「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(5/11分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

■安倍政権を揺るがした詩織さんの勇気
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170602

 安倍内閣の支持率が激減!

 とはいえ日経電子版のアンケートだそうなので一般的な世論調査とは性格が違います。
 当然ながら被調査者はネット利用者に限定される。日本ではネット利用はまだまだ少ない(特に高齢者はそうでしょう)。つうことで手放しでは喜べませんが、「安倍批判派」俺にとって「いいこと」であり、悪い事ではない。

きょう衆議院本会議で、性犯罪を厳罰化する刑法改正案がで審議入りした

 俺にとって「悪い事ではない」「むしろいいこと」ですが、やっとかよ、ですね。法案自体は共謀罪法案よりも先に「大枠はとっくにできていた*1」し、共謀罪法案と違い野党も反対してない。なかなか提案しないこと自体が変な話です。

 刑法改正案は、強姦罪の刑の下限の引き上げや、起訴に被害者の告訴が必要となる「親告罪」の規定の削除*2などが柱だ。

 親告罪規定が廃止されるのは「被害者を脅して黙らせる」つう「2時間ミステリードラマ」でも良く出てくるクズを潰すためのものです。もちろん親告罪規定が廃止されたとは言っても被害者の協力がなければ捜査は難しいでしょうし、被害者のプライバシー保護が重要なのも当然です。
 なお高世の言う「など」の内容ですが、
1)強姦罪の名称を「強制性交等罪」に変更
2)被害者を女性に限っている強姦罪*3を男性も被害者に変更
だそうです。

野党が、山口氏の事件の検証をもとめた

 まあ、強姦罪規定の改正案なんか出せばこういうツッコミは当然来るでしょうね。

 完全に準強姦罪が成立すると思う。
 ちなみに「準」がつくから強姦罪より「軽い」とか悪質度が低いというわけではない。強姦罪が「暴行又は脅迫」を手段とするのに対して、準強姦罪は「心神喪失若しくは抗拒不能に乗じること」又は「心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせること」を手段とする。つまり、薬で前後不覚にさせたり、麻酔中の患者や性交渉の意味が分からない知的障害者を姦淫したりという場合である。

 ちなみに準強盗罪というのもあってこれは「薬で前後不覚にさせたり、麻酔中の患者や性交渉の意味が分からない知的障害者」から泥棒することですね。
 なお、「法定刑も同じ」なら「準」という呼び方はやめた方がいい気もします。

 こういうおぞましい犯罪が、権力者のお友達グループなら罪に問われないということになれば、お友達なら美味しい利益供与が受けられるという森友学園加計学園の問題と同じ構図であり、「日本ってこんな国だったんだっけ?」と落ち込みそうになる。
 でも、あきらめちゃいけないな。詩織さんの勇気を見習わなくちゃ。

 そういうことですね。安倍なんぞ支持する日本人のあほさにげんなりしますが、こんな汚い政権は容認できるモンではない。政策以前の問題です。


■前川前次官の出会い系バー通いの真相
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170601
 高世の記事内容は
■リテラ『官邸の謀略失敗? 前川前次官“出会い系バー”相手女性が「手も繋いだことない」と買春を否定、逆に「前川さんに救われた」と』
http://lite-ra.com/2017/06/post-3207.html
とほとんど同じです。
 つまり文春の取材に寄れば、前川氏の「実態調査」つうのは全くの真実であったと。
 詳しくは週刊文春記事を読めばいいでしょうが、リテラ記事や高世記事も文春の記事を「こんなに紹介したら営業妨害じゃないか?」というくらい、大幅に引用してますのでこれらの記事を読むだけでも概略は分かります。リンクを張るだけで引用は省略しますが、
1)「前川さんと少女Aのつきあい」をAの両親が知っていて、『結婚したら前川さんを結婚式に呼びなさい』というほど前川氏を信頼していた
2)『以前から希望していた高級ブランド店で働けるようになると、前川氏は就職を祝う会まで開いてくれた』とかいうのがもうすごいですね。
 その上、退官後は『義務教育を十分に受けられなかった高齢者のための学習支援のボランティアに参加(高世記事)』『二つの夜間中学校の先生、子どもの貧困・中退対策として土曜日に学習支援を行う団体の先生として、三つのボランティア活動をしている(リテラ記事)』というのだから『文科省事務次官=エリート』というイメージからは大分かけ離れた腰の低い、謙虚な、そしてフットワークの軽い人間であることを想像させます。まあ小生のようなノンエリート、凡人には事務次官なんてエリート人種のことはわかりませんが、たぶんかなり奇特な人でしょう。全ての事務次官がこうとは思えない。
 そう言う意味では城山三郎官僚たちの夏」の主人公・風越信吾(主たるモデルは佐橋滋*4元通産事務次官だと言われる)同様、意味が違うとは言え「異色な次官」といえるでしょう。
■ちきゅう座『《前川喜平氏の辞任挨拶に滲む人柄》― 官邸=内閣府への反証、ひとつ ―』
http://chikyuza.net/archives/73123
という記事を拙エントリ(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20170527/5640158721)で紹介し、好意的コメントしましたが幸いにもそれで間違ってなかったようです。
 もちろんだからといって天下り引責辞任はチャラにはならない。次官時代の前川氏に何一つ問題がないわけでもない。しかしこれらのエピソードからはたとえば「天下り問題」も「加計と同じ」で「強固な利権構造に心ならずも屈した」ということが想像できます。そう言う意味では彼は恐らく天下りの主犯ではない(だから前川氏に問題ない、つう話でもないですが)。「元次官を含む歴代文科省OB(場合によってそれプラス政治家もか?)」相手には彼もそうそう逆らえるもんではないのでしょう。
 さてそんな前川氏を

・この人は本物だなと思った。
・すばらしい教育者であり、まれにみる人格者ではないか。

とまで褒める高世です。
 しかし俺としてはここで「北朝鮮朝鮮総連」「家族会、救う会」がらみで高世に問いただしたいことがある(「北朝鮮朝鮮総連」「家族会、救う会」がらみで、高世に問いただしたいことがあるのはいつものことですが)。
1)荒木和博が最近

http://araki.way-nifty.com/araki/2017/05/news247129527-7.html
 前川元次官が朝鮮学校無償化を推進しようとしたのは本当のことのようですから、この際日朝交渉の担当にでもしたらどうでしょう。

と書き*5
 あるいは産経が
■産経【加計学園】異色言動、過去に政権批判 朝鮮学校無償化推進
http://www.sankei.com/affairs/news/170525/afr1705250035-n1.html
と書き
あるいは俺が
朝鮮学校無償化、文科省幹部「理解広がる」と“お墨付き”、朝鮮新報が報道、当の幹部は「記憶ない」
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100815/1281826255
を書いた*6ように「政治の圧力に結局屈した」とはいえ、前川氏は朝鮮学校無償化支持派です。
 これを高世はどう理解するのか。
ア)前川さんは朝鮮学校を支持するなんてニセモノだねと思うのか
イ)前川さんは人格は本物だし、事務次官までやった頭のいい人だけど、人が良すぎるためか朝鮮学校にだまされてるねと思うのか
ウ)前川さんの偉大さを目にして自分の馬鹿さに気付きました!。無償化除外を主張していた過去の俺は間違ってました!、朝鮮学校関係者に心からお詫びします、と思うのか(まあ、マジな話、ウ)はないでしょうが)。
 なお、高世だって前川氏が朝鮮学校無償化支持と言うことは知ってるでしょう。産経の記事や荒木の記事を全く目にしなかったなんて考えられない。知ってても「安倍批判派の中で声望が上がる前川氏」を批判するのは都合が悪いと思って気付かないふりをしてるわけです。呆れた卑怯者です。
2)あるいは救う会につるむウヨ連中(西岡救う会会長、島田巣くう会副会長、荒木ら)が安倍信者としてバー通いネタで前川氏を罵倒してることをどう思うのか、と。巣くう会連中を非難しないのかと。
 1)でのまともな応答を逃げるのは勿論、2)だって高世は何も言わないでしょう。
 改めて高世という男が

・この人はニセモノだなと思った。
・人でなしのエセジャーナリストであり、まれにみる非人格者ではないか。

つうことがわかるわけです。まああまり前川氏を手放しで褒めるのも我ながら「前川ファンクラブかよ(苦笑)」と言う気がして、どうかと思いますが、やはりそれでも「すごい人だ」と思いますね。
 朝鮮学校の件だけでも「前川さんは無償化除外支持のid:noharraや高世とは人間性が違う」と思ってましたがもうだめ押しですね。
 ちなみに高世は「無償化支持の件は無視して、前川氏べた褒め」ですがこれはid:noharraも同じです。
 id:noharraには「朝鮮学校無償化支持と書いただけで俺を北朝鮮シンパしやがってふざけんな,手前!。前川さんをいつ北朝鮮シンパと非難するんだ!」と怒鳴りつけたくなりますね。

 前川氏の加計学園問題にかんする証言と出会い系バー通いはべつべつの話なのだが、こうして、出会い系バー問題の真相がはっきりしてくると、前者の証言の信憑性がいっそう高まってくる。

 まあそういうことですね。前川氏が買春していたとしても内部告発の信用性とは関係ありませんが、買春していなかったのだからなおさら関係ない。
 

■「哲学する写真家」鬼海弘雄のインディア*7集大成
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170527

 きのう26日、日本記者クラブで「第4回山本美香*8記念国際ジャーナリスト賞」の受賞式とシンポジウムがあった。今回の受賞者はフォトジャーナリストの林典子さん*9(33)。
(中略)
 林さんがクルド取材を始めたのが2015年2月で、その成果をフジTVのMrサンデーにスタジオ出演して報告した。私がそのプロデュースをしたご縁でお付き合いしている。

 要するに林さんは「高世という芸能事務所社長の子飼いのタレント」みたいなもんです。だからといって林さんの業績に価値がないとは言いませんが「ああ、この人も子飼いタレントとして高世社長にこびへつらって生きていくんだろうなあ。その結果、高世社長の権力増大に貢献していくんだろうなあ」と思うとげんなりします。

 シリアで武装組織に拘束されている安田純平さん*10には、特別賞が贈呈された。
(中略)
 会場で、安田純平さんについて何か話せと私にマイクが回ってきた。新たな情報がないので困ったが、「テロリストとは接触もしない」という日本政府の異様な姿勢を指摘したうえで、冷静沈着でアラブ語もできる安田さんのことだから元気で生き延びてくれるはずだと語ってお茶を濁した。

 やれやれですね。
 散々「我々の手で安田を救う」と放言していた男・高世が「新たな情報がないので困った」だそうです。どれほど恥知らずで無責任なのか。
 つうか

「テロリストとは接触もしない」という日本政府の異様な姿勢

て高世が言うなら、じゃあ、「安田純平救出を政府に求めるな」と放言する藤原亮司とそれを正論として宣伝する常岡浩介(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20170428/5064208022参照)について「常岡とつきあいがある人間」として高世はどう思うのかと問いただしたいですね。

「テロリストとは接触もしない」という日本政府の異様な姿勢

というなら高世は常岡を厳しく批判すべきですが、高世は恐らくそんな事は何もしない。
 まあ、それはともかく高世もまともな人間相手にはさすがに「日本政府の交渉で安田氏を救出して欲しい」とまともなことを言うわけです。


■人はなぜ樹を尊重すべきか
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170526
 「CO2を吸収して温暖化阻止に役立つから」、「木が土に根を張るので土砂崩れの防止になる」「木はきのこや木の実と言った果実を与えてくれる」、「木を計画的に育てることで建築材や紙の原料として使える」、「木(つうか森)がなくなると動物の生息の場がなくなる」などなど答えは色々あり得るし、それらの答えは「よほど変なモノでない限り」全て正しいでしょうが、高世が紹介する渡辺京二*11の答えは「森は美しい(日本文化も森の美を文化的背景に持っている)」だそうです。
 まあ、一つの答えではあるでしょうが、「CO2を吸収して温暖化阻止に役立つから」「土砂崩れの防止になる」「木(つうか森)がなくなれなど動物の生息の場がなくなる」等に比べれば、抽象的、感覚的すぎてあまり説得力がないかと思います。


早大を暴力が支配した時代3
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170525

 それにしても、ここまではっきりした事実と腹をくくった証人*12が出てきてなお(ボーガス注:加計疑惑の)真相解明できないとなると、ほんとにこの国、「おしまい」だろう。この世*13は、長いものに巻かれて生きるのが勝ちなんだな、と若いものたちが納得してしまう。何とかしないと。

 そう言う恐怖感は俺にもありますね。なにせ森友疑惑が発覚*14しても「さすがに支持率は多少落ちた」ものの、それでも世論調査で未だ安倍支持率は高止まりですから。
 過去の「リクルート疑惑」「事務所費疑惑」等とのこの違いは一体何なのか。
 日本人であることが本当に嫌になりますし、それ以前に「日本人多数派の考えが理解できず恐怖感すら感じる」。
 そしてそうした「不正が容認される国」は長い目で見れば経済的にも衰退していく危険性が高いでしょう。「それがこの会社にとっていいことかどうかなんか関係ない。上に逆らって左遷されるくらいなら何も言わない」となれば、衰退の危険性は高いと言っていいんじゃないか。
 なお、皮肉なことに「高世が敵視する」朝鮮新報において、斎藤貴男*15

http://chosonsinbo.com/jp/2017/05/0526ib-2/
 安倍氏の友人が理事長の学校法人「加計学園」が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画をめぐり、文部科学省内閣府に「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などと圧力をかけられていた事実を、当事者中の当事者だった前川喜平・前文科事務次官が顔も名前も晒して証言した。これでも私たちが安倍政権を倒せなければ、日本の民主主義は命脈を絶たれるだろう。

と高世と同様の危機感を語っています。

「首相動静」によると、24日午後は、《6時41分、東京・赤坂の日本料理店「古母里」。テレビ朝日早河洋会長、篠塚浩報道局長と食事。10時8分、東京・富ケ谷の自宅。》3時間もじっくり会談しているが、メディアは大丈夫か。

 メディアの「李下に冠を正さない」という精神の無さには絶句しますね。「時の首相とは会食しない」なんてのは当然じゃないのか。

 あの当時の早大のような、言いたいことが自由に言えない空間をこの日本に作ってはならない。

 「朝日スクープ文書のネタ元ではないかと言われる」前川元文科事務次官への「安倍政権の差し金と見られる」、「安倍御用メディア読売の人格攻撃(出会い系バー通い云々)」をネタにこう書く高世です。
 しかし、それなら「言いたいことを自由に言おうとしたら、蓮池氏が家族会を不当除名されたこと」「家族会の意向に反したという不当な理由で田中均氏が外務省退官に追い込まれたこと」について何か言ったらどうなんですかね。家族会には批判的な事が何も言えない高世に偉そうに「革マルに怯えた大学当局は事なかれだ」「読売の前川攻撃は異常だ」だのなんて言う資格はかけらもありません。
 高世だって「家族会にこびへつらう屑野郎」のわけですから。
 いや確かに早稲田当局や読売の態度は問題ですけどね。

焼身自殺した山村政明さん

 なお、チベット人焼身自殺は美化する高世も、「山村氏に対する哀悼の思い」は語っても、山村氏の自殺「それ自体」を美化する気はさすがにないようです。

一.南北朝鮮の自主的平和的統一実現!
一.在日朝鮮人の民主的民族権利の弾圧を許すな!

 在日朝鮮人学生・山村氏の言葉だそうですが「北朝鮮政権転覆」を叫び「民族教育(朝鮮学校)を否定する」男・高世がよくもまあためらいなくこんな言葉を引用できるモンです。
 山村氏が今も生きていれば高世を「反動右翼」として厳しく批判していたことでしょう。


早大を暴力が支配した時代2
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170524

 「共謀罪」の趣旨を含む組織的犯罪処罰法改正案については、地方から「懸念」の声が寄せられていた。3月21日に法案を閣議決定したのを受けて《多くの新聞が翌22日朝刊などの社説・論説で扱った。全国紙は論調が分かれた*16のに対し、主要地方紙は大半の30社以上が懸念を表明した。》(毎日3月30日)
 また、地方議会で、反対や慎重な審議を求める意見書が相次いで可決され、22日までに57自治体が国に意見書を送ったという。
(中略)
 しかし法案はきのう、衆院本会議であっさり可決された。
 国会前では抗議の集会が連日開かれているが、安保関連法案の時と比べれば参加者の数はだいぶ少ない。安倍内閣のやりたい放題。これだと憲法改正もむずかしくないだろう。

 「護憲派の俺の願望込みですが」さすがに憲法改正は難しいでしょう。安倍が南スーダン自衛隊PKOを帰国させたのもおそらくはそう言うコトです。小生は安倍の面子だけでなく「改憲ムードを高めるためにも何があろうと自衛隊南スーダンに駐留させ続け、死人が出ても『改憲の必要がある』と居直ること」を危惧していましたが安倍にはそう言う覚悟はなかったわけです。安倍はそうした場合に改憲派が勝てるという自信がなかった(もちろん安倍らの改憲の動きをいささかも油断してはいけませんが)。また、法案は衆院を通過し可決の危険性が高まったとは言え、「参院審議もある」。
 高世も「安保関連法案衆院通過」のときはブログで「可決の恐れは高い*17参院での徹底審議と廃案を強く望む」という主旨の事を書いたのだから今回悲観論を煽るのはどんなモンなんですかね?。俺は「それは違う」と思いますが。
 正直、マスコミや世論の批判が未だ低調であることや未だに安倍内閣、自民支持率が高止まりであることには俺も高世同様がっくりしますが、高世が書くように「法案への批判がないわけではない」。世論調査でも「絶対反対」は少ないものの圧倒的に賛成派(容認派も含む)が多いわけでもありません。まあ「どっちかというと反対」は強固な反対とは言えず残念ですが、「どっちかというと反対」も含めて賛否は拮抗している*18。また最悪、可決されてもそれですぐに法が猛威を振るうという事態にもならないでしょう。「法の悪用(?)」に対する法廷闘争などが当然あるわけです。
 安易に楽観論を唱えるのも間違いですが、悲観論を煽るのも間違いでしょう。
 なお、高世は何故か触れていませんが国連特別報告者ケナタッチ氏の批判も「共謀罪」批判の動きとして指摘しておきます。

参考
東京新聞『「共謀罪」書簡の国連特別報告者 日本政府の抗議に反論』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201705/CK2017052302000119.html

 日本政府の対応を「中身のないただの怒り」と批判し、プライバシーが侵害される恐れに配慮した措置を整える必要性をあらためて強調した。電子メールで本紙の取材に答えた。
 ケナタッチ氏によると、「強い抗議」は十九日午後、国連人権高等弁務官事務所を訪れた在ジュネーブ日本政府代表部の職員が申し入れ、その後、約一ページ余りの文書を受け取った。しかし、内容は本質的な反論になっておらず「プライバシーや他の欠陥など、私が多々挙げた懸念に一つも言及がなかった」と指摘した。
 抗議文で日本側が、国際組織犯罪防止条約の締結に法案が必要だと述べた点について、ケナタッチ氏は「プライバシーを守る適当な措置を取らないまま、法案を通過させる説明にはならない」と強く批判。法学者であるケナタッチ氏自身、日本のプライバシー権の性質や歴史について三十年にわたって研究を続けてきたとし、「日本政府はいったん立ち止まって熟考し、必要な保護措置を導入することで、世界に名だたる民主主義国家として行動する時だ」と訴えた。

国会前で何種類かのビラを受け取ったが、その一枚がこれ。「革マル派」だ。

 小生から言わせれば「当然だろ?」ですね。「当然だろ」つうのは革マルを支持するつう意味ではなく「革マルは左翼を自称してる」のだからこの時期に国会前で「共謀罪法案」などを理由とした政府批判ビラ配り位やらなかったらその方がおかしい、つう意味です。つうか、高世が革マルを嫌うのは奴の勝手ですし、俺も革マルなんか好きじゃありません。つうか革マルが好きだという人も少ないでしょうが、こんなことにけちつけなくてもいいでしょうに。
 そして革マルの政府批判運動を「左翼や政府批判派のイメージが悪くなる」と思ってるのかどうか知りませんが高世が批判するならそれこそ「家族会の右翼化」でも問題にしたらどうなんですかね?
 既に家族会メンバーは拉致議連救う会に影響されて「拉致に関係ないこと(例:改憲)」などで右翼発言をするまでになっていますし、救う会メンバーも西岡力会長、島田洋一副会長と完全に極右活動家です。西岡、島田らはためらいなく河野談話否定発言など右翼的言動をしている。

住所を見ると早稲田鶴巻町、やっぱり早稲田(ボーガス注:大学)に本拠地があるのか

 どうなんですかね。早稲田は当然「都市部」なので早稲田大に本拠がなくても、革マルの住所があってもおかしくはない。

革マル派の暴力で早大文学部キャンパスに入れなくなった山村政明さん

に同情し革マルを批判する高世ですが、それならば「改めて書きますが」、家族会、救う会のせいで「家族会除名された蓮池透氏」「外務省退官に追い込まれた田中均氏」にも同情し、家族会、救う会を批判したらどうなのか。高世が偉そうに「拉致問題に関心がある」と抜かし、一方で「民主主義が、人権擁護が大事だ」と抜かすなら「蓮池氏、田中氏の人権を踏みにじった」家族会、救う会を批判するのが当然です。
 高世の主張はこのように「それだけ取り出せばまとも」でも「アレ、でもお前それに全く反する態度を家族会や救う会に対して取ってるジャン?」つうのが多すぎです。
 「俺は歴史修正主義に反対だ」と抜かしながら、ダライラマ一味の「歴史修正主義への荷担」を何一つ批判しないでそれどころか「ダライ猊下は弱い立場だから」等と詭弁でかばい出すid:Mukkeみたいなデタラメ野郎が高世です。


早大を暴力が支配した時代
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170523
 革マルの「反対派への暴力」を非難する高世ですが「だったら蓮池透・家族会除名という非道を非難したらどうなんだ!」「(家族会などのせいで)田中均氏が外務省退官に追い込まれたことを批判したらどうなんだ!」と言いたいですね。さすがに殺してはいないとは言え、家族会が蓮池氏や田中氏相手にやったことは「反対派への不当な暴力的排除」と言う意味では本質的には革マルと何一つ変わりません。
 そして「早稲田大学当局が革マルを恐れてか事なかれだった」という高世ですが、高世が拉致問題で家族会に対して取ってる態度「蓮池透除名や田中氏退官強要への事実上の荷担のような非道があっても何一つ批判しない」も事なかれでしかないでしょう。高世は偉そうな事を抜かすならまず「蓮池透除名は不当行為だ」「田中氏が退官に追い込まれたことは異常だ」と批判したらどうなのか。 まあ、そういうことを高世には正直何一つ期待していませんが。

 大学当局が革マルと縁を切ったのは、ずっと後の奥島総長時代の2000年前後になる。

と書く高世ですが奥島総長時代には「プライバシー権の問題として有名な」早稲田大学江沢民講演会名簿提供事件なる事件が起きています。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1471/05/meibo_jiken.html
 1998年11月に早大当局は、大隈講堂で「江沢民*19・中国国家主席講演会」を開催した。その際、早大当局は講演会参加を希望した学生・教職員ら1400名全員の名簿(氏名・住所・電話番号・学籍番号を記載)を「要人警護*20」を理由として、警察等に本人に無断で提供するという前代未聞の人権侵害事件を引き起こした。これを「プライバシーの侵害」であるとした早大生6名が、大学を提訴した裁判は、最高裁まで争われた。一昨年9月、最高裁は学生側全面勝訴の判決を下した。早大当局が警察に名簿を提供したことは明確に「違法」とされ、学生への損害賠償が命じられたのである。

 つまり奥島氏は高世の言うように「革マルに厳しかった」かもしれませんが一方で「プライバシーや大学の自治、あるいは警察権力を大学に呼び込むことの危険性にはあまりにも無頓着だったのではないか」つうことです。
 高世のように手放しで「奥島良くやった」と褒められる話ではないでしょう。ちなみにこの件について例の「早稲田大学のI濱教授」がどう思ってるのか気になるところです。
 「たとえ相手が江沢民でも学内で暴力事件が起きたら困るから仕方がない、アタシは日本の警察を信用してるから問題ない*21」なのか、はたまた「そんな事までするくらいなら江沢民の講演会なんかするな!」なのか。
 さて一方で奥島氏は次のような面をもつ御仁です。
■朝鮮新報【対談】白鷗大学奥島孝康*22学長×朝鮮大学校・張炳泰学長
http://chosonsinbo.com/jp/2016/11/hj20161109/


 1968年には広範な学者・文化人、日本の方々の支援のもと美濃部亮吉都知事(当時)が各種学校として朝大を認可しました。あれからもう半世紀が経とうとしています。
奥島
 ちょうど私は早稲田大学で助手をしていて、民族学校とはいえ、予備校ですら各種学校としての資格があるのに、朝鮮大学校が(ボーガス注:各種)学校としての扱いをうけないことに大変びっくりし、憤慨した記憶があります。それで、民主主義科学者協会というところで、認可取得のための手伝いをしたんですよ。当初、民族学校ということを強く主張されていたが、各種学校というかたちの認可取得となった。当時はその結果にすら逆風が吹いていました。
(中略)

 過去には先生にご尽力して頂き、早稲田大学大学院の受験資格も認定されました。現在、そちらには朝大の卒業生が20名近くいますが、彼、彼女たちは大学院課程を経て、社会科学や自然科学などそれぞれの専門知識を備えたうえで多方面で活躍しています。
奥島
 当時、教務部長だった私が受験資格認定に関する原案を学部長会に出したとき、ある学部からは「日本と国交がない国、日本の大学としての資格を持っていないのに資格を認めるのはおかしい」という話があがった。けれどその際、「日本ではもっていなくとも、本国では大学としての資格を認めている」と話したんですよ。そして「日本と国交のない国というが、それでは台湾はどうなるのか。それならば、台湾の留学生も同様に打ち切らざるを得ない」と。それで認めることに皆が合意するに至ったんです。
(中略)
張 
 近年、本学で力を入れているのが大学間交流。
(中略)
 ちょうど11月19日には、本学と白鷗大の関東大学ラグビー2部の試合もあります。白鴎大学ともなんらかの形で交流ができればと願っています。
奥島
 十分可能性はあります。
(中略)
 今後、定期戦以外にもスポーツ交流をやりましょう。

■朝鮮新報『朝鮮大学校創立60周年記念祝賀宴/不条理に屈せず、多くの卒業生を輩出』
http://chosonsinbo.com/jp/2016/11/16yr2/

 祝賀宴には総聯中央の許宗萬議長、同校の張炳泰学長、「朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会」の日森文尋*23議長、「日朝友好促進東京都議会議員連盟」の高橋信博*24会長、金丸信*25元・自民党副総裁の政策秘書金丸信吾さん*26、議員、各国駐日大使館関係者、白鴎大学奥島孝康*27学長、津田塾大学の郄橋裕子*28学長をはじめとする各大学の教授、各地の朝鮮学校を支援する会の代表ら約300人が参加した。

 もちろん奥島氏の言動は「早稲田大学総長」「白鴎大学学長」としてのものですが、少なくとも彼が高世のような「朝鮮大学校敵視」の立場でないことだけは確かでしょう。
 ちなみに何故、津田塾の高橋学長が来賓に招かれたかというと

http://chosonsinbo.com/jp/2016/11/16yr2/
・朝大の近隣に位置する津田塾大学
津田塾大学の百瀬宏*29名誉教授が朝大で歴史を教える非常勤講師として、教鞭をとっていたこと、また、同校の田中茂*30名誉教授が西東京地域で朝鮮学校を支援する「チマチョゴリ友の会」の活動に18年間携わっていること

だそうです。


■「赤報隊」を追い続けて30年
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170521

 おととい19日(金曜)深夜25時25分からTBSで、JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス 「特命 赤報隊を追え〜朝日新聞襲撃事件30年」を観た。

 ドキュメンタリーも深夜でしか放送されなくなっちゃったんだなあと思うと複雑な気持ちです。

「生きているあいだ、動けるあいだは、必ず、追い続けて真相にたどりつきます」と言う彼の一途な思いに感銘を受けた。

 朝日新聞襲撃事件以外の時効成立事件「三億円事件やグリコ森永事件、国松警察庁長官狙撃事件」などの真相追及並みに無理だと思いますけどね。
 まあ「やりたければやれば」ですね。ただし俺個人はそんなんは無価値でくだらないと思うし、赤報隊に殺傷された記者の思いを受け継ぐというのはそう言うコトじゃないと思います。
 「安倍政権批判(たとえば森友疑惑追及)」など「権力や暴力に屈しない姿を見せること」が「思いを受け継ぐ」ことじゃないのか。もちろんそうしたメディアの戦いを「読者、視聴者」、つまり国民、住民も応援しないといけない。


共謀罪衆院委で採決を強行
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170519
 タイトルで分かるように安倍批判です。本気できっこを評価してるのか、はたまた特定失踪者などと言う明らかなデマに高世が平然と荷担してるように「きっこを評価しないといけないしがらみがある」のかはともかく、「きっこなんぞを評価してるところ」を除けば高世の主張には特に異論はありません。共謀罪の内容はひとまずおくとしても、強行採決という手法については言い訳できる物ではないでしょう。全く日本も酷い国になったモンです。
 なお、きっこの酷さについては
■kojitakenの日記『「きっこ」が三宅雪子と共同で有料メルマガ配信を始めたらしい』
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20161003/1475449757
を紹介しておきます。

きょうの夕刊の見出しで、新聞のスタンスがわかる。
(中略)
日経:「共謀罪」法案、与党が強行採決

 読売、産経、NHKが「テロ等準備罪衆院法務委で可決」と書くのも、朝日、毎日が「共謀罪 与党側が採決強行」と書くのも予想の範囲内ですが「財界機関紙・日経」のスタンスは意外でした。


北朝鮮体制の打倒は憲法の要請
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170517
 むしろ「朝鮮学校無償化の早期実行」こそが「法の下の平等」という憲法の要請だと思いますがそれはさておき。
 いつもながら高世の北朝鮮言説には「おいおい」「お前はアホか?」ですね。
 もちろんこの憲法とは「朝鮮半島全土が韓国領土だとし、公式には北朝鮮を国とは認めてない韓国憲法」ではなく「日本国憲法」です。まあ、高世の言いたいことは「高世記事を読まなくても」何となくわかります。
 憲法全文の

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S21/S21KE000.html
 われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

を思いきり曲解してるんだろうつう事が分かります(実際そうなんですが)。ただ「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう」つうのは何も「国外問題に限らない」。
 たとえば「沖縄基地問題」で安倍がしてることは沖縄に対する「専制と隷従、圧迫と偏狭」ではないのか。
 橋下が大阪市長時代に「労組への不当な嫌がらせ」など、反対派に対してやっていたことは「専制と隷従、圧迫と偏狭」ではないのか。
 野党が今現在、共謀罪に反対してるのもそれは「専制と隷従、圧迫と偏狭」に対する戦いの訳です。
 「海外問題においても」それは「とにかく非民主的国家を打倒しよう。軍事攻撃で転覆しても構わない」つう話じゃないわけです。現実問題、北朝鮮以外にもいくらでも「キューバベトナムラオス、中国(共産党一党独裁)」「オマーンカタール、サウジ(王制)」「タイ、エジプト(軍事独裁)」など非民主主義国家はごろごろしてる。それらを全て高世は「打倒しよう」つうのか。是非以前にそんなんは全く現実的ではない。
 あるいは「一応米国は民主主義国家」ですがトランプが国内でやってること(移民政策など)は「専制と隷従、圧迫と偏狭」ではないのか。幸いにして当選せずに済みましたがルペンがフランス大統領選で当選していたら「専制と隷従、圧迫と偏狭」がフランスに誕生していたのではないのか。
 つうか「海外の人権も大事だよ」つうんならこんな馬鹿な事(北朝鮮打倒論)ではなくそれこそ「事実上、低賃金の強制労働化してると言われる海外研修生制度の改善」「シリア難民など難民の日本受け入れ」でも高世は主張したらどうなのか。それなら高世への批判もまずないでしょう。

 (ボーガス注:朝日が文科省内部文書を、「内部告発を元に?」スクープした)加計学園の問題は、金額も大きく、安倍首相の直接の関与が疑われるケースで、国会でしっかり追及してほしい。
 すると、突然の眞子さまの婚約話。で、朝からテレビはこのニュース一色に。国会とメディア、大丈夫だろうな。

 野党の追及という意味では大丈夫でしょう。問題はマスコミですね。

保守派の論客、佐伯啓思*31(さえきけいし)氏が安倍首相の9条改正宣言を論じた「憲法9条の矛盾 平和のため戦わねば」(朝日新聞5日付)

 佐伯は保守派と言うより極右だと思いますが。いずれにせよ佐伯と一緒に護憲派の文章を載せたのならともかくそうでないなら「朝日はアホか?」ですね。いや別に護憲派と一緒でも極右の佐伯の文章なんか載せる必要はないかな?

朝鮮半島有事の可能性が現実味を帯びてきた

 そんなモン現実味を帯びてないですよねえ。現実味を帯びてたら安倍が能天気に政府主催の花見したり、外遊したりしない。ゴールデンウィーク中に観光客で高速道路や新幹線が混んだりしない。
 マスゴミが能天気に「眞子様婚約で号外出したりしない」。太陽政策復活を訴える文氏が大統領に当選したりしない。まあ他にも色々例は出せるでしょうが。北朝鮮有事を口実にウヨが改憲や軍拡したいだけじゃないですか。

韓国にいる日本人の安全も確保しなければばらない。果たしてこうしたことを憲法の枠組みのなかで対応できるのか

 別に日本国憲法九条がなくたって現実問題、そんなことはできやしません。本当に大規模な朝鮮半島有事なんかおこったらもうどうしようもないでしょう。
 つうか本気でそんな事心配するんだったら、安倍が慰安婦問題や竹島問題で韓国を無駄に挑発するのに反対したらどうなのか。韓国の協力無しで在韓邦人の安全確保なんて無理ですから。
 韓国に無駄に喧嘩を売ってる時点で脅威なんか安倍や佐伯らウヨ連中は感じてないことがモロバレです。

野党が朝鮮半島情勢に無関心

 まあ佐伯のことだから「森友や加計、共謀罪で政府追及するな」程度のくだらない話でしょう。
 そもそも「戦争の危機」なんかないんだから無関心なのも当然です。マスコミだって北朝鮮問題なんかまじめに報道してないし。
 「ああ、また北朝鮮がミサイル撃ったのか、周辺諸国(米国、韓国、中国など)ともめるから撃たなければいいのに」位の扱いでしかない。
 つうか与党が「共謀罪成立はあきらめて政治休戦する。北朝鮮問題はそれほどの重大問題だ。ついてはこれこれこういうことを北朝鮮問題でしたいが野党のご所存はどうか」という態度でもとれば、「野党だって関心を示さざるをえない」でしょう。
 与党だってどう見ても関心があるのは「共謀罪を成立させたい」など、北朝鮮問題と関係ない話の訳です。もちろん共謀罪なんか北朝鮮問題と関係ない。まあせいぜい関係があるとしても「北朝鮮工作員が国内でテロ*32した場合の対応*33」位の話でしかない。
 「共謀罪が成立すれば拉致が解決します、北朝鮮が核を放棄します、朝鮮半島有事が回避されます」つうことはありえないわけです。

いわゆるリベラル派は、日本の軍事的拡大を避けようという意図からだろう、北朝鮮の脅威を過小評価するきらいがある。

 いやいや過小評価も何も小国・北朝鮮から開戦する選択肢はありませんからね。
 むしろ安倍のようなウヨの方が「日本の軍事的拡大を実行したいという意図からだろう、北朝鮮の脅威を過大評価するきらいがある」でしょう。
 北朝鮮から戦争なんか始めたら在韓米軍の反撃で国が滅びてしまう。ヨンビョン島砲撃にせよ天安事件*34にせよ「大規模全面戦争と比べたら」しょっぱい局地戦でしかない。ヨンビョン島が死者1桁、天安が死者2桁ですから。全面戦争だと最悪の予想で「万単位」、つまり5桁ですからね。
 一方でそんなしょっぱい局地戦を「全面戦争に拡大するほど」当時の李明博政権も無謀じゃないわけです。
 米国とガチンコで「自分から戦争できる国」なんて北朝鮮に限らず「全盛期の旧ソ連」くらいでしょう。
 もちろん「ホーチミンベトナムベトナム戦争)」「フセインイラク湾岸戦争イラク戦争)」など米国と戦争した国はありますが、あれは米国が軍事介入したのであって、「米国と戦った側」が米国に戦争を仕掛けた訳じゃない。ホーチミンにせよフセインにせよ米国と戦争なんかしたくなかったでしょう。
 その「米国とガチンコで戦争できたかも知れない」旧ソ連でもキューバ危機の時はキューバから核ミサイルを撤去した。そうそう簡単に戦争なんかしないわけです。
 つうか「安倍が暢気に花見や外遊」「ゴールデンウィークで高速道路や新幹線が混雑」「マスコミが暢気に眞子様婚約報道」つう時点で北朝鮮を脅威扱いしてないのは「いわゆるリベラル派だけではない」。
 もちろん「安倍が暢気に花見や外遊」「ゴールデンウィークで高速道路や新幹線が混雑」「マスコミが暢気に眞子様婚約報道」はリベラル派のせいではない。

(何があっても「話し合いで解決しましょう」と言う方が)リベラルであるかのように考えているのではないか。

 リベラル派であったら、いやリベラル派でなくても「戦争回避」「話し合い解決」は当たり前でしょう。たとえばキューバ危機なんかその一例です。米ソ双方共に「戦争をやる覚悟がある」的なチキンレースをしたわけですが結局は「米国がいきなりキューバ攻撃することもなければ」「ソ連がミサイル配備を強行すること」もなかった。ソ連がミサイル配備をあきらめて片がついたわけです。
 戦争したらどれだけの人間が死ぬか、あるいはどれだけの経済的ダメージを受けるか、高世は考えたことがあるのか。
 最悪の予想だと北朝鮮の反撃で韓国で万単位の死者ですからねえ。高世はそれについてどういうのか。
 「万単位の死者なんかでない」つうのか。ならどの程度の死者が出ると高世は思っているのか。
 どの程度の死者なら高世は容認するのか。
 あるいは北朝鮮で戦争が起こったら、寺越武志さん、ウンギョンさんといった日本人同胞が死にかねませんがその辺り高世はどう考えてるのか。
 とにかく「北朝鮮は酷い国だから打倒した方がいい」レベルで戦争なんかできません。そのレベルで戦争していいのなら「アウンサンスーチーを拘束してるミャンマーは酷い国だから戦争で打倒しよう(スーチーが外相になる前)」「軍事独裁が復活したエジプトは(以下略)」とか何でもありになってしまう。

 リベラル派の政治勢力が国民の信頼を得て政権につくことが困難である一つの要因に、国防、安全保障の政策の不備があると思う。

 そんなことはないでしょう。よかれ悪しかれ日本に置いて安保政策など選挙において大して重視されてないでしょう。そんなことより、地元への利益誘導の方が選挙民に評価されるわけです。つうかリベラル派の定義にもよるんですが、自民党歴代総裁の内、石橋*35、三木*36、大平*37、鈴木*38、宮沢*39、河野*40なんかは保守リベラルですよねえ。少なくとも安倍ほどの極右ではない。
 あるいは、細川*41、羽田*42非自民連立政権、村山自社さ*43政権、民主党鳩山*44、菅*45政権も安倍ほどの極右ではない(野田*46政権はその点微妙ですが)。 
 また「過大評価はできませんが」共産党は最近選挙でささやかながら躍進してるし、一方次世代の党などは壊滅状態です。

もしかりに米国と北朝鮮が戦争状態にでも突入すれば、われわれはいったい何をすべきなのか

 そもそもそんな事は回避すべきです。まあ可能性も低いでしょうが。
 なぜなら北朝鮮から開戦する可能性は「北朝鮮敗北が必至である」以上、低いし、米国からの開戦も「北朝鮮を支援する中露の反発」「北朝鮮の反撃による韓国での死者」「トランプが他にアフガン問題、シリア問題、いわゆるロシアゲート問題など難題山積*47」を考えたら現実性が低いからです。
 ここで佐伯や高世が言ってることは「シリア問題でアサドを支援するロシアの軍と、アサド打倒を叫ぶ米国の軍が、シリアにおいて戦争状態にでも突入すればわれわれはいったい何をすべきなのか」「南シナ海問題で米軍と中国軍が南シナ海で(以下略)」位に「非現実的」でしょう。
 むしろ米国が軍事力行使する可能性があるとしたら中東やアフガンの方が可能性が高いでしょう。

 もしもわれわれが他国によって侵略や攻撃の危機にさらされれば、これに対して断固として自衛の戦いをすることは、平和国家と矛盾するものではなかろう。

 北朝鮮が突然日本めがけてミサイルでも撃ってくればそう言うコトになるでしょう。そこまで否定してる護憲派というのはまずいない。
 ただ「繰り返しますが」現実問題、北朝鮮から開戦する選択肢はない。むしろ可能性が高いのは米国から開戦する選択肢だし、その場合、米軍を支援することは憲法九条の趣旨に完全に違反します。
 もちろん「自衛目的だ」と強弁しようが米国からの北朝鮮への先制攻撃は違法行為です。
 そして安倍らの九条改憲論というのは明らかにそういう「専守防衛」と言う話ではない。集団的自衛権行使とはそう言う「専守防衛の話」ではない。「イラク戦争で英国軍が米軍と共同軍事作戦したようなことを自衛隊もしたい」つう話の訳です。

基本的に、平和への脅威と積極的に戦えとする点をふくめ、佐伯氏の考えに同意する。

 おいおいですね。事実上北朝鮮政権転覆を叫ぶに等しい佐伯の駄文によく賛成できるモンです。

金正日体制は平和的に打倒すべきである」という論文*48

 旧東ドイツの崩壊のように「平和的に打倒」が可能ならば誰も反対しないでしょうね。まあ「後で述べるように」北朝鮮経済が韓国経済の足を引っ張りかねないつう問題がありますけど、それでも「経済的不安はあるけど今平和的に統一できるなら統一しようよ」つう人間が多いんじゃないか。俺だったら「今、平和的に統一できるなら統一しよう」という考えで動きますから。
 それはともかく、高世の主張の問題は第一に「そんな事は可能とは思われない(特に高世の主張する方法では)」つうこと、第二に「高世らが本気で平和的解決に話を限定してるとは思えない(軍事打倒も本当は容認してる)」つうことです。
 つうか小生は平和的打倒つうならそれこそ「太陽政策」に賛成すべきだと思いますけどね。
 「今のママ打倒したら」平和的であろうと北朝鮮経済が韓国経済の足を引っ張ることは目に見えています。であるなら「統一前に北朝鮮経済を少しでも立て直したい」と考えるのは誰でも考えつく。そこで金大中盧武鉉太陽政策をしたわけです(まあ他にも『南北に太い経済的絆ができれば北朝鮮も軍事行動なんかできない』などの考えもあったでしょうが)。太陽政策とはそう言う意味で「北朝鮮シンパでないのは勿論」ですが、「同胞(同じ朝鮮民族)」である北朝鮮への単純な善意じゃない。もっとシビアで計算高いモンです。もちろんそういうことは北朝鮮の面子があるから公言できるモンではない。
 「将来の統一にも備えて太陽政策してます。今北朝鮮経済立て直さないと将来の統一が大変なことになる」なんて言ったら北朝鮮と喧嘩になる。
 また「将来の統一にも備えて太陽政策してます」なんて公言したところで北朝鮮打倒を叫ぶウヨは納得しないでしょう。だから金大中盧武鉉もそんな事公然と言ったりしませんけど常識があれば簡単に分かることです。全然難しい話じゃない。北朝鮮だってそんな金大中らの思惑は分かってるでしょう。分かった上で「でも経済支援は嬉しいから」、『体制崩壊に繋がらないよう注意しながら』支援を受けるわけです。
 金大中らも「無理に北朝鮮を早期崩壊させるより、北朝鮮経済立て直した方が後々有利だよ」「金正日が支援を喜んでることなんか関係ない。俺はもっと長い目で考えてるんだ」つう理解で支援する。
 そしてそんな金大中らには俺は大賛成です。
 なお、この高世の論文「金正日体制は平和的に打倒すべきである」(http://exodus.exblog.jp/3924376)については以前拙記事(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160114/5064208022)で突っ込んでいます。以前も高世はこの論文を自ブログで紹介していましたがよほど自信があるんでしょう。


北朝鮮ミサイルは「メッセージ」ではない
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170516
 いつもながら高世の北朝鮮言説には「おいおい」「お前はアホか?」ですね。「北朝鮮に限らず」「国に限らず」どんな個人、団体であれ「全ての行為」は「メッセージ」です。どれだけ「自分の言動のメッセージ性を意識するか」「メッセージ性を意識した上での行為が適切なもんか」はともかく。
 誰かがしたことは当然ながら周囲は「あいつ何考えてるんだろう?」とその思惑について考えざるを得ない。どう言い訳しようと何かすればそれはメッセージ性を持ちます。
 もちろん「何かすればそれはメッセージになる」つうことは誰でも分かる。したがって何かするときは「俺のすることは周囲にどう受け止められるだろう」つうことは誰でも事前に考えます。
 その結果「こういうメッセージが伝わったらまずいから、この行為は辞めよう」とか「むしろこういうメッセージが伝わったらいいことだから大いにやろう」とか「この行為はこういう誤解を招きかねないから、行為と同時に釈明をしよう」とかいろいろ考えて行為する。
 何度も言いますがメッセージ性のない行為なんかありません。ましてや「小国とは言え」、国家機関である北朝鮮です。自分たちの行為のメッセージ性について無頓着なわけがない。

14日、また北朝鮮がミサイルを発射。こんどは30分飛んで高度2000キロに達し800キロ飛んで日本海に落ちた。わざと飛距離を出さずに高高度に打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射した新型とみられ、通常の発射角度で撃てばグアムにも届いたはずだという。

 なるほどなるほど。小生は不勉強なので「ロフテッド軌道」とやらが分かりませんでしたがそう言うコトですか。
 ここで既に北朝鮮のメッセージは明らかですね。
 先ず第一に「俺が本気出せばグアムまで攻撃出来るはずや」とアピール。
 第二にただし「通常の発射角度でグアムまで飛ばさない」つう点がポイントです。さすがの北朝鮮も「通常の発射角度でグアムまで飛ばしたら」その時のトランプ政権や中国の反応が読めないわけです。
 「すさまじい反発でトランプが軍事的圧力を強め、不測の事態に」とか「激怒した中国が制裁措置を強める」とか成っても困るわけです。そこで寸止めしたと。
 第三に「ロフテッド軌道なんて難しいこともできるんやぞ」つう軍事的アピールでしょうか。
 まあ俺は「こんなアピールはすべきではない」と思いますがそれはともかく。俺的には「グアムまで飛ばせる可能性があることをアピールしながら実際にはグアムまで飛ばさなかった」つう点が重要ですね。北朝鮮にもそれなりの節度というか常識というかがあるわけです。ただただ無意味にタカ派路線を爆走してるわけではない。

 メディアではまた相も変わらず、なぜこの日を選んだのか、発射に込められた北朝鮮の「メッセージ」とは何か、を「徹底解説」している。
 ふつうに考えれば、せっかく韓国で親北朝鮮の大統領が当選したのだから、ネコをかぶってしばらくおとなしくしていれば、外交的にも経済的にもおいしい結果を期待できるのに。いまミサイルを発射すれば、どうみても「損」にしかならないのに、なぜ?

 これについては俺は以下の通り、以前、素人なりに考えを述べました。

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20170414/5064718022
日経新聞ICBM開発前進か 北朝鮮ロフテッド軌道」、迎撃難しく』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS14H0X_U7A510C1PE8000/
 「今発射してもデメリットだけジャン」と思ってたオレですがこの記事で考えがかわりました。
 あくまでも『「ロフテッド軌道」なるものをアピールすること』が北朝鮮にとって「メリットだ」という前提の上でのことですが、「ロフテッド軌道をアピールしたいなら今しかない」気がしています。
【そう考える理由】
1)先ず第一に文政権がスタートしてからだいぶたってからやるよりは「今やる方が」、文政権にとっても北朝鮮にとってもダメージは少ないんじゃないか。
2)というと「文政権誕生前にやればいいんじゃ?」という意見があるかも知れません。
 しかしその場合いつやるのか。
 「朴クネの崔順実疑惑発覚後」や「大統領選挙中」では北朝鮮にとって「朴クネ一味」を利する危険性があります。
 ならば「崔順実疑惑発覚前」か?。もちろん崔疑惑発覚前に「ロフテッド軌道アピールが技術的にできたか」という問題もありますが、そもそも「崔疑惑の発覚がいつになるか」など誰にも分からないわけです。「崔疑惑発覚前」に「ロフテッド軌道アピール」の時期をいつにするか悩んでいる間に「崔疑惑発覚→弾劾運動激化→朴クネ失職→大統領選スタート」の中で北朝鮮はアピール時期を逸し、結果として「文氏当選直後」に実施することになったのではないか。
 もちろんこの小生の見方の前提には『「ロフテッド軌道」なるものをアピールすること』が北朝鮮にとって「メリットだ」という前提』があるので、「アピールする必要は当面ない」と考えれば今アピールすることは結局愚策になりますが。

 つうことで
1)ロフテッド軌道をアピールしたかったが、「政治的にいつやれば効果的かを悩んでいたからか」「はたまた朴弾劾運動前には技術的に無理だった」のか、朴クネ弾劾運動前にやることができず
2)朴弾劾後は下手にロフテッド軌道アピールすると、朴残党派が当選しかねないのでできず
3)文大統領当選後は「文氏当選直後の方がダメージがかえって小さいんじゃね?」との判断の下、こうしたのだろうと俺は考えています。
 もちろんこうした俺の考えは「ロフテッド軌道アピールがプラス」という評価に立たなければ結局は「北朝鮮は愚かだ」つう話になりますが、まあ北朝鮮の行為は充分合理的に説明がつくと思います。
 むしろ「ナゼ今やるのか」つう高世には「ならいつやれば合理的だと思うのか」と聞きたいですね。

 いわく、中国の「一帯一路」国際協力フォーラムの開幕日を狙い撃ちし、圧力に屈しない姿勢を見せた。
 いわく、韓国の文在寅新大統領の就任から5日目で、新政権の対応を試そうとした。

 なるほどねえ。その可能性はあるでしょうが、正直「北朝鮮が何を考えてるか」は当事者・北朝鮮でもないとわかりません。ただこれらの見方からは「北朝鮮の行為は充分合理的に説明がつく行為だ」とは言えるでしょう。正直「何考えてるか分からないとき」は「何考えてるか、このミサイル発射だけで考えてもどうしようもない」ので「交渉するしかない」んじゃないか。つうか通常の生活でも「あいつ何考えてるんだろう」つうことが分からなければ「原則は当人とコミュニケーション」でしょう。まあ、北朝鮮との関係みたいにコミュニケーションしづらい場合も多々ありますが。
 「交渉すること」によって色々見えてくるモンもあるかと思います。

このブログで繰り返し言ってきたが、北朝鮮は、一回ごとに莫大な費用と労力を要する核実験、ミサイル発射が、「メッセージ」を発するために行なっているのではない。核兵器の実戦配備に向けて邁進しているのだ。

 もちろん「核兵器の実戦配備」つうことは考えてるのでしょう。
 ただ「そう言う行為が周囲にどういうメッセージとして受け取られるか」つうことは北朝鮮も考えざるを得ない。
 そのメッセージ性を全く無視して北朝鮮が行動することはないでしょう。そう言う意味で何度も言いますが「メッセージ性のない行為」などないわけです。
 そこで北朝鮮も「米国の侵攻の恐怖から身を守るためやむない核武装」と言い訳したり、いろいろやるわけです。

 北朝鮮が核・ミサイル開発を急ぐのは、米国と交渉して金正恩体制の保証を取り付けるためだというのが日本の言論界では定説になっているようだ。

 まあ「米国の攻撃を避けるための牽制用として核を持つ」が「体制保障の確約が穫れればいつでも廃棄する」つうのが北朝鮮の態度でしょうね。もちろんその場合の確約とは「米朝国交正常化」「南北国交樹立」「朝鮮戦争の正式終戦」「在韓米軍の撤退」など「それなりに重いもの」でなければ北朝鮮はのってこないでしょう。核廃棄したカダフィが後に「米国が支援する反体制派に殺されたこと」などでかなり北朝鮮はその点、不信感や警戒心が高いと思います。
 なにせ北朝鮮が米国を相手にするのは「武田家滅亡後の真田氏」が自分の身を守るために「天下人・豊臣」「真田を配下にしようとする、あるいは滅ぼそうとする大大名・徳川や上杉、北条」を相手にするくらいの難しい話です。下手したら「小山田氏のように織田に降伏したのに粛清」なんて北朝鮮にとって笑えない事態になりかねません。

「ノドン」は日本全土を射程に収める。

 もちろんこれも「米軍が北朝鮮に侵攻したら報復として在日米軍を攻撃する」つうアピールでしかない。
 そう言うアピールの是非はともかく、北朝鮮には自分から戦争を起こす選択肢はありません。
 「北朝鮮の核、ミサイル開発」とは「リビアの核開発」「キューバ危機でのキューバへのミサイル配備計画」と大して変わりません(まあキューバの場合はソ連の意思が入ってくるので一寸事情が違いますが)。
 あれらでリビアキューバが積極的に米国攻撃したいかと言ったらそんなことはない。米国の攻撃を避けるための牽制でしかないわけです。

 戦争になれば北朝鮮は負けて体制が崩壊するのは分かっているはずだから、金正恩は自分から戦争を起こすことはないし、核兵器も(ボーガス注:米国の北朝鮮侵攻への反撃としてならともかく自分から先制攻撃として)使用できないと主張する識者は多い。

 そりゃ普通に考えて、そうでしょう。北朝鮮が米国相手に戦争するのは、「テレビ局下請け業者ジンネット社長・高世が無意味にテレビ局を敵に回すこと」くらい愚かしいことです。
 おそらく「テレビ局と完全に敵対関係になり、テレビ局の仕事が全く高世に来なくなったら、高世の会社ジンネットが潰れる」のと同様、北朝鮮が米国相手に戦争したら国が滅びます。
 あくまでも核保有とは「米国が我が北朝鮮に対しイラクフセイン政権相手に戦争したように、侵攻したら核をお見舞いする」つう「自国防衛のための米国牽制」でしかないでしょう。

 これは、核兵器など開発してもどうせ使用できないという結論になり、北朝鮮の脅威を低く見ることにつながる。

 いや実際低いでしょうよ。それを示してるのがオバマ時代の「戦略的忍耐」つう「前例踏襲しかしない(制裁解除も制裁強化もしない)」つう方策です。
 「脅威が高い」と見てたらそんな事はしないでしょう。むしろ外交問題ではオバマが、北朝鮮より力を入れていたのは「キューバとの国交正常化」「イラン核合意」「ウクライナ問題」「シリア問題」「アフガン問題」の方でしょう。


■妻公私 夫総総 使い分け
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170513

 きょうは恒例の町内会の交流会の日。あるお宅の駐車場のスペースで、飲食しながら近況を語り合ったりするのだが、雨のため中止になった。
 その場で『自由に生きていいんだよ』(旬報社)を宣伝、販売しようと思っていたのに。

 それ「押し売り」つうんじゃないですかね。「高世の講演会の客」相手とかならまだしも。
 別のマンション住民が「コレは健康にいいんですよ」とか言って健康食品の販売とか「町内会の交流会」で始めても高世は文句言わないんでしょうか?。それとも既にそういうことがあったので「なら俺もやろう」つう話なのか。
 いずれにせよ「高世と敵対関係になっていい」のならともかく同じマンション住民ならなかなか断れないでしょう(苦笑)。しかしいくら高世が関わった本とは言え、「著者は一応高世ではない」のに何でそんなに押し売りするんでしょうか?

 韓国の大統領選挙は、波乱なく、本命の文在寅氏が当選。
 たくさんのニュースやワイドショーで報じられたが、目についたのが「上から目線」。人々が選挙に高い関心を持つのは通常は「いいこと」なのに、街頭の盛り上がりは異常だ、それだけ民度が低いから国が混乱するんだ、と言わんばかりの論評があった。日本の国民の政治への無関心こそ異常なのでは。

 最近の右翼ワイドショーってそんなに気が狂ってるのかとびっくりです。
 つうか選挙での盛り上がりなら米国大統領選、フランス大統領選だって同じ事でしょうにね。
 サンダース旋風、トランプ旋風、ルペン旋風、マクロン旋風とか見えてないのか。

 国会で安倍首相が自分の憲法への姿勢を質問され「読売新聞を読んでください」と言い放ったのには驚いた。

 意味がわかりません。読売に安倍インタビューでも載ったのか、はたまた安倍の脳内では読売は自民党の御用機関紙なのか(追記:コメ欄の指摘に寄ればインタビューが載ったんだそうです)。
 しかし「産経新聞を読んで下さい」んじゃないんですねえ。いずれにせよ、高世が嘆くように安倍はあまりにも異常です。日本人として絶望、屈辱と言った思いを禁じ得ません。

 日本の政治人間のあまりの品格のなさに、天皇、皇太子への期待がいつになく強まっていることに我ながらびっくりする

 俺は「天皇、皇太子への期待」なんかないですけどね。それ以前にそんな期待をする理由が分からない。
 「安倍に比べたら天皇や皇太子は立派だ」と「好感が強まる」のならまだわかりますが。
 理由は簡単で今の日本では英国やオランダ、デンマークノルウェーなどと同様、王(天皇)は政治的権限を持たないからです。
 政治的権限を持たない人間に何か期待してもどうしようもない。例えば英国のEU離脱問題で国王に何か期待してもどうしようもない。あるいはオランダやデンマークで仮に極右政権ができたとしても国王には何もどうしようもないでしょう。


外来生物種の「落とし所」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170512
 高世の言う「外来生物種問題の落としどころ」とは小生的に要約すればこうなります(詳しく知りたい方はリンク先をご覧下さい)。
1)勿論、外来生物種はいてはいけないものだ(外来生物種を持ち込んだ愚かな人間は大いに非難に値する)
2)とはいえ撲滅はそう簡単にできないことが多い
3)であるなら放置すると「明らかに害悪が大きすぎるもの」以外は多くは放置するしかないのではないか
 高世の認識ではカミツキガメは明らかに危険だが「セイヨウタンポポ」はまあいいんじゃないかと言う話になります。
 「セイヨウタンポポ」がいいのかどうか、俺は知りませんが少なくとカミツキガメほどのわかりやすい害悪はないこと、「今や日本で見かけるタンポポの多く」はセイヨウタンポポであり、素人が何かしてどうにかなるモンではないことは確かです。なお、ウィキペ「セイヨウタンポポ」によればある米国人がサラダ用(セイヨウタンポポはサラダとして食べることがある)に米国から持ち込んだ物が流出したと考えられてるようです。
 高世に寄れば

むかし、娘の幼稚園の父兄会で知り合ったなかに、道端でセイヨウタンポポを見つけるや、直ちに一本残らず駆除するおかあさんがいた。在来種のニホンタンポポを脅かしているからだという。

だそうですがこれは正直、「セイヨウタンポポ撲滅を是とする立場」でも失礼ながらほとんど無意味でしょう。セイヨウタンポポは広く日本に浸透しており、一人の人間が何本かぬいても「セイヨウタンポポの駆除」という意味ではほとんど無意味だからです。駆除するとしても「国レベル、自治体レベル」という大がかりなレベルでないと無意味でしょう。
 「日本が北朝鮮を制裁しても中国が支援してるんだからほとんど無意味だよね!」レベルに無意味だと思います。
 ちなみにウィキペディアが上げてる「外来生物種」のうち「アライグマ」「ドバト」「ウシガエル(いわゆる食用蛙)」「アメリカザリガニ」「ハルジオン」「ヒメジョオン」なんかは割と身近な外来種かなという気がします。
 なお、「魚釣島」のヤギなんかもあれは「日本青年社」が勝手に持ち込んだ上生態系に悪影響を与えてるので立派な外来生物種です。
4)「明らかに害悪がでかい物」も素人がおいそれと手を出すことができない物が多いと思うので、国が責任持って対応すべきだろう
 まあ、小生、外来生物種問題については全く無知ですが高世の考えでおおむねいいんじゃないかと思います。
 まあ、2)なんか「高世は外来生物種問題を全く分かってない、放置なんかしちゃ駄目だ」つう人もいるかも知れませんが。
 高世の主張で重要な問題は「確かに理想は全部撲滅すべきなんだろうが現実的に無理なら、ある程度のところで手を打つしかないんじゃないか」&「いずれにせよコレは素人がうかつに手を出せる問題じゃないよ」つうところでしょう。
 ところがこの常識は「他の問題では見事に消えてしまう」いい加減、デタラメな人間が高世です。
 たとえば高世は「打倒北朝鮮」を叫びますが、それ、「そう簡単にはできないこと」「素人がおいそれと手を出せる問題じゃないこと」でしょう。
 いや外来生物種と北朝鮮を一緒にしたら、北朝鮮に失礼ですが、それはともかく。
 「北朝鮮打倒」なんて「そう簡単にはできないこと」なんだから「ある程度の所で手をうつしかないだろう」と俺は思っています。もちろん「ポルポトヒトラーレベル」に酷いとさすがに放置できないでしょう*49が、北朝鮮レベルなら無理して打倒する必要もないんじゃないか。いずれにせよこんなん巣くう会だの高世だのが「打倒北朝鮮」といってもどうにもなんないことでしょう。素人でどうにかなる話じゃない。


■斉藤文代さん証言「よど号拉致の二人は田口八重子さんと同地区にいた」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170511

 きのう午後2時から、参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」で、飯塚繁雄家族会代表、横田早紀江さん、斉藤文代さん、西岡力救う会会長、荒木和博特定失踪者問題調査会代表の参考人陳述が行われた。

  まあほとんど無意味な陳述ですね。家族は「1日も早い救出を」という願望を述べるだけだし、荒木や西岡は専門家の名に値しない極右活動家にすぎません。

斉藤文代さん証言「よど号拉致の二人は田口八重子さんと同地区にいた」

 もちろん拉致被害者でもない斉藤さん(拉致被害者松木薫さんの姉)がそんな事を知っているわけがない。
 斉藤さんのネタもとは地村富貴恵さんだそうです。
 高世は

 スペインから「よど号」犯の妻たちに石岡亨さんとともに拉致された松本薫さん(ボーガス注:高世の原文のまま)の姉、斉藤文代さんの陳述である。
(中略)
 おや、初めて聞く話だな、と驚いた。荒木さんが、きょうの「調査会ニュース2456」(http://araki.way-nifty.com/araki/2017/05/news245629511-d.html)で、荒木さんにとっても初めて耳にした証言だったと書いている。

と書いてますがそれが事実だとしても、それは単に
1)斉藤さんがあまり重要な証言だと思わず、周囲にあまり話してこなかった
2)斉藤さんが「信用してない人間(この場合、高世と荒木)」には話してこなかった
3)斉藤さんが高世と荒木に話したのにこの2人は失礼な事にすっかり忘れてる
のどれかでしかない。
 どれであれ、まあ、大した話ではない。高世のように「初耳でびっくり」なんて大騒ぎする話ではない。
 しかも

 荒木さんは夜になって「調査会ニュース2457」(http://araki.way-nifty.com/araki/2017/05/news245729511-4.html)に続報を載せた。この事実は報道されたことがあったという。
 《前号ニュースの記事について、斉藤文代さんがこのことについて語ったのは初めてでしたが、田口さんが松木さん・石岡さんを目撃したという地村富貴江さんの証言についてはすでに報道されていました。
 拉致問題対策本部の担当者が教えてくれたのですが、平成19年(2007)2月12日付毎日新聞では「よど号グループ拉致 松木さん・石岡さん 田口さんと同地区に」との記事が載っています。》

というのだから荒木も高世もお粗末きわまりません。
 まあコレが新事実だとしても拉致解決に直接役立たないことにはかわりはないでしょうが。
 なお高世は「松本薫(まつもと・かおる)」と書いていますが正しくは「松木薫(まつき・かおる)」です。確かに「松木」と「松本」は一件似ていますが、あまりにも高世はお粗末でしょう。
 ちなみに「松本薫」でググると柔道選手(ロンドン五輪女子57キロ級金メダル、リオ五輪女子57キロ級銅メダル)がヒットします。

*1:そもそもこの話が始まったのは松島みどりが法相だった頃で大分前です

*2:ただし現行法でも集団強姦(輪姦)と強姦致傷(ただしこの場合の致傷は親告罪の趣旨を否定することになるので「抵抗して軽傷」レベルでは確かダメです。相当の大怪我でないといけない)は親告罪ではありません。

*3:現行の強姦定義には「ペニスを膣に入れること」がありますので当然加害者は男性、被害者は女性に限定されます。

*4:ウィキペ「佐橋滋」は佐橋の異色官僚ぶりを『その強いリーダーシップと明晰な行動、前例にとらわれない大胆さ、「親分肌」で後進の指導をよくし、退官後、政界にも財界にも残らず潔く引退したことなど、人格面における従来の官僚像と異なる爽快なイメージは各界において広く評価されている。城山三郎は『官僚たちの夏』を執筆、そのなかで非常に高い評価を与え、これが佐橋のイメージ形成に大きく寄与した。』『高級官僚であったにも関わらず、公然と自衛隊違憲論を唱えていたことでも知られている』と記述している。

*5:勿論荒木の場合は本気ではなく非難の趣旨です。

*6:産経の前川非難記事を紹介しコメントしたモンです。なお、この拙記事時点は鳩山政権ですので加計疑惑は発生していません。

*7:インドのことです

*8:著書『中継されなかったバグダッド』(2003年、小学館)、『ぼくの村は戦場だった。』(2006年、マガジンハウス)など

*9:著書『フォト・ドキュメンタリー 人間の尊厳:いま、この世界の片隅で』(2014年、岩波新書)、『キルギスの誘拐結婚』(2014年、日経ナショナルジオグラフィック社)、『ヤズディの祈り』(2016年、赤々舎)

*10:著書『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書)など

*11:著書『逝きし世の面影』(2005年、平凡社ライブラリー)、『北一輝』(2007年、ちくま学芸文庫)、『日本近世の起源』(2011年、洋泉社新書y)、『神風連とその時代』(2011年、洋泉社新書y)、『なぜいま人類史か』(2011年、洋泉社新書y)、『ドストエフスキイの政治思想』(2012年、洋泉社新書y)、『私の世界文学案内』(2012年、ちくま学芸文庫)、『無名の人生』(2014年、文春新書)、『近代の呪い』(2015年、平凡社新書)、『私のロシア文学』(2016年、文春学藝ライブラリー)など

*12:前川前文科事務次官のこと

*13:というより「日本は」でしょう。例えば韓国は崔順実疑惑を理由に朴クネを政権の座から引きずり下ろしました。

*14:まあ現在追及中ではありますが

*15:著書『小泉改革と監視社会』(2002年、岩波ブックレット)、『安心のファシズム:支配されたがる人びと』(2004年、岩波新書)、『ルポ改憲潮流』(2006年、岩波新書)、『住基ネットの「真実」を暴く:管理・監視社会に抗して』(2006年、岩波ブックレツト)、『大増税のカラクリ:サラリーマン税制の真相』(2006年、ちくま文庫)、『消費税のカラクリ』 (2010年、講談社現代新書)、『消費増税で日本崩壊』(2010年、ベスト新書)、『東京を弄んだ男:「空疎な小皇帝」石原慎太郎』(2011年、講談社文庫)、『強いられる死:自殺者三万人超の実相』(2012年、河出文庫)、『安倍改憲政権の正体』(2013年、岩波ブックレット)、『民意のつくられかた』(2014年、岩波現代文庫)、『民主主義はいかにして劣化するか』(2014年、ベスト新書)、『戦争のできる国へ:安倍政権の正体』(2014年、朝日新書)、『「東京電力」研究:排除の系譜』(2015年、角川文庫)、『ジャーナリストという仕事』(2016年、岩波ジュニア新書)、『機会不平等』(2016年、岩波現代文庫)、『「あしたのジョー」と梶原一騎の奇跡』(2016年、朝日文庫)、『国民のしつけ方』(2016年、集英社インターナショナル新書)など

*16:俺の理解では朝日、毎日が批判、読売、産経が支持、日経が「基本支持だが読売、産経ほど手放しで政権擁護ではない」つうところです。

*17:実際可決されましたが

*18:法案への批判がありながら支持率が高止まりというのは訳がわかりませんが。

*19:電子工業大臣、上海市党委員会書記・市長などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*20:どうも奥島執行部が主として恐れていたのはウヨ学生ではなく革マル学生っぽいですが。

*21:そもそも「アタシは聞かないから問題ない」かもしれませんが。

*22:早大総長を辞職後、現在では奥島氏は白鷗大学長です。

*23:埼玉県与野市議を経て衆院議員。一時、社民党国対委員長を務めた。

*24:高橋氏の公式サイト(http://www.nobuhiro-takahashi.net/)によれば自民党都議。高橋氏の公式サイトでのプロフィール(http://www.nobuhiro-takahashi.net/index.php?contentid=4)では「日朝友好促進東京都議会議員連盟会長」については触れられてないようですが、それにしても安倍政権誕生後の2016年に自民党都議がこうした式典に出席する(朝鮮新報記事に寄れば「都議会としても、朝大を応援していきたい」云々と言う祝辞も述べた)のは興味深いと思います。

*25:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)を歴任。1990年に訪朝し、北朝鮮に身柄拘束されていた「第十八富士山丸」の船長、機関長の解放を実現した。

*26:金丸氏の実子

*27:高野連会長、ボーイスカウト日本連盟理事長などの公職を歴任。著書『現代企業法の理論と動態』、『フランス企業法の理論と動態』(2000年、成文堂)など

*28:著書『津田梅子の社会史』(2002年、玉川大学出版部)

*29:著書『小国外交のリアリズム:戦後フィンランド・1944〜48年』(2011年、岩波書店)、『小国:歴史にみる理念と現実』(2011年、岩波人文書セレクション)など

*30:著書『例解・大学数学入門:集合・写像複素数・空間図形』(2000年、実教出版)、『例解・微分積分』(2001年、実教出版)、『例解・線形代数』(2003年、実教出版

*31:著書『西欧近代を問い直す』(2014年、PHP文庫)、『西田幾多郎』(2014年、新潮新書)、『反・民主主義論』(2016年、新潮新書)など

*32:おそらくそういうことはないでしょうが

*33:本当にそうした対応に共謀罪が役立つか、そうしたことを安倍政権が共謀罪の目的としているかは疑問ですが。

*34:北朝鮮は犯行を否定していますがそれを言い出すと話が進まなくなるのでここでは無視します。ただ「北朝鮮の犯行じゃない場合」は勿論ですが「北朝鮮の犯行である場合」も「犯行否定=全面戦争は避けたい」つうことでしょう。

*35:吉田内閣蔵相、鳩山内閣通産相を経て首相

*36:片山内閣逓信相、鳩山内閣運輸相、岸内閣経済企画庁長官(科学技術庁長官兼務)、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相

*37:池田内閣官房長官、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*38:池田内閣官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(大平総裁時代)などを経て首相

*39:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*40:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*41:熊本県知事、日本新党代表を経て首相

*42:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、細川内閣副総理・外相を経て首相

*43:そもそも高世が言うほど安保政策が国民にとって重要なら自社さ連立なんかあり得ないでしょう。

*44:新党さきがけ代表幹事、細川内閣官房副長官民主党幹事長(小沢代表時代)などを経て首相

*45:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理財務相を経て首相。現在、民進党最高顧問。

*46:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相。現在、民進党幹事長

*47:これらをごまかすために北朝鮮攻撃つう事はないでしょう。落としどころも考えずに北朝鮮攻撃なんかしたら難題が増えるだけです。

*48:http://exodus.exblog.jp/3924376/参照

*49:実際、ヒトラーは連合国、ポルポトベトナムという外部の力に寄って打倒されましたが。