■五十嵐仁*1の転成仁語『裁量労働制の対象拡大で「白旗」を挙げた安倍首相をさらに追い込んで改憲の野望を阻止しよう』
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2018-03-01
全く同感ですので紹介しておきます。まずは「安倍退陣、改憲阻止」よりも「労働法制改悪阻止」ですが。
【ここから産経です】
■【働き方改革】安倍晋三首相「国民に疑念を抱かせた。働き方改革法案から裁量労働制は削除する」 記者団とのやりとり全文
http://www.sankei.com/politics/news/180301/plt1803010011-n1.html
野党の追及の前に安倍ですらこうせざるを得なくなりました。もちろん「ホワエグ（自民の命名では高度プロ制度）が残っている」以上、「裁量労働制を削除すればok」では全くありませんが野党の成果と言っていいでしょう。
■【産経抄】日本が韓国につぎ込んだ費用を請求せよ ３月１日
http://www.sankei.com/column/news/180301/clm1803010003-n1.html
さすがに本気ではないでしょうが良くもこんなバカなことがいえたもんです。
■【ロヒンギャ問題】ノーベル平和賞３氏がスー・チー氏を批判 ロヒンギャ問題めぐり
http://www.sankei.com/world/news/180301/wor1803010022-n1.html
筋論からすればスーチーの態度は批判されて当然ではあるのでしょうが問題は
１）マスコミ報道を信じれば、ロヒンギャ差別を国民が容認してる（軍部だけの暴走とは言いがたい）
２）スーチーにかわる政治家がおらず、スーチー批判が結果として軍政を有利にしかねない（もちろんだからこそスーチーが「私に変わる政治家がいるのか」とばかりに批判を無視するつう問題もあるわけですが）
であり、現実を考えるとなかなか難しい話です。
■【レスリング】伊調馨*2選手が告発関与を否定 「一切関わっていない」
http://www.sankei.com/sports/news/180301/spo1803010023-n1.html
訳がわかりませんね。
可能性としてはまず告発への関与については
「伊調は告発に関わっていたがなぜか態度を変えた（「日本レスリング協会常務理事（選手強化本部長兼務）」栄氏や、彼を幹部とするレスリング協会などの圧力に屈した？）」
「実際に告発に関わってない」
の2択、パワハラの有無についても
「実際にあった」
「なかった」
の2択ですが、真相がきちんと明らかになってほしいもんです。
■【ボクシング】山中慎介*3、ＴＫＯで敗れる ネリ*4との再戦
http://www.sankei.com/sports/news/180301/spo1803010030-n1.html
ネリとやらがウエイトオーバーしておりその結果、王位が空位になってしまうことを考えると複雑な気持ちです（体重オーバーすればその分、パンチの威力も増すわけでネリが有利になる疑いがあるわけですしね）。ここは「山中の勝利、王位獲得」ですっきりしてほしかったところですがそうはいかなかったわけです。
まあ、とはいえ
山中はネリの攻めに守勢となり、１回にダウンを奪われた。２回にも続けてダウンを喫し、レフェリーが試合を止めた。
では「ネリのウエイトオーバーを割り引いても」山中もあまり偉そうなことはいえないでしょう。
*1:著書『一目でわかる小選挙区比例代表並立制』（1993年、労働旬報社）、『保守政治リストラ戦略』（1995年、新日本出版社）、『徹底検証 政治改革神話』（1997年、労働旬報社）、『政党政治と労働組合運動』（1998年、御茶の水書房）、『戦後政治の実像：舞台裏で何が決められたのか』（2003年、小学館）、『この目で見てきた世界のレイバー・アーカイヴス』（2004年、法律文化社）、『活憲』（2005年、山吹書店）、『「戦後革新勢力」の源流：占領前期政治・社会運動史論1945〜1948』(編著、2007年、大月書店)、『労働政策』（2008年、日本経済評論社）、『労働再規制』（2008年、ちくま新書）、『「戦後革新勢力」の奔流：占領後期政治・社会運動史論1948〜1950』(編著、2011年、大月書店)、『テレビはなぜおかしくなったのか』（共著、2013年、高文研）、『日本の雇用が危ない：安倍政権「労働規制緩和」批判』（共著、2014年、旬報社）、『対決 安倍政権：暴走阻止のために』（2015年、学習の友社）、『活路は共闘にあり：社会運動の力と「勝利の方程式」』（2017年、学習の友社）など
*2:アテネ・北京・ロンドン五輪女子レスリング63㎏級金メダル、リオ五輪女子レスリング58㎏級金メダル。姉の伊調千春もアテネ・北京五輪女子48kg級銀メダル
