今日の産経ニュース(6/11分)ほか(追記・訂正あり)

中曽根弘文*1ファミリーブログ『キヘイおじ入院』[長女・川鍋文子・27歳・主婦]
 約5年前の少し古い記事ですが、「前川氏の告発を受けて」注目を集めたのか、ネット上で紹介されてたので気付きました。まあこの記事を書いたときは川鍋さんもおじさん(前川前文科次官)がワイドショーで騒がれるようになるとは思ってなかったでしょう。
 そしてさすがに今現在「おじさんについては何も触れない」川鍋さんです。いや触れて欲しいわけではないですが。おじさんに対して、肉親としての愛情はあるでしょうが、まあ、「父親の立場」を考えればうかつなことは書けないでしょう。なにせ安倍とその取り巻きはまともじゃないですから。

http://nakasone-family.blog.so-net.ne.jp/2012-10-08-1
 突然ですが、母には1歳年上の兄がいます。名前は「キヘイ」。

 もちろん前川前文科次官のことです。

 私の祖父・中曽根康弘*2も政治家になる前は官僚でした。

 まあ、中曽根の場合は内務官僚ですけど。
 他にも
 運輸官僚:佐藤栄作*3(元運輸事務次官
 大蔵官僚:池田勇人*4福田赳夫*5大平正芳*6宮沢喜一*7
 外務官僚:吉田茂*8芦田均*9
 商工官僚:岸信介*10(商工次官、東条内閣商工相を歴任)
と官僚出身の大物政治家がいます。

 おじは、麻布中学・高校、東大法学部卒。
(中略)
 法学部ながら理系に強く、高校のあだ名は「物理のキヘイ」で、ずっと理Ⅲ(東大医学部)受験クラスにいました。
 要するに「秀才クン」だったらしいですが、私からすると(中略)姪に優しいおじさんです。

 やはりエリートというのは子どもの頃から違うんでしょうか。

http://nakasone-family.blog.so-net.ne.jp/2012-10-15
 大学時代は原始仏教インド哲学に興味を持ち「仏教青年会」に所属し、ガウタマ・シッダールタ研究をしたとか。
(中略)
 結婚する時(中略)、挿絵も自分で描いた詩集(結構良く出来ていると評判)を自費出版し「愛の証」としてプレゼントしたロマンティストぶり。
 まぁ、妹達は『よくぞ(ボーガス注:変わり者の)兄の所などに来て下さった』とお嫁さんに大感謝したそうです。
 大学で第二外国語はロシア語専攻。

 やはり少し変わった人のようです。

 約30年間、殆ど朝4〜5時に帰宅し、仮眠又は着替えるだけで又出勤。
(中略)
 奥様である伯母はずっと『よく体が持つ。不思議。』と言っていましたが、遂に持ちませんでした。
 原因不明の高熱が続き、緊急入院。病院の医師から普段の生活状況を聞かれ伯母がありのまま答えた所、全く信じてもらえず、完全に先生の想定外だったようです。明らかに積年の過労による発病でした。
 結局2週間入院し無事退院出来ましたが、入院中も病室で電話・fax・メール・役所の方がいらして打ち合わせをしたりと、仕事から離れられなかったようです。
(中略)
 先日も、中国大使に任命された直後の外務省の方*11が突然路上で倒れ亡くなられました。さぞお忙しく、お疲れだったのではと拝察します。

 ちょっとまねしたくない勤務形態ですね。

「命懸けで」とよく聞く台詞です。ちょっと前も、野田*12総理が「消費税を命懸けで」と叫んでいました。おじ達はそんな宣言を声高には決してしません。

 川鍋さんは「中曽根元首相の孫にして中曽根元参院議員会長の娘」なんだから、こういう野田氏への悪口は書かない方が良かった。しかも今の総理・安倍は「人並み以上に」『命がけだ何だ』と大げさなことを言う男なので正直「そういうことを声高に言う典型って安倍だよね、安倍だよね(毒)」と川鍋さんに突っ込みたくなります。

 看護師さんに『ご家族は?』と聞かれキヘイおじは『息子が2人で妻は1人です』と返事。高熱でもおやじギャグ精神は健在です。

 一瞬何がギャグだかわからなかったのですがしばらく考えて分かりました。
 ちなみに今の天皇には妻が美智子さん(旧姓:正田)しかいませんが昔の天皇には妻が複数いました(と書けば前川氏のギャグの意味はわかるでしょう)。
 ちょっとそう言うところは俺は鈍いところがあります。

 類は友を呼び、キヘイ入院と知った友人から『ついに産まれた?男?女?』とお見舞いメールが。
 臨月程のドラえもん体型とは思えませんが。

 冗談の通じない人にこういう事をやると「病気で入院してるのに、ふざけるな!」とマジギレされます。まあ、前川氏とそのご友人の関係の深さというのもあるでしょうが。


■日経『中国、かつてない監視社会に 信用履歴で家族も縛る』上海支局 張勇祥
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17399980X00C17A6000000/

 4月。深圳外資系企業に勤める鍾さんは、出張のため航空券を買おうとして仰天した。
 「黒名単(ブラックリスト)に載っているので買えません」との通知を受けたのだ。調べると知らぬうちに父親が経営する企業の株主になっており、その企業が債務不履行に陥っているためと分かった。
(中略)
 (ボーガス注:『俺の知らないうちに勝手にオヤジに株主にされたのに、何で俺が責任とらないといけない!。むしろ俺は被害者だ!』と)釈然としない思いを抱きながらも、鍾さんは父親が放置していた債務40万元(650万円)を納めるため裁判所に足を運ばざるを得なかった。
 約束を守る。借りた金は返す。当たり前のことを大義名分に、中国がこれまでにない監視社会を構築しつつある。2014年に公表した「社会信用体系建設規画綱要」が事の始まりだった。拍車をかけたのが、16年に最高人民法院最高裁)が中国人民銀行中央銀行)や公安省、国土資源省、交通運輸省中国鉄路総公司など40を超す省庁や部局、国有企業と結んだ「備忘録」だ。
 備忘録の中身は苛烈だ。
 備忘録を結んだ省庁や企業が「失信被執行人」の情報を共有し、様々な制限を科す。項目をいくつか箇条書きにすると以下のようになる。
(1)換金性の高い保険商品の購入制限
(2)企業の取締役などへの就任の制限
(3)航空機や高速鉄道の利用制限
(4)四つ星以上のホテルやゴルフ場などの利用制限
(5)不動産の購入制限
(6)ツアー旅行などの利用制限
(7)子女の私立学校への就学制限
(8)出国の制限
(9)パスポートや婚姻状況、保有する車両などの情報を調査
(中略)
 不気味なことはまだある。政府が、民間のデータベースにまで触手を伸ばしていることだ。
 40超の省庁などと備忘録を結んだのと前後し、最高人民法院はアリババ傘下で個人の信用評価システムを手掛ける「芝麻信用」とも協力関係を構築した。
 ネット取引だけでなく、スマートフォンを介した電子決済の「支付宝(アリペイ)」や余資運用など、アリババは中国人の暮らしのあらゆる場面に根を下ろしている。アリババに「失信被執行人」の情報を流し、サービスの利用を制限すればペナルティーの実効性は一段と増す。

 「監視社会」というから「政治的監視か?」と思ったらただの「借金返さない人間のブラックリスト」にすぎないのでずっこけました。
 もちろんこうした「借金ブラックリスト」が将来的に「政治犯ブラックリスト」に移行しない保障はないでしょう。またこうしたブラックリストが「事実誤認(リストに掲載すべきでない人間を掲載)で善意の人に被害を与えないか」「ブラックリストに基づく制約*13が広範すぎて不当な人権侵害になってないか」つう問題もありますが、「借金ブラックリスト作成」自体は監視社会と騒ぐほどのことでもないでしょう。中国以外でもやってることではないのか。


【ここから産経です】
■自民・茂木敏充*14政調会長 中国「一帯一路」構想に「当面、協力できる分野には協力」
http://www.sankei.com/politics/news/170611/plt1706110017-n1.html
 交詢社オープンフォーラムが「昔はともかく今は」慶應と全く関係ない*15産経新聞が後援するウヨ政治家の政治的アピールの場」でしかないことにはげんなりさせられますがそれはさておき。
 茂木氏が「協力できる分野では」と言い訳しながらも「一帯一路」支持を公言しているところが興味深いですね。
 もちろん安倍が茂木発言を黙認してるわけです。


■【今週の注目記事】獸害対策の切り札は「オオカミ」−絶滅種の復活を本気で目指す団体、“赤ずきんちゃん症候群”払拭に懸命も理解進まず
http://www.sankei.com/west/news/170611/wst1706110007-n1.html
・そもそも「日本で絶滅した狼を復活」といっても、そこで持ち込まれるのは「ニホンオオカミ」ではなく「アメリカの狼」だから全然復活じゃありません(なおトキやコウノトリも日本原産は絶滅し、日本にいるのは既に中国からの外来種ですが今のところ『日本の空にトキやコウノトリを放つ』なんて話は恐らくないし、少なくともトキやコウノトリには『狼による家畜襲撃』ほどの危険性はないでしょう)。
 かつ「アメリカの狼」という外来種を日本の山谷に放つことは「ブラックバスの湖への放流」のような環境破壊(オオカミの場合だと、必要以上にオオカミが鹿などを食べる、あるいはオオカミが鶏や豚などの家畜や人間を襲う*16など)をうむ危険性大です。
 この産経記事でも

 専門家の間で指摘されるのが「そもそも獸害対策の効果があるのか」という意見。引き合いに出されるのが、沖縄や奄美大島でのハブとマングースのケースだ。毒ヘビ・ハブを退治する目的で導入されたマングースが実際はハブを食べず、ヤンバルクイナアマミノクロウサギなどの島固有の希少種を食べていた。その結果マングースはハブ対策の切り札から、有害鳥獣へと転落してしまったという。

という失敗事例が指摘されています。
 産経もこのオオカミ導入案に対する態度は一応好意的ではあるものの

少なくとも検討に値する議論ではあると感じた。

というかなり腰が引けたモンです。
 「シカ、イノシシ、サルなどの野生鳥獣による農林業被害」を解決したいならリスキーなこんな策ではなく現在実施されている一般的な「ハンターによる鹿などの狩猟」でいいでしょう。

参考
■ならなしとり『日本オオカミ協会は道を踏み外した』
http://blog.goo.ne.jp/micropterusandsalmo/e/40cb69564f58a3dcc655f8f62a812e8b
■狩猟『日本オオカミ協会を信用できない理由』
http://blog.livedoor.jp/hunter00000000/archives/13409367.html
■雑想庵の破れた障子『ハイイロオオカミの放獣などという愚かなことは、しない方がいい』
http://sitakisou.blog.fc2.com/blog-entry-608.html
■一本足の蛸『法律に「抵触する可能性もある」オオカミ放逐』
http://d.hatena.ne.jp/trivial/20110116/1295104987


竹島歴史教育批判の手紙 韓国中学生から島根の中学校に届く 理不尽な主張を子供にさせる韓国の「組織的情報戦略」
http://www.sankei.com/west/news/170611/wst1706110044-n1.html
 単に淡々と冷静に反論すればいいだけの話で「組織的情報戦略」云々とは本当に産経らウヨはバカでクズだと思います。
 

■【iRONNA発】加計学園問題 前川氏のどこが「正義の告発者」なのか 須田慎一郎氏
http://www.sankei.com/premium/news/170611/prm1706110004-n1.html
 産経&須田らしいくだらなさです。問題は「告発動機」ではなく「告発内容の信憑性」だし、文科省現役職員からも「そう言う書類は確かにあった」という告発がでて、安倍らも「再調査*17」を約束せざるを得なくなった今、「前川の告発動機ガー」なんてくだらないにもほどがあります。
 結局「告発内容はウソだ」と言えないから「告発動機ガー」と話のすり替えに走るわけです。
 大体産経が告発動機を問題にするのはそうすることが自分に都合がいいときだけで「明らかにセクハラを理由に国会議員を辞任させられたことで共産党執行部を逆恨みしている筆坂秀世共産党非難」なんぞについては「傾聴すべき批判」扱いだからデタラメにもほどがあります。


■【花田紀凱の週刊誌ウォッチング(621)】週刊誌は、いつまで朝日や民進党のように“前川発言”に振り回されているのか
http://www.sankei.com/premium/news/170611/prm1706110017-n1.html
 安倍政権が「これを見ろ、前川の主張はデタラメだ!」という証拠を出すなり、前川氏を証人喚問か参考人招致で呼んで問いただすなりして疑惑をはらせばすむことです。
 それを「前川なんか無視しろ」とは花田もいつもながらどうしようもない男です。
 マルコ問題(ホロコースト否定記事問題)で落ちぶれてからは完全に権力に媚びる事が習い性になってるわけです。
 花田の古巣・文春は「売れると言う事も会って」、ここまで酷い疑惑について追及しているわけですが。まあ、花田も古巣・文春などが自分の意見を聞くとは思ってないでしょう。安倍に媚びることでカネでももらいたいんでしょう。そのカネが「月刊ハナダ大量購入」か文字通り、花田個人へのカネの提供(講演料など名目はつけるのでしょうが)かはともかく。花田は御用売文屋としか言いようがない。


■【歴史戦】像の除幕式に元慰安婦出席 米ジョージア州、韓国系団体が計画 幹部「日本人は被害者ぶるな」
http://www.sankei.com/world/news/170611/wor1706110007-n1.html

慰安婦の歴史は近代で一番大きい性奴隷制度」などと日本政府の立場と反する“常套句”で訴え

 気軽に「反してる」と書く産経ですが何処が反してるのでしょうか?
「性奴隷じゃない」というのか?。はたまた「近代で最大じゃない」というのか?
 河野談話の立場は明らかに「性奴隷」でしょう。「性奴隷と明記してない」つうのは詭弁でしかない。
 「近代で最大」というのは言葉の綾でしょう。「もっと大きい性奴隷制度があるモン*18」なんて言ってもただの居直りでしかない。

「最終的には(慰安婦の)ほとんどが旧日本軍によって殺された」と根拠不明の主張

 これは確かに事実誤認だと思いますが産経の場合「慰安婦は違法じゃない」ともっと事実誤認(というかデマ垂れ流し)が酷いからお話になりません。吉見義明氏辺りが「ほとんどが殺害なんて事実はないと思う」と批判するのとは意味が違う。
 なお、この「ほとんどが殺された」主張は、像建設の前提ではなく、一部の韓国人団体幹部の個人的見解にすぎないようです。

像設置は「ジャパン・バッシングではなく、女性の人権を守るため」とも述べた

といったところで産経は納得しないわけです。「日本の悪事はすべてなかったことにしろ」が産経だからです。

ソウルの日本大使館前の像の撤去に韓国政府が努力するとした日韓合意

 そんな事は日韓合意の何処にも書いていませんし、仮に書いてあってもそれに拘束されるのは韓国政府だけで「米国内の韓国人団体」は何ら拘束されません。


■【主張】プルトニウム被曝 再稼働の機運に水差すな
http://www.sankei.com/column/news/170611/clm1706110002-n1.html
 普通の人間なら少なくとも建前上はタイトルに「再発防止を真剣に検討せよ」「事故発生原因を究明せよ」「被爆者の生活支援に努めよ」などと書くでしょうがさすが「常識のない産経」です。「お前らは被爆者の健康被害を何と思ってないのか?。再稼働の機運に水が差されたことがそんなに不愉快か?」ですね。

*1:小渕、森内閣文相(科技庁長官兼務)、麻生内閣外相、自民党参院議員会長など歴任

*2:岸内閣科技庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*3:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相などを経て首相

*4:吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相

*5:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経企庁長官などを経て首相

*6:池田内閣官房長官、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*7:池田内閣経企庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*8:東久邇、幣原内閣外相を経て首相

*9:幣原内閣厚生相、片山内閣副総理・外相を経て首相

*10:自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相

*11:西宮伸一氏の事

*12:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相。現在、民進党幹事長

*13:他にもあるようですが、日経記事は出国制限など9つ上げています

*14:小泉内閣沖縄・北方等担当相、福田内閣金融担当相、第二次安倍内閣経産相などを経て現在、自民党政調会長

*15:茂木氏は別に慶應OBではありません(ウィキペディアに寄れば東大OB)。まあ「小沢一郎自由党代表」「石原伸晃経済財政担当相」などといった慶應OB政治家を呼べばいいかと言ったら「ウーン、どうだろう」とは思いますが。

*16:そもそもニホンオオカミが絶滅に追い込まれた大きな理由は「鶏、豚などの家畜を襲う害獣だから」です。

*17:インチキ調査が危惧されますが

*18:俺個人はないんじゃないかと思いますが。