■志位和夫委員長「政権奪取後しばらく合憲」
http://www.sankei.com/politics/news/171008/plt1710080010-n1.html
志位氏は党綱領に基づき「(共産党を含む)政権はすぐに自衛隊を解消する措置はとれない。(しばらく)合憲という立場を引き継ぐ」と説明した。
つまりは「いずれは自衛隊はなくすが、国民の声に配慮してすぐにはなくさない」「当面は軍縮措置」というまあ、知ってる人は知ってる話です。
これを「村山政権時の社会党の態度と変わらない」だの「政権入りしなくていい」だの批判する人もいるわけですが俺個人は「別に問題ない」と思っています。
むしろ問題なのはそんなことよりも「政権入りしたけれども結局離脱する恐れがあるなら無理して入らなくてもいいのではないか」つうことですね。
細川内閣では主として消費税問題で、社民、さきがけが政権入りを辞めて閣外協力に転じ、最終的には自社さ政権になった。
鳩山政権でも沖縄基地問題で社民党が政権離脱し批判に転じました。
こうした過去のいきさつを考えるとうかつに政権入りするのは結局あまり成果を上げることなく離脱し旧来の支持層を離反させる危険性が高い。仮に今後、政権交代の可能性があるにせよ、当面は「閣外協力」がベターだろうと俺は思っています。
まあそれ以前に細川政権や鳩山政権が共産の入閣を求めてこなかったように政権交代時に、「その時の非自公の与党」が共産に政権入りを求めるかどうか自体怪しいですが。
それにしてもこういうツッコミが自公から来るということは「ある意味喜んでいいこと」でしょう。彼らは共産を脅威に感じてるからこういう事言い出すわけです。と同時に「安保関連法の是非」など「自公政権の政策の是非」について議論したくないからこそこういうことを言い出すわけです。
■【衆院選】「怒っちゃダメ、怒っちゃダメ…」 安倍晋三首相、秘書官の助言を受けて党首討論会に出席
http://www.sankei.com/politics/news/171008/plt1710080119-n1.html
安倍って本当にバカでクズなんだなあ、ということを改めて実感します。
そんなことは安倍が口にしても「安倍って党首討論会でマジギレするようなバカだと周囲に思われてるの?」と思われるだけだから普通自分からは口にしません。にもかかわらず「自分から言っちゃう」わけです。
まあ安倍だと「俺も秘書官の言葉に耳を傾けて怒りを抑えられるように成長した」と言いたいのかも知れませんが、その辺の中年親父ならともかく首相なら「その程度の事を自慢するな」ですよねえ。むしろ「秘書官にそんな事言われるなんて恥ずかしい」でしょうに。
■麻生太郎副総理「北朝鮮には危なそうな人がいる」
http://www.sankei.com/politics/news/171008/plt1710080114-n1.html
・むしろこんな暴言をはく麻生が「危ない人」です。
・麻生って本当にバカでクズなんだなあ、ということを改めて実感します。内容が酷い上に応援演説になってるとはとても思えない。これは「麻生個人の講演会」ではないんですがそういう配慮が全くない。これが「副総理・財務相」で「元首相」かと思うと情けなくなります。
まあこいつ支持してる支持層も、「吉田茂*1元首相の孫」「麻生財閥の御曹司」だからであって人間性評価してるわけでは全くないでしょうが。
「(第2次安倍政権の発足までは)6年で首相が毎年替わっていた。みなさんの会社だって、社長の名前が6年で毎年変わったら『あの会社はおかしいんじゃねえか』と思われる」と冗談めかして語り、笑いを誘った。
やれやれですね。
先ず第一に「6年で毎年」には「第一次安倍」「麻生」も入るわけですが、麻生は「当時の安倍」「麻生」が「ろくでもなかった」と認めるのか(まあ俺はろくでもなかったと思いますが)。
なお、当時と違い今の安倍は「残念ながら長期政権」ですがこれは安倍が成長したわけでもなんでもなく
1)国民が愚か
2)マスコミの多くがまともに安倍批判しない
3)野党の力不足
4)自民党内にまともな安倍批判派がいない
5)米国が「安保関連法やTPP」などで米国言いなりの安倍を歓迎している
などの複合的要因によるもんでしかあありません。
第二に「長期政権ならいい」てもんでもない。
例えば「池田政権後の佐藤政権」は長期政権でしたが、「佐藤政権後の田中政権(あるいはその後の三木、福田赳夫、大平*2、鈴木内閣)」「中曽根政権後の竹下政権(あるいはその後の宇野、海部、宮沢内閣)」「小泉*3政権後の第一次安倍政権(あるいはその後の福田康夫、麻生内閣)」は「前政権と違い短命に終わりました」。理由はなんなのか。
それはまあ、ポスト小泉・安倍の場合は「第一次安倍内閣の短命は安倍が無能だから」でしょうが、田中や竹下らの場合はそうも言えないでしょう。「長期政権だからといって佐藤や中曽根、小泉によって国民の不満が全て解決されたわけではなかった」「佐藤、中曽根、小泉の宣伝によって問題が糊塗されていただけに過ぎなかったのではないか」ということが考えられます。であるならば佐藤や中曽根、小泉の長期政権は手放しで評価できるもんではない。
そういう意味では「今回の選挙結果がどうでアレ」ポスト安倍てのはこれから自民党にとっても恐ろしいんじゃないか。
過去の「長期政権後の短命政権の悲劇」が再現される危険性が否定できないからです。
第三に短命内閣なら無価値という話でもない。
例えば、今の安倍内閣(第二次、第三次)より短命の内閣としては田中内閣、三木内閣、福田赳夫内閣、大平内閣、竹下内閣、海部内閣、宮沢内閣、橋本内閣、小渕*4内閣などがありますがこれらの内閣やその首相、大臣が「安倍内閣より劣ってる」と思う人はまずいないでしょう。
弾道ミサイルの発射を続ける北朝鮮をめぐって、朝鮮半島で有事が起きた際に難民が日本に大挙して押し寄せるる危険性を改めて訴え、「難民は武器を持っていて、テロを起こすかもしれない」と危険性を強調した。
以前批判された発言をまた繰り返すとは救いようがない馬鹿です。そもそもこれの何処が応援演説なのか。
大体、過去も批判で指摘がありましたが
1)「難民が武器を持っていて暴れる」なんてケースが古今東西、過去にあったのか。
2)そもそも最初から武器で自衛隊など相手に攻撃してくるようなら難民とはおよそ言えませんし、難民としてくるなら当然、日本政府が身体チェックはするでしょう。身体チェックして何か問題のあるようなもん(武器に限らず違法薬物でも何でもいいですが)が出れば当然身柄拘束されます。つまり麻生の言うようなケースはどう見てもおこりそうにない
3)こうした発言は在日韓国・朝鮮人(あるいは外国人一般)や難民への差別意識を生みかねませんし、国際社会も麻生が「副総理・財務相」「首相経験者」ということで日本への評価を大いに落とすでしょう。
つうかこんな麻生発言は海外じゃルペンだのハイダーだのといった極右しかしないでしょう。
「私が10歳だった昭和25年に朝鮮事変(朝鮮戦争)が起きたが『朝鮮で戦争がおきる』と言った新聞はゼロだった。あのとき戦争が起きるなんて書いた新聞はありませんよ!」と、詰め掛けた記者団に言葉を投げかけるシーンもあった。
意味がわかりませんね。当時と今では政治状況がまるで違う。当時の韓国と北朝鮮には経済力、軍事力にはほとんど差がなかったが今は差がついている。
当時の北朝鮮の軍事行動はスターリンソ連や毛沢東中国が支援しましたが、今、中国、ロシアがそんな行為を支援することはまず考えられません。
そういう意味で北朝鮮が戦端を開くことは考えづらい。また当時と違い軍事衛星での監視があるので「北朝鮮が仮に攻撃するとしても*5」それは朝鮮戦争当時のような奇襲攻撃にはなり得ないでしょう。
新党「立憲民主党」に言及した際、「立憲改進党の…*6」と言いかけて明治15〜29年に存在した政党の名前を挙げた上で、直後に「あんまり名前を覚えていない。また(名前が)変わるかもしれないから、覚えないようにしている」と苦笑しながら弁解。
素直に「言い間違えてすみません」といえばいいところ本当にクズです。
これが自民党関係の言い間違えを誰かがして麻生並みの酷い言い訳*7したらマジギレしてるでしょうにねえ。
■【蔡焜燦さんを偲ぶ会】最後まで日本と台湾を愛した「愛日家」
http://www.sankei.com/world/news/171008/wor1710080018-n1.html
偲ぶ会は、産経新聞社や日本李登輝友の会*8などの後援で開催。作家の門田隆将氏*9や阿川佐和子氏、杏林大名誉教授の田久保忠衛氏、産経新聞社の熊坂隆光会長らが出席し、蔡氏との思い出を披露した。
阿川佐和子など一部を除いて参列者が門田だの田久保だの、ろくでもない腐れカス右翼ばかりなのだから蔡という男も哀れな男だと思います。
■【党首討論会詳報(6)】安倍晋三首相、加計問題で朝日新聞に皮肉「加戸守行前愛媛県知事や八田達夫氏の証言をもう少したくさん載せてほしい」
http://www.sankei.com/politics/news/171008/plt1710080091-n1.html
党首討論で言うようなことじゃないでしょう。なんでこんなウスラバカのクズが首相なのかと思うと日本人として屈辱を感じますね。
■【衆院選】民進・前原誠司代表、ツイッターで告白 改憲議論封印で「左傾化」避けるため合流決断 「思い悩み、眠れぬ日々が続きました」
http://www.sankei.com/politics/news/171008/plt1710080081-n1.html
ツイッターで報告て「トランプか!」ですね。やることが本当にせこいですね。きちんと記者会見でもやったらどうなのか。
4 北朝鮮情勢が緊迫化する中で、現実的かつ建設的な外交・安全保障政策を展開する政党になりきれなかったことも、民進党の支持率低下を招いたと思います。
「アホか」ですね。その理屈だと
1)「共産党への過大評価は禁物」ですが、共産党が最近の選挙(2014年衆院選挙、2016年参院選挙、2017年都議選)で議席を増やし、ある程度躍進してること(支持率もそれなりにあること)
2)逆に「維新や日ころ、自由党(いずれも保守政党)の支持率や議席数*10」が共産を下回ってること
3)前原が悪口する「共産を含む野党共闘」が前原の言う「非現実的な外交安保政策(安保関連法廃止のことか?)」を掲げて、選挙で一定の成果を上げてることが全く説明がつかなくなります。
6 個人的な持論を封印し、4党共闘を続ける道もありました。しかし、参院選と違い、衆院選は政権選択の選挙です。理念・政策の異なる党と手を結べば、民進党は主体性を失って単に左傾化*11しただけ、との印象がさらに強まります。
やれやれですね。「政権選択云々」なんか全く関係ないでしょう。前原は「希望の党がなければ」、あるいはあっても「民進を大幅に下回る支持率」なら不満でも今回衆院選で共産との共闘を続けたでしょうし、逆に「過去の共産との共闘時」に「希望のような都合のいい党」があれば*12、共産党との共闘をぶっ壊していたでしょう。前原がモロバレの嘘を吐いて恥じないクズだという事は「改めて」よく分かりました。
8 一方で、民進党を残したまま小池さんの新党と競合する形になったら、どうなるか。それも考えました。政策的な方向性は同じだけに、衆院選になれば票が分散して自民党を利するだけです。野党が乱立する形は望ましくないとの結論に至りました。
やれやれですね。党の政策もまともにできてない希望とどこが「政策的な方向性は同じ」なのか。一方野党共闘はそれなりの政策的すりあわせをやってるわけです。
仮に小池と共闘するとしてなんでそれが「選挙区の候補者調整(野党共闘の場合)」でも「民進党と希望の対等な形での合同(民主党が維新の党を吸収合併し民進党が誕生したのがこれに近い)」でもなく、「民進党解党と希望への合流」なのか。前原の主張はまともな説明になっていません。単に「希望に看板掛け替えた方が選挙に有利、小池が解党しろというから従おう」という「未来の党に名前変えて、嘉田元滋賀県知事を代表にした方が選挙に有利(小沢一郎)」レベルの党利党略でしかない。それプラス、前原の地金である反共主義が表に出ただけでしょう。
14 候補者調整の結果、希望の党への参加を望んだにも関わらず、一緒に行けない人が出てしまったのは極めて残念です。
無所属で出馬する人間にとっては「残念です」で片付く話じゃないでしょう。どれほど無責任なのか。
15 無所属で出馬することを選んだ仲間や、枝野さんら立憲民主党の結成に踏み切った皆さんとは、安倍政権を倒すという点で、目指すところは同じです。辻元清美さん*13が言ったように「左右からの挟み撃ち」で連携できたらと思っています。
自分らが排除した人々に対し、「目指すところは同じ」とは前原も随分とふざけたことが言えたもんです。
16 希望の党が発表した選挙公約には、「All for All*14」でも掲げた所得の再分配政策など、民進党が目指してきた社会像や理念が反映されました。「原発ゼロ」「隠ぺいゼロ」「受動喫煙ゼロ」といった、小池さんのこだわりも盛り込まれました。
やれやれですね。
「そんなもん全部共産党や社民党、立憲民主党も言ってるわ!」「受動喫煙ゼロなんて自公ですら言うてるわ!」「アホか!」「外国人参政権反対を頭ごなしに押しつける小池の態度の何処がAll for All(みんなのために)なんや!」ですね。
こんなんで納得する人間は最初から前原支持でしょうし、前原に批判的な人間はこんな言い訳で納得などしません。いやそもそも前原は「言い訳したという形」をつくりたいだけでしょう。だから正式な記者会見などせずツイッターというせこい態度になる。
■【書評】杏林大学名誉教授・田久保忠衛*15が読む『戦争と平和』*16百田尚樹著 「信じれば弾跳ね返す」 九条盲信の人々は日本の義和団か
http://www.sankei.com/life/news/171008/lif1710080019-n1.html
こういうくだらない因縁しか付けられないんだから呆れますね。
むしろやたら軍事対応を叫ぶ田久保らの方こそ「日本の先軍主義か」「現代の陸軍統制派か」などと言いたくなりますがそれはさておき。
いわゆる護憲派においても「自衛隊違憲・廃止論」にたつ人間は少ないでしょう。「自衛隊違憲・廃止論」の共産党ですら「今すぐ廃止はしない。国民の同意を得て廃止する。当面の目標が軍縮や米軍基地問題の解決だ」「(ないとは思うが)仮に外国の侵略があれば自衛隊の活用も反対しない」としているので「義和団」云々というのは全くのわら人形叩きです。
しかも今九条改憲論で問題になってるのはそういう「専守防衛の話」ではなく「集団的自衛権容認」云々、つまり米軍と共同軍事作戦をやるかどうかという話の訳です。
つうか仮にも大学教授の肩書きを持つ人間が良くも百田の与太なんか持ち上げられるもんです。「南京事件否定論を公言する」百田なんか安倍ですら危険視して「1度はNHK経営委員にしたものの再任しなかった」という札付きのトンデモ極右です。
■【衆院選】希望・小池百合子*17代表 月刊誌でも不出馬宣言 9月中に決断か
http://www.sankei.com/politics/news/171008/plt1710080053-n1.html
ということは本当に小池は出ないんですかね?。まあ食わせ物の小池だと「新しい判断」とか言いだし出馬表明する可能性がないとは言えませんが。
■【衆院選】希望・小池百合子代表 自民・石破茂*18元幹事長の首相指名「考えていない」明言 候補は選挙後に判断
http://www.sankei.com/politics/news/171008/plt1710080051-n1.html
さすがに石破指名は否定したものの「もちろん我が党の人間を指名する」とは言わない当たり
1)小池出馬の可能性はまずない
2)その場合に希望の誰(前原民進党代表、細野*19元民進党代表代行など)を指名するか言いたくない
3)場合によっては「自民党総裁」安倍*20や「立憲民主党代表」枝野氏*21の指名すら考慮する
つうことでしょうか。まあ、これでは希望への支持もかなり落ち込むでしょうね。
与野党共に「本当にこんな態度で小池が選挙に臨むなら、ある意味一安心」といったところでしょうか。
■【党首討論会】「立憲民主党への一票は菅直人*22内閣への信任」日本のこころ・中野正志*23代表
http://www.sankei.com/politics/news/171008/plt1710080070-n1.html
ウィキペディアに寄れば中野の今の役職は「代表&幹事長&政策調査会長&国会対策委員長&選挙対策委員長」というのだから呆れます。どれほど党に人材がいないのか。
まあそれはともかく、仮に「菅内閣への信任」だとして俺は問題だとは思いません。少なくとも菅内閣は安倍内閣よりはずっとマシでしょう。しかし、そもそも、もちろんそんな事はない。
菅氏は立憲民主党の一メンバーに過ぎず、党首でもありませんしねえ。
つうかその理屈だと海部氏*24を初代党首にした新進党への支持は「海部内閣支持」になりますが、そういう風にこの中野某だって思わないでしょう。
「枝野氏は菅内閣官房長官だ」てその理屈なら
・枝野氏が幹事長だった海江田民主党(海江田氏は菅内閣経産相)、岡田民主党(岡田氏は菅内閣外相)、
・枝野氏が代表代行だった前原民進党(前原氏は菅内閣国交相)
だって菅内閣支持になるでしょう。
というか枝野氏に限らず「自民党の幹部政治家」「民進党(民主党)の代表」もそうですが、
【自民党の歴代首相、歴代総裁】
・田中角栄
岸*25内閣郵政相、自民党政調会長(池田*26総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤*27総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相
・三木武夫
自民党幹事長(石橋、池田総裁時代)、政調会長(岸、池田総裁時代)、岸内閣経済企画庁長官(科学技術庁長官兼務)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相
・福田赳夫
岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相
・大平正芳
池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相
・鈴木善幸
池田内閣郵政相、官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(田中、大平総裁時代)などを経て首相
・中曽根康弘
佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相、自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相
・竹下登
佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相
・宇野宗佑
田中内閣防衛庁長官、福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相などを経て首相
・宮沢喜一
池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相
・橋本龍太郎
大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相
・小渕恵三
竹下内閣官房長官、自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相
・森喜朗
自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相
・麻生太郎
橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉*28内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田*29総裁時代)などを経て首相
・谷垣禎一
小泉内閣国家公安委員長、財務相、自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相などを経て自民党総裁
【民進党(民主党)の歴代代表】
・岡田克也
民主党幹事長(鳩山、菅代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行政刷新担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)などを経て民進党代表
・前原誠司
鳩山、菅内閣国交相、菅内閣外相、民主党政調会長(野田*30代表時代)、野田内閣国家戦略担当相などを経て民進党代表
などのように幹部政治家というのは常に何らかの要職を務めることが多いので、こんな中野のような物言いは言いがかりでしかありません。
■【井上章一*31の大阪まみれ】「河内時代」に、なれなかった
http://www.sankei.com/west/news/171008/wst1710080001-n1.html
大阪の百舌鳥(もず)・古市古墳群が、ユネスコの世界遺産に登録されるかもしれないという。すくなくとも、日本側から推薦をする、その候補にえらばれたことは、まちがいない。地元は、けっこうわきたっていると聞く。
ただ、古墳群のなかには、宮内庁から天皇陵ともくされてきたものがある。仁徳天皇陵や応神天皇陵などである。そして、宮内庁は同庁が天皇陵とみなしてきた古墳の調査を、なかなかみとめない。
いっぽう、ユネスコは古墳にたちいり、検分をこころみようとするだろう。それが、世界遺産として顕彰されるにふさわしいかどうかを、見きわめるために。はたして、この事前調査を、宮内庁がうけいれるかどうか。私は、すこしそのことを心配している。
まあユネスコ側は「天皇陵だというなら証拠出してみろ」つうでしょうね。で、もちろん出せない。日本のまともな学者でアレを「天皇陵だ」と思ってる人はいませんから。
そうなると「ならワシらユネスコが直に現地調査したい」つうことになるでしょうね。で、多分宮内庁は認めない。
そうなると世界遺産登録されない、できないんじゃないですかね。まあ、そこで「天皇陵としては登録しませんし、ユネスコの名前を使うときも『天皇陵として登録されたんじゃないこと』をきちんと表示します」とは多分、宮内庁もならないでしょう。
まあ宮内庁が「天皇陵で登録されなくてもいい、古墳一般の登録でいい」となっても「ろくに発掘調査もしてない古墳に学術的価値なんか認めない」とユネスコに登録申請を蹴られる可能性もありますが。
仁徳陵、応神陵として知られる両古墳だが、このごろはそうよばない。今は、それぞれを大仙(だいせん)陵古墳、誉田御廟山(こんだごびょうやま)古墳と称するようになっている。被葬者の名は、特定しがたいということであるらしい。
まあそういうことですね。というか「大仙(大山)古墳」「誉田山古墳」じゃないか。
というのも「陵」「御廟」は天皇を前提とした言葉だし、「被葬者が天皇であるかどうかすら分からない」というなら「陵」「御廟」なんて使わない方が論理的に徹底しているからです。
*1:東久邇、幣原内閣外相を経て首相
*2:まあ大平の場合は病死ですが
*3:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相
*4:まあ小渕の場合は病死ですが
*5:まずあり得ませんが。
*6:言い間違えが「立憲民政党(昭和2〜15年)」ならまだわかるんですが、「立憲改進党」ですか?
*7:一寸思いつきませんが。まあ誕生当初ならともかく今自民党のことを「自由党」と言う人もあまりいないでしょうし。
*8:顧問が石井公一郎(日本会議顧問)、副会長が加瀬英明(日本会議監事、「慰安婦の真実」国民運動代表、「新しい歴史教科書をつくる会」顧問)、田久保忠衛(日本会議会長、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」共同代表、国家基本問題研究所副理事長、「新しい歴史教科書をつくる会」顧問)という極右団体
*9:著書『この命、義に捧ぐ:台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(2010年、集英社)、『汝、ふたつの故国に殉ず:台湾で「英雄」となったある日本人の物語』(2016年、角川書店)、『世界が地獄を見る時:日・米・台の連携で中華帝国を撃て』(石平との共著、2017年、ビジネス社)など
*10:維新はもともとは議席数は上回っていたのですが「党の分裂」によって下回ることになります。
*11:安保関連法制、特定秘密保護法、共謀罪反対程度で左傾化とは嗤わせてくれます。
*12:前原にとっては「残念ながら」維新ではその役目は果たせなかったわけです。
*13:社民党政審会長、国対委員長、鳩山内閣国交副大臣、菅内閣首相補佐官(災害ボランティア担当)、民主党政調会長代理、役員室長、民心党幹事長代理など歴任
*15:日本会議会長、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」共同代表、国家基本問題研究所副理事長、「新しい歴史教科書をつくる会」顧問、「日本李登輝友の会」副会長というプロ右翼活動家。著書『戦略家ニクソン』(1996年、中公新書)、『新しい日米同盟:親米ナショナリズムへの戦略』(2001年、PHP新書)など
*17:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)を経て都知事
*18:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任。
*19:野田内閣環境相、民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長(岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)を歴任
*20:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相
*21:鳩山、菅内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)などを経て立憲民主党代表
*22:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相
*23:小泉内閣国交大臣政務官、第一次安倍内閣経産副大臣など歴任
*24:福田、中曽根内閣文相を経て首相
*25:自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相
*26:吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相
*27:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相などを経て首相
*28:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相
*30:鳩山内閣財務副大臣、菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)など歴任
*31:著書『戦時下日本の建築家』(1995年、朝日選書)、『美人コンテスト百年史』(1997年、朝日文芸文庫)、『つくられた桂離宮神話』(1997年、講談社学術文庫)、『日本に古代はあったのか』(2008年、角川選書)、『日本人とキリスト教』(2013年、角川ソフィア文庫)、『伊勢神宮と日本美』(2013年、講談社学術文庫)、『増補新版・霊柩車の誕生』(2013年、朝日文庫)、『京都ぎらい』(2015年、朝日新書)、『関西人の正体』(2016年、朝日文庫)、『阪神タイガースの正体』、『美人論』(2017年、朝日文庫)など