■産経新聞『産経新聞が選ぶ２０１７年の国内１０大ニュース』
http://www.sankei.com/life/news/171230/lif1712300010-n1.html
１．譲位特例法が成立
２．衆院選で自民大勝、民進分裂
３．座間のアパートで切断９遺体
４．藤井聡太四段が２９連勝
５．桐生祥秀が９秒９８
６．神戸製鋼、日産…相次ぐ品質不正
７．東芝、原子力事業で巨額損失
８．日馬富士が引退
９．「テロ等準備罪*1」成立
１０．「森友・加計」問題*2
「退位でも譲位でも同じこと」ですが、産経だけが「譲位」と書くのはなぜでしょうか。
「退位」だと「戦争責任を理由とした昭和天皇の退位論」を連想させたり、「今回の天皇の場合は違いますが」、退位の場合それが時として、「王政廃止（例：退位後、処刑されたフランスのルイ１６世、ロシアのニコライ２世など）」であることから「譲位」記述でしょうか。
「原発推進派」産経が東芝の「原子力事業で巨額損失」をセレクトしてるのが意外です。
■読売新聞『読者が選ぶ２０１７年の国内１０大ニュース』
http://www.yomiuri.co.jp/feature/top10news/20171222-OYT8T50045.html
【１位】１４歳棋士、藤井四段が２９連勝の新記録
【２位】天皇退位特例法が成立。１９年４月末退位、５月改元へ
【３位】横綱日馬富士が暴行問題で引退
【４位】眞子さま婚約内定
【５位】衆院選で自民圧勝。立憲民主が野党第１党に
【６位】陸上１００メートル 桐生、日本人初の９秒台
【７位】神奈川・座間のアパートで切断９遺体
【８位】上野動物園でパンダ誕生
【９位】「森友」「加計」問題などで内閣支持率急落*3
【１０位】稀勢の里が第７２代横綱に
・読売の10大ニュースが「ワイドショーネタばかり」なのは何というか日本人の劣化でしょうか。読者のセレクトでこれですからねえ。
・読売の2位、4位から日本人って皇室好きなんやなあ感がひしひしと。俺的にはどうでもいいんですけどねえ。なお、「自称皇室好き」の産経が読売と違い「眞子さま婚約内定」を「10位以内に入れてないこと」が個人的に興味深いです。
・同じ素材をネタにしながら産経が『民進分裂』、読売が『立憲民主が野党第１党』というのが興味深い。なお、俺的には「圧勝＞大勝」というイメージなので産経より読売の方が自民勝利を大々的に宣伝したいのかつう気がしました。
・読売が入れた「パンダ」を産経が入れなかったのは中国嫌いだからでしょうか。まあ、別に入れなくてもいいですけど。
・稀勢の里って正式には今年横綱になったんですね。「休場続きで引退の声が出てる」んで去年に横綱になってるイメージがありましたが。まあ短命横綱で終わるんだろうな。
■毎日新聞『今年の十大ニュース』
https://mainichi.jp/articles/20171219/ddm/012/040/146000c
１位：「座間で９遺体発見」
２位：小池劇場都議選で圧勝。衆院選で失速
３位：南スーダンＰＫＯ日報隠しが発覚、防衛相*4ら辞任
４位：森友・加計問題、国会で首相追及。内閣支持率急落
５位：北朝鮮のミサイル発射相次ぎ、緊張高まる
６位：九州北部豪雨。福岡・大分で３８人死亡、３人不明
７位：天皇の退位特例法成立。２０１９年５月から新元号
８位：電通過労死事件で有罪判決。働き方改革加速
９位：改正組織犯罪処罰法成立。共謀罪の趣旨盛り込む
１０位：将棋界快挙相次ぐ。藤井四段２９連勝、羽生永世７冠達成
・産経や読売のセレクト（毎日が入れた南スーダンPKO日報隠しを入れてない）と比べると明らかに産経、読売が安倍政権の不祥事や問題点をできる限り隠そうとしてることは明白な気がします。
ああそれと毎日が入れてる「働き方改革（安倍が宣伝）」を読売、産経が「安倍政権の手柄」として入れる気が無いことが俺的に興味深いですね。まあ毎日も「安倍政権の手柄」という意味合いで入れてるわけでもないでしょうが。
・毎日が記事タイトルで「羽生の永世７冠」とセットで「将棋界の快挙」としてるのに対し、産経、読売が「記事本文では触れていてもタイトルでは羽生について触れないこと」が俺的に興味深い。
■時事通信『時事通信社が選ぶ10大ニュース（2017年）』
https://www.jiji.com/jc/d4?p=jtn217&d=d4_oldnews
【国内版】
１位：天皇退位、２０１９年４月末に
２位：衆院選で自民大勝、民進が分裂
３位：森友・加計・日報、政権揺るがす
４位：（ボーガス注：神戸製鋼、日産自動車、東レなどの不正で）「ものづくり」信頼揺らぐ
５位：アパートに９遺体、男を逮捕
６位：桐生、ついに９秒台
７位：「共謀罪」法が成立
８位：九州北部豪雨で死者・不明４１人
９位：将棋の藤井四段が２９連勝
１０位：電通に有罪、働き方改革へ機運
