荒木への批判以外にも色々書いています。
■産経『東大阪朝鮮中級学校が廃校へ 財政難が要因か』
http://www.sankei.com/west/news/171229/wst1712290016-n1.html
これだけでは「廃校の理由が財政難かどうか」「財政難が原因だとして無償化除外や大阪府の補助金不支給などの差別政策がその一要因かどうか」はわかりませんがいずれにせよ「無償化除外や大阪府の補助金不支給などの差別政策」については日本人として改めて申し訳ない気持ちです。
来春以降は学校の名称を残して大阪朝鮮高級学校(同府東大阪市)の空き教室に仮移転。関係者は将来的な統合が有力との見方を示す。
とのことなのでナントカ頑張ってほしいと切に望みます。
■産経『平均年齢68歳「よど号グループ」ウェブサイト立ち上げ 「日本愛国」書き込む北朝鮮のお荷物?』
http://www.sankei.com/premium/news/171228/prm1712280002-n1.html
産経らしいタイトルで吹き出しました。
彼らが「お荷物」かどうか知りませんが、そんなことはわざわざタイトルに書くべきことじゃないでしょう。
・編集者の椎野礼仁(しいの・れいにん)さん*1(68)が、メンバーが暮らす平壌市内のアパート「日本人村」の様子を写真などで公開。
・ツイッターやサイトの運営を支援するライター、塩田ユキさん(42)によると、メンバーは北朝鮮当局から政治亡命者として処遇され、インターネットは使えないが、電話や電子メールは許可されており、ツイッターやサイトに掲載する文章はメールなどでやり取りしているという。
(中略)
サイトURLはhttp://www.yodogo-nihonjinmura.com/
・椎野氏については
■鈴木邦男*2の愛国問答『僕の編集者レーニンさん』
http://www.magazine9.jp/kunio/110706/
を紹介しておきます。
「ヨシフ・スターリンから命名*3された」という有田芳生氏*4同様「れいにん」は本名だそうです。もちろんレーニンからとったのでしょう。なお、塩田氏についてはググった限りではよくわかりません。
なお、椎野氏の著書名『テレビに映る北朝鮮の98%は嘘である:よど号ハイジャック犯と見た真実の裏側』(2014年、講談社プラスアルファ新書)ですが、講談社プラスアルファ新書からは
・近藤誠*5『大病院「手術名医」の嘘』(2004年、講談社プラスアルファ文庫)
・小林史憲*6『テレビに映る中国の97%は嘘である』(2014年、講談社プラスアルファ新書)
なんて本も出てますから、これは椎野氏が考えた著書名と言うよりは講談社側の編集者のアイデアでしょうね。「嘘」という言葉はインパクトがありますし、そういうのが好きな編集者が講談社にいるんでしょう。
話がずれますが、小生は通勤時にTBS『森本毅郎スタンバイ』を聞いてますがそこでよく流れてる「本のラジオCM」が『坐骨神経痛は99%完治する』(酒井慎太郎、2016年、幻冬舎)ですね。
「97%は嘘」「98%は嘘」「99%完治」、つまり「100%」といわない表現が最近出版界ではやってるんでしょうか?
・あとでよど号グループサイト(http://www.yodogo-nihonjinmura.com/)を確認して面白そうなネタがあったらコメントしようかと思います。
■萩原遼死去についていろいろ
おいおいですね。報じようと報じまいと「報道の自由*8」でありぐちゃぐちゃ言われる筋合いはありませんがそれはさておき。
共産党といろいろと対立していたにせよ「極右反動ではなかった古在由重氏*9」と「つくる会理事・三浦小太郎」など極右反動と公然と付き合うまでに転落した「極右反動分子・萩原遼」の違いもこのバカにはわからないんでしょうか。
まさかとは思いますがこのバカは「日朝平壌宣言破棄」なんて萩原の寝言を支持するんでしょうか。
まったく有田和生の寝言は「共産党よりもむしろ」古在由重氏に対して失礼千万と言っていいでしょう。
■守る会元共同代表、萩原遼氏が亡くなりました。
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01247
七〇年代、金芝河の訳では一世を風靡しました。
「金芝河」でググると出てくる翻訳者には「渋谷仙太郎(あるいは井出愚樹)こと萩原」もいますが、「金丙鎮氏*10」、「李恢成氏*11」もいるので「一世を風靡したかどうか」は不明です。
ちなみにウィキペ「金芝河」によれば
2012年韓国大統領選挙では、自身を弾圧した朴正煕大統領の長女で与党・セヌリ党の大統領候補となった朴槿恵支持を表明した。
つうんだから、まあ、萩原と同じで「右翼に転落した」つうことなんでしょうね。無様な醜態だと思います。
参考
http://japan.hani.co.kr/arti/SERIES/11/13801.html
■ハンギョレ『徐京植*12の日本通信: 見たくないもの』
昨年末韓国の大統領選挙前に見た詩人・金芝河の姿は、まさしく見たくないものだった。
(中略)
韓国ではかつて「灼けつく渇きで」をうたった詩人が自らの詩を裏切る無残な姿をさらしている。
(中略)
すでに90年代初めから私は数回にわたって、金芝河を批判したことがある。彼はなぜあんなふうになってしまったのだ? そう国内の知人に尋ねると、彼らは苦笑いしながら、「金芝河」というのはある個人の名前というより一つの集合名詞なのだ、暗黒時代に共に闘った人たちの情緒が、集合的に金芝河の詩に結晶して表われたのだ、その責めも名誉も金芝河個人に帰すことのできるものではない、という答えだった。そうかもしれない、と思う。ある時代精神を映し出した詩の価値は、それを書いた詩人個人の存在を超えると言えるかもしれない。だが、そうだとすれば、金芝河個人が見せた浅薄さもまた、彼個人のものではなく、一時代を生きた一群の人々に共有されているものではないか。金芝河という個人だけが奇人であり、愚か者だったならことは簡単だし、そのことをこれほど嘆く必要もないのだ。
(中略)
そのことを痛感する年の初めである。
■萩原遼さんのこと
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/12/news2617291226-.html
・一昨日夜、三浦小太郎さんからの電話で萩原遼さんが亡くなったことを知りました。
・なお、萩原さんについては三浦小太郎さんがブログに書かれていることが私よりはるかに本質を伝えていると思います。下記をご一読いただければ幸いです。
http://miura.trycomp.net/?p=4548
■高世仁の「諸悪莫作」日記『萩原遼さん逝く』
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171225
「萩原遼氏、天国へ。(ボーガス注:いわゆる帰国運動で日本から?)北朝鮮に旅立った親友と再会していることを祈ります」
友人の三浦小太郎さん(評論家)のメールにこう書いてあって驚いた。
といい、「また三浦かよ」ですね。
晩年の萩原ってそんなに三浦と親しかったのか。「つくる会理事」、つまり「南京事件否定論」の極右と親密交際ってもう萩原は「完全に反動極右に転落した」としかいいようがないですね。
私と萩原さんはかつては共産党と民社党という、最も敵対していた政党の専従同士であり(その頃お会いしたことはありませんが)、二人でいるときに何かあればその話が出てお互い運命の不思議を笑っていたものです。
もちろん萩原が右翼転落しただけの話です。しかし右派とはいえ「社会党右派」がルーツの自称社民政党が「街宣極右と見分けがつかない」つうのも変な話です。世界広しといえどもそんな「自称社民政党」は民社党だけじゃないか。
何せ
■民社党(ウィキペ参照)
・いわゆる超法規発言で金丸信*13・防衛庁長官(福田赳夫*14内閣)に解任された栗栖弘臣元統合幕僚会議議長を公認候補にするなど自民党以上に右翼的・タカ派的であった。
・CIAが、自民党幹部や、社会党右派を指すとみられる「左派穏健勢力」に資金提供し、民社党結成を促していたことが2006年7月18日、アメリカ国務省の外交資料集に公開された。結党までに7万5000ドルの資金援助があり、その後も毎年同程度の援助があったが、1964年に打ち切られた*15という。
・政府の集団的自衛権解釈(保持しているが行使できない)を欺瞞的と言い切り、憲法上は行使が禁止されていないのだから、政策論として行使容認も含めた国民的議論を行うことを政府に呼びかけていた。
■反共主義
・韓国・朴正煕政権やスペイン・フランコ政権など反共反ソで一致すれば独裁体制も支持した。
・チリ・クーデター(CIAの支援を受けた軍部によるクーデターによって選挙を通じて民主的に誕生した社会主義政府が崩壊)によるピノチェト独裁政権成立の際に民社党代表としてチリを視察した塚本三郎代議士が同クーデターを「天の声」と絶賛するなど設立経緯からCIAと繋がりを持つ民社党の親米反共姿勢は鮮明だった。なお、その後、社会主義青年フォーラム(旧称:民社党全国青年部。2008年に解散)が2006年1月のチリ大統領選に関する声明で、チリ社会党候補バチェレ*16の当選を歓迎し、1973年9月11日のチリ社会党アジェンデ政権に対するピノチェトのクーデタを民社党が擁護したことにつき誤りであった旨を公式に示した。
■党名改称問題
・1985年4月、党委員長となった塚本三郎は、「民社党」の党名から社会主義を連想*17する「社」の部分を外し、「民主党」に改称しようとしたが、元委員長の春日一幸、佐々木良作に猛反対されて実現されなかった。永末英一が委員長になると「われわれは、ソーシャリストの集団です」と言明し、原点回帰を目指したが、米沢隆(当時、書記長。後に委員長)は「民社の『社』は社会ではなく会社の『社』」と反論した。大内啓伍委員長時代も党名から「社」を外し「民主党」に変えようとしたが、古参幹部やブレーン学者、同盟系労組の反対で頓挫。しかし、大内は党機関誌などにおいて「民主社会主義」「社会主義」の文言を極力使わない手法を用い、“社会主義離れ”を図った。
社会主義を避けたがる勢力と、あくまで民主社会主義にこだわる勢力に二分されたことが、この党の性格を曖昧でわかりにくいものにした。このため、ブレーン学者の中にも、「民主社会党ではなく、民間会社党になってしまう」との嘆きが聞かれたこともある。
■塚本三郎(ウィキペ参照)
・右翼活動家。元民社党委員長。国家基本問題研究所理事、頑張れ日本!全国行動委員会愛知県本部顧問。
・1996年1月に自民党に入党し、同党公認で1996年衆院総選挙に愛知4区から出馬するも新進党の三沢淳*18に敗れた。
・アメリカ合衆国下院121号決議(いわゆる慰安婦決議)の全面撤回を求める抗議書に賛同者として名を連ねた。
■大内啓伍(ウィキペ参照)
・元民社党委員長。細川、羽田*19内閣で厚生相。
・1994年に民社党が解党し新進党に参加した際、大内は塚本三郎とともに参加しなかった。
これは「新進党に創価学会を母体とする公明党が参加していたこと」「大内が立正佼成会、塚本が霊友会(いずれも創価学会と対立関係にある宗教団体)の支援を受けていたという選挙事情」が背景の一つにあった。
一旦自由連合総裁を経て、村山内閣で与党に復帰した自民党に入党し、自民党東京都連最高顧問に就任。1996年の衆議院総選挙には東京4区から自民党公認で立候補したが、中選挙区時代も議席を争った無所属(当時。その後、自民に入党)の新井将敬に敗れ、次点で落選。2000年の衆議院総選挙では比例東京ブロックから自民党公認(名簿単独5位)で立候補したが、自民党の東京ブロックでの議席獲得数が4議席に留まったため、次点で落選。政界を引退した。
■田久保忠衛(ウィキペ参照)
・右翼活動家。日本会議会長。国家基本問題研究所副理事長。
・民社党(現在は民主党の派閥の一で「民社協会」)と関係が深く、社会思想研究会に参加しその後も関係団体の政策研究フォーラムの理事や、「民社党と語る会」の幹事、民社人権会議の代表幹事を務めた。社会思想研究会の後輩には後に産経新聞社長となる住田良能や「新しい歴史教科書を作る会」会長となる弁護士の高池勝彦がいる。
ですからねえ。「CIAから資金提供される社民政党」「元委員長(塚本や大内)が自民に入党する社民政党」ってのは明らかに変ですし、その政治的主張は岸元首相や安倍現首相のような自民党右翼政治家と全く見分けがつきません。
■平和ボケ
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/12/news2618291227-.html
昔(ボーガス注:拓殖)大学の授業で「日本は平和ボケしている」という話をしたら中国人の留学生から「平和ボケというのは悪いことなんですか」という質問を受けたことがありました。
正確に言えば「戦争がないことは悪いことなんですか?」でしょうね。しかしこの中国人留学生も「極右活動家に過ぎない」「大学教員の名に値しない」荒木の授業を受けるなんてずいぶんと変わっています。
世界中で平和ボケできる国はそれほど無いのかもしれません。
「戦争がない」のは何も日本だけじゃありません。ヨーロッパでも「ユーゴ内戦」など一部を除けば戦争なんか無いわけです。
ヨーロッパが「一番わかりやすいですが」アジアにせよ、アフリカにせよ、南米にせよ、そんなに「戦争国家」ばかりでもないでしょう。
国民が多数拉致されて未だ何十年も取り返せないのが「平和」は言えないでしょう。ただの「ボケ」でしかないと思います。
そんなこと言ったって取り戻す手立てがなければ取り戻しようがないでしょう。ぼけてるとかそういう話じゃない。
ソウルの街は平和です。数十キロ北、休戦ライン*20の先にはミサイルを乱射し、核開発を進める若大将が支配しているのに何でこんなにのんびりしているんだと思うことしきりです。ある意味韓国の方が平和ボケしていると言えます。
そりゃ「国力の差」を考えれば、北朝鮮から戦争を開始するなんて選択肢は現実問題あり得ないからです。
ミサイル、核開発はあくまでも「米韓が攻めてきたらこれで反撃する」つう政治的アピールに過ぎない。
いずれにしても平和ボケは現実が打ち破るでしょう。
まるで朝鮮半島で戦争が起こってほしいかのような口ぶりです。正気じゃないですね。
その意味では、秋田県由利本荘市に上陸した8人を昨日出国させた日本はもっと深刻かもしれません。1ヶ月ではまともな情報収集ができたとも思えず
というのは荒木の勝手な決めつけに過ぎません。つうか犯罪でも起こしてれば、あるいは亡命でも求めてれば話も別ですが、そうでないなら建前上は、長期間、日本にとどめる理由がないでしょう。
「平和ボケし続けたい」と思うのは勝手ですが、国民を守り、取り返すのは国家の義務です。お役所も国会も動かないなら国民の手でやるしかないと思います。
「やれるもんならやってみな」(ドラマ『半沢直樹』の悪役・大和田常務風に)ですね。
大和田(香川照之)の不正融資を追及しようとする半沢(堺雅人)にこうした恫喝を加えた大和田は半沢によって不正を暴かれ出世レースから脱落しますが、まあ、荒木はこんなことを言ったところで「やれるもんならやってみな」といわれても半沢ほどのこともできないでしょう。
■日経ビジネスオンライン『2018年「北の核」は軍事攻撃か体制崩壊で決着』鈴置高史*21
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/122400147/
「いつもの鈴置クオリティか(呆&笑)」で終わる話です。
軍事攻撃というのはもちろん「米国の」ですがそんな物騒なことはさすがにトランプもできないでしょう。まあ、やらせるべきでもないですが。
「体制崩壊」つうのは「制裁による経済崩壊による体制崩壊(旧東ドイツなどを想定?)」とでもいう意味でしょうがここからして「はあ?」ですね。
「経済制裁で体制崩壊」するのなら軍事攻撃する必要も無い。「体制打倒のため」に軍事攻撃の必要があるなら「経済制裁で体制崩壊」はありえない。鈴置主張は論理的に矛盾しています。
単に彼が「2018年内に金正恩体制は終わる」といいたいだけでしょう。しかしここまで言い切ってしまっていいんですかね?。「2018年内に体制崩壊」なんて可能性低いと思いますけど。
まあ今や彼をまともな人間は相手にせず、彼を相手にするのはウヨばかり、ウヨは「予想が当たったかどうかなど気にしない」つうことなんでしょうけど。「ボーン・上田賞受賞者」鈴置氏もずいぶんと落ちぶれたもんです。それとも上田賞受賞の時に既にこうだったのか。
■ダイヤモンドオンライン『北朝鮮問題で米中朝韓*22が合意したら日本はどう動くべきか』石破茂*23議員【後編】
http://diamond.jp/articles/-/153408
陸軍が出ていくような戦争は絶対にアメリカの世論が許さないでしょうし、中間選挙を来年に控えていることを鑑みても無理でしょう。
そりゃあそうでしょう。当たり前の話です。
金主席*24が「アメリカまで飛ばせるICBM(大陸間弾道ミサイル)は廃棄します。核は開発するけどテロリストに売ったりはしません」と約束し、アメリカが、「だったら現体制は保障してあげる」なんて合意したらどうなるでしょう。
いやそうなれば「戦争の脅威が遠のく」だからいいことでしょう。
石破は「ICBMでなくてもノドンでも日韓は攻撃できる」などと言い出すわけですが、実際問題攻撃できるわけがない。そんなことをしたら在日・在韓米軍、韓国軍や自衛隊の反撃で国が滅びかねません。
そして石破は「軍拡」を主張するわけですが大事なことはそんなことより外交じゃないんですかね。
既に「PAC3」という防衛システムはある。これ以上に何かあるかといったらないでしょう。
もちろん「敵基地攻撃能力」なんて言うのは馬鹿げています。物理的にはその攻撃能力が「専守防衛の枠組みを逸脱して違法な先制攻撃になる」「北朝鮮ではなく中露をターゲットにする」可能性は否定できないからです。「そんなことはしない」つうのは政治的、法的枠組みに過ぎず、当然ながらそうした枠組みは「廃棄されない保証はない」。中露、北朝鮮が日本を警戒し軍拡に動く危険性があるでしょう。
仮に中国に民主主義が導入されたら、おそらく10年のうちに中国は分裂することになるでしょう。
何を根拠にそういうことを言うのか。
もちろん「ユーゴの分裂」「旧ソ連の分裂」を考えればそうなる可能性はないではないですが、石破も根拠があって言ってるわけではないでしょう。
私は中国の現体制が素晴らしいとは全く思いませんが、(ボーガス注:分裂による日本経済、世界経済への悪影響などを考えると)中国の分裂を避けるために日本に何ができるのかということは考えるべきだと思います。
石破の主張が今ひとつ解りませんが「中国の漸進的民主化」ということでしょうか。
■ダイヤモンドオンライン『「戦略的国境」を拡大する中国に日本はどう向き合うべきか』石破茂議員【前編】
http://diamond.jp/articles/-/153407
北朝鮮とは関係ない内容ですがこの際、前編も見てみます。
中国の軍人のなかには「戦略的国境」という概念が根強くあります。中国の国力に従って国境は動く、ということで、中国は経済と軍事を一体と考えていて、14億人に必要な食糧やエネルギーを海外に求めると同時に、軍事力を増大させることで、実質的な国土は拡大するという考え方です。
これが「元自民党幹事長か」と思うとうんざりしますね。「軍事力を増大させることで、実質的な国土は拡大する」とはどういう意味なのか。侵略というならそんなことを中国は考えてないでしょう。
■産経【北朝鮮情勢】北朝鮮が平昌パラリンピックに参加準備か 平昌五輪は「不明」
http://www.sankei.com/world/news/171226/wor1712260025-n1.html
本当に参加するなら南北融和という意味でいいことだと思います。
■産経『松前小島窃盗事件 北朝鮮船の乗員側と漁協の弁償協議が決裂』
http://www.sankei.com/world/news/171225/wor1712250039-n1.html
漁協の佐藤正美組合長は協議後、弁護士が提示した条件に納得できなかったとして、決裂したことを明らかにした。
(中略)
条件の詳細は明らかにしていない。
というのでは意味不明すぎてなんとも評価に困ります。
【追記】
その後のマスコミ報道によれば「代わりに弁償するので刑事告訴しないでほしい」つう話のようです。まあ窃盗は親告罪ではないのです、刑事告訴をしないでもらうことで「不起訴処分」「(起訴する場合でも)執行猶予付き刑罰の求刑」など寛大な処分を得たいと言うことでしょう。
■明日拉致特委で参考人陳述
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/12/news2613291220-.html
いい加減、荒木だの西岡だの、ただのごろつき右翼を呼ぶのはやめろと言いたいですね。
議員によってはご家族に「何か望まれることは」といったような質問をする人もおり、正直落胆したこともあります。今回はそういうことがないようにひと言申し上げるつもりです。
「なら荒木的にはなんて聞いてほしいんだ」ですね。そもそも今更拉致被害者家族を国会に呼ぶ必要も無いでしょう。つうか外務省が頑張ればいいだけの話ですからねえ。国会議員にできることは特にないでしょう。
■「時事評論石川」12月20日号
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/12/1220-4dba.html
「時事評論石川」に掲載されました。これでまた嫌われるかと。
嫌われる相手はおそらく「安倍」でしょう。
この右翼ミニコミ「時事評論石川」で荒木は「安倍政権、与党は改憲するなら拉致被害者救出のために自衛隊を北朝鮮に突っ込め。それができないなら改憲しなくていい」と書いています。
それで「嫌われる」とはつまりは「安倍は自衛隊を北朝鮮に突っ込む気などない」と荒木が認めてるということです。
■国基研『中台の軍幹部は通じている?』太田文雄(元防衛庁情報本部長)
https://jinf.jp/feedback/archives/22149
2014年9月に中国本土で行われた抗日戦勝記念祝賀行事に、台湾から中華民国軍の退役将官が約40名も参加したというのである。中華民国軍を退官した将軍達は、頻繁に中国本土に行って人民解放軍の人達とゴルフに興じているともいう。
まあ、いつもながら国基研も馬鹿馬鹿しいですね。スパイ云々と騒ぐわけですが、本当にスパイ云々ならそんなに公然と交流するわけがない。
日本と台湾と真の軍事交流が成立するためには、中華民国軍が国民党の軍ではなく、台湾人のための軍となる必要性をあらためて感じた。
意味がわからないですね。政権交代したのに軍だけ「国民党の軍」なんてことがあるわけがないでしょう。
台湾では大学を卒業しても、なかなか就職口が見つからない。そこに目を付けた中国は、約500人の就職できない台湾の大学卒業生を中国本土に招き、台湾の平均的給料の倍を支払って処遇し、親中派にして再び台湾に返すという懐柔戦略をとっている。
馬鹿馬鹿しい。事情が何であれ、中国で就職できれば中国に親近感を感じるでしょう。
まあ少なくともいたずらに中国を敵視することはないでしょう。それの何が悪いのか。台湾に「中国と敵対関係になる選択肢」などない。そんなことをしたら台湾経済が終わってしまいます。
そして、経済交流や文化交流で中国に親近感を感じるからといってそれは必ずしも「統一支持」ではないでしょう。ましてや「統一支持=軍事統一でもOK」のわけがない。統一支持でも平和統一支持に決まってる。
■桜井よしこ『米外交の敗北はキッシンジャー氏*25の助言か』
https://yoshiko-sakurai.jp/2017/11/30/7157
米国が中国と友好関係をアピールすることがよし子らウヨにとっては「米国の敗北」になるわけです。
ニクソン氏は1971年7月、キッシンジャー氏を密使として北京に送り込んだ。ニクソン訪中の地ならしであり、米中接近は世界のパワーバランスを一変させた。
もちろん「ニクソン訪中」はショックでしたが
1)台湾が国連から追放された
2)米国以外のG7諸国は中国と国交樹立済み
つうあの状況では「遅かれ早かれ米中国交正常化はあり得る」つうのは十分予想できました。
「ドゴールフランスの中国との国交樹立」ほどの衝撃はないでしょう。
キッシンジャー氏のこれまでの発言や論文を見ると、北朝鮮問題で最も重要なことは「米中の相互理解だ」と繰り返している。アメリカの年来の対北政策は失敗だったが、失敗の理由は米中が目標を摺り合わせ、作戦計画を共有できなかったからだと、「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙への寄稿で語っている。
合理的に考えればそうなるんじゃないですかね。「中国を無視した北朝鮮問題の解決」なんて現実的じゃないでしょう。
■櫻井よしこ『731部隊を巡る中国の対日歴史復讐戦 事実の歪曲・捏造阻止へ全容の解明を』
https://yoshiko-sakurai.jp/2017/12/02/7167
大事なのは、米国は歴史を乗り越えようとする国、中国は歴史を恨み復讐する国だということである。
いやいや米国だって「ルーズベルトは事前に真珠湾攻撃を知っていた」「いわゆるバターン死の行進での米兵の死は日本軍の戦争犯罪ではない、死刑にされた第14司令官・本間雅晴中将は冤罪だ」だの米国を侮辱する発言をウヨが公言すれば中国同様、ウヨを非難するでしょうね。
つうか「もちろん政治的思惑があって単純な善意ではない」ですが、中国帰還者連絡会一つとっても中国が「恨み復讐する国」とはとてもいえないでしょう。
参考
■バターン死の行進(ウィキペ参照)
2009年(平成21年)5月に、藤崎一郎駐米大使が、バターン死の行進の生存者で作る団体「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」の年次総会に出席し、日本国政府を代表して、バターン死の行進について謝罪した。また2010年(平成22年)9月13日にも、外務大臣の岡田克也*26が元捕虜と外務省で面会し、謝罪している。
対日歴史復讐戦として仰天する非難がまたもや言い立てられ始めた。「中国日報」(China Daily)が11月13日付で、旧日本軍の731部隊が少なくとも3000人の中国人を人体実験して殺害し、30万人以上の中国人を生物兵器で殺害したと報じたのだ。
この中国日報記事については「歴史認識として適切かどうかわからない」ので特にコメントしません。大事なことはよし子らウヨは決して「731部隊被害者の正確な数の算定を問題にしているのではない」ということです。
ホロコースト否定論者や南京事件否定論者が「被害者数が多すぎる→被害者数はもっと少なかった→だからたいした問題じゃない」と矮小化を図り、可能ならば「そもそもそんな事件はなかったのだ、南京では虐殺はなかった(あるいはユダヤ人収容所では虐殺はなかった)」と否定しようとするのと同様、よしこは「731部隊の犯罪」を矮小化し、可能ならば「そもそも被実験者を死に至らしめる非道な生体実験などなかったのだ」と否定したいわけです。呆れたくずです。
■習近平の怒り
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/12/news260229121-7.html
もちろん習氏は最近の北朝鮮の動きに不快感は感じてるでしょう。とはいえ彼も「一国の指導者」です。
不快感はあっても「何が国益か」を当然考えるわけで「怒りに任せて北朝鮮を締め上げる」ようなことはしないでしょう。
■遺憾砲
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/11/news2601291130-.html
イージス艦を北朝鮮の沿岸に持っていって派手にミサイルの訓練でもやり、上空はF15でも飛び回らせて「わが国では憲法で戦争が禁止されているのでこれは軍艦や戦闘爆撃機ではありません。『自衛隊』と言うくらいで何もしません」と言うのもそれなりに悪くないかとは思います。
いってることが異常すぎて二の句が継げませんね。そんな物騒なことは安倍ですらやらないでしょう。荒木と付き合える家族会には心底呆れます。
■情報収集、政府に任せられるのか
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/11/news2599291128-.html
「任せられるのか」も何も現実問題政府以外にそれができる組織はないでしょう。
この際救助した人たちへの民間団体のアクセスも認めてもらうことはできないでしょうか。そして政府ができないなら10億円くらい民間に出して情報収集をやる機関を作らせてもらえないかと思います。
もちろん「民間=巣くう会」です。全くどこまで税金にたかれば気が済むのか。
■緊急記者会見のお知らせ
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/11/news2597291126-.html
24日の「『その後』を考える集い」で由利本荘の8人について、本人達を早急に北朝鮮に返すことは身辺に危険が及ぶのではないかとの意見が出ました。
おいおいですね。
当人たちが「帰国したい」といっている以上
1)その発言が本心でない*27
とか
2)「漁業活動中に誤って漂流した」のではなく「実は難民(だが意思が変わって帰国したいと言い出した*28)」「違法なスパイ活動*29」
でもなければ返さないわけにもいかないでしょう。
■国基研『「板門店の亡命兵」から分かったこと』太田文雄(元防衛庁情報本部長)
https://jinf.jp/feedback/archives/22041
思い浮かぶのは「第三世代効果(The Third Generation Effect)」という言葉だ。これは筆者がアメリカの大学院で学んでいた時に読んだ『世界の政治における戦争と変化(War & Change in World Politics)』の中にあった。
著者の米国際政治経済学者、ロバート・ギルピン氏*30によれば、「初代は富を築くのに苦労し、2代目の世代は、先代の苦労を見て知っているので、それを維持するが、3代目は初代の苦労を知らないために食いつぶしてしまう」ということだ。そういえば日本にも、「売り家と唐様で書く三代目」ということわざがあった。
金日成*31は、朝鮮戦争を戦ったので米国の怖さをよく知っているが故に、1993〜94年の第一次核危機に際して、自らが出て来て戦争回避のために譲歩した。金正日*32は、父親の苦労を知っているので、なんとか体制を維持できたが、その息子の金正恩*33は苦労知らずで、意外と彼の代で北の崩壊が始まるかもしれない。
「第三世代効果=売り家と唐様で書く三代目(初代と二代目の遺産を食い潰す無能な三代目)」だそうですが、ここから「ああ、初代・岸信介*34や二代目・安倍晋太郎*35に比べたらレベルの低い三代目・安倍晋三*36のことか」と思うのは俺だけではないでしょう。つうか内心では国基研の連中も安倍のことは馬鹿にしてるんじゃないか。
なお、会ったこともなければ、彼についての詳しい情報も知らないので金正恩君についてはなんとも評価できません。
■拓殖大学海外事情研究所『対話と圧力』武貞秀士*37
http://www.kaiken.takushoku-u.ac.jp/column.html
国連制裁のもとでロシアと中国は北朝鮮経済を支えてきました。北朝鮮の羅津港を活用しシベリア鉄道と朝鮮半島鉄道を連結することで沿海州経済を建て直そうとするプーチン政権にとっては、北朝鮮核問題解決は二の次です。北朝鮮の地下資源が中国の工場に必要だとする中国は、北朝鮮に対する制裁を続けることができるのかどうか疑問です。
(中略)
「核開発は最終段階に到達した」という北朝鮮の次の一手は(ボーガス注:最終段階に達したから当面開発のペースをダウンするということで)米朝関係正常化提案でしょう。最近の北朝鮮の沈黙、米朝間の水面下のやりとり、トランプ大統領が北朝鮮に送る「秋波」は、北朝鮮の核戦略と関係がありそうです。日本の北朝鮮政策の原則は、圧力だけではなく「対話と圧力」であったことを思い出しました。
全く同感なので紹介しました。しかし「拓殖所属のウヨ」でありながら荒木とのこの違いは何なんでしょうか。
■RBRAセミナー開催の趣旨
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/11/rbra-ffcf.html
北朝鮮政権が崩壊し大量の避難民が発生する状況下で、(中略)今回は、以下のようなシュミレーションを想定する。
日本国領土へ避難してきた難民に「拉致被害者等(親類縁者含む)に関する情報」の聞き取りをし、拉致被害者の位置を概定する。
やれやれですね。そんなことをしたところで当然ながら拉致被害者の居場所がわかる保証はありません。拉致被害者情報を知ってる難民が日本に来る保証がどこにもないからです。
また、仮に拉致被害者情報が得られたとしても聞き取りなんぞしてる間に状況は刻一刻と変わっていくでしょう。ほとんど無意味な行為ではないのか。
結局のところ
1)有事など起こさない
2)外交で取り戻す
以外に手はないでしょう。
その情報等に基づいて拉致被害者の救出地点を決定し、「拉致被害者等は○月○日〇時*38に○○地域の○○に集合してください。日本国自衛隊が救出に参ります」との情報を短波・中波放送などあらゆる手段を使って北朝鮮国内に向け発信。
おいおいですね。
戦乱状態になったからといって「拉致被害者が自由に活動できるフリーの状態になる、拘束が外れる」保証もありません(フリーになったからといって身の危険が全くない平時ではないのだから「○月○日〇時に○○地域」なんてことはおそらく無理でしょうが)。
北朝鮮の政府、軍関係者に身柄拘束されてれば、情報は届かないし、仮に届いたとして「○月○日〇時に○○地域」なんてことはおそらく無理でしょう。それどころか「○月○日〇時に○○地域」に自衛隊が狙い撃ちされることにもなりかねません。
■法律上できない
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/11/news2591291120-.html
もちろん拉致被害者救出のための自衛隊突入なんてことができない最大の理由は法律ではなく「拉致被害者の居場所がわからない」からです。
あの軍事大国・米国ですらワームビア君救出は「外交交渉だったこと」を忘れてはいけません。
前に元将官と怒鳴り合いをしたこともありました。
まあ、まともな元自衛隊幹部なら荒木の暴論「自衛隊の北朝鮮投入」には「拉致被害者の居場所もわからないのにどこに投入するんだ!」と怒りを覚えるでしょうからねえ。
■「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/11/news2590291118-.html
毎年、12月10日〜16日を北朝鮮人権問題啓発週間とし、この週間には、全国各地で拉致問題をテーマとした展示会やイベントが実施されます。
前も書きましたがこの啓発週間ほど無名で無意味な啓発週間もないと思います。
(3)パネル・ディスカッション
<モデレーター> 慶應義塾大学准教授 礒粼敦仁氏*39
<パネリスト> 韓国延世(ヨンセ)大学教授 イ・ジョンフン氏
米国ジョンズ・ホプキンス大学米韓研究所副所長 ジェニー・タウン氏
東京国際大学教授 伊豆見元氏*40
少なくとも磯粼氏も伊豆見氏も「荒木や西岡、島田のような極右」ではありませんし、荒木ら極右に政府からパネリストのお呼びがかからないというのが興味深いですね。
■前向きの話
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/11/news2589291115-.html
全然現実味ないですよねえ。マスコミニュースもそんなことよりたとえば「日馬富士の暴行事件」を騒いでますし。横綱の引退は残念ですが、事件が事件だけに、もう引退は不可避でしょうねえ。後は被害者との間で示談して、なんとか不起訴処分か執行猶予に持って行って、別の道を歩むしかないでしょう。
「悲観的に準備して、楽観的に対処せよ」というのが危機管理の原則です。
といいながら「めぐみさんは死亡したと悲観的に理解して、横田夫妻が訪朝して楽観的にウンギョンさんと楽しい時を過ごすこと」をなぜか否定する荒木ら巣くう会です。でたらめとしか言い様がない。
総聯本部前では有志の方々による抗議街宣が行われました
そんなことやって何の意味があるんでしょうか。
東京のど真ん中にある朝鮮総聯本部も、北朝鮮との取引材料になると思って政府が残しているようなものです。取引する相手がなくなればあっという間に更地でしょう。
更地にして何の意味があるのか。まあそれ以前に仮に総連が立ち退いたとしてもビルを更地にする人は普通いませんが。前も書きましたが撤去費用がかかる上に固定資産税が高くなるからです。
わが国は世界中を相手に喧嘩をした国です。
そんなん自慢にならんでしょうよ。
つうか以前、本多勝一氏がエッセイで「ウヨは、日本は米国と戦ったと自慢するが、中国、北朝鮮(朝鮮戦争)、ベトナム(ベトナム戦争)だって戦ってる。そのうち負けたのは日本だけじゃないか。ウヨの理屈なら負けた日本より負けなかった中国などの方が偉くなる」「ベトナムはベトナム反戦運動という形でリベラル派欧米人の支持を得たが戦前日本なんかほとんど世界から総スカンじゃないか」という趣旨の冗談飛ばしてましたが、まあそういうことです。
しかも、このうち、中国の経済力、政治力は今はすごいですからねえ。
■米国の余力
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/11/news258629118-f.html
私には米国が余力を使い果たしてしまうように思えてなりません。そうなれば中国の影響力が相対的に大きくなります。おそらくは尖閣もとられてしまい、次は沖縄が狙われるのではないか。米国はブラフをかけながら中国が北朝鮮に介入を求めるのでしょうから、その代償として尖閣を中国がとるのを見過ごすなど安いものです。
ばかばかしい。この荒木の文章の「とる」は文脈から見て「軍事力行使による奪取」でしょうがそんなことを中国が沖縄本島に対してやるわけがないし、それを米国が容認するわけもない。
つうか中国にとっては沖縄なんかより「自国領の一部」台湾の方がよほど重要でしょう(一部の中国ウヨならともかく中国は沖縄を中国領だなんて主張していません)。まあ台湾だって「台湾独立を絶対認めるな」と米国に要求することはあり得ても「軍事侵攻しても黙認しろ」と要求することもその要求を米国が了解することもあり得ませんが。
■習近平皇帝に屈服、トランプ大統領(櫻井よしこ)
https://yoshiko-sakurai.jp/2017/11/23/7148
よし子の期待するレベルで反中国でないと「屈服扱いされる」つういつもの馬鹿話です。
「中国国民は自分たちが何者であるか、何を築き上げてきたかについて誇りを抱いている。彼らはまた、あなた(習氏)のことを、非常に誇り高く思っている」
このような賛辞の連続を聞けば、トランプ氏は本当に習氏に心酔してしまったのかと感じさせられる。
ただのリップサービスによしこもずいぶん悪口するもんです。
■北朝鮮危機の先に待ち受ける悪夢の筋書き 中国支配の朝鮮半島へ守り方問われる日本(櫻井よしこ)
https://yoshiko-sakurai.jp/2017/10/28/7113
そんな文氏であれば、対北朝鮮軍事攻撃の下命を拒否するかもしれない。
そもそもトランプは対北朝鮮軍事攻撃など実行しないでしょう。あまりにもリスキー過ぎるからです。
また「保守派」金泳三がクリントンの北朝鮮攻撃計画に即座にノーと言ったことで分かるように、北朝鮮軍事攻撃に反対することは北朝鮮シンパではなく、むしろ「リスキーなことを避ける当然の合理的判断」ですが、それはさておき。
「下命」て何なんですかね。
「マチス国防長官はトランプからの対北朝鮮軍事攻撃の下命(下された命令)を拒否するかもしれない」ならわかります。
トランプはマチスの上司ですから。しかし文大統領はトランプの部下じゃない訳です。
よしこらウヨ連中はどういう脳みそをしてるのか。
よしこらにとって韓国大統領は米国大統領の部下なのか。それとも韓国限定ではなく「アメリカはEU諸国や日本にとっても上司」なのか。
【追記】
小生、
文氏であれば、対北朝鮮軍事攻撃の下命を拒否するかもしれない
を
文氏であれば、(ボーガス注:トランプによる)対北朝鮮軍事攻撃の下命を拒否するかもしれない
と理解してよしこに「韓国大統領は米国大統領の部下じゃない」と突っ込みましたが、ここは
文氏であれば、対北朝鮮軍事攻撃を(ボーガス注:韓国軍最高司令官たる大統領として韓国軍に)下命(ボーガス注:すること)を拒否するかもしれない
と理解した方が適切な気がしてきました。そうすると小生のよしこへのツッコミには一部不適切なところが出てきますが、まあ、そのままにしておきます。
とはいえ
文氏であれば、対北朝鮮軍事攻撃を(ボーガス注:韓国軍最高司令官たる大統領として韓国軍に)下命(ボーガス注:すること)を拒否するかもしれない
と言う場合「否定」ならともかく「拒否」つうのは少し変な気もします。「拒否」つうのは「命令や要望をされた場合に否定する」つうニュアンスの強い言葉ですからね。
その場合、文氏に命令や要望をするのは誰なのか。「韓国右派野党・自由韓国党」ならまだしもトランプつうなら「韓国を米国の目下扱いしてる」つう意味でやはりよしこの考えはおかしいでしょう。
【追記終わり】
文氏が北朝鮮への進軍を拒否すれば、米韓同盟は破棄される。米軍は韓国から撤退する。
そんなことにはならないでしょうね。なぜなら米国内にもカーター元大統領のように軍事力行使に否定的な人間(もちろん米韓同盟を否定しない人間)がいるからです。米韓同盟の是非は「北朝鮮への軍事攻撃の是非」とは直結しません。
しかも過去にも「クリントンから北朝鮮軍事攻撃の打診を受けた金泳三」はリスキー過ぎるとそれを拒否していますが在韓米軍撤退なんかありませんでした。
まあ個人的には「在韓米軍はもう撤退しても問題ないだろ」とは思いますが。
■大森勝久ブログ『北朝鮮の「非核化」を求める大規模軍事行動は誤りである』
https://ameblo.jp/omorikatsuhisa/entry-12322279274.html
大森氏曰く「質、量ともに中露の核ミサイルの方が脅威だ」「中露の核ミサイルを恐れないのなら北朝鮮の核ミサイルなど恐れる必要はないし、北朝鮮の核ミサイルを恐れるのなら中露はもっと恐れるべきだ」だそうです。
まあおっしゃる通りでしょうね。質、量共に中露の方が脅威ですから。
ただ「中露だって」核ミサイルは「敢えて言えば」脅威ではないでしょう。敢えて言えば、もちろん持っていいとは言いませんが「核ミサイル保有が脅威と言える国(中露、北朝鮮以外では米英仏、インド、パキスタン、イスラエル)」はないんじゃないか。核ミサイルなど発射して大量殺戮すれば国際的に厳しい批判は免れないからです。米国ですらそんなことはできないんじゃないか。
●有益な主張の紹介
・スーザン・ライス氏*41の8月中旬のニューヨーク・タイムズ紙への寄稿論文。
スーザン・ライス氏はオバマ前政権の国家安全保障担当大統領補佐官であった。8月15日付読売新聞が「北の核、米に容認論。『抑止力で対応可能』主張」の見出しで紹介記事を載せている。記事を以下に引用しよう。
「『歴史的に見て、我々は北朝鮮の核兵器に耐えることができる。冷戦期に数千に及ぶソ連の核兵器という、より大きな脅威に耐えたように』。スーザン・ライス氏はこう訴えた。(中略)ライス氏は、軍事措置について、ソウルや日本で『数十万人の犠牲者が出る』とし、『(北朝鮮の核使用)防止のために必ずしも戦争は必要ない』とトランプ政権の対応に懸念を示した」。
他のことは別にして、このライス氏の主張は正しい。
(中略)
北朝鮮は「アメリカを核ミサイルで先制攻撃するぞ!」と脅しているのではない。北朝鮮は「アメリカが核戦力やその他の戦力で北朝鮮を破壊する大規模な攻撃を行うならば、我々はアメリカを核攻撃するぞ!」と言っているのである。そこを意識的にねじ曲げてはならない。
(中略)
・元国防長官・ウィリアム・コーエン氏の主張。
コーエン氏は第2期クリントン政権(1997〜2001年)の国防長官であった。6月3日付読売新聞が「国防長官として北朝鮮の核問題に取り組んだウィリアム・コーエン氏に話を聞いた」として次のように述べている。
「コーエン氏は『米国と(韓国などの)同盟国には、北朝鮮を破壊する十分な軍事力がある』としつつも、米国による先制攻撃は『トランプ氏の計画の中には入っていないはずだ』と強調した。/クリントン政権は、北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)の核施設で再処理に踏み切ろうとした94年、寧辺の空爆を検討したが踏みとどまった。この判断について、(コーエン氏は)『最も極端な状況下においても軍事力の行使を控え、交渉に懸けた。何十万、何百万もの死者につながる決断は非常に重い』と述べた」。
珍しく北朝鮮問題では大森氏がまともです。まあ彼の場合「北朝鮮は軍事的脅威じゃない」「むしろ北朝鮮よりも大国である中露が脅威だ」までは正しいのですが、「中露をどんな手段を使ってでも打倒しなければいけない」「そうしなければ中露が日本を侵略しかねない」となる点が非常識ですが。
■非公開特定失踪者の消息確認
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/10/news2574291024-.html
また国内で特定失踪者が見つかったそうです。荒木ら救う会と「荒木ら救う会と未だにつきあってる連中(拉致被害者家族とか特定失踪者家族とか)」には心底呆れます。
・10月28日(土)15:00「朝鮮半島有事!自衛隊は拉致被害者を救えるか」(自民党新潟県連・青年部局・LDP新潟政治学校主催)
・代表荒木が参加
・問合せ 自民党新潟県連(025ー285ー5011)
さすがに本気ではなく荒木との腐れ縁でしょうが政権与党の県連がやるようなことじゃないでしょう。
■これからが本番
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/10/news2573291023-.html
「金正恩が暗殺されて北朝鮮で有事があったときに備えよう」と放言する荒木です。おいおいですね。荒木にとって拉致の解決はどっかに行ってしまったようです。
しかし家族会も良くこんなトンデモ右翼とおつきあいできるもんです。
■現実を知ることが抑止につながる
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/10/news2570291018-.html
公開して検証を行うことは、佐渡における工作活動にブレーキをかけることになります。
やれやれですね。未だに佐渡で北朝鮮が工作活動をやっているとは思えない。
かつ警察や自衛隊と言った諜報活動のプロならまだしも、自称プロに過ぎない荒木が何かやったところでブレーキになるわけもない。
■アメリカ頼み・横田さん頼み
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/10/news2569291017-.html
トランプ大統領の訪日の折、横田夫妻らと面会する予定が明らかにされています。
(中略)
もうお二人とも高齢で体調も悪く、とくに滋さんは外に出るのもままならない状態です。本来国家主権の侵害の問題に家族を先頭に出すのは可能な限り避けるべきだと思います。
やれやれですね。荒木ら救う会こそがさんざん横田夫妻を政治利用してきたくせに良くもこんなふざけたことが言えたもんです。
米国の大統領が発言してくれたとか、あるいは家族に会ってくれたというのをそんなにはしゃいで良いものか。
「過去のブッシュ子やオバマとの面会」を礼賛していた荒木にこんなことを言う資格はありませんが、よくはないでしょうね。
なぜならただのリップサービスに過ぎず本当の意味で、米国が拉致解決に動くことは望み薄だからです。
■誤算
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/10/news2567291015-.html
荒木の話と関係ない事を書けばまあ、拉致問題も関係者にとっては誤算の連続ですね。
先ず、北朝鮮は「拉致を認めることで日朝関係を良くしようとした」。しかし救う会に操られる家族会が極右路線をひた走ったことでそうはなりませんでした。
また小泉総理も「これで拉致被害者家族も喜んでくれるだろう」と思ったのにこれまた救う会に操られる家族会が極右路線をひた走ったことでそうはならなかった。「拉致被害者が5人しか帰ってこないのか」と家族会に罵倒された彼は拉致への関心を失っていきます。
田中均氏もまさかこの件で退官に追い込まれるとは思ってなかったでしょう。
一方、救う会、家族会にも誤算があった。彼らの主張する制裁路線は拉致解決という意味では何の成果も上げず、その結果、蓮池透氏は家族会、救う会批判を始めました。それを「家族会除名」という暴挙でけりを付けようとしたが故に、蓮池透氏は『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年、講談社)で批判を強めた。その結果が拉致の風化です。
恐らく「俺に限らず」多くの日本人は「蓮池氏家族会除名」に呆れ、拉致への関心を大きく失ったんじゃないですかね。
拉致を解決するにはこうした誤算によって生まれた問題を解決することが必要でしょう。
ただしそれをやる意思も能力も「今の家族会と救う会」にないこともまた明白でしょう。
映画「宣戦布告」(石侍露堂監督)で、日本に上陸した北朝鮮工作員の鎮圧作戦がきっかけになって周辺国が一気に軍事行動の方向に進んだとき、佐藤慶扮する官房長官が「なぜだ、誰が宣戦布告をしたっていうんだ!」というシーンがありますが、あるいはそんなことが起きるかもしれません。
起きないでしょうねえ。ちなみにこのウヨ映画、公開時(2002年)には大して話題にもなりませんでした。「プライド」「ムルデカ」と比べても話題にならなかったと思います。
監督が無名だし、「その無名さを打破できるほどの高い芸術性や娯楽性」もなかったんでしょう(政治的に最低最悪なのは言うまでもないでしょう)。
また韓国映画「シュリ」(1999年)の公開の後なので「シュリに比べたら見劣りするわあ」「つうかシュリのバッタモンやん」的な扱いだったのかも知れない。
東映*42公開で「首相:TBS版金田一耕助(古谷一行)」「官房長官:萬屋錦之介版『子連れ狼』の3代目*43柳生烈堂(佐藤慶)」「防衛庁長官:二代目*44『刑事コロンボ』声優(石田太郎)」とそこそこの有名俳優も使ったのにねえ。
まあ、古谷一行らが津川のようなガチの右翼とは思いません。しがらみがあるのでしょうが、「有名俳優がこういうウヨ映画に出るなよ」と思ってげんなりします。
■産経【拉致被害者帰国15年】蓮池薫さん「北指導部は被害者を把握。再調査は不要」 単独インタビュー
http://www.sankei.com/world/news/171015/wor1710150005-n1.html
産経には「産経のせいで兄貴が家族会を除名された」と敵意抱いてるんじゃないかと思ってたので本当に意外です。
http://www.sankei.com/world/news/171015/wor1710150006-n1.html
「プライドが許さないからと反発したら生きていけないですよ」
つうことでしょうか。いや産経相手にプライド捨てて意味があるのか疑問ですが。
それはともかく「再調査不要」なんて部分を強調するのが産経らしいですね。蓮池氏の主張で一番重要なのはそこじゃなくて「制裁解除も考えるべきだ」なんですけどねえ。
そういう意味では
■東京新聞『「経済援助で拉致進展を」 北朝鮮から帰国15年 蓮池薫さんに聞く』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201710/CK2017101502000112.html
つう方が蓮池氏の意見をきちんと伝えている。
まあそれはともかく確かに「金正恩君ですらうかつに手が出せない組織」が「拉致被害者を扱ってる」と言う話でない限り「再調査は不要」でしょう。
ただ「再調査してくれ(日本)→分かった、調査する(北朝鮮)」つう話が進んでるときにこんな事言っても何かいいことあるんですかね?。北朝鮮の反感買うだけじゃないのか。
■産経『【拉致被害者帰国15年】生きるため「屈辱の順応」 蓮池薫さん、拉致の日々語る』
http://www.sankei.com/world/news/171015/wor1710150006-n1.html
蓮池さんは特殊機関で日本の新聞の翻訳などもさせられた。新聞は通常、検閲で不都合な部分を消されて手元に届くが、不思議なことに拉致被害者救出活動中の父親の写真や記事は塗りつぶされていなかった。
全然不思議じゃないと思うんですけどねえ。
「写真を見せて蓮池氏の反応を見る」とか「写真を見せることによって日朝間で条件が整えば帰国もあり得ることをそれとなく示唆する」とかいくらでも合理的理解は可能です。
■日経新聞『蓮池薫さん「多くが生存の可能性」 北朝鮮拉致被害者』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22275940U7A011C1CC1000/
帰国させた5人と扱いを変える理由があるとは思えませんので、生きてないと思いますけどねえ。
特に横田めぐみさんなんか「娘の存在を認めながらめぐみさんの生存を認めない」なんてのはあり得そうもない話です。
「死亡の根拠として出されたものが怪しい」ということは別に生存を意味しません。
蓮池氏が
1)諸事情で明らかにできないが生存していると見なす具体的な根拠があるのか
2)別に根拠はないのか
気になるところです。
*1:著書『連合赤軍事件を読む年表』(編著、2002年、彩流社)、『パンタとレイニンの反戦放浪記』(共著、2002年、彩流社)、『テレビに映る北朝鮮の98%は嘘である:よど号ハイジャック犯と見た真実の裏側』(2014年、講談社プラスアルファ新書)など
*2:著書『公安警察の手口』(2004年、ちくま新書)、『愛国者は信用できるか』(2006年、講談社現代新書)、『愛国と米国:日本人はアメリカを愛せるのか』(2009年、平凡社新書)、『愛国と憂国と売国』(2011年、集英社新書)、『竹中労:左右を越境するアナーキスト』(2011年、河出ブックス)、『〈愛国心〉に気をつけろ!』(2016年、岩波ブックレット)、『憲法が危ない!』(2017年、祥伝社新書)など
*3:なお有田氏の誕生は1952年であり、スターリン死去(1953年)や「フルシチョフのスターリン批判(1956年)」より前であることを指摘しておきます。
*4:著書『歌屋 都はるみ』(1997年、文春文庫)、『私の家は山の向こう:テレサ・テン十年目の真実』(2007年、文春文庫)、『ヘイトスピーチとたたかう!:日本版排外主義批判』(2013年、岩波書店)など
*5:近藤については医療界の批判が強いですが、それでも未だに彼は『がん放置療法のすすめ』(2012年、文春新書)、『これでもがん治療を続けますか』(2014年、文春新書)、『何度でも言う がんとは決して闘うな』(2015年、文春文庫)、『健康診断は受けてはいけない』(2017年、文春新書)などといった本を文春など、大手出版社から出しています。
*6:著書『騒乱、混乱、波乱!ありえない中国』(2015年、集英社新書)
*8:個人的には有田和生とは別の意味で、つまり「党を裏切り右翼に転落したクズ」として萩原を徹底的に批判してほしいですが、まあそれやると「泥仕合」といわれる恐れもあるので無理に「やれ」とは要求はしません。ただ赤旗が萩原を報じるとしたらそう報じるしかないでしょう。そして俺も萩原はそう批判報道されて当然のクズだと思っています。
*9:著書『古在由重の哲学』(2006年、こぶし文庫)など
*10:著書『同胞(キョーレヨ)よ!:私と祖父の大地』(1996年、晩聲社)
*11:著書『サハリンへの旅』(1989年、講談社文芸文庫)、『またふたたびの道・砧をうつ女』(1991年、講談社文芸文庫)、『われら青春の途上にて・青丘の宿』(1994年、講談社文芸文庫)、『百年の旅人たち』(1997年、新潮文庫)、『可能性としての「在日」』(2002年、講談社文芸文庫)など
*12:著書『子どもの涙:ある在日朝鮮人の読書遍歴』(1997年、小学館文庫)、『分断を生きる:「在日」を超えて』(1997年、影書房)、『ディアスポラ紀行』(2005年、岩波新書)、『植民地主義の暴力』(2010年、高文研)、『詩の力』(2014年、高文研)、『日本リベラル派の頽落』(2017年、高文研)など
*13:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官、福田内閣防衛庁長官、自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任
*14:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相
*15:「支援してもあいつら全然使えねえ」つうことでしょうか。
*16:父親はチリ空軍のアルベルト・バチェレ准将。軍人ながらアジェンデ政権に協力した父親は1973年9月のクーデターの際、ピノチェト政権に逮捕され、1974年3月に拷問死を遂げた。彼女自身も1975年、母親とともに逮捕され拷問を受けた後、オーストラリアに亡命、その後旧東ドイツに移ってフンボルト大学医学部に入学した。1978年1月にはカール・マルクス大学(現ライプツィヒ大学)でドイツ語を研究する。1979年、軍政下のチリに帰国しチリ大学に復学、反政府活動を再開する。1983年医学部を卒業後、一時期は反政府武装ゲリラ組織であるマヌエル・ロドリゲス愛国戦線と関係があったといわれるが、その後合法的な活動に転じる。リカルド・ラゴス政権(2000〜2006年)の下で保健大臣(2000〜2002年)、国防大臣(2002〜2004年)を務めた。女性の国防大臣は、当時、チリのみならずラテンアメリカ史上初である。その後、チリ大統領(2006〜2010年、2014年〜)。大統領退任中は国連機関UNウィメンの初代事務局長(2010〜2013年)(ウィキペ「ミシェル・バチェレ」参照)。
*17:連想も何も「民主社会党」の略が民社党ですが。ちなみに「民主社会党→民社党」となったのもどうやら塚本や米沢、大内のような「社会主義離れ」が理由のようです。
*18:元衆院議員(1996〜2000年)。元野球選手、野球解説者。新進党解党後は自由党→保守党、を経て自民党に入党。
*19:中曽根、竹下内閣農水相、宮澤内閣蔵相、細川内閣副総理・外相を経て首相
*20:事実上国境ですが、あれは建前では休戦ラインの訳です。
*21:著書『中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』、『中国という蟻地獄に落ちた韓国』(2013年、日経BP社) 、『「踏み絵」迫る米国 「逆切れ」する韓国』、『日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う』(2014年、日経BP社) 、『「三面楚歌」にようやく気づいた韓国』 、『「独り相撲」で転げ落ちた韓国』 、『「中国の尻馬」にしがみつく韓国』(2015年、日経BP社)、『米中抗争の「捨て駒」にされる韓国』、『孤立する韓国、「核武装」に走る』(2016年、日経BP社)など
*22:6カ国協議参加国であるロシアが入ってない理由がよくわかりません。
*23:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任
*24:国家主席ポストは今ないので「国務委員長」または「党委員長」が正しい。石破も外交通ぶるならこういうところでつまらない間違いはやめた方がいい。
*25:ニクソン、フォード政権で安保担当大統領補佐官、国務長官。1973年ノーベル平和賞受賞者。著書『中国:キッシンジャー回想録』(2012年、岩波書店)など
*26:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(鳩山、管代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表など歴任
*27:とはいえ「本心から帰りたいのだ」と相手に断言されればもうどうしようもないでしょう。「いやお前は嘘をついている」と決めつけて日本にとどめておく訳にもいかない。
*28:ただこの場合でも「帰りたい」といっている以上返さないわけにもいかないでしょう。
*29:おそらくそんなことはないでしょう。まあ,仮にそうだとしても「実害がないので日朝交渉に配慮して返す」という判断はあり得ます。
*30:著書『世界システムの政治経済学』(1990年、東洋経済新報社)、『グローバル資本主義:危機か繁栄か』(2001年、東洋経済新報社)
*34:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相
*35:三木内閣農林相、福田内閣官房長官、自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任
*36:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官などを経て首相
*37:著書『金正恩の北朝鮮 独裁の深層』(共著、2013年、角川oneテーマ21)など
*38:そもそも戦時であり、時刻通り場所に来ることは極めて困難であろうことを考えれば仮に「ある日時」に来るよう呼びかける場合でも、○時なんて限定することはできず、「○月○日〜○日中」とかなり幅を持たせざるを得ないでしょうが。
*39:著書『新版・北朝鮮入門:金正恩体制の政治・経済・社会・国際関係』(共著、2017年、東洋経済新報社)など
*40:著書『北朝鮮で何が起きているのか:金正恩体制の実相』(2013年、ちくま新書)など
*41:クリントン政権国務次官補(アフリカ担当)、オバマ政権国連大使、国家安全保障担当大統領補佐官など歴任。
*42:ちなみに東映はこの時期、『プライド・運命の瞬間』(1998年)、『ムルデカ 17805』(2001年)とウヨ映画に何故か全力投球でした。なお、『プライド』で東条英機を、『ムルデカ』で今村均を演じ、安倍晋三支持を公言する極右が津川雅彦です。
*44:初代が内田朝雄