今日の産経ニュース(5/24分)(追記・訂正あり)

日経新聞『工作機械、中国特需は本物か 4月受注額2.4倍 』
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO16767240T20C17A5TJ1000/

 工作機械の中国特需が続いている。日本工作機械工業会(東京・港)が23日発表した4月の受注額(確報値)によると、中国向けは311億円と前年同月の2.4倍に増えた。
(中略)
 中国では、2月ごろから米アップルのスマホ「iPhone」の新型の生産用とみられる需要が現れた。スマホ向け以外も「FA機器、ロボットなど全てが活況だ」(ファナックの稲葉善治会長兼最高経営責任者=CEO)、「伸びは緩やかになるが、当分はいい状態が続く」(野村証券の斎藤克史エクイティ・リサーチ部長)との声が出る。
 各社は恩恵を受けている。ファナックは2017年3月期に業績見通しを3回も上方修正。18年3月期も想定為替レートを1ドル=100円と厳しくみながら、増収・営業増益を見込む。
 ヤマザキマザックは17年に中国の2工場で約10億円を投じ、合計の生産台数を2割引き上げる。中西正純常務執行役員は「このままの勢いが続くなら、さらなる設備増強も検討する」と話す。
(中略)
 しかし、黄信号もちらつく。スマホでは米調査会社IDCが4日、17年1〜3月の中国での出荷台数が前年同期に比べ0.8%増にとどまったと発表。世界の約3割を占める中国のスマホ需要は16年に約9%増えたが、急ブレーキがかかった。
 自動車も同様だ。中国汽車工業協会が11日発表した4月の新車販売台数は前年同月比2.2%減。前年実績を下回るのは、春節旧正月)連休の時期が影響する1〜2月を除くと、15年8月以来1年8カ月ぶりだ。
 3月までの好調は、中国政府が15年10月に導入した小型車減税が支えてきた。日系自動車会社の幹部は「減税バブルがいよいよ弾け始めたのかもしれない」と身構える。
(中略)
 業界にも警戒論がある。ツガミは小型旋盤を増産するが「市場縮小を警戒しながら手を打つ」(西嶋尚生社長)。花木義麿オークマ社長も「年前半は絶対いいが、後半は不透明だ」と慎重だ。
 中国市場の盛り上がりは堅実な実需なのか、需要の先食いなのか。工作機械業界が頭を悩ませる状況は当面続きそうだ。

 いかに中国経済の日本に与える影響が大きいかつう話であり、当然ながらこれでは「右翼の中国敵視」など経済無視の非常識でしかありません。


【ここから産経です】
■【阿比留瑠比の極言御免・番外編】民進党女性宮家創設論には「二重の錯誤」がある 一度切れた歴史はつながらない
http://www.sankei.com/politics/news/170524/plt1705240003-n1.html

 女性宮家をつくったとしても、皇室典範は「皇位は(父方の系統に天皇を持つ)男系の男子が継承する」と定めている。つまり、一時的に皇族の減少は防げても皇位継承資格者が増えるわけではない。

 「阿比留ってバカ?」ですね。
 「女性宮家をつくる→皇族女性が結婚しても皇族であり続ける→皇族女性が産んだ子どもは皇族になる」のだから「男系の男子が継承する」規定を改正すれば、当然ながら「皇位継承資格者は増えます」。
 まあ、阿比留はそこで「男系じゃなきゃ駄目なんです!、女系の男子じゃ駄目なんです!」と言い出すわけですが。

女性宮家創設の積極論者たちは、将来的な女性・女系天皇の容認を想定しているのかもしれない。だが、それならば回りくどい言い方をせず、最初からそうはっきりと言うべきである。

 「阿比留ってバカ?」ですね。
 「女性宮家主張者」は必ずしも「女帝容認」ではないでしょうが「女系容認」であることはいちいち説明しなくても分かることです。 

「特例法の付帯決議に女性宮家創設を入れれば、創設前に結婚しようとする方が出て、かえって皇族減少に拍車がかかるかもしれない」(自民党幹部)

 何を根拠にそう考えるのかさっぱり分かりません。むしろ「皇族として残って皇室を支えたい」として創設まで結婚をのばすことも理屈上は考えられる。

「宮家当主の女性の配偶者になりたいという男性は、現実問題としていないだろう」(政府高官)

 そんなんわからないだろ、ですね。一方で

女性宮家推進論者らは、皇籍離脱で皇族ではなくなった旧皇族の男系男子の皇族復帰を非現実的と批判する。だが、その場しのぎの女性宮家創設の方がむしろ現実を見ていない。

等と言い出すのだから頭痛がしてきます。皇族復帰の何処が現実的なのか。

 (ボーガス注:「女性宮家の当主」や女帝に)仮に配偶者が現れたとしても、その男性が皇室伝統の破壊者だとか、皇室の簒奪者と批判されることさえ、ありえないとは言い切れない。

 おいおいですね。「それ、皇族男子の結婚相手(女性)でもありうる話じゃん」「元皇族の復帰でもありうる話ジャン」ですね。
 実際「皇太子など自分の子どもに乳母をつけること」を否定した美智子皇后は一部ウヨから「伝統破壊」という批判を受けたわけです。まあそれ以前に美智子氏の「(皇族、華族でない)平民女性からの皇室入り」自体が伝統破壊だったわけですが。