法輪功系列の「大紀元&新唐人テレビ」に突っ込む(9/10分)

 2017年9月10日に記事が書いてなかったのでここに大紀元&新唐人テレビネタをを書いて記事を埋めることにします。まあ馬鹿馬鹿しいこだわりですが「できる限り全ての日に記事を書いておきたい」ので。
 なお、「まともな中国政府批判」ももちろんありますが所詮「大紀元&新唐人テレビ」なので「はあ?」という内容もたくさんあります。

■ネット上の法輪功批判
まずは
■【産経抄】7月2日(追記・訂正あり)
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100702/1372985774
■いつもどおりid:noharra氏に突っ込む(5/28分)(追記・訂正あり)
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20120528/5643098721
でも紹介した「エイズデマ」を紹介しましょう。

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20100524#p1
■NATROMの日記「エイズに似た怪病が中国で急速に拡散しているという話はたぶんガセ」
(前略)
 上記の症状一覧を見ての私の最初の印象は「あまりエイズに似ていない」。いわゆるエイズ後天性免疫不全症候群)は、通常、HIVに感染してから数年間経ってから起こるため、「初期症状が主に性行為の後に出る」という点で決定的に異なる。強いて言えば、HIV感染後の急性期に起こる「HIV感染症候群」に似てなくもない。HIV感染症候群の臨床症状は伝染性単核球症に似ているとされている。伝染性単核球症の典型的な症状は発熱、咽頭痛、リンパ節腫脹*1である。通常の風邪と区別がつかないこともあるとされる。要するに、HIV感染だけに見られる急性期の特別な症状はない。
(中略)
 未知のウイルスによるものという可能性はどうだろうか。SARS重症急性呼吸器症候群)流行のときに、中国政府の対応は、WHOへの報告が遅れるなどの問題点があった。今回の件でも、中国政府が情報を隠蔽しているかもしれないという懸念が、「注意喚起」を目的とした情報拡散の一因になっているようである。しかし、上記引用している記事の日付は2009年6月である。ほぼ1年前である。もし、「感染経路も極めて多様で、そのスピードの速さには広範囲の感染被害が憂慮される」ような未知のウイルスが存在するならば、1年間近くもWHOなどの公的機関が気付かないなんてことがありうるだろうか?WHOには、中国政府の情報隠蔽に協力する動機はない。唾液や汗などでも感染するような「感染力の強い未知のウイルス」が事実だとしたら、何らかの陰謀論でも持ち出さない限り説明できない。
(中略)
 どこか信頼できる情報源が報じていないか探してみたところ、BBC newsが取り上げていた。"HIV phobia"つまり、「HIV恐怖症」として。BBCの記事では、売春婦との接触の後、体調不良となるも検査でHIV感染が否定された男性二人について、
(中略)
 中国のHIV研究家は、患者の抱える問題は、身体的なものではなく、むしろ精神的なものだと考えている。また、中国でこうした例が多いことについては、中国の医療制度に対する不信感から、医師を信用せずに、インターネットで専門知識のないままに多くの人が不安を共有することで、その不安が高まっていると分析している。「注意喚起」などというリツイートを見るに、これは別に中国に限った話ではないかもしれない。
【ボーガス追記:コメント欄の応答】
■NATROM 2010/05/27 17:53
 舌の写真のアップされていますが、明らかな異常所見はないように見えます。写真が小さいせいかも知れませんが。「病院で様々な検査を受けておりますが、血液検査、脳CT、脳MRI、心電図、胸レントゲン等でも何も所見がありません」とのことで、未知のウイルス感染症だとしても、何らかの客観的な異常所見がありそうなものです。客観的な異常所見に乏しいのにも関わらず、多彩な症状が出現しています。症状は、psychosomaticな要因によるものである可能性が高いように思われます。

http://jp.kaiwind.com/view/201111/30/t20111130_786532.htm
法輪功が捏造した「陰性エイズ」デマを夕刊フジが拡散
 病気ではないのに自分は重病だと思い込んで症状を訴え続ける心気症は、昔から世界中によくある心の病気(身体表現性障害)のひとつです。HIV検査を受けて感染してないことがわかっても「自分は感染してる」と思い込み続ける、いわゆるエイズノイローゼも心気症にあてはまることが多いようです。
 医者に病気ではないと診断されたのに「現代医学でもわからない奇病」などと思い込んでしまう場合は、心療内科・精神科で適切な診療を受け不安を取り除くべきなのですが、インチキ宗教やニセ医療のカモにされてしまう人もいるようです。
 医療や進化論を否定するカルト宗教団体「法輪功」の広報紙である「大紀元」が、数年前から「中国でエイズによく似た奇病」というデタラメな噂を広めていることはネットで話題になっていました。この噂については中国衛生省も自称患者たちの調査を行い「心理的な要因だ」という調査結果を今年の4月に発表しました。しかし、法輪功系メディアの大紀元や新唐人電視台はその報道を「未知のウイルス」「陰性エイズ」というデマにすりかえ、そのデマをなぜかチャンネル桜夕刊フジが日本で拡散しているようです。
 「夕刊フジが取材した」という2人の自称感染者の証言はまさに心の病気を疑われる内容で、奇病とは思えません。Aさんは「大学病院や総合病院、泌尿器科や性病科など30件ほど回ったが、原因は不明。心療内科にも行ったが『問題なし』」と証言していますが、たいした症状もないのに奇病だと思い込み仕事を辞めて異様な数の病院をまわってる人が心の病気を疑われないのは不自然です。この夕刊フジの取材ネタはチャンネル桜に出演してる坂東忠信*1という人のブログの5月の記事と酷似しているのですが、ブログ記事には「未知のウイルス」の元ネタが「大紀元」だということも明記されてます。さらにブログ記事ではこの自称感染者のできものはひどい症状ではなく「心療内科も3軒回った」とか「薬は効かないが健康食品が効く」と主張していることも書かれていますが、特定の健康食品だけが症状を軽減させるなんて宣伝する自称感染者たちの話は、半信半疑の読者もさすがにガセネタだと気付くでしょう。
 つまり夕刊フジの記者は「陰性エイズ」がどうしようもないガセネタだとわかってるはずなのに、元記事のヘタな嘘をごまかしたうえで、わざと「コンドームで防御できず?」なんて見出しで煽っているのです。
 おかしなデマが中国で広まるのは、中国政府の感染症政策と情報隠蔽体質への不信感があるからだとしても、日本のメディアまでこんなデマ拡散に加担しているのは残念です。
 法輪功は2008年にも「中国でエイズイカ」という差別的なデマを拡散したことで知られています。現実にはもしHIV感染者の血液を注射した食べ物を出荷しても、食べた人がHIV感染する可能性はありません。このデマに類似したバカ設定の、HIV感染者の血液を牛乳に入れて飲ませるという日本の小説「告白」も、読者の誤解を招く描写だと批判されていました。

 次に臓器狩りデマの紹介。

http://jp.kaiwind.com/hyzx/zzyy/201501/26/t20150126_2283777.htm
■「生体臓器摘出」うわさの元、「蘇家屯収容所事件」:法輪功は「生体臓器摘出」うわさを如何に捏造したのか
 実は、法輪功のうわさといわゆる証人の証拠は間違いだらけである。例えば「証人」アンニの話によると、蘇家屯血栓病病院は収容された法輪功信者について生体解剖を行い、非法な人体臓器移植をおこなったといった。実際、この病院は(中略)中国病院の資格分類では二級甲等である。つまり医療手段、設備、医師の権限などさまざまな面においても、「人体の臓器を摘出」できる能力を持っていない。病院が持ったベッドは合計300台ぐらいしかなく、6000人を住ませるのは完全に無理である。いわゆる火葬炉はただの病院の普通のボイラーである。
(中略)
 法輪功のうわさはあんまりにもでたらめなので、海外で「中国労改問題専門家」と名乗った反中国政府の「民族運動者」呉弘達(Hurry Wu)氏さえ無視できなかった。2006年3月22日、スタッフを数回蘇家屯へ派遣して調査をもらった後、呉弘達氏は米国国会一部の議員とマスコミ代表者へ手紙を出し、「蘇家屯収容所事件」の真実性を否定した。

http://jp.kaiwind.com/hyzx/zzyy/201202/t141393.htm
■「蘇家屯事件」の真相
 噂の「焼却炉」は、実際に病院の民用ボイラー室である。(中略)これらボイラーは主に暖房、湯沸かし、医療機器の消毒に使用されている。ボイラー室はいくつかの透明ガラスの窓があり、外から中の様子が明らかに見える。東側の窓の外は一面のオープンな芝生が続き、付近の市民が毎日ここを通ったり、散歩したりしている。上述の施設が設置されたここでは、いかにして、密かに大量の死体を焼却することができるのか。
(中略)
 「強制収容所」を囲む高さ3メートルもの壁はどこにあるのか?。法輪功組織は最初に強制収容所が3メートルもの鉄条網に囲まれており、その中で死体を絶えず焼却していると公言した。事実は、血栓病病院は1988年に創立され、嘗て住民の野菜畑であった。病院が建てられてから、住民がそのままに周辺生活し続け、周りに大通りが連なっており、しかもこの病院は毎日国内外から数多くの患者を受け入れている。死体を絶えず焼却した大規模な「強制収容所」があるとすれば、なぜ長期にわたって誰も知らず、反映もしないだろう。高さ3メートルもの鉄条網がどこにあるのか。でっち上げのうそはあまりにも常識から離れたため、出されてからすぐ質疑の声が現れた。
 病院には6000人以上の法輪功学習者を収容できるのか。(中略)病院にはベッドが330しかなく、患者をまったく受け入れなくても、6000人を収容できるはずがない。
 病院はいかにして生体から臓器を摘出売買したのか?。遼寧省蘇家屯血栓病病院の外科には10人ぐらいの医師しかおらず、小さな診室に一ヶ所の処置室だけある。この処置室は小さな処置、たとえば傷や出血ぐらいしか処置できない。臓器摘出設備がなく、臓器摘出の環境と技術が整っておらず、この種の手術をする資格がないため、臓器摘出という指摘はまったくでたらめな話である。
(中略)
 「蘇家屯強制収容所事件」の「証人」と名乗った女性アンニは自分の前夫が同病院の外科医師であり、2年間に2000人以上の法輪功学習者から角膜を摘出したことを前夫から聞いたことがあり、これによって自分の家族に苦しみをもたらされたと証言した。このいわゆる証人のアンニについては、第一に、前夫の名前は?。病院にはこの人が果たしているのか?。第二に、前夫が脳外科医師だと彼女が言ったが、脳外科医師が角膜手術をするということは少し医学知識に詳しい人から見れば、(中略)とんちんかんな話とわかる。
(中略)
 2006年4月12日、国務院報道弁公室がプレスセンターで記者会見を主催し、AP通信ワシントンポスト紙、CNN、ロイター通信、日本朝日新聞シンガポール聨合早報、香港フェニックステレビ、新華社通信、中国早報、中国国際放送等国内外の主流メディアが出席した。蘇家屯血栓病病院張玉琴副院長は蘇家屯血栓病病院の状況を記者団に紹介し、「蘇家屯強制収容所」をめぐるデマを打ち消し、デマを捏造した海内外の法輪功組織を強く非難した。調べたところによると、国内メディアが海外に会見の模様を伝え、六つの海外メディアも客観的にこの記者会見を報道した。
 2006年3月17日から4月11日にかけて、中新社、日本NHK、フェニックステレビは三回にわたって蘇家屯を訪問した。中でもフェニックステレビと中新社は相次いで「蘇家屯強制収容所」に関して否定的な論評を出した。
 「蘇家屯強制収容所」というデマが出た頃、中国の胡錦濤*2国家主席が米国を訪問する直前であった。米国政府は非常に関心を持ち、中国駐在米国領事館の官員に蘇家屯血栓病病院へ考察に行くよう指示した。2006年3月22日、瀋陽駐在米国領事館の館員カーディクス氏は一人の翻訳を連れて、蘇家屯血栓病病院を細かく視察した。事後に、同氏は米国国内に、「蘇家屯血栓病病院は普通の病院」という結論を伝えた。
 2006年4月14日、中国駐在米国領事館の一人の一等秘書と一人の医療関係官員が、瀋陽駐在米国領事館総領事と一緒に、蘇家屯血栓病医院を約3時間半訪れ、同病院の薬理実験室、手術室、食堂倉庫、駐車場、ゴミ室、ボイラー室、煙突、資料保存室などを含む病院の全部施設と周辺にある住宅を考察した。その後、米国の大統領報道官は「蘇家屯強制収容所」を証明する事実根拠がないと語った。

http://jp.kaiwind.com/hyzx/zzyy/201502/12/t20150212_2328664.htm
■外部は「生体臓器摘出」うわさを如何に取り扱うか
●米国国務省:大衆病院以外の用途は発見していない
 2006年4月14日、米国駐瀋陽領事館総領事David Kombluth、米国駐中国大使館役員李启森、医者夏皮羅など5人は蘇家屯血栓病病院で3.5時間にかけて詳しく見学した。同日、米国国務院は駐中国大使館と駐瀋陽領事館が蘇家屯について二回の調査結果報告を発表した。報告には、「この場所は、公共病院以外の用途として使われた証拠は見つけられなかった」。
●オーストラリア政府:これらの告発が真実であることを証明できない
 2007年5月28日、オーストラリア国会参議院外交国防と貿易常務委員会は外交と貿易などの議題に、公聴会を開いた。外交と貿易部北アジア局第一副部長Peter Baxteは「臓器移植に使われたのは法輪功練習者の臓器という告発について、オーストラリア政府の立場は、われわれはこれらの告発が本当である証拠が見つかっていない。」と言った。
ニュージーランド国会:法輪功が告発した臓器摘出が存在した証拠はない
 2013年11月21日、ニュージーランド国会の外交、国防と貿易委員会は国会へ報告書を出した。
 「本委員会およびニュージーランド政府は臓器摘出出張の独立証拠を見つかっていない(ボーガス注:と考えている?)。この結論はニュージーランドおよび海外での調査をベースにしたものである。」
アムネスティ・インターナショナル
 アムネスティ・インターナショナル法輪功からの「生体臓器摘出」の告発について、中国で実地調査をおこなった。しかし、(ボーガス注:人権問題では中国に批判的な?)彼らさえ法輪功メンバーの臓器が摘出され、売買されたことの信用性を確認できなかった。
ウクライナ邪教情報サイト:天まで届くクランベリーの下にある法輪功
 間接証拠は犯罪を証明できなく、犯罪が可能であることしか証明できない。直接証拠をもっと確認する作用もある。従い、間接証拠だけの告発は成立させられない。どんな弁護士でも、間接証拠を完全に崩せる。例えば、弁護士はこんな質問を聞ける。被害者は10人の敵を持っていた。その中に、6人はアリバイがない。6人のなか、犯人はだれだろうか。
「間接証拠で、告発は成立させられない」
 これは弁護士のもっとも強い反駁言葉である。従い、検査官はよく事情調査と証拠収集の作業をしなければならない。
 もちろん、もし犯人は知識のある人で、凶器に残った指紋を拭いた。証人が見つけられない場合、検査官は現有の証拠に立たなければならない。キルガーとマタスはこれを理由として、「証拠集めの難しさ」という節に書いた。
 そのため、理論推測は二人の作者がよく使った方法である。「調査報告」の内容には、このような論調はあふれている:「間接証拠は犯罪を証明できないが、間接証拠のない犯罪はありえない。」
 証人は証言を提供した。しかし、法輪功証人の証言は直接の証拠ではない。
 証人の証言のなかに、「私は見た」はなく、「私は聞いた」、「XXから私に言った」しか言ってない。これらは直接証拠とは言えず、間接証拠しかない。
 証言は臓器移植、外科手術、医学衛生など常識に一致していない。
結論:
 上記文章の内容の通り、十数カ国の政府部門、人権団体、海外メディアは実地での取材はこの報告書が書いた内容を証明できることを一切見つかっていない。

 最後に「エイズデマ」「臓器狩りデマ」以外の批判です。

http://jp.kaiwind.com/tuijian/201510/19/t20151019_2966097.htm
■「法輪功」問題の社会的背景とその行方
 今まで法輪功は気功集団と見なされ、中国文化継承の有益な活動と見られていた。従って、散発的な座り込み抗議など問題を起こしても大目に見られてきた。ところが「四・二五事件」(1万人以上の信徒が中南海を包囲し座り込みデモを挙行)を契機として、当局の対応が大きく変わった。この組織は気功集団の名を借りた「カルト集団」と見なすようになった。
(中略)
 異常に「教祖」への絶対的忠誠をを要求している。李洪志*3を「教祖」とは言っていないが、実際の行動は彼を神格化しており、教祖的存在となっている。それは94年9月、李洪志が1952年7月7日の生年月日を1951年5月13日に偽造したときから始まる。この日は旧暦の4月8日で、釈迦の誕生した日に当たる。李洪志は仏の転生であると弟子達に思いこませようとしたのである。
(中略)
 異端的な洗脳型新宗教である。カルト的新宗教の特徴は、宗教哲学とも言うべき哲理が存在しない、もしくは大変乏しく、ただただ信者に盲目的服従を求める。そのためには先ず科学を否定する。法輪功もその例に漏れない。「現在の科学は科学ではなく」、法輪功を「修練する人こそが……最高の科学者」と言う。またすべての他の宗教や気功を否定する。「現在の宗教は人を済度することが出来ず、修練をせず、低レベルのものだ」「法輪大法を広めるには」、以前に学んだものとは「一刀両断」にしなければならないと迫る。このように、一旦「法輪功」の門をくぐると、すべての書物や学説から遮断され、完全にマイルドコントロールされることになる。これはオウム真理教と大変似ているし、欧米のカルト集団とも共通点を持つ。
 最後に常理を逸した狂信性が挙げられる。カルト集団は集団自殺や人を殺すことを何とも思わないなど、狂信的であることをその特徴とする。法輪功も全くそのような側面を持つ。「教祖」李洪志の言葉「病気になっても薬を飲まず、法輪功の修練で癒せ」を信じ、命を落とした者が数百人に達する。7月29日、李洪志を指名手配するに当たって、その罪状の一つに、7月28日までに743人を死に至らしめたという一項があるが、そのうちのかなりの人は法輪功を信じ、重病にも関わらず医者にかからなかったためである。また「暗示療法」のような手口にかかって、精神病に陥る者もかなり多く、その事例は新聞紙上に数多く紹介されている。リーダーの指示によって、1万人以上の信徒が即座に中南海を取り囲むというような行動力も、ある種の狂信性によるものと見ることができよう。
 以上述べた内容は、中国当局の資料に基づいて「法輪功の本質」を述べたのだが、李洪志自身は「中南海事件とは関係ない」「生年月日は公安局が間違って書いたものを正しただけ」「薬を飲むなとは言っていない」と弁明している。(「亜洲週刊」99年8月2−8日号)
 普段、多く語られるのは気功による心身の向上や「眞、善、忍」の善行を周囲に及ぼすことであったようである。そのため欺瞞性に富み、当局も長い間余り気に留めず、見逃してきた。それが「四・二五事件」を契機として、法輪功に対する徹底的捜査が行われるようになったのである。

https://ameblo.jp/kurohata/entry-11745780593.html
法輪功はカルトである
 私は中国共産党の手先ではない。しかし彼らが謂うとおり法輪功はオウムと同様の、幸福の科学と同じくらい性質が悪いカルト宗教だと考える。
(中略)
 法輪功は日本語サイトを設けそこに原典類を邦訳し掲載している。法輪功(法輪大法) in Japan 基本となるのは轉法輪(轉は転の旧字体)や法輪功と思われる。ここでは法輪功.pdfを参照していく。これが端的に彼らの態度を示しているように見えるからだ。

 実は気功は現代人類が発明したものではなく、先史文化なのです。

 彼らは彼らの鍛錬法である気功を先史文化であると言っている。先史文化って何か判りますか?
 人の歴史の前にある文化のこと。カルト好きが信仰しているムー大陸とかレムリア大陸とかアトランティス文明とかそういう歴史書に刻まれる前の文明のこと。むしろ人以前の文化だと信じているようである。

 ダーウィンの進化論に従えば、人類は猿から進化してきたものなので、文明はたかだか一万年を超えていないはずです。ところが、出土した文物から、ヨーロッパのアルプス山脈の洞窟で、二十五万年前の壁画が見つかりました。その芸術的鑑賞価値の高さは、現代人も及ばないものです。また、ペルー国立大学の博物館にひとつの大きな石があり、その石には、望遠鏡を手にして天体を観察する人が刻まれています。この彫刻は三万年も前のものです。皆さんもご存じのように、ガリレオが一六〇九年に三十倍の天体望遠鏡を発明してから今日まで、せいぜい三百年余りの歴史しかないのに、三万年も前にどうして望遠鏡などありえたのでしょうか?

 wikipedia の「人類の進化」によれば(wikipediaの記事の内容については確認を別途行なう→とりあえず私の課題として残しておく)人類の発祥は25万年前、壁画があっても問題はないし、観賞価値は別問題だろ。どういうものが描かれているかで観賞価値が生じるのではなく、その時代に描かれたということで観賞価値が生じるのだ。価値の捉え方がおかしいよね。
 それに望遠鏡って決め付けているけれど、人は見たいものが見えるものだからね、そう考えたいだけなのかもしれないね。
(中略)

 インドには、鉄の純度が九十九パーセント以上に達している鉄の棒があります。現在の冶金技術をもってしてもこれほど純度の高い鉄を精錬することはできません。

 平気で嘘をつく法輪功。純度99.9な鉄は今も作ってます。
 ちなみにインドの鉄の棒というのはこれ(https://matome.naver.jp/odai/2133759121820839401)のこと。デリーの鉄柱。純度が高いから錆びないという信仰から上の記事が書かれているようだけれど、むしろ錆びないのは含まれる不純物に原因があったという話だ。

 人類はその頃はもしかするとまだ微生物に過ぎなかったのに、どうしてこのようなものを作り出すことができたのでしょうか?

 すごい、人はそのころ微生物だったかもしれないんだ。進化論を全然理解していないらしい。

 気功は我が国独特のものではなく、外国にもあります。しかし彼らはそれを気功とは言わず、アメリカやイギリスなどの西洋諸国では魔術と呼んでいます。アメリカに、本当は超能力のマスターである魔術師がいて、万里の長城の壁を通り抜けるパフォーマンスを披露しました。

 魔術ではなくマジック。日本語なら手品。長城を通り抜けたのはデビッド・カッパーフィールド。彼は素晴らしい超能力者だそうだ。あれね、ハンドパワーを標榜する日本の手品師のことを文字通り『超魔術師』だと思い込んじゃったおバカさん達と同じね。
 さらに言う。

 通り抜ける時、彼は白い布をかぶり、自分を壁にくっつけるようにしてから通り抜けたのです。どうして彼はこんなことをしなければならなかったのでしょうか?こうすれば、魔術に見えるからです。

 ちゃんと種明かしをした映像もある。
 判ってるよ、見えないところで本当に壁を通り抜けてたんだよって考えてるんでしょ。ニセモノであることを示されてもそれを認識したがらないのはカルト信者の当たり前の行動です。

 西洋医が病気を治療する際に用いるのは、化学検査であれレントゲン検査であれ、常人社会の手法ですので、この空間における病の様相しか観察することができず、他の空間の信息を見ることも、発病の原因の所在を見ることもできません。
・病気とは一種の「業」であり、それを治療するのは、業を滅する手助けをすることにほかなりません。

 法輪功信者は病院へ行かないのである。

http://jp.kaiwind.com/flg/wlxs/200902/24/t20090224_786305.htm
法輪功が宣揚した主要な屁理屈と邪説
 法輪功を信仰するならば、その他の知識と情報を受け入れてはいけない。
 法輪功は、学習者が法を専一に学び、その「経文」を繰り返し繰り返し暗誦すべきだと強調しており、学習者が法輪功以外の情報を受け入れるのを厳格に禁じている。したがって、学習者は多くの時間を使って法輪功を学習し、テレビを見ず、新聞・雑誌を読まず、大脳に法輪功の説教でいっぱいになっている。

http://jp.kaiwind.com/flg/wlxs/200902/24/t20090224_786314.htm
法輪功の捏造による数多くのでたらめなミステリ物語
(2)法輪功による万病完治
 主に癌の完治、痴呆の全快、断たれた手足の自生、目の不自由な人が見えるようになること、耳の不自由な人が再び聞こえるようになること、言語障害者が話せること、半身不随者が歩けるようになること、猫背が真っすぐになること、蟹股が真っすぐになること、植物人が再び蘇ることなどが含まれている。
 ウェブサイト明慧の2006年10月13日付の文章には、あるリンパ癌中期の患者が2ヶ月間にわたって『轉法輪』を読んだ後、癌の症状は消えたと書いてある。
 2008年1月7日、ウェブサイト明慧はあるエイズ患者が三年間にわたって法輪功を修煉した後、エイズ病状は消えたと語っている。
(中略)
 これらいわゆる「神霊」ストーリはほとんど実名が出ず、具体的な住所もなく、押敲や科学的な実証に耐えられない。

http://jp.kaiwind.com/flg/wlxs/200902/24/t20090224_786312.htm
法輪功がどう疾病を扱っているのか
・病気にかかった後に医薬を拒むのは大勢の法輪功学習者の死亡を招いた最も主要な原因で、彼らが医薬を拒む原因は李洪志の理論からきたのである。
李洪志は人が病気にかかる原因を「業力」に帰結している。
 このため、たくさんの法輪功学習者が病気に罹った時、医療や薬を拒む事件はしきりに発生し、結局、身体障害或いは死亡をもたらしてきた。
李洪志は、病気になっても治療を受けずに練功による「業力消去」をするよう、弟子に誤ったほうに導いている。
李洪志法輪功の修練は「業力消去」の唯一の方法であり、病気を治す唯一の効き目のある方式でもあると言っている。
李洪志は病気に罹った弟子が診てもらったり薬を飲んだりすることを許しない。
李洪志はまた、「注射してもらったり、薬を飲んだりしても本当に病気を治せたわけではない」と言っている。
・しかし、最も不思議なことには、李洪志は弟子たちが診てもらったり、薬を飲んだりすることを許さないが、自分がこの準則を遵守していない。
(中略)
 1984年、李洪志は急性化膿性盲腸炎のため、入院し手術を受けた。
 言い換えれば、李洪志が提出した「業力消去」という病気治療方針は自分に適用せず、彼は自分の「業力消去」論を以って、自分の命を茶化す勇気がない。
 これでわかるように、「業力消去」論は李洪志が弟子を騙し、コントロールするための一手段に過ぎない。

http://jp.kaiwind.com/flg/orzj/200902/24/t20090224_786301.htm
法輪功がどう宗教を見ているのか
 法輪功は宗教を貶し、冒涜侮辱している。
 李洪志は「今の宗教、佛教、キリスト教、天主教……人間を救い済度することができず、低いレベルのものである」、「今日、世界中公に正法を伝えているのは私しかいない」、「人類全体を光明の世界に済度することができ、釈迦牟尼老子、イエスより更に高い救世主だ」と言っている。

http://jp.kaiwind.com/flg/fhzz/200902/24/t20090224_786317.htm
法輪功が中国と他国との関係を離間している
法輪功は亡くなった有名なテノール声楽家パバロッティ氏を攻撃した。イタリアの有名なテノール声楽家のパバロッティ氏はすい臓癌を患ったため、2007年9月6日午前に亡くなり、享年71才。世界各国の主流メディアは次から次へと記事を発表し、パバロッティ氏の一生成就した成果を称賛し、その不幸な逝去に対し哀悼の意を表した。しかし法輪功は「中国共産党の五輪招致を助けた」等のでっち上げた罪名で、パバロッティ氏を攻撃し、「今は“天は中共を滅ぼす”歴史的な時期であり、影響力があまりに大きく、喜んで中国共産党のマスメディアを務めたパバロッティが再度世界巡回公演を行い、再度あのような新しい特別号を出し、再度個人の魅力で世界範囲に影響を及ぼす人ならば、神は許すわけがないだろう。」「あなたが誰であろうとも、あなたの年齢の大小を問わず、誰かが中国共産党と抱きあい、誰かが中国共産党のために宣伝をするならば、挽回できない代価を払うべきである」と述べた。
・2004年8月に、法輪功はそのウェブサイトでデマを飛ばし、「中国政府の高級官吏がタンザニアで起訴された」と語った。2004年12月に、タンザニアの外交と国際協力省が生命を発表し、「この報道は全くでっち上げたもので、その目的は中国とタンザニアの友好関係を破壊することにある」と指摘した。

http://jp.kaiwind.com/flgwh/wbdd/200902/24/t20090224_786324.htm
法輪功がどう同性愛を見ているのか
 李洪志は、同性愛が人的な行為ではなく、乱倫、不道徳なことで、犯罪である。同性愛者は理性を失っており、変態かつ心理不潔な悪人で、「神」にまず消滅されるのは同性愛者だと述べている。
(中略)
 1998年9月、李洪志ジュネーブで説法した時、
「皆さん考えてみてください。同性愛は人間としての行為なのだろうか?神が男性と女性を作ったが、その目的は何だろうか?子孫を残すためである。男性と男性、女性と女性なら、考えれば間違っているとすぐ分かるはずである。小さい事を間違えたら、それは間違いだと言えるが、大事なことを間違えたら、それは人間の道徳観念を失ったということになり、人間になる資格はない。」
「神にまず消滅されるのは同性愛者である。私が同性愛者を消滅するのではなく、神がするのである。」
「同性愛者は神が人類に与えた規範に自ら反しているだけではなく、人類社会の道徳規範も破壊しているが、特に子どもに与えた印象が将来の人類社会を魔物の世界にしてしまう」と述べた。

http://jp.kaiwind.com/flgwh/wbdd/200902/24/t20090224_786325.htm
法輪功がどう混血児を見ているのか
 法輪功創始者である李洪志は、「異なった民族の結婚、又は“混雑‘によって生まれた子供―混血児はルートを探すことのできない変異的な人種であり、今日の時代、人類道徳の喪失は極点にも達したことを裏付けている」と語った。

http://jp.kaiwind.com/flgwh/wbdd/200902/24/t20090224_786327.htm
法輪功がどう身障者を見ているのか
李洪志は身障者を侮辱し、身体障害事業に非常に無関心である。ひいては、その弟子が身障者への手伝いや世話をすることをも許さない。
李洪志は、人が身体障害になったのは、前生に悪い事をし、身上の業力を返していないからだと見ている。彼は弟子が身体障害者に関心を持ったり、世話をしたり、身体障害事業に参与したりすることを阻止している。

http://jp.kaiwind.com/flgwh/wbdd/200902/24/t20090224_786329.htm
法輪功がどう慈善事業を見ているのか
 李洪志は、神が自然災害を通じて人を淘汰しているのであり、もし慈善活動をやるならば、困難に遭った者に救助を与え、死亡あるいは苦痛から脱出させるならば、その人が「借金を返済しない」ことになり、悪い事をすると言い触らした。

http://jp.kaiwind.com/flgwh/wbdd/200902/24/t20090224_786328.htm
法輪功がどう戦争と自然災害を見ているのか
 2003年に、中国では新型肺炎SARS)疫病が爆発し、李洪志新型肺炎が「天は悪人を治めている」、「大法弟子を迫害した行為への天による譴責だ」と公言し、不幸にも新型肺炎に罹った患者を「邪悪な卑しい鬼にとって価値のない人たち」だと公言した。


■新唐人テレビ『孔子学院の正体暴くドキュメンタリー映画が日本で初上映』

村上正俊*4・元衆院議員:「中国政府の意図、野心の我々の価値観に対する挑戦を、広く知ってもらいたい。」
牧野聖修*5・元経済産業副大臣:「孔子学院を増やすことにより、その国を支配する道具に使うということは非常に残念。孔子の名が汚されていると感じる。」

 こういう輩は札付きの極右なんでしょうね。本当に孔子学院がそんな代物なら日本からとっくに無くなってるでしょう。


■臓器の違法摘出を調べるジャーナリスト、2017年ノーベル平和賞候補に
http://www.epochtimes.jp/2017/03/26879.html
 「ノーベル平和賞候補者」という書き方が大紀元らしい詐欺的な記述です。
 ウィキペ「ノーベル平和賞」によれば

 各国に推薦依頼状(通常非公表)を送り、推薦された候補者より選ばれる。2013年には259の個人と組織(うち50の組織)の推薦があり、過去最大の数とされている。候補者の名前は50年間公表されない。

のだから「候補者」といったところでそれは「ノーベル平和賞選考委員会に対して、推薦された者」でしかありません。ノーベル平和賞選考委員会が候補に選んだわけでも何でも無い。
 そして「推薦した者」はおそらく法輪功でしょうからマッチポンプでしかない。


■日本の有識者、中国「臓器狩り」に憂慮 法整備へ向け検討会
http://www.epochtimes.jp/2017/09/28335.html
 有識者として名前が出てくる連中がウヨ活動家だけで医療関係者がいないのはさすが大紀元です。


■闇の臓器ビジネス:中国武漢*6の大学生30人以上失踪事件に奇妙な共通点 臓器ビジネスに狙われた可能性も
http://www.epochtimes.jp/2017/10/28790.html
 実に大紀元らしい与太です。「奇妙な共通点」として大紀元があげるのは単に「20代前半の若い男性」というだけです。それだけで「臓器ビジネスに狙われた可能性」と言い出すのは正気ではないでしょう。


■「トランプ支持」「愛国」保守層コメントを表示させない Twitter偏向性を暴露=NGO
http://www.epochtimes.jp/2018/01/30717.html
 まあ米国版「視聴者の会」による与太でしょう。こんなもんを得意げにのせる大紀元の常識が疑われます。法輪功がなぜかトランプが好きらしいことはよくわかりました。トランプの「イスラム差別」「外国人差別」「女性やLGBTの差別」にウヨ宗教・法輪功が共感してると言うことでしょうか?


■「世の衰退か…」石原慎太郎氏、「女装タレントの大流行」に警鐘
http://www.epochtimes.jp/2017/08/28157.html
 むしろこうしたことは「日本がわずかながらでも性的マイノリティに対し寛容になったのではないか」として喜ぶべきことでしょう(もちろんマツコらこうしたタレントに才能があるからという要素も大きいのでこれだけでは「一般のLGBTに対する差別」が減ったとは必ずしもいえないでしょうが。才能のあるオバマが米国大統領になったからと言って単純に「黒人差別が減った」とはいえないのと同じでしょう)。
 いずれにせよ、マツコ・デラックスらを侮辱する暴言を吐いて恥じない差別者・石原には今更驚きませんが、これを好意的に紹介する大紀元キチガイぶりには驚きます。まあ法輪功日本会議神社本庁など)やキリスト教右派並みにLGBTを差別してるようですがそれにしたって酷い話です。

 高崎経済大学八木秀次助教授は「ジェンダーフリー社会主義マルクス主義思想、性教育原始共産制のフリーセックスを連想させる教育思想が背景にある」と指摘した。

 八木のデマをそのまま載せるとはさすが邪教法輪功です。当たり前すぎて言うのも馬鹿馬鹿しいですが性教育とは「望まない妊娠や性病」を防ぐことが大きな目的ですから「フリーセックス」なんてもんを前提にしてない。むしろ逆でしょう。そもそも八木らウヨの言う「純潔教育」なんて全く現実的ではない。そして「純潔が失われたとき」は「性教育を受けてないから性知識がなくて無知」なのですからかえって「望まない妊娠や性病」が増える恐れがある。
 そもそも「原始共産制=フリーセックス」というのも事実に反するでしょうが。


■インタビュー『緊張の朝鮮半島 日本がしめす姿勢は』櫻井よしこ
http://www.epochtimes.jp/2017/04/27212.html
 北朝鮮問題について専門家でもないよし子にインタビューするあたり「ガチでウヨ」なのか、「日本ウヨにこびてる商売ウヨ」かはともかく大紀元が異常な極右であることを示しています。


■知られざる共産党と悪魔信仰 残虐なレーニン
http://www.epochtimes.jp/2017/05/27429.html
 マルクスエンゲルスレーニンを批判するのは自由ですが「悪魔信仰」などという怪しい話を持ち出し自らの信用性を落としてしまう愚かな大紀元です。


共産党へ受け継がれた秘密結社イルミナティの教義
http://www.epochtimes.jp/2017/05/27200.html
 完全な陰謀論ですね。イルミナティなんて持ち出す大紀元には呆れます。


■女性の社会進出:座間9人殺害事件で再認識 家庭の大切さ
http://www.epochtimes.jp/2017/11/29761.html

 少子高齢化が進み、働き手が不足している今、安倍政権は「一億総活躍」の目標を掲げ、女性のさらなる社会進出を促している。子供は朝早く保育園に預けられ、女性は職場で男性と同等の責任を負い仕事している。時間に追われる女性は、子供の気持ちをしっかり受け止める余裕がなくなっていく。
 「早くして!」は子育て中の母親の口癖となり、子供に静かにしてほしい時はスマホiPadの活用を勧める声もある。親子が共有する時間はどんどん短くなっている。親と子の分断、それはまさにフェミニズムを提唱した共産主義者の狙いだった。
 今持てはやされているフェミニズム*7の根源は共産主義にある。階級闘争は中国などの国以外に普及できなかった*8が、フェミニズムは形の変えた共産主義の考え方として現在、市民権を得ている*9
(中略)
 元航空幕僚長田母神俊雄氏は「女性が働けば家庭教育が困難になり公教育に頼る、そうなれば子供たちの洗脳教育*10がやり易い」とTwitterで発言していた。

 何でもかんでも「女性の社会進出否定」というウヨ方面にこじつけたあげく「共産主義の陰謀ガー」とまでいいだし田母神の与太まで垂れ流す大紀元です。
 「座間9人殺害事件被害者およびその遺族」はもちろん働く女性にとっても本当に失礼です。
 当たり前ですが、「専業主婦の家庭なら子どもとのコミュニケーションが当然にうまくいくわけではない」。もちろん「マルクス主義的なフェミニズム」はあるが「フェミニズムイコールマルクス主義ではない」。
 つうかメイ*11英国首相、メルケル・ドイツ首相などといった「働く保守の女性」は大紀元的にはどう理解されるのか。
 「メイやメルケルフェミニズムの手先で左翼の陰謀家」とか言い出すのか。


日本共産党 公安の見解は「調査対象で暴力革命を否定しない」
http://www.epochtimes.jp/2017/06/27809.html
 大紀元らしいですが、「敵(中国共産党)の敵は味方」でどこまで日本ウヨにこびれば気が済むのか。それともガチでこういう反共右翼なのか。
 そもそも「政府に危険視されてるから問題」つうなら法輪功こそが中国政府に「中国のオウム真理教」扱いされ、危険視されてる団体なのですが。
 「中国政府の我々に対する非難は誹謗だが、日本公安調査庁共産党監視は正当だ」とでも言い出すのでしょうが冗談も大概にしてほしい。


■【党文化の解体】第2章(2) 「孔子を批判する」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/04/html/d67930.html
 問題は孔子批判のやり方であり、孔子批判が当然に間違ってるわけではない。また孔子批判なら共産党以外でも「孔子儒学)が近代化を遅らせた」という批判があるのですがそうしたことを無視する大紀元です。単に大紀元が保守宗教として孔子批判を認めないだけの話です。


■【党文化の解体】第2章(8)「宗教自由の虚像を作り上げる」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/05/html/d20021.html

・中国禅宗ゆかりの少林寺*12はすでに旅行や映画ロケ地の名所になり、少林寺の方丈は少林文化を売り飛ばし、最近3.5億人民元を費やして清浄の佛地をレジャー施設に変えようとしており、少林寺の「CEO」と揶揄されている。
広州市*13にある二つの寺院の和尚は、三元里の売春宿で集団売春を行なった。光孝寺、法幢寺及び南山寺の三大古寺の和尚も集団売春を行なった。広東省佛教協会の会長で光孝寺の住職である明生和尚は、寺院の敷地内に「甘露坊」という精進料理のレストランを開設し、遊女のような女性を雇って入り口で客引きさせている。

 それ是非はともかく、別に中国共産党のせいじゃないでしょうに。


■【党文化の解体】第2章(9)「天に対する畏敬を批判する」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/05/html/d52960.html

 歴代王朝の交替について言えば、(中略)「天意に従い、この隆盛な時運を承る」という天命観は帝王執政の合法性を意味するものでもあった。
 ところが、中共は、 「運命」と「応報」を 「封建的迷信」だと批判し、こうしたことを題材にする演劇の上演と宣伝を禁じてきた。

 演劇の上演禁止が事実ならば支持はしませんが「王朝の交代=天命=因果応報」なんてのは迷信であることは事実です。


■【党文化の解体】第2章(10)「柔順さと忍耐を批判する」
http://www.epochtimes.jp/jp/2008/05/html/d69094.html

 男女平等を主張する人が認めようと認めまいと、災難、疫病、飢饉、戦争の時に、婦女子や児童が真っ先に保護の対象になるものである。もし男女平等を主張するのであれば、婦女子も男と同じように対応しなくてはならないことになるが、それは完全に間違っている。
 タイタニック号が沈む時、婦女子と児童をもっとも優先的に救命ボートに乗せた。たとえ彼女たちの夫であっても、一人の男性として船と命運を共にしなければならない。この決定に対して誰も異議を申し立てる人はいなかった。これは私たちの内心では、男女間の絶対的な平等というものがないことを反映している。
(中略)
 ところが、中共は「平等」を歪曲して宣伝し、社会に極度の混乱を引き起こした。「男女平等」に対する歪曲した解釈は、実は女性に対する迫害となり、彼女たちは耐えられないような仕事や適していない仕事への従事を強いられた。

 男女平等を否定したがるあたり、法輪功が「『女性蔑視のウヨ宗教』の一種であること」を示していますが、酷い詭弁です。「男女平等」とは「何でも男女で同じ」ではない。
 そもそも男女平等に限らず平等とは「何でも同じ扱い」という形式的平等ではない。正当な理由があれば違う扱いをすることは当然あり得るし、それは「平等に反するわけでもない」し、そのことで「不当な差別が正当化されるわけでもない」。
 大体この法輪功の「婦女子」云々という理屈では女性差別だけではなく児童差別も正当化されるでしょう。というか女性差別のみならず児童差別(子どもは無条件で大人に従えなど)も正当化するのが法輪功なのでしょうが。
 まあその方がカルトの法輪功としては「父親、夫さえ信者にすれば」、「妻や子は夫や父に従え」で洗脳がしやすいのでしょう。


■【党文化の解体】第7章(1) 日常生活の中の党文化
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/05/html/d71587.html

1.中国の伝統皇暦を「旧暦」もしくは「陰暦」と称し、中国新年を「春節」と称する

 「是非はともかく」これ本当に「共産党が関係してる」んですかねえ?。台湾も同じじゃなかったかと思いますが。


■【党文化の解体】第7章(6)
3.天地の神に感謝せず、党に感謝する婚礼の新しい形式
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/06/html/d40045.html

 現在、中国共産党はもう目で見える形で結婚式に介入していないが、数十年の間隔が空き、正統的な結婚式の礼儀が忘れられて、次第に婚姻の神聖感と責任感も捨てられた。今の多くの結婚式はただ騒いでいるだけで、神聖な感じと伝統礼儀の面影が少しも見えない。現在、中国の多くの家庭で、トラブル、夫婦喧嘩、一夜の情事が頻発しているが、これらは党によって正統的な婚姻観念と結婚式の形式が破壊されたことと無関係ではない。

 結局、ウヨ宗教である法輪功にとって「必ずしも伝統的でない」今の結婚式が気に食わないつうだけの話でしょう。伝統的でない結婚だから離婚など婚姻を巡る負の現象が増えてるなどと言うことを、法輪功は証明できていません。
 「現在、中国共産党はもう目で見える形で結婚式に介入していない」のなら「昔はともかく今は」少なくとも結婚式については共産党を非難する理由はどこにもないはずです。


■【党文化の解体】第7章(10)「4.子作りを制限する、夫婦は革命の同志である、男女に区別なし、女性も天の半分を担える」
3)男女に区別なし、女性も天の半分を担える(続き)
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/07/html/d82920.html

中国共産党は「男女に区別なし、女性も天の半分を担える」と吹聴して、女性の伝統的な良妻賢母の役割を変えて、女性に男性と同じようなことをさせる。
・女性は優しさを捨てると、自分の長所を捨てて、短所の部分を持って男性の長所と争うことと同然で、女性としての特色も失う。女性は勉強のほか、またしっかり賢妻にならなければならず、また子供を生んで教育しなければならず、また男性と同じように職場で奮闘せねばならず、また家事をもこなさないといけない。中国の女性はとてもプレッシャーを感じて、女性に生まれて疲れると感慨する。
・「男女に区別なし」は表面上、女性の地位を高めたように見えるが、このような観念は党文化を認める前提に確立したものだ。このように生理上の違いを無視して、男性に対する基準で女性に要求することは、実際には女性に対してとても不公平で、党文化のもとで女性に対する酷使に当たる。
・党文化によって変異された婚姻と家庭の中に、安らぎを求めることは難しい。女性が半分の天を担って本来男性がする事をやれば、男性のように強くなるのは言うまでもない。それで、夫婦は誰もが頭を下げず、互いに強がって、家庭の暖かさが失われる。妻が女らしくないと男性は思って、女性も夫が気丈でなくて男らしくないとも愚痴る。妻に抑制される男性は怖くて堂々として男の尊厳を保つことができず、家庭は「かかあ天下」になった。多くの男性は家で男の尊厳を実現できないため、家庭の外で女性からの従順と尊重を探して、結局、もっと多くのトラブルを招いて、中国人の婚姻に対する責任感がいっそう薄くなる。現代中国社会の高い離婚率と不倫の氾濫は、党文化によって家庭観念が破壊されたことに大きく関連している。

 男女平等や女性の社会進出を「共産主義の間違い」呼ばわりし、公然と否定とはさすがカルト法輪功です。
 もちろん「高い離婚率」とやらが共産主義の影響であることを法輪功は証明できていません。そもそも本当に高いのかも議論の余地があるでしょうが。


■【第一評】共産党とは一体何ものか
http://www.epochtimes.jp/editorial/9ping-1.html

 インドネシア共産党、フィリピン共産党、マレーシア共産党ベトナム共産党ミャンマー共産党ラオス共産党ネパール共産党等も全て中共が一手にその設立を支持したもので、それぞれの党の指導者の多くが華人であり、その一部は現在中国国内に身を潜めている。

 華僑系の構成員はいるんでしょうが、大紀元のようにこれらの共産党中国共産党支部みたいに描き出すことは誹謗以外の何物でも無いでしょうね。

 世界で毛沢東主義をその宗旨とする共産党には、南米の「輝ける道」や日本の「赤軍」も含まれており、それらの残虐な手口は同様に世の人々に知られ、唾棄されているところである。

 センデロ・ルミノソ(輝ける道)や日本赤軍の行為まで中国共産党のせいにするのは無茶苦茶でしょう。

 有名なのが、毛沢東*14のもう一つのことば、文化大革命は「7、8年に一度は必要だ」である。

 さすがに今の中国はそういう立場ではありません。


■【第二評】中国共産党はどのようになり上がったのか
http://www.epochtimes.jp/editorial/9ping-2.html

 共産党のスパイ潜入術は並ではなかった。スパイ工作の“前三傑”と呼ばれた者たちがいた。彼らは銭壮飛(せんそうひ)、李克農(りこくのう)、胡北風(こほくふう)である。銭壮飛は国民党中央調査科主任・徐恩曾(じょおんそ)の腹心で機密管理秘書であったが、実は銭壮飛が所属していたのは中国共産党中央特務二課の課長・陳Gen(ちんくん)の下であった。中華民国政府軍が中共に行った第一次と第二次の包囲殲滅作戦の情報は、この銭壮飛が国民党中央組織部の郵便物を使い、李克農によって周恩来*15の手元に送られた、その働きによって、共産党は生き延びたのである。
(中略)
 国防部の作戦次長、国民党軍隊を派遣できる地位にいた劉斐(りゅうひ)中将はなんと共産党員であった。派遣された軍隊よりも早く、当時の中共本部があった延安は既に情報を得て、さらに作戦計画を練った。
 胡宗南*16(こそうなん)の秘書と腹心の随行員の熊向暉*17(ゆうこうき)は、胡宗南の大軍による延安進攻計画を周恩来に通報したため、胡の軍隊が延安に入ったときは、城はもぬけの殻だった。

 そういう有能な人物がいたからこその1949年の新中国建国の訳です。もちろんそういうスパイ工作だけで政権が取れるわけでもないですが。
 もちろんこの種のスパイ工作は中国共産党だけがやってるわけでもないのでこういうことで中国共産党を非難するのはいかがなものか。

 中共のものはすべて、略奪してきたものである。紅軍を作り武装させ割拠させるためには、兵器弾薬、糧食、軍服に金が掛かる。共産党の資金調達法は地方にいる金持ちから金を奪い取る事であり、強盗とかわらない。

 当初はそうなんでしょうがもちろん今は違うわけです。

 中国共産党草創の指導者の一人である任弼時(にんひつじ)は、抗日戦争時、アヘンの生産と管理をしていた。

 阿部治平*18も以前、国民党や共産党が財源稼ぎにアヘン栽培してたとか書いてましたけどどうなんですかねえ?。まあ、大紀元じゃ鵜呑みにはできませんが。

 パリコミューンでは、フランスの国民と当時パリにいた外国人達が目撃したのは、ルンペンたちがまったく理想を持たず、破壊力に富む一味でしかなく、瀟洒な建物や屋敷に住み、ご馳走を食べ、目の前の快楽しか知らず、将来のことは何も心配に思うことはなかったことだ。

 という大紀元のパリコミューン描写はウィキペ「パリ・コミューン」を見るだけでもでたらめだと解るでしょう。パリ・コミューンをどう評価するにせよ、そこにはそれなりの理念があったわけです。理念がなければコミューンなんどつくるわけもない。結局、大紀元にとって「彼らにとって左翼的なもの(この場合、パリ・コミューン)」は否定の対象でしかないんでしょう。

 多くの資料が明らかにされると、西安*19事変の直前、張学良と楊虎城の身辺にはすでに多くの共産党のスパイたちが集っていたことがわかった。

 そうかもしれませんが張にせよ、楊にせよ「共産党に好意的なことを言う奴は党員でないにせよシンパや容共派だろう」くらいのことはわかるでしょう。その上で、西安事件に動いたわけです。

 中共の教科書では、西安事変は難局を乗り切った転換点とされており、中共は、大局を重視した抗日愛国者のように自画自賛している。

 西安事件国共合作が成立したわけですから当然そういう評価になるでしょう。とはいえ国共合作後も「国民党軍と共産党軍の小競り合い」は続いたようですが。

 楊虎城の身辺で夫人の謝葆真(しゃほしん)は共産党員で、楊の軍政治部に勤めていたが、1928年1月中共党組織の同意の下、楊虎城と結婚した。

 大紀元らしい曖昧な文章です。楊の妻について、楊が「党員であることを知っていたかどうか」で話は全然違ってくるんですが。 

 当初、共産党は内戦時の恨みを晴らすため、蒋介石を殺害しようとした。

 しかしスターリンの圧力や「張や楊の主張」により方針を変えたという大紀元ですがどんなもんでしょうか。もちろん「恨みを晴らすため殺す」というのは一つの考えではありますが、「それやるとかえって世間の信頼性を失う恐れがあること」を考えると「最初から殺す気は無かった」可能性もあるわけです。何か具体的な資料でも出てこないとなんともいえないでしょう(そして俺の理解ではそういう資料は今のところありません)。中国共産党の公式見解は当然「最初から殺す気はなかった」ですが。


■【第五評】法輪功への迫害における江沢民中国共産党の相互利用
http://www.epochtimes.jp/editorial/9ping-5.html

 中ロ両国が1991年に国境線を定める際、江沢民*20は、中国により帝政ロシア及び旧ソ連への侵略を全面的に認め、『アイグン条約*21』をはじめとする、すべての中ロ不平等条約を引き受け、百数十万ヘクタールの中国領土を譲渡した。
(中略)
 かつて中国共産党は、コミンテルン遠東支部として、ソ連の命令に従ったが、江沢民は無償で国土を譲渡し、身をもって共産党の“売国”を実践したのである。

 「天安門事件での江氏の振る舞い」などならまだしもまともな人間なら「今更領土返せとか言っても帰ってくるわけがないだろ」とむしろ大紀元の物言いに呆れるでしょう。

 1989年の“64”事件*22の後、中国共産党の新しい総書記となった江沢民は、国内外の記者会見に出席した際、フランスの記者が、64事件によってある女子大生が、四川の農場のレンガ運搬作業へ配置され、地元の農民によって、何度も強姦されたということを述べたが、江沢民は「その事情が事実であるかどうかは知らないが、彼女は暴徒である。もし本当であるならば、その罰を受けるだけのことがある」と答えた。

 外国の記者相手にそういう非常識なことは言わないと思いますが。公的な処罰ならまだしもレイプなんて罰じゃないですからね。どうみても大紀元のデマでしょう。


■【第九評】中国共産党の無頼の本性
http://www.epochtimes.jp/editorial/9ping-9.html

 中共は絶えず自国の経済発展を誇っているが、実は、世界経済における現在の中国の地位は、清朝の乾隆時代よりも下なのである。清朝乾隆時代の中国の国民総生産(GDP)は世界の51%にあたり、孫中山*23中華民国を建国した当初の中国のGDPは世界の27%であり、中華民国11年*24のときのGDPも依然12%に達していた。中共が政権を取った際の中国のGDPは世界の5.7%を占めていたのが、2003年になった時点では世界の4%にも達していなかった。国民政府時代の数十年間の戦争によって引き起こされた経済的下降とは異なり、中共は基本的に平和な時代において経済的下降を引き起こしたのである。

 まあ詭弁です(苦笑)。金額ではなく%というあたり「金額で書くと今が一番大きいんだろう」つうことは想像がつきます。おそらくは中国の額が減ったのではなく「アジア、アフリカ、南米などの経済発展」によって%がおちただけでしょう。
 経済力でいえば、今が一番いい時期でしょう。

 一方、共産主義を放棄したロシアは対照的である。経済改革と政治改革が同時進行しており、短期間の苦しみを経た後、急速に発展への道を歩みはじめている。

 これまた詭弁です。むしろ一般には「第二次、第三次産業で中国が世界各国に進出している」のにたいしロシアは、もっぱら「石油や天然ガスの輸出」であって、「第二次、第三次産業の発展が今ひとつ」で、中国より経済的に今ひとつという見方がされているでしょう。「政治改革」つうのも「プーチンが独裁的なのにどこが?」ですね。

 南沙群島、さらには魚釣島の主権に関しては、中共は、政権維持に何の利もないと考え、全く重要視していない。

 必要以上にはこだわってないでしょうが、「全く重要視してない」つうのは明らかなデマでしょう。

 中日国交正常化に当って、毛沢東は時の日本の首相田中角栄*25に心境を吐露した。
中共は日本に感謝しなければならない。あの抗日戦争がなければ、中共が天下を取ることはできなかった」。

 既に指摘済みですがこういうデマを平然と流す大紀元はどうしようもない。

レーニンは買春により梅毒感染

 ウィキペ「レーニン」にはそんなことは書いてないのでおそらく大紀元のデマでしょう。ウィキペ「レーニン」によれば、死をもたらしたレーニンの脳疾患は脳梗塞であって、別に脳梅毒ではありません。

 中共邪教集団がやった「天安門焼身自殺の捏造」は、中共による世紀の戯言である。法輪功を叩くために、なんと政府たるものが5人を騙して法輪功学習者を演じさせ、天安門焼身自殺を偽装させた。
(中略)
 中央テレビ局で放映されたスローモーションの映像で見ると、劉春玲は警官になぐり殺されていることがはっきりと見て取れる。その映像から見られる王進東の座禅のしかた、消火後両足の間に挟まれたプラスチックボトル、医者と劉思影の会話、カメラマンの現場での配置などに多くの疑念や矛盾があり、この焼身自殺事件は、江沢民の無頼集団が法輪功を陥れるためにでっち上げたやらせであったことがはっきりと分かる。

なんてことは法輪功側が言ってるだけなのでおそらく事実ではないでしょう。
 「焼身自殺の原因が法輪功信仰かどうか」はともかく自殺者は法輪功信者でしょうねえ。
 ましてや「スローモーションの映像で見ると、警官になぐり殺されていることがはっきりと見て取れる」なんてことはないでしょう。中国側が自らの撲殺シーンなんか自分から流すわけがないし、それが事実なら法輪功以外も騒いでるでしょう。
 これについては
王進東:自分が体験した天安門焼身自殺事件
法輪功に夢中になった
http://jp.kaiwind.com/view/201501/19/t20150119_2265239.htm
■二度目北京へ行き、焼身自殺を決めた http://jp.kaiwind.com/view/201501/20/t20150120_2268434.htm
■広場で焼身自殺
http://jp.kaiwind.com/view/201501/21/t20150121_2269938.htm
■王進東は取材を受ける
http://jp.kaiwind.com/view/201501/22/t20150122_2278613.htm
■王進東は目覚めた
http://jp.kaiwind.com/view/201501/23/t20150123_2280907.htm
を紹介しておきます。
 この王の主張がどこまで正しいかはなんともいえません。しかし王が「信者であること」は事実でしょうし、であるならば「そもそも彼らは信者ではない」「中国のでっち上げ」呼ばわりしたことは王にとっては法輪功の許しがたい裏切りだったでしょう。
 「信者だが彼の行為は法輪功の教えに反する」ならまだしも。

参考

天安門焼身自殺事件(ウィキペ参照)
 2001年1月23日に中国北京の天安門広場で起きた焼身自殺事件。中国政府は、法輪功の会員5人が中国政府による法輪功摘発に抗議する態度を表明する意味で、自らの体に火をつけたと発表したが、名指しされた法輪功は、事件の実行者は法輪功の学習者ではなく、また法輪功では自殺を含めた命を殺める行為を禁じていると事件への関与を否定。この事件は政府による捏造であると反論している。

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/zt/xjflg/t62971.htm
■駐日中国大使館『「法輪功」とは何か』
 「法輪功」とは、いったい何か。一口で言えば、中国の「オウム真理教」です。その教祖は現在アメリカにいる李洪志という人物です。「法輪功」も「オウム真理教」も他のカルト集団と同様ですが、教義や教祖への絶対服従と絶対崇拝を要求し、信者にマインドコントロールを施すのです。
 「法輪功」の教祖である李洪志はまず「善良」を看板にして、「心を修練し、体を鍛える」、長期にわたって「法輪功」を修練すれば、「薬なしで病気を癒し、健康になる」などと口説いて入門させます。続いて彼の書いた「経書」を読ませ、さらに、「地球は爆発する」など「世界の終末説」をばら撒き、教祖のみが世界を救い、「人を済度して天国に行かせる」と唱え、信者たちを恐怖のどん底に陥れて狂乱させます。その結果、信者は教祖に絶対服従するようになり、善悪の判断能力を失い、己を害し、他人を害するなど、極端な行動に走ってしまいます。
 中国政府のこれまでの統計によりますと、「法輪功」の狂信者の中に、自殺或いは投薬や治療を拒否して死亡した者はすでに1600人を超え、精神に障害をきたした者は650余人に達したのです。また、殺人を犯した者は11人で、障害者となった者は144人にのぼります。
 この中で、特に人を驚かせたのは、今年の1月23日、つまり中華民族が21世紀になって初めて迎える春節旧正月)を前にして一家団欒で過ごす大晦日に、7人の「法輪功」の狂信者が北京の天安門広場焼身自殺を図る事件を起こしたのです。その中の2人は未遂に終りましたが、4人がひどい焼けどを負って顔形がまったく分からなくなり、1人がその場で焼死しました。火傷を負った4人の中に、なんと、12歳になったばかりの少女もいました。彼女は「法輪功」に夢中になった母親に焼身自殺の現場に連れて来られたのでした。理性と母性愛をここまで失うとはと、人々を驚かせました。
 事実が物語っているように、「法輪功」は日本国民に嫌われる「オウム真理教」と同様に、人権を踏みにじり、社会に危害を与える紛れもないカルト教団そのものです。中国政府は信教の自由を尊重します。しかし、他の国と同様に、カルト教団に対しては決して座視することは出来ません。国民の強い要望に答え、法に基づいてカルト教団である「法輪功」を取り締まり、厳しく打撃を与えることは、国民の生活と生命安全を守り、正常な社会秩序を維持するためなのです。

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/zt/xjflg/t62963.htm
■駐日中国大使館『天安門焼身自殺事件、法輪功容疑者に判決』
 北京市第一中級人民法院は2001年8月17日、今年1月23日に天安門広場焼身自殺事件を起こした5人の法輪功信者に対する裁判を行い、劉雲芳、王進東、薛紅軍、劉秀芹の3人に殺人罪でそれぞれ無期懲役と有期懲役の判決を言い渡した。劉葆栄は刑事処分を免れた。
 北京市人民検察院第一分院は「劉雲芳、王進東、劉秀芹、劉葆栄の4人は邪教組織を利用して殺人を行い、薛紅軍も邪教組織を利用して法律の執行を妨げた」とし、今年5月30日、北京第一中級人民法院に公訴していた。法院は劉雲芳らが天安門広場での法輪功信者の焼身自殺を組織的に計画、扇動し、信者2人が死亡、3人が重症を負ったとして審理を進めてきた。


■メディア監視団体調査「偏向報道が増えている」67.8% 「スポンサーのリスク浮き彫り」と指摘
http://www.epochtimes.jp/2018/01/30601.html
 監視団体が例のウヨ団体「視聴者の会」つう時点で大笑いです。
 大紀元に限らずダライラマラビア・カーディルもそうですが「敵(中国政府)の敵は味方」で日本ウヨと野合するのも大概にしてほしい。


■危機的状況でも崩壊しない中国共産党政権のカラクリ=何清漣*26、程暁農
http://www.epochtimes.jp/2017/12/30256.html
 そもそも危機的状況じゃないからこそ崩壊しないと考えるのが自然でしょう。

 何氏は、中国共産党が崩壊しない理由の外的要因として、中国社会で大きな混乱が起きることを、中国の民主化に唯一圧力をかけられる米政府が好まないことを挙げた。

 米国だって「中国社会で大きな混乱が起きること」なんてことは望まないでしょう。

 中国経済が今後一段と失速すると予測する何清漣氏と程暁農氏

 反中国分子がいつも言う「中国バブル崩壊」ですがそんなことはありそうもない。つうか「政権基盤が揺るぐレベルの景気後退」が中国であったらそれ、世界経済にとっても日本経済にとっても非常に困るんですが。

 清王朝の末期に辛亥革命が起き、その後アジア初の民主共和制国家「中華民国」が誕生した。両氏の研究では、この革命の後、中国社会に大きな混乱はなく、順調に中華民国に移り変わったことがわかった。
「背景には、清王朝が1905年に実施した『地方自治章程』との新政策と関係する。政権の崩壊を予測した清王朝は、社会安定を図るために地方自治を導入し、地方の名士に一定の自治権を与えた」

 いやーそれはどうですかねえ。本当に混乱がなかったのかどうか?
 そして「地方自治の導入」つうのは「政権の崩壊」云々じゃなくて地方名士へのあめ玉でしょう。


■在日華僑の子供たちの嘆き:もう中国には行きたくない!(上)
http://www.epochtimes.jp/2018/01/30816.html

 彼はもう二度と中国へは行きたくないと思った。そのきっかけは、中国滞在中にいとこたちから「国際的大ばか者」というあだ名をつけられたことにあった。
(中略)
 張亮くんの叔父が息子たちも含めて3人を連れてマクドナルドへ行ったときのことである。いとこたちは先に座席を取りに行ったので、叔父は張亮くんを注文の順番待ちの列に並ばせ、用を済ましに行った。その後叔父が戻ってみると、張亮くんはまだ元の場所に立っていた。彼の前にはたくさんの人が横から割り込み、彼が前に詰めなかったので元の場所に留まらざるを得なかったのである。いとこたちは「列に並ぶこともできない」張亮くんに首を振りながら、こっそりと「国際的大ばか者」というあだ名をつけたのである。

 それ中国に行きたくないんじゃなくていとこが嫌いなだけじゃないですか。


■在日華僑の子供たちの嘆き − もう中国には行きたくない!(下)
http://www.epochtimes.jp/2018/01/30916.html

 息子が中国に行くのをいやがるのは、従妹と勉強を比べられることが原因であった。
(中略)
 おばあさんは、従妹は幼稚園児のときにすでに字を書くことを学び、学校へ行くと字を書くのが早くて上手になり、しかも唐詩宋詞を暗唱でき、バイオリンも弾けるから、とても賢いよと言った。

 これまた「中国が嫌い」という話ではない。単に親戚が嫌いなだけです。


■日本はスパイ天国 中国人諜報員5万人が活動
http://www.epochtimes.jp/2017/05/27330.html
 元ネタが週刊大衆の与太記事という時点で大笑いです。


■加ベテラン情報調査官「孔子学院はスパイ機関」日本でも展開
http://www.epochtimes.jp/2017/10/28767.html
 馬鹿馬鹿しい。もちろん孔子学院がスパイ活動をしていると公式に認定されたことなどありません。


中国共産党の海外戦略:郭文貴氏、共産党の浸透工作を暴露 日本でも「藍金黄計画」を展開か
http://www.epochtimes.jp/2017/10/28787.html

 大紀元が入手した情報によると、江沢民時代に買収された米政府の幹部や中国問題専門家は、今も江沢民派のために動いているという。

 どうやってその情報を大紀元は入手したのか、その「幹部」「専門家」とは誰なのか、「江沢民派のために動いている」とはどういう行為なのか、あまりにも具体性がなさ過ぎて「はあ?」ですね。

 近年、共産党機関紙の日本語版が急増している。新華社通信、人民日報、中国国際放送局などの電子版は、相次ぎ日本語サイトを開設した。

 もちろんそれはスパイ云々という話ではありません。むしろ中国政府の主張を日本人が様々な形で知ることができることはいいことです。
 もちろんその主張を「安易に鵜呑みにしてはいけませんが」、「安易に鵜呑みにしてはいけない」のは何も人民日報など中国政府の主張に限った話でもありません。

 中国共産党の魔の手は日本政界にも浸透している。石原慎太郎*27都知事は2004年3月、産経新聞への寄稿文で「当時、東京在住の法輪功のメンバーからNPOとしての登録の申しこみが都庁にあった際、在日の中国大使館から陰に陽に、自民党の大物議員まで動員しての牽制があったものだ」と述べている。議員の名前は明かされていないが、中国共産党の意向を受けて動く議員の存在を証明する話だった。

 議員の名前が明かされてない以上、信用性は全くありません。

 サピオ2006年10月号の記事「蠢く!中国対日特務工作白書」(執筆者・袁翔鳴*28)に「西日本選出で、大臣経験もある自民党の大物議員の妻が昨年、末期の肝臓ガンを患った。ある中国人男性は議員会館を訪ね、中国の病院で肝臓移植を受けるよう勧めた。男性の斡旋で中国軍の病院で無事に手術を終え、議員の妻は回復した」との記述があった。記事の最後に「あの先生は、奥さんのことで中国に頭が上がらなくなったとささやかれている」と書かれている。

 これまた、議員の名前が明かされてない以上、信用性は全くありません。
 「西日本選出で、大臣経験もある自民党の大物議員」ではアバウトすぎて誰だか解りません。
 「2018年(平成30年)1月26日に死去されたという野中氏*29」「自転車事故で政界引退した谷垣氏*30」「細田派会長の細田*31」などいくらでも該当しそうな人間はいますので。

 共産党のハニートラップに引っかかった政治家も少なくない。もっとも有名なのは橋本龍太郎*32元首相を籠絡した中国人女性通訳のケースだ。

 完全な橋本氏に対する名誉毀損ですね。


■薄煕来*33臓器狩りを命じたのは江沢民」証言音声入手
http://www.epochtimes.jp/jp/2013/08/html/d27394.html
 吹き出しました。本当にこんな証言音声があればビッグニュースです。大体どこから大紀元はこんなもんを入手したのか。大紀元が紹介する通話記録もうさんくさいことこの上ありません。

秘書官:
 (ボーガス注:駐ドイツ中国)大使館の者です。大使館の一等秘書官です。ちょっと急用がありまして。今日の午後、ドイツ外務省から私達に問い合わせがありました。はっきりしなければならないことで。貴方が遼寧省で省長を務めていた時のことです。これは明日の会見に影響することなので、彼らは事情を知りたいのです。つまり、貴方が遼寧省の省長だった時、江沢民、江主席が命令を下したのか、それとも貴方なのか。つまり、生きた法輪功学習者からの臓器狩りは貴方の命令ですか?江沢民の命令ですか?
薄煕来:
 江主席だ!

 いきなり正体不明の人間が電話を掛けて「ドイツ駐在中国大使館の一等書記官」を名乗り、証拠も挙げずに「ドイツ外務省の問い合わせによれば臓器狩りの命令をあなたは請け負ったはず」と言い出す。まるで「鬼頭史郎*34のニセ電話事件」です。「検事総長を名乗る」鬼頭の偽電話を怪しんだ三木*35首相が適当にあしらったようにまともな人間はこんな怪しい電話は相手しないでしょう。
 俺が薄の立場なら「そんな事実はありませんが、どうしても臓器狩りとやらの件について確認したいなら私が駐ドイツ中国大使館に出向くなり、あなたが私のところに来るなりしてきちんと話し合いしましょう。こんな電話ではらちがあきません。大体あなた本当に駐ドイツ中国大使館の一等書記官ですか?。そもそも本当にドイツ外務省の問い合わせなんかあったんですか?」というでしょう。
 そもそも「ドイツ訪問中の薄に駐ドイツ中国大使館を通してドイツ外務省が電話で問い合わせる」つうのも変な話です。
 「ドイツにいる薄にドイツ外務省が直接問い合わせる」か「薄の帰国を待って駐中国ドイツ大使館が直接問い合わせる」かすればいいでしょう。


■「マレーシア航空370便、江沢民*36派が墜落させた」在米中国人富豪・郭文貴氏が暴露
http://www.epochtimes.jp/2017/09/28461.html
 大紀元によれば江沢民派とは孟建柱*37だそうです。
 ウィキペ『マレーシア航空370便墜落事故』は

同機が墜落した原因は不明である。

としています。事故か犯罪か、事故だとして機体故障か、機長らの過失か、犯罪だとして政治テロなのか、何なのか全く解らないわけです。
 普通に考えて郭の主張に信憑性があれば、マスコミも各国政府ももっと騒いでることでしょう。
 こういうガセネタと平然と流せる郭文貴と大紀元は気が狂ってる。
 しかし郭も良くこういうバカなことを言うもんです。
 これでは

■郭文貴(ウィキペ参照)
 王岐山*38汚職疑惑を暴露

したところで説得力は皆無です。中国政府にとっては郭がバカなことを言うことはむしろ願ったり叶ったりでしょう。仮に彼の中国批判に一部事実があるとしても「マレーシア航空370便、江沢民派が墜落させた、なんてガセネタ屋を信じるんですか?」といわれると別に中国シンパでなくても普通の人間は郭を支持する気には到底ならないでしょう。

*1:『日本が中国の「自治区」になる』(2010年、産経新聞出版)、『中韓に食い物にされるニッポン:在日特権偽装難民を許すな!』(2015年、文芸社)、『在日特権と犯罪』(2016年、青林堂)などトンデモウヨ著書多数。

*2:中国共産主義青年団共青団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*3:著書『転法輪』(1999年、ナカニシヤ出版)、『法輪功』(2015年、アスペクト)など

*4:第46回衆議院議員総選挙(2012年)に大阪4区から日本維新の会公認で出馬し、初当選。第47回衆議院議員総選挙(2014年)に際しては所属する維新の党が公認を見送り、村上は出馬を諦めた。

*5:野田内閣で経産副大臣

*6:湖北省省都

*7:フェミニズムの定義にもよるでしょうがまあ「フェミニズム=男女平等」と広く理解すれば「もてはやされてる」のは当然のことでしかありません。

*8:階級闘争の定義にもよりますね。階級闘争を「労働者階級の何らかの政治闘争」と広く捉えれば「欧米の労組運動や社民政党」も階級闘争であり「世界に広く普及している」と理解できます。

*9:共産主義だったら「市民権は得られない」でしょうし、「市民権が得られてる」のであればそのルーツが共産主義かどうかなどどうでもいいことです(もちろんルーツの一つが共産主義と言うことはあっても「共産主義だけがルーツ」なんてことはありませんが)

*10:「公教育で洗脳やっていい」と田母神は思ってるようです。これを「語るに落ちる」といいます。しかし自民党政権なのに何が「洗脳」なのか。田母神のことですから、まさか「森友的ウヨ洗脳」を想定してるわけでもないでしょうし。

*11:キャメロン内閣内務相などを経て首相

*12:カンフー映画でおなじみの「少林拳」の発祥の地とされる。

*13:広東省省都

*14:中国共産党主席

*15:中国首相

*16:ユン・チアンとジョン・ハリディが執筆した『マオ:誰も知らなかった毛沢東』(邦訳は2005年、講談社→後に、2016年、講談社プラスアルファ文庫)において、胡宗南は共産党の「スリーパー」であったと論じられている。しかし2006年に同書が台湾で出版されそうになると、胡宗南の子である胡為真(当時、台湾駐シンガポール代表)や旧黄埔軍官学校のOBたちが事実無根であると激怒し、出版社に抗議した。また、台湾の歴史研究者からも同書全体に対する疑義・批判が相次いだ。出版社も当該記述に関する確かな根拠・証拠をチアンとハリディに求めたが、納得のいく回答は得られず、このため、ついに出版社は同書の出版を断念している。なお、胡自身が「スリーパー」であることについては極めて疑わしい一方で、熊向暉など、彼の側近・配下に共産党が派遣した「スリーパー」が複数人存在していたことは事実である。

*17:中国国民党の胡宗南将軍の元に13年間スリーパー(潜入工作員)として潜伏して、機密情報を共産党に流し続け、国共内戦共産党の勝利に導いたとされるいわゆる「後三傑」の1人。親中国建国後は、駐メキシコ大使、共産党統一戦線部副部長など歴任

*18:著書『もうひとつのチベット現代史:プンツォク=ワンギェルの夢と革命の生涯』(2006年、明石書店)、『チベット高原の片隅で』(2012年、連合出版)など

*19:現在は陝西省省都

*20:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*21:1858年に当時の清王朝ロシア帝国が結んだ国境線に関する条約

*22:いわゆる「第二次天安門事件」のこと。

*23:中華民国臨時大総統を務めた孫文のこと。

*24:中華民国の建国から11年後の1922年(大正11年)のこと

*25:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*26:著書『中国現代化の落とし穴:噴火口上の中国』(2002年、草思社)、『中国の嘘:恐るべきメディア・コントロールの実態』(2005年、扶桑社)、『中国の闇:マフィア化する政治』(2007年、扶桑社)、『中国高度成長の構造分析:中国モデルの効用と限界』(2010年、勉誠出版)、『中国、とっくにクライシス、なのに崩壊しない“紅い帝国"のカラクリ』(程暁農との共著、2017年、ワニブックスPLUS新書)

*27:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事、維新の会共同代表、次世代の党最高顧問など歴任

*28:著書『蠢く!中国「対日特務工作」マル秘ファイル』(2007年、小学館

*29:村山内閣自治相・国家公安委員長小渕内閣官房長官自民党幹事長(森総裁時代)など歴任

*30:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相、自民党幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*31:小泉内閣官房長官自民党幹事長(麻生総裁時代)、総務会長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*32:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相

*33:大連市長・党委員会書記、遼寧省長、商務大臣、重慶市党委員会書記など歴任

*34:最高裁はニセ電話事件を理由に罷免相当であるとして裁判官訴追委員会に対して訴追請求を行い、これをうけて裁判官訴追委員会は鬼頭の訴追を決定、裁判官弾劾裁判所は罷免の判決を下し、鬼頭は1977年に裁判官を罷免され法曹資格を失った。その後、1984年(昭和59年)に法曹資格回復裁判を弾劾裁判所に請求、翌1985年(昭和60年)に請求が認められて資格を回復する。これまでに1989年(平成元年)11月に第一東京弁護士会に、1995年(平成7年)9月及び2000年(平成12年)11月に第二東京弁護士会に、2004年(平成16年)6月に名古屋弁護士会(現:愛知県弁護士会)に弁護士登録を申請しているものの、いずれも入会を拒絶された。

*35:片山内閣逓信相、鳩山内閣運輸相、岸内閣経済企画庁長官(科学技術庁長官兼務)、池田内閣科学技術庁長官、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相

*36:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*37:江西省党委員会書記、公安大臣、党中央政法委員会書記など歴任。

*38:海南省党委員会書記、北京市長、副首相、党中央規律検査委員会書記(党中央政治局常務委員兼務)など歴任。