■【加計学園問題】前川喜平前次官と和泉洋人*1首相補佐官の対立浮かび上がる 2年前の「新国立競技場」撤回騒動が火種?
http://www.sankei.com/politics/news/170616/plt1706160052-n1.html
必至に「前川は和泉に私怨がある」というくだらない話にすりかえようとする産経です。
別に前川氏の告発動機などどうでもいい。
問題は
1)「和泉氏から総理のご意向云々と言われた」という前川氏の発言が事実なのか、それとも和泉氏はそんな発言はしておらず、前川氏の虚言なのか
2)事実だとしてそれは違法または不当な行為なのか(まあ違法かどうかはともかく、不当行為でしょうが)
3)事実だとしてそれは和泉氏の虚言なのか、それとも本当に安倍の意向なのか(安倍が和泉批判しない点から見ても前川発言が事実ならばどう見ても安倍の意向でしょうが)
でしょう。こうした問題は前川氏の告発動機が私怨かどうかと全く関係ありません。
むしろ「私怨云々」と話をすり替える産経の態度は「前川発言を正々堂々批判出来ないから逃げてる」としかみえません。
■【加計学園問題】加戸守行・前愛媛県知事、「民主政権なら設置実現していた」。前川前次官は「則を超えた」
http://www.sankei.com/politics/news/170615/plt1706150007-n1.html
「教育再生実行会議(安倍の審議会)」の元委員で、自民党王国・愛媛県の元知事が何か言ったところで「安倍や自民党に媚びてるだけやないか」としか見られないのですが、そんな事も分からないほどバカか、わかった上で居直ってるのが加戸なのでしょう。
さすが元リクルート事件高官「高石邦男・元文部事務次官(後に有罪判決)」の元子分だっただけのことはあります。
■AIIB 慎重姿勢を崩さぬ日本政府 気がかりは米国のはしご外し
http://www.sankei.com/politics/news/170616/plt1706160051-n1.html
タイトルで吹き出しました。何だかんだと言っても安倍らは「はしご外し」を恐れてるわけです。
なにせ日本は過去には佐藤*2政権時代に「ニクソン*3訪中」という大規模なはしご外しをされました。
参考
■ニクソン大統領の中国訪問(ウィキペ参照)
当時西側でもっとも衝撃を受けたのは日本であった。この時点でイギリス・フランス・イタリア・カナダはすでに中華人民共和国を承認しており、特に日本は中華民国(台湾)との関係が深く、まさに寝耳に水であった。しかもニクソンは日本への事前連絡を直前までしなかった。当時ニクソンは日米繊維問題で、米側の要求に応じない佐藤首相に怒っていたと言われていて、国務省は1日前に前駐日大使だったウラル・アレクシス・ジョンソン*4国務次官を日本に派遣し、ニクソン訪中を説明しようとしたがニクソンは反対して、ジョンソン次官は急遽ワシントンに駐在している牛場駐米大使に訪中声明発表のわずか3分前にニクソン訪中を伝えた。その時、牛場大使は「『朝海*5元駐米大使の悪夢*6』が現実になった」と嘆いたという。
http://www.sankei.com/politics/news/140724/plt1407240019-n1.html
■産経【外交文書公開】日米繊維交渉決裂に「失望と懸念」 大統領が密約守らぬ首相非難 ニクソンショックの引き金に
外務省が24日公開した外交文書で、日本の繊維製品の対米輸出規制を話し合う日米繊維交渉が決裂した昭和46年3月、ニクソン米大統領が佐藤栄作首相に「失望と懸念を隠すことができない」などと日本政府の対応を強く非難する異例の書簡を送っていたことが明らかになった。
(中略)
日米繊維交渉をめぐっては、佐藤首相とニクソン大統領が44年11月の首脳会談時に年内決着でひそかに大筋合意し、その内容を日本の官僚が当初把握せず交渉が頓挫した経過が、過去に公開された外交文書などで明らかになっている。
繊維交渉は46年10月、日本の米提案受諾で政治決着するが、交渉決裂による「密約」履行の遅れが大統領の首相への不信感を増幅させ、同年7〜8月の頭越しによるニクソン訪中計画発表と金ドル交換停止という2つの「ニクソンショック」をもたらす日米関係険悪化の引き金になったとみられる。
■【「テロ等準備罪」成立】「徹夜国会」の職員残業代、衆院だけで1070万円
http://www.sankei.com/politics/news/170616/plt1706160029-n1.html
仮に徹夜国会での残業代を「税金の無駄」と批判するとしてもそれは与党のせいでしょうに。いつもながら産経もふざけた新聞です。