■【神戸製鋼データ改竄】外部調査委報告、長期的、組織的な“改竄体質”、経営陣の自浄能力欠如
http://www.sankei.com/economy/news/180306/ecn1803060048-n1.html
神戸製鋼所が6日に公表した製品データ改竄問題に関する外部調査委員会の最終報告書では、全社的な“改竄体質”が浮き彫りになった。改竄は多くの拠点で長期間にわたって行われており、複数の役員が関与、アルミ・銅事業では手引書も存在していた。社内調査では判明していなかった新たな不正も発覚するなど、経営陣の自浄能力の欠如も際立っている。
(中略)
品質問題が相次いで発覚する中、神戸製鋼の製品データ改竄問題は、日本のモノづくりの信頼を大きく損なう代表的な案件と位置づけられる
(中略)
不正は半世紀近くに及ぶほど根深い。経営陣の刷新が、早急な信頼回復につながるかは未知数だ。
神戸製鋼も朝日、読売、毎日、日経ならまだしも「長期的、組織的な“デマ記事体質”、経営陣の自浄能力欠如」の産経にだけは偉そうにこんな記事を書かれたくはないでしょう。
何せ産経の場合、神戸製鋼と違い「外部調査委員会」も「社長辞任」もないですからねえ。
■京都府知事選 立憲民主党も山田啓二*1知事の後継候補に相乗り
http://www.sankei.com/politics/news/180306/plt1803060035-n1.html
「共産系候補支持」「自主候補擁立」はしないまでも、せめて自主投票にすれば少しは立民の株も上がったんですけどねえ。政治センスがないというか。
こうした立民の態度が安倍を助けてることは言うまでも無いでしょう。
■【正論】明治維新のアジア史的「意味」 東京大学名誉教授・平川祐弘*2
http://www.sankei.com/column/news/180306/clm1803060004-n1.html
戦後、左翼は福沢が「脱亜入欧」を主張したと難ずる
問題は福沢の「脱亜入欧」がアジア侵略を意味していたことにあるのですが「アジア侵略」については触れず「欧米先進文明に学んで何が問題か」と強弁する平川です。
1911年の辛亥革命で清朝は倒れ、中華民国にも代議政体が成立するかに見えた。だが維新はならず、漢民族に西洋民主制は適さない、という初代大総統・袁世凱は自分を大皇帝に推挙させようとした。1949年成立の人民共和国も、無産階級専政の実質は毛沢東独裁で、大躍進や文化大革命の大悲惨もその専制ゆえに生じた。
やれやれですね。
まず第一に日本とて国会が開設されたのは1889年(明治22年)です。それまでは大久保利通*3、伊藤博文*4ら薩長有力者による非民主的政治だったわけです。しかも最初の国会は「納税額による制限選挙」だったわけです。第二に中国での民主政治を阻害した要因の一つは欧米や日本の侵略です。そうした侵略が無ければ民主主義の確立があり得たことを考えれば侵略加害国の人間として平川のような居丈高な発言はする気になりませんね。
■答弁に矛盾、及び腰…森友問題で“失点”続きの財務省、新たな疑いが浮上するたびに対応が批判の的に
http://www.sankei.com/west/news/180306/wst1803060067-n1.html
問題は財務省では無くて安倍にあるわけですがそれを産経は絶対に認める気はないようです。
■希望の党、「原発ゼロ法案」共同提出に応ぜず 長島昭久*5政調会長「イデオロギッシュだ」
http://www.sankei.com/politics/news/180306/plt1803060029-n1.html
■立憲民主党の「原発ゼロ法案」 希望、民進両党は共同提出に応ぜず
http://www.sankei.com/politics/news/180307/plt1803070026-n1.html
立民にとってはむしろ希望や民進と共闘しない理由ができて万々歳でしょう。