今日の産経ニュース(2/6分)

憲法改正の中心人物射殺に軍関与説も ミャンマー
http://www.sankei.com/world/news/170206/wor1702060013-n1.html

 ミャンマー与党国民民主連盟(NLD)の顧問弁護士コー・ニー氏(63)が射殺された事件が波紋を広げている。被害者が、事実上の政権トップ、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が悲願とする憲法改正作業の中心人物だったからだ。市民の間に、スー・チー氏失脚を狙った軍部が背後にいるのでは、との観測が強まっている。

 真偽はともかくこうした噂が出ること自体ミャンマー民主化がまだ不十分であることを示しています。


■【主張】区長選で自民惨敗 「反改革」姿勢あらためよ
http://www.sankei.com/column/news/170207/clm1702070002-n1.html
 産経が極右の小池にシンパシーを感じてることは分かりました。ただそれだけの記事です。
 自民系の現職が5選なんて珍しいことではないし、むしろ「5期もやろうとすること」の方が反改革なんじゃないですかね。いい加減後進に道を譲るべきでしょう。
 なお、小池は「反自民ぶっています」が未だに公式には小池は自民離党などしていないことに注意が必要でしょう。


■【文科省天下り斡旋】12府省庁は潔白主張 確認は困難 文科省幹部「どこも同じようなことやっているはず」
http://www.sankei.com/affairs/news/170206/afr1702060044-n1.html
 言い訳に既視感があるなと思ったんですが「辻元清美氏の秘書給与詐取疑惑の時のいいわけ」に似てるんだと気付きました。
 まあ辻元氏にせよ文科省にせよ「やっていい」とはいいませんが「彼らだけ叩く」のも極めて変な話です。ただ安倍内閣天下り問題なんかに手を出す気ないでしょうから、よほど野党やマスコミがきっちり追及しないと「文科省だけ叩いて終わり」になりかねませんが。
 白紙領収書にしても何故か富山市議は叩かれても稲田朋美防衛相や菅義偉官房長官高市早苗総務相は野放しだし実に釈然としません。


■【「反アパホテル」デモ】殺気立った沿道で、ウイグル人の男性は語った「こんなに素晴らしい国でこんなくだらないデモが…」
http://www.sankei.com/affairs/news/170206/afr1702060017-n1.html

 男性はトゥール・ムハメットさん。世界ウイグル会議日本全権代表を務め、世界ウイグル会議(ボーガス注:総裁)のラビア・カーディル氏(70)が来日し、講演した際は通訳を務めた人物だ。

 単に「ウイグルペマ・ギャルポ=トゥール・ムハメット」が「敵(中国)の敵は味方」というくだらない考えからアパを愚かにも擁護し、ウヨ(それも在特会桜井誠)と野合しているだけの話です。ペマにせよムハメットにせよ愚かの極みです。こんなことをすればするほど「右翼以外の日本人は彼らから離れていき」彼らの運動が衰退するだけです。それを喜ぶのはむしろ中国でしょう。

「中国の官製デモが、この素晴らしい民主国家、アジアのモデルである日本で行われている。」

 根拠レスでこう言う事は誹謗でしかありません。そもそも「百歩譲って」官製デモだとしてもそれは「アパを擁護していい理由」になど全くなりません。

「1949年の中華人民共和国建国以来、数え切れない殺戮、弾圧、海外侵略を行っています。中国中央民族大学のイルハム・トフティ先生もウイグル人基本的人権を守るために発言しただけで、無期懲役の判決を受け、新疆ウイグル自治区の獄中にいます。」

 そんなこととアパ擁護と何の関係があるのか。むしろ「中国の侵略を批判する」というなら「日本の侵略も批判」すべきではないのか。全く馬鹿げています。


■【美しき勁き国へ】櫻井よしこ 長崎に世界的反日情報網の基点 事実を持って対峙するしかない
http://www.sankei.com/politics/news/170206/plt1702060003-n1.html

 長崎の住宅街の一角に「岡まさはる記念長崎平和資料館」(以下、資料館)がある。牧師で朝鮮人被爆者問題を掘り起こした岡正治氏の遺志を継いで1995年に設立された。理事長の高實康稔氏らはいま、「残虐の限りをつくした日本のアジア侵略」と「日本の加害責任を訴え」、日本に戦後補償を実現させようと活動中だ。

 で、そう言う観点から資料館においても「メインは原爆」でしょうが「日本の加害」についてもある程度触れてるそうです。
 そこには「日本の被害だけ訴えても説得力がない」と言う判断があるのでしょうが「反日だ」とバカ抜かすよしこです。
 むしろ、よしこのようなことを言えば言うほど「日本が無法な侵略をするから原爆を落とされたのであって自業自得ではないか」という反発を産むだけでしょうね。

中国とは特別な関係がうかがえる。2000年8月に「南京大虐殺記念館」と友好館提携を結び、中国側の資料を借り受けて展示している。

 「原爆だけではなく日本の加害についても触れる」というならそれこそ当然のことでしょう。別に非難されることでもない。

 写真や展示物には、直ちに疑問を抱くものが少なくない。
 中国系米国人ジャーナリスト、アイリス・チャン氏の著書『ザ・レイプ・オブ・南京』に収められている「重慶での日本軍の爆撃の犠牲者となった一般市民」と題された写真がその一例である。高橋史朗氏や東中野修道氏らが指摘済みだが、この一葉は米国人カメラマンのカール・マイダンス氏が雑誌「ライフ」用に撮った。重慶市最大の地下壕(ごう)に避難していた群衆が壕を出ようとしたとき、中国の警防団がいきなり扉を閉じたために群衆はパニックに陥り、約4千人が窒息や圧迫で命を失った。悲劇的な事故の写真ではあるが、日本軍の無差別爆撃などではない。

 まあ、中国側の対応にも問題があったのかも知れません*1が、仮にそうだとしても、「日本が重慶を空襲するから」避難の過程でこの事件は起こったわけで「日本は悪くない」と言える話じゃないでしょう。
 「日本軍の無差別爆撃などではない」というのも「はあ?」であって「日本軍が重慶で無差別爆撃していたこと」は事実です。

 端島軍艦島)をはじめ、炭鉱で働いた朝鮮人に関しても信憑(しんぴょう)性を疑うイラストや写真が目につく。
 地中深く鉱脈の最先端を掘り進む苦しく危険な仕事は朝鮮人にやらせた、しかも食事は粗末で不十分で、監獄島だったという説明がある。
 このようなことは事実ではない。炭鉱では厳しい状況での掘削は、熟練の日本人が受け持った。理由は簡単だ。落盤事故につながるような失敗をすれば、全員の命が危うい。鉱内では皆が運命共同体なのである。だから、危険な仕事は優れた技術を持っていた日本人が担った。

 「危険な仕事=高い技術が必要な仕事」とは必ずしも限らないと思いますが。よしこは何ら「危険な仕事=高い技術が必要な仕事」という前提を説明できていません。

 カナダのオンタリオ州議会が、中国人コミュニティーの提案を受けてか、12月13日を「南京大虐殺記念日」に制定する方向で審議中と本紙が伝えた。日本をホロコーストの国と位置づける中国や韓国の謀略が透けて見えるようだ。

 別に「ホロコーストの国」と位置づける気はないでしょう。
 南京事件は別にホロコースト(民族絶滅政策)ではない。ただし後世に語り継ぐべき、残虐な戦争犯罪であることは確かです。

ドイツは戦争の加害者として謝り償ったが、日本は反省していないという論難は筋が通らない。

 いやあ筋は通るでしょうね。ドイツの謝罪はまだ不十分かも知れないが、それでもポーランドなど隣国の一定の理解は得ている。
 中韓の批判を受けてる日本とは違う。
 そしてドイツでは「南京事件否定論」に該当するような暴論は「与党国会議員やマスコミ(例:産経新聞)が南京事件否定論を垂れ流す」日本と違って世間に広く流通してないでしょう。

*1:高橋や東中野は「南京事件否定論を公言する嘘つき」なのでこの件も嘘の疑いがあり、詳しく調べないと何とも言えない話ですが、素人の俺には一寸調べようがありません。