「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(10/14分:高英起の巻)&萩原遼死去ほか北朝鮮・韓国ニュース(追記・訂正あり)

高世仁の「諸悪莫作」日記『萩原遼さん逝く』
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171225

萩原遼氏、天国へ。(ボーガス注:いわゆる帰国運動で日本から?)北朝鮮に旅立った親友と再会していることを祈ります」
 友人の三浦小太郎さん(評論家)のメールにこう書いてあって驚いた。

 「つくる会理事」三浦のような極右と「友人だ」と公言するのだから、高世も落ちたもんです。
 しかし萩原の死を知らされるのが「三浦から」つうのも「何だかなあ」と思います。
 高世と萩原の共通の友人、知人というのは三浦しかいないのか。

 3年前には胃がんを宣告されながら『拉致と真実』という雑誌を創刊し、捨て身の闘いに乗り出していた。

 まあ巣くう会と野合して特定失踪者なんてデマを垂れ流したり、朝鮮学校無償化除外なんて差別的な主張を垂れ流していたクズが「捨て身の戦い」とか抜かしても「はあ?」ですよね。
 そもそも「刑務所に投獄されてたマンデラ*1だのサハロフ*2だの劉暁波*3だの徳田球一*4宮本顕治*5だの」「スターリン*6に暗殺されたトロツキー*7」「朴チョンヒ*8に暗殺されかけた金大中*9」など(まあ例は何でもいいですが)ならともかく日本において北朝鮮批判の何が捨て身なのか。
 「北朝鮮批判したら殺される恐れがある」「自民党の圧力でテレビキャスターを更迭された古舘伊知郎氏、国谷裕子氏らのように干される恐れがある」なんて何もないわけです。
 大体「捨て身じゃない」からこそ「萩原は一人暮らし」のわけです。「捨て身の戦い」つうほどリスキーなら「最悪暗殺の危険がある」わけで一人暮らしなんかとてもできないでしょう。
 むしろ今や「朝鮮学校無償化除外なんかおかしい」という前川元文科次官のような発言の方が捨て身の訳です。「捨て身」だからこそ彼は「官僚時代は保身もあってそんなことはできなかった」わけです。

手術はうまくいき、元気で活動していると聞いていた

 つまり繰り返しますが「重度の末期ガン」なんて萩原の主張は嘘だったわけです。

 子どものような無邪気な人だった

 そういう人は朝鮮学校無償化除外なんて差別的主張はしないでしょう。あるいは「俺は重度の末期ガン」なんて嘘もつかない。


萩原遼氏、天国へ。北朝鮮に旅立った親友と再会していることを祈ります(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4548
 天国なんてもんがあるとは思いませんが、仮にあるなら萩原のようなクズが天国に行くわけもないでしょう。

 萩原氏は若い日から日本共産党員であり、貧しい人々が、共産主義によって解放され、すべての人々が幸せに生きられる世界を信じて活動してきました。それを今の時点で批判するのは簡単ですが、そのような理想を本気で信じる善意で理想に燃えた人々がいた時代があったことは確かです。

 いやー俺は別に批判する気はあまり無いですが。
 萩原にせよ、ほかの日本共産党員にせよ「昔の彼らの共産国に対する見方は甘かった」かもしれませんが彼らも「単純な教条主義」なわけではなく、日本において「日本流の共産主義」を目指していたわけで、たとえば、だからこその「旧ソ連プラハの春弾圧批判(1960年代)」「民主連合政権構想(1970年代)」のわけです。
 だからこそ「過大評価はできませんが」、日本共産党は国会や地方議会に議席がある。
 むしろ俺にとっては「大東亜戦争アジア解放戦争論」「南京事件否定論」など、デマを放言する三浦ら極右と野合するまでに落ちた今の萩原の方が非難の対象です。

萩原氏は苦悩しつつも、1990年代以後、北朝鮮の人権問題を告発する運動を始めました。

 告発するのはもちろん萩原の勝手です。
 共産党だって「ラングーン事件批判」「第18富士山丸事件批判」「橋本敦議員の拉致疑惑追及」などを1980年代にして「朝鮮労働党と断交状態になる」わけで、何も「左派*10において」萩原だけが批判していたわけでもないですし。
 しかしその告発とやらが「日朝平壌宣言など廃棄しろ」「廃棄しろと言わない共産党は恥知らずだ」などという非常識極まりない物であったがために、萩原は党を除名されます。そして、その後も萩原は非常識極右の道を暴走するわけです。

 私のように、もともと反共産主義の人間は、北朝鮮を批判するのは簡単なのです。

 言われなくてもよくわかります。
 むしろ三浦のようなウヨにとって難しいのは

・韓国・朴チョンヒ政権
・台湾・蒋介石政権
・スペイン・フランコ政権
・チリ・ピノチェト政権

などのような右の独裁でしょう。実際、三浦らは批判などせず、それどころか時には擁護し、彼らウヨの「独裁反対」が「反共主義による共産独裁反対」でしかないことを露呈しますが。
 また「天安門事件」「北朝鮮拉致」など「彼らが敵視してる国(主として共産国)の問題」については「人権問題」と騒ぎ立てる三浦も「彼らが身内扱いしてるらしい国の人権侵害」、たとえば

・旧日本軍の戦争犯罪南京事件慰安婦、沖縄での集団自決強要など)
・朴チョンヒの金大中拉致・暗殺未遂
イスラエルパレスチナ支配

などについては「仕方が無かった」だの「そもそもそんな事実はない」だの「デマ飛ばしたり、矮小化したり」するのだから彼らウヨが言う人権も「反共主義のインチキ人権運動」でしかないのも明白です。

 しかし、萩原氏のように、日本共産党に属し、共産主義の理想を信じ、在日朝鮮人と交友していた人が、北朝鮮と、それを批判しない日本の多くの左翼陣営を敵に回して戦うことがどんなに大変だったか、私には想像を絶するものがあったはずです。

 「北朝鮮と、それを批判しない日本の多くの左翼陣営」つうでまかせは勘弁してほしいですね。
 共産党の「ラングーン事件批判」「第18富士山丸事件批判」「橋本敦議員の拉致疑惑追及」などは三浦の脳内ではなかったことになってるのか。
 つうか、「日本共産党を大絶賛する気も無い」のですが、北朝鮮以外にも「旧ソ連プラハの春弾圧批判」「中国の文革批判」「カンボジアポルポト批判」などを「かなり早い時点で」していたのが共産党であり、そうした共産党に属していた萩原にとって三浦が言うほど北朝鮮批判が「大変だった」とは俺は思いませんが。

朝鮮総連をさら地にする会」における定例街宣などを展開していきます。

 下にも書きましたが、そもそもそんなことをして何の意味があるのか、そもそも萩原に更地にする何の権利があるのかつう話です。全く馬鹿馬鹿しい。

 今でも忘れがたい萩原氏の言葉があります。これは、確か雑誌正論*11に掲載した文章の中でも書いていた言葉ですが「マルクスはキリストに負けたんだ」という言葉でした。

 「はあ?」ですね。
 そもそも日本共産党の見解ではマルクスは「宗教の現状(教会が大地主として小作人を搾取してるなど)を批判はしていても宗教の『理念』それ自体は批判してない」はずですが、そのあたり、元党員の萩原はどう理解してるんでしょうか。例えばキリスト教徒の党員のこと(有名な人物としては小笠原貞子・日本共産党副委員長)をどう思ってるのか。
 またキリスト教の歴史だって「過去から現在に至るまで」十字軍や『キリスト教原理主義によるテロ(例えば、中絶を実施している医師の殺害など)』など、負の歴史もあるし、一方、共産主義マルクス主義)にしても「社民主義や労組運動、労働法制を共産主義の遺産と考えるか」などややこしい問題はありますが、そう簡単に「プラスの価値などない」と切って捨てていいのか。

 ある意味、日本左翼の良心のあかしだったのではないかと思います。

 「ごろつき右翼」三浦なんぞと野合してる時点で萩原は左翼ではないし、もちろん良心でもありません。


赤旗萩原遼氏を除籍』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-23/18_01_0.html

 日本共産党中央委員会の規律委員会は、十七日、萩原遼氏(元赤旗平壌特派員)の除籍を決定しました。
 萩原氏は、一九八九年に赤旗編集局を退職した後も元赤旗平壌特派員の肩書を使い、党外の出版物で、党を批判したり、北朝鮮問題で党とは異なる見解を公表してきました。
 そのつど、日本共産党規約に照らし、党員の行動として誤りであることを指摘し、長時間の議論を経て、萩原氏も、「二度とやらない」と表明していました。
 ところが、二〇〇二年九月に日朝平壌宣言が発表されると、萩原氏は、元「赤旗平壌特派員の肩書で次々とマスコミに登場。日本共産党が、北東アジアの安定と平和を確立する立場から、核問題や拉致事件など、日朝問題の解決の目標と方向を示したものとして平壌宣言を評価したのにたいし、萩原氏は、「一部の政党」と名指しは避けつつも、「身代金交渉に応じる卑屈な論」だと批判しました。
 これにたいして、党は、今後同様なことをおこせば「党員の資格」が問われることをきびしく指摘し、萩原氏の態度を見守ってきました。
 しかし、萩原氏は、その後も、自著で、小泉首相の「日朝正常化交渉」発言を非難しつつ、「それに追随する一部野党の見苦しい醜態」などと書いています(『金正日 隠された戦争』)。これは、日本共産党を指しての批判であることは明らかです。党規約を守る立場を放棄する態度です。さらに、五月二十四日の朝鮮総連結成五十周年記念レセプションの際、会場の近くで、「そこに駆けつける政治家は恥を知れ」と訴えたことが報道されています(「産経」五月二十五日付)。
 このレセプションには、日本共産党から不破議長が出席。北朝鮮側の問題点について率直に指摘しつつ、今日の日朝関係を打開するために、次のような六項目の提言を行っています
 (1)日朝平壌宣言を堅持し、その生きた力を発揮させる(2)拉致問題――国際的な犯罪を認めた最初の決断は、ひきつづく諸問題に誠実に対応してこそ、日朝の友好と信頼の道につながる(3)拉致協議前進のカギは「特殊機関」問題の解決にある(4)交渉打ち切りや「力の政策」など、平壌宣言にそむく態度をいましめあう(5)「非核化」の六カ国合意こそ安全保障の最善の道(6)私たちは、現状の打開に力をつくす用意がある。
 萩原氏は、党からの注意をまったく無視し、党規約に反する行動を続けました。このような事実を慎重に審議した結果、党員としての資格を自ら喪失したものと判断し、規律委員会は、党規約第十一条にもとづき、十七日、萩原氏と協議を行い、除籍を通告しました。
 党規約第十一条は、「党員の資格を明白に失った党員、あるいはいちじるしく反社会的な行為によって、党への信頼をそこなった党員は、慎重に調査、審査のうえ、除籍することができる。除籍にあたっては、本人と協議する」と定めています。

 12年前(2005年)の赤旗記事を読み、改めて萩原がいかにろくでもないごろつきであったかを思い起こしています。まさに「死もまた社会奉仕」「萩原が死んで良かった、万々歳」でしょう。
 俺は萩原のようなごろつきの死を悼む気持ちには全くなりません。


■グローバルニュースアジア【訃報】北朝鮮専門家『萩原遼氏・80歳』 元赤旗平壌特派員・朝鮮学校への公費投入*12反対活動
http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=4830&&country=1&&p=2

 2016年には「朝鮮総連本部をさら地にする会」を結成し代表に就任するなど活動していた。

 「だーかーら、更地にしてどうするんだよ?。拉致解決とか核問題解決とかに役立つのか?」「つうかお前らがあの土地を落札したわけでもないのに、つまりお前らにはあの土地に対する何の権利もないのにどうやって更地にするんだよ?」ですね。時事通信なんかはおそらく「萩原の名誉のため」こうした黒歴史は書かなかったのでしょうが、この種のウヨメディアにはそういう常識はありません。
 ということでまるで萩原の手柄話のように書いてしまう(苦笑)。


時事通信『ノンフィクション作家の萩原遼氏死去』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017122500807&g=soc

 萩原遼さん80歳(はぎわら・りょう<本名・坂本孝夫=さかもと・たかお>ノンフィクション作家)22日、心不全のため死去。葬儀は近親者で営み、後日お別れの会を開く予定。喪主は兄で元雑誌「上方芸能」発行人の木津川計*13(きづがわ・けい)さん。

・「話が脱線しますが」以前本多勝一*14が「私はノンフィクション作家、ライターと呼ばれたくない。ルポルタージュ作家、ライターと呼ばれたい」と書いていた気がしますが、最近ってよく使われるのは「ノンフィクション作家」なんですかね。
 なお、ウィキペ『ルポルタージュ』によれば

・取材記者が、自ら現地に赴いて取材した内容を放送・新聞・雑誌などのメディアでニュースとして報告すること。略してルポともいう。現地報告。鎌田慧によると、ルポライターの多くが肩書をノンフィクション作家に変えたため、ルポライター絶滅危惧種になりつつあるという。

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201204130156.html
朝日新聞『〈時の回廊〉鎌田慧*15自動車絶望工場」 夢も希望も奪い去る労働』
 「ルポライター」は、ほぼ絶滅危惧種になりつつあります。でも、僕はこれからも「ルポライター」であり続けたい。「いつか作家になりたい」という憧れを持っていた、かつてのルポライターたちは、「作家」という言葉がついた「ノンフィクション作家」に肩書を変えていった。僕は逃げ遅れたんです。いまさら逃げても仕方ないでしょう。「ルポライター」という肩書のなんとなく、うさんくさい感じがいいと思っています。

だそうです。このあたりが本多氏が「ルポ作家、ライターと呼んでくれ」つう理由だったかと思います。
 つまり「現地取材するのがルポ」で「必ずしも現地取材しないのがノンフィクション」であり本多氏的には「現地取材することが誇り」のわけです。
 あるいは「ノンフィクション作家と自称する人間はかっこつけにこだわるくだらない人間ではないのか」つう考えが本多氏にはある。
 おそらく鎌田氏も同じでしょう。
 まあ、「江戸時代のこと」なんかだと現地取材できませんけれども。
・「id:noharraこと八木孝三」や「石丸次郎*16」「有田芳生*17」がツイッターで「追悼の弁」を口にしていたので萩原の死に気づきました。
 なお
朝日新聞萩原遼さん死去』
https://www.asahi.com/articles/DA3S13290494.html
■読売新聞『萩原遼氏死去…「北朝鮮に消えた友と私の物語」』
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20171225-OYT1T50118.html
毎日新聞『訃報・萩原遼さん80歳=ノンフィクション作家』
https://mainichi.jp/articles/20171226/k00/00m/040/041000c
日経新聞萩原遼氏が死去 ノンフィクション作家』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25080950W7A221C1CC0000/
なども報じていますが、内容は時事通信とほとんど同じなので、おそらく時事通信配信記事の掲載に過ぎません。
 ただし読売記事には「朝日、毎日や日経、時事にはない」

東京都内の自宅で亡くなっているのが見つかった。

という一文があります。兄が喪主と言うことも含めて考えると「孤独死だった」のでしょう。萩原のプライベートには興味はありませんが未婚(あるいは結婚したが妻に先立たれて)で子どもがいなかったんでしょうか。
・しかし「末期ガン」と抜かしてた萩原ですが「心不全」ですか。「ガンではあった」のでしょうが、たぶん末期ガンって嘘だったんでしょうね。
・それにしても晩年の萩原とつるんでた荒木和博、三浦小太郎らウヨ仲間は「追悼の弁」を語るんでしょうか?。と思ったら、三浦は
萩原遼氏、天国へ。北朝鮮に旅立った親友と再会していることを祈ります(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4548
なんて記事を早速書いていますね。
高世も
萩原遼さん逝く
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171225
荒木は
萩原遼さんのこと
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/12/news2617291226-.html
なんて記事を書いています。
 また、「守る会」には
■守る会元共同代表、萩原遼氏が亡くなりました。
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01247
なんて記事が載っています。
 ただし、「巣くう会」のサイトには追悼文はないようです。冷たい連中だと思います。まあ荒木、高世、三浦が「人情があるかどうか」はともかく、生前の付き合いを考えたら「巣くう会」も簡単な追悼文くらい掲載して当然じゃないのか。
・そして萩原を除名した共産党赤旗は奴の死をどう報じるんでしょうか?。まあ「報じない」つう選択肢もありますが。今の共産党にとって萩原なんか非難の対象でしかないし、とはいえ「死人にむち打つこと」はあまり好感を持たれないし。かつ萩原なんて「無名人」とまではいいませんが「超有名人」でもありませんしねえ。
・それにしても木津川氏は「晩年の萩原」ほどの極右ではないと思いますが、兄弟でこの違いは何でしょうか。
・なお「萩原遼」でググったら

萩原遼(1910年〜1976年4月3日)
・映画監督。本名は萩原陣蔵。
・映画監督の萩原章*18(1913年5月14日〜)は実弟
・1934年(昭和9年)に日活京都撮影所に入社。同年、映画監督の山中貞雄とともに、脚本家の八尋不二、三村伸太郎、藤井滋司、監督の滝沢英輔稲垣浩*19、鈴木桃作による脚本集団「鳴滝組」に参加、「鳴滝組」の共同ペンネーム「梶原金八」として脚本執筆を開始する。
・1935年(昭和10年)、三村脚本・山中監督による映画『丹下左膳余話 百萬両の壺』(大河内伝次郎主演)のチーフ助監督。
・1936年(昭和11年)、山中原作・萩原脚本による映画『お茶づけ侍』で監督としてデビュー。その才能を片岡千恵蔵に注目され、日活と配給提携をしていた片岡千恵蔵プロダクションで、梶原金八オリジナル脚本による『荒木又右衛門』(片岡千恵蔵主演)を監督。
・1938年(昭和13年)、大河内伝次郎主演の『清水の次郎長』を監督。
・1949年(昭和24年)、片岡千恵蔵*20主演の『獄門島』にチーフ助監督として参加。
・1961年(昭和36年)、三波春夫主演の『千両鴉』を撮ったあとは、TBS『高杉晋作』(1963〜1964年)、フジテレビ『里見八犬伝』(1964〜1965年)など、テレビドラマの監督も行なった。
・1970年(昭和45年)、安藤昇主演『やくざ非情史 血の決着』を監督、日活系で配給されたが、これが遺作となった。

なる人物がヒットしました。もちろん「本名・坂本孝夫」の方が1937年生まれで「27歳も若い」ので、「萩原こと坂本」は「萩原映画ファン」なのかもしれません。ウィキペ「萩原遼」にはペンネームの由来は書いてありませんが。
 しかし今や「元赤旗記者の萩原」を知ってる人はいても「映画監督の萩原」を知る人は少ないでしょうねえ。だからこそ「萩原こと坂本」は萩原というペンネームにしたのかしれませんが。
 これが映画監督でも例えば「山中貞雄」じゃ有名すぎてちょっとペンネームには使えないでしょう(苦笑)。

 高知県出身。「赤旗平壌特派員などを経て、1999年「北朝鮮に消えた友と私の物語*21大宅壮一ノンフィクション賞受賞。ほかの著書に「朝鮮戦争*22」「金正日隠された戦争*23」など。

 まあ今の萩原は「超有名人」とも「社会に大きな影響を与える人物」ともいいがたいですからね。この程度の簡単な扱いはある意味当然でしょう。むしろかなり好意的扱いかもしれない。
 ちなみに時事通信が紹介してない萩原の本としては

・『淫教のメシア・文鮮明伝』(1980年、晩聲社
・『拉致と核と餓死の国北朝鮮』(2003年、文春新書)
・『北朝鮮・狂気の正体:金王朝の謀略と崩壊の行方』(深田祐介*24との共著、2003年、扶桑社)
・『朝鮮学校「歴史教科書」を読む』 (井沢元彦*25との共著、2011年、祥伝社新書)
・『北朝鮮 金王朝の真実』(2012年、祥伝社新書)

なんてのがあります。晩年は本当に北朝鮮への悪口ばかりですね。
 まあ晩年は「つくる会教科書支持者・深田や井沢」と共著を「扶桑社、祥伝社」などのウヨ出版社から出して恥じないまでに落ちぶれたのが哀れです。
 萩原には「死もまた社会奉仕*26」という言葉を贈りたいと思います。


■朝鮮新報『補助金復活を要請/東北初中:日本市民、朝鮮学校保護者、教員が県庁訪問』
http://chosonsinbo.com/jp/2017/12/25-5/

「東北朝鮮初中高級学校の教育活動を支援する宮城県民の会」(代表:工藤章人氏)と東北初中教育会理事、オモニ会、教員の各代表が18日、宮城県庁を訪問し、宮城県仙台市に対し東北初中に対する補助金を再開するよう求めた申し入れ書と書名160筆あまりを手渡した。
 宮城県仙台市は1991年度から同校に対して支給していた補助金を震災直後の2011年度に相次いで廃止した。
(中略)
 シベリア抑留経験をもつ小野寺哲氏は「日本人として恥ずかしい。あなた方は歴史を学んでいない。直ちに日本の植民地支配の被害者である在日朝鮮人に対する差別をやめ公平に扱うべきだ」と語った。
 長年こどもたちの非行に向き合ってきた星野はるか氏は「昨今、教育界ではいじめが問題になっているが、その問題に取り組むべき行政が、自らいじめを行っている。これではいじめは決してなくならない。早急にこの状況を改善すべきだ」と発言した。

 小野寺氏らの批判に全く同感ですので紹介しておきます。


■産経【北朝鮮拉致拉致被害者の人権侵害明文化 埼玉県内40市の半数に満たず
http://www.sankei.com/affairs/news/171223/afr1712230008-n1.html

 北朝鮮による日本人拉致問題で、各自治体が定める「人権施策推進指針」などで拉致被害者の人権侵害を明文化しているのは、埼玉県内40市*27のうち半数に満たない19市にとどまることが22日、産経新聞の調べで分かった。

 ばかばかしい。国ならともかく何で地方自治体がそんなもんを人権指針に書かねばならないのか。


■産経「大好きなチーズたくさん食べさせたかった」「私の母に会わせたかった」 曽我ひとみさん手記(全文)
http://www.sankei.com/world/news/171226/wor1712260023-n1.html
 チーズはともかく「母に会わせたい」は正直現実的ではないでしょう。「帰国できる保証」どころか年齢を考えれば「今も生存してる保証」がないからです。

 彼の処遇問題で日本に家族を呼び寄せるのに2年近くの時間を要しました

 どういう意味かというとこういう意味です。

■チャールズ・ジェンキンス(ウィキペ参照)
・韓国に駐屯していた時、ジェンキンスは、凄惨な死傷者を出していたベトナム戦争に派遣されるのではないかという重圧からアルコール依存症に陥っていた。1965年1月4日、周囲の証言では夜間の警備に付く際、既に多量のアルコールを摂取していたとしている。翌日の早朝、ジェンキンスは部隊に「騒音のする場所を見つけた、偵察に向かう」と告げて偵察に向かい、そのまま戻らなかった。
 後にジェンキンスは、偵察任務中に北朝鮮軍に投降して身柄を確保されたことが明らかとなった。ジェンキンス本人は当時について軍務に不満を感じており、また「ソ連経由の捕虜交換などで早期に帰国することは難しくないと考えていた」と投降した理由について述べている。北朝鮮では捕虜ではなく政治亡命者として扱われ、政治的プロパガンダにおいて西側の腐敗を強調する為に喧伝された。
ジェンキンスは娘達と共に北朝鮮側に監視されていることに加え、軍法会議で厳罰を受ける恐れがある逃亡兵となっている立場から帰国を決めかねていた。2004年、日本政府がアメリカ政府との交渉によって穏当な判決を軍法会議で行う確約を取りつけたことから、同年7月9日、治療という名目で娘2人とインドネシアへ出国し、7月18日に妻のいる日本に入国した。
・2004年9月11日、ジェンキンス在日米軍のキャンプ座間(神奈川県座間市相模原市)へ出頭した。11月3日、軍法会議ジェンキンスは逃亡に関する罪、及び利敵行為に関する罪を認め、米軍は彼を軍曹から二等兵に降格処分の上、不名誉除隊と禁固30日の判決を下した。2004年11月27日、模範囚として予定よりも5日間早く釈放され、正式に軍人としての経歴を終えた。

 つまりジェンキンスとは「彼にも言い分はあるでしょうが」、米軍の立場からすれば
1)戦争への恐怖からアル中となったあげく、北朝鮮に投降した馬鹿者
2)『名も無き英雄たち』など、北朝鮮の反米映画に出演した裏切り者
ではあるわけです。まあ、横田めぐみさん、蓮池夫妻、地村夫妻、曽我さんなんかと違って暴力的に連行されたわけではないのだから、「有本恵子さんやよど号グループのように自分からあの国に行った」のだから、ある意味「自分から北朝鮮に行ったんやないか!。しかもアル中とか論外やないか。軍法会議で厳罰になっても自業自得(自己責任論)」といえなくもない。
 ただし
id:Bill_McCrearyさん記事
■自己責任が大好きな人たちも、北朝鮮拉致被害者や日揮㈱にはそれをもちださない(らしい)
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/577763dd86e5dff757b4a4650cfa853a
と同じ理由から
■自己責任が大好きな人たちも、「アル中の投降兵(脱走兵)」「反米映画の出演者」ジェンキンスにはそれをもちださない(らしい)
わけです。
 「軍法会議で見せしめにジェンキンスを厳罰にしろ。脱走兵を米軍は絶対に許さないことを天下にアピールしろ!。妻が日本人拉致被害者だ?。そんなの関係ない、そんなの関係ない、ハイ、オッパッピー」とはいわない(もちろん、以上の文章は本気と言うよりは産経への皮肉で書いてますが)。
 まあ、こういうこというと「ジェンキンスさんに、曽我さんに失礼だ!」とか言う人もいるでしょうが、これは「単なる事実の指摘」にすぎません(ただしさすがに俺も曽我さんにこういうことを面と向かって言う度胸はないですが)。
 「タカ派であるブッシュ子政権が見せしめに、アル中脱走兵、反米映画出演者だった自分を厳罰にしないか」つう恐怖はジェンキンスには当然あったでしょう。実際ベトナム戦争真っ最中の「ベ平連が関わった脱走兵」なんかはそういう恐怖が大いにあったでしょう。
 まあ、幸いにして「日米関係を重視するブッシュ子の政治判断」により軽い処罰で済んだわけですが。
 まあ、あのときブッシュ子が厳罰に処したら「米国にへいこらすることが習い性になってる産経」ですら抗議したかと思います。

 接客業ということもあり、嫌な顔もせずお客さまの要望に応えていたと聞いています。

 朝日新聞によれば「接客業」とは

https://www.asahi.com/articles/ASKDD3GT8KDDUOHB007.html
 市内の観光施設「佐渡歴史伝説館」で11年間働いていた。

だそうです。


■産経『教員対象に「拉致問題」研修 政府が30年度から 啓発強化で風化防ぐ』
http://www.sankei.com/politics/news/171225/plt1712250007-n1.html
1)拉致問題で成果がないのでこうしたことで「やってます」アピール
2)安倍が「反対しづらい」と思ってるらしい拉致をネタに教育への政治介入(今後は可能ならば拉致以外でも介入)
つうふざけた話でしょう。
 まあ安倍のこうした拉致を口実にした無法は「家族会、巣くう会だけのせい」ではなく「それを容認する日本人の責任」でもあるわけですがもちろん「家族会、巣くう会の責任も大きい」わけです。
 つうかこんなん無理にやっても子どもたちの「拉致なんか俺に関係ない。こんなん強要されて不快だ」つう反感を助長するだけでしょうよ。


■産経『「抜け穴」が多い追加制裁…北朝鮮の資金源を完全に絶つのは難しい』元国連安保理北制裁委員・古川勝久*28
http://www.sankei.com/world/news/171224/wor1712240008-n1.html
 俺なんか「抜け穴が多いなら制裁なんかやめちまえよ、問題は制裁することじゃないだろ」「むしろ制裁を解除して外交交渉で解決しろよ」と思いますね。問題はあくまでも「拉致の解決」や「核問題の解決」ですから。


■産経『平壌市内に経済開発区 北朝鮮が設置決定』
http://www.sankei.com/world/news/171224/wor1712240009-n1.html
 北朝鮮が改革開放してるという点は強く指摘しておきたいと思います。


北朝鮮の人々が欲しがる人気商品「ベスト5」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20171224-00079632/

 デイリーNKのカン・ミジン記者と通話した平壌市の大城(テソン)区域住民は、娘からこんなことを言われたという。
「お父さん、お母さん、今年の我が家の目標はソーラーパネルを買うことで決まりだからね。大学入試でいろいろ物いりだろうけど、私も節約して頑張るから」
(中略)
 北朝鮮の人々の「1年の目標」として人気の商品は、上記のソーラーパネル、テレビ以外にも冷蔵庫、自転車、綿入りのジャンパーなどがある。
 平壌平安南道(ピョンアンナムド)の平城(ピョンソン)、咸鏡北道清津(チョンジン)、両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)での価格は次のとおりだ。
・冷蔵庫:300ドル〜450ドル(約3万4,000円〜5万1,000円)
・テレビ:60ドル〜105ドル(約6,800円〜1万2,000円)
電動アシスト自転車:54万北朝鮮ウォン〜61万北朝鮮ウォン(約7,000円〜8,000円)
・自転車:30万北朝鮮ウォン〜84万北朝鮮ウォン(約3,900円〜1万1,000円)
・綿入れの服:5万北朝鮮ウォン〜350万北朝鮮ウォン(約650円〜4万5,000円)

 高も書くように、もちろん金額が高い高級品(冷蔵庫がそうか?)については皆が皆購入できるわけではないでしょう。
 ただ「中流以上の階層限定であれ」、こうした物品が販売されてる北朝鮮は「それなりに改革開放が進んでる」わけであり、高や巣くう会が叫ぶ「北朝鮮崩壊」は当面ありそうもないと思います。


テレビ朝日『「拉致」より関心は「ミサイル」北朝鮮への世論調査
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000117353.html
■産経『拉致への関心低下…10、20代は70%割る*29 「外交に関する世論調査」で判明、啓発急務に』
http://www.sankei.com/politics/news/171223/plt1712230023-n1.html
 ということで拉致は年が経つごとに風化しているわけです。
 なお産経の言う啓発などしても拉致は解決しませんし、一番いい啓発活動は「拉致を解決すること」です。小泉訪朝のような成果を上げさえすればいいだけの話です。


■産経【北朝鮮情勢】「給油に長蛇の列」に疑問 米専門家が分析
http://www.sankei.com/world/news/171223/wor1712230016-n1.html
 これが俺のような北朝鮮素人にとって困ったところです。まあ北朝鮮以外の国なら「真実がたちどころに解るか」といったらそんなこともないですが、北朝鮮は秘密主義の上、反北朝鮮分子によるとみられるネガキャン情報も乱れ飛ぶので訳がわかりません。


■産経『安倍首相、韓国への渡航「問題ない」』
http://www.sankei.com/politics/news/171223/plt1712230006-n1.html
 問題があるなどと公言されても困りますが、「北朝鮮の脅威がー」「年内にも戦争の危険性がー」とほざいて衆院解散の口実にまでしていたのは何だったのか、つう怒りが改めてこみ上げてきますね。
 「来年2月のピョンチャン五輪も無事に開催されると思う(安倍)」て何なんでしょう、いつもながらこのでたらめぶりは。


ニューズウィーク日本版『中国人の北朝鮮観光は止まらず 政府の規制を国境都市が緩和』
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/12/post-9188.php
 つまり現地中国人は戦争の危険性は低いと見なしてると言うことでしょう。仮に戦争が起こるにしても突然発生するようなこともないと。


■産経『横田早紀江さん「元気なうちに『めぐみちゃん、お帰り』と言いたい」 衆参拉致特委で閉会中審査』
http://www.sankei.com/politics/news/171221/plt1712210034-n1.html

「トップとトップが話し合うことが一番解決に近いのではないか」とも語り、安倍晋三首相と金正恩朝鮮労働党委員長の会談実現に期待を示した。

 「小泉氏と金正日氏」というトップが会談して5人の拉致被害者が帰国したときに「たった5人か」「めぐみは帰ってこないのか」と暴言を吐いて小泉氏のやる気を失わせたことをこのおばさんはもう忘れたんでしょうか?
 あの小泉氏に対する無法を見て多くの政治家は思ったことでしょう。「全員帰国しない限り非難されるのなら拉致なんか手を出さない方がいい」と。
 大体「日朝トップ会談」と「早紀江が会員の家族会」が支持する「経済制裁」「米国のテロ支援国家指定」が矛盾しないと思ってるらしいところが意味不明です。
 というか早紀江という人は感情論の人で論理的な人じゃないんでしょう。だから「北朝鮮が憎いから制裁したい」「小泉訪朝なんて意味があったのか、めぐみは帰ってこなかった」と「安倍首相に金正恩と会談してほしい」が矛盾なく両立してしまう(俺は矛盾すると思いますが)。その場の思いつきで物を語るわけです。整合性とか自分の発言が周囲にどう理解されるかとかあまり考えてないんじゃないか。


■産経『「家族をこれ以上、悲しませないで」横田早紀江さん、真意を都合よくねじ曲げる言説に苦言』
http://www.sankei.com/politics/news/171221/plt1712210037-n1.html

 北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(81)は21日に行われた参院拉致問題特別委員会の閉会中審査に参考人として出席し、「いろんなことを自分の思いで書かれる方*30とか、新聞とかいろんなところに載せられて、びっくりして『こんなこと私は言っておりません』ということがたくさんある。家族をこれ以上悲しめないでいただきたい」と訴え、早紀江さんの真意を都合よくねじ曲げる言説に苦言を呈した。
(中略)
 有田芳生氏は神奈川新聞が掲載した早紀江さんのインタビュー記事(7日付)を引用し「政府なり私たち政治家に対する『一体、何なんだ』『信じてよかったのか』という思いがあるのか」と質問した。早紀江さんは、記事が発言の趣旨を正しく伝えてないとの考えを示し、「『違うんじゃないかということで、抗議しなさい』と息子からメールがきた」と述べた。
 ただ、「面倒くさいことをぐちゃぐちゃ言いたくないので、もう何を思っていただいても結構ですよ、ということで、私は何も言いませんでした」と語り、あえて抗議しなかったことを明かした。

 「捏造常習の産経じゃあるまいし」、記事を掲載する前に神奈川新聞記者も早紀江に「これでいいですか?」と内容確認するでしょうに何言ってるんですかね、このおばさんは。
 結局「新聞記事の内容に納得した」のに「彼女の考えに反し」、掲載後に周囲(巣くう会など)から「あの発言はおかしいんじゃないか」と非難されて「あの新聞記事は私の真意じゃない」と言い訳してるだけでしょう。有田芳生氏の文春記事がどう見ても横田夫妻協力なのに、巣くう会につるし上げられた夫妻が巣くう会の有田たたきを事実上容認したのと話は同じでしょう。
 何でそういう無様ことをやるのか。そこまでして周囲にこびへつらわないと行けないのか。
 でそんなことは早紀江を非難した連中も解ってる。彼らは早紀江が、彼らに屈服して「あれは真意じゃない」といえばそれで満足するわけです。
 だからこそ早紀江は神奈川新聞に抗議しない。神奈川新聞に下手に抗議して「我々は間違ったことを書いてると思わない」「掲載前にインタビュー記事を横田さんに送付して確認してもらった」などと新聞側に反撃されても早紀江も困る。
 そして早紀江が抗議しなくても周囲の非難した連中も何も言わない。しかし早紀江がこうしたふざけた態度をとればとるほど、多くの人間が彼女から距離を置くでしょうね。まあ既にかなり距離をおかれてると思いますが。その結果の「拉致敗戦」です。自業自得でしょう。俺は愚かな彼女に何一つ同情しません。愚かな彼女を祖母に持つウンギョンさんには同情しますが。


東亜日報『サッカー北朝鮮女子代表監督も外国人だった、ドイツ人のトーマス・ゲルストナー氏』
http://japanese.donga.com/Home/3/all/27/1165189/1

 北朝鮮がサッカー男子代表に続いて女子代表でも外国人監督を招へいし、戦力強化を図っていることが明らかになった。
 20日、国際サッカー連盟(FIFA)によると、20歳以下の北朝鮮女子代表は今年5月からドイツ人のトーマス・ゲルストナー監督(51)の指導を受けているという。ゲルストナー監督は、FIFAのインタビューで「世界レベルの北朝鮮女子チームを指導するのは簡単なことではない。だが、つねにチャンピオンになることを夢見ている彼女たちの実力を伸ばすために最善を尽くしている」と話した。北朝鮮の男子代表のFIFAランキングは114位。だが女子は11位と強豪だ。
 北朝鮮は昨年5月、男子A代表チームの采配をノルウェー人のヨルン・アンデルセン*31監督(54)に任せた。それから1年後にはドイツとオーストリアで指導者生活をしてきたゲルストナー氏を20歳以下女子チームの監督に迎えた。ゲルストナー氏を北朝鮮に紹介したのはアンデルセン監督だ。

 なかなか面白いニュースだと思うので紹介しておきます。


■産経【北朝鮮情勢】カナダで北問題の外相会談開催へ 来年1月16日 米カナダ共催、日韓も招待
http://www.sankei.com/world/news/171220/wor1712200045-n1.html
 どういう会議がされるのかが問題でしょう。米国の北朝鮮軍事攻撃などと言う「危ない道」にストップをかける会議であることを望みたいもんです。


■TBS『外交文書公開、中国・胡耀邦朝鮮半島「緩やかな連邦制に」』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3244402.html
 まあ小生も「緩やかな連邦制」が実現できればいいと思いますね。「中国、台湾」なんかも「緩やかな連邦制」つうか「香港、マカオ的な一国二制度」でなんとかならないか。
 しかしこうした情報が公開されることには何か、対北朝鮮関係で日本政府に思惑があるのかと気になりますね。

 胡総書記はこうした考えを北朝鮮と韓国、アメリカにも伝えていることを中曽根氏に明らかにしたうえで、「アメリカは何も応えない。北朝鮮はとても怒っている。結局、こう着状態だ」と嘆いていたということです。

 「中国は主張した連邦制について北朝鮮が怒ってる」つうのが事実として北朝鮮が1980年に発表した「高麗民主連邦共和国」構想との関係はどうなってるのか気になるところです。


■産経【外交文書】中曽根康弘首相、胡耀邦*32総書記に日朝貿易の用意伝達 国交樹立を視野、失脚で実現せず 外交文書公開で明らかに
http://www.sankei.com/world/news/171220/wor1712200024-n1.html

 昭和61年に中曽根氏が中国で胡氏と会談した際、日本と北朝鮮の双方に貿易事務所を設置し、貿易を行う意向があると伝えていたことが明らかになった。当時国交がなかった中国と韓国の間で貿易事務所を設置することを条件としていたが、北朝鮮との国交樹立を視野に胡氏との会談に臨んだことがうかがえる。
 日中首脳会談は61年11月8日、北京の人民大会堂で行われた。中曽根氏は胡氏に、中韓間で相互に貿易事務所を設置することを提案し「もしこれができれば、日朝間にも同様のことを行う用意がある」と述べ、中国の仲介を依頼した。
 胡氏は提案に「今の話を北に伝え、反応を探ることはやってもよい」と応じ、中曽根氏は「北の考えがわかったら教えてくれ」と念を押した。しかし、胡氏は会談から2カ月後の87年1月に失脚し、構想は水泡に帰した*33
 中曽根氏は自著「中曽根康弘が語る戦後日本外交」*34で「新しく国家間の関係を築くには貿易事務所を開設するのはよくある発想だ」と説明。「結局両国の信頼関係が続かなくて、話が消えたのだろう」と振り返っている。

 この時点で「中韓国交樹立*35とのバーター」とはいえ、「中曽根が北朝鮮に貿易事務所を設置し、日朝貿易を拡大する用意がある(いずれは国交樹立?)と発言した*36」というこうした情報が公開されることには「北朝鮮に貿易事務所を設置する」など、何か、対北朝鮮関係で日本政府に思惑があるのかと気になりますね。
 しかしこうして考えると「1990年の金丸*37訪朝」は衝撃的でしたが、1986年に中曽根がこうした発言をしていたわけですからねえ。金丸訪朝は自民党中枢にとっては何ら衝撃ではなかったのでしょう。
 あるいは親分・中曽根がこういう発言をしているのであれば子分の山崎拓氏が日朝交渉派であることは何ら不思議なことではないのかもしれない。


スプートニク日本『いかに北朝鮮経済は制裁下でも年4%の伸びを達成するのか』
https://jp.sputniknews.com/opinion/201712194399722/
 もちろん
1)ロシアが「制裁に否定的だ」ということ(つまり制裁の効果を否定的に評価するバイアスが意識的、ないし無意識的に働いてる可能性がある)
2)北朝鮮は秘密主義のため、データは推計値にならざるを得ないこと
は割り引く必要があるでしょう。
 ただそれを割り引いても「制裁下でも北朝鮮は経済改革に取り組み、一定の成長をしている(制裁がなければもっと成長したかもしれないが)」とはいえるんじゃないか。
 「制裁があるのになぜ北朝鮮は核開発するのか」つうのは俺に言わせれば愚問です。
 「制裁を解除してもらって経済発展しても、米国がフセイン政権転覆のようなことを仕掛けてきたらそれでおしまいだ。そうならない保証が無い限り核は廃棄できない。核を保有しながら経済発展を目指すしかない」つうのが北朝鮮の考えでしょう。
 であるなら核問題解決のためには「体制保証すればいい」わけです。


時事通信『政府、陸上イージス導入決定=北朝鮮対応、早期配備へ』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017121900190&g=prk
 どう見ても北朝鮮を口実*38にした軍事利権でしょう。「教育や福祉を切り捨てて軍事に無駄金を使う」安倍とそれを容認する日本社会にはうんざりしますが諦めず批判をしていくほかないのでしょう。

 候補地とする秋田、山口両県の自衛隊施設

 山口の理由は「安倍の地元なら反発が少ない」という判断でしょうが、秋田の理由は何でしょうか?。秋田の自民党国会議員が誘致に積極的なのか?。いずれにせよ安倍は「純粋に技術的判断」というのでしょうがたぶんそうではないでしょう。


秋田魁新報『地上イージス、なぜ秋田か説明を 秋田市長、配備決定なら』
http://www.sakigake.jp/news/article/20171128AK0022/
 マスコミ報道によれば事前に地元に何の説明もないのだから、こういう反応になるでしょう。


秋田魁新報『「本県配備、合理性ない」 地上イージス、識者に聞く』
http://www.sakigake.jp/news/article/20171129AK0007/

 北朝鮮に対する弾道ミサイル防衛の新規装備となる地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備候補地に、秋田市新屋町の陸上自衛隊新屋演習場と山口県萩市陸自むつみ演習場が挙がっている。イージス・アショアは1基当たり約800億円。2基で日本全土をカバーできるとされるが、なぜ本県が選ばれたのか。配備による安全上の懸念はないのだろうか。元海上自衛隊呉地方総監で金沢工大虎ノ門大学院教授の伊藤俊幸氏(安全保障)、国際教養大助教の竹本周平氏(国際関係論)、北朝鮮問題に詳しいジャーナリストの平井久志氏*39に聞いた。
 陸自新屋演習場は日本海側に面した既存施設で、対岸を警戒するのには向いている。だが、識者は秋田市萩市が候補地であることに必然性はないと口をそろえる。
 竹本氏は「軍事的、技術的合理性はなく、政治的な判断だ」とみる。伊藤氏は「イージスの守備範囲を踏まえれば合理性はない。日本海上でミサイルを破壊したいなら、新潟県佐渡市がベストだ」と主張。平井氏は「政府はなぜイージス・アショアなのか、なぜ秋田なのかについて国民に十分な説明をしなければならない」と話している。

 そもそも「イージスアショアの配備自体」、『金額の高額さ』『かえって極東の緊張を高める可能性』などから是非について議論の余地がありますが、配備を是とする場合でも、なぜ秋田市萩市なのか政府はきちんと説明する必要があるでしょうし、マスコミや野党も追及してしかるべきです。


サンデー毎日12月31日号『対北朝鮮外交、亀井静香*40が吠える! 「圧力だけじゃダメだ!」』
https://mainichi.jp/sunday/articles/20171218/org/00m/010/002000d

 先ごろの解散総選挙を機に、議員の座を退いた亀井静香・元金融担当相(81)が来春、北朝鮮訪問を計画している。安倍晋三首相にも計画を伝えているといい、「核ミサイルを発射させないことが重要」と力説。そのための秘策は? “亀井節”が炸裂する。
 「軍事衝突を回避するには、窮鼠(きゅうそ)猫をかむという状況にしてはいかんのであって、過剰な刺激をしてはいかんのだよ。だけど、トランプ(米大統領)はやりかねない」(亀井氏)
「年明けに、訪韓して文在寅*41(ムン・ジェイン)大統領や国家情報院長、大統領首席補佐官ら最高幹部に会う。『日本人拉致問題について協力してくれ』とお願いする。また、北朝鮮の暴発を防ぐため、韓国も日本と協力してということです。その上で北朝鮮に行く。韓国に橋渡しを頼むのと、それから独自のルートもある。時期としては来年2〜3月だね」
 12月初旬、官邸を訪ねて安倍首相にも計画を伝えたという。
「総理に言ったんだよ。『あなたしか世界中におらんよ、トランプに危ない軍事的措置を取らさないようにできるのは』と。総理もね、その点はよく分かっているよ。『自分がやらないとしょうがないな』と話していたから」(同)
 では、平和裏に解決する切り札は何か。
金正恩(キム・ジョンウン)(朝鮮労働党委員長)には会えないだろうから、ナンバー2、3と交渉することになる。『拉致被害者を返せ、ミサイルを振り回すのはやめろ』と。そうすれば、日本は中国やロシアを上回る思い切った援助をするぞ、と提示する。『日本の総理が俺に約束しているから』と。実際、総理は俺にそう言っているし。拉致問題を糸口にして、核ミサイルの話に引きずり込むんだよ」(同)
 国連安保理決議など、対北朝鮮政策の主軸は「圧力によって核放棄を促す」ことだが、亀井氏はより現実的な見方を披歴する。
「日本がいくら防衛力強化したって、北朝鮮が核開発するのをどうやって止める? 独立国家だから、国連も誰も止められないし、取り上げるわけにもいかない。厳然として核はあるんだ、目の前に。問題は使用させないこと。イケイケドンドンでプレッシャーばかりかけていけば、不測の事態を招かないとも限らない。(相手が条件をのめば)ご褒美もやらないと」

 こういう発言を改憲派のはずの亀井氏がするのは意外ですね。まあそういう意味では「改憲右派」で「中曽根*42元首相の子分だった」山崎拓*43の日朝交渉路線も意外ですが。


■【野口裕之の軍事情勢】専守防衛が導く「本土決戦=一億総玉砕」 北の攻撃に座して死を待つ日本 韓国は?
http://www.sankei.com/premium/news/171218/prm1712180005-n1.html
 まあ野口らしいバカさです。今の日本には自衛隊があるのだから「座して死を待ってない」し当然一億総玉砕にもならない。
 大体こういう話で「戦前の一億総玉砕」を持ち出すのも変な話です。戦前の日本は専守防衛だったのか。全然違うわけです。単に米国の軍事力に圧倒されて本土決戦に追い込まれたに過ぎない。つまりは「総玉砕になるかどうか」は専守防衛かどうかとは全く関係ない。
 「総玉砕になるかどうか」の重要なポイントは「仮想敵の軍事力」ですね。それが日本と対等、または大きく上回るときは「総玉砕」の危険性が高い。米国を相手に戦争した戦前がそうです。一方北朝鮮の軍事力は「戦前日本にとっての米国」レベルの脅威なのか。まあ、せいぜい核やミサイルの脅威しかないでしょう。通常兵器は実にしょぼいわけです。


■産経『朝鮮総連系の保険会社関係先を捜索 警視庁 強制執行妨害容疑』
http://www.sankei.com/affairs/news/171217/afr1712170009-n1.html
 もちろん違法行為があれば捜査されるのは当然のことですが、公安警察朝鮮総連を敵視してることを知っていれば「政治的思惑による不当捜査ではないのか」という疑惑を現時点では否定できないかと思います。とはいえ「不当捜査」といいきる材料もないので現時点では「そうした疑いが否定できないと思う」という指摘にとどめておきます。


■産経【軍事ワールド】北朝鮮攻撃は避けられないのか 先送りすれば死者は5倍以上との説も…。米外交専門誌が示す「認めたくない未来」
http://www.sankei.com/west/news/171219/wst1712190005-n1.html

 米外交専門誌「ナショナル・インタレスト」(電子版)は、「選択肢は予防戦争しかない」との衝撃的なレポートを発表した。

 予防戦争というのは「北朝鮮が攻撃する前に米軍の先制攻撃でたたく」「やられる前にやる」つう考えです。
 国際法の通説ではこうした考えは「防衛戦争に当たらず違法」ですし、「相手が攻撃してないのに攻撃する」のは無意味に犠牲を出すだけでしょう。問題は外交で平和的に解決するべきです。要するにこの雑誌、相当なタカ派、極右ですね。
 ググったところ、この「ナショナル・インタレスト」の創始者・アーヴィング・クリストル(1985年の創刊から2001年まで発行人)はいわゆる「ネオコン」の一人だそうなので、やはりこの雑誌、相当の軍事タカ派なのでしょう。
 ただネオコンイラク戦争で味噌をつけた今、この雑誌にどれほどの影響力があるかは疑問ですが。

 近く北朝鮮を攻撃し戦争が始まった場合の死者は約140万人だが、開戦を回避してもいずれ「偶発的核戦争」が起こり、5・5倍の約770万人が犠牲になる恐れがあるというのだ。

 おいおいですね。
 「米国から戦争しなくても北朝鮮から開戦する」つう根拠は何なんでしょうか。
 つうか「140万死ぬが770万死ぬよりいいだろう!」つうのもすさまじいですね(いずれにせよ米国タカ派も犠牲ゼロとはいえないわけです)。
 「いやお前ら、『予防戦争』を主張する北朝鮮タカ派の推定ですら140万死ぬ可能性があるのに米国から開戦なんかできるかよ」
 「米国が先に攻撃した方が北朝鮮から攻撃されるより数が少なく済むつう根拠は何なの?」
 「米国が攻撃しなくてもいずれ北朝鮮が攻撃する、つう根拠は何なの?」ですよねえ。
 何でそこで「米朝交渉で信頼関係を築き戦争を回避する」「まず無条件で対話を始める」つう選択肢がないのか。
 浅井基文氏も
■グテーレス*44国連事務総長の朝鮮関連発言
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/967.html
で指摘していますがグテレス総長も

 16日付のハンギョレ・日本語WSは、グテーレスの日本記者クラブでの発言について以下のように、グテーレスが朝鮮核問題の平和的解決に対して極めて意欲的であり、自らの訪朝についても、「すべての関係国が同意し、最善の方法だと判断された場合は(訪朝)できるだろう」という断りを付しつつも、「いつでもどこにでも、必要ならば行く用意がある」と話したと紹介しています。

ということで平和解決の道を模索しています。先日の国連事務次長訪朝ももちろんその一環でしょう。
 もちろん以前から中露、韓国は軍事解決などには反対しています。
 こうした状況で軍事解決を叫ぶなど全く非常識です。


■産経『在韓邦人退避に陸自ヘリ 釜山−対馬ピストン輸送 北朝鮮有事を想定した政府計画』
http://www.sankei.com/world/news/171217/wor1712170007-n1.html
 まあ、「日本人が退避できるから朝鮮有事は怖くないのです」つう話でもないでしょう。そもそもそう簡単に退避できるかも問題ですが。
 従って「戦争は絶対に避ける」つうのは当然の前提です。
 そして北朝鮮からの開戦の可能性が低い以上、問題となるのはもちろん「米国から開戦することをどう防ぐか」という話の訳です。


時事通信『「北朝鮮基地も攻撃可能」=巡航ミサイル導入で−自民・中谷氏*45
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017121600385&g=prk
 「北朝鮮がミサイルを撃ってきたときの反撃だ」と言い訳したところで「撃ってきたときだけ反撃できるミサイル」なんてもんは物理的には存在しないわけです。あくまでも「政治的にはそういうことはしない」とか「法的にできない」とか言う話でしかない。
 当然物理的には「北朝鮮が撃たなくても」『撃つ危険性があった』としてぶち込む可能性が否定できない。まあ、安倍政権はともかく「安倍政権を支持する産経のような極右層」はそうした先制攻撃を否定していません。
 当然、北朝鮮はこうした中谷発言には「最悪先制攻撃の危険性がある」と見なして軍拡の理由にするでしょう。中谷発言は全く馬鹿げた発言だと思いますね。


北朝鮮女性を「性労働強要」から救うために
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20171216-00079340/
 「性労働強要」つうのは「性奴隷」だの「性的人身売買」だのいってもいいでしょう。
 まあ俺だったら「他の国はともかく、北朝鮮の場合、食えないからそうなるんでしょ?。経済支援して食えるようにすれば?」と思いますがアンチ北朝鮮の高だと「打倒北朝鮮」になるわけです。
 つうかまあ、「ほかでもやってるから別に北朝鮮に問題はない」つう話でもないですけど、何も性的人身売買(あるいは人身売買一般)なんて北朝鮮限定の話でもないですしねえ。北朝鮮だけ取り上げてどうこう言う話とも違うでしょう。

参考(ぐぐって見つけた記事)
【性的人身売買】

http://www.afpbb.com/articles/-/3153040
■AFP『メキシコ、大規模摘発で女性30人を保護 人身売買で売春強要される』
 メキシコ警察は25日、中部トルカ(Toluca)の2か所で実施した犯罪組織の摘発で、売春を強要されていた人身売買被害者の女性30人を保護したと発表した。
 保護された女性たちは21〜39歳で、14人はコロンビア、10人はベネズエラ出身だという。
 女性たちは仕事があるとだまされてメキシコに連れてこられたあと、旅券などを取り上げられて売春を強要されていた。女性たちは言うことをきかなければ家族に危害を加えると脅されていたという。

【人身売買一般】

http://www.afpbb.com/articles/-/3152991?act=all
■AFP『現代の奴隷、世界に4000万人以上 7割は女性と少女』
■強制労働
 奴隷となっている人々の半数以上は、自分を奴隷として所有する人物に借金がある。他に奴隷状態から逃げ出せない理由としては、薬漬けにされている、身体的虐待を受けている、支払われている金銭が少な過ぎて逃走できない、あるいは、あまりに遠くまで連れて来られていて家に帰れない、といったことが挙げられる。
 500万人近くは強制売春をさせられている。さらに400万人強は、刑務所での強制労働や従軍の強制など、国家機関が強制する労働の犠牲となっている。
■女性と少女
 現代の奴隷の71%を占める2900万人近くは女性と少女だ。また、4人に1人は子どもで、約1000万人に上る。
 約1540万人が自分の意思に反する結婚を強制されており、うち3分の1以上が18歳未満、そしてほぼ全員が女性である。売春によって強制労働に従事させられている被害者の99%が女性であることも分かった。
■奴隷が多いのはアフリカとアジア
 現代の奴隷が最も多いのはアフリカで、1000人中7.6人が被害を受けている。次いでアジア太平洋地域が1000人中6.1人となっている。
 しかし、絶対数で最も多いのはアジア太平洋地域で、現代の奴隷全体の62%を占める。強制労働が最も多いのが同地域で、1000人に4人の割合で犠牲となっている。
 アフリカでは1000人中4.8人の割合で強制結婚させられており、これは世界全体の1000人中2.1人という割合の2倍以上に相当する。
■狙われやすい移民
 移民と人身売買の関係、特に移民から被害者となる事例がいくつかの研究で指摘されている。今年IOMが、リビアから欧州へ向かう移民を対象に行った調査では、回答者の4分の3が人身売買の被害者になったことがあると答えている。

http://www.yomiuri.co.jp/life/book/review/20170703-OYT8T50014.html
■読売新聞『ネパールの人身売買サバイバーの当事者団体から学ぶ』 田中雅子著
 ネパールは、だまされてインドの買春宿やサーカスに連れていかれたり、縫製工場などで働かされたりする被害者が多い一方、犯人が厳しく処罰されている点で高評価されている。また、防止対策や被害から脱した人(サバイバー)への支援も充実しているという。なかでも、サバイバーたち自身が作った団体が重要な役割を果たしている。被害者は家族や出身コミュニティから拒絶される場合があり、社会への復帰には繊細さのある多様な支援が必要になるからだ。そのメンバーのライフストーリーからは、人が売買被害に遭う状況が単純でなく、教育のない人ばかりでもないことがわかってくる。人身売買に限らないさまざまな人権被害者サポートへのヒントがある。

https://mainichi.jp/articles/20171124/k00/00e/030/165000c
毎日新聞リビア:アフリカ系移民を奴隷売買か 国連、調査要求』
 アフリカから欧州を目指す移民・難民の経由地となっているリビアで、アフリカ系移民が奴隷として競売にかけられているとみられる映像が米CNNの今月の報道で明らかになり、波紋を広げている。国連のグテレス事務総長は「人道に対する犯罪だ」と非難し、徹底調査を求めた。AFP通信によると、フランス政府はこの問題で国連安全保障理事会の緊急会合の開催を求める意向を示した。
(中略)
 映像は8月に携帯電話で撮影されたとみられる。CNNは場所を「リビア国内」としか明かしていないが、夜間に屋外でアフリカ系移民2人が400リビア・ディナール(約3万2000円)から競りに出される様子が映っている。競売人が「700、800」と声を上げ、2人は最終的に1200リビア・ディナール(約9万6000円)で「落札」された。体格がいいため農場労働者として売られたという。リビアではこうした人身売買が日常的に行われている模様だ。
(中略)
 リビアは2011年のカダフィ政権崩壊後、複数の勢力が支配地域を独自に統治する内戦状態に突入し、過激派組織「イスラム国」(IS)も伸長するなど治安が極度に悪化している。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23906610V21C17A1NNE000/
日経新聞『国連、ブロックチェーンを活用 難民支援や人身売買防止』
 国連機関でブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用する動きが広がっている。世界食糧計画(WFP)は難民に電子マネーを使って支援金を配布したほか、国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)は人身売買を防ぐ活動につなげている。ブロックチェーン技術の導入が進めば、国際支援活動の効率化も期待される。
 WFPは中東ヨルダンの難民キャンプに暮らす1万人以上のシリア難民に、ブロックチェーンを使って支援金を提供した。WFPが開発したシステムでは、難民は従来の食料引換券ではなく、ブロックチェーン上の電子財布に振り込まれる電子マネーを使って食料を購入する。
 キャンプ内の提携店のレジには、目の虹彩のパターンを読み取る生体認証システムが設置され、本人と確認できると電子財布の残高が減り、精算が完了する仕組みだ。
 難民の銀行口座を電子財布に置き換えたことで、金融機関を介さずに支援金を支給することができる。開発に携わったWFPのバーンハード・コバッチ氏は「銀行に支払う手数料などのコストを98%削減できた」と話す。2018年初めまでにキャンプ全人口の50万人に対象を広げる計画だ。
 UNOPSは11月、民間団体のワールドアイデンティティーネットワーク(WIN)と提携し、電子身分証明書を使った人身売買防止プロジェクトを立ち上げた。
 世界銀行によると、公的な身分証明書を持たない人口は11億人に上る。これらの人々は政府による管理が届かないことから、人身売買の被害に遭いやすいとされる。旧ソ連圏のモルドバで実施する試験プロジェクトでは、国内の児童に生体認証を使った電子身分証明書を付与し、出入国の記録をブロックチェーンで管理することを目指す。
 ブロックチェーンが戸籍代わりとなるため、人身売買業者が不正に児童を出国させようとした場合、国境での摘発が容易となる。モルドバは米国などから人身売買の主要発生国と指摘されており、対応を迫られていた。
 UNOPSによると、このほか10以上の国連機関がブロックチェーンの導入を検討しているという。金融やビジネスの分野で注目されてきたブロックチェーン技術だが、各機関が取り組む国際問題の解決でも大きな役割を果たす可能性が出てきた。


■「在韓米軍の家族の帰国がすでに決定」との情報…北朝鮮との衝突に備え
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20171205-00078889/
 まあ、高のいうことなので本当かどうかは解りません。正直、「単なる牽制のつもり」でもパニックを生みかねないそうしたことはトランプでもできないんじゃないかと俺個人は思います。


■「金正恩は『ゴミ』と呼ばれていた」北朝鮮国民が語る指導者観
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20171125-00078533/
 北朝鮮国民ではなくて「脱北者が語る」ですからねえ。
 嘘だとはいいませんが「本当だ」といえる根拠もおそらくないでしょう。
 「安倍晋三に批判的な日本国民」「トランプに批判的な米国民」などのように理解した方が無難じゃないか。つまり国民全てが批判派ではないし、批判派にしても皆が皆ゴミ呼ばわりはしてないとみる方が無難でしょう。


■「男女関係に良いから」市民の8割が覚せい剤を使う北朝鮮の末期症状
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20171125-00078551/
 まあ普通に考えてどこの市であれ、「市民の8割が覚せい剤を使う」なんてのは眉唾ですよね。
 たとえば日本だと市の人口は最低5万ですが、「5万×0.8=4万人」とかまあ、あり得ないですよね。北朝鮮政府も取り締まってるでしょうし、そこまでアナーキーな事態になるわけもない。


■「入党させてやる」北朝鮮の性犯罪者がささやく悪魔の誘い
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20171123-00078458/

 国連女性差別撤廃委員会(CERAW)は20日北朝鮮で女性たちの人権が著しく侵害されているとする報告書を発表した。

 つまらないことですが、国連女性差別撤廃委員会の略称はCEDAW(Committee on the Elimination of Discrimination Against Women)です。
 まあDが高にはRに見えてしまったんでしょう。そして当然「元の英語を理解してなかった」んでしょうがお粗末な話です。
 まあそれはともかくこの報告書、一体ネタ元は何でしょうか?。脱北者?。高もそのくらい書いてもいいでしょうにねえ。
 なお、■国連女性差別撤廃委員会は他国をどう見ているのか?(みわよしこ*46
https://news.yahoo.co.jp/byline/miwayoshiko/20160309-00055223/
によれば「ダボス会議発表の男女平等指標*47(例えばhttp://www.huffingtonpost.jp/2017/11/01/nippon_a_23263093/参照)」で「2016年4位、2017年5位」と毎年上位のスウェーデン*48ですら委員会から何らかの突っ込みを食らっています(ちなみに日本は2016年111位、2017年114位で経済先進国としてはほかのG7諸国*49とは比較にならない最低レベル*50です。2017年だと中国100位、韓国118位で、中国、韓国も日本並みなので、儒教文化圏は低いといってもいいのかもしれません。)。
 「賃金の男女格差」などが全く存在しない「完全男女平等国家」というのはどこにもないので「比較的進んでるスウェーデン」ですら突っ込まれるわけです。もちろんその突っ込みはたとえるなら「日本への突っ込みが高校球児指導レベルなら、スウェーデンはメジャーリーガー指導レベル」つうことで突っ込みレベルは日本と違って「そんなん簡単にできたら苦労せえへん」つう高い次元に突入するわけですが。もちろん逆に日本よりひどい、例えるなら「突っ込みが小学生野球球児指導レベル」なんて国もあるでしょうね。
 ちなみに我が日本もこの委員会からはいろいろ突っ込みを食らってます。
 最近では有名なところでは慰安婦*51とか女性天皇とかあってそのたびに産経が「反日」云々と逆切れしています。
 まあ慰安婦はともかく女性天皇導入勧告なんて首相が安倍でなくて小泉氏あたりなら喜んでるんじゃないかと思いますが。現実問題「跡継ぎ不足の解消」を解決するには女性天皇しかないでしょうに。
 元皇族復帰だの側室だのどう見ても現実的じゃありません。 

参考
産経
■【慰安婦問題】「強制性」の言及はなかったが…「金銭」や「謝罪」求める 国連女子差別撤廃委員会の最終見解
http://www.sankei.com/politics/news/160307/plt1603070043-n1.html
■【国連女子差別撤廃委】男系継承を「女性差別」と批判し、最終見解案に皇室典範改正を勧告 日本の抗議で削除したが
http://www.sankei.com/politics/news/160309/plt1603090006-n1.html
■【国連女子差別撤廃委】日本の国柄・伝統を無視し、「男系継承は女性差別」と勧告しようとした裏でやはりあの国が暗躍していた*52
http://www.sankei.com/politics/news/160309/plt1603090007-n1.html
■【参院予算委】安倍首相が国連委の皇室典範改正勧告案に強い不快感 「全く適当でない」「手続きにも疑問感じる」
http://www.sankei.com/politics/news/160314/plt1603140009-n1.html
■【産経抄】「万世一系」の危機だった!「男系男子による皇位継承女性差別」国連女子差別撤廃委に知恵をつけたのは誰だ 3月17日
http://www.sankei.com/column/news/160317/clm1603170003-n1.html
■【正論】突然浮上した女系女子条項 危うく「改正」を逃れた皇室典範 現代史家・秦郁彦
http://www.sankei.com/column/news/160412/clm1604120010-n1.html
■あまりにも無知で粗雑! 皇位継承まで口を出す国連委の非常識は看過できぬ 国学院名誉教授・大原康男*53
http://www.sankei.com/premium/news/160529/prm1605290037-n1.html
■【山本優美子のなでしこアクション(3)】男系男子は女性差別ですか? 国連を利用して皇室典範改悪を目論む勢力はまだ蠢いています
http://www.sankei.com/premium/news/160724/prm1607240014-n1.html

赤旗
■日本政府の努力欠如に批判、国連の女性差別撤廃委員会、委員指摘「直ちに是正を」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-02-18/2016021805_01_1.html
■(ボーガス注:再婚禁止期間、夫婦同姓など)民法女性差別撤廃 再勧告、国連委 「慰安婦」問題で遺憾表明
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-09/2016030901_03_1.html
■主張『女性差別是正勧告:指摘を受け止め本気の改善を』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-20/2016032001_05_1.html


核武装した金正恩氏の「最も恐ろしい瞬間」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20171121-00078363/

 多くの北朝鮮ウォッチャーは、金正恩党委員長について合理的な思考を持つ人物であると評価しており、筆者もその中のひとりだ。金正恩氏は、北朝鮮という国家を維持するために核兵器を開発している。決してアメリカやその同盟国に戦争を仕掛け、報復により破滅したいと考えているわけではない。
(中略)
 金正恩氏が合理的な「生き残り戦略」を取っているなら、北朝鮮核武装するのは危険ではないのかと言えば、それも違う*54。最大の問題は、金正恩氏の独裁権力があまりに強くなりつつある*55ことだ。
 彼の祖父である金日成主席も父である金正日氏も、政敵を無慈悲に粛清したことで知られる。
(中略)
 しかし多くの場合、その裏には何らかの打算がうかがえた。それに対して金正恩氏の場合は、「気分」が前面に出ているとの指摘がある。

 前半と後半が矛盾していて、いってることが支離滅裂ですね。「合理的な人間」なら粛清とて「打算」などで合理的に行うでしょう。気分で行うわけもない。

 それでも百歩譲って、金正恩氏が心身ともに健康であればまだマシだ。しかし、彼が何らかの理由で心を病み、誤った判断を下してしまいそうになった時、それを諫めたり、チェックしたりする仕組みが北朝鮮にはあるのだろうか。

 うーん、どうなんですかねえ。さすがにそのときは「江戸時代の主君押し込め」みたいになるのか、残念ながらそうはならないのか。ただ現時点では彼はどう見ても心を病んではいないでしょうし、そういうことを言っても意味はないでしょう。
 もちろんここでいう「心を病んでる」云々とは「合理的考えができるかどうか」という話であり、「やってることが人道的かどうか」という話はしていませんので念のため。

東アジアの平和を保つためには金正恩氏から独裁権力を引き剥がし、北朝鮮民主化させることが必要なのだ。

 おいおいですね。たとえば民主国家米国が年がら年中戦争をやってることでわかるように、「民主的かどうか」と「平和的かどうか」は全く別問題です。
 「平和主義のために民主主義が行われるわけでもなければ」、「民主主義なら平和主義になるわけでもない」。国民が好戦的なら民主主義でも戦争国家になるし、独裁国家でも「国内の人権弾圧はともかく」、国外に向かって戦争などしない「平和主義(?)」なら戦争は起こりません。
 民主主義の意義は平和主義とは別のところにあるわけです。


北朝鮮拉致問題」解決のための「裏取引のススメ」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20171116-00078214/
 別に裏で取引する必要はなくて表でもいいわけですが、バーター取引しないとどうにもならないことは小泉訪朝の時から明白だと思います。

*1:1993年ノーベル平和賞受賞者。後に南ア大統領

*2:1975年ノーベル平和賞受賞者。

*3:2010年ノーベル平和賞受賞者。著書『天安門事件から「08憲章」へ』(2009年、藤原書店)、『「私には敵はいない」の思想』(2011年、藤原書店)、『最後の審判を生き延びて』(2011年、岩波書店)など

*4:日本共産党書記長

*5:日本共産党書記長、委員長、議長を歴任

*6:ソ連共産党書記長

*7:ソ連防相、外相

*8:韓国大統領

*9:後に韓国大統領。2000年ノーベル平和賞受賞者。

*10:まあ萩原はその後極右化しますが

*11:極右雑誌・正論なんぞにためらいなく寄稿する時点で萩原は人として終わっています。

*12:一般的な私学助成の一種にすぎないこと(国の無償化や地方自治体の補助金給付)をこう表現するあたりが全く下劣です。

*13:本名は坂本凡夫(さかもと・つねお)。ペンネームを当初「私の主張に『気付けい』」との思いを込め、「木津計(きづ・けい)」としていたが、やがて「聞き流していただいて結構です、水のように川のように」と心境が変化し、川の字をつけて「木津川計」と改めたという。著書『上方の笑い:漫才と落語』(1984年、講談社現代新書)、『上方芸能と文化』(2006年、NHKライブラリー)など(ウィキペ「木津川計」参照)。

*14:著書『ニューギニア高地人』、『戦場の村』、『アメリカ合州国』、『中国の旅』(1981年、朝日文庫)、『殺される側の論理』(1982年、朝日文庫)、『ルポルタージュの方法』(1983年、朝日文庫)、『アラビア遊牧民』、『殺す側の論理』、『事実とは何か』、『職業としてのジャーナリスト』(1984年、朝日文庫)、『憧憬のヒマラヤ』、『冒険と日本人』(1986年、朝日文庫)、『検証・カンボジア大虐殺』、『子供たちの復讐』(1989年、朝日文庫)、『NHK受信料拒否の論理』(1991年、朝日文庫)、『マゼランが来た』、『日本環境報告』(1992年、朝日文庫)、『新版・山を考える』、『先住民族アイヌの現在』 (1993年、朝日文庫)、『実戦・日本語の作文技術』(1994年、朝日文庫)、『滅びゆくジャーナリズム』(1996年、朝日文庫)、『きたぐにの動物たち』(1998年、朝日文庫)、『マスコミかジャーナリズムか』(1999年、朝日文庫)など

*15:著書『日本の兵器工場』(1983年、講談社文庫)、『ドキュメント 去るも地獄残るも地獄:三池炭鉱労働者の二十年』(1986年、ちくま文庫)、『アジア絶望工場』(1987年、講談社文庫)、『鉄鋼王国の崩壊:ルポルタージュ新日鉄釜石』(1987年、河出文庫)、『国鉄処分:JRの内幕』(1989年、講談社文庫)、『弘前大学教授夫人殺人事件』(1990年、講談社文庫)、『ドキュメント 隠された公害:イタイイタイ病を追って』(1991年、ちくま文庫)、『ドキュメント 造船不況』(1993年、岩波同時代ライブラリー)、『六ケ所村の記録:核燃料サイクル基地の素顔』(1997年、講談社文庫)、『いじめ社会の子どもたち』(1998年、講談社文庫)、『ドキュメント 屠場』(1998年、岩波新書)、『原発列島を行く』(2001年、集英社新書)、『大杉榮 自由への疾走』(2003年、岩波現代文庫)、『椎の若葉に光あれ:葛西善蔵の生涯』(2006年、岩波現代文庫)、『教育工場の子どもたち』、『いじめ自殺:12人の親の証言』(2007年、岩波現代文庫)、『ぼくが世の中に学んだこと』(2008年、岩波現代文庫)、『狭山事件の真実』(2010年、岩波現代文庫)、『新装増補版 自動車絶望工場』(2011年、講談社文庫)、『ひとり起つ:私の会った反骨の人』(2014年、岩波現代文庫)、『残夢:大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯』(2015年、講談社文庫)など

*16:俺は石丸は全く評価してないので敬称をつける気になりません。

*17:有田氏については今でも「彼が新党日本メンバーとして垂れ流した国籍法改正デマ」「民進党解党時の無様な言動(民進党解党反対と言いながら、解党不可避となるや、露骨に小池にこびていた→しかし枝野立民ができると立民にすり寄った)」に怒りを覚えますが、一応敬称をつけることにしています。

*18:監督作品は『神変美女峠』、『十六文からす堂 千人悲願』(1951年、原作山手樹一郎)、『青空浪人』(1952年、原作山手樹一郎)、『神州天馬侠 第一部 武田伊奈丸』(1954年、原作吉川英治)、『神州天馬侠 第二部 幻術百鬼』『神州天馬侠 第三部 火ごま水ごま』『神州天馬侠 第四部 天動地変』(1955年、原作吉川英治)など。

*19:1958年には自作『無法松の一生』(1943年、阪東妻三郎主演)を戦時中にカットされた箇所を元に戻して三船敏郎主演で再度映画化し、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞に輝いた。このときに本国に「トリマシタ ナキマシタ」の電報を打ったという話は有名である(ウィキペディア稲垣浩」参照)。

*20:片岡千恵蔵金田一」てのはちょっと見てみたい気がします。テレビでやる金田一映画の俳優てほとんどいつも「石坂浩二犬神家の一族(1976年)、悪魔の手毬唄(1977年)、獄門島、女王蜂(1978年)、病院坂の首縊りの家(1979年))」「渥美清八つ墓村(1977年)」「西田敏行悪魔が来りて笛を吹く(1979年))」「鹿賀丈史悪霊島(1981年))」ですからね。

*21:1998年、文藝春秋。後に2001年、文春文庫

*22:1997年、文春文庫

*23:2006年、文春文庫

*24:著書『大東亜会議の真実:アジアの解放と独立を目指して』(2004年、PHP新書)など

*25:著書『誰が歴史を歪めたか:日本史の嘘と真実』(2000年、祥伝社黄金文庫)、『虚報の構造・オオカミ少年の系譜:朝日ジャーナリズムに異議あり』(2003年、小学館文庫)、『逆説のニッポン歴史観:日本をダメにした「戦後民主主義」の正体』(2004年、小学館文庫)、『人類を幸せにする国・日本』(2010年、祥伝社新書)、『脱・中国で繁栄する日本:国を滅ぼす朱子学の猛毒を排除せよ』(2015年、徳間書店)、『中韓を滅ぼす儒教の呪縛』(2017年、徳間文庫)などトンデモウヨ著書多数。

*26:山県有朋が死去した際に山県批判派の石橋湛山が語ったという言葉。平たく言えば「くずが死んで良かった」。

*27:町村はなぜか調査対象にしなかったようですがそれは「人権施策推進指針それ自体をつくってる町村が少ないから」なんでしょうか?(なお、埼玉県にも町村はあります)

*28:著書『北朝鮮 核の資金源:「国連捜査」秘録』(2017年、新潮社)など

*29:まあ小泉訪朝(2002年)から既に15年たってますからね。むしろ10代、20代の6割が「興味ある」と答えただけましでしょう。

*30:蓮池透氏のことですかね?。それとも有田芳生氏のことか?

*31:ノルウェー代表選手。ギリシャ1部「ラリッサ」監督、ドイツ2部「カールスルーエSC」監督、オーストリア2部「SVアウストリア・ザルツブルク」監督などを経て北朝鮮男子代表監督(ウィキペ「ヨルン・アンデルセン」参照)

*32:党中央組織部長、党中央秘書長(党中央宣伝部長兼務)などを経て党総書記

*33:自民党タカ派の存在を考えると胡耀邦が失脚しなくてもどれほど現実性があったかは疑問でしょう。

*34:2012年、新潮社

*35:実際には1992年に樹立

*36:これが改憲派極右・中曽根でなかったら、例えば河野洋平元外相あたりだったら罵倒してるでしょうが中曽根だと何も批判的なことは言わない産経です。

*37:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)などを歴任

*38:中国やロシアを口実にしないのは「日本とつきあいがほとんど無い北朝鮮」と違い中露が反発した場合のダメージが危惧されるからでしょう(特に世界第二位の経済大国中国の場合)。

*39:著書『なぜ北朝鮮は孤立するのか:金正日破局へ向かう「先軍体制」』(2010年、新潮選書)、『北朝鮮の指導体制と後継:金正日から金正恩へ』(2011年、岩波現代文庫)など

*40:村山内閣運輸相、橋本内閣建設相、自民党政調会長(小渕、森総裁時代)、国民新党代表、鳩山、菅内閣金融担当相など歴任

*41:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*42:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相

*43:宇野内閣防衛庁長官、宮澤内閣建設相、自民党政調会長(橋本総裁時代)、幹事長、副総裁(小泉総裁時代)など歴任

*44:ポルトガル首相、国連難民高等弁務官などを経て国連事務総長

*45:小泉内閣防衛庁長官、第3次安倍内閣防衛相など歴任

*46:著書『生活保護リアル』(2013年、日本評論社

*47:もちろんこれがどれほど信用できるのかつう問題はありますがそれ言い出すと話が進まないので無視します。

*48:ちなみに2017年だと1位アイスランド、2位ノルウェー、3位フィンランド、5位スウェーデンで北欧諸国は比較的高いです。

*49:ちなみに2017年だとフランス11位、ドイツ12位、英国15位、カナダ16位、米国49位。

*50:この指標が日本で低くなる最大の理由は「政財官界に女性が進出していないこと」です。特に政界に女性が少ないことが数値を引き下げています。

*51:「内心では河野談話を否定したがってる」安倍が首相でなければ突っ込まれないのだろうと思うと日本人として心底うんざりします。

*52:中国がCEDAWの委員国で女性天皇に好意的というだけで「あの国が暗躍」呼ばわりするいつもの産経です。

*53:著書『皇位継承の危機いまだ去らず』(共著、2009年、扶桑社新書)など

*54:いやー合理的なら「北朝鮮から核戦争を起こすことはあり得ない」という意味では危険ではないでしょう。

*55:祖父や父と同レベルとしか俺は思いませんが。