巣くう会集会以外にも色々と書いています。
■「今年中に全拉致被害者の救出を！」国民大集会全報告５
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6120.html
寺越昭男（寺越昭二さん長男）
トランプ大統領にお願いして、斬首作戦の実行をするとか、核・ミサイル施設に対する軍事作戦を実行する。それをやることが一番解決に近いのではと思っています。
正気じゃないですね。そんな事がどう拉致の解決に役立つのか。
■「今年中に全拉致被害者の救出を！」国民大集会全報告４
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6111.html
実際話をしてるのはほとんど奥さんの方です。
二人とも欠席させていただくことになってしまい。本当に申し訳なく思っています。
出席することは義務じゃないはずですけどねえ（苦笑）。
横田拓也（横田めぐみさん弟）
私の両親が二人とも欠席をしていることを重ねてお詫び申し上げます。
何度も書きますが「出席することは義務じゃない」からわびる必要は何処にもありません。
むしろ救う会や家族会の方が「我々が無理をさせたが故に、夫妻は健康を害したのではないか」と夫妻にわびるべきでしょう。まあ連中にそういう良心や善意があるとはかけらも思ってませんが。
姉と会える時に会えなくなっては一番いけないということで、セーブをしています。
いやだから「生きてるか分からない娘と会うため」じゃなくて、「生きてて、既に1回会ってる孫娘とひ孫娘に会うため」にセーブすべきじゃないんですかねえ。あの一回こっきりでもう2度と孫にもひ孫にも会わない気なんでしょうか？。本当に変な人たちです。
拓也も「姉の娘と、その娘に会いたい」つう気持ちはないのか。
横田哲也（横田めぐみさん弟）
１９４０年代にあったナチス・ドイツのホロコーストと同じ状況の強制収容所が北朝鮮に今現在もあり
別に北朝鮮を擁護する気もないですが政治犯収容所と「ホロコーストの収容所」は性格が大分違いますよね。
飯塚耕一郎（田口八重子さん長男）
五嶋龍さんの話ですが、私も同様に懸念していました。大学で講演をすることで断られた理由の一つが、「拉致問題は政治色が強い*1からそんなものは扱えない」と大学サイドから言われたと（ボーガス注：産経の）記事で見ました。
これは拉致対策本部の中でちゃんとした啓蒙活動ができていないことの表れにもなるかと思いますので、本部できっちりアプローチをしていただければと思っています。
やれやれですね。啓蒙が足りないとかそういう言う事じゃなくて、一般人から救う会や家族会、拉致議連が極右集団と思われて敬遠されてるだけです。で俺もそういう敬遠は全く当然と思いますね。
何せ面子が西岡力会長、島田洋一副会長（救う会）、平沼赳夫会長、中山恭子副会長、松原仁幹事長（拉致議連）などとウヨ揃いで、改憲だの「朝鮮総連に破防法」だのと極右的主張をし、それに異を唱えた蓮池透氏を排除するわけですからね。
たぶんこれが蓮池兄弟の講演なら「拉致問題は政治色が強いからそんなものは扱えない」といわれて断られることもないんじゃないか。それとも「ウヨが敵視する蓮池兄弟の講演なんかやったら、ウヨの街宣車が大学に抗議に来るかも知れない。怖くてできない」で断られるんでしょうか。まあ蓮池講演が断られたとしても、それも構図は「五嶋の件」と話は同じです。「ウヨと関わりたくないから断る」わけです。
それはともかく、そもそもどんな性格のものであれ、私人に過ぎない「五嶋龍だの救う会だの」の特定の政治活動を政府がプッシュしろと要求すること自体がおかしな話ですが。
いきなり拉致問題を解決するというのはハードルが高いから、小さな進展で北朝鮮と交渉を進めていこうという甘い考えの方が必ず出てきます。
そういうことは一切いらない。我々は報告書も求めていない。被害者の帰国、これに尽きます（拍手）。
「すぐさま拉致被害者帰国を要求する」なんて方がよほど「甘い考え」だと思いますけどね。
何も拉致に限らず「最終目標達成は厳しいから、小さな事からコツコツやっていく」なんてのは普通の考えです。
例は何でもいいですが、例えばこの間の「堺市長選での共産党の態度」なんかもそうです。共産党からすれば竹山市長には不満もあるでしょう。
ただだからといって竹山市長を否定して
そういうことは一切いらない。我々は『元維新の市長』なんか求めてない。共産党市政の誕生、これに尽きます
といっても現実性が残念ながらないわけです。竹山市長VS維新の一騎打ちという情況で共産党候補を立てても「共産党にとって最大の敵である維新を利する」という効果しか生まない。共産党にとっては未だ「竹山市長の方がよりマシ」なわけです。だから公認などの形で「竹山支持を公然とはしない」ものの、候補はたてずに自主投票（日和見に過ぎない公明党の自主投票と違い、かなり竹山支持寄りの自主投票）にする。
この拉致の件だって「報告書を否定してどうするのか」て話です。情況が悪くなるだけじゃないのか。
有本明弘（有本恵子さん父）
今から私の考えを言いますが、これは天の声として聞いて頂きたい。
「天の声」てちょっと思い上がりにもほどがあるんじゃないか。それともこういうのを「天の声にも変な声がたまにはある」というべきでしょうか（皮肉）。
参考
■角福戦争（ウィキペ参照）
いわゆる大福密約の総理総裁2年任期後の大平*2幹事長への政権禅譲を拒否し、福田*3総理は自民党総裁選挙に再選をかけて立候補。自民党総裁選では大平候補を支持する田中*4派が大掛かりな集票作戦を展開する一方で、福田派は派閥解消を主唱する建前や事前調査における圧倒的優勢の結果に油断し、動きが鈍く、当初の下馬評が覆され、福田は予備選段階で大平に大差で敗北した。福田は「大平に本選では勝てなくても予備選で勝てる」との判断から「予備選で負けた者は国会議員による本選挙出馬を辞退するべき」とかねて大平を牽制する発言をしていたため、本選挙出馬断念に追い込まれることになる。記者会見で「民の声は天の声というが、天の声にも変な声もたまにはあるな、とこう思いますね。まあいいでしょう! きょうは敗軍の将、兵を語らずでいきますから。」の言を残して総理総裁を退いた。
米朝の一騎討ちは、必ず米国が勝利するのであります。トランプ大統領が、「核施設を破壊する」と宣言*5し交渉の話に入れば、北朝鮮は話し合いに応じるしかありません。
（中略）
中国やロシアは、この話には入ってこれないのです。
イヤー「6カ国協議」でわかるように、むしろ中露の協力は必要だと思いますね。「米国なら何でもできる」という米国頼みの他力本願だから拉致は解決しないんじゃないか。ぶっちゃけ米国にとって一番大事なのは核、ミサイル問題で拉致なんかどうでもいいでしょう。
増元照明（増元るみ子さん弟）
皆さんこんにちは。台風が来ています。会場に入ってびっくりしました。これだけ大勢の方が来ていただいて感謝申し上げます。
（中略）
拉致問題に関心を持っておられる方が増えているというのはありがたいことだと思います。
どう見ても増えてないでしょう。
なぜ政治は本気を出さないんですか。そんなに日本て弱い国ですか。経済大国第３位の国が、あんな最貧国の国に対して何が怖いんですか。何を恐れているんですか。この国に巣食う闇の力があるんですか。それを壊さない限り、私たちの家族を取り戻せるわけがないでしょう。
ばかばかしい。最貧国だろうがなんだろうが「生存してる拉致被害者はあの5人以外いません」といわれたらどうにも手の打ちようがないでしょう。
「いやこういう拉致被害者がいるはずだ」つうほどの証拠はない。経済制裁しても今のところ効果がない*6し、まさか軍事攻撃なんてリスキーなことはできるもんではない。
つうか世界最強の経済大国、軍事大国アメリカですらワームビア君を健康体で取り戻すことに失敗したわけです。
何を理由に破防法を適用する気なのか（呆）。オウム真理教に破防法が適用されなかったことで分かるように、あるいは過去において極左過激派に破防法が「組織としては」適用されなかった*7ことからわかるように破防法はそう簡単に適用できる法律ではない（ウィキペ「破壊活動防止法」参照）。いやそもそも破防法を適用しても拉致解決という意味では何の意味もありません。
私はアメリカにテロ支援国指定解除をしないようお願いに行った時、クリストファー・ヒル*8からも言われました。デビッド・アッシャーという経済制裁を担当した人からも言われました。「日本は何しているんですか。アメリカにばかり来て、あなたたちは何しているんですか」と。これが外国の考え方ですよ。
それ「米国は『米国の国益に無関係ない』拉致に興味なんかねえよ。米国のテロ指定や経済制裁はあくまでも米国の国益しか考えてないから。米国の国益になると思えばあんたらの考えに関係なくテロ指定も制裁もいつでも解除するし、逆にあんたらが拉致解決のために解除してくれ*9と言っても、米国の国益に反すると思えば解除しないから。とにかく拉致を解決したかったら日本が自分でやれよ」と婉曲に言ってると思うんですけどねえ（あまり婉曲でない気もするが）。実際、米国ブッシュ子政権は増元らの要請を無視してテロ指定を解除しましたし。何でここまで言われても、それでも米国詣でするのか。
あるいは「6カ国協議参加国だから訪米しましたつうなら、訪中、訪韓、訪露もしては？」つう意味もあるでしょう（連中はそういうことしませんが）。
まさかヒルやアッシャー以上のこと（はっきり「米国に来ても意味はないから来ないでくれ」というとか）を言うわけにもいかないでしょう。そんな事言ったら喧嘩になる（つうかヒルやアッシャーレベルでも喧嘩になってもおかしくないですが）。米国も呆れてるんじゃないのか。
■「今年中に全拉致被害者の救出を！国民大集会」決議案
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6080.html
ばかばかしい。そんな事は拉致の解決に何一つ関係ないし、この理屈なら諸外国が「何らかの理由による」日本への報復措置として「海外の日本人学校への迫害」を加えても何ら批判出来ません。
■ニューヨークから訪米中間報告
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6077.html
訪米団のメンバーは以下の通り。横田拓也（家族会）、古屋圭司*10、山谷えり子*11、塚田一郎*12、山田賢司（自民党）、松原仁*13（民進党）、島田洋一（救う会）。
米政府関係では、ランバート国務省次官補代理代行、ポティンジャーNSCアジア上級部長、ヘルビー国防次官補代行と面談した。
横田拓也しか家族会の人間がいないのは「高齢化の影響」でしょうか。
政治家連中は古屋、山谷、松原は「一応拉致担当相（国家公安委員長）経験者」ですが今は大した政治力はないでしょう。一方、訪米団メンバーの政治力の無さを反映してか会ってはくれた物の、相手は国務省は「ティラーソン*14国務長官」「国務副長官」「国務次官」「国務次官補」よりも格下の「国務次官補代理代行」、国防省も「マチス国防長官」「国防副長官」「国防次官」「国防次官補」よりも格下の「国防次官補代行」だったわけです。
■未だに約３億円−地方自治体による朝鮮学校への補助金
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6064.html
７年で５億５０００万円減った。
そうです。日本人として実に悲しみや怒りにたえない。在日の方々への申し訳なさで言葉もありません。
やれやれですね。そんなことと拉致問題の解決とは全く関係ない。ただの下種な嫌がらせです。こんなことは巣くう会のように誇ることではなくむしろ恥じることです。こんなもんに加担してる家族会には怒りや憎しみといった負の感情しか俺にはありません。まあ、家族会の愚行は「朝鮮学校への嫌がらせ」だけではなく「サッカー観戦に平壌に行ったファンへの悪口」「田中均氏を退官に追い込む」「蓮池透氏の家族会除名」「週刊文春に掲載されたウンギョンさん写真での有田芳生氏への誹謗」など救う会言いなりで全くひどいもんで呆れるしかない。
しかし「東京や大阪、わが埼玉」など不当にも支給しない自治体がある一方で、こうして支給する自治体があることはせめてもの救いです。
「こうした自治体が支給をやめることなく、むしろ支給額を増加すること」および「東京、大阪などの不当な不支給が撤回されること」を強く望みたい。そのためには我々日本人がもっと人権に敏感にならないといけない*15し、裁判所も先日の大阪地裁の「国の無償化除外断罪」判決のようなまともな判決をきちんと出してほしいもんです。広島地裁の不当判決など全く論外です。裁判所が国の不正を断罪できないのではナチドイツや旧ソ連・東欧などの独裁国家と何ら変わるところがない。
■衆参両院の決議が、拉致問題の「早期」「早急な」解決を明記
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6066.html
もちろん衆参両院がそうした決議をしてもある意味「何の意味もありません」。なぜなら政府が外交交渉をしない限りどうにもならないからです。
決議も
最重要課題である拉致問題の包括的かつ早急な解決を図るべく、政府の総力を挙げた努力を傾注し、もって国民の負託に応えるべきである。
として結局、政府に要請することしかできないわけです。こんなある意味どうでもいい決議を手柄だ、成果だなどとバカ言ってるようでは救う会も家族会も本当にどうしようもない。そんなんでは100万年たとうが拉致問題なんか解決しないでしょう。
*1:「政治色が強い」つうのは婉曲表現ですよねえ。要するに極右運動とつきあいたくない、つう事です。そういう感覚がない五嶋龍（バイオリニスト）は恐らく右翼なんでしょうね。奴の姉「五嶋みどり（バイオリニスト）」など親族も右翼なのかも知れません。
*2:池田内閣官房長官、外相、自民党政調会長（佐藤総裁時代）、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長（福田総裁時代）などを経て首相
*3:岸内閣農林相、自民党政調会長（池田総裁時代）、幹事長（佐藤総裁時代）、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相
*4:岸内閣郵政相、自民党政調会長（池田総裁時代）、池田内閣蔵相、自民党幹事長（佐藤総裁時代）、佐藤内閣通産相などを経て首相
*5:実際、リスキー過ぎてそんなことはできるもんではないでしょう。つうか北朝鮮が求めてるのは「明らかに体制維持の保障」なんだから「米朝国交正常化」「朝鮮戦争正式終戦」「在韓米軍撤退」などで「体制転覆の意思がないこと」をアピールすればいいと思うのですがね。
*6:そこで「中露が支援するのが悪い」といってもどうにもなりません。
*7:渋谷暴動事件によって個人適用ならされています
*8:駐マケドニア大使、コソボ特使、駐ポーランド大使、駐韓大使、東アジア・太平洋担当国務次官補（6カ国協議米国代表兼務）、駐イラク大使など歴任
*9:まあ俺が拉致被害者家族ならむしろ解除を要求しますね。要求しても「米国の国益に反すると思えば」無視するんだろうなとは思いますが。
*11:第一次安倍内閣首相補佐官（教育再生担当）、第三次安倍内閣国家公安委員長（拉致担当相兼務）を歴任
*12:吉田内閣郵政相、自民党政調会長（石橋総裁時代）、新潟県知事を歴任した塚田十一郎の五男。
*15:正直日本人の人権意識のなさはこの朝鮮学校の件に限らず、およそ先進国とはいいがたい酷いもんです。わかりやすい例は過労死や冤罪といったところでしょうか。
