今日の産経ニュース&しんぶん赤旗&人民日報ほか(10/23分)(追記・訂正あり)

■「神さま、仏さま、前原・小池さま」のお陰で自民が圧勝した、立憲民主を軸とした新野党共闘は成立するか(1)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その88)(広原盛明)
http://d.hatena.ne.jp/hiroharablog/20171023/1508747215
 日本共産党は地力をつけてほしい、沖縄でしか小選挙区で勝てないのは辛い、昔は京都でももう少し自力があったと思う*1、つう指摘には異論ないのですが「非共産のリベラルさん」にありがちな物言いしてるところが「広原氏の駄目なところ」でしょう。
 もちろん共産党にも色々問題はあるでしょう。しかしそう言う偉そうな事を言ってる広原氏ら「非共産のリベラルさん」は何を一体しているのか。共産に偉そうに説教できるほどの何か実績があるのか。
 「共産は頑張れ」「立憲民主は前原のようなことは絶対にするな」というのは結構です。
 しかし「政治を変える為に俺は今までこういうことをしてきたし、今後はこうする」という具体的な実績や提案がなければ「素人のなんちゃってプロ野球監督」の「俺が巨人の監督なら優勝できた」という寝言と大して変わりません。
 「お前ごときが、志位委員長に向かって何様だ、広原」「お前なんぞ共産ほどの力もねえくせに少し黙ってろ」という反発を感じるのは共産シンパの俺だけではないと思います。
 なお、広原氏は「立憲民主を全く信用してない」ようで共産は選挙協力すべきでなかったと言いたいようですが「野党共闘を維持する」と枝野が言ってる以上、共産としてもそういうわけにもいかんでしょう。「枝野なんか信用できない」といったら「じゃあそもそも岡田、蓮舫代表時代から野党共闘すべきじゃなかったのか」つうことにもなりかねませんし。
 まあ俺も「菅内閣官房長官として沖縄を裏切った枝野」など100パーは信用していません。
 正直、俺や広原氏に限らずそういう人は多いでしょうし、志位氏ら共産執行部ですらそうでしょう。

http://chikyuza.net/archives/77652
 私の目には、この選挙結果には一喜なく多憂あるのみ。
(中略)
 私は共産党を一貫して支持してきたが、それは憲法擁護の立場から。明文改憲にも、解釈壊憲にも、ぶれることなく反対を貫く、最も頼りになる存在だからだ。その共産党に実益なく、票も議席も大きく減らす共闘のあり方を、「大義」「大局」から素晴らしいなどと言っていてよいものだろうかと思う。ブレない共産党がしっかりした地歩を固め存在感あってこその、国会内護憲共闘ではないか。
 共闘はウィンウィンで、なければならない。共闘参加者にともに利益がなければならない。一方だけが譲って他方だけが受益の関係では、長く続くはずがないと思う。今回、市民連合の総括が、「自党の利益を超えて大局的視野から野党協力を進めた日本共産党の努力を高く評価したいと考えます」と言わざるを得ない事態が、不自然でおかしいのではないだろうか。
 私の地元でも、共産党が予定していた小選挙区候補者を下ろし、立憲民主党の候補を推した。共産党の活動家がポスター貼りもしたという。そのポスターに、「比例は立憲民主党に」と書き込んであった。これが、正常な共闘のあり方だろうか。

という澤藤統一郎氏の「立憲民主党やその支持者への反発」もよくわかります(追記:その後も澤藤氏はhttp://chikyuza.net/archives/77886などで共産を馬の足扱いしてるのではないかとの、立憲民主党市民連合への不信の念を口にしています。俺も概ね同感ですね)。口先だけでも「感謝してる」つうだけましですが、ただ「口先だけ」で「今回は残念なことになったが次回は比例の共産を増やそう」とか「今回1人100円の寄付を共産にしよう」とか共産にとってのメリット(共産に対する市民連合や立憲民主の配慮)が何もないのでは「市民連合や立憲民主は本当に共産に感謝してるのか」「お世辞はいいから票をくれ(安達祐実家なき子風に)」つう反発はいずれ避けられないでしょう。何も共産は「市民連合や立憲民主に協力すること」が義務じゃない。「安倍政権が続くよりはまし」などの政治的計算で協力してるに過ぎないわけです。頭に乗ってるような態度をとるようだと俺や澤藤氏のような共産支持層の反発による共闘崩壊はいずれ避けられないでしょうし、その場合、非難されるべきは共産支持層ではなく立憲民主支持層の方だろうと書いておきます。
 しかし、まあ政治ってのは現実主義ってところがありますからねえ。従って俺も澤藤氏も「一応」共闘を否定はしません。しかし共産を馬の足扱いするような馬鹿には我慢がならないということです。
 まあ枝野が裏切れば、共産としては批判するだけの話ですし、その場合、批判されるべきは共産よりも立憲民主支持層でしょう。
 俺は何度もいうように「枝野一派を100パーは信用していない」ので澤藤氏同様

http://chikyuza.net/archives/77652
 まずは、立憲民主党の国会内での活動のあり方を注目したい。

ですね。

【追記】
 かなり敵対的なコメント(ここに書いた内容とほぼ同じ)をしたので掲載拒否されるかなと思ったのですが広原氏が、阿部治平などと違い掲載拒否しなかった事はひとまず評価したいと思います。
 とは言え今後も彼がそうした寛大な態度をとり続けるかどうかはまだわかりませんが。今後も折に触れて広原ブログにコメントしようかとは思います。


■リベラル21『まだ最後の決戦がある: 改憲賛否を問う国民投票に向け大衆運動の構築を』岩垂弘
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4142.html
 今日もリベラル21の駄文を批判してみます。やれやれですね。もちろん「自公で衆院2/3」である以上「国民投票」の覚悟は一応しておくべきでしょう。
 ただし、まずすべきことは、「改憲発議を阻止すること」であって、「国民投票が不可避であるかのような物言い」をすることは負け犬根性にもほどがあると言うべきでしょう。
 「まずは改憲発議を阻止」の意気込みなくして「国民投票で阻止すればいいや」では国民投票で阻止できるかどうか怪しいもんです。大体、希望の党も今後分裂してかなりの部分が立憲民主に行くであろうことを考えれば「希望の党改憲派」と見なすのもかなり問題でしょう。日本の自称リベラルも本当に落ちぶれたモンです。いや落ちぶれてるのは立憲民主、共産などと比べて「社会的影響力皆無の」リベラル21と岩垂氏限定か。
 とはいえ同じリベラル21掲載記事でも
■「与党圧勝、3分の2確保、野党バラバラに分散、立憲に勢い」野上浩太郎 
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4143.html
は安倍も国民投票での結果が読めない上に、立憲民主が躍進してるのでしばらくは様子眺めするだろうし、そう簡単に発議できないとみています。

 自民党が大勝した背景に緊迫する朝鮮半島情勢があったとみて間違いない。

 そんなもんはありません。俺の周囲でも「アベノミクス万歳」という声はありましたが「北朝鮮の脅威」なんてもんはありません。当たり前でしょう。北朝鮮の脅威なんてモンがあれば解散なんかできませんし、北朝鮮ごとき小国の何が怖いのか。むしろ怖いのはトランプの暴走の方です(こちらもその可能性は低いでしょうが)。岩垂氏のバカさには呆れて二の句が継げません。
 浅井基文氏も自ブログ(http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/)で嘆いていますが岩垂氏のような自称護憲派が「北朝鮮の脅威」なんてバカ言って改憲派を利するようではお話になりません。

 この春、韓国では在職中の朴槿恵大統領が罷免され、その後の大統領選で文在寅氏が選ばれるという政変があったが、こうした最高指導者の交代をもたらしたのは、「ローソク市民革命」と呼ばれる広範な市民による大規模なデモだった。

 それ韓国の話であって日本とかけらも関係ありませんが。まだ安保闘争やシールズでも持ち出した方がマシです。

 若い人たちにも加わってもらうためにはどうしたらいいか。

 ぶっちゃけどうしようもないでしょうよ。地道に運動していくことしかないのであって「こうすれば若者が来る」なんて即効薬はないでしょう。
 つうか改憲派集会に若者が大挙して参加してる事実でもあるならともかくそこまで悲観することなのか。
 まあ若い人に参加してもらいたいのなら「岩垂氏のような老害」は黙ってたらどうか(皮肉のつもり)。

 北朝鮮の核開発問題をこう解決

 そんなもん外交以外に手段があるわけないでしょう。何があると思ってるのか。つうか北朝鮮が軍事小国であることを考えれば北朝鮮の核保有なんて全く怖くありません。別に核保有し続けても大した問題じゃない(さすがに持っていいとまでは言いませんが)。むしろ「北朝鮮よりも軍事大国」である核五大国・米英仏露中やインド、パキスタンイスラエルの方がよほど怖い。我々はそういう常識を身につける必要があるでしょう。つうか本当に怖かったら能天気にテレビがバラエティ流したりしない。

 この提案は今一度検討に値するのではないか、と私は考える。

 勝手に考えて下さい。そんな手垢のついたガラクタ持ち出さなくてもいいでしょうに。つうか軍縮や「災害装備の強化」ならとっくの昔に共産党も主張しています。
 リベラル21はこの岩垂駄文のような「お前黙ってろ」つう駄文が多すぎです。オピニオンリーダー気取りなんでしょうが「嗤わせるな」といいたい。


■人民日報『河森正治監督の新アニメ「重神機パンドーラ」は中国がテーマ』
http://j.people.com.cn/n3/2017/1023/c94473-9283689.html

 アニメーション監督・演出家の河森正治監督がこのほど、東京で最新TVアニメシリーズのタイトル発表会を行い、「重神機パンドーラ」が、2018年春から日本と中国で同時放送されることが明らかになった。新華網が報じた。
 「重神機パンドーラ」の主人公は、科学研究に没頭する天才科学者のレオン・ラウと、「家族契約」を交わした義理の妹のクロエ・ラウ。クロエは、活発で明るい性格で、こわいもの知らず。兄妹二人は、都市・ネオ翔龍(シャンロン)に住んでいたものの、量子リアクターの暴走事故「翔龍クライシス」がターニングポイントとなり、荒野で暮らし始める。
(中略)
 約30年前、河森監督は半年間、中国を一人旅し、明るく、きれいな目をした中国の子供のことを今でも覚えているという。そして、「中国から帰って来てから、世界観が変わった。自分の作品が子供にどんな影響を与えるか、人類に共通した作品をいかに作るかを考えるようになった」という。
(中略)
 河森監督はSF・ロボットアニメの「重神機パンドーラ」のインスピレーションを中国で得た。北京や上海、杭州*2、四川、重慶などを旅行し、中国の大きな変化、中国の奥深さ、中国のグルメ文化、さらに、中国人がポジティブで向上心を持っていることなどに、感銘、感動を覚えたという。「日本の若者も中国に行って、中国の活力やスピードを感じてみるべき」と河森監督は語った。

 この種のアニメに興味がないので見ないと思いますがそれはさておき。
 「日本と中国で同時放送」、あるいは「架空の都市という設定でしょうが」名前からして中国を連想させる「ネオ翔龍(シャンロン)」、あるいは「アンディ・ラウ」「レオン・ライ」(いずれも香港の俳優)から名前をとったのではないかと思われる主人公の名前「レオン・ラウ」といい、人民日報が紹介する河森監督のコメントと言い、日本側が中国を強く意識してることは「人民日報が指摘するように」間違いないでしょう。
 人民日報記事には「潘多拉(パンドーラ、勿論音だけとった当て字でしょう)」と書かれた中国語ポスターの画像も掲載されています。
 「日本のアニメもそこまで中国を市場として意識するようになったか」と思うと「随分時代が変わったなあ」感があります。まあ、これ一つとっても産経的な中国敵視は全くもって非常識です。


■五十嵐仁の転生仁語『野党はバラバラでは勝てないということがまたもや実証された総選挙結果』
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2017-10-23
 五十嵐氏がぼやいているように小生も「前原の愚挙で野党共闘がダメージを受け安倍を利したこと」をぼやかざるを得ません。近著『活路は共闘にあり:社会運動の力と「勝利の方程式」』(2017年、学習の友社)で野党共闘の重要性を訴えた五十嵐氏からすれば、その野党共闘を破壊した「反共主義」の前原と連合執行部には恨み骨髄でしょう。俺も前原と連合執行部に怒りしかありませんが。
 しかし「希望、維新の惨敗」「立民の躍進」「立民、共産でとにもかくにも野党共闘が成立したこと」を一つの希望として地道に頑張るほかはないでしょう。
 なお「統計データ」をもとにしているわけではなく、俺の個人的感想ですが「アベノミクス宣伝」は自民勝利に寄与したかも知れませんが、「北朝鮮脅威論」はあまり貢献しなかったのではないか。
 というのも「北朝鮮脅威論」に否定的な立民が躍進し、「北朝鮮脅威論」に否定的な共産も議席を減らしたとは言え「北朝鮮脅威論」に親和的な維新や日ころの議席数は超えているからです。


共同通信『4野党共闘なら自公多数なかったと志位氏』
https://this.kiji.is/294857776143402081
 まあ志位氏もそう言うでしょうね。実際そうでしょうから。
 もちろんこれは単に愚痴ってるわけではなく「4野党共闘を壊した希望、特に前原や細野を許さない」「立憲民主は希望と共闘すべきでないし、前原、細野が立民に入りたいと言っても受け入れるべきではない」「もしそんなことをするようなら共闘の本気度を疑わざるを得ない」という意思表示、牽制です。


赤旗『新潟 自民惨敗野党共闘が追い詰める』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-10-23/2017102311_02_1.html
 勿論過大評価は禁物ですが野党共闘の威力を示してると言っていいのではないか。改めて前原の愚挙に怒りが湧いてきます。


【ここから産経です】
■【衆院選】「ポスト安倍」それぞれの秋 岸田氏「禅譲狙う」 石破氏「対抗困難に」 野田氏「閣僚の役目果たす」 河野氏「野心十分」
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230208-n1.html
 確かに石破*3は当面、「安倍に干される」可能性が高いですが、安倍に早く終わって欲しいという「俺の願望もあってこう書いてますが」ただそれがいつまで続くか。
 今回の自公勝利は「前原*4の愚行で野党票が希望と立民に分裂」「死票の多い小選挙区」と言う要素が大きく「安倍が熱烈な支持を得ている」わけでもないですからねえ。今回の「希望の挫折」で「都民ファの都議選勝利」が台無しに成り、小池が追い込まれてるように一寸したことですぐ変わるでしょう(ただし俺は安倍ほどの極右ではないとは言え、「非核三原則見直しを公言する極右・石破」を評価しませんが)。
 とはいえ、一番ポスト安倍に近いのは「安倍の禅譲」ではなく「安倍の失脚」の場合でも外相、政調会長と言った「政府、党の要職を歴任している」岸田氏ではあるでしょう。
 過去の自民においても

・中曽根内閣文相を務めたが特に目立った要職にはついていなかった海部氏
・第一次安倍内閣で干されていた福田氏(森、小泉内閣官房長官)が首相
麻生内閣で干されていた谷垣氏(小泉内閣財務相福田内閣国交相など)が総裁

というように干されていた、あるいは傍流だった人間が総裁につくこともありますが

・ポスト石橋の岸(石橋内閣外相)
・ポスト岸の池田(岸内閣蔵相、通産相
・ポスト池田の佐藤(池田内閣通産相
・ポスト佐藤の田中(自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相
・ポスト田中の三木(田中内閣副総理・環境庁長官
・ポスト三木の福田(三木内閣副総理・経済企画庁長官)
ポスト福田の大平(自民党幹事長(福田総裁時代))
・ポスト大平の鈴木(自民党総務会長(大平総裁時代))
・ポスト中曽根の竹下(中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代))
・ポスト竹下の宇野*5(竹下内閣外相)
・ポスト河野の橋本(自民党政調会長(河野総裁時代))
・ポスト橋本の小渕(橋本内閣外相)
・ポスト小渕の森(自民党幹事長(小渕総裁時代))
・ポスト小泉の第一次安倍(自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官
ポスト福田の麻生(自民党幹事長(福田総裁時代))

のように要職に就いている人間が総裁になるケースがやはり多いからです。

 「未だ永田町的、自民党的には若く、役職経験も少ない」河野と「女性の野田」は自民党がよほどの危機に陥り、かつその危機を「若手や女性でイメチェンしよう」と思わない限り首相の目はないでしょう。
 これは安倍が今後ズタボロになって退陣するか、中曽根や小泉のようにそれなりに面子を保って退陣するかに関係なくです。
 まあ、役職だけ考えれば他にも麻生*6副総理・財務相、菅官房長官、二階*7幹事長などもポスト安倍候補ではありますが。


■【衆院選馬淵澄夫*8浅尾慶一郎*9氏…落選“大物”候補が一夜明けてあいさつ回り 「今後について考えたい」
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230305-n1.html
 自民分裂選挙で公認が穫れなかった浅尾については特にコメントしません。
 希望入りし、敗北した馬渕は「解党に賛成しなければ」「せめて立民に参加してれば」当選の目もあったのではないかと自分の愚かさに歯がみしてることでしょう。希望の落ち目を象徴する話です。


■ノンフィクション「人殺しの息子…」日曜昼帯では異例の10%超え
http://www.sankei.com/entertainments/news/171023/ent1710230003-n1.html
 内容が分からないとなんとも言えませんが、「死刑囚の息子の顔が見たい」というのぞき趣味に媚びるような内容であるならば視聴率が高いことはむしろ日本の恥でしょう。


■「日本人として受け入れられない」吉村大阪市長慰安婦像設置・米サンフランシスコの代表団に伝える
http://www.sankei.com/west/news/171023/wst1710230074-n1.html
 サンフランシスコはあのマイク・ホンダ氏の選挙区でリベラル色の強いところですし、吉村の寝言など無視すると思いますね。


■【衆院選】「本当に悔やんでいる」「完敗は『都政に邁進せよ』というメッセージ」 小池百合子*10都知事、共同記者会見詳報
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230234-n1.html
 「都政に邁進する」、つまり「希望の党代表は辞める、後のことは前原や細野*11に任せる」といいだした小池です。小池人気を当てにしていた前原、細野としては惨敗したあげく、親分・小池が逃げ腰ではもはや「ジエンド」でしょう。他の希望の連中ならともかく、前原や細野は枝野立民も当然排除するでしょう。そして希望の連中が立民へ逃げ出すであろう情況で前原らに打つ手はないでしょう。
 前原らには「人を呪わば穴二つ(人を呪って相手を殺すことに成功したところで、自分に報いが来ていずれ死ぬことに成り墓穴が二つ必要になる、つまり悪事を働けばその報いが来る)」と言う言葉を送りたいと思います。


■【野口裕之の軍事情勢】総選挙終わり“戦時内閣”へ 米軍の対北・黄海封鎖は台湾有事に備えた対中予行演習
http://www.sankei.com/premium/news/171023/prm1710230007-n1.html
 まあバカバカしいですね。中台有事なんかあるわけがないでしょう。
 安倍だって選挙中、「北朝鮮有事(まあこれだってないでしょうが)」ならまだしも中台有事なんか口にしていません。

 10月に入り実施された米韓合同軍事演習で、米韓両軍は対北《海上封鎖》の予行と断じて差しつかえない布陣を敷いた。《海上封鎖》に至っては、真正の軍事行動である。

 おいおいですね。
 米韓合同軍事演習が「海上封鎖の予行演習」であるならば演習に対し「北朝鮮政権転覆をもくろむ行為」として抗議し「演習中止を求める」北朝鮮の態度は「むしろ正しい事になり」、その要求に対し「通常の演習に過ぎない」として応じない米韓こそが「不当な態度」になるでしょう。
 あるいはそうした米韓に対し「米韓が侵攻する気ならこっちにも覚悟がある」とミサイル発射実験をする北朝鮮にも一理あることになる。
北朝鮮有事が近づいてる、米韓は軍事行動する気だ」と煽る野口ですがそれが事実ならそれこそ北朝鮮を一方的に非難することなんかできません。
 結局、野口はその辺りの整合性は全く考えてないのでしょう。産経記者らしいあほさです。


■【中国共産党大会】習近平*12主席を礼賛、持ち上げ、日本批判…鳩山由紀夫*13元首相が中国紙に語ったコト
http://www.sankei.com/premium/news/171023/prm1710230008-n1.html
 中国は日本にとって重要な隣国なのだから鳩山氏のように友好関係構築に努めるのが当然であり、産経のように無茶苦茶な中国誹謗をする方がむしろ異常です。
 いちいち紹介はしませんが産経の紹介する鳩山発言は通常のリップサービス、社交辞令に過ぎず、産経が悪口するほどの問題など別にありません。

*1:なお、ここで『非共産のリベラルさん』がいいがちなセリフが「共産は閉鎖的だ」で広原氏もそう言う事言ってますが「で、開放的なあんたらは一体どんな成果があるの、広原?」「野党第二党にずいぶんな口の利き方だな、おい?」と毒を吐きたくなるのは俺だけではないでしょう。自分を棚上げして偉そうな事を吐くなんて実に醜悪であり、小生はそういう意味で安易に共産批判とかする気になりません。残念ながら議席を減らしてますし、過大評価は禁物とは言え共産は野党第二党ですから。大体それなら共産より議席が多い、「自民や公明、立憲民主、希望」は開放的なのか。あるいは逆に今は存在しない社民連新党さきがけや、共産より議席が少ない社民は閉鎖的なのか。おそらくそんなことは言えないでしょう。「開放的なら支持者が沢山生まれて明るい未来」というほど単純な世の中なら誰も苦労しません。党員、後援会員の高齢化はあるのでしょうが、「他政党も単なる支持者ではなく、ビラまきなどするアクティブな支持者は高齢化している(その辺り無知な俺は知りませんが)」のなら単に「若者の政治離れ」でしょうし、「共産が閉鎖的だから若者の党員が少ない」つう広原説には何の根拠もありません。下で紹介する岩垂氏なんか「護憲集会(もちろん共産系に限らない)が高齢化してる」といってますしね。まあ、「護憲派広原氏が「護憲派は閉鎖的だ」つうなら話は別ですがたぶんそうはいわないだろうな。

*2:浙江省省都

*3:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*4:鳩山、菅内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)などを経て民進党代表

*5:まあ女性スキャンダルで短命に終わりましたが

*6:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相

*7:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)などを経て自民党幹事長

*8:菅内閣国交相民主党選対委員長(海江田代表時代)を歴任

*9:みんなの党政調会長、幹事長、代表を歴任

*10:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)を経て都知事

*11:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)を歴任

*12:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*13:新党さきがけ代表幹事、細川内閣官房副長官民主党幹事長などを経て首相