■【正論】誤りなく歩んだ「明治１５０年」 東洋学園大学教授・櫻田淳*1
http://www.sankei.com/column/news/180126/clm1801260006-n1.html
産経文化人にマジに突っ込んでも空しい気もしますが、この論文タイトルには「1945年の敗戦は過ちではなかったのか？」と誰でも思うでしょうね。
まあ産経や桜田だと
１）過ちではない、過ちではないからこそ戦後アジア諸国が独立したのだ、あれは日本のおかげだ、と平然と居直る
２）過ちと認めはするが、「陸軍の暴走による一時的逸脱現象」として切断処理
のどっちかでしょう。１）は論外ですが、２）にしたって、軍部の暴走を支えた「明治憲法の定めた統帥権独立」などを無視して、「明治からの歴史の流れと関係ない。陸軍が悪い」でかたづけるのは歴史修正主義以外の何物でも無いでしょう。
昭和の中国侵略（満州事変など）にしても「明治時代の日清戦争」からの流れがあるわけで、それを無視することは適切ではないでしょう。
■遺族男性「憎しみしかない」 熊谷６人殺害事件初公判
http://www.sankei.com/affairs/news/180126/afr1801260066-n1.html
そんなことは聞かなくても解ることですし、マスコミもいちいち報じなくていいでしょう。
■希望の党の路線対立は泥沼の「踏み絵」合戦 親民進派の“内ゲバ”で党３分裂も
http://www.sankei.com/politics/news/180126/plt1801260051-n1.html
今井雅人*2国対委員長代理は２６日の両院議員懇談会で、決別した古巣への未練を隠さなかった。
（中略）
安全保障と憲法に関する主張を「先祖返り」させた見解の公表は、希望の党との連携に否定的な民進党の岡田克也*3常任顧問らへの秋波にほかならない。
こんな見え透いた詐欺行為をやっても岡田氏らが希望をどれほど相手にしてくれることやら。
■希望の党が自衛隊明記に反対 安全保障と憲法の見解を発表 党創設メンバーと「分党」へ 民進党系再結集狙う
http://www.sankei.com/politics/news/180126/plt1801260050-n1.html
当初排除しようとした枝野*4グループ（立憲民主党）にこびへつらおうとして「改憲を封印」というのだから、全くプライドも何もない連中です。
とはいえ、改憲右派であることがモロバレな前原*5、細野*6、玉木と言った連中の入党を認めるほど立民もお人好しのバカでもないでしょう。
これに対し党創設メンバーの松沢成文*7参院議員団代表は、党見解を「立党の精神と違う」と断じ、統一会派結成にも反対した。執行部は近く松沢氏側と「分党」の協議に入る。中山恭子*8元拉致問題担当相らが松沢氏に同調する見通しだ。
まあ玉木のようにこびへつらっても利益が無いと思うウヨの松沢らはそう動くでしょう。
一方、松沢氏らとは別に大串博志*9衆院議員も分党を主張した。大串氏は、執行部と同じ民進党系再結集論者だが、党見解を「中途半端だ」と批判した上で「考え方が違うのであれば分党させてほしい」と訴えた。
一方で「玉木なんぞと一緒では立民に行けない」と思う連中は玉木と「あいつはインチキ護憲」だという争いを繰り広げるのでしょう。まあそういうことをしたところで、両方とも切って捨てられる公算が強いでしょうけど。
■「大きく誤解を受け、ご迷惑をかけた」松本文明内閣府副大臣が辞任 記者団との主なやり取り詳報
http://www.sankei.com/politics/news/180126/plt1801260043-n1.html
松本文明内閣府副大臣（６８、自民党）は２６日、沖縄県での米軍ヘリ不時着などをめぐり不適切なやじを飛ばしたとして安倍晋三首相に辞表を提出し、受理された。
記者
『「誤解を招くような」という発言があったが、どういったことを指しているのか』
松本
『私の不規則発言は『何人死んだんだ』という発言だったと思います』
まあ酷い暴言ですね。人が死ななかったのは幸運に過ぎないでしょう。しかも名護市長選挙前にこれですからね。
*1:著書『国家への意志』（2000年、中公叢書）、『国家の役割とは何か』（2004年、ちくま新書）、『漢書に学ぶ「正しい戦争」』(2008年、朝日新書)、『「常識」としての保守主義』(2012年、新潮新書)など
*3:鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行（海江田代表時代）、代表など歴任
*4:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、民主党幹事長（海江田、岡田代表時代）、民進党代表代行（前原代表時代）などを経て立憲民主党代表
*5:鳩山内閣国交相、菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相、民主党政調会長（野田代表時代）、民進党代表など歴任
*6:野田内閣環境相、民主党幹事長（海江田代表時代）、政調会長（岡田代表時代）、民進党代表代行（蓮舫代表時代）など歴任
*7:神奈川県知事、次世代の党幹事長など歴任
*8:元ウズベキスタン大使。第1次安倍、麻生内閣首相補佐官、福田内閣拉致担当相、日本のこころ代表など歴任。夫は小泉内閣文科相、麻生内閣国交相を歴任した中山成彬
