■隅田金属日誌(墨田金属日誌)『本国はご存じないし興味もないサンマリノ大使』
http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-1768.html
産経がサンマリノ大使の発言を拾って喜んでいる。
■「駐日サンマリノ大使、マンリオ・カデロ(1)駐日大使は靖国神社に行ってほしい」http://www.sankei.com/life/news/170116/lif1701160028-n1.html
(中略)
■名誉領事の延長のようなもの
だが、経歴を見れば分かる通り、日本に居住しているサンマリノ人を大使にしているだけにすぎない。
(中略)
これは人口が少なすぎることによる。国内人口3万3000、国外人口1万2000人しかいない。だから外交関係を持つ全ての国に外交使節を送る余裕はない。
つまりは、プロを配置的できない。領事にはよくある話だ。遠い国なら領事はその国に長く住んでいる商売人を領事にする。それもいなければ、その国の国民を名誉領事に据える。
さらにサンマリノでは大使もそうしているということだ。つまりは、日本に居留しているサンマリノ人(何人いるか知らない)の親分格に外交官パスポートを与え、日本もそれを認めている。そんなところだ。
(中略)
その大使が外交官団長として影響力を及ぼせるか?
それはない。外交官団長は名誉職である。日本の国家的行為で代表として触りもない発言をするのが仕事だ。
さらに、他国の職業外交官に太刀打ちできるものではない。人口1000万を超える国には官僚機構としての外交組織が存在する。(ボーガス注:元伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎・駐中国大使のようなケースもあるので)大使はプロパーではないにせよ、官学民からそれなりの見識と経験ある人物が派遣され、訓令に従って行動する。
そこで「駐日大使は靖国神社に行ってほしい」と言い出しても効果はない。(ボーガス注:靖国神社は)明治神宮(ボーガス注:のような政治色の乏しい一般的な神社)とは違う。自国の不利益を勘案するとおいそれとは行く国は少ないし、行くにしても自国の利益不利益を判断してから行く。
当然だが、サンマリノそのものにも影響力はない。本国はご存知もないし興味もない。サンマリノは日本そのものに興味もない。出先で大使が何を言っているかはまったく承知していない。
ただ、あまりにもオイタがすぎれば(ボーガス注:主張が明らかなデマの上に、対中関係が悪くなりかねないので本国政府によって)交代させられるだろう。
(中略)
大使が日本をヨイショするのは構わないが、中国の投資や観光が損なわれるのは困る。
以前小生が取り上げた産経のサンマリノ大使記事について面白い記事を見つけたので紹介してみました。
これが事実かどうかは分かりませんが事実なら、そんな「なんちゃって大使」に政治的パワーがあるわけもなく産経の宣伝はデマも甚だしい話です。
■あゝ河野太郎*1よ 君を泣く(新版)澤藤統一郎
http://chikyuza.net/archives/75683
経産省のノンキャリア
アベ友疑惑のキーパーソン(ボーガス注:昭恵付秘書だった谷査恵子氏)を
イタリア大使館一等書記官に
省をまたいだ ご褒美栄転
アベに追随結託人事
まあ言われてみればその通りで河野外相が容認しなければああいう人事はあり得ません。まあ河野とは所詮その程度の男と言う事でしょう。「不肖のバカ息子」というべきでしょうか。澤藤氏は「お前が主張していた脱原発は何処にいったんだ!」つう当然の批判もしています。
【ここから産経です】
■【主張】文*2大統領の演説 反日で連携している時か
http://www.sankei.com/column/news/170817/clm1708170002-n1.html
この産経の理屈だと戦前日本の侵略について被害国が真相追及などで協力することは「南北朝鮮」に限らず「中国・台湾」「中国・韓国」などでも「何故反日で連携するのか」ということになるのでしょう。バカバカしい限りです。