「珍右翼が巣くう会」に突っ込む・番外編(4/7分:常岡浩介と黒井文太郎と桜木武史の巻、ほか)(追記・訂正あり)

常岡がらみという事でロシア、シリア関係ネタも少し書いています。

■ツイートで「中二病」と言う言葉を愛用し他者を嘲笑する常岡
 ウィキペディアに寄れば「中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」だそうですが、それはむしろ「俺が安田を救う」などと放言して恥じない常岡にこそ該当する話でしょう。


■日本人が知らない世界のニュース・情勢『エルドアン独裁体制が確立されたトルコの行方』
http://newsfromworld.seesaa.net/article/turkeyreferendum.html

 ジリ貧の中トルコの介入に希望を託すシリア反体制派は、両手を上げてエルドアンの勝利を祝福しました。
 シリア反体制派の連中は、(ボーガス注:アサド)独裁政権打倒を「穏健派」「過激派」を問わず共通の旗印としてきました。実際は、内戦勃発当初からトルコはともかくとして、サウジ、カタールといった世界有数の非民主的国家の支援によってその命脈を保ってきました。トルコの経済が停滞期に入り、かつクルド人が勢力を強めてくるとエルドアンは独裁へと傾いていきました。シリア反体制派の矛盾がまた一段と深まることになりました。独裁政権打倒を旗印にする勢力が、いくら味方とはいえエルドアンの独裁体制確立を支持しているのはもはや漫画としか言いようがないです。シリア反体制派の退廃もここに極まれりです。

 「いわゆる反体制派」を美化したがる常岡や黒井、桜木が無視する「不都合な真実」ですね。
 もちろん「だからアサドが正しい」つう話でもないですが、常岡らの反体制派美化は詐欺も甚だしいでしょう。


NHKクリントン氏 大統領選敗因 “メール再捜査やロシア干渉”』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170503/k10010969631000.html
 ぶっちゃけ今頃こういう事を言うのははっきり言って往生際が悪いですよね。
 もちろん「FBIの捜査」や「ロシアの選挙干渉」について批判するなとは言わない。しかしおそらくそんなことは勝敗の行方にあまり影響ないので「敗因」としてあげない方がいい。
 つうか「そんな事が許されるのなら俺だって日本共産党支持者として、創価学会辺りの反共デマビラを選挙の(以下略)」といいたいところです。まあ、あまり格好いい行為ではないのでそう言うコトはしませんが。
 何度も言いますが批判は結構です。ただしそれらを「敗戦の主要理由」とする根拠は何もないでしょうし、下手にこんなことを言うことは「FBI捜査やロシアの選挙干渉を問題にするのはクリントンの走狗」というネガキャンが行われかねません。
 「敗因かどうかはともかくこうした行為は問題であり再発防止が必要だと思う(敗因でなければどーでもいいと言う問題ではないはずだ)」と主張すべきでしょう。


■ハフィトンポスト日本版『オリバー・ストーン*1監督、プーチン大統領を映画化 「世界で最も重要な指導者の一人」』
http://www.huffingtonpost.jp/2017/05/01/oliver-stone-putin_n_16357386.html
 もちろん「一定の危惧を感じる一方」でストーンがどうプーチンを描き出すのかという興味は持たざるを得ません。
 もちろん「プーチンを批判しながら、一方で彼を支持する人々を単にバカ扱いせず、かつプーチンの有能性をそれなりに認める」つうのが「バランスの取れたベストの作品」のわけですが。


■ロイター『ロシア軍が北朝鮮に向け装備移動と報道、大統領府はコメント拒否』
http://jp.reuters.com/article/northkorea-russia-military-idJPKBN17N0Y3
 常岡がリツィートしていたので気付いた記事ですがこれだけでは評価のしようがないですね。
 北朝鮮有事とか起きそうにないんで動かす必要もないと思うんですが。
 この記事については先ず第一に「それは事実か」と言う問題があって、第二に「事実ならばどういう意味か」「事実でないならばどうしてこういう情報が流れたのか、ロシアは何故ノーコメントなのか」つう問題がある。
 常岡もリツィートはしてみた物の、コレについて評価する能力はないようです。


■三浦瑠麗*2ブログ『北朝鮮危機を正しく恐れること』
http://lullymiura.hatenadiary.jp/entry/2017/04/24/000359
 黒井文太郎がリツィートしていた記事なので読んでみましたがオチが「悪い意味で」すげえので呆れました。さすが高村正彦*3自民党副総裁と共著『国家の矛盾』(2017年、新潮新書)を出す「産経文化人の一人」というべきでしょうか。
 いやまともな内容もあるんですけどね。

 (ボーガス注:北朝鮮に先制攻撃した場合)米兵が千人単位で戦死する可能性があるとか、ソウルが火の海になって世界経済が大混乱に陥るとか、(中略)現在の政権が到底容認できないようなシナリオが並んでいるわけです。
(中略)
 通常戦力での圧倒的劣勢を補うためのミサイル及び核戦力が強化されており、大陸間弾道弾や潜水艦発射型の攻撃力は道半ばとしても、日本全域を射程に収める中距離弾道弾は実戦配備済みです。
(中略)
 金正恩のいわゆる「斬首作戦」が成功して、平壌を占領したとしても、どのような経過をたどって停戦や休戦が成立するのか誰にもわからないのです。(ボーガス注:イラクやアフガンで現在そうなってるように)組織的な戦闘が終結した後、何年にもわたってゲリラ戦が継続する可能性があるのです。
 軍派の人々*4は、世界中の実戦を文字通り戦いぬいてきたリアリスト達ですから、以上のようなシナリオを誰よりも理解しています。この瞬間に米国の安全保障政策を主導しているのはこのような発想を持つ人々であり、彼らが冒険主義的な強硬策をとる可能性は低いと想定すべきです。

 まあそうでしょうね。北朝鮮に軍事攻撃なんか怖すぎてできるもんじゃありません。

 もちろん、軍派というべき人々以外の流派も存在します。軍派の次に影響力があるのは、安保重視の「帝国派」とでも言うべき人々でしょう。彼らが最も重視するのは、国際社会における米国の総合的なプレゼンスです。それは、イラク戦争を主導し、アフガニスタン戦争を拡大した人々です。共和・民主双方の主流派に属するいわゆるエスタブリッシュメントであり、ヒラリーさんも、議会共和党の重鎮たちも、ペンス副大統領も、このグループに属します。
(中略)
 悩ましいのは、彼らエスタブリッシュメントの下で、北朝鮮政策は捨て置かれてきたという事実です。米国の国益の優先順位として、中東と欧州が優先される
(中略)
 したがって、彼らが主導権を握ったとしても、北朝鮮政策で先制攻撃が行われる可能性は低いと思います。

まあ、三浦女史が「帝国派」という面子だって「北朝鮮とガチバトルしたときの恐怖」はわかってるでしょうし、一方、女史が「軍人派」という面子だって彼らにとって重要なのは「欧州と中東」であって「北朝鮮の優先順位」は低いでしょう。その意味では「軍人派」と「帝国派」の北朝鮮認識には大して差はないでしょう。

 次に、近年だいぶん影響力を低下させてはいるものの、民主党の真ん中から左や福音派の一部に存在するのが、「リベラルなタカ派」です。彼らが最も重視するのは、自由・民主主義・人権などの価値観です。
(中略)
 北朝鮮はおそらく地球上に存在する最悪の人権蹂躙・独裁国家ですから、彼らの発想に忠実であれば、金正恩体制を倒して北朝鮮国民を解放すべきということになるはずです。

 しかしそうはならないのは、つまり「千人単位で米兵が死ぬかもしれんけどその米兵の人権はどうでもいいわけ?」とか「戦乱でかえって北朝鮮人民が死ぬんじゃ?」とか「北朝鮮以外にも色々独裁国家あるジャン。なんで北朝鮮だけそんなにこだわるの?」とか言われると「ウーン」となるわけでしょう。そこで「とにかく北朝鮮打倒はスバラシイのです」と言い切れる「リベラルなタカ派」とやらがどれほどいるか。いや仮に言い切ったとしてどれほど米国内で支持されるか。

 最後に紹介したいのが、トランプ政権の登場によって注目されるようになった「オルタナ右翼」の人々。
(中略)
 彼らの関心は、国内の経済と雇用です。外交・安保については、テロ対策、難民対策、不法移民対策など、内政の重要テーマと直接的に結びつく分野は重視するけれど、全般的には関心が低いわけです。
(中略)
 彼らは、シリアへのミサイル攻撃にも懐疑的であるし、それ以上に北朝鮮への介入には懐疑的です。

 まあ、「帝国派」「軍人派」だって北朝鮮問題に関心は低いし、低い理由は「オルタナ右翼とはもちろんイコールではない、違うとは言え」、『北朝鮮なんて欧州や中東に比べたら米国の国益上優先順位が低いから』でしょう。
 『北朝鮮なんて欧州や中東に比べたら米国の国益上優先順位が低い』と言う意味では「何故低いのか」という理由を無視すれば「帝国派」「軍人派」「オルタナ右翼」どれもかわりません。

 以上見てきたように、米国に存在する外交・安保の諸派が重視する点や、政権内の影響力を総合すると、米側からの先制攻撃の可能性は低いことがわかるのではないでしょうか。しかし、私は現状が危険でないと言いたいわけではありません。

 産経文化人ですら一定の常識があれば「米国の北朝鮮攻撃の可能性は低い」というわけです。まあだから安倍も安心して「政府主催の花見」ができる。
 もちろん「危険でない」といいきれないのは「人間は常に合理的に行動するとは限らないから」です。

 米国も日本も、「中国だけが北朝鮮をコントロールできる」という、能力の面からも、意思の面からも相当に怪しい命題に希望を託してきました。

 「コントロールできるかどうか」はともかく一番可能性の大きい策はそれだと思いますけどね。
 ガン治療において一番有効な作戦が「外科手術」「抗がん剤」「放射線治療」といった「近代医学」であるように。北朝鮮問題で「外交がうまくいかないから軍事」とか言い出すのは「近代医学で末期がんが治らないことがあるから代替医療」並みの愚行でしょう。
 そもそも米国や日本の外交において「北朝鮮の体制を保障するから核廃棄してくれ」という施策が1度もとられたことがないことに注意すべきでしょう。

 それは、北朝鮮という東アジアにおける短期的危機を、中国の台頭という長期的な危機を高める形で解決しようとする筋悪のアプローチです。

 おいおいですね。東アジアの問題において中国がノータッチで解決できる問題があると本気で思ってるんでしょうか?。そして中国の台頭が何故危機なのか。そして別に「北朝鮮問題で協力を求めなくても」、AIIBや「一帯一路」などによって中国は台頭しています。経済大国なのだから台頭するのは当然です。
 まあ、三浦女史においては「中国大嫌い、中国が台頭するのは絶対に認めたくない」つう「不動の前提」があるんでしょう。さすが産経文化人です。この前提に立てば「北朝鮮問題が解決しようがすまいが」、北朝鮮問題で中国の協力を得るオプションはないし、今のところ「三浦女史にとっては幸いなこと」に北朝鮮問題において中国は「核廃棄」という結論を出せてないわけです。
 とはいえ中国とて神じゃないですからねえ。
 そして中国にも「下手に追い詰めて北朝鮮に暴発されても困る」とか「北朝鮮が核廃棄した後に米国が攻め込んだりしたら困る」とか色々計算があるわけです。そういう計算は米国の側だってしてるわけですし。
 そう言うのを全く無視して

 (ボーガス注:中国に北朝鮮問題で協力を依頼するという)その政策が大失敗であったことは、過去20年間の間に半島情勢がなんら改善していない点からも明らかでしょう。

なんて言うのは中国への言いがかりもいいところです。しかもそう言いながら女史は代案が出せないわけですから。

 私は、現状の「対話と圧力」を、「国交回復交渉と軍拡」へとバージョンアップさせるべきと申し上げてきました。もっと言えば、日本も核抑止への当事者となるために非核三原則のうちの「持ち込ませず」を撤回して、米国との核共有を進めるべきと思っています。

 産経文化人の発言としては驚きですが、「国交回復交渉」は俺も賛成です。理解できないのは「米国との核共有」なんて言い出すことですね(まあ公に認めてないだけで、実際には秘密裏に日本に核を持ち込んでるとも、逆に『米国からでも核ミサイルは撃てる』ので、核反対運動の影響もあって、もはや日本に限らず核は外国には持ち込んでないとも言われていますが)。
 そんな事を言い出すことが国交正常化に繋がると本気で思ってるのか?。大体そんなコトしたらNPT体制が崩壊しかねないし、隣国(中国、韓国、北朝鮮、ロシア)の反発はすさまじいもんになるでしょう。女史は本当に国際政治学者なんでしょうか?


ニューズウィーク日本版『シリア・ミサイル攻撃:トランプ政権のヴィジョンの欠如が明らかに』(青山弘之*5
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7436.php

 攻撃はシリア政府と反体制派のパワー・バランスに何の変化ももたらさなかった。
(中略)
 シリア政府は「米国のパートナーであるテロ組織を掃討することで報復する」と発表、首都ダマスカス東部ジャウバル区およびカーブーン区、ハマー県北部、ダルアー市マンシヤ地区で反体制派への反転攻勢を維持強化した。
 反体制派も再活性化しなかった。トランプ政権は、その後もアサド大統領を「アニマル」と呼ぶなど非難を続け、ショーン・スパイサー米ホワイト・ハウス報道官に至っては、「無垢の市民に「樽爆弾」が落とされたら、報復を見ることになるだろう」と脅迫した。
 だが、米国の反体制派支援は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊主導のシリア民主軍、「ハマード浄化のため我々は鞍を備えし作戦司令室」、「新シリア軍」などイスラーム国と戦う武装勢力に限定されたままで、シャーム解放委員会と連携する反体制派への支援が再開される兆しはない。
 ミサイル攻撃をその後の対シリア政策と結びつけるヴィジョンを欠いていたことが、こうした結果をもたらしたことは言うまでもない。
(中略)
 トランプ政権は、シリア政府が化学兵器を温存し、そして使用したことを承知していたとの非難をロシアに浴びせた。だが、攻撃実施に先立ってロシア政府に事前通告を行い、シャイーラート航空基地内のロシア軍駐留部隊に被害が生じないよう標的から外すことで、事態悪化を避けようとした。つまり、トランプ政権は、このミサイル攻撃によって、ロシアの理解を得ることなくしてシリアで何もするつもりはないということを暗示してしまったのである。
 オバマ前政権は、シリア政府による化学兵器使用を「レッド・ライン」と位置づけ、軍事介入を国際公約したにもかかわらず、それを躊躇したことで、ロシアに影響力拡大の余地を与えた。
 トランプ政権は、この「レッド・ライン」を口実として軍事介入に踏み切ることで、前政権の無能を際立たせたかったのかもしれない。しかし、このミサイル攻撃が形ばかりのもので、米国に有利な状況を作り出すことができなかった点では前政権と変わらなかった。

 そもそもトランプの建前では「毒ガス攻撃阻止」が目的ですから「毒ガス攻撃さえ阻止できれば」、「パワーバランスが変化しなくてもいい」のかもしれません。いずれにせよ青山氏の言うようにシリア内戦は当面解決するようには見えません。


西日本新聞『日本が整備費、シリアの発電所 人道支援、使途に危うさ 空爆の拠点に給電か』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/323696

 シリアのアサド政権軍が今月、化学兵器による空爆の拠点にしたとされる中部ホムス県のシャイラト空軍基地に、日本政府が整備資金を提供中の火力発電所が電力を供給していた可能性があることが、西日本新聞の取材で分かった。空爆では猛毒サリンが使われたとみられ、子どもを含め少なくとも87人が死亡。米軍が巡航ミサイルでこの基地を攻撃した。政府は「人道目的」として発電所を支援しているが、虐殺や国際紛争に間接的に関与している恐れが出てきた。
(中略)
 西日本新聞は2015年12月、シリアでの政府の資金提供を報道し、アサド政権の支援になりかねないと問題点を指摘した。報道を受け、岸田文雄外相は同年12月8日の記者会見で「シリアの人々に電力を供給する緊急人道支援」と強調。その上で、軍事利用されないため「支援がどのように使われたか、わが国としては確認していくことは大事だ。人道支援が本来の趣旨に沿って行われることは大切だ」と述べていた。
 しかし今回、シャイラト空軍基地に電力を供給している可能性をただすと、外務省国別開発協力第3課は「(電力の)供給先を特定したものではない」と繰り返し、大臣発言にあった「確認」をしたのかも含めて答えなかった。

 打倒アサドを主張するアンチアサドの常岡が「アサド政権下で人道支援なんか成立しない!」と嬉しそうにツィートで紹介していた記事です(ちなみに「北朝鮮での人道支援(食糧支援等)を否定している」のが救う会で、それに日本政府も同調しています)。
 まあ、仮に「発電所の電気」が軍事基地に送られ、その軍事基地からの飛行機がサリン攻撃だの無差別空襲だの違法行為をやっていたとしてもそれを日本政府が「知った上で援助していた」とはさすがに思いませんし、「結果論としての政治責任」はあったとしても、それ以上の批判はできないし、せいぜい今後「シリア支援はリスキーなのでしない」か「する場合は今まで以上に厳しいチェック」つう話にしかならないでしょうがそれはさておき。
 コレが中国や北朝鮮あたりなら「とんでもない話ダー、ワー」「だからあんな国支援しちゃ駄目なんだ」とか騒いでるであろうウヨ諸君も「ウヨにとって反日でも親日でもないどーでもいい国家であるシリア」で「しかも支援したのがウヨの大好きな安倍政権」なのでまー、静かなモンです(常岡もそれを酷く嘆いています)。一方、北朝鮮相手だと「軍事利用の恐れ」を上げて、貿易どころか、人道支援まで否定する日本政府、与党、外務省がシリア相手には「軍事利用の疑い」を西日本新聞に指摘されてもコレです。
 西日本記事を読む限り「支援したのは失敗だったんじゃないか」つう批判を恐れてか、政府、与党、外務省は「森友隠し」などで多用されてる「すっとぼけて逃げ続けて風化するのを待つ」つうおよそ無責任な対応に終始してるようです。


BBCニュース『アサド政権退陣でシリアは大混乱に=元英大使』
http://www.bbc.com/japanese/video-39562650
 反体制派と言われる連中は反アサドで野合してるだけの呉越同舟集団だし、国民的支持も必ずしもないので下手にアサドを打倒すると「反体制派で内紛が起こって」かえって恐ろしいことになりかねないつう話です。


■浅井基文*6ブログ『トランプ政権のシリア攻撃と自民党敵基地攻撃能力保有論』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/895.html

 トランプ政権によるシリア空軍基地に対する攻撃(4月6日)は、「シリア空軍が化学兵器による攻撃を行った」とする反政府武装組織(国連安保理決議で国際テロ組織と指定されたヌスラ戦線)の発表を根拠にして行われた。客観的証拠に基づかず、国際テロ組織の主張を鵜呑みにして、シリア政府が毒ガス(大量破壊兵器)を使用したと決めつけて攻撃を行ったことは、「先制自衛」にも当たらない国際法違反の行動、安保理決議を足蹴にする行為であり、断じて容認されない。

 全く同感です。もちろんこうした浅井氏のような主張に「常岡、黒井の輩」は悪口するわけですが。

 トランプ政権が朝鮮を牽制・警告する意味を込め、「先制自衛」という国際法上の要件すら委細構わず、また、米中首脳会談さなかに決定するという、習近平にとってはある意味メンツ丸つぶれを強いられる傍若無人ぶりを発揮したことは事実だ。しかし、①「シリア政府の化学兵器使用に対する制裁としての、シリア軍機発進基地に対する限定的行動」としたこと(泥沼に陥る可能性を周到に回避)、②ロシアに予告して同基地駐在のロシア関係者の退避を確保したこと(ロシアとの正面衝突回避)から見れば、トランプ政権が実は商売人的そろばん勘定をはじいた、小心翼々の行動だったことは明らかだ。

 まあそういうことなんでしょうね。

 安倍首相は7日、この攻撃について、「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米国政府の決意を支持する」とし、武力行使そのものへの評価は避けた(8日付朝日新聞参照)。安倍首相が歯切れの悪い発言に終始したのは当然だ。政府が内心もっとも恐れるのはトランプ政権の朝鮮に対する軍事的暴走だ。

 無論それも恐れてるでしょうが、「浅井氏が指摘してない重要ポイントとしては」プーチン訪日の成果があるでしょう。
 シリア軍事攻撃をプーチンが批判してるのに手放しで礼賛したらそれこそ「訪日成果」が完全にお釈迦になりかねません。
 なお、自民党提言に対し、安倍が「その方向でがんがんすすめる」としてないのも「共謀罪に全力投入したい」「北朝鮮、中国の反発を買いたくない」「トランプの暴走を助長したくない」つうのもあるでしょうが「ロシアとの関係を悪くしたくない」もあるでしょう。
 敵基地攻撃能力の攻撃対象である「敵基地」にロシアが入る可能性は否定できないからです。「敵基地攻撃能力論=先制攻撃能力論」は中国、北朝鮮だけでなくロシアも反発するでしょう。
 なお、浅井氏も指摘していますが
1)北朝鮮が軍事攻撃する意思がないのに誤認識で日本から先制攻撃してしまう恐れがあること
2)先制攻撃したところで北朝鮮のミサイル発射能力を全面的に壊滅できる保障がないこと(北朝鮮ミサイルは移動が可能な型であり、かつ攻撃しにくい場所に設置されていると思われる)
と言う意味で「敵基地攻撃能力論=先制攻撃能力論」は「危険かつ滑稽」な代物です。
 何があろうと「誤認識による攻撃の恐れはない」し「相手の攻撃能力も完全に壊滅できる」という「ありえない想定」でしかこの話の妥当性は成立しない。


■浅井基文ブログ『米中首脳会談を受けた朝鮮半島情勢』(環球時報社説)
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/896.html
 浅井氏に寄れば環球時報社説は「朝鮮が「次のシリア」になることはあり得ない」としているそうです。
 「北朝鮮の核開発は望まないが、米韓の北朝鮮に対する軍事的行為も望まない」という中国の態度が改めて明白になったというべきでしょう。


■浅井基文ブログ『米中首脳会談を受けた朝鮮半島情勢(その二)』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/897.html
 「中国が米国の求める対北朝鮮石油禁輸に応じる構えを見せていること(ただし現時点では『構えにすぎないこと』に要注意)」について浅井氏は「トランプの北朝鮮軍事攻撃を阻止するため」なら「北朝鮮が崩壊しないと中国が考えるレベルでの制裁には応じる用意がある(北朝鮮が反発しても)」との中国の悲壮な覚悟を読み取っています。
 そして浅井氏は「そうした中国の対応が功を奏し」第二次朝鮮戦争という最低最悪の事態が起きないことを希望しています。


■浅井基文ブログ『米中首脳会談を受けた朝鮮半島情勢(その三)』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/898.html

 4月14日付の中国通信は、朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンが同日発表した「米国のすべての挑発的な選択を朝鮮式の超強硬対応で無慈悲に粉砕する」という声明を伝えました。この中ではついに、「トランプ行政府が白昼強盗さながらの本性を現し始めた」「トランプ行政府の重大な軍事的挑発狂気」(強調は浅井。以下同じ)という、トランプ政権を激越な表現で非難する言辞が登場しました。

 確かに表現は激烈ですが一時オバマに向かって北朝鮮政府メディアが「猿呼ばわり」し、ひんしゅくを買ったのと違い、差別発言や暴言とまでは言えないでしょう。

http://jp.wsj.com/articles/SB12580682065743184470104583081640979587184
■WSJ「トランプ氏と習氏、緊張関係が友情に変わるとき」(筆者:ジェラルド・F・サイブWSJチーフコメンテーター)
 「ドナルド・トランプ米大統領は12日、就任後に知己になったある国の首脳との関係について冗舌に語った。
 「われわれの関係は非常に良い」。「われわれの相性はすごくいい。互いに好意を持っている。私は彼のことがとても好きだ。彼の妻も素晴らしい。」
 これほど温かい言葉で評されているリーダーとは誰か。中国の習近平*7国家主席だ。
(中略)
 トランプ氏がインタビューの中で詳細に語ったところによると、習氏とは先週、フロリダ州の別荘「マール・ア・ラーゴ」で長時間ともに過ごし、随行者を同席させずに対話した時間も長かったという。米中首脳会談の最初の協議は「10分から15分の予定だったが、3時間に延びた」。さらに「2日目に10分間の予定で組んでいた会談は2時間に延びた。われわれは本当に相性がいい」とも述べた。 
(中略)
 こうした言動にはもちろんご都合主義もあるだろう。トランプ氏がいま直面している最大の安全保障問題は、北朝鮮核兵器とそれを長距離運べるミサイルを開発していることだ。その脅威の阻止で最も力になれる国が偶然にも中国なのである。
(中略)
 たとえ北朝鮮問題で米中が協力できたとしても、南シナ海での領有権問題という別の火種が消えることはない。
 だが少なくとも今のところは、トランプ、習両氏の関係は世界で最も驚くべき「ブロマンス(男性同士の親密な関係)」になりつつある。

 浅井氏が「訪中した習主席がトランプの対北朝鮮強硬路線を容認するようなことを言ったのではないか」と危惧するようにこうしたトランプ発言をどう評価するかが問題でしょう。
 まあそれは今後の動向でわかることではあるでしょうが。
 いずれにせよ、浅井氏やWSJが言うようにこうしたトランプの中国への態度はやはり「北朝鮮問題を解決する上では中国の協力が必要だ」との判断による物でしょう。
 「中国にトランプがどんな協力を求める気なのか(浅井氏が危惧するような対北朝鮮軍事攻撃路線か、そこまで酷くはないが制裁強化か、はたまた逆に対話路線か)」、そしてそれに「中国がどう応じる気なのか」はともかく「北朝鮮問題を解決する上では中国の協力が必要だ」つうのは全くその通りでしょう。 

http://www.cnn.co.jp/world/35099725.html
■CNN「ロシア・中国・シリア――トランプ米政権が驚きの方針転換」
 トランプ氏は12日、大統領選などで「時代遅れ」などと批判していた北大西洋条約機構NATO)について「もはや時代遅れではない」と述べた。また、中国に対しては「為替操作国」と非難していたが、今回認定を見送った。
 また、それより前にはシリアのアサド大統領について、退陣を求める姿勢を見せてはいなかったものの、民間人に対する化学兵器使用疑惑が起こると、トランプ氏はアサド大統領を「殺りく者」と呼び非難した。このことから、トランプ政権はシリアで政権交代を望んでいるのではないかとの見方が出ている。
 こうした姿勢はロシアと対立することになる。
 トランプ氏は大統領選期間中、ロシアとの関係改善の可能性を示唆していたが、12日の記者会見では、「現在、ロシアと米国とはうまくいっていない。ロシアとの関係は史上最低かもしれない」と述べた。
 これとは対照的に、先ごろ米フロリダ州で会談を行った中国の習近平(シーチンピン)国家主席については称賛の言葉を贈った。北朝鮮の核問題などについて協力を得られると信じているとした。
 トランプ氏は選挙中、中国が米国経済を「レイプ」していると非難し、就任初日に中国を為替操作国に認定すると主張していた。
 米連邦準備制度理事会FRB)のイエレン*8議長については、任期を終えたら後任と入れ替えるとの考えを明らかにしていたほか、政策金利を低水準に維持していることについて、オバマ前大統領に対する応援だと批判していた。
 しかし、トランプ氏はこのほど、自身も低金利政策が「気に入っている」とし、イエレン議長の任期が切れる2018年初め以降も再指名するかもしれないとの考えを明らかにしている。
 こうしたトランプ氏の突然の政策変更が新しい展望や世界観によるものかは不明だ。しかし、大統領経験者がよく指摘するのは、選挙中に見る風景とホワイトハウスから見える景色は別物だということだ。

 浅井氏も呆れていますがトランプも全く一貫性のない男です。なお、中国は「ロシアとの友好関係は維持したい」ようでその点はトランプから一定の距離を置いています。

参考
【トランプ外交の変化】
ニューズウィーク日本版『トランプ外交が急転換 中国・習近平と蜜月、対ロ関係は悪化』

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7404.php
 米国のトランプ大統領が就任から3カ月足らずで、対外政策を急転換している。トランプ氏は、就任前から繰り返し中国を批判、同国を為替操作の「グランドチャンピオン」などとこき下ろしていた。
 北大西洋条約機構NATO)についても「時代遅れ」と述べ、ロシアとの関係改善を目指していた。
 ところが12日の一連の会見やインタビューでは、対ロ関係の悪化と対中関係の改善に言及。NATOについても、世界の脅威の変化にうまく対応していると持ち上げるなど、態度を一変させた。
 ストルテンベルグ*9NATO事務総長との共同会見に臨んだトランプ氏は「私はNATOは時代遅れだと語った。もはや時代遅れではない」と発言。米ロの接近に神経を尖らせていた欧州諸国の懸念が後退する可能性がある。
 対中関係については、習近平・中国国家主席との「絆」に言及。中国の台頭を警戒するアジア諸国の間に困惑が広がるとの見方も出ている。
 トランプ氏は、選挙戦の最中の昨年9月、「(ロシアのプーチン*10大統領が)私を称えれば、私も(プーチン氏を)称える」と発言。プーチン氏との関係強化に意欲を示していた。
 ところが、この日は、シリアのアサド大統領を支持するプーチン氏に懸念を表明。「ロシアとの関係は、もしかしたら史上最悪に冷え込んでいるかもしれない」と述べた。
 一方、フロリダの別荘で会談した中国の習主席については、「絆」で結ばれていると発言。
(中略)
 また、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙とのインタビューでは、中国を為替操作国には認定しない意向も表明。選挙期間中は、就任初日に同国を為替操作国に認定すると主張しており、見解を180度転換した格好だ。

【中露関係】
■ロイター『シリア非難の安保理決議案、ロシア拒否権で否決 中国は棄権』
http://jp.reuters.com/article/mideast-crisis-syria-un-veto-idJPKBN17E2VJ
 拒否権は発動しなかった物の賛成票は投じずロシアに配慮を示した中国です。


■人民日報『シリア情勢、王毅*11外交部長が中国側の立場を表明』

http://j.people.com.cn/n3/2017/0414/c94474-9202915.html
 王毅外交部長(外相)は13日、パレスチナのマーリキー外務庁長官との会談後の共同記者会見で、シリア情勢について中国側の立場を明らかにした。
(中略)
 シリア問題においては政治的解決が依然唯一の実行可能な正しい道だ。このため中国側は関係各者に対して、特に米露間において意思疎通と調整を強化し、衝突と対立を避けるよう促す。

 少なくともアサド政権の武力転覆は支持しないと言う形でロシアに一定の配慮を示しています。


朝日新聞『シリアと北朝鮮で「戦略的な協力強める」 中ロ外相会談』
http://www.asahi.com/articles/ASK4H35NPK4HUHBI00L.html

 中国の王毅(ワンイー)外相とロシアのラブロフ*12外相が14日、電話で会談した。中国外務省の発表によると、シリア問題と朝鮮半島情勢について協議し、「中ロ間には堅固な戦略的な相互信頼があり、国際的、地域的な問題処理で戦略的な協力を強める」ことを確認した。

 「シリア問題でロシアを見限って中国はトランプにごろごろニャンニャンしてる」説が一部に出てきたので「ロシアと中国の友好関係は変わらない」と念押ししたと言う話でしょう。
 なお、「為替操作国認定」についての他の記事を見てみましょう。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017041300744&g=int
時事通信『中国と北朝鮮問題で取引か=「為替操作」認定見送り−トランプ氏』
 トランプ米大統領は公約に掲げていた中国の「為替操作国」認定を今回は見送った。北朝鮮問題に対応するため、中国の反発を買うのは不利だと判断し、先週の習近平・中国国家主席との首脳会談で「取引」した可能性がある。
 貿易赤字削減を重視するトランプ氏はこれまで、最大の赤字相手国の中国を「通貨安誘導の王者」などと批判し、操作国に認定して制裁を科すと主張していた。
 しかし今回、「中国は何カ月も為替を操作していない」と態度を一変。米財務省が近く公表する為替報告書で操作国に認定しない方針を示した。中国側の「輸出促進のための人民元安誘導は行っていない」という説明を受け入れた形だ。

 実際どうかわかりませんが北朝鮮情勢と絡めたこうした見方がされるのはある意味自然でしょう。


■浅井基文ブログ『米中首脳会談を受けた朝鮮半島情勢(その六)』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/902.html
 北朝鮮、米国双方に対し自重を求める浅井先生です。
 先生自体は
1)米国が北朝鮮転覆路線を捨てない限り、ICBM開発、核実験などをしたがる気持ちは分からないでもない
2)少なくとも北朝鮮の行為は違法ではなく、かつインドやパキスタンイスラエルの類似行為を容認するわ、自分らは核削減に不熱心だわの核五大国が一方的に北朝鮮批判するのは身勝手。そもそも米軍と北朝鮮では軍事力に大幅な差があることを米軍が無視してることも適切でない
3)とはいえ現状でも「北朝鮮の反撃で在韓米軍等に多数の犠牲が出るであろうこと」を考えればそうそう簡単に米国は北朝鮮攻撃などできないし
4)下手に北朝鮮が軍事的エスカレートをすると米国が「我慢の限界に達したとして」暴走しかねない
という論理で北朝鮮に自重を求めています。
 「小生の願望込み」ですが「下手なことをすると韓国のタカ派を勢いづけ、そうした候補を当選させかねない(それは北朝鮮にとって不利益)」と言う意味で、韓国大統領選結果が出るまではとにもかくにも北朝鮮も自重するんじゃないですかね。
 大統領選結果が誰になるかで状況もかわるでしょうからそれ以降は一寸分かりません。米国についても「願望込み」ですが「イラク、アフガン、シリア」にめどがつかない段階で北朝鮮先制攻撃というリスキーなことはしないでしょう。
 なお、浅井先生も指摘していますが、中国が北朝鮮に核放棄を求めていますが、一方で「中国の面子保持」もあって「北朝鮮の体制維持の保障」を米国、韓国に求めています。
 米国、韓国のそうした保障無しでは中国も「核廃棄を無理矢理、北朝鮮に押しつけるような動き」には出ないでしょう。


■浅井基文ブログ『米中首脳会談を受けた朝鮮半島情勢(その九)』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/906.html

4月26日付環球時報社説(25日にWSに掲載)「アメリカよ 棍棒を振り回すだけでなく、朝鮮ににんじんもあげなければ」

 詳しくは浅井氏が紹介していますのでリンク先をお読みただければと思いますが「にんじんもあげなければ」というタイトルでおおよその内容は分かるかと思います。
 浅井先生も指摘していますが「北朝鮮への人参」を主張する中国は決して「田畑の言うようなトランプの下請け」ではありません。
 後で

>4月26日付環球時報社説(25日にWSに掲載)「アメリカよ 棍棒を振り回すだけでなく、朝鮮ににんじんもあげなければ」


 詳しくは浅井氏が紹介していますのでリンク先(http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/906.html)をお読みただければと思いますが「にんじんもあげなければ」というタイトルでおおよその内容は分かるかと思います。
 「北朝鮮への人参を主張する中国」は決して「トランプの下請けではない」と思いますが田畑氏のご意見はいかがですか?

というコメントをしておきます。田畑に「小生の批判意見」を掲載するだけの「懐の広さ」があるかどうかとても楽しみです。
【追記】
 予想に反して掲載はされましたが応答はありません。したがって「田畑・下請け説を批判する浅井氏の立場」を田畑がどう評価するのかは分かりません。


■「常岡と類友のツィート」その他に突っ込む

常岡浩介がリツイート
Spica‏ @Kelangdbn
 若さと相関した何か*13ではなく、若さ自体に価値がある*14と言うならば、画像の人*15が偉大なリーダーということになります。

 「マクロンの若さ(39歳)」を評価する声に「金正恩の方が若い(33歳)」とか言い出すのってもう本当に建設性全くない「ただの揚げ足取り」よね。
 誰が考えても「39歳で他の候補を抑えて大統領になれるってスゴイ。有能なんだろうね」程度の話じゃんか。
 こんな物言いはマクロン支持者を憤慨させるだけと違うのか。つうかさ「マクロンは若いけど、俺は彼の政策とか評価できないな」て普通に言えばええ話ヤン(なお、俺個人はマクロンをあまり評価していません)。要するに常岡はマクロンを評価してないってことなんでしょうから。それとも単に「天の邪鬼」ですか(マクロンを別に否定してるわけではない?)。
 まあ、それはともかく「祖父、親の代からのブレーンが支えてる」「世襲無しで、実力で政治家になれたか疑わしい」とはいえ正恩君はそれなりに有能なんじゃないかな。「非常に有能」とまでは言わんが。

常岡浩介がリツイート
ハフポスト日本版‏『エストニアの住民は、ロシアの侵攻に備えて軍事訓練を繰り返す「その時が来たら、準備はできている」』
http://www.huffingtonpost.jp/2017/05/08/estonia_n_16481280.html?ncid=tweetlnkjphpmg00000001

 常岡といいハフィントンといい「エストニアはそう言うコト言ってるようだがその可能性はほぼ100パーないだろう」くらい注記したらどうなんですかね。常岡とハフィントンの頭は大丈夫なんですかね。確かにプーチン政権はグルジアウクライナに軍事介入したことはありますがそれは「軍事介入する動機」&「軍事介入することが利益になるという情勢判断」があったからそうしたわけです。
 そう言う意味ではエストニア軍事介入なんかどう考えてもあり得ないでしょうよ。もしエストニア政府がそんな事主張してるなら端的に言ってバカです。本気でもバカだし、「何らかの理由で虚言はいてる場合」でも別の意味でバカ。
 「スターリン時代は軍事的恫喝でエストニアが併合された」て全然政治情勢が違うし、エストニアソ連から独立してから何年経ってると思ってるのか、約25年だろ?、と小一時間説教したい。
 ここでのエストニアの主張は「ソ連北方領土侵攻したから、プーチン政権は北海道に侵攻するかも知れない」レベルの与太です。
 つうか

エストニアの人口の約4分の1はロシア系だ。

つう状況でロシア脅威論をかますことはそれこそ最悪の場合、「関東大震災での朝鮮人虐殺ロシア版」、つまりエストニア軍によるロシア系虐殺すら危惧されるでしょう。とはいえそう簡単にエストニアから他に移住もできないでしょうしロシア系にとっては全く迷惑な話です。
 そう言う危惧は何故か常岡にもハフィントンにもないようですが。ロシア相手なら何言っても許されるとでも思ってるのか?

 IS支持の発言を繰り返していた中東学者は、「マクロンにはトランプ支持米国人やルペン支持者の気持ちを汲み取れない」と書いてた

 いつもながら「だーかーら、誰なんだよ、その中東学者ってのはよう、常岡?。名前ぐらい出せよ」「名前出せないってことはまさかとは思うけど、もしかして事実無根の誹謗中傷ですか?」ですね。ほとんどの中東学者はそんなトンチキじゃないでしょうから、常岡の行為は「風説の流布」「風評被害」もいいところです。
 まあ、ただ「ルペンは論外」としても、マクロンに「トランプ支持米国人やルペン支持者の気持ち」を「ただ切り捨てるのではなく」、もちろん「迎合するのでもなく」、適切に対応することができるのかは気になるところです。まあそうした支持者の中には「トンデモ右翼」もいますが、既に指摘があるように「オランド側近、元投資銀行経営幹部で「フランスの東京大学」ENA卒業生のマクロンや、ビル・クリントン大統領の妻でオバマ側近のヒラリー元国務長官(元エリート弁護士)というエスタブリッシュメント、エリートには俺達貧乏人の気持ちは絶対に分からない。あいつら金持ちに貧乏人のための政治なんかできるわけがない」つう人間もいるわけですからね。まあ、もちろん、そこで「貧乏人のための政治ならトランプだ、ルペンだ」つうのは間違っていますけど。

常岡浩介
よかたよかた*16
ブルームバーグメルケル首相のCDU、北部の州議会選で勝利』
https://twitter.com/BloombergJapan/status/861339384309841923

 SPD社会民主党)の牙城「シュレスウィヒ・ホルシュタイン州」の州議会選でメルケルのCDU(キリスト教民主同盟)が勝利したというニュースで常岡が喜ぶ理由がさっぱり分かりません。
 「フランス大統領選でマクロン勝利」を喜ぶのとは全然訳が違うでしょう。ルペン当選なんて誰が考えても悪夢ですが、ブラント*17(1969〜1974年)、シュミット*18(1974〜1982年)、シュレーダー(1998〜2005年)時代に政権担当したSPDはそんな危ないキワモノ政党ではない。
 やっぱ常岡て「アンチ左翼のウヨ」なんですかね?(なお、共産党ならまだしもドイツ社民党をそこまで嫌うって相当のウヨでしょうね)。まあ「良かった」とツイートしながらそう思う理由を常岡が何一つ書かないのも意味不明ですが。
 しかしメルケル(2005〜)もコール(1982〜1998年)に並ぶ長期政権と化してますね。コール越えはさすがにないかと思いますが。

常岡浩介
 会談相手に直接デマを吐く相手と会談しても成果なんて出ないものだなあ。

 メルケルプーチン会談で今のところ目立った成果が出てない「らしい」ことをこう表現するアンチ・プーチンの常岡です(もちろん「デマを吐く」云々とはプーチンのこと)。
 しかし「そうした常岡のプーチンへの悪口よりもある意味大事なこと」はそれでも「プーチンメルケルは会談するのだ」ということです。
 もちろんそれはお互い「交渉するしか道がない」と思ってるからでしょう。「交渉するしか道がない」なら交渉するしかないわけです(日朝交渉だって何だって同じですが)。そう言う意味ではプーチンは勿論、メルケルも「アンチ・プーチンの常岡」とは違い現実主義者でしょうね。

常岡浩介
・安倍がプーチンに一方的な愛着を持っているのは、トランプ*19やルペン*20プーチン大好きなのと全く同じ。安倍はポピュリスティックな手続き*21で権力を握ったわけではないから、ポピュリストの範疇には入らないが、幼稚で極右傾向の思想をはじめポピュリスト政治家たちと多くの共通点がある。
・ドゥテルテ*22も、エルドアン*23も、みんなプーチン大好き。極右だけでなく、日、仏などの左派ポピュリストたちもプが大好き。

 まあロシアに埋まってる資源(石油、天然ガス)は魅力的ですからね。また「腐っても大国」なのでロシアにゴロニャンすると経済支援が来るかも知れない(発展途上国には魅力でしょう)。まあエルドアンの場合はそれらプラス「プーチンとうまく取引してシリアでトルコの権益を守ろう」てことでしょうけど。
 別に「ポピュリズムがどうこう言う話」ではない。もっと実利的なカネ勘定の話です。まあポピュリズム的なプーチン支持はあるかも知れないがそれは本筋ではない。
 だからプーチン支持に対してはこんなポピュリズム批判しても意味はなくて
1)カネが全てか!。人権はどうでもいいのか!
2)カネオンリーで考えてもプーチンとのつきあいは美味しくない
というどっちかの批判をするしかない。
 それにしても「フランスの左派ポピュリスト*24」については無知なので特にコメントしませんが「日の左派ポピュリストたちもプが大好き。」てのは誰のことなんですかね?。
 まあ、「日本左派(共産党社民党など)の多く」は常岡レベルにはロシアを敵視してはいないでしょうが、別にプーチンが好きなわけでもないでしょう(コレは日本の右派や中道も同じでしょうが)。「プーチンの政治は問題だと思うが、野党勢力の力の弱さなどもあり、当面プーチン体制は変わりそうにない。敵視しても意味がないと思うのでそれなりにうまくつきあう(ただし一定の批判はする)」程度でしょう。でこれは正直、程度の差こそあれ何処の国だって同じでしょう。ガチでプーチン政権打倒なんて目指してる国があるとも思えない。

常岡浩介
 プーチン金正恩*25とアサドに付いている。「プと信頼関係を醸造して領土問題を解決」がいかに愚かか

 「改めて」常岡って「バカなんだなあ」と思いました。それとも反北朝鮮派、反ロシア派、反アサド派に媚びてデマ飛ばしてるんでしょうか。
 これが

 プーチン金正恩とアサドに付いている。金正恩とアサドという独裁者を支援する不道徳なプーチンとの間に友好関係など結んではならない。たとえ北方領土が返ってきたとしても!。国益とは領土返還だけではない。倫理観を無視した国益など「日本の名誉を傷つけ」真の国益に反する。

なら「その意見に賛同するかどうかはともかく」一理あるでしょう。
 しかしこの常岡のツィートは到底そうは読めないでしょう。
 どう読んでも

金正恩とアサドを支援するプーチンとの間に領土交渉など成り立たない

としか読めない。ただし当然そんな論理関係、因果関係はないわけです。
 「金正恩やアサドを支持しようが」、プーチンが「領土返還した方がロシアの国益になるしロシア国民の理解も得られる」と思えば返すでしょうし、逆にプーチン金正恩やアサドと敵対しようが「北方領土返還は国益に反するし、ロシア国民の理解も得られない」と思ったら返さないでしょう。

常岡浩介がリツイート
中東ニュース速報‏ @chutoislam
 北海道をロシアの自治共和国にしたらこの人*26大統領に任命されそう

 もちろん「冗談だ」という言い訳付ですがいかに鈴木氏の対ロシア発言に「プーチンなどに対する見方が異常に甘い」などの問題があろう*27ともコレはもはやただの誹謗中傷でしょう。島田洋一の「日本:辻元清美*28主席が東京暴動事件について談話を発表」(例えばid:Bill_McCrearyさんエントリ『島田洋一という男もなかなかすさまじい人物だ』http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/06e814fe285f2c41ddcd390bb1de088c参照)と大してレベルが変わりません。
 id:Bill_McCrearyさんエントリ『島田洋一という男もなかなかすさまじい人物だ』 
 http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/06e814fe285f2c41ddcd390bb1de088c

 あのー、これ、辻元側から名誉棄損か何かで訴えられたって仕方ないレベルの記事だと思うんですけど。そもそも「日本(リーベン)自治区辻元清美主席」なんてのが実現することがありうるなんて、世間のまともな人間はだれ一人として考えていないでしょう。島田自身だって。

をまねすれば

 あのー、これ、鈴木*29側から名誉棄損か何かで常岡たちが訴えられたって仕方ないレベルのツイートだと思うんですけど。そもそも「北海道自治共和国の鈴木大統領」なんてのが実現することがありうるなんて、世間のまともな人間はだれ一人として考えていないでしょう。常岡やそのお仲間自身だって。

つう話です。そしてid:Bill_McCrearyさんエントリ『島田洋一という男もなかなかすさまじい人物だ』をまねすれば、『常岡浩介という男もなかなかすさまじい人物だ』ですね。いやこのツィートがなくても例の「俺が安田を救う」という虚言だけでも常岡はすさまじい人物ですが。

日本人が知らない世界情勢@クルド・シリア‏ @newsfromworld15
 エルドアンが発狂して米軍部隊に攻撃して自爆して欲しい。

 もちろんエルドアン・トルコ大統領もそこまでバカじゃないでしょうし、そのことは「newsfromworld15」氏もわかった上での皮肉でしょう。しかし、「米国がクルドを支援する現在」、エルドアンにとって「クルドを封じ込めながら欧米ともつきあう」つう道がどんどん厳しくなってることは事実でしょう。

 常岡浩介
 安倍ちゃんとの会談を真に受けて、プが北朝鮮の問題に本気で憂慮してるとミスリードした日本メディアもあったけど、だったらロシアが万景峰号の定期航路化なんて認めるわけがないわけで

 「改めて」常岡って「バカなんだなあ」と思いました。それとも反北朝鮮右翼、反ロシア右翼に媚びてデマ飛ばしてるんでしょうか。
 そりゃプーチンは「北朝鮮問題」を憂慮してるでしょうね。自国の近隣・北朝鮮でドンパチなんか始まったら、「ロシアに北朝鮮難民が押し寄せる」「ロシア極東地域から外資が逃げる」などの被害被る恐れがある。
 勿論「北朝鮮問題でプーチンと何らかの意義ある意見交換ができたかのように語った安倍」に対し、プーチンリップサービスはしてるでしょう。しかしそれはプーチンが「北朝鮮問題を憂慮してない」つう事とは意味が違う。
 大体「万景峰号の定期航路化」自体が「憂慮の証明」でしょう。
 「万景峰号の定期航路化」とは、「米国が下手に北朝鮮を追い詰めて最悪の事態になったから困るから、俺が北朝鮮をあめ玉でなだめておくか」and「俺がこういう態度をとればおいそれとトランプも北朝鮮攻撃出来ないだろ」て話でしょう。そうしたプーチンの判断の是非はともかく。

黒井文太郎‏ @BUNKUROI がAFPBB Newsリツイート
 本質はそこではなく、明らかに北朝鮮の核ミサイル武装。べつにオバマであってもヒラリーであっても緊張していくことは同じ
AFPBB News‏【朝鮮半島情勢、元凶はトランプ氏 分析】トランプ氏のツイートにはどぎつい表現が多いことに加え、同氏が気まぐれなせいで、中国政府にも不安が広がっていると指摘する声も
http://www.afpbb.com/articles/-/3126383

 やれやれですね。ウヨの黒井らしいですが「西側メディアAFP」が北朝鮮に好意的なわけもなく、もちろんAFPも「全部トランプが悪い」なんて言ってない。
 「ヒラリー大統領なら緊張を無駄に高めない、冷静な対応をしてたのでは?」「オバマ時代は朝鮮半島での戦争の危機なんかまず語られなかったがトランプになってからは残念ながらそうではない」つうだけの記事に「悪いのは北朝鮮ダー」て何なんでしょうか、この男。
 なお、AFPは当選当初、「中国を為替操作国に指定する」としながら少なくとも現時点では指定しなかったこと、ロシアとの関係改善を主張していたのに共和党内からも批判が出るとそれを反故にするなどのトランプの「前言撤回」を理由に「北朝鮮と戦争なんかとてもできない」という批判意見が共和党内からも出れば「結局何もしないのではないか」と認識しています。

黒井文太郎‏ @BUNKUROI
「自分たちこそ被害者。戦争したがってるのはアメリカだ!!」作戦

 米国が「空母を送る」なんて言えば北朝鮮が「戦争する気なのか!」と反発するのは当然ですが、それをこう表現するのが黒井です。

黒井文太郎さんがリツイート
デーブ・スペクター‏ @dave_spector
つかぬ事を言いますが、全てのテレビ局が全てのドラマを止めた方がいいと思います。進化してないし海外ドラマから何も学習してないし、相変わらず視聴者を無視する芸能プロダクション先行で不適切なキャスティング。2年間の休憩してリセットする事を勝手ながら勧める。

 むしろ「ひな壇番組ばかりのバラエティ」「日本すげえと叫ぶ愛国バラエティ」「ワイドショー化した一部ニュースショー」「芸能人が知識披露するだけの知識問題*30ばかりになったクイズ番組」でもやめてほしいですけどね。
 もちろん日本のドラマが「問題ない」とは言いませんが「半沢直樹」や「逃げ恥」の成功を考えればそうそう日本のドラマもバカにしたモンでもないでしょう。
 黒井も「逃げ恥とか普通に面白かったけどな」とリツィートしていますが。

黒井文太郎‏ @BUNKUROI
 イラクではサダムを排除すればイラク主流将兵の逃走が期待できましたが、北朝鮮では金正恩を排除したら狂信的な金王朝信者の暴発を誘引しかねない。しかも核がある。正恩暗殺はリスキーすぎる

 まあそれ以前に北朝鮮の反撃による死傷者の恐怖がありますけどね。「アサド政権転覆を唱える」など、どう見てもウヨの黒井ですらこういうほどリスキーなのが北朝鮮攻撃です。

常岡浩介がリツイート
HOSAKA_Shuji‏ @hosaka_shuji
イラク南部で誘拐されていたカタル人釈放の裏話がすごすぎる。イラクとカタルだけでなく、シリア、イラン、レバノン、さらにアフラールッシャームやシャーム解放委員会。カタル政府はいったいいくら金を払ったんだろう?

 「政府が交渉しなくても俺達で安田を解放できる(それもただで)」と放言していた常岡が「カタル政府がカタル人解放のために各方面にカネばらまいたらしい」つうツィートにリツィート出来る神経には呆れますね。常岡ってどういう脳みそをしてるんでしょうか?。もう常岡については冗談抜きで「サイコパス」の5文字を連想しますね。
 俺だったら「嫌いとか好きとか言う以前に」怖すぎて常岡とはつきあいたくありません。「全世界に公開されてるツイッターですら、これ」ですからね。陰口で何言ってるか分かったモンじゃない。

常岡浩介がリツイート
Takayuki Nishi‏ @TakaNishi1
 世界のどこでもいいから西側に勝つ(西側諸国の敵を勝たせる)ことが、ロシア国内でプーチン政権の求心力を維持する手段になっています。

 常岡と類友のとんちんかんにマジで吹き出しました。ロシア・プーチン政権は別に「求心力を高めるために」『西側の敵(?)』シリアや北朝鮮と友好関係を持ってるわけじゃないでしょう。
 あくまでも「プーチンが考えるロシアの国益」のためには「西側と対立してでも」友好関係を持ち支援する必要があると思うからそうするわけです(そういう国益判断の是非はひとまずおきます)。
 もちろん「支援の結果」プーチンの求心力が落ちては困るから「求心力が落ちないように」いろいろと宣伝はしてるでしょう。
 ただしそれは「国益を守りたいが、そのために求心力が落ちたら困る」つう話であって「求心力を高めるために無理に『西側の敵(?)』を支援する」つう話じゃない。
 大体それだったら「リビアカダフィ政権崩壊」においてプーチンが何ら動かなかったのは何かつう話になる。
 それは当然ながら
1)カダフィを「ロシアの国益増進」と言う意味で、支援する魅力を感じなかったか
2)カダフィを支援したかったが当時の政治環境や、ロシアの国力では無理(カダフィ政権存続は困難)と考え涙をのんだか
どっちかでしょう。

常岡浩介がリツイート
ラウタ郎‏ @lautarogodoy
 ベネズエラキューバボリビアあたりでの経済政策の見事な失策を「アメリカの陰謀」で片付ける手法は、ネットで入手できる情報が不十分だった10年程前までなら通用した逃げ口上だったけど、現在は普通に手に入る情報を自分の頭で精査すれば、その手法が恣意的な誘導であることが即バレよね。

 反共の常岡と類友らしいな、と吹き出しました。まあ、俺も「ベネズエラボリビア」については「米国がキューバのように制裁措置を執っていたかどうか知らない」無知*31なのでひとまず置くとして、そして俺も「キューバの経済政策に何一つ問題ない」とは言いませんが、米国が対キューバ制裁していたことがキューバの経済に悪影響与えていたことは否定できない事実でしょうに。
 まさか常岡と類友って「対キューバ制裁はキューバの経済に影響しなかった」とでも強弁するんでしょうか。
 それとも「キューバは悪党国家だから制裁して何が悪い」と言う気かしら。いずれにせよ「キューバの経済危機の一因は米国の制裁」ということは何ら「アメリカに責任転嫁する陰謀論」ではなく事実でしょう。まあ、「キューバの経済政策は何一つ悪くない、全て米国の経済制裁が悪い」と言ったらウソになるでしょうが、常岡や類友は逆に「米国の制裁は何ら悪くない」という暴論ですから話になりません。

黒井文太郎‏ @BUNKUROI
 金正恩とトランプについて「何をするかわからない」と言う人が多いのですが、両者とも少なくとも対外的な安全保障政策では、今のところ説明できない行動は特に見当たらない

 金正恩はともかくトランプは訳がわかりません。当初ロシアとの和解を語りながら、いきなりシリア攻撃を始めてロシアと対立する、つうのは「その行為の是非はひとまず置くとしても」、政策変更の意味がわからなすぎて、トランプに恐怖感を感じる出来事でしょう。

Akiyoshi Komaki 駒木明義*32
金正恩第1書記とトランプ大統領を並べて「果たしてどちらがより危険だろうか」と問いかけるロシア国営テレビ。
・ロシア人は北朝鮮のことはほとんど怖がらないけれど(ミサイル発射や核実験に対しても一般の人たちの反応はすごく薄い)、アメリカは怖がる。

 そりゃ北朝鮮は「小国で昔(旧ソ連時代)の子分(今は子分とは言えないだろうが関係は比較的良い)」、米国は「大国で昔の敵国(今は敵国とは言えないだろうがウクライナ問題やシリア問題で関係が悪い)」のだから当然の話でしょう。

常岡浩介
 欧州へゆくと、「ホロコーストはなかった」というのがいるし、国内には従軍慰安婦はなかったとか、南京虐殺はなかったというのが一定数いるけど、どれも頭のおかしい極右。なぜか、日本でだけ、「リベラル」がアサドが化学兵器使った証拠はないと強弁するけど、80年前の南京より膨大な証拠があるよ。

 常岡の主張「アサド犯行を証明する資料は膨大」の是非はひとまず置くとしても「南京事件より膨大」つうのは何を根拠にしてるんですかね。まあ「いつもの口から出任せ」でしょうが笠原十九司氏とか専門家が「何を根拠にそう言うコトを言ってるんだ、手前が南京事件の何を知ってるんだ、常岡?」「まるで南京事件に証拠が少ないみたいな事抜かしてるんじゃねえよ!」と怒り出すんじゃないですかね。

日本人が知らない世界情勢@クルド・シリア‏ @newsfromworld15  
アレッポ #Aleppo 郊外から住民を移送していたバスがテロリストの爆弾テロにあい70人以上の死者が出ている。そのうち半数以上の39人が子供とのことである。政権側が反体制派支配地の住民を虐殺することはないが反体制派は政権側にちょっと加担しただけで平気で非戦闘員を殺戮する。
・なぜ政権による虐殺、タル爆弾、毒ガスといったフェイクニュースは直ぐ広まるのに政権支持なだけで無辜の住民殺害を西側世界は無視するのか。欺瞞的な欧米メディアはこういう動きは徹底して黙殺する。

 まあ「アサドは何一つ悪くない」つう認識はともかく「アサド批判ばっかしてお前ら反体制派の無法には甘いよな。お前ら人権擁護でも何でもなくてただの反アサドやん」つうこの方の批判は「全ての反アサド派に該当はしない」ものの、「常岡、黒井など一部の反アサド派」にはもろにクリーンヒットしてると思います。まあ、自分らへの批判はどんなものであれ無視するか悪口雑言が常岡と黒井ですが。

常岡浩介容疑者 ☪さんがリツイート
Kan Kimura (on DL)‏ @kankimura
その他
 日本の議論を見ていると、左右とも戦争に対する扱いが軽いよね。北朝鮮に対する攻撃を支持する人も反対する人も、結局は自国の政治的状況の中でしか議論*33していない。言いたいことをいうための材料として使っているだけで、事態を真剣に見守ろうとしているとは思えない。

 むしろ無邪気に「トランプのシリア攻撃」を称える常岡の方が「戦争に対する扱いが軽い」と思います。
 まあそれはともかくいつもながら木村幹*34も常岡もくだらない男です。要するに何をどうして欲しいのか。
 「左派も右派も日本は駄目だ」「北朝鮮攻撃支持も反対も日本は駄目だ」つう木村と常岡の言いたいことは単に「でも俺だけは立派でスゲーんだよ」つうくだらない自己宣伝でしょう。何がスゲーのかさっぱりわかりませんし「そう言う自慢をする奴はたいていの場合すごくない(すごくないと自分でも自覚してる癖に、自己顕示欲だけは無駄にあるので、自分で自慢を始める)」というのが「マーフィーの法則」だと思いますが。
 つうか北朝鮮攻撃反対なんか俺に言わせれば「当たり前」ですよ。北朝鮮の反撃で何人死ぬか分からないし、「北朝鮮の攻撃に対する反撃」ならともかく北朝鮮への先制攻撃なら明らかに国際法違反でしょうし。
 問題は「北朝鮮への軍事攻撃の是非」なんてことじゃなくて「北朝鮮へ軍事攻撃はすべきでない」ということを当然の前提にした上で「じゃあどうやって問題を解決するか」つう話です。

Kan Kimura (on DL)‏ @kankimura
えっ、知らんかったん?有名な話だと思うけど。
■朝日『教科書問題、中曽根*35首相が瀬島氏*36派遣 韓国文書で判明』
http://www.asahi.com/articles/ASK4C52W6K4CUHBI01J.html

 木村幹の馬鹿さにマジで吹きました。いや朝日が「知らんかった」可能性もあるでしょうが、これって朝日にとって「中曽根や瀬島個人は認めてるが、韓国政府が公式に認めたのは今回が初」的な話じゃないんですかね?
 何か「マスコミはバカだけど俺はスゲーんだぜ」アピールしないと死ぬ病にかかってるのか?

常岡浩介がリツイート
Masashi MURANO‏ @show_murano
 北(ボーガス注:朝鮮)のパレードに出てきたICBMそれ自体がハリボテである可能性はある。

 この張りぼて
1)文字通りの張りぼて
2)張りぼてではないが、十分な発射実験などを行っていないためどれほど実戦に耐えうるか疑問で張りぼてみたいなモン
の2パターンあり得るでしょう。
 とはいえどっちにせよ「張りぼて*37だから怖くねえ」なんて馬鹿な事思ったら論外なことだけは確かです。張りぼてでも「ICBMで米国攻撃出来ない」だけにすぎず「韓国に軍事的反撃」なんかされたら恐ろしいことになるから北朝鮮に対し先制攻撃なんかできないことには変わりはない。
 むしろこのICBM、「米国はいざとなったら韓国を見捨てる(自国にICBM攻撃さえ来なければいい)」と北朝鮮が恐怖感感じてることを示してるものとして理解し、その上で「北朝鮮の警戒心を解く方向」に米国が動くべきでしょう。

常岡浩介*38リツイート
福田充*39 Mitsuru Fukuda‏ @fukuda326
 互酬性*40という期待に基づいた宥和政策が外交で歴史的に失敗を繰り返した*41ように、相手が自分たちと同じ合理的、論理的判断をするはずだと前提する論理も戦略的に失敗してきました。金正恩やトランプが常に同じ合理性、論理性を持っていると前提すること自体がただの願望であり誤謬であると知るべきです。

 やれやれですね。福田と常岡は「トランプと金正恩は非合理的だ!(交渉の余地がない!)」「彼らには互酬性(ギブアンドテイク)の観念がない!」と叫んで何をどうしたいのか。
 「トランプのことはひとまずおくとして*42」そもそも金正恩には充分「互酬性(ギブアンドテイク)」の観念はあると思いますが。
 なにせ彼の父・金正日はテイク目当てに「小泉訪朝」「金大中訪朝」を受け入れてます。小泉や金大中に対してギブを与えたわけです。
 そして日本*43はともかく韓国について言えばその結果開城工業団地という一定のテイクがあったわけです。
 あるいは近年報じられた藤本健二氏の「平壌での日本料理店経営」なんぞは「彼を日朝間のパイプにして日本からテイクを得たい」という考えもあっての「藤本氏へのギブ」でしょう。北朝鮮政府が許可しなければ料理店経営なぞできないでしょう。
 そもそも「カーター訪朝」「小泉訪朝」「金大中盧武鉉太陽政策」など一部例外を除いて、一体いつ欧米諸国や日本などが北朝鮮に「ギブ」したんでしょうか?。制裁のような敵対的態度ばかりとってきたのが歴史的事実ではないのか。
 「ギブされないからテイクしない」だけの話でしょう。
 なお、一応お断りしておきますが俺はここで「北朝鮮からテイクを引き出すためギブすべきだ」と言う話はしていません(個人的には「北朝鮮からテイクを引き出すためギブすべきだ」と言う考えですが)。
 「テイクを引き出すためのギブが全然されてないのに、北朝鮮とはギブアンドテイク、交渉が成り立たないというのはおかしいだろ?」つう話です。そして「ギブアンドテイクは無駄だ」というなら何をどうすべきか、常岡や福田は言って見ろて話です。交渉以外に拉致その他の日朝間の懸案事項をどう解決するのか。
 交渉においてギブアンドテイク以外に交渉手段に何があるのか。つうか、「自称・危機管理の専門家」福田はともかく常岡なんか「北朝鮮問題の専門家」でも「危機管理の専門家」でも何でもないでしょうに。

伊勢崎賢治*44
@isezakikenji
 (ボーガス注:トランプによる)開戦の正義の検証と、(誰がやったに関わらず)(ボーガス注:毒ガスで)虐殺が行われた事実。後者に前者を圧倒的に凌駕させ、さらに前者の訴求を後者への侮辱だと世論を推定有罪に誘導する。これが「ベビー・キラー」レトリック。

 まあ伊勢崎氏の発言動機が「仮にアサド擁護だとしても」このツイート自体は全く正論です。
 そしてこれに対し「毒ガス使用したのはアサドだ!」しか言わないいつもの常岡です。いやだから「アサドの毒ガス使用」が仮に事実だとしてもそれだけで「トランプの攻撃支持する常岡」は「後者(毒ガス問題でのアサド非難)に前者(トランプの攻撃の是非の検証)を圧倒的に凌駕させ」て前者を否定しようとするまさに伊勢崎氏の言う「ベビー・キラー」レトリックですよね。
 「ベビー・キラー」レトリック批判に、『「ベビー・キラー」レトリック』を持ち出して反論する常岡というのもいつもながら変な奴です。

モーリー・ロバートソンが常岡浩介をリツイート
 「いかなる条件下であっても戦争はいけない」という結論を原理主義的に誘導しようとした結果、独裁者や虐殺者の肩を持つという矛盾に陥っているのかもしれません。

 やれやれですね。トランプの攻撃について言えば「いかなる条件下であっても戦争はいけない」どころか国際法違反の疑い濃厚ですが。
 大体「独裁者の肩を持つな、アサド政権は打倒するしかない」などといったところで常岡らは、他の独裁政権については「だからエジプトの軍事政権を武力で転覆しよう*45」などとは言わないんだから全く恣意的な物言いです。
 大体「イラクフセイン政権転覆」がいい例ですが「転覆して果たして良かったの?」つう話です。まあ「ISが誕生しようが転覆して良かった」つうなら話は別ですが。

常岡浩介がリツイート
Kazuto Suzuki‏
 ティラーソン国務長官はロシアに対し、アメリカを選ぶか、アサド・イラン・ヒズボラ*46を選ぶか*47を迫ったとのこと。その直後にプーチン大統領アメリカのシリア攻撃を非難。表で対立し、裏で調整し、ティラーソンを振り回しにかかっているのだろうな。二者択一を迫ったらプーチンに翻弄される。

 常岡とその類友って本当に面白い。
 もちろん「ティラーソンとプーチンのやり取り」において「ティラーソンがプーチンにやらずぼったくりの目にあわされる」つう「可能性はあっても」必ずそうなるという保証はない(もちろんプーチンに対し何らかのお土産を出す必要はありますが)。
 可能性の話をするならむしろ「プーチンがぼったくられる」「両者痛み分け*48」の可能性もあるでしょう。
 しかし「交渉を否定するため」にはそのように「プーチンを狡猾にティラーソンをおバカに描き出さないといけない」のでしょう*49
 まあ、こいつらがやってることは巣くう会のやってる「日朝交渉否定論(金正恩に騙される)」と大して変わりません。プーチン相手に交渉しないで一気に片が付くならティラーソンもそうするし、一方プーチンも交渉しないで済むならそうするでしょう。交渉しないわけにいかないからお互い交渉してるわけです。
 で交渉の場合は「アンチロシア」常岡や類友は不愉快でしょうが米国は「一定の妥協が必要」でしょう。まあこれはロシア側も同じことですが。

常岡浩介
どうも日本の「リベラル」の皆さんは、プーチンが「米国の横暴に立ち向かっている」という幻想を抱いておられるような気がするのですが

 いくつか俺流に指摘しておきますが
1)「シリア内戦においてロシアを無視した解決は現実問題不可能である」つうのは「北朝鮮問題において中国を無視した解決は不可能である」が「中国擁護ではないこと」などと同じで、「プーチン擁護」ではなくただの「現実認識の表明」にすぎません。
2)「トランプのシリア攻撃は違法である」つうのもこれまた「プーチン擁護」ではなくただの「現実認識の表明」にすぎません。そしてその現実認識は必ずしも「アサドは毒ガスを使ってない」だの「使ったが必要悪だ」などというアサド擁護を意味していません。
 「仮にアサドが毒ガスを使用したとしても」安保理決議なしの武力攻撃は不当だという話です。
3)「プーチンが米国の横暴に立ち向かってる」つうのは「ある意味正しく、またある意味間違っています」。禅問答みたいですがどういうことかといえば
1)プーチンは「彼が考える」自国の国益を最大にするため、時に米国と対立するがそれは「正義感から米国の横暴に立ち向かっているわけではない(米国と手打ちができれば対立はいつでもやめる)」
2)しかし「米国の行為が横暴」でかつそれに対抗する勢力がほとんどない現状では「結果的に、米国の横暴に立ち向かっているような事態になる」
つうことです。
 このあたりなかなか評価が難しい。プーチンの行為は正義ではありませんが、一方米国だって正義ではないわけです。

常岡浩介
化学兵器をアサドが使った確証はない」と、シロウトならともかく専門家や記者がヌケヌケと語った日本語圏メディア。

 「化学兵器使用の強い疑惑がある」つうのは少なくとも「確証がある」とは言いませんね。もちろん「確証なんてそう簡単に得られない」ことではありますが。

常岡浩介がリツイート
kazukazu88‏ @kazukazu881
 私はシリア介入すべきだと言ってきましたが、行動原理や国際社会が護るべき原則を明確にしてできる限りの国際的な合意と合法性を担保して、明確な計画のもとに行うべきだと。トランプはその全てに欠けていますし、支持する軍事行動でも法や国際合意の適正手続軽視を批判するのは矛盾しませんよね?

  常岡には「はあ?」「常岡、お前は何が言いたいんだ?」ですね。kazukazu88氏は「シリア軍事介入それ自体には反対しないが今回のトランプの行為は何処まで軍事介入するかなど落としどころについて何の計算もしてないように思うし、事前に国内外の政治的賛同・合意を得る努力もなかったし、国際法上合法かどうかの疑義もあるからから反対だ」と言ってるんですが、何で常岡はこのkazukazu88氏ツィートを批判も何もしないで「ただリツィートすることができる」のか? 
 kazukazu88氏が言ってることは「トランプの今回のシリア攻撃には反対だ」と言う点だけ見れば常岡が悪口雑言していた「川上泰徳氏*50志位和夫氏」と何ら変わらないんですが(まあ、川上氏や志位氏はkazukazu88氏と違い今回のケースに限らずいかなる形でも「シリア内戦解決に役立たない」「国際法上の疑義が否定できない」として米軍のシリア軍事介入には反対だと思いますが)。
 そして常岡は「トランプの今回の行為」について手放しで称えてきたはずですが?。
 本当に常岡という男の脳みそは理解できません。

*1:プラトーン』(1986年)、『7月4日に生まれて』(1989年)でアカデミー監督賞を受賞。著書『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史1〜3』(2015年、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

*2:著書『シビリアンの戦争:デモクラシーが攻撃的になるとき』(2012年、岩波書店)、『日本に絶望している人のための政治入門』(2015年、文春新書)、『「トランプ時代」の新世界秩序』(2017年、潮新書)

*3:村山内閣経済企画庁長官、小渕、福田内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相などを経て自民党副総裁(第二次安倍総裁時代)

*4:現役の軍人、または軍人上がりの政治家

*5:著書『混迷するシリア』(2012年、岩波書店)、『シリア情勢』(2017年、岩波新書)など

*6:元外務官僚。外務省退官後、日本大学法学部教授、明治学院大学国際学部教授、広島市立大学広島平和研究所所長を歴任。最近の著書に『ヒロシマと広島』、『広島に聞く 広島を聞く』(以上、2011年、かもがわ出版)、『すっきりわかる! 集団的自衛権』(2014年、大月書店)、『戦争をしないための8つのレッスン』(共著、2016年、晃洋書房)など。

*7:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*8:クリントン政権大統領経済諮問委員会委員長、サンフランシスコ連邦準備銀行総裁、FRB連邦準備制度理事会)副議長などを経てFRB議長

*9:ノルウェー首相。

*10:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*11:駐日大使、中国共産党中央台湾工作弁公室主任(国務院台湾事務弁公室主任兼務)などを経て外相

*12:外務次官、国連大使などを経て外相

*13:相関した何か、て何でしょう?。「過去とのしがらみがない」とか?。まあ、韓国大統領選で若者が北朝鮮脅威論なんか無視して「共に民主党」を支持してるのに中高年層が北朝鮮脅威論を理由に朴クネ後継支持してるらしいのを見てると「若さによる過去とのしがらみの無さ」を痛感しますけど。

*14:まあ政治家が若いことは悪い事ではないしそれ自体に価値はあるでしょう。単に「若さだけでは評価できない」てだけで。

*15:金正恩君のこと

*16:「良かった、良かった」の常岡的表現

*17:西ベルリン市長、キージンガー内閣外相を経て首相

*18:ブラント内閣国防相、経済相、財務相を経て首相

*19:米国大統領

*20:国民戦線党首

*21:アベノミクス宣伝や「拉致の安倍」宣伝は充分ポピュリズムだと俺は思いますが。

*22:ダバオ市長を経てフィリピン大統領

*23:イスタンブル市長、首相を経てトルコ大統領

*24:社会党アモンのことなのか、左翼党メランションのことなのか、それともそれ以外か。

*25:金正恩についている」とは、たとえば「万景峰号航路就航」のこと。

*26:鈴木宗男氏の事

*27:あるのか知りませんが。

*28:社民党政策審議会長、国対委員長鳩山内閣国交副大臣菅内閣首相補佐官(災害ボランティア活動担当)、民主党政調副会長、民進党役員室長など歴任。著書『世代間連帯』(共著、2009年、岩波新書)、『デマとデモクラシー』(2016年、イースト新書)など

*29:橋本内閣北海道・沖縄開発庁長官、小渕内閣官房副長官など歴任。著書『政治の修羅場』(2012年、文春新書)など

*30:もちろん知識問題じゃないクイズ番組もありますが

*31:まあキューバだって無知ですが。

*32:朝日新聞モスクワ支局長

*33:「自国の政治的状況の中でしか議論していない」の意味がわかりませんね。常岡や木村的にどうすれば「国際的視野に基づいた意見」になるのか。

*34:著書『朝鮮半島をどう見るか』(2004年、集英社新書)、『韓国現代史:大統領たちの栄光と蹉跌』(2008年、中公新書)など

*35:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*36:伊藤忠会長。審議会委員などを勤め中曽根内閣をブレーンの一人として支えた。

*37:いや俺は張りぼてかどうか知りませんが。

*38:著書『ロシア・語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2008年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社)など

*39:日本大学危機管理学部教授。著書『メディアとテロリズム』(2009年、新潮新書)、『テロとインテリジェンス:覇権国家アメリカのジレンマ』(2010年、慶應義塾大学出版会)、『大震災とメディア:東日本大震災の教訓』(編著、2012年、北樹出版)など

*40:いわゆるギブアンドテイクのこと

*41:まあここで常岡や福田が想定してることの一つは「ヒトラーに対する英国チェンバレン首相の宥和策」でしょうが他は分かりません。

*42:追記:ただWSJなどが指摘する「中国の為替操作国指定見送り」は充分「トランプ流」の互酬性(ギブアンドテイク)の可能性があります。つうかそもそも「互酬性(ギブアンドテイク)」の観念がない人間てあまりいないと思いますが。問題は「互酬性の観念のあるなし」ではなく「互酬性認識のズレ」でしょう。ヒトラーに宥和策が効かなかったのは英国の譲歩を「ただの屈服(だからテイクなど必要ない)」としか見なさないという「互酬性認識のズレ」でしょう。

*43:平壌宣言は一応テイクですが右翼の反発で塩漬け状態ですので。

*44:最近の著書として『日本人は人を殺しに行くのか:戦場からの集団的自衛権入門』(2014年、朝日新書)、『テロリストは日本の「何」を見ているのか』(2016年、幻冬舎新書)など

*45:もちろんそう言う発言について俺は非常識過ぎるので支持しませんが。

*46:イランが支援する「よく言えば」民兵組織、「悪く言えば」テロリスト団体。

*47:まあこのあたりティラーソンがまともなら「はったり」でしょう。こんなことを言われてもプーチンが縁切りするわけがないし、そんなことはティラーソンもわかってる。

*48:これが一番可能性としては大きいでしょうが

*49:まあ常岡、黒井らの場合「プーチン、ティラーソン痛み分け(たとえば10のうちティラーソン5.5、プーチン4.5ぐらい)」ではたとえプーチンが「僅差とはいえ」負けていても「プーチンが勝った」と評価し「ティラーソンがプーチンに圧勝」でもない限り勝ったとは認めないのでしょうが。

*50:著書『イラク零年:朝日新聞特派員の報告』(2005年、朝日新聞社)、『現地発 エジプト革命:中東民主化のゆくえ』(2011年、岩波ブックレット)、『イスラムを生きる人びと』(2012年、岩波書店)、『中東の現場を歩く:激動20年の取材のディテール』(2015年、合同出版)、『「イスラム国」はテロの元凶ではない:グローバル・ジハードという幻想』(2016年、集英社新書