今日の産経ニュース(3/12分)(追記・修正あり)

石垣市長選、現職勝利で陸自配備計画加速 「オール沖縄」の反基地は限界に
http://www.sankei.com/politics/news/180312/plt1803120004-n1.html
 極めて残念ですし「オール沖縄の奮闘、立て直し」を期待したいですが、この結果は産経が言うほど「オール沖縄の限界が来た」というほど単純でもないでしょうし、それは産経も理解しているでしょう(そもそも一般的に言って「政治の硬直化が批判される多選でない限り」選挙では現職が有利ですし。是非はともかく今の日本では三選は多選とは見なされないでしょう)。
 なお、ウヨの石垣市長はともかく陸自配備支持者ですら「中国の脅威」なんて本心では思ってないでしょう。問題は「やってくる自衛隊が落とす金」のわけです。その意味では観光客だろうと工場誘致だろうとかまわない。しかし石垣には「自衛隊の金」以外に「すぐやってくる金」がないんでしょうね。野党側もそこで「自衛隊ではなくこれで金を生む」つううまい提案も難しかったのでしょう。
 「観光じゃだめなのか」と思いますがだめなんでしょうねえ。正直、そういう意味では産経的立場ですらまともな人間なら「石垣の経済が、将来が不安だ」でしょうが、まあ、自衛隊配備さえできればいいという考えならそうはならないでしょうね。


全国犯罪被害者の会、6月解散へ 高齢化や環境整備を理由に
http://www.sankei.com/affairs/news/180312/afr1803120002-n1.html
 例の岡村勲の団体です。長く続ければいいというもんでもないですが結局厳罰論の集団でしかなかったことの限界じゃないんですかねえ。
 「故意犯だけでなく過失犯の存在も考えれば」犯罪被害者がいなくなることは残念ながら当面あり得ないし、「被害者支援(被害者の経済支援、メンタルヘルスなど)」という意味で言えば問題は決して解決したわけではないでしょう。実際、岡村の会以外に「犯罪被害者関係の団体」はあるでしょう(素人の俺はそういうことには無知ですが)。
 今後新規加入者が出ることはあり得ない「北朝鮮拉致被害者家族会」「ハンセン病被害者団体」などと違い、本来「高齢化を一因に解散」なんてありえないでしょうにねえ。それとも新規加入者を最初から断っていたんでしょうか?
 まあ、それはともかく。例の拉致被害者家族会もいっそ岡村の会のように「高齢化を理由の一つに」解散したらどうなんですかね。