今日の産経ニュース(12/31分)(追記・修正あり)

■【政治記者座談会】モリ・カケ編 安倍−菅体制が嫌いな自民党議員が多かった!?メディアが自分の首絞めた年
http://www.sankei.com/premium/news/171231/prm1712310034-n1.html
 森友加計疑惑でのいつもの産経のくだらない強弁「安倍総理は無実で濡れ衣」「朝日新聞などがでっち上げた」は馬鹿馬鹿しくて改めて突っ込む気にあまりなりません。既に過去に何度か突っ込んでますし。そこでほかのところにコメントします。

記者G
 通常国会では天皇陛下の譲位を可能にする特例法がスムーズに成立したことです。法案作成前の段階で、大島理森*1衆院議長が『衆参の正副議長のもとに各党幹部が集まり、静謐な環境で協議する』という枠組みを作ったのも大きかった。与野党調整の現場で汗をかいたのは自民党高村正彦*2副総裁らで、大島氏ではないが、そういう雰囲気作りのうまさだけはさすが国対経験の長い大島氏だ。

 大島氏、高村氏の行動が無意味でどうでもいいとまではいいませんが、そもそも野党は「日ころのような極右政党」を除けば民進も共産も社民も自由も維新も「退位反対」の立場ではないですからねえ(むしろ賛成の立場)。野党が「退位には賛成だが特例法でなくて恒久法、つまり皇室典範の改正でなければ改正に応じない」として野党(民進や共産、社民など)の持論である「恒久法」にこだわって「特例法を主張する自民」と対立すれば話は別ですが、そこまで「恒久法」に野党もこだわってないですからねえ。
 むしろ不成立の可能性があるとしたら「稲田朋美*3元防衛相、下村博文文科相など自民党極右連中」の「退位自体に反対」でしょうが「極右連中の親玉である安倍」が特例法支持の立場に立った時点でそれもあり得ない話です。

記者A
 取材を通じ譲位に関する国会議員の知識や関心の低さに驚愕しました。国会の見解取りまとめがスムーズにいったのは、大半の国会議員が無関心だったためとも言えます。

 そりゃ自民党議員だって票になるわけでもない皇室問題なんか興味ないでしょう。しかも今回の退位の件は、「天皇当人が退位したい」といってるわけでこれに対し「いやお前は死ぬまで天皇でいろ」つうのはなかなか人情的にも言いがたい話です。
 まあ「どういう退位制度にするか」つうテクニカルな問題はありますがそこまで興味のある国会議員もまずいないでしょう。

デスク
 金田氏の答弁もかなり危なっかしかったけどね。『ビールや弁当を持っていれば花見、地図や双眼鏡なら犯罪の下見』という答弁は無理があった。

 おいおいですね。その金田氏を法相にしたのは安倍ですし、「無理がある」のなら野党の政府批判は全く正しかったわけです。

記者G
 確かに金田氏の答弁は心許なく、世間の評判も悪かったが、法務官僚と話すと『あれだけ攻撃されても、後年問題になるような答弁は全く議事録に残さなかった』と評価する声が多い。

 言ってる意味がわからないですね。「花見云々」なんて十分「後年問題になるような答弁」ではないのか。

記者A
 モリ・カケ問題ではっきり分かったのは、安倍首相−菅義偉官房長官体制が嫌いな自民党議員が多いということ。

 何が「解った」のかさっぱりわかりません。
 森友加計疑惑での自民党議員の安倍批判など、石破元幹事長など一部を除いてなかったし、そもそも「森友加計疑惑の批判」は当然の批判であって「安倍と菅の体制が嫌い」などという話ではないですが。

記者A
 河野氏の外相起用はサプライズでしたが、岸田前外相に比べ発信力の高さで高評価です。

 岸田氏のような宏池会系列議員(宮澤喜一元首相、加藤紘一*4元幹事長、河野洋平元外相など)が大嫌いな産経的にはそうなんでしょう。率直に言って河野の「発信力」とやらは「海外の首脳相手」にせよ「日本のテレビワイドショー相手」にせよ、何にせよ、産経が言うほど「岸田氏に比べ情報発信力が高い」とは思いませんが。

記者A
 いずれにせよ『安倍1強』は幻想です。

 産経からこうした発言が出るとは意外です。産経が「枝野*5立憲民主党代表による政権交代」まで危惧してるかどうかはともかく、いつ石破*6元幹事長、石原*7元幹事長、岸田政調会長(前外相)といった自民党幹部連が安倍に取って代わるか解らないと産経ですら思ってるわけです。


■【阿比留瑠比の極言御免】朝日新聞は「言葉のチカラ」を信じないのか 裁判所へ駆け込む自己否定
http://www.sankei.com/politics/news/171230/plt1712300005-n1.html
 やれやれですね。こういうバカなことを言うなら名誉毀損訴訟を起こすことは一切できなくなりますから完全な詭弁ですね。単に「朝日の提訴」によって敗北することを恐れてるだけでしょう。


■【新聞に喝!】「教科書検定」「慰安婦」…日本の新聞はフェイクニュースの生産者だ 元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦
http://www.sankei.com/column/news/171231/clm1712310005-n1.html
 「慰安婦問題でのフェイクニュース」というならそれは産経新聞こそが代表選手の訳です。

 日本の新聞が報じた偽ニュースで私が決して忘れられないのは、1982(昭和57)年の第1次教科書問題における大誤報だ。それは高校の歴史教科書の検定で「侵略」が「進出」に書き換えられた−という虚偽の報道であった。

ぐぐれば解りますが全然虚偽ではないですね。
華北について『侵略』が『進出』に書き換えられた」というのは誤りだったが、「東南アジアについては」そういう書き換えがあったし、かつこうした誤報が生じた理由は「メディアの問い合わせに文部省(当時)が好意的対応では無かったから」です。そのため、メディアとしては教科書会社や執筆者の記憶を元に記述せざるを得ず、教科書会社などの記憶違いで結果的に正確でない部分が生まれた。
 とはいえそんなことは本質的問題ではないからこそ、当時は自民党も「誤報」云々と居直れなかったという話です(たとえば、ウィキペ『第一次教科書問題』参照)。

 時の鈴木善幸*8内閣の宮沢喜一*9官房長官は、誤報だったにもかかわらず、教科書検定における「近隣諸国条項*10を作ってしまった。

 既に指摘したように誤報と言って居直れないから、いわゆる近隣諸国条項ができたわけですがそれはともかく。近隣諸国条項は「近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」という内容に過ぎず、別に大騒ぎするような話でもない。
 要するに内容的には「侵略や戦争犯罪や植民地支配の矮小化(例:太平洋戦争アジア解放戦争論南京事件否定論)はしない方針」つうだけの話ですから。ただし「安倍政権以前はともかく」安倍政権になってからこの条項が果たしてどれだけ実質的意味を持ってるのかは相当に疑わしいでしょう。正式に廃止はされてなかったとは思いますが。
 なお、「外交問題」「教育問題」という性質上、この教科書問題の件には当時の「櫻内義雄*11外相」「小川平二*12文相」も関わってくる話なのにウヨが宮澤氏ばかりを非難するのが興味深い。
 その理由としては
1)宮澤官房長官談話によって宮澤氏の印象が強い
2)宮澤氏がいわゆる自民党リベラルである
3)宮澤内閣時に河野談話がでたこと
といったところでしょう。
 ちなみに河野談話も「外交問題」というその性質上当時の「武藤嘉文*13外相」も関わる話ですがウヨは河野洋平*14ばかりを非難するわけです。

 韓国政府は日韓合意を完全に踏みにじり、慰安婦記念日を制定した。

 公表された日韓合意には「慰安婦記念日はつくらない」なんてどこにも書いていませんので踏みにじってなどいませんが。「未公表の合意がある」なんてのは事実でも「密約」ですからお話になりません。


■【田村秀男の日曜経済講座】大甘の「一帯一路」参加論 死のロードに巻き込まれるな
http://www.sankei.com/premium/news/171231/prm1712310032-n1.html

 一帯一路とAIIBにはアジア、中東、ロシアを含む欧州などの多くの国が参加しているが、先進国のうち日本と米国は慎重姿勢で臨んできた。国内では「バスに乗り遅れるな」とばかり、産業界や与党、日本経済新聞朝日新聞といったメディアの多くが積極参加を安倍晋三政権に求めてきた。

 産業界が求めてるとは要するに「金の儲かる見込みが高い」という話です。

 安倍首相もAIIBには懐疑的だが、一帯一路については最近一転して、「大いに協力する」と表明するようになった。

 さすがの田村も安倍が「一帯一路」への態度を明らかに変えてることを否定できないようです。

 自民党二階俊博*15幹事長は先週、中国で開かれた自民、公明両党と中国共産党の定期対話「日中与党交流協議会」で、一帯一路での日中の具体的な協力策を話し合った。

 もちろん二階氏のこうした行為は彼の個人的言動ではないでしょう。田村がどう悪口しようともこの流れは変わらないでしょうし、田村が後で「だから言ったじゃないか、参加すべきでないと」とどや顔できるような事態もおそらく生じないでしょう。


■【メガプレミアム】紙流さずトイレ…中国人観光客、マナーに不安も熱烈歓迎 SNSオピニオンリーダーが「海の京都」PRに協力(桑村大)(11月7日記事の再掲載)
http://www.sankei.com/west/news/171231/wst1712310007-n1.html

「京都北部という新しいトレンドを中国に発信していただきたい」
 10月上旬、城福健陽・京都府副知事は、京都市右京区東映太秦映画村に集まった18人の中国人の若者に呼びかけた。
 彼らは中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で10万人以上のフォロワーを抱える。SNS上で大きな影響力を持つKOL(キー・オピニオン・リーダー)と呼ばれる人たちの中でも大物だ。
 今回、18人のKOLは太秦映画村を出発して京都北部を巡るプロモーションツアーに招待された。
 ツアーは、北部を走る第三セクター・京都丹後鉄道の運営会社ウィラーと、訪日外国人向けのWi−Fi(ワイファイ)ルーターのレンタル会社、スマートフォン向けゲームアプリを手がける中国の法人の3社が共同で主催。
 訪れた先々の写真や感想を投稿してもらうことで観光資源をPRし、中国からのインバウンド(訪日旅行)のさらなる増加につなげるのが狙いだ。
 太秦映画村で行われた式典には、京都府ゆるキャラ「まゆまろ」や北部各市のゆるキャラら7体が駆けつけた。
(中略)
 民間企業による一イベントに、なぜ副知事やゆるキャラが駆けつけるほど自治体が応援するのか。背景には、府内の観光地を訪れる観光客数の大きな偏りがある。
 京都府によると、昨年の府内の外国人宿泊客数は約326万人。4年連続で過去最高を更新している。そのうち約76万人が中国人観光客で、全体の約4分の1を占める。
 しかし、市町村ごとの分布を見ると、約318万人が京都市内にとどまり、市外で宿泊するのはわずか7万人あまり。中国人に限ると、舞鶴市福知山市宮津市京丹後市など北部に宿泊するのは1万人しかいない。
 そんな京都北部を外国人観光客にもっと認知してもらおうと、府は日本海に面している北部を「海の京都」と位置づけ、地域活性化と観光振興を目指してきた。
 そのためには、中国人観光客に京都北部について知ってもらうことから始める必要があったのだ。
 ただ、異なる文化を持つ訪日外国人が急増することで、生活習慣の違いから生じるさまざまなトラブルが多発する例もある。
(中略)
 伊根町観光協会の吉田晃彦事務局長(39)は「マナーの良い外国人もいれば、悪い日本人もいる」と、中国人観光客の受け入れに不安はないと言い切る。
 「肝心なのは、この町の魅力と過ごし方をきちんと理解してもらい、楽しんで帰っていただくこと」
 以前は宿泊施設のトイレで紙を流さずにごみ箱に捨てたり、浴室のドアを開けたまま入浴したりする観光客が多かったという。その都度、理由を示しながら理解を求め、改善を図ってきた。
 また、同観光協会には中国人の職員が勤務し、同胞の観光客を相手に文化の違いなどを分かりやすく説明しているという強みもある。宿泊施設を中心に案内板を多言語化するなど、少しずつ受け入れの準備を進めている。
 吉田さんは「住民と観光客が互いに不便なく過ごせるよう、協会が先頭に立ってフォローしていく必要がある」と使命感をもって取り組む。
 宮津市天橋立観光協会の中島明事務局長(67)も(中略)「『海の京都』の魅力が伝わってくれたら、中国人観光客はもっと増える」と、今回のプロモーションツアーの効果に期待を寄せる。

ということでアンチ中国の産経が中国相手に悪口しようとこうした状況は変わらないでしょう。


■【正論】日本の進路を考える論壇「正論」欄執筆陣 新たに6氏
http://www.sankei.com/column/news/171231/clm1712310004-n1.html
・6人の内の1人が『徹底検証「森友・加計事件」:朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(2017年、飛鳥新社)というデマ本の著者・小川栄太郎と言うチンピラ右翼であるあたりさすが産経です。
 しかしこの6人のうちの1人が楊海英*16ですか。予想の範囲内ですが楊も本当に落ちぶれたもんです。
 しかしダライラマ一味といい、ラビア・カーディル一味といい、楊といい、なんでこう「自称・中国の少数民族活動家」は日本ウヨと野合したがるんでしょうか?


■【産経抄】12月31日
http://www.sankei.com/column/news/171231/clm1712310003-n1.html

 西郷の遺訓にある。国が辱めを受けたなら「国を以(もっ)て斃(たお)るるとも、正道を践(ふ)み、義を尽すは政府の本務也(なり)」。
 正しい道を実践し道義を尽くせ、と。北朝鮮の暴発を抑え、中露の野心*17に身構え、歴史戦に立ち向かう。日本の立場を世界に向けて丹念に説くほかはない。

 自らの歴史修正主義正当化に西郷の言葉を持ち出すなど、西郷への侮辱以外何物でも無いですが産経にはそういう常識は無いのでしょう。
 つうか産経が紹介する「西郷の言葉」は極めて抽象的ですからねえ。
 「国が辱めを受けたら」云々という西郷の言葉は例えば「元韓国統監・伊藤博文を暗殺した安重根」に対しても使用可能でしょう。まあそういう使用法には産経は憤激するでしょうが。


■【草津の店主暴行死】動機は「締めの雑炊、作り方気にくわなかった」容疑者の男が供述…謝罪の被害者に2時間半暴行か
http://www.sankei.com/west/news/171231/wst1712310011-n1.html
 いくら酒が入っていたとはいえ、「雑炊の作り方が気にくわない」レベルで「2時間半暴行」というのも異常ですが、この異常事態を阻止するために、客や店員によって「2時間半も暴行がされる前に」誰か警察へ通報しようとか、皆でこの容疑者の暴行を止めようとかできなかったんですかね。


■【草津の店主暴行死】モンスター・クレーマー、放火や恐喝事件も 流通・サービス業の7割が被害
http://www.sankei.com/west/news/171230/wst1712300066-n1.html

 企業の労働組合で作るUAゼンセンは、流通・サービス業で悪質なクレームを受けた従業員は約7割に上るとして、厚生労働省に対策を求めている。

 いやそれって厚労省に対策を求めることじゃないんじゃないか。
 「民事介入暴力」として警察や弁護士に相談すべきことじゃないですかね?


■【NHK紅白】「欅坂」メンバー3人が過呼吸 看護師の手当て受ける
http://www.sankei.com/entertainments/news/171231/ent1712310032-n1.html
 事前にリハーサルもやってるわけでこういう事態は避けられなかったんですかね。
「救急車を呼ぶ事態になってないからいい」つう話でもないでしょう。


■【NHK紅白】やっぱりどうなんだ、この「審査方法」 欅坂46の“衝撃映像”は残念
http://www.sankei.com/premium/news/180101/prm1801010054-n1.html

 欅坂46のメンバーがステージで倒れたアクシデントは残念だった。
 関係者は「(歌唱した)『不協和音』は彼女たちにとって大切な曲。パフォーマンスにかける思いが強く、力を入れすぎてしまったのでは」とコメント。

 そうやって当人たち「だけ」のせいにして事務所やNHKが責任のがれしようなんて全くふざけています。
 タレントの体調管理はそのタレントだけの責任なのか。なら何のために芸能事務所があるのか。
 大体「過呼吸なんて起きないのが当然」ですがほかの出演者は過呼吸になんかなってないわけです。


【追記】

野原燐さんがリツイート
ふわ 🐩@fu_fu2527
ROCKIN’ON JAPAN」(ロッキング・オン)2017年12月号に掲載されたインタビューで彼女*18は「不協和音」について命を削る曲であるとしこのように語っている。
■リテラ『欅坂46平手友梨奈レコード大賞、紅白を乗り切れるか?「不協和音」を歌うと体調悪化、「僕は自分に正直に生きたい」と』
http://lite-ra.com/2017/12/post-3700.html

 「命を削る」つうのはまあ「そのくらいハードなんだ」つうだけの話で、別に事務所批判ではないでしょうが、そう言っていた平手友梨奈さんが紅白の舞台で「不協和音」を歌った直後に過呼吸で倒れる、つまり本当に「命を削る」というのではねえ。
 「サラリーマンの過労死」にも通じるような「過酷な労働」が「弱い立場の平手さんら、欅坂46メンバー」に事務所から押しつけられていたのではないかと疑わざるを得ません。もしこの疑いが事実ならばこんなんは普通に考えて人権侵害でしょう。
 そしてこの疑いが事実ならば、欅坂46が「サイレントマジョリティ」という歌で

・君は君らしく生きていく自由があるんだ
・大人たちに支配されるな
・初めからそうあきらめてしまったら僕らは何のために生まれたのか?

と歌ってるのは「ブラックジョーク」以外の何物でも無いでしょう。

野原燐
欅坂・平手友梨奈ら3人、過呼吸で倒れた 内村光良とコラボ中に
http://www.sanspo.com/geino/news/20180101/akb18010104040002-n1.html
「憑依型パフォーマンスが持ち味の欅坂の楽曲の中でも同曲は激しい動きなど難易度が高く、曲の世界観に入り込んだ平手が体力を消耗することもあった」 世界に対する憎悪を決して許さない日本に問題がある

 id:noharra(八木孝三)の言ってる意味がさっぱりわかりません。
 問題があるのはもちろん「平手友梨奈さんたち欅坂46メンバーに過酷な労働を課す所属芸能事務所」であってこれは性格的には「労働問題の一種にすぎない」でしょう。
 そこで何で「世界に対する憎悪を決して許さない日本」なんて意味不明な話になるのか。
 これが「雇用主(この場合、芸能事務所)に対する労働者(この場合、欅坂46メンバー)からの批判を許さない傾向が強い日本*19」ならまだわかりますが。
 そして「雇用主に対する労働者からの批判」を「世界に対する憎悪」と表現するのは明らかにおかしいでしょう。批判は憎悪ではない。

*1:村山内閣環境庁長官森内閣文相(科技庁長官兼務)、小泉内閣農水相自民党国対委員長(小泉、第一次安倍、福田、麻生総裁時代)、幹事長、副総裁(谷垣総裁時代)など歴任

*2:村山内閣経済企画庁長官、小渕、福田内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相など歴任

*3:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相など歴任

*4:中曽根内閣防衛庁長官、宮澤内閣官房長官自民党政調会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)など歴任

*5:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)など歴任

*6:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*7:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相など歴任

*8:池田内閣郵政相、官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(大平総裁時代)などを経て首相

*9:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。また首相退任後に小渕、森内閣で蔵相。

*10:近隣諸国条項をつくったのは文部省であり宮澤氏ではありません。宮澤氏のいわゆる「宮澤談話」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/miyazawa.html)をもとに教科書検定基準が見直されいわゆる近隣諸国条項ができたという流れです。

*11:池田内閣通産相、田中内閣農林相、自民党政調会長(三木総裁時代)、福田内閣建設相(国土庁長官兼務)、自民党幹事長(大平総裁時代)、鈴木内閣外相、衆院議長など歴任

*12:佐藤内閣労働相、福田内閣自治相・国家公安委員長、鈴木内閣文相など歴任

*13:大平内閣農水相、海部内閣通産相、宮澤内閣外相、自民党総務会長(河野総裁時代)、橋本内閣総務庁長官など歴任

*14:中曽根内閣科学技術庁長官、宮澤内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*15:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)などを経て幹事長

*16:著書『草原と馬とモンゴル人』(2001年、NHKブックス)、『モンゴル草原の文人たち:手写本が語る民族誌』(2005年、平凡社)、『チンギス・ハーン祭祀』(2005年、風響社)『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店)、『続・墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『ジェノサイドと文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文春学藝ライブラリー)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)、『モンゴル人の民族自決と「対日協力」:いまなお続く中国文化大革命』(2016年、集広舎)、『「中国」という神話:習近平「偉大なる中華民族」のウソ』(2018年刊行予定、文春新書)など

*17:産経にとって中露とは敵対勢力でしかないようです。非常識なことこの上ない。

*18:紅白において過呼吸で倒れた三人のうちの一人・平手友梨奈さん

*19:まあこれは「能年玲奈(のん)の独立騒動」「SMAPの独立騒動」などでも芸能界について感じたことですか。