うのかさっぱり分かりません。つうか問題が「その主張が嘘かどうか」であってそれが計画的かどうかなんてある意味どうでもいいことでしょうにね。

常岡浩介
 安倍はポピュリストの範疇には入らない

 アベノミクスの宣伝というのは明らかにポピュリズムだと思いますけどね。

常岡浩介
 プーチン*45は安倍ともトランプとも比較にならない。同じ土俵に乗せて話してはいけない。プーチンと誰かを比べて話すなら、ヒトラースターリン*46だろう*47

 常岡がプーチンを激しく敵視してることは分かりましたが、常岡にとって「ヒトラースターリンと(凶暴さが?)同列に並べることができる独裁者」てのは誰なんですかね。そしてそう判断する基準は何なのか。
 たとえば「スペインのフランコ総統」「台湾の蒋介石総統」「韓国の朴チョンヒ大統領」「チリのピノチェト*48大統領」(以上、故人)、「トルコのエルドアン*49大統領」、「エジプトのシシ*50大統領」(以上、現在進行形)はどうなのか(常岡は反共ウヨなのであえて「中国の毛沢東」など「常岡が躊躇なく罵倒するであろう」共産系の独裁者は外し「俺の知ってる」ウヨ系だけにしました。もちろん古今東西他にも「共産系は除外しウヨ系限定」でも独裁者は他にもいくらでもいます。今現在ですら、発展途上国は独裁が多いでしょう)。
 プーチン以外には誰が「スターリンヒトラーと並び称される独裁者」なのか。それともプーチン以外にはいないのか。
 と聞いても多分常岡にはまともに答えられないと思います。
 なぜなら常岡は論理的な話をしてるのではなくただプーチンを罵倒したいだけだからです。
 なお、俺が思うに「常岡が言うのとは違う意味で」プーチンは安倍やトランプとは違うでしょうね。
 「是非はともかく」ロシアでの長期政権といい、欧米を敵に回しての「ウクライナやシリアでの巧みな政治戦術(シリアではイラン、トルコを巻き込み有利な状況を作りつつある)」といい有能な人間であることは間違いないでしょう。この点、安倍やトランプにはこうした有能性は今のところ全く感じませんね。
 「是非はともかく」プーチンだと「プーチンがそれなりの計算ができる人間」なので交渉が成り立ちそうですが安倍やトランプだとその点が怪しいと思います。 

常岡浩介
 沖縄のオスプレイに反対する人たちが、この事件中の「オスプレイ着陸失敗」だけに関心を示しているのに絶望的な気分に。遠いところで誰が何十人死のうが、興味ないということなのね。
https://www.facebook.com/shamil.jp/posts/10154294983371662

むしろ
1)普段、沖縄オスプレイ問題について何一つツイートしない常岡がこういうツイートをする
2)しかもそれが沖縄オスプレイ反対派dis
3)ただし沖縄へのオスプレイ配備是非について明確な意見表示しない辺り
常岡は
A)「産経的メンタリティ」なのか、沖縄のオスプレイ反対派をdisりたいが
B)何故か「オスプレイは安全な飛行機だ」などとはいえず
C)「沖縄オスプレイ配備の是非と関係ない事(反対派への根拠薄弱な人格攻撃)」を持ち出してる、
つまりhttps://www.facebook.com/shamil.jp/posts/10154294983371662という事件をオスプレイ反対派をネガキャンすためのネタとしか思ってない

遠いところで誰が何十人死のうが、敵対する個人、団体(この場合、勿論、沖縄のオスプレイ配備反対派)に対する非難のネタとしか思ってないゲス=常岡

だと思うが。つうか「オスプレイ事故」について「この一件でもオスプレイが危険なことが分かると思う」つうのは別に「遠いところで誰が何十人死のうが、興味ないということ」じゃないし。仮にそうした問題が常岡の言うようにあるとしても*51それ「オスプレイ配備の是非(オスプレイの安全性)」と関係ないし。
 ゲスな沖縄オスプレイ反対派ネガキャンをしながら沖縄オスプレイの是非については何一つコメントしないで逃げる常岡の方に「こんな屑がジャーナリスト面かよ」と絶望的な気分になるよな。

常岡浩介がリツィート
 それはそうなんだけど、ご飯がおいしくないと、どうしても尊敬しにくいなあ

落合洋司
 あの国が悪い、けしからんというのは、イメージ、幻想であることが多い。そこで生きている民衆の大多数は、こちらの国と同様に善良な人たちであるという、リアルな現実をまず直視するところから始めなければ。

 落合の言う「あの国」が何を意味してるのかよくわかりませんが、日本ウヨが罵倒したがる「中国」「北朝鮮」「ロシア」辺りでしょうか。だとしたら俺も同感です。庶民と政府は区別しないといけない。庶民には政府批判派もいるわけです。
 しかし常岡のリツィートもよく分かりませんね(苦笑)
 ご飯が美味しくない国って何処でしょうか?。「中国が美味しいのは当然として」北朝鮮やロシアは美味しいんじゃないかと思いますけどね。
 アサド政権を散々罵倒してるからシリアか?。シリアの飯がうまいかまずいか知りませんけど。

駒木明義*52
ロシアの憲法危機→
「93年秋、エリツィン大統領が国会の解散に関する大統領令に署名したが、国会はエリツィン氏を解任。国会が置かれていたホワイトハウスは電気と水道が止められた。膠着状態が続いたあと、軍隊がホワイトハウスを戦車で砲撃」

 エリツィンがこういう無茶やってもろくに批判しなかった連中(例:米国政府、常岡)がプーチンは批判するのだから「うさんくさい」としか言い様がない(なお、これは駒木氏の意見ではなく、俺の私見に過ぎません)。
 駒木氏が言いたいことは俺の邪推だと「エリツィンの無法を容認したから今のプーチンがある」つうことでしょうね。「ローマは一日にしてならず」ではないですが「プーチンの独裁的体制」が成立するに当たっては前任者エリツィンの問題も大きいわけです。

黒井文太郎がリツイート
Tomoyuki Miura ‏@miura_tomoyuki
 問題は、彼が頑強にそのことを否定していること。今ポーランドで起こっている、体制転換後の25年間の精算がスムーズに行われる為には、率先して過去の歴史を認めていかなければいけない人であるにもかかわらず。
■AFP「ワレサ*53はスパイだった」 検察が筆跡による証拠提示へ
http://www.afpbb.com/articles/-/3115889

 何だかなあ、ですね(ワレサに対してではなく、黒井とその類友に対して)。
 先ず第一に現時点では疑惑段階です。第二にまあ事実だとしてワレサは「非を認めるべきではある」でしょうが、『率先して過去の歴史を認めていかなければいけない人であるにもかかわらず』と切って捨てるのは冷たすぎるんじゃないですかね。

桜木武史
 今日の毎日新聞朝刊のオピニオン面に僕のインタビュー記事が掲載されています。僕自身、シリアについてお話しさせていただきました。顔写真付きなので、ツイッターのアイコンとのギャップが気になりますが、もし良ければ、見てください

 桜木ツイッターhttps://twitter.com/takeshisakuragi)のアイコンが露骨にゆるキャラ化してて「ああ、こういうのでいい人イメージアピールしてるのか、ダセエ(嘲)」と思ってましたが、いやー実物はやっぱり全然かわいくないね(毒)。俺的には「きもいオッサン」なのに「ゆるキャラアイコン」で好感度上げようと姑息なコトしてる時点で桜木は「ああ、こいつうさん臭いわ」ですね。

常岡浩介
(ボーガス注:トランプの移民・難民政策に対する志位氏の批判と)アサドを守ってオバマに圧力をかけ、化学兵器使用を不問に付したプーチンを礼讃したことと志位氏はどう整合性を取る*54のだろう?

 ちなみに常岡の言う志位氏の言動は以下のようなもんです。

http://www.jcp.or.jp/web_policy/2013/08/post-543.html
赤旗『シリアへの違法な軍事攻撃の企てに強く反対する』
 日本共産党志位和夫委員長は30日、「シリアへの違法な軍事攻撃の企てに強く反対する」との談話を発表しました。談話は、英訳もして、国連常任理事国をはじめ関係各国の駐日大使館、国際機関に送り、党として働き掛けています。談話は次のとおり。
一、
 内戦が続くシリアに対し、米国などが、政府軍が反政府勢力に化学兵器での攻撃をおこなったと一方的に断定し、軍事攻撃をおこなう構えを見せている。化学兵器の使用は、(ボーガス注:アサド政権でアレ、反アサド派であれ)誰によるものであれ、人道と国際法に反する重大な残虐行為であるが、事実の解明は現在、国連の調査団が進めている途上にある。
 そうしたもとで、国連安保理の決議もないまま一方的に(ボーガス注:米国オバマ政権などが)軍事攻撃を強行することは、(ボーガス注:大量破壊兵器を理由に強行されたブッシュのイラク戦争と同様に)明白な国連憲章国際法違反である。日本共産党は、米国などによるシリアへの攻撃計画に強く反対する。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-09-12/2013091201_02_1.html
赤旗『志位委員長、シリア代理大使と会談、化学兵器廃棄、内戦の政治解決を提起』
 日本共産党志位和夫委員長は11日、党本部でシリアのワリフ・ハラビ駐日代理大使の訪問を受け、会談しました。
 ハラビ氏は、志位氏が8月30日に発表した談話「シリアへの違法な軍事攻撃の企てに強く反対する」に注目したとのべ、米軍が攻撃の構えを見せてきたシリア情勢について、同国政府の立場を説明しました。
 これに対し志位氏は、「化学兵器の使用は誰によるものであれ、人道と国際法に反する重大な残虐行為だが、事実の解明は国連が進めている途上にある。国連安保理の決議もないまま一方的に攻撃を強行することは、明白な国連憲章国際法違反であり、強く反対する」とあらためて表明。
 そのうえで、「軍事攻撃を回避し、問題を政治的に解決するうえで、二つの点を率直に提起したい」とのべました。
 第一は、この間、ロシア政府が、シリア政府に、化学兵器禁止条約への参加、化学兵器の国際管理・廃棄を提案していることについてです。志位氏は、この提案を、「問題の政治的解決の道を示したものとして、歓迎・支持する。シリア政府が、積極的にこれに合意し、誠実に履行することを求めたい」とのべました。

 これを「アサドを守ってオバマに圧力をかけ、化学兵器使用を不問に付した*55プーチンを礼讃したこと」とは俺は認識しません。こうした認識を「共産支持者」の俺は「共産支持者の身びいきだ」などとは少しも思っていません。常岡の志位非難はただの言いがかりだと俺は思っています。「俺が安田を救う」放言、「安田救出失敗は西谷のせいだ、俺は悪くない、俺は嘘ついてない」暴言の時から「デマ屋」常岡には怒りを覚えていましたが、この志位氏への言いがかりで常岡に対する俺の「怒りの感情」はさらに強まっています。
 「化学兵器の使用については国連調査でその真偽を決めるべきだ、大量破壊兵器が発見されなかったイラク戦争の二の舞を繰り返してはならない」「化学兵器の廃棄をしなければならないがそれは内戦を助長しない、平和的な形でやるべきだ」と言う志位氏の主張をどう理解すれば「アサド擁護」になるのか。
 それは常岡が「国連調査など必要ない、平和的な化学兵器廃棄でなくてもいい、とにかくアサド政権を打倒しろ」という立場であり、それに否定的な人間は志位氏に限らず誰でアレ「アサドシンパ扱いする」というくだらない話でしかありません。この常岡流の志位非難をイラク戦争に適用すれば、「イラク戦争に反対した人間はフセインシンパ」になりますし、大量破壊兵器が見つからなかったことも「フセイン独裁政権が打倒されたのは善だから何ら問題ないこと」になるでしょう(さすがの常岡も「国際的に評判の悪い」イラク戦争ではそう言う度胸はないようですが。ただし米国ネオコンなどははっきりとそう言って居直っています)。イラク戦争反対がフセイン支持でないように、志位氏のこうした言明も何らアサド支持ではありません。
 そもそも志位氏が言うように「本音はともかく」プーチンは「化学兵器の平和的廃棄」を主張していたわけです。「化学兵器の平和的廃棄じゃ足りない、アサド政権打倒が必要だ」という常岡のような態度にたたない限り、志位氏がプーチンを評価したことは何ら非難されることではないでしょう。
 もし問題があるとするならば「こうしたプーチン提案(化学兵器廃棄)」がどこまで現実化したのかどうかですが、それは志位氏よりもプーチンオバマ、アサドや国連などにより大きな責任を問うべき事でしょう。
 つうか当時、「とにかくシリア・アサド政権を軍事攻撃で倒せ」なんて言ってた人間は志位氏に限らず、世界的に見ても「反アサド、反プーチンこじらせた常岡とその類友(黒井文太郎、桜木武史、高世仁など)」など少数派なのでこんなことで志位氏を批判するのならほとんど全てのトランプ批判者が常岡によって「志位氏にするのと同様の批判」をされることになります。
 常岡がその中でわざわざ志位氏「だけ」をやり玉に挙げてるのは「常岡が反共だから」「常岡の読者、支持者や類友(黒井文太郎、桜木武史、高世仁など)も反共だから」「国会に議席をもつ政党の党首とは言え、与党党首でも最大野党党首でもなく、巨大権力者とはいえない志位氏に喧嘩を売っても常岡にデメリットはないから」つうくだらない話でしかないでしょう。

常岡浩介がWashington Postをリツイート
ゴルバチョフ第三次世界大戦を恐れている。しかも、それを阻止できるのはプーチンとトランプだという
ゴルビー認知症がまた進んだね

 認知症差別暴言を吐く常岡です。こういうのを「語るに落ちる」といいます。

常岡浩介がリツイート
ワロタ
Sputnik
‏@sputnik_jp
在英国ロシア大使館 BBCの事実歪曲を暴く
https://jp.sputniknews.com/russia/201701293283785/

 常岡らしい「手抜きぶり」だなとしか(苦笑)。「ワロタ」つうのは悪口ではあっても批判じゃありませんからね。

常岡浩介がリツィート
神田大介*56
バノン氏*57
「私はレーニン主義者だ。レーニンは国家の破壊を求めた。私の目標でもある。すべてを粉砕し、すべてのエスタブリッシュメントを破壊したいんだ」。なんだコイツ

 もちろんジョークのつもりだと言う事は分かります。トランプ支持者が本気でこんなこというわけがない。
 とはいえ「いや面白くないだろ?」ですよね。

黒井文太郎
 尖閣の安保適用約束は、以前からと同じで「日本の施政下なら」条件なので、実質的には意味ありません。この条件なしで無条件に「日本の施政が崩れても米は必ず尖閣守る*58」と約束するなら別ですが。

黒井文太郎
 米の立場は一貫していて、「領土問題は当事国の問題*59」「日本の施政下地域は安保対象」→だから「尖閣が日本の施政下なら安保対象」。
 つまり尖閣が侵略されて日本の施政が及ばなくなった事態*60を想定していない

 何、訳のわからない事言ってるんですかね、この自称軍事通のバカ・黒井は。
 小生の認識では、米国は「ある意味では尖閣侵略なんて事態は想定してない*61」し、一方「ある意味では尖閣侵略という事態を一応想定している」でしょうね(禅問答や詭弁みたいでスミマセン)。
 どういう意味か。
 まず米国は「中国が尖閣ごとき無人島を侵略して日中関係を悪化*62させたり、欧米から経済制裁*63を食らったりするリスクを冒す真似はしない」と思ってるでしょう。尖閣にはそこまでするメリットがない。あんな島で農業や工業なんか成り立たない(工業はともかく、そもそも農業なんて今時大して利益もないでしょうが)。今時漁業なんかも大して利益ない。あの漁場を獲得するために島を侵略するなんて「ハイリスクローリターン」でしょう。観光ってのもわざわざ尖閣にこだわる理由がない。あんな島を侵略しなくても中国に観光地はいくらでもあるでしょう。
 石油や天然ガス尖閣周辺からでるんじゃないか、とは言われてますが実際に出るか分からない。
 出るとしてもペイするまでには大分時間がかかるでしょう。そして「尖閣から離れた海域(中国のEEZ)」でも石油や天然ガスの出る可能性はあるのだから、まずそちらから普通手をつけるでしょう。
 そう言う意味では「想定してない」。まあ、こんな事は小生のような「軍事素人」「国際政治素人」でも分かる話です。全然難しい話じゃない。
 ただ「万が一」ということもないではない(ほとんどないでしょうが)。そこで「尖閣侵略なんかしたらただじゃおかない」つう中国への牽制*64は「公然とやると色々と差し障りがある」ので「非公式な形」でしょうが、もちろんやってるでしょう。そう言う意味では「想定している」。
 まあ、ただ敢えて言えば「ほとんど想定してない」と言っていいでしょうね。つうか爆買いとかで中国に「日本経済」が世話になってるのにまあ黒井も良くもこんな失礼な事が言えたもんです。

*1:いわゆるホワイトヘルメットのこと

*2:ちなみにシリアはトランプが例の大統領命令で「当面入国禁止(ただし裁判所の判決で失効中)」にしてる場所なのでAPの言うような可能性は充分あるでしょう。

*3:もちろん「産経じゃあるまいし」毎日新聞のデマ記事(APはそんな報道してない)と言うことはないでしょう。なお常岡や黒井、桜木には毎日新聞ならまだしもおそらく「国際的通信社APを非難する度胸はない」し、かといって「トランプとアサドとどっちが旅券失効させたのでも大した問題じゃない、と言う度胸もない(それホワイトヘルメットが嘘つきでも問題ない、てことですからね)」のでこういう自分らのホワイトヘルメット賛美に都合の悪いことは無視するわけです。全く常岡らは不誠実にもほどがあります。

*4:著書『おいしいロシア』(2016年、イースト・プレス

*5:著書『アメリカ合州国』、『戦場の村』、『中国の旅』、『ニューギニア高地人』(以上、1981年、朝日文庫)、『殺される側の論理』(1982年、朝日文庫)、『そして我が祖国・日本』、『ルポルタージュの方法』(以上、1983年、朝日文庫)、『アラビア遊牧民』、『殺す側の論理』、『事実とは何か』、『職業としてのジャーナリスト』(以上、1984年、朝日文庫)、『憧憬のヒマラヤ』、『冒険と日本人』、『山を考える』(以上、1986年、朝日文庫)、『検証・カンボジア大虐殺』、『子供たちの復讐』(以上、1989年、朝日文庫)、『NHK受信料拒否の論理』(1991年、朝日文庫)、『日本環境報告』、『マゼランが来た』(以上、1992年、朝日文庫)、『先住民族アイヌの現在』 (1993年、朝日文庫)、『滅びゆくジャーナリズム』(1996年、朝日文庫)、『リーダーは何をしていたか』(1997年、朝日文庫)、『きたぐにの動物たち』(1998年、朝日文庫)、『マスコミかジャーナリズムか』(1999年、朝日文庫)、『50歳から再開した山歩き』(2000年、朝日文庫)、『アイヌ民族』(2001年、朝日文庫)、『新・アメリカ合州国』(2003年、朝日文芸文庫)、『中学生からの作文技術』(2004年、朝日選書)、『新版・日本語の作文技術』(2015年、朝日文庫)など

*6:著書『集団的自衛権日本国憲法』(2002年、集英社新書)、『戦争する国しない国』(2004年、青木書店)、『13歳からの平和教室』(2010年、かもがわ出版)、『ヒロシマと広島』、『広島に聞く 広島を聞く』(2011年、かもがわ出版)、『すっきりわかる!集団的自衛権』(2014年、大月書店)など

*7:カザフスタンの首都

*8:著書『混迷するシリア』(2012年、岩波書店)など

*9:著書『ロシア・語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2008年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)など

*10:俺個人は知的に怠惰とは思いませんが。なぜなら「安倍ファシズム」「アベ政治を許さない」にせよ「俺の理解では」多くの人間はただ、そう叫ぶだけではなく、何故安倍についてそう思うか、そして、どういう政治にしたいのかそれなりの説明に努めているからです。

*11:俺個人は少なくとも「スウェーデンの国防」と言う意味では「ロシア脅威論」は何ら正当と思いませんが。ロシアにスウェーデンを攻撃する動機なんかないでしょう。「ロシアがウクライナに侵攻した」なんてことは「スウェーデンの危機」を何ら意味しません。

*12:常岡のいうデマとは「北方領土返還の可能性がある」か、はたまた「宗男疑惑は無罪」か?

*13:ミャンマー外相(国家顧問兼務)

*14:とりあえず「ロヒンギャのためではないこと」は確かです。

*15:池田内閣郵政相、官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(大平総裁時代)などを経て首相

*16:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*17:鈴木内閣労働相、自民党政調会長(中曽根総裁時代)、中曽根内閣文相など歴任

*18:小渕内閣農水相小泉内閣経産相麻生内閣財務相など歴任

*19:細川、羽田政権への失望が自民党を助けたような話です。

*20:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相。現在、民進党幹事長。

*21:単に「左の力が弱いことも問題だ」と言うなら誰も異論はないでしょうけどね

*22:まあ常岡やモーリーの支持層はそう言うアンチ「日本左派」の連中なんでしょう。

*23:東京ディズニーランドのこと

*24:英国の首都ロンドンで放射性物質を使って行われたリトビネンコ暗殺のこと(英国捜査当局はロシア公安の犯行と認定している)。しかし「放射性物質」て化学兵器か?

*25:これも勿論リトビネンコ暗殺のこと。

*26:勿論プーチン・ロシア大統領のこと

*27:勿論北方領土問題のこと

*28:「民主主義国家間の領土紛争」である竹島問題(日韓)、フォークランド問題(英国・アルゼンチン)などが今だに解決してないことや、逆に「独裁的な国家間の領土紛争」である「中露国境紛争」が解決していることを考えれば、基本的に領土問題というのは相手が独裁かどうかとかあまり関係ないでしょう。

*29:なお話が飛びますが、南京事件が騒がれるのも「犯行場所が当時の中国の首都だから」です(南京陥落後は重慶に首都が移りますが)。

*30:防相、外相を歴任

*31:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*32:クアラルンプール

*33:北朝鮮の犯行」とマレーシア警察が主張する「VXガスを使った」金正男暗殺のこと

*34:著書『闘うジャーナリストたち:国境なき記者団の挑戦』(2004年、岩波書店

*35:まあロシアはそう言うコトを期待してるかも知れませんが、それを理由に反対運動をロシアの手先呼ばわりするのは明らかなデマですし、そもそもロシア以外の国(サウジアラビア、イランなど)も米国内のシェールオイル、ガス開発は望んでないでしょう。

*36:著書『現代アラブの社会思想』(2002年、講談社現代新書)、『中東 危機の震源を読む』(2009年、新潮選書)、『イスラーム国の衝撃』(2015年、文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(2016年、新潮選書)など

*37:まあ池内が常岡の言うような指摘をしているか俺は知りませんし、興味もありませんが。

*38:外務次官、国連大使を経て外相

*39:アサドの反論が正しいかどうかを議論すると話が進まなくなるのでここでは「居直りだ」と前提します。

*40:ドイツのテレビ局

*41:KGBの後継組織

*42:(1)紛争当事者間で停戦合意が成立していること、(2)当該地域の属する国を含む紛争当事者がPKOおよび日本の参加に同意していること、(3)中立的立場を厳守すること、(4)上記の基本方針のいずれかが満たされない場合には部隊を撤収できること、(5)武器の使用は要員の生命等の防護のために必要な最小限のものに限られること

*43:「5000人から13000人推計」なので「多い方の13000人」だけ書くのはいかがなもんかと思います。

*44:そもそも「でんでん(云々の言い間違い)」「立法府の長」は嘘ではなく言い間違いに過ぎません。安倍の嘘を取り上げるならたとえば「汚染水はアンダーコントロール」「アベノミクスは成功してる」「共謀罪がなければ東京五輪が開催できない」などではないのか。

*45:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領

*46:ソ連共産党書記長

*47:少なくともプーチンヒトラースターリンレベルでは国内弾圧はしてないし海外侵略もしてはいません。まあやりたくてもできやしないでしょうが(ヒトラースターリンレベルというのは一寸並みのレベルじゃないですから)。プーチンのシリア戦争への介入レベルがヒトラースターリンなら「旧ソ連時代のアフガン介入はどうなのか、当時のソ連指導部はヒトラースターリンの同類なのか」つう話にもなります。いや常岡だとためらいなく「ヒトラースターリンの同類だ」というのかもしれませんが。

*48:クーデターを起こし陸軍司令官から大統領に就任

*49:イスタンブル市長、首相を経て大統領

*50:クーデターを起こし国防相・軍総司令官から大統領に就任

*51:俺はないと思うが。

*52:朝日新聞モスクワ支局長

*53:独立労組「連帯」委員長、ポーランド大統領を歴任。1983年にノーベル平和賞を受賞。

*54:志位氏の「プーチン提案評価」に問題などありませんが、そもそもトランプの無法とは何ら関係ない話です。志位氏がプーチン提案支持したらトランプ批判する資格がないと思える常岡の脳みそは理解できません。理解したくもないし理解できるとも思っていませんが。

*55:結果的にうやむやになり不問になったのだとしてもプーチン提案それ自体は「あいまいにしよう」などとは言っていません。不問になった事についてもっぱら非難されるべきは誰が考えてもオバマプーチン、アサドや国連などであり志位氏ではないでしょう。

*56:朝日新聞テヘラン支局長

*57:極右ネットメディア「ブライトバート・ニュース」会長。トランプ政権の首席戦略官兼上級顧問

*58:まあ黒井の言う「施政が崩れた事態(中国の侵略)」では安保発動はせざるを得ない(条文上否定する理由がないし否定したら日米関係が悪化するので)でしょうがそう公言すると中国との関係で政治的に差し障りがあるから米国はお茶を濁してるわけです。黒井の言うような話ではないことは黒井も分かってるでしょうが(つまり黒井はデマ屋)。そして発動せざるをえないが「発動したくない」のでそうした事態を避ける方向(中国への牽制など)で米国は動いてるわけです。

*59:黒井の言うようなとんちんかんな話ではなく、単に「俺(米国)は尖閣には無関係の部外者だから俺に頼るな。日本と中国という当事者が話し合いで解決しろよ」つうだけの話です。これは何も尖閣だけでなく日露間の北方領土や日韓間の竹島も同じ話です。つうか黒井も俺が言うような話は分かった上で詭弁吐いてデマ飛ばしてるだけでしょうが。

*60:そもそも尖閣に限らず北海道でアレ、九州・沖縄でアレどこであれ「侵略国が完全に支配を確立した場合」ならともかく侵略途中には「日本の施政は及んでる」でしょうに。つうか「完全に支配を確立した場合」でも「その支配は違法行為」なんだから「日本の施政が及んでないから安保対象外」とか言うわけないでしょう(それだったらウクライナの施政が崩れたクリミア問題で米国がロシア批判するわけがない)。単に「中国を刺激したくない」ので「尖閣は安保対象」と言いたくなくて、しかし安倍政権への手前、ノーコメントで逃げるわけにも行かず、「施政下地域は対象内」と言ってお茶を濁してるだけです。

*61:後で書きますが、もちろん黒井の言うような意味ではありません。

*62:日本企業が中国から逃げ出しかねません。

*63:クリミア併合でロシアは制裁食らってますから充分あり得る想定でしょう。

*64:米国も尖閣なんて小島のために日米安保発動(つまり米軍出動)したくないでしょうが、中国が本当に攻撃してきたら「適用対象内である以上」発動せざるを得ない。じゃあどうするかといったら「適用対象から外します」つうわけには日本政府との関係でできない以上「中国を牽制してそう言う事態が生じないようにする」のが一番合理的なわけです。