「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(5/29分:高英起の巻)ほか北朝鮮最新ニュース(追記・訂正あり)

■浅井基文ブログ『朝鮮半島問題に関する中露共同声明』
 「ICBM発射実験成功(北朝鮮発表による)」後の浅井先生ブログがやっと読めます。

http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/924.html
 中国の習近平主席は、7月3日から2日間、ロシアを公式訪問しました。
(中略)
 このロシア訪問に際しては、「全面的な戦略協力パートナーシップをさらに深化させることに関する中露共同声明」、「当面の世界情勢及び重大な国際問題に関する中露共同声明」とともに、「朝鮮半島問題に関する中国外交部とロシア外務省の共同声明」を発出しました。中露外交当局間の共同声明は、朝鮮による大陸間弾道弾発射実験成功に関する朝鮮国防科学院発表をも踏まえていることは、下記に紹介する内容からも分かりますが、基本的には、(中略)中露両国が今後朝鮮半島問題に対して共同歩調を強めることを明らかにしたものです。内容的には、朝鮮に安保理決議遵守を要求した点を除けば、アメリカに対して(ボーガス注:緊張緩和のために「米韓合同軍事演習一時中止」を求めると言う)厳しい要求を突きつけるものとなっています。THAAD問題も朝鮮半島問題の不可分の一部をなすと捉える中露の立場も鮮明です((ボーガス注:中露は改めて「サード反対」を声明しているので)THAAD問題で綱渡りを模索している文在寅政権にとっては厳しい内容です)。今後の朝鮮半島情勢を観察していく上での国際的な基本文献の一つとなる可能性があると言えます。
 7月4日の朝鮮のミサイル発射実験に対しては、アメリカ主導による安保理非難声明の採択の動きがありますが、従来は米中主導で動いていたのに、今回はロシアがアメリカの提出した決議案に強い難色を示しているという新しい展開が早くも現れています。今後の朝鮮核問題に関しては、中露が全面的に協調、協力してアメリカ(米日韓)のごり押しに対抗するという局面が増える気配です。
(中略)
 なお、この中露外交当局間の共同声明に対して、朝鮮は今までのところいかなる反応も示していません。また、韓国政府もこれまでのところ公式な反応は示しておらず、朝鮮日報(日本語)及び中央日報(日本語)も何の反応も示していません。わずかにハンギョレ(日本語)が7月5日付(韓国語原文は4日付)で事実関係を紹介した後、6日付(原文は5日付)で、以下のおおむね的を射た分析記事(同紙北京特派員署名)を出している程度です。

 まあ、俺的には中露の方向性(北朝鮮を必要以上に追い詰めてはならない)を支持する立場ですね。いずれにせよ中露を無視して米日韓で好き勝手できるほど話は単純ではないでしょう。


■ハフィントンポスト日本版「太陽政策とドイツの東方政策」/林東源*1・元統一相講演(上)(波佐場清)
http://www.huffingtonpost.jp/kiyoshi-hasaba/sun-germany_b_17327046.html

 西ドイツはブラント*2政権発足(1969年)後、東ドイツを孤立させる政策を捨て、平和共存しながら「接触を通した変化(change through rapprochement)」を促す政策を推進しました。
 20年間にわたり、年平均32億ドル規模に達する莫大な現金と物資を多様な名目と経路で東ドイツに送って支援し、毎年数百万人が東西両ドイツ間を往来するという状況をつくり出すなど接触と交流・協力を積極的に推進したのです。
 ブラント首相は東ドイツ住民の生活水準を向上させ、民族の統合(national integrity)を維持することが統一の基盤づくりにつながると考えました。
 そうして東ドイツ市民が朝は共産党の新聞を読み、夜には西ドイツのテレビを見るという状況をつくり出していったのです。そんななかで東ドイツ市民の意識に変化が起こり、その心をとらえていったのでした。
 金大中*3大統領は私たちも平和統一をなすには北の同胞たちの心をとらえ、彼らが(自ら統一を)選択できるようにすべきだと考えました。
 北の同胞たちの意識変化を促し、その心をとらえるために太陽政策を推進したのです。東方政策をベンチマーキングしたというわけです。

 多くの人が想像していたと思いますが、やはり金大中太陽政策は西ドイツ・ブラント首相のいわゆる東方政策にヒントを得たモノだったようです。それにしてもブラント、金大中ともにその融和政策によってノーベル平和賞を受賞したのは興味深い。


■ハフィントンポスト日本版「太陽政策とドイツの東方政策」/林東源・元統一相講演(下)(波佐場清)
http://www.huffingtonpost.jp/kiyoshi-hasaba/korea_germany_b_17374490.html

 エゴン・バール*4博士は「南北連合」を通じた統一案を高く評価しました。
(中略)
 エゴン・バール博士はまた、ソウルを訪問した際に現地を見ていた開城工団事業を高く評価し、これを拡大発展させて南北経済共同体を形成していこうというのは非常に賢明かつ未来志向的で、平和統一へ向かう正しい道だと絶賛していました。
(中略)
 エゴン・バール博士は太陽政策に対する批判と、一部に反対があることについては理解できると言いました。東方政策の場合も初めは野党やメディアの猛攻撃を受け、人気がなかったというのです。ブラント首相とエゴン・バール博士は容共的だという非難も受けたといいます。
(中略)
 エゴン・バール博士は「西ドイツの東方政策がなかったなら、ゴルバチョフ氏はソ連の最高指導者になれなかっただろうし、また、ゴルバチョフ氏なしにはドイツの統一も不可能だっただろう」という見方は正しいと語りました。東方政策はドイツの統一だけでなく、ヨーロッパの新しい平和秩序づくりとヨーロッパの統合(EU)を可能にする推進力となったのです。
(中略)
 エゴン・バール博士は「2つのコリアが力を合わせて先導的な役割を果たす必要がある。そして、東北アジア平和共同体のなかでコリア統一を達成していくべきだ」と助言してくれました。そして、それにはまず南北関係の発展が緊要といい、「強者であり、持てる側の韓国の雅量と積極性が重要だ」との助言も忘れませんでした。

 エゴン・バールとはブラント東方政策のブレーンだった人物です。


救う会右翼のトンデモツィート&ブログ

大石規雄さんがリツイート
加藤哲史‏ @ufc_pride_dream
 吉永小百合自己批判と反省の意をあらわす方法は一つしかない、『新キューポラのある街』を、自ら主演制作し、金山ヨシエ、金山サンキチ、その両親が、北朝鮮に渡り如何なる運命を辿ったのか、石黒ジュンを語り部として描く事だ。他に方法はない

 思わず吹き出しました。「キューポラのある街」に出演したのは彼女だけではない*5し、当時、デビューしたばかりの新人若手女優だった高校2年生(17歳)の彼女に「この映画には出演しません」なんて仕事をえり好みできる選択肢は基本的にない*6でしょうが何でこういう馬鹿な事言いますかね。まあ多分彼女が脱原発とか、護憲とかといった立場であることがウヨは気に入らないので因縁つけてるんでしょう。ただまあこういう馬鹿な事言うのはその辺のチンピラウヨだけで、さすがにフジサンケイだのは「日本を代表する人気女優」に向かってこんな馬鹿な事言いません。
 ちなみにこの「キューポラのある街」ですがウィキペディアに寄れば、1962年4月公開の映画「キューポラのある街」のヒットを受けて

1962年11月6日にフジテレビの『シャープ火曜劇場*7』でドラマ「キューポラのある街」が放送された。

そうです。成功した映画がドラマ化もされるという良くあるパターンです(吉永氏が演じたヒロイン役は十朱幸代(当時20歳)が演じた)。要するに当時はそう言う時代だったわけです。誰も「帰国事業は非人道的だ」とかそう言うこと思ってない。
 なお、「ヒロインの母親役」は映画では「杉山徳子」が、ドラマでは「三崎千恵子」が演じました。
 ちなみにこの「杉山と三崎」は杉山が「フジテレビ版・寅さんのおばちゃん役」を、三崎が「映画版・寅さんのおばちゃん役」を演じています(ウィキペディア参照)。


■大石規雄ブログ『周りに立つ人たちも巻き添えにすれば、金正恩は殺せる』
http://ameblo.jp/tyoo-o/entry-12290106314.html
 いやいや「ラングーン事件」では「周りにいる奴も巻き添えにしてもいいから全斗煥を殺そう」と思っても周りにいる奴を巻き添えで死なせても「全斗煥を殺せなかった」わけで巻き添えにしてもいいと思えば殺せるわけでは全くありません。

 朝日新聞が報道していましたが、韓国の前大統領の朴槿恵金正恩暗殺を企だてた。しかし断念したのは、事故と見せかけたり、できるだけ周りの犠牲を少なくしようとしたから。

 韓国政府は否定していますがそれはさておき。
 別に事故に見せかけようとしたのは「犠牲を少なくするため」ではなく「北朝鮮の反発を避けるため」でしょう(そううまくいくわけもないですが)
 「必殺仕掛人藤枝梅安」や「ゴルゴ13」でも「殺しだと大騒ぎになるから事故や病死に偽装して殺してくれ」という要望はよくあります。
 で梅安だと延髄を針治療の針で破壊する(そもそもそう言う方法で本当に殺害できるのか、殺害できたとしてそれで本当に病死に見せかけられるのか知りませんが)。
 ゴルゴだと、「銃の狙撃で車のタイヤをパンクさせて事故死を偽装したり」、「特殊な毒物を銃で発射してターゲットを狙撃し、その毒物で病死に見せかけたり」するわけです。
 とにかく朝日の報道「朴クネが正恩暗殺を企んでいた」が正しいとしても、さすがの朴も「事故や病死の偽装」を要望していたわけです。まあ、そういう要望したって暗殺計画なんて充分異常ですが。


■大石規雄ブログ『どうせ日本は三度目の核攻撃を受ける』
http://ameblo.jp/tyoo-o/entry-12290617524.html
 もちろん一度目が広島、二度目が長崎です。でまあ、この反北朝鮮右翼の言う三度目つうのは「北朝鮮の攻撃」のわけですが仮に核ミサイルを保有していたとしてもやるわけがない。そんなことしたらもう自衛隊在日米軍の反撃で国が滅びますからね。
 北朝鮮を遙かに上回る軍事力を保有する全盛期のソ連ですらそんな核攻撃は反撃が怖くてしなかったわけです。いやまあソ連に日本を核攻撃したいという動機もそもそもなかったでしょうが。
 つうか北朝鮮が日本を核攻撃するつう決めつけも酷いですが「どうせ受ける」ですか?。
 あらゆる手段*8を使ってそんな事はさせないつう考えはないようです。もしかして「犠牲者が出た方がいい、北朝鮮バッシングがやりやすい」とかとんでもない事考えてないか?。もちろん出る可能性はまずないでしょうけど。

田中氏は後に、不適切であったと釈明しているが、北朝鮮の現在のミサイルの命中精度と、核弾頭を既に複数保有していることから、あながち失言でもないのではないか、との意見も聞かれる。

 「北朝鮮の命中精度は多分低いから失言じゃない」てそう言う話じゃない、命中精度のことなんか関係ない、って事が何でこの種のバカウヨには分からないんですかね。
 いやそもそも命中精度が低いという決めつけも、「低ければ原発に当てられないから原発の方向に撃ってこない。撃ってきてもたぶん当たらない」という決めつけも田中委員長にせよ、このバカウヨにせよろくな根拠は何もないでしょうが。

 サードを配備したところで(ボーガス注:複数ミサイルを撃ってくれば、100パーセントの)迎撃は困難。
 だからといって敵基地攻撃をしようにも、移動式発射台や、地下に隠されたミサイル発射基地まで、全て同時に破壊することはできない

 まあそうなんですが、ここから「だから外交しよう」ではなく

正恩という一人の標的を、平時の段階から予防的に除去することができたら、その方が確実に安全

と言い出すんだから唖然です。正恩暗殺なんて事は簡単にできるわけがない。

黒坂真リツイート
一森文彰‏ @christscrolls 7月7日
 北朝鮮の攻撃は無い!とか言ってる人って、拉致は国家からの攻撃(侵略)ではないとお考えなのでしょうか。
 いや本当に疑問なので教えていただきたいのですが。
 あと漁場という職場にミサイル撃たれても、「攻撃ではない」ということでしょうか。

 こういうのを揚げ足取りとか詭弁とか言います。「北朝鮮の攻撃はない(俺もそう言う考えですが)」と言う言葉が意味しているモノは「攻撃のための日本、米国、韓国へのミサイル発射」であって「ミサイル発射自体、たとえ実験や牽制でも誤って被害を出す恐れがある」なんてことがまともな反論になってるとはさすがの救う会右翼・一森も思ってないでしょう。思ってたらただのバカです。
 拉致について言えば「小泉訪朝」で向こうが非を認めた以上「今後は日朝平壌宣言に基づいて話を進めるべき」であって侵略とわめいても何もどうにもなりません。
 そもそも侵略と騒いで何がしたいのか。自衛権の発動だといって自衛隊北朝鮮攻撃でもしたいのか。
 それにしても「日本基督教団飯塚教会の牧師っぽいことをしている一森文彰(いちもりふみあき)です(ツィートでの一森の自己紹介)」て仮にもクリスチャンを名乗る人間が戦争の扇動ですか(呆)。
 まあブッシュ子やトランプ、プーチン曾野綾子もクリスチャンだから別におかしくはないのか(ヒトラーやムソリーニもクリスチャンでしたっけ?)。そういえば横田の奥さんもクリスチャンでしたね。俺はこういう一森みたいなバカを見ると本当に「宗教ってなんか社会的意味あるのかなあ、有害なだけじゃね?。一森みたいなバカが自分の馬鹿さを宗教で正当化してるだけじゃね?」つう気がちょっとだけしますね。いやもちろん,真っ当な宗教家だっているわけですけど。


中央日報「北が韓国首都圏砲撃なら一日に30万人死傷も」
http://japanese.joins.com/article/032/231032.html?servcode=500§code=510&cloc=jp
 要するに北朝鮮相手に全面戦争なんてリスキー過ぎてできないと言う事です。


■五十嵐仁の転成仁語『唯一の戦争被爆国としての日本の名誉を救った日本共産党訪米団』
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2017-07-07

 本日の『東京新聞』の「筆洗*9」には、「子供達よ/これが核攻撃から/あなたを守る方法です/ベルの音で先を争って誰よりも早く/机の下にもぐり/ひざまずいた姿勢で床に顔をつけ…」という詩が紹介されていました。詩は「これが時速何百マイル*10の速度で/飛んでくるガラスの破片やその他の物体から/あなたを守る方法です/そしてあなたの眼球を/溶かすこともできる白い閃光(せんこう)から/あなたを守る方法です」と続いているそうです。
 本当の「あなたを守る方法」とは何か。その答えが「核兵器禁止条約」だと、「筆洗」子は書いています。
 日本政府は(ボーガス注:核保有国・米国への配慮か、はたまた日本核武装の選択を残したいからか)その答えを拒み、北朝鮮のミサイルに対しても「子供達よ/これがミサイル攻撃から/あなたを守る方法です/屋外にいる場合には、直ちに近くの頑丈な建物や地下に避難し/近くに適当な建物等がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ/屋内にいる場合には、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動し…」と呼び掛けているのです。何という愚かなことでしょうか。
(中略)
 発射されれば7〜8分で着弾する北朝鮮のミサイルから身を守る方法も、外交的な手段と対話によって核を放棄させ、ミサイル開発をストップさせるしかありません。そのためには無条件で交渉のテーブルに付くべきです。
 核兵器禁止条約の採択は、そのような方向への国際的な世論と圧力を強めることになるでしょう。その席に日本政府の姿がないのはまことに残念です。
 その点でも、日本の政党である共産党の代表団が参加し立ち会っていることには大きな意味があります。その意味を理解して代表団を送ったのは共産党だけでした。
 結局、日本政府も他の政党も、この条約の歴史的な意義と重要性を理解できなかったということになります。他の国々や国連からの期待にも、国際社会において日本が占めるべき地位や名誉についても、全く無関心だということがまたもや明確になったと言うしかありません。

 全く同感ですね。


北朝鮮が新たに目論む「美女接待」ビジネス
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170709-00073081/

 情報筋によると、北朝鮮系の旅行会社が、中国吉林省延辺朝鮮族自治州の琿春にある旅行会社と合弁で、「美女接待つき」の中国ツアーを計画しているというのだ。

 まあ、高の言う「強制売春」なんて明らかな違法行為がセットでない限りこの美女同伴ツアーに別に問題はないでしょう。
 その点、実際どうなのかは分かりませんが。
 なお、高は「中国政府が駄目出しするかも知れない」だの「客がどれほど参加するか分からない」だの思いつく限りの悪口をしていますが、もし「実際に開催されてそれなりの参加者があったら」、高も黙りを決め込むんだろうな、と思うと見事に開催されて欲しい気がします(苦笑)。


金正恩氏の核開発を「本気で」止めようとしている政治家はひとりもいない
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170707-00072989/
 やれやれですね。
 止めたいという政治家はいるでしょうが止めるにそれなりの作戦が必要です。
 そのうまい作戦が今のところうまくいってないからといって「無能」と非難するのならともかく「やる気ない」という非難をするのは筋違い、勘違いもいいところです。
 まあ作戦がうまくいかないと解決しないのは何でも同じですが。

 中国が本気で北朝鮮経済を封鎖すれば、金正恩体制を強力に締め上げることができるだろう。徹底的にやれば、崩壊の瀬戸際まで追い込むことも可能かもしれない。
 では、「その先」には何があるのだろうか。容易に想像できるのは、北朝鮮国内で食糧不足が発生し、大量の難民が中朝国境を越えることだ。
 そのような状況を恐れるのは、中国の立場としては当たり前である。

 何もそのような状況が怖いのは中国だけではない。日本だって韓国だってロシアだって怖いでしょう。不測の事態が起きかねないからです。
 「とにかく北朝鮮を打倒しさえすればいい」という立場でない限りそういうリスキーな行為は誰もしない。

 各国の指導者たちは、「制裁であと一押しすれば金正恩は折れる」とか、「対話をすれば何か方法が見つかる」などと信じたがっているのだ。

 「中露の北朝鮮支援」もあって、制裁が効き目がないことはもはや明白でしょう。じゃあどうするか。
 選択肢としては
1)対話
2)解決をあきらめる
3)軍事力で打倒
といったところでしょうか。3)なんかリスキー過ぎてできる話じゃないし、2)でなければ1)しかないという本当にシンプルな話です(なお、「どうでもいいつまらないこと」や「どんなに頑張っても解決の見込みがないこと」なら「あきらめる」というのも一つの解決策です)。
 「対話をすれば何か方法が見つかる」なんて楽観的なことは誰も思ってない。「対話以外に方法がないから対話するしかない」というのが事実です。
 しかし3)というリスキーな策を放言する高です。とても高が本気で言ってるとは思えません。


ハンギョレ『米議員、「慰安婦被害者の名誉回復のために努力する」、ニューヨーク州下院議員が5日午前、「ナヌムの家」訪問 、ブラウンスタイン議員「韓日慰安婦合意は適切でなかった」
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/27835.html
 まあ「今さら」ですが産経の歴史戦なんかまともな米国議員は支持しないと言うことです。


朝鮮日報
■「休戦を終戦に」、文大統領が朝鮮半島平和協定を提案
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/07/06/2017070603317.html
■文大統領の外交ブレーン、韓米合同軍事演習の縮小求める
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/07/06/2017070600812.html
 それができれば大変いいことですが「北朝鮮、中露の反発を無視して」米国の要請するサード配備方針に進む文大統領では何処まで本気か疑問符がつきます。


■産経【トランプ政権】米朝戦争「近づいてない」マティス国防長官、外交努力を強調
http://www.sankei.com/world/news/170707/wor1707070007-n1.html
 まあそりゃそうでしょう。戦争なんてそう簡単にできることではない。


毎日新聞原子力規制委員長・田中氏、北朝鮮ミサイルで失言』
https://mainichi.jp/articles/20170707/k00/00m/040/090000c

 関西電力高浜原発が立地する福井県高浜町を訪れた原子力規制委員会の田中俊一委員長が6日、地元住民との意見交換会で、原発を狙った北朝鮮によるミサイル攻撃について問われた際に「(ボーガス注:原発があるとは言え田舎の福井に落とすより?)東京のど真ん中に落とした方がよっぽど良い」などと述べた。
 意見交換会には住民ら27人が参加し、北朝鮮によるミサイル攻撃への対応について質問が出た。田中委員長は「小さな原子炉に落とす精度が(北朝鮮のミサイルに)あるのかよく分からない」と述べた後、「私だったら東京のど真ん中に落とした方がよっぽど良いと思う」と発言した。直後に「今のは冗談」と付け加えた。
 会合後の取材に対し、田中委員長は「ターゲットが大きい方が良いという意味だった。例えが不適切だった」と釈明した。

 「高浜原発北朝鮮ミサイルなど来ない」というのに「福井の田舎に落とすわけがねえだろ。東京に落とすに決まってる(要約)」つうのは確かに失言でしょう。それ裏返せば「田舎で事故っても都会への被害が小さいから田舎に原発をつくった」といってるのも同然だからです。
 つうか「原発に落とされたら対応できない」「でも原発は稼働したい」からこういうんでしょうが「ありえない」で片付けるのは本来禁じ手ですよね。
 それに「田舎だからありえない」と言ったら
■読む・考える・書く『対北朝鮮ミサイル防空大演習を嗤う』
http://vergil.hateblo.jp/entry/2017/07/04/233056
が指摘するように「田舎のミサイル避難訓練」の意義が全否定されるんですが。そこまで言う度胸が政府審議会委員・田中氏にあるのか(いや、もちろん俺はあの訓練に意義があるとは思ってませんけどね)。


NHK原発停止求める仮処分申し立て 北朝鮮ミサイルで被害のおそれ』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170706/k10011047161000.html
 原告が「本気で北朝鮮の脅威を感じてる」のか「北朝鮮の脅威など全く感じてないが、政府の宣伝をうまく政治利用しようとしてる」のかはともかく、理屈の上では当然の訴訟だと思います。日本政府は「北朝鮮ミサイルの恐怖」を宣伝している訳ですから。
 これに対し政府が「北朝鮮のミサイルの恐怖があっても稼働する、仕方ない」というのか、はたまた「ミサイルが直撃しても原発は安全です」というのか何というのか気になるところです。


朝鮮新報
■世界聾唖連盟との協力・交流を強化/朝鮮障がい者保護連盟中央委員会
http://chosonsinbo.com/jp/2017/07/sinbo-j_170707-3/
■技術協力に前向きな成果/国際健康・家庭用医療器具展示会、平壌で初開催
http://chosonsinbo.com/jp/2017/07/sinbo-j_170707-6/
 過大評価は禁物でしょうがこうした記事からは北朝鮮が国際社会の目をそれなりに気にしてることが分かります。


■読む・考える・書く『対北朝鮮ミサイル防空大演習を嗤う』
http://vergil.hateblo.jp/entry/2017/07/04/233056

 仮に、本当に北朝鮮が日本に向けて弾道ミサイルを撃ってきたら、政府が言うような事前の警告と避難は可能なのか?
 そんなことなどできはしない。
(中略)
 北朝鮮日本海を挟んだ隣国だ。日本各地までの距離はわずか700Kmから1,400Km程度。そんな近距離から弾道ミサイルを撃たれたら、長くとも発射後10分程度で着弾してしまう。実戦ではあり得ない事前通告なしに着弾前の警報を出すことなど不可能だし、仮に出せたとしてもまともに避難できる時間的余裕はない。
(中略)
 政府の要請に応えて避難訓練を実際に行った場所(今後の予定含む)を調べてみると、次のような結果になった。
3月17日 秋田県男鹿市
6月4日 山口県阿武町
6月4日 福岡県大野城市
6月9日 山形県酒田市
6月12日 新潟県燕市、福岡県吉富町
7月10日 愛媛県西条市(予定)
7月14日 富山県高岡市(予定)
7月20日 長崎県雲仙市(予定)
 いずれも、(ボーガス注:札幌、仙台、東京23区、名古屋、京都、大阪、広島、福岡のような)大都市でもなければ、(ボーガス注:柏崎刈羽原発の近くにある)燕市を除けば原発など核施設の近隣でもない。要するに、北朝鮮にとって最も攻撃する価値のない、一番狙われにくい場所なのだ。
 こんな訓練に意味などないことは、やらせている政府にもよく分かっているはずだ。にもかかわらず愚かしい「訓練」をあえてやらせる裏には、何か別の理由があるのだろうと考えざるを得ない。
 ではその理由とは何か。北朝鮮という「外敵」への恐怖を利用して支持を集める狙いがあるのは明らかだが、もう一つ、いくらバカバカしくても政府の指示があればそれに従ってあたふたと動き回る体験をさせること自体が目的なのではないか。
(中略)
 この馬鹿げた「避難訓練」は、かつての「天皇の赤子」を現代に再現するための「調教」なのだ。

 全く同感ですね。


■「金正恩は子供たちまで処刑した」衝撃証言の裏に潜むより大きな懸念
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170706-00072947/
 小生も「金正恩は人道的で非の打ち所のない人物だ」とは言いません。ただ脱北者の「子どもまで処刑してる」だの「飛行機を打ち落とす高射銃で射殺して人間ミンチにしてる」だのいう証言は「眉唾」で見ざるを得ません。あまりにも非常識だからです。よほどの堅い根拠がなければ到底信用できないでしょう。

 こうした証言から伝わるのは、金正恩氏の残忍さもさることながら、普通の人々の想像を圧倒する彼の「実行力」である。われわれが「さすがに、そこまでは」と考えることが、彼にはやれてしまうのだ。
(中略)
 われわれの多くは「さすがの金正恩も、自分から核戦争を始めることはないだろう」と考えている。そしてそれを前提として、核問題の解決方法を模索している。だが、本当にそれは正しいのだろうか?

 いや「自分から核戦争は始めない」でしょうね。そもそも実戦で核が使用されたのは広島、長崎だけです(他は全て核実験)。核兵器とはそう簡単に使える兵器ではない。朝鮮戦争ベトナム戦争で核使用要望が現地米軍から出たそうですが当然ながら米国中央政府が却下しました。
 そんなモン、北朝鮮が使ったら局地戦ではすまず完全な全面戦争になるし、国際的な非難も避けられません。あくまでも北朝鮮の核保有は「牽制用」「防衛用」でしかない。
 仮に「子どもの処刑」「人間ミンチ」が事実だとしてそんなことと核戦争の精神的ハードルは全然違います(核戦争の方が段違いに高い)。この高の物言いは「スターリン粛清」「文革」を理由に「スターリン毛沢東は非常識だから自分から核戦争するかも知れない」というくらいの暴論です。
 こうした証言をしたという脱北者やこの脱北者の証言を報じたというVOAですら高のようなことは言わないんじゃないか。


■【産経抄ダモクレスの剣 7月6日
http://www.sankei.com/column/news/170706/clm1707060002-n1.html

 対馬海峡付近で北朝鮮駆逐艦から発射された核ミサイルは、海上自衛隊護衛艦の上空で爆発した。その強力なエネルギーは、時間の流れをかき乱してしまう。
北朝鮮兵士と自衛隊員がどんな運命をたどるのか。筒井康隆さんのSF短編小説『地獄図日本海因果(だんまつまさいけのくろしお)』で確かめていただきたい。もっとも、昭和43年の発表当時のようには楽しめない。

 まあ筒井が発表した頃は北朝鮮核開発を事実と筒井が認定したわけではなく「国交のある国だと弊害があるがなきゃ問題ないだろう*11」位の軽い気持ちでしかないでしょうからね。つうかこれ筒井作品としては「時をかける少女」「農協、月へ行く」とかと違って相当無名じゃないか。

http://unendiche-dunkelheit.at.webry.info/201109/article_5.html
 筒井康隆先生のハチャメチャSF作品である「地獄図日本海因果(だんまつまさいけのくろしお)」では、「もちつき」「もたつき」「ごろつき」が登場する。
 第二次朝鮮戦争勃発で北朝鮮艦隊が対馬海峡に侵入。
 迎え撃つ海自艦隊にできそこないの核ミサイルを放つも、不良品だったため空間を破壊せずに時間軸を無限に壊してしまう。
 海自艦隊は北朝鮮艦隊ともども日本海海戦の現場にタイムスリップ。
 だしぬけに出現した未知の艦隊に驚いた東郷提督は敵前大回頭を下命し海自艦隊を攻撃。
 北朝鮮艦隊はバルチック艦隊に2発目の核ミサイルを発射するもやはり不良品で、こんどはなぜか北大西洋に行ってしまいタイタニック号にぶつかりそうになり発狂者続出。
 上空支援の空自編隊は一面森林のナウマン象の時代にタイムスリップし、あてどなく燃料切れまで飛び続ける。
 異なる潮位が各時代の対馬海峡に発生したせいで大津波が発生。
 文永11年、折りしも博多湾に侵攻した蒙古高麗連合大船団は壊滅し、時の執権北条時宗は狂喜して縁側から転げ落ちる。

というのだから完全なおふざけ作品です(なお、「地獄図日本海因果」でググってもこの記事以外に記事はほとんどヒットしません)。まあ「第二次朝鮮戦争なんて悪ふざけにもほどがある」と俺個人は思いますが。つうかこういう作品を書く男の訳ですから例の慰安婦暴言も「昔からの在日差別の地金が出た」だけの話かも知れません。

やはり核ミサイルをテーマにした『アフリカの爆弾』

 筒井『アフリカの爆弾』は次のような話だそうです。

http://nino84.exblog.jp/3640703/
 ここはアフリカの土人の村。観光で収入を得ているため、表向きは非近代的な生活をしているが実際はそんなことはない。
 今日は、隣の村がミサイルを買ったというので、この村も買おうと、国連軍の基地を訪ねた…。
(中略)
 外貨獲得の手段は観光しかないのだから、ミサイルを持つ一方で、それを伝統的な生活の中で何らかの意味づけをしなければいけない。攻撃のためのミサイルは、伝統的な生活の中に入らないからだ。しかし、伝統的な生活の儀式の中でそれを位置づけようとすれば、結局儀式自体の様式がずれていく。
 それでも、観光客はやってくるのだし、なんともいえない。観光客は本質が見えていないし、また原住民さえも本質を失いつつある。それが今の世界か。

http://occult-atoaji.sakura.ne.jp/?p=12426
 主人公は日本の電機メーカーのアフリカ駐在員、新興国に滞在するうちに大統領に気に入られて経済顧問のような事をしている。
 新興国と言っても、小さな村の一部族が独立を宣言しただけ。
 最近(当時)は独立ブームなのだ。
 ある日、独立前から仲の悪かった隣国(村)が核ミサイルを買った、との知らせを聞いた大統領は自分たちも核武装する事を即決した。
(中略)
 大統領は腹心の部下と主人公を連れて国連軍まで買い物に出た。

https://plaza.rakuten.co.jp/sankakuneko/diary/201508200003/
 「アフリカの爆弾」は日本のセールスマンがアフリカの新興国に滞在していると、隣の部落がミサイルを買ったので地球滅亡クラスの5ギガトンの核弾頭を買うことになってごたごたする話。


NHK『中ロ “北朝鮮核開発凍結と引き換えに米韓合同軍事演習停止を”』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170705/k10011042881000.html
 北朝鮮にも問題はあるが米韓にも問題がある、そして北朝鮮政権転覆には賛成しない、つうのが中露の立場だと言う事です。
 しかしトランプ政権、自由韓国党など国内外の保守の圧力などが大きいのでしょうが「太陽政策復権」を唱えるのなら文政権には「米韓合同軍事演習停止」ぐらいはしてほしいもんです。


■産経【抜け穴だらけの対北制裁】160カ国と国交、断てぬ資金流入「北は孤立していない」 国連安保理、緊急会合
http://www.sankei.com/world/news/170706/wor1707060005-n1.html
 まずお断りしておけば制裁は少なくとも建前では「国交断絶」「北朝鮮打倒」を意味するものではありません。また制裁の範囲も「核ミサイル実験へのペナルティとして安保理が認めた範囲」であって北朝鮮との交易全てが禁止されてるわけではありません。
 したがって

 膨大な商取引を続ける中国や定期便の開通などを通じて影響力拡大を狙うロシアなどが北朝鮮の経済を支えているほか、北朝鮮が国交を結ぶ約160カ国のうち、さまざまな形で北朝鮮に資金を流入させている国が多く

と書く産経ですが資金の流入自体は必ずしも安保理決議違反ではありません。

 元安保理北朝鮮制裁委パネル委員の古川勝久氏は「北朝鮮は世界で孤立していない。核・ミサイル開発に関する人、モノ、カネの流れを断つのが目的の既存の制裁を各国がしっかりやっていれば、今のようになっていないからだ」と話す。

 何故制裁が効かないのかについては以前古川氏もその理由を指摘していました。
 先ず第一は既に書きましたが「制裁は北朝鮮との交易全てを禁止しているわけではない」ということです。
 ではどの範囲が禁止されてるのかは「グレーゾーン」な所がある。制裁に必ずしも肯定的でない中露の意向を反映した結果です。
 第二に「制裁違反した方が儲かることがある」。
 制裁違反してもばれないとか、ばれても大したペナルティがないとか思えば*12、まじめに制裁してる国を出し抜いて北朝鮮と商売した方が儲かることがあり得る。
 第三に「制裁には手間と金がかかるが、やってもメリットがあまりない」。
 米国、韓国など制裁に積極的な国もありますが、たとえばアフリカの国々にとっては北朝鮮の核ミサイル開発など「遠く離れた国が勝手にやってるどうでもいいこと」です。手間とカネをかけてまで「制裁違反取締」をやって制裁に協力する動機があまりないわけです。結果、制裁違反取締がいいかげんになる。


■浅井基文ブログ『中国における朝鮮半島問題の論点(李敦球文章)』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/922.html

 6月28日付の中国青年報は、李敦球署名文章「朝鮮半島認識にかかわる6大論点」を掲載しました。この文章は、李敦球が清華大学主催の学会年次総会で6月27日に行った発言を整理したものという断りが付いています。
(中略)

(前略)
 第二、朝鮮の核保有は中国に対するものであり、米韓に対するものではないとする見方。近年、特に2016年に朝鮮が第4回及び第5回の核実験を行ってから、国内のネット・メディアでは朝鮮の核保有は中国に対するものだとする声が一再ならず現れているが、有力な論拠は示すことができていない。
(中略)
 中国外交部報道官は数多くの機会に、「朝鮮半島核問題の由来と根っこは中国にはない」と発言している。
(中略)
 予見できる将来において、朝鮮にとっての安全保障上の脅威が中国からであることはあり得ず、米韓が毎年行う大規模な合同軍事演習こそが朝鮮の安全保障に対する紛れもない圧力であり、朝鮮が核兵器の照準を中国に向けるべき理由は探しようがない。
 第三、米日が東アジアで中国包囲の軍事力強化を行っているのは朝鮮の核ミサイル開発が引き起こしたものだとするもの。
(中略)
 客観的に言って、朝鮮は確かに米日に口実を提供しているし、我々としては朝鮮半島非核化の原則を堅持するべきだが、それは「口実」問題をどうみるかという問題とはまた別の問題である。米日の国家発展戦略あるいは軍事戦略は、それぞれの国内的な政治、経済、文化及び軍事等の総合的要素が合わさって形成されたものである。朝鮮は小さな弱国であり、米日の戦略的方向を左右し、リードするだけの力はまったく備えていない。一歩下がって言えば、仮に朝鮮がいかなる軍事的「挑発」行動をとらないとした場合、米日が現在の国家戦略、軍事戦略を実行しないとでも言うつもりなのか。プーチンが6月1日に述べた(浅井注:6月5日付のコラムで紹介したもの)とおり、朝鮮がすべての核実験及びミサイル計画を停止すると宣言したところで、アメリカは他の口実を探して迎撃ミサイルシステムの建設を拡大し続けるだろう
(中略)
 第四、朝鮮に対する一定程度の武力攻撃を行うことを支持する議論。
(中略)
 しかし、かかる観点はきわめて有害であるとする世論もある。第一、アメリカが朝鮮を武力攻撃することは合理的かつ合法であるか否かがそもそも問題であるのに加え、アメリカ自身、朝鮮核問題に対して逃れることのできない責任がある。第二、戦争がいったん開始されれば、攻撃を受けた側は必死に反撃することは必定であり、そうなった場合、戦争の範囲、規模及び時間などは戦争を引き起こした側がもはやコントロール出来るものではなく、核戦争が引き起こされる可能性を排除できない。第三、アメリカが朝鮮の核施設に壊滅的攻撃を加えた場合、広範囲にわたる核汚染が引き起こされ、中国にとって巨大な災難が降りかかる。
 第五、THAAD韓国配備に反対するものと受け容れるものとの論争。
(中略)
 しかし、これらの受け入れ論は直ちに反撃された。第一、THAADの韓国配備は半島情勢を複雑にし、朝鮮核問題の解決に不利である。第二、中国の戦略的安全保障を深刻に侵害する。第三、北東アジアの戦略的バランスを打ち壊す。第四、THAADは在韓米軍が支配しており、韓国軍はコントロールのすべがなく、いかなるレーダーを使っていかなる目標に照準を合わせるかは米軍の必要によって決定される。
 第六、朝鮮の核実験が中国東北地方を荒野にするとするもの。朝鮮の核実験による環境汚染が中国東北地方を荒野にするという見方は一時期ネット・メディアで広範囲に広まったが、事実としては、東北地方の自然環境にはなんらの影響も生み出しておらず、このような心配は過剰だった。
 もちろん、朝鮮の核実験が環境に対していかなる影響を生み出すかについて注目することは情理にかなったものではあるが、恐怖の雰囲気をあおり立てることはよろしくない。確かに、朝鮮半島は非核化の目標に向かって努力するべきであるが、東北地方が荒野になると宣伝して、人々の朝鮮を敵視する感情をあおり立てるべきではない。人類史上これまでに2000回以上の核実験が行われているが、核実験によって大規模な災難が引き起こされた前例はない
(中略)
 環境汚染に対する影響という角度から言えば、韓国の発電用原子炉による環境リスクは朝鮮のそれとまったく劣るところはない。

 浅井氏に寄れば李は中国の北朝鮮研究者の一人です。もちろん李とは異なる意見もありますが、李のような主張が「中国共産党系メディア(今回は中国共産主義青年団共青団)の機関紙・中国青年報)」に掲載される限り、中国が北朝鮮を見捨てる態度に出ることは浅井氏の言うようにないでしょう。


■いま再び気になる「金正恩が兄の遺体を八つ裂き」説の真偽
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170703-00072837/
 そんなん「八つ裂き説は間違いなく事実(あるいは逆にウソ)」と言えない限り正直どうでもいい話です。そして「間違いなく事実(あるいは逆にウソ)」なんて全く言えないわけです。


■産経『【野口裕之の軍事情勢】米国に加え中国の斬首作戦に脅える北朝鮮金正恩氏 ウイスキーにコニャック…倍の酒量でも拭えぬ恐怖』
http://www.sankei.com/premium/news/170703/prm1707030004-n1.html
 中国の斬首作戦なんて普通に考えてあり得ない話です。
 酒量が増えてるというのももちろん噂話にすぎません。

 中国には金正恩政権を守る戦略はハナからない。あるのは、北朝鮮を守る戦略のみ。従って、金委員長が邪魔になれば取り除き、別の政権を用意する。

 そんな事がそう簡単にできるわけがないでしょう。

朝鮮戦争当時、中国共産党のスローガンは《抗美援朝》であって、《抗美援金一族》ではなかった。

 朝鮮戦争当時は金日成は個人独裁体制を固めておらず、それが固まるのは金日成国家主席に就任し、主体主義を国家理念として憲法に書き込む(1972年)などする1970年代以降のことですから当たり前の話です。
 まあ1970年代以降だって中国もさすがに公然と「金一族を守る」なんて事は言えないでしょうが。世襲容認なんて褒められた事じゃない。


朝日新聞『正男氏遺体「北朝鮮に渡さないで」 息子の要望、届かず』
http://www.asahi.com/articles/ASK6N555PK6NUHBI01J.html

 一方、遺体の引き渡しを求めていた北朝鮮政府は3月7日、北朝鮮にいるマレーシア外交官ら11人の出国を禁じ、事実上の「人質」に取った。
(中略)
 (ボーガス注:人質問題での)批判を恐れた(ボーガス注:マレーシア)政府は3月13日、北朝鮮側と協議を開始。「人質」の帰国を優先させ、遺体を北朝鮮に引き渡す条件をのんで早期の幕引きを図った。
 交渉過程を知る政府関係者は「マレーシアには遺体のほかに目ぼしい交渉材料がなかった。(中略)」と語る。

 まあ重要な指摘ですね。人質を取られたら正直外交交渉以外に手段はないわけです。
 「遺体引き渡し」の是非はともかく、北朝鮮に対する何らかのお土産無しでは外交官解放はなかったでしょうね。


■「老いぼれ魔女」への死刑宣告でさく裂した金正恩氏の怨念
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170630-00072717/
 怨念と言うより「反北朝鮮活動家として」朴が今、批判しやすいから批判してるだけだと思いますけどね。
 「老いぼれ魔女」朴クネは「復権の可能性がほぼない」、既に「水に落ちた犬」ですから。これが現役政治家だとかえって批判しにくい。そして「水に落ちた犬」でも、元大統領として有名だからこれほど批判しやすい人間もいない。
 無名の人間を批判しても意味がないわけです。


朝鮮日報『文大統領息子の裏口就職でっち上げ、「国民の党*13」党員逮捕』
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/06/30/2017063000596.html
中央日報『国民の党「文大統領の息子の疑惑資料はねつ造された」…国民に謝罪』
http://japanese.joins.com/article/564/230564.html
 問題は党の組織的犯行かどうかでしょう。勿論個人的犯行でもそれを見抜けなかった管理監督責任が「国民の党」執行部には生じますが。


■産経【北朝鮮情勢】悪童・ロッドマン氏を「バスケ殿堂から追放せよ!」 米で署名活動 独裁者・金正恩氏を「生涯の友」と擁護 その手は「血塗られている」
http://www.sankei.com/world/news/170630/wor1706300010-n1.html
 一部の反北朝鮮反共右翼が騒いでるにすぎないようですから大して意味もないでしょう。


■【北ミサイル】北が開発急ぐミサイルは「輸出用」?! 米議員に北朝鮮当局者が「米国は購入する用意はないか?」と売り込み
http://www.sankei.com/world/news/170630/wor1706300018-n1.html

 米民主党下院トップのペロシ*14院内総務は29日、韓国の文在寅*15大統領と会談した席で、以前北朝鮮を訪問した際、北朝鮮当局者が「ミサイルは(外国に)販売するために作っているが、米国は購入する用意はないか」と発言したことがあると述べた。
 韓国大統領府が明らかにした。

 ペロシがいつどんな理由で訪朝したのかなどが分からないと何とも評価できませんね。


共同通信北朝鮮制裁の「抜け穴」!?:平壌支局運営費として多額の送金(選択出版)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170616-00010000-sentaku-soci
 「アンチ北朝鮮情報ならどんな怪しい情報でも鵜呑みにしちゃう」アンチ北朝鮮右翼活動家のid:noharraこと八木孝三先生がツイートしていたので気付きました。
 まあ、ガセネタでしょうね。あの産経ですらこんな事書かないわけですから。支局を運営するには一定の送金は当然必要でしょうが、一方でそれが「抜け穴」というほどの巨額送金のわけもない。選択出版とid:noharra先生には「平壌に支局がある」米国AP通信とフランスAFP通信も「制裁の抜け穴」なのかお聞きしたいところです。
 まあ一部の反北朝鮮ウヨ連中*16が共同の平壌支局を未だに敵視してることはよく分かりました。


■産経『自民・二階俊博*17幹事長が差別的表現で北朝鮮批判 直後に「適切でなかった」と釈明』
http://www.sankei.com/politics/news/170629/plt1706290031-n1.html
■朝日『二階氏、差別的表現使い北朝鮮非難 批判にいらだちも』
http://www.asahi.com/articles/ASK6Z4QY9K6ZUTFK00Z.html
によれば「キチガイ」云々と言ったようです。正直、この種の失言はいい加減にして欲しいですね。


■産経『拉致被害者蓮池薫さん、翻弄された壮絶な体験赤裸々に…「核・ミサイルとは切り離して交渉を」 愛媛で講演』
http://www.sankei.com/west/news/170629/wst1706290014-n1.html
 正確には「拉致で進展があれば、核ミサイル問題で進展がなくても制裁解除してもいいんじゃないか」「日本の特殊事情(拉致)を話して米韓露中には納得してもらおう」つう話です。

「2002年の小泉訪朝を前に、北朝鮮は準備を着々と進めていた。私は日本海をボートで漂流中に北朝鮮の船に救われたというシナリオを3月から5月にかけて頭にたたき込まれた。そして、家族に会う場所として、平壌のマンションに移された」

 しかし実際には小泉訪朝直後から「末端の暴走で中央は知らなかった」という言い訳付ながら拉致の事実を北朝鮮は認めました。蓮池発言が事実なら一体何がどう変化したのか、それは日本政府、韓国政府など外部からの働きかけによるのか、気になるところです。
 まあ、
id:Bill_McCrearyさんエントリ『米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる』
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/ed1f4450aca4ce95eda2971599610539
や拙エントリ『今日の産経ニュース(3/1分)(追記・訂正あり)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160301/5640158919
などが指摘するように、既に金大中政権高官・林東源氏*18の証言により、金大中政権側から

 林は「日本人拉致は『過去に過激な盲動分子がやったことだ』という程度に認め、遺憾の意を表し、早期の帰還措置を取るのがよい」という「金大中の考え」を伝えて説得したとも回顧録で主張している。

という考えが伝えられたことが判明していますが。おそらく林氏による働きかけも影響しているのでしょう。

 現在も拉致被害者、特定失踪者を含め北朝鮮には日本人800人以上がとどめられているとされる。

 こういう一文を無理矢理ねじ込んで「政府見解」or「蓮池氏の見解」であるかのようにミスリーディングを狙ういつもの産経です。

「今、残っている人たちは私たちより何倍も辛い思いをしている。もう帰った人がいるのに、なんで自分は帰れないのかと思い15年間過ぎた。」

 蓮池証言ですが彼が何故こう思うのかよく分かりません。素直に考えれば「もういない」と思うのですが。

「国民世論が北を上回らなければ負けてしまう現実がある」

 ただし蓮池氏のいう世論とはあくまでも「交渉を求める世論」です。

「もう時間がない。拉致被害者は60代、70代。」

 「荒木和博ら救う会」の説だと小泉訪朝前後の失踪者もいてその中には20、30代の方もいるので「50代より若い拉致被害者もいることになる」わけですが蓮池氏はさすがにそう言う立場ではないようです。


■浅井基文ブログ『「北朝鮮脅威論」に固執する安倍政治』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/921.html

 金正恩政権は米韓両新政権の新しいアプローチを評価する姿勢をこれまで示していない。
(中略)
 考え得る理由はただ一つ。何はさておき対米核デタランス*19の構築の完成を急ぎ、来たるべき対米韓交渉ポジションを有利にすることだ。朝鮮が目指すのは、停戦協定の平和協定への転換及び米朝国交正常化、そして朝鮮の経済建設に対する国際協力取り付けだ。他に有効な交渉上の切り札を持たない朝鮮にとって、核デタランス確立が不可欠と認識されていると見る。
 朝鮮が核開発に執着する理由を理解するためには、(中略)朝鮮が直面してきた厳しい国際環境の認識が不可欠だ。
(中略)
 1990年代に入ってからは、ソ連の崩壊と中国の路線転換により、朝鮮は安全保障及び経済建設の両面で大きな後ろ盾を失った。
(中略)
 詳細を述べる余裕はないが、朝鮮は90年代からの対米交渉経験でアメリカに対する不信感を強め、核ミサイル能力建設に邁進することになったことは間違いない。
 中国は、トランプ政権の上記対朝鮮政策を総合的に評価し、朝鮮に対して核ミサイル開発の中断と朝鮮核問題の交渉による解決に応じるように圧力をかける政策に転換した。しかし、朝鮮の対米不信感は根強く、核ミサイル開発中断を促す中国に強く反発している。
 朝鮮が日韓両国を射程に収める核報復能力を保有するに至った以上、中露が一貫して主張してきた対話(外交)による以外に朝鮮核問題の解決はあり得ず、米日韓のこれまでの対朝鮮強硬政策(軍事圧力一本槍)は根本的に見直しが迫られていることは今や明らかである。安倍首相の対朝鮮政策は完全に破産した。
 私たちは、「北朝鮮脅威論」を振り回す安倍政権の呪縛を解き放ち、朝鮮半島の真の平和と安定の実現に貢献するべく、発想を転換しなければならない。
 「北朝鮮脅威論」のウソは、朝鮮が(ボーガス注:政治力、経済力、軍事力を考えれば)「3頭の猛獣(米日韓)に取り囲まれたハリネズミ」に過ぎない現実を理解すれば直ちに明らかだ。このウソを見極めれば、朝鮮が核開発に執着せざるを得ない事情も理解できるし、このウソを一つの根拠にして改憲路線を突っ走る安倍政権を「裸の王様」にすることもできる。
 また、朝鮮核問題の平和的解決を主張している中露に加え、トランプ政権が「朝鮮の政権交代は追求しない」ことを明らかにし、文在寅政権も南北関係改善に真摯に取り組もうとしている今、私たち主権者が安倍政権の硬直した朝鮮政策(ひいては改憲路線)に引導を渡すことは、単に国内的課題であるにとどまらず、朝鮮半島、東アジアひいては国際の平和と安全に対する私たちの喫緊の国際的責任であることを認識しなければならない。

 全く同感ですね。


毎日新聞北朝鮮、露から石油大量調達 年30万トン 亡命幹部証言』
https://mainichi.jp/articles/20170628/k00/00m/030/196000c
 真偽は不明ですが、ロシアと北朝鮮の友好関係を考えれば、あってもおかしくない話ではあるでしょう。


毎日新聞『マレーシア、北朝鮮労働者の受け入れ中止 独自制裁』
https://mainichi.jp/articles/20170629/k00/00m/030/178000c
 例の正男暗殺がこの決定に影響したのかしなかったのか気になるところです。


時事通信北朝鮮の残留日本人、生存者1人に=総連機関紙が報道』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062800858&g=prk
 救う会と家族会のせいで彼らが帰国できなかったのかと思うと改めて怒りが湧いてきます。


■産経『北拉致疑いの米青年、救出の動き高まる 共和議員が調査要請、日米連携に期待』
http://www.sankei.com/world/news/170629/wor1706290007-n1.html
 例のスネドン君拉致疑惑という与太話です。
 スネドン君失踪場所が北朝鮮から遠く離れた雲南省、失踪時期が小泉訪朝後という時点で北朝鮮拉致の可能性は皆無です。こんな与太よりも「北朝鮮がスパイ容疑で身柄拘束してる米国人の解放」にでも動くべきです。


金正恩氏「屈辱の夏」から始まった東アジアの危機
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170628-00072620/

 韓国(ボーガス注:朴クネ政権)側が(中略)正恩氏の「除去」を政策の選択肢に加えたとしても不思議ではない。現に、それが実行されなかったが故に、われわれは核武装した独裁者と対峙することになってしまったのだから。

 金正恩暗殺願望を公言するのだからいつもながら高は正気ではありません。大体核武装なら、正恩君の父・正日氏時代からの話です。


ニューズウィーク日本版『米学生は拷問されたのか? 脱北女性「拷問刑務所」の証言』高英起
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/06/post-7864.php
 まあくだらないですね。外国人は恐らく特別扱いされてるでしょうから、「脱北女性(北朝鮮国民)の証言」なんかワームビア君に拷問がされたかどうかの判断材料には成りません。
 もちろん「とにかく北朝鮮の刑務所の現状を批判したい」というならそれはそれでいいですが、だったら「ワームビア君に拷問がされたかのような印象操作するな」て話です。


朝日新聞『朴前政権、「対話」見切り対決路線 正恩失脚・暗殺計画』
http://www.asahi.com/articles/ASK6T5S0ZK6TUHBI01N.html
 内容がトンデモすぎてにわかには信じられません。正恩を暗殺すれば状況が良くなると考えるのは一国の大統領としては馬鹿すぎます。ポスト正恩が韓国にとって都合がいい人間になる保障はないし、また正恩暗殺を契機にアフガンやイラク、シリアのような内戦状態になったら収拾がつかない。
 しかし
1)天下の朝日新聞がトバシ記事を書くとは考えがたい
2)崔順実疑惑などやらかす朴クネではそう言う非常識なこともありうるかもしれない
ので「ガセ記事だ」とも言えない気もします。
 いずれにせよこれが事実なら非常識過ぎて絶句です。朴クネの失脚はやはり良かったことと言えるでしょう。そしてこうした話が表に出れば当然、北朝鮮は「朴クネのような企みを米韓両国政府が今後絶対しないと確信できない限り核廃棄しない」つうことになるでしょう。


聯合ニュース『韓国政府「誤報が南北間の葛藤招く恐れ」 朝日の報道念頭か』
http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2017/06/30/0400000000AJP20170630002700882.HTML
 朝日の「朴クネによる正恩暗殺計画」を誤報という韓国政府ですが、どんなもんなんでしょうね。朝日も無根拠でトバシ記事は書かないと思いますが。


■産経【朝鮮半島情勢】文在寅政権が北への支援物資搬出を初承認 当局「横流しはない」と強調
http://www.sankei.com/world/news/170627/wor1706270025-n1.html
聯合ニュース北朝鮮結核治療薬など提供へ 韓国政府が民間団体の搬出承認』
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2017/06/27/0300000000AJP20170627001800882.HTML
 大変いい動きだと思います。今後もこうした方向性で文政権には頑張って欲しい。


日経新聞『THAAD配備「同盟の決定、撤回の意図ない」 韓国外相』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM26H9S_W7A620C1FF1000/
■産経【米韓首脳会談】THAAD配備「覆さず」 韓国・文在寅大統領、トランプ米大統領との会談前に表明
http://www.sankei.com/world/news/170630/wor1706300012-n1.html
 中露との関係上も、北朝鮮との関係上もサード配備撤回が不可欠であると考える俺からすれば、文政権には強く失望せざるを得ません。
 「鳩山政権の沖縄米軍基地・県外移設公約反故」並みの暴挙だと思います。これでは残念ながら「朴クネ残党はよりはマシ」とはいえ文政権に南北融和という意味でどれほど期待できるか疑問です。本当に開城工業団地を再開できるのかどうか。
 文政権への失望から朴クネ残党組の復権も「そう遠くない」かもしれません。
 これでは北朝鮮が反発するのも至極当然であり、「ピョンチャン五輪共同開催」など提唱しても北朝鮮側に冷たく無視されても仕方がないでしょう。とにかくサード配備は撤回されるべきだと思います。


中央日報IOC委員長「南北和解、オリンピック精神に合致…北朝鮮の出場資格獲得できるよう支援」』
http://japanese.joins.com/article/741/230741.html?servcode=500§code=510&cloc=jp|main|breakingnews
NHK
■韓国大統領 ピョンチャン五輪で北朝鮮との合同チーム目指す
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170624/k10011029241000.html
■韓国大統領 IOCに北朝鮮の五輪参加働きかけを要請
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170703/k10011040001000.html
毎日新聞『平昌五輪:北朝鮮との合同チーム結成 韓国大統領が表明』
https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20170625/k00/00m/050/046000c
ハンギョレ『[社説]平昌五輪で南北合同チームをぜひ見たい』
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/27743.html

 色々と困難はあるでしょうが南北友好のためにも是非、合同チームが実現して欲しい。


■産経【北朝鮮情勢】北朝鮮、職員派遣制度で国連中枢入りを検討 「情報漏れる」と日米反対
http://www.sankei.com/world/news/170625/wor1706250005-n1.html
 事情がよく分からないので「日米の言いがかり」なのか、はたまた「正当な懸念に基づく抗議」なのかは分かりません。いずれにせよ日米の懸念が正当な場合は勿論、「言いがかりの場合」もとにかく北朝鮮が国連に何らかのパイプをつくろうとしてることは事実でしょう。つまりは北朝鮮も常にそれなりの政治的計算をしてるわけで、救う会などが放言するように無計画に暴走してるわけでは全くありません。


毎日新聞北朝鮮、拘束4人の解放交渉 大統領経験者の訪朝を要求』
https://mainichi.jp/articles/20170625/k00/00m/030/093000c
 過去にカーター訪朝、クリントン訪朝で解放がされてることを考えれば充分検討に値する話でしょう。まあ個人的には「訪朝→解決」になればいいと思います。


東洋経済オンライン『「失敗国家」北朝鮮には、対話と交流が必要だ:「粛清の王朝・北朝鮮*20著者の羅鍾一氏*21に聞く』福田恵介(東洋経済記者)
http://toyokeizai.net/articles/-/176765

羅鍾一(以下、羅)
 かつて東ドイツが西ドイツと統一した当時、東ドイツ軍は6万人規模でした。一方、今の北朝鮮には常備軍で120万人、予備軍だけでも700万人を擁する軍事国家です。崩壊した場合、これだけの軍人をどう管理していくか。
 しかも、北朝鮮はすでに核兵器化学兵器生物兵器も多く保有しています。これらの処理も大問題です。実際に管理できるのか。ましてや、軍人の管理が効かなくなり、現在のシリアのような内戦状態になる可能性も大いにありえます。
福田
 では、現体制を維持したまま北朝鮮と対話を続けて軟着陸を目指すのがいい、ということですね。

 北朝鮮で権力の空白が生じた場合、どのような行動をすべきか考えると、それしか方法がありません。

 まあ、そういうことです。そう言うコトを考えたら北朝鮮政権に批判的、あるいは敵対的な立場に立つ場合でも「id:noharraこと八木孝三」や産経新聞救う会右翼のように無責任に「北朝鮮崩壊万々歳」とは言えません。
 なお、インタビュー記事タイトルの「失敗国家」「粛清の王朝」という表現で分かるようにもちろん羅氏は北朝鮮に対して決して好意的ではありません。それでも常識があれば無責任に「崩壊万歳」とは言わないわけです。

福田
 故・金正日総書記が「もう一回の世襲による権力継承はない。金の家門は以降、国家の伝統制とアイデンティティを担保する、象徴的で人民の忠誠の対象としてだけ、残すようにする」と周囲に述べたと紹介されています。これについて「彼が言った方式はいわば日本の天皇制に類似するものだった」と指摘されています。

 そのように金総書記が考えていたのは、確実だと思います。ところが、情勢の変化や自身の健康問題など状況が変わり、結果として世襲をせざるをえなかったのではないか。王朝を維持していくためにはどうしたらいいか。日本の天皇制は一つのモデルケースだと金総書記は考えたのでしょう。日本の天皇制のように、天皇は政治に介入しない。いわば、実質的な権力を持っていないからこそ、皇室は永続できる。欧州などの王国を見ても、それはわかります。「金の家門」を残すには、それしかないと考えたのでしょう。

 もちろんこの情報の真偽は不明です。しかし「昭和天皇」が「敗戦国の君主」でありながら「死刑になる」「退位させられる」「天皇制廃止される」どころか、政治的に生き残ったのを見て「アレをモデルにしたい」と北朝鮮支配層が思っても不思議ではないでしょう(もちろん政治背景が違うので単純に昭和天皇モデルを北朝鮮に適用はできませんが)。


朝日新聞北朝鮮テコンドー選手団、韓国に到着 歓迎ムード演出』
http://www.asahi.com/articles/ASK6R5W7WK6RUHBI020.html
 演出がないとは言いませんけど、一方で「熱い同胞愛」もあるでしょう。何で北朝鮮がらみだと日本マスゴミは否定的なことばかり書きたがるのか。

 北朝鮮の張雄・国際オリンピック委員会IOC)委員は、韓国政府内で来年2月の平昌冬季五輪大会で北朝鮮のスキー場利用などが検討されていることについて報道陣に問われたが、「私はその問題を論じられる立場にはない」とかわした。

 かわすも何も実際論じられる立場じゃないと思いますが。それなりの公正さがIOC委員には求められるんじゃないか。例えば「平昌冬季五輪日韓共催」なんて話が仮に出たとして日本人IOC委員だって「私はその問題を論じられる立場にはない」というんじゃないか。


日経新聞『「北朝鮮、中国が圧力を」 韓国大統領、追加対応促す』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM22H96_S7A620C1FF1000/
時事通信北朝鮮対応「重大な岐路に」=韓国外相、米師団を視察』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062500352&g=int
 「産経とか、文は北朝鮮シンパとか放言してるけど、どう見ても全然違うやん」て話です。まあ分かりきった話ですけど。


■産経【北解放の米学生死亡】北朝鮮、ワームビア氏拷問を否定 「誠意もって治療した」
http://www.sankei.com/world/news/170623/wor1706230036-n1.html
 解剖すれば色々と反論もできると思うんですけどね。遺族が解剖拒否したことが悔やまれます。
 ただ
朝日新聞北朝鮮、学生の健康把握遅れたか 米朝関係悪化が影響も』(牧野愛博)
http://www.asahi.com/articles/ASK6N76Z6K6NUHBI035.html
が指摘するように「拷問の可能性は低い」でしょう。


■産経【北朝鮮情勢】中国、米に「対話解決」を要求
http://www.sankei.com/world/news/170622/wor1706220024-n1.html
 中国は「北朝鮮の核開発」を非難する一方で米国による北朝鮮軍事攻撃など認める気はないわけです。


朝日新聞北朝鮮、学生の健康把握遅れたか 米朝関係悪化が影響も』(牧野愛博*22
http://www.asahi.com/articles/ASK6N76Z6K6NUHBI035.html

 北朝鮮は従来、抑留した米市民を対米国の外交カードに使い、(ボーガス注:過去に抑留され、後に解放された米国民の証言によれば?)拷問も避けてきた。今回はワームビア氏の健康悪化の把握が遅れたようだ。

ということで「解剖しないので死因が分からず断言はできない」ものの「さすがに拷問じゃなくて病気でしょ?(だから北朝鮮が悪くないとは勿論言えないが)」と見る朝日の牧野記者です。
 荒木ら救う会は無責任に「拷問の疑い」を放言しますが、そんな根拠は何処にもありません。
 そもそも牧野氏が言うように「外交カードに使う」のならいずれ解放することが「あり得る」わけでそうそう拷問なんかしないと思うのが自然な見方でしょう。


金正恩氏が日本に来たら*23全国の風俗街が「血の海」になる
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170613-00072024/

 「食堂や旅館を運営しながら性奉仕を組織した場合」に無期懲役か死刑にするという付則である。
(中略)
 つまり、北朝鮮軍が攻めてきて日本を占領し、自国の法律を押し付けたら、日本全国の歓楽街は「血の海」にされるということだ。現状ではあり得ない想定だが

 「あり得ない想定なら書くなよ(苦笑)」と思うのはオレだけではないでしょう。


■「何でもかんでも死刑」に深い懸念…金正恩体制の人権侵害
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170612-00071979/
 まあ「何でもかんでも死刑」ではないですよね。おそらくは「重大な反政府活動」と見なされたモンが死刑でしょう。
 もちろん「反政府活動なら死刑」でいいわけではないですが「何でもかんでも死刑」という表現は不適切でしょう。まあ、高がまともな人間ではないからこそそう言う表現になるわけですが。

2015年4月に玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)前人民武力部長(国防相)が正恩氏の怒りを買い、高射銃によって文字通り「ミンチ」にされ処刑された

 もう何度も書いてて飽きつつあるのですが「高射砲でミンチ」なんてのはあまりにも怪しすぎますよねえ。普通に銃殺すればいいわけですから。

 白書はまた、北朝鮮当局が覚せい剤の密造・密売などの薬物犯罪について死刑を含む重罰で臨んでいることにも懸念を表明している。国際人権規約自由権規約)に沿って解釈すれば、こうした犯罪は、例外的に死刑が認められる「最も重い犯罪」には当たらないためだ。

 一応お断りしておけば「実際に執行されてるか、有名無実化してるか」はともかく、「麻薬で死刑が制度上あり得る」のは中国、ベトナム、マレーシア、シンガポールインドネシア、イランなんかも確か、そうです。
 インドネシアの場合、
■AFP『インドネシア、外国人麻薬犯の死刑執行 中止要請に応じず』
http://www.afpbb.com/articles/-/3046868
ということで、数年前、オーストラリアの抗議を無視してオーストラリア人(麻薬の売人)に死刑を強行したが故に、オーストラリアから激しく非難される羽目になります。
 まあ、この点について言えば「麻薬で死刑は問題だと思いますが」、北朝鮮に限った話でもない。

 金正恩氏に対する世論が悪化したことから、正恩氏は、公開処刑や人権侵害を禁じる命令を出したという内部情報もある。もちろん、公開していた処刑を、非公開にしたからといって、北朝鮮の人権状況が改善されたことにはならない。

 おいおいですね。もちろん「公開処刑がなくなれば全てバラ色」ではないですが公開処刑がなくなることそれ自体は悪い事ではない。何でこう悪口雑言しかしないんですかねえ。


金正恩氏「美貌の姉」に権力黒幕説…父親も重用の実務派
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170612-00071990/

 金正日総書記が最も重用したともいわれる正恩氏の腹違いの姉・金雪松(キム・ソルソン)氏は、「実務能力が高い」「朝鮮人民軍中佐の軍服を着ていた」「長身の美人である」との証言は聞かれるものの、これまで一度も公式の場に出てきていない。
 一方、韓国のシンクタンク、世宗研究所から今年3月に出されたレポートでは、朝鮮人民軍の最高司令部には「先軍革命小組」と呼ばれる意思決定機関があり、その実務責任者が雪松氏であるとの指摘がなされている。それによると、同小組は故金正日総書記の時代に設置されたもので、正恩氏を補佐する役割を担っているという。
 今のところ、この見方を裏付ける確かな情報は見当たらず、事実であるかどうかは微妙なところだ。
(中略)
 重ねて言うが、正男氏についても雪松氏についても謎ばかりで、分からないことが多い。北朝鮮問題を見る際にはむしろ、「分からない」という厳然たる事実と向き合うことから始めるのが重要でもあるのだ。

 「今さらそんなんドヤ顔で言う事かよ?」ですね。


金正恩氏が禁煙をアピールする理由
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170605-00071708/

 些細なことでブチ切れて処刑までする正恩氏に「禁煙した方がよろしいのでは?」と進言できる人物は皆無に等しい。

 「些細なことで切れて処刑」てのは何か根拠あるんでしょうか?
 まあ「煙たい奴だ」と思って左遷する程度の事はあり得ても、禁煙勧告レベルではさすがに処刑しないでしょう。


金正恩氏の秘密警察「公開処刑を封印」は本当か
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170603-00071649/

 これまで公開していた処刑を、非公開にしたからといって、北朝鮮の人権状況が改善されたことにはならない

 実に高らしいですね。もちろん「公開処刑が無くなれば全てバラ色」ではない。しかしそもそもそんな事言ってる奴はいないでしょう。わら人形叩きもいいところです。
 一方で「国内外の反発を恐れただけ」だとしても公開処刑中止という結果は人権面での評価できる改善です。

金正恩氏が政権について6年目に入り、自信を持ったことも影響していると見ている。

 もうそんなに経ったんですねえ。


■「韓国大統領に期待。トランプは邪魔者。金正恩は…」北朝鮮国民の率直な声
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170602-00071606/

 咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋によると、最近市場では文在寅氏とトランプ氏の話で持ちきりだという。
 文在寅氏の評判は上々だ。
「新しい大統領は朴槿恵よりもわれわれ(北朝鮮)と良い関係を結ぼうという人だ」
「肥料やコメを支援してもらっていた頃のように、南北関係がよくなれば暮らし向きが少しは良くなる」
 このように、多くの人々は南北関係の改善に期待している。

 要するに「太陽政策時(金大中盧武鉉時)の思い出」でしょうね。北朝鮮国民もまともな人間は誰も戦争なんか望んでないわけです。そうしたことはアンチ北朝鮮で斬首作戦希望を放言する高ですら認めざるを得ない。

 一方で、トランプ氏の評価は散々だ。

 そりゃ何処まで本気かはともかく戦争をやる用意があるような放言するわけですからね。反感持たれて当然です。


■「ミサイル3連発」でも北にすり寄る韓国政府…国内から「生ぬるい」と批判
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20170531-00071523/
 まあ何というか「アンチ北朝鮮」の高らしい記事です。
 先ず第一に「すり寄る」という「いかがわしい人間が手もみして近寄ってくる」みたいなニュアンスの表現使う辺りからして「ハハハ(苦笑)」ですね。
 普通に「接近する」「宥和外交する」とかでいいのに。
 第二にこの記事タイトルでは「生ぬるい!」と国内で文大統領批判が巻き起こってるみたいですが

韓国ではそれほど騒ぎになっていない。発射直後の5時56分に報告を受けた文在寅大統領はすぐにNSC国家安全保障会議常任委員会を開催することを指示、午前7時半から44分間、同会が開かれた。
 ところが、その場に文在寅大統領は姿を現さなかった。文氏が5月10日に就任して以降、北朝鮮がミサイル発射実験を行うのは14日、21日に続き三度目となるが、本人がNSCに出席したのは14日だけだ。
 NSC常任委員会は、青瓦台(大統領府)の国家安全室長が主宰することになっているため、文氏が出席を強制される訳ではない。だが、日本の安倍総理NSCを主宰し、その場で閣僚に対応を指示した点*24とは対照的だ。
 文氏のこうした姿勢に対し、保守系メディアからは「対応が生ぬるいのでは」(ノーカットニュース)との指摘が出ている。

ですからねえ。保守派の一部が非難してるにすぎないわけです。

*1:金大中政権で大統領外交安保首席秘書官、統一相、国家情報院長を歴任。著書『南北首脳会談への道 林東源回顧録』(2008年、岩波書店

*2:西ベルリン市長、キージンガー内閣外相などを経て首相。1971年ノーベル平和賞受賞者

*3:2000年ノーベル平和賞受賞者。『金大中自伝(I)(Ⅱ)』(2011年、岩波書店)など

*4:ブラント政権特命担当相、シュミット政権経済協力相を歴任。2015年に死去。

*5:たとえば吉永氏の「恋人役」での共演が当初多かった浜田光夫氏(当時、19歳)がこの映画でも恋人役で出演しています。

*6:まあ、当時北朝鮮の問題点は認識されてなかったからあの映画が作られたわけで、彼女も当時において出演することに別に疑問はなかったでしょうが。

*7:TBS『東芝日曜劇場』など昔良くあった1時間単発モノのドラマ枠。最近は1時間枠はほとんど連ドラで単発は2時間モノばかりですが。

*8:もちろん先制軍事攻撃なんかは許されませんが。

*9:http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017070702000136.html参照

*10:1マイルで約1.6キロメートル

*11:いや在日に失礼じゃねえのか?、と俺は思いますが

*12:実際そのようですが

*13:2016年4月総選挙の候補者公認争いなどで文在寅執行部(当時)と対立し新政治民主連合(現:共に民主党)を離党した安哲秀らによって、2016年1月に設立された。国会では与党「共に民主党」、最大野党・自由韓国党に次ぐ第3党で、野党第2党。

*14:下院議長、民主党院内総務など歴任

*15:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表などを経て大統領

*16:聞いたことのない名前ですが選択出版もウヨなのでしょう

*17:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長

*18:金大中政権で統一部長官、国家情報院院長、大統領統一外交安保特別補佐官を歴任

*19:抑止力のこと

*20:2017年、東洋経済新報社

*21:国家情報院北朝鮮担当第一次長、民主党(「共に民主党」の前身政党の一つ)総裁外交安保特別補佐、駐英大使、大統領秘書室国家安保補佐官、駐日大使など歴任。現在、又石大学総長(ウィキペ『羅鍾一』参照)

*22:著書『北朝鮮秘録』(2013年、文春新書)、『金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日』(2017年、講談社プラスアルファ新書)、『ルポ 絶望の韓国』(2017年、文春新書)

*23:文脈を考えれば「日本に来たら」ではなく「日本を統治したら」ですが。

*24:単に安倍が北朝鮮危機を扇動して支持率向上につなげたいだけでしょう。