■毎日新聞『慈善演奏会:厳しい運営の朝鮮学校、韓国芸術家ら支援 29日神戸で /兵庫』
https://mainichi.jp/articles/20180601/ddl/k28/040/428000c
朝鮮学校を支援している韓国のグループ「モンダンヨンピル」のチャリティーコンサートが29日に神戸市中央区で開かれる。
モンダンヨンピルは「ちびた鉛筆」の意味で、東日本大震災を機に韓国の芸術家らが結成し、公演の収益を被災した朝鮮学校に寄付するなどしてきた。代表はドラマ「冬のソナタ」にも出演した俳優の権海孝(クォンヘヒョ)さん。
こうした韓国良識派の動きに動きには日本人として頭が下がる思いですね。こうした良識派の動きが文大統領の太陽政策にも影響しているのだろうと思うとうれしい限りです。韓国社会の方が民主主義や人権意識の面で既に日本を大きく凌駕してるように思います。金大中や文在寅という「歴史に名を残す政治家」を生み出した韓国社会にはただただ頭が下がります。朴クネの時は最悪でしたけどね。
■毎日新聞『高校無償化、朝鮮学校適用外訴訟 前川氏インタビュー 政府自身がヘイトの源 「北朝鮮と同一視」間違い /福岡』
https://mainichi.jp/articles/20180509/ddl/k40/040/371000c
記者
「裁判所の判断は分かれている。」
前川氏
「裁判所まで(政権に)忖度(そんたく)している*1。(ボーガス注:原告勝訴、国敗訴の)大阪地裁判決は非常に良かったが、東京、広島などは国を勝たせるという結論ありきで「加計ありき」と同じだ。」
記者
「朝鮮学校と北朝鮮や総連とのつながりを批判する声もある。」
前川氏
「北朝鮮や総連とつながりがあることは事実だが、学校法人として独立した運営をしており、教育基本法が禁じる「(総連による)不当な支配」は見られない。朝鮮学校の生徒は日本の文化の中で育ち、第二言語として朝鮮語を学ぶ。北朝鮮と同一視するのは間違っている。両方の文化を持つダブルアイデンティティーは非常に貴重で、大事にすべきだ。」
記者
「朝鮮学校を取り巻く現状について。」
前川氏
「「官製ヘイト」だと思う。政府自身がヘイトの源になり、ことさらに朝鮮学校に対する猜疑(さいぎ)心、嫌悪感をあおっている。」
全く同感なので紹介しておきます。以前も書きましたが、前川氏のような良識派が文科官僚であったことは我が日本にとって「不幸中の幸い」だったと思います。
■蓮池透氏*2のツイッター
以下、新潟県知事選関係の蓮池ツイートをいくつか紹介しますが、花角陣営(自民、公明、維新)を批判し、池田候補(立憲民主、共産、社民、自由、国民民主)を支援しているらしい蓮池氏です。しかしまあ何を政治的に支持しようと彼の自由*3の訳ですが、次世代なんかから立候補する極右の増元とはあまりにも違いますね。増元だと、いや「増元に限らず今の家族会の連中(有本会長、横田奥さんなど)だ」とこうした蓮池氏の行為を「恩人(?)の安倍総理に敵対するのか!」とかバカ抜かすんですかね?。まあ、だからこそ蓮池氏は家族会と袂を分かったわけですが。
・古賀茂明*4
自民党候補が勝てば補助金や公共事業を増やしてやるというけど、それに頼ったら新潟経済はボロボロになるでしょう
新幹線!と叫んでもできるのは何十年も先。儲かるのは東京のゼネコンだけ。
こんなエサで騙せると思っている自民党二階幹事長たちは、新潟県民を馬鹿にしている。
ただし、県民一般はともかくゼネコン業界はそういうエサでフル稼働するのでしょうから警戒は必要です。
蓮池透がリツイート
・Hiroshi Takahashi
(ボーガス注:自民・公明陣営の、野党系女性候補に対する差別暴言が)生々しい。欧米なら一発アウトだよ、これ。
■応援弁士が「新潟県には、女性の知事は必要ないんです」と発言
http://blogos.com/outline/301555/
蓮池透が立川談四楼をリツイート
何故か海上保安庁次長は隠していない。・立川談四楼*5
新潟知事選で自公が推す花角候補はなぜ経歴を隠すのか。大阪航空局長と官房審議官海事局港湾局担当であったことをだ。森友や沖縄の辺野古問題と被ってないのであれば、堂々と載せればいいのにそれを隠し、後ろ暗いのか何故かを説明もしない。あったことをなかったことにする現政権そのままの人なのか。
談四楼は左派ではないでしょうから、まあ、穏健保守と言ったところでしょうか。さすがに「加計森友」に象徴される安倍の無法に怒りを覚えてるのでしょうが、「元自民党議員」談志の弟子とは思えない言動ではあります。「談志の人格は最悪だし、政治的方向性にも賛同しないが落語家としての才能には惚れた」つうことでしょうか。
蓮池透がリツイート
・ダルマパパ
海の暴力団幹部だった人物を新潟県知事にして良いのでしょうか!
(ボーガス注:自民、公明が擁立した)花角英世新潟県知事選候補が海上保安庁次長であった時期も現在進行形で海上保安庁は沖縄県民に暴行暴虐の限りを尽くしていましたし現在もなんら暴力はかわりません!。暴力行為の最高責任者を知事にして良いのですか?
蓮池透がリツイート
・佐々木寛*6
新潟県知事選。現在の見立てでは、投票率が前回(53%)以上でないと、こちら側の勝利がありません。逆に、それを超えれば、勝利が見えてくるという構図です。5人に3人が投票に行く選挙にできるかどうか。それがこの国の行方も決めます。
「野党共闘を支持する」佐々木氏のいう「こちら側」とはもちろん「国政野党側」のわけですがこうしたリツイートをする蓮池氏は「いろいろな意味で」安倍に対する思いは完全に批判的なんでしょう。
蓮池透がリツイート
・松尾貴史*7
さて、(ボーガス注:トランプとは意見が)「完全に一致」で「100パーセント共にある」安倍氏はどうするのかな。(ボーガス注:「最大限の圧力」という言葉は使わなくなるのか?)→
■トランプ大統領「われわれは仲よくなりつつあるので、もう最大限の圧力ということばは使いたくない」米朝首脳会談6月12日シンガポールで開催へ | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180602/k10011462231000.html
いつもながら安倍に批判的な蓮池兄です。
しかし完全に
http://rsmp.seesaa.net/article/459702851.html
■白頭の革命精神な日記『「飼い犬」が「ご主人様」に対して「釘をさす」「念を押す」??』
日本がアメリカに対して、その行動に釘を刺せるような立場ではないし、拉致問題についても、共和国*8側からまったく相手にされていない*9外交力皆無の日本としては、アメリカには「念押し」するのではなく「頼み込む」というのが正確なところ。「飼い犬」たる日本が「ご主人様」たるアメリカ様に対して「釘をさす」だの「念を押す」だの、産経新聞田北記者は、いったい何を思いあがっているんでしょうかw
の指摘通りですね。「飼い犬」安倍の念押しなんか「ご主人様」トランプにとってはどうでもいい話の訳です。
どうせ飼い犬はご主人様に逆らえないわけですから。過去にも「ブッシュjr大統領は日本側の要請なんか無視して、テロ支援国家指定解除」してますし、それでも「救う会&家族会」も政府与党も何らブッシュjr批判しないわけですから。
■産経【阿比留瑠比の極言御免】米朝首脳会談、「政治ショー化」を防げるか
https://www.sankei.com/premium/news/180607/prm1806070007-n1.html
マジレスすれば一定の政治ショー化は避けられないでしょうねえ。
ただし「俺の願望込み」ですが「プーチン訪日を安倍が歓迎したが、日露経済交流はともかく、北方領土返還には全くつながっていない」とか「先日、日本が秋田犬をザギトワ*10にプレゼントしたが(以下略)」的な「北方領土返還」という意味では「全く政治的成果なし」のようなこともないでしょう。
もちろん産経らにとっては「打倒北朝鮮でない限り成果なし」つう無茶苦茶な話の訳ですが。
政府は、7日に米ワシントンで開催される日米首脳会談と、12日にシンガポールで行われる米朝首脳会談の行方を決して楽観はしていない。米国では11月に政権の是非を問う中間選挙が行われるため、功を焦ったトランプ大統領が、北朝鮮に安易な譲歩をしかねないとの見方が浮上しているからである。安倍晋三首相は、これまで築き上げてきた信頼関係をてこに、トランプ氏が正道を踏み外さないように説く役割が求められている。
阿比留記事が6/7(木)で、来週の12日(火)の首脳会談までにはついに1週間を切りました。
それはともかく「じゃあ安易でない譲歩(妥協)って何?」「譲歩それ自体はしてもいいの?」と聞いても産経はまともに答えられないでしょう。実際は「即時核廃棄や即時一括拉致被害者帰国を主張し、受け入れられなければ制裁強化で応じればいい(もちろん北朝鮮が受け入れないことを想定した上での主張)」という「どこに譲歩があるんだ?」「お前、北朝鮮との間に交渉成立させる気ねえだろ?」つうのが産経の立場だからです。
しかし安倍や産経も「トランプとの信頼関係」とやらが全くの嘘であることを事実上認めていて実に滑稽です。
トランプ氏が、対北朝鮮強硬派であるボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を、外しにかかっているとの観測もある。トランプ氏にしてみれば、「私のやることの邪魔をするな」ということだろう。
そうやって極右・ボルトンの立場が弱くなることは大変いいことです。まあ、そもそもそれならボルトンなど最初から補佐官にすべきではなかったのですが。
トランプ氏が先月24日にいったん米朝会談の中止を表明した際には、事態は米国主導で動いていた。
北朝鮮主導とまでは言わないまでも、24日当時においてどこが米国主導なんでしょうか?
というか、現在だって決して北朝鮮主導ではないでしょう。
「即時核廃棄なんて非常識なこといっても意味がない」つうまともな見地にトランプが「事情はともかく到達した」というだけの話です。まあ産経的には「即時核廃棄主張以外全て北朝鮮主導」「妥協それ自体が北朝鮮主導」のわけですが。
全てはトランプ氏次第ということになる。そして、それは結局、「最後は安倍首相とトランプ氏の関係だ」(外務省幹部)となる。安倍首相にとって今回の日米会談は、米朝会談の政治ショー化を防げるか、のるかそるかの大勝負となるかもしれない。
安倍にトランプを翻意させるような手腕はないでしょう。そしてトランプが今後どう動くにせよそれは「安倍との関係」など全く関係ないでしょう。
■【米朝首脳会談】対北政策でポンペオ国務長官とボルトン補佐官が確執か
https://www.sankei.com/world/news/180606/wor1806060029-n1.html
ボルトン氏に関する「異変」が取り沙汰されるようになったのは、首脳会談を今月12日に行うことが改めて決まった1日のトランプ氏と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長との会談にボルトン氏が同席しなかったのが直接のきっかけだ。
米CNNテレビは、ボルトン氏が4月末に報道番組で「リビア方式の非核化」を提唱して北朝鮮の反発を浴びたのを受け、ポンペオ氏が「金英哲氏との会談に出すのは逆効果となる」とトランプ氏に進言していたと報じた。
ポンペオ氏はまた、「リビア方式」発言に関しても、補佐官就任前に北朝鮮の体制転覆を唱えてきたボルトン氏が「首脳会談の頓挫を狙った」として反発を強めているという。
一方、トランプ氏はボルトン氏を引き続き信頼しつつも、北朝鮮問題に関しては、一度は中止を決めた首脳会談を外交努力で軌道に戻したポンペオ氏に任せる姿勢を固めたとされる。
関係筋の一人は、米政権の対北朝鮮政策は「ポンペオ氏とマティス国防長官の主導で策定されている」と語るなど、北朝鮮問題での「ボルトン外し」を指摘する声は少なくない。
ボルトンのような非常識極右が力を失いつつあるのなら大変いいことです。とはいえ「大統領補佐官と国務長官で確執」なんてのは普通に考えれば異常事態で望ましいことではないですが。
■朝日新聞『(耕論)世界史の中の朝鮮戦争 菅英輝さん、朱建栄さん*11、山本昭宏さん*12』
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13527679.html
菅英輝さん*13(京都外国語大学客員教授、九州大学名誉教授)
第2次大戦後まもなくのことで、巨額の国防予算が議会で承認される状況ではありませんでしたが、朝鮮戦争で一変。1947年に誕生したばかりの米中央情報局(CIA)や国家安全保障会議(NSC)の役割が強化され、こうした組織が定着しました。(ボーガス注:トルーマン政権の)アチソン国務長官は朝鮮戦争を「天祐(てんゆう)」と歓迎しました。
なかなか興味深い指摘ですね。「戦争へ至る道」を天佑と呼んだ例としては我々は例えば「ハルノート」を天佑と呼んだ日本陸軍親ドイツ派を知っていますが。
この間日本が相談を受けなかったことは、72年のニクソン大統領による「電撃訪中」と同様に衝撃的でした。
全く同感ですね。
日本にもカードはある。1兆〜2兆円ともいわれる北朝鮮への経済協力金です。ニクソン・ショック時、日本は日中国交正常化を通じ、うまく対応しました。今回も、半島をめぐる勢力バランスの変化を踏まえ、拉致問題解決や日朝国交正常化につなげるべきです。
俺もそう思いますが、菅名誉教授のような主張をいたずらに敵視するのが家族会、巣くう会ですからね。
朱建栄さん(東洋学園大学教授)
ベトナム戦争で、米国が北ベトナムに地上軍を侵攻させなかったのは、朝鮮(ボーガス注:戦争)での経験で中国との衝突を避けたからでした。
どうなんですかね。朝鮮戦争のような形で人民解放軍がベトナムで米軍とバトルすることなど果たしてあり得たのか。
山本昭宏さん(神戸市外国語大学准教授)
米朝首脳会談で、朝鮮戦争が「終戦」したら、一番困るのは日本かもしれません。自民党政権は、(ボーガス注:改憲や軍拡の口実とするために)会談後も北朝鮮の脅威を強調し続けるのではないでしょうか。
まあ安倍や産経のような極右はそうかもしれません。これが三木武夫*14だの大平正芳*15だのある種のリベラル性を持つ首相なら話は別でしょうが。
産経
■【IOC】北朝鮮の東京・北京両五輪参加へ特別支援、日本や中国などとも協議へ
https://www.sankei.com/sports/news/180606/spo1806060026-n1.html
■【柔道】柔道の東アジア選手権に「南北合同チーム」で出場へ 韓国と北朝鮮
https://www.sankei.com/sports/news/180607/spo1806070002-n1.html
https://www.sankei.com/sports/news/180606/spo1806060026-n1.html
国際オリンピック委員会(IOC)が2020年東京五輪、22年北京冬季五輪への北朝鮮選手団の参加に向け、22日にスイス・ローザンヌのIOC本部に日本や北朝鮮、韓国、中国のオリンピック委員会関係者を集めて対応などを協議することが6日、分かった。IOCは特別プログラムで北朝鮮の五輪参加を支援する。
https://www.sankei.com/sports/news/180606/spo1806060026-n1.html
国際柔道連盟(IJF)は6日、ウランバートルで9日に開幕する東アジア選手権の団体戦に、韓国と北朝鮮が南北合同チームで臨むと発表した。
朝鮮半島の緊張緩和という意味で大変いい流れだと思います。
■産経『青森漂着の北朝鮮船から特殊な黒革靴 「漁民に不要」と国会で質疑』
https://www.sankei.com/world/news/180606/wor1806060024-n1.html
青森県佐井村の海岸に昨年11月に漂着した北朝鮮からとみられる木造船から、漁民には不要な革靴が見つかっていたことが、4日の参院拉致問題特別委員会で取り上げられた。
国民民主党の川合孝典氏が「この船からは、およそ漁民のものとは思えないシークレットブーツのような特殊な黒革靴が見つかっている。別の意図を持って日本の海岸に接近したのではないか」と警察庁の認識をただした。
同庁の小島裕史官房審議官は「青森県警が木造船内の確認や周辺地域の捜索を予断を持たずに慎重に実施した結果、不審者は認められなかった」と述べるにとどめた。
まあ馬鹿馬鹿しいですね。こんなくだらない質問をして恥ずかしくないんですかね?
■産経『「あなたの娘は北朝鮮が拉致。私は北関係者」…仲介持ちかけ80万円詐取 秋田で男逮捕』
https://www.sankei.com/world/news/180606/wor1806060017-n1.html
率直にいって荒木ら巣くう会が特定失踪者家族だの拉致被害者家族だの相手にやってることは本質的にはこれと変わりません。特に特定失踪者なんか明らかに拉致じゃないですからね。
違うのは「被害者たちが騙されてることを認めないから逮捕起訴されない」ことだけでしょう。
まあ率直に言って今までこういう詐欺事件が「巣くう会以外になかった」事の方が驚きですね。巣くう会を見てれば「北朝鮮拉致でカネがだまし取れる」と思って実行しようとする人間がいて何ら不可思議ではない。
■毎日新聞『佐藤正久*16副外相寄稿「北朝鮮に簡単にアメを与えてはいけない」』
https://mainichi.jp/articles/20180606/mog/00m/010/003000c
ばかばかしい。こんなことを言っていてはいつまで経っても問題は解決しません。産経や読売ならまだしも毎日ですらこれです。絶望的な思いになります。
■東洋経済オンライン『北朝鮮交渉では「金体制の保証」が不可欠だ』
https://toyokeizai.net/articles/-/223677
関係国からの外交および経済的な支援を得て、南北統一への道筋が見えてきた段階になってようやく、北朝鮮の深刻な人権問題の解決へと議論を進めることができる。
この段階になれば、韓国と国際社会はともに経済的な影響力をテコに、人道問題に関して改革を進めるよう北朝鮮を説得できるようになっているはずだ。連邦制を通じて南北政府の関係がより緊密なものとなっていれば、改革実現の可能性はさらに高まる。
(中略)
北朝鮮国内で本当の改革を生み出すには、金正恩体制にとって受け入れ可能な状況を作り出すしかない。
長い目で見れば、これが北朝鮮の一般国民の生活水準を引き上げ、個人の自由を拡大するための最善のアプローチだ。
「漸進的改革しか道はない」、全くその通りだと思いますね。
■産経【北朝鮮拉致】解決へ全国キャラバン UAゼンセン、街頭署名活動
https://www.sankei.com/affairs/news/180605/afr1806050029-n1.html
仮にも労組の看板を掲げた団体が「今ホットな話題である働き方改革法案(という名の働き方改悪法案)」への抗議運動をないがしろにして、こんな右翼運動に力を上げてるのかと思うとあきれて二の句が継げませんね。
こんなことは労組がすべきことではないし、そもそもやるべきことは日朝外交交渉であり、こんなどうでもいい署名活動ではありません。
■時事通信『北朝鮮で活動するNGOネットワーク「KOREAこどもキャンペーン」声明 「朝鮮半島から始まる平和への歩みを歓迎し、対話の継続を望みます」』
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000014.000030680&g=prt
・日本も「最大限の圧力」「拉致と核とミサイルの包括的解決」にとどまることなく、対話姿勢をもって積極的に関与し、一つずつ成果を積み重ねる機会として生かすときではないでしょうか。
・外交交渉の過程では合意が困難な場合もあるでしょう。しかし、その解決に武力を用いたり、交渉を一方的に打ち切ったりすることは後退でしかありません。対話を絶やさない真摯な態度こそが平和を実現する道です。
全く同感なので紹介しておきます。
■産経『「トランプはイランがそんなに憎いのか」 米の制裁再開でイランのじゅうたん業界も打撃必至』
https://www.sankei.com/world/news/180605/wor1806050050-n1.html
正直、トランプにとって北朝鮮とイランの違いは何なのかと首をひねります。
トランプが反イスラムだからか。トランプが親ユダヤロビー、親イスラエルだからか。
■産経【激動・朝鮮半島】シリアのアサド大統領が訪朝に意欲 時期は不明も「金正恩氏に会う」と伝える
https://www.sankei.com/world/news/180605/wor1806050051-n1.html
どういう流れなのか、よくわからず困惑しますが、いずれいろいろわかってくるのでしょう。
■産経『日米韓外相会談の開催検討 米朝首脳会談直後、ソウルで』
https://www.sankei.com/politics/news/180605/plt1806050039-n1.html
どう見ても韓国と米国が描いた外交設計図に「日本も参加してくれ」と言われて乗っかったという図でしかないでしょう。結果的には「それでいい」と個人的には思いますが日本の主体性がまるでないことは否定できません。
■産経『韓国大統領の訪露調整 ロシアW杯期間中』
https://www.sankei.com/world/news/180605/wor1806050030-n1.html
当然ながら北朝鮮問題が訪露の重要テーマの一つでしょう。安倍がただただ制裁に固執する一方で明らかに文大統領は外交解決をリードしています。
プーチンとの友好関係をアピールする安倍ですがこれで文大統領が、プーチン*17大統領やメドベージェフ*18首相と言ったロシア政府大幹部と会談し、北朝鮮問題でなんらかの共同声明でも出せば完全に安倍のメンツも丸つぶれです。
■日経『徴用工像設置は「違法」 韓国首相』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3139409005062018PP8000/
今まで「外交儀礼に反する」、つまりマナーに反するとしか言ってなかった韓国政府がついに違法呼ばわりです。そのでたらめさには怒りを禁じ得ませんね。日韓関係は大事ですが、そのために徴用工銅像設置を妨害し安倍にこびるなんて恥ずかしいことは辞めるべきです。大体、慰安婦銅像との扱いの違いが説明がつきません。それとも今後慰安婦銅像まで違法呼ばわりし撤去する気でしょうか。
■現代ビジネス『いま日本で「韓国人」になりたがる女子高生が急増中…なぜ?』
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55941
もちろん「韓国人女性アイドルに憧れて、そのファッション(濃いアイラインと赤い口紅が特徴だそうです)をまねしたがる女子高生急増中」て話ですね。
昔の「アムラー(安室奈美恵のファッションをまねした女性)」なんかと話は同じです。
「韓国アイドルへの憧れ」は必ずしも「韓国の政治経済、歴史や伝統文化への関心を意味しませんが」、こうした話は韓国への差別意識がないと言うことでしょうから大変いいことです。
参考
■アムラー(ウィキペディア参照)
歌手・安室奈美恵を模倣したファッションする人をいう。1995年に現れ、1996年をピークに女性の間で流行し、同年の「新語・流行語大賞」のトップテン入賞も果たした。
ミニスカート・厚底ブーツ・ロングヘアに茶髪・剃り落とした後に描いたような極端な細眉が特徴で、日焼けサロンなどで焼いた浅黒い肌も好まれた。
■【産経抄】6月5日
https://www.sankei.com/column/news/180605/clm1806050003-n1.html
米紙ワシントン・ポストによると、12日にシンガポールで開かれる史上初の米朝首脳会談で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、五つ星の最高級ホテルでの宿泊を望んでいる。スイートルームなら1部屋1泊6000ドル(約65万円)もかかる。
▼代表団の滞在費は、外貨が極端に不足している北朝鮮がとても支払える金額ではない。そこで、関係国に肩代わりを求めているというのだ。なんともあつかましい提案だが、シンガポール政府や昨年ノーベル賞を受賞した民間団体「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」は、負担する意向を示している。
昨日(6/4)視聴したTBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」でも森本が「ミサイル開発に金使ってるのに」だのと悪口してましたがまあ、どうでもいい話です。森本やTBSラジオもそうですが、そんなくだらない北朝鮮への悪口よりも「米朝会談の動向」について語るべきですし、非難するならこんなことより安倍や麻生を「加計森友」などで非難すべき。つうか安倍や麻生の居直りを「野党の追及もぬるい」とか「自分らマスコミがろくに安倍、麻生批判しないことを棚に上げて」、抜かしてたんだから森本とTBSラジオも呆れたバカですが。
まあそれはともかくこんなことは北朝鮮、米国、シンガポールなど関係各国で話を付ければいいだけの話。部外者がどうこう言うことでもない。
まああえて俺のような部外者が何か言うとしたら「とにかく円満に解決してほしい」ですね。まあ、こんなことで米朝も必要以上に対立して「会談やーめた」はさすがにないでしょうが。
ICANの「負担の意向」は本心と言うより*19、「それだけの期待を米朝会談にしてることのアピール」でしょうね。実際にはシンガポールあたりが負担することになるのでしょう。どこの国も負担せずにICANの負担ではシンガポールなど関係各国のメンツも立たないでしょうし。
シンガポールの意向について言えば、米朝会談で成果が出れば「場所を提供したシンガポールの国際的評価も上がる」のでこの程度の負担は十分ペイする、むしろここでこんなことで会談中止にでもなったらシンガポールのメンツが潰れるという判断なのでしょう。
トランプ米大統領との会談に臨む正恩氏の狙いは、体制の保証と経済支援の約束を取り付けることだ。トランプ氏は財政的支出については、日本と韓国、中国に任せる考えだという。日本が応分の負担を引き受けるにしても、それは北朝鮮がすべての核兵器を廃棄し、拉致被害者全員の帰国がかなってからの話である。
やれやれですね。そんなことを言ってたら北朝鮮問題は一歩も前に進みません。まあ、実際にはトランプに応分の負担を求められたら安倍は応じるでしょうし、産経も批判できずにだんまりでしょうが。
参考
https://www.asahi.com/articles/ASL6355P7L63UHBI00Z.html
■朝日新聞『米朝会談の正恩氏宿泊費、誰が? ICAN「用意ある」』
米紙ワシントン・ポストは1日、観光名所マーライオン像のすぐ近くにあるフラートンホテルへの宿泊を北朝鮮側が希望していると報じた。
(中略)
宿泊費について同紙は、「プライドは高いが貧しい国家は、ホテル代を外国に支払わせようとしている」として、外貨不足の北朝鮮に代わってシンガポール政府に負担要請が行くとの見立てを報道。シンガポールのウン国防相は2日、同政府が会談に伴う何らかの費用を負担する意向を示した。
一方、昨年のノーベル平和賞を受賞し、約1億2千万円の賞金を得た国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)も「核兵器をなくすことに貢献するためなら、宿泊費を負担する用意がある」とツイッターで表明した。
■安倍晋三首相「G7で米朝首脳会談の成功を後押し」 6日から米加訪問へ
https://www.sankei.com/politics/news/180604/plt1806040038-n1.html
菅義偉官房長官は4日の記者会見で、トランプ氏が北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長との会談後、「最大限の圧力という言葉はもはや使いたくない」と発言したことに関し「(トランプ氏は)『北朝鮮が行動するまで制裁を解除しない』とも発言しているので、基本方針は維持されている」と述べ、圧力路線に変更はないとの認識を示した。
菅も本心では自分の発言が詭弁だとは理解してるでしょう。
もちろん相手は「あのトランプ」なので今後、平然と食言する可能性もありますが、現時点では明らかにトランプは融和政策の方向に舵を切っています。これで「状況が変わっていない」などというのは強弁でしかありません。
結局「トランプが北朝鮮への経済支援を日本に正式に要求するなど、強弁がどうしても無理、不可能になるまでは強弁を続ける」「そのうちにトランプと北朝鮮でもめ事が生じることを期待する」つう話なんでしょうが、日本が主導権を握ってるどころか完全に蚊帳の外、他力本願です。
■産経【劇場型半島】金正恩氏の誤算はこうして生じた…トランプ氏に封じられた「こけおどし」と「瀬戸際戦術」
https://www.sankei.com/premium/news/180604/prm1806040007-n1.html
「6/12米朝首脳会談の結果次第」とはしながらも「日中韓に北朝鮮経済支援をするよう働きかけるつもりだ」とトランプが明言してるのに何が誤算なんでしょうか?
むしろ北朝鮮は一定の成果を得ているし、誤算なら「日中韓に北朝鮮経済支援をするよう働きかけるつもりだ」というトランプ発言を阻止できなかった安倍政権の方でしょう。安倍が「是非、我が日本政府に北朝鮮支援をやらせてください」とトランプに働きかけたわけでもないでしょうからね。
■産経【北朝鮮拉致】河野太郎外相 「米国頼みではない。日米が連携」 有田芳生氏に反論 日本人拉致問題対応で
https://www.sankei.com/politics/news/180604/plt1806040012-n1.html
安倍や河野が強弁したところで連中は「南北首脳会談や米朝首脳会談でとリあげるように文大統領やトランプ大統領にお願いした」なんてことしか言わないんだから立派に韓国頼み、米国頼みでしょう。文句があるなら日朝交渉で成果を上げてみろという話です。
■産経【野口裕之の軍事情勢】韓国の文在寅大統領は米朝「橋渡し」役にあらず 目指すゴールは同じではない!?
https://www.sankei.com/premium/news/180604/prm1806040005-n1.html
トランプ大統領は5月24日、米朝首脳会談の中止を表明し、金委員長にこんな書簡を送った。
《私たちは、会談は北朝鮮が求めたものだと伝えられたが、それが見当違いだったということが分かった》
複数の日米外交・安全保障関係者*20が、「橋渡し」役たる文在寅政権は北朝鮮の米朝首脳会談実施に向かう姿勢&言動を「加工」した上でトランプ政権に伝えていたと観測。書簡は、トランプ大統領の不快感を示唆したと分析しているのである。
もちろん野口も全て解った上で放言してるのでしょうがそういう話ではないですね。
「北朝鮮が米朝首脳会談を熱望してると文大統領から聞いたが、最近の北朝鮮の態度はとてもそうは思えない」つう牽制発言でしかありません。文大統領が嘘つきだとかそういう話ではない。
そんな失礼なことはトランプも言うわけがない。あえて言えば「お前、文大統領にいってる事と本当の考えと違うんじゃないのか!」つうことで嘘つき扱いはむしろ北朝鮮サイドでしょう。
■産経【米朝首脳会談】終戦宣言は在韓米軍の撤退を求める根拠に
https://www.sankei.com/world/news/180603/wor1806030030-n1.html
俺個人は「在韓米軍不要」の立場ですがそれはさておき。一応「在韓米軍の是非」と「朝鮮戦争終結」は別問題です。
「戦争が公式に終結しない限り、緊張関係は緩和されない。それは適切ではない」という見地に立てば終戦すべきですし、そうした意見は必ずしも「在韓米軍撤退」とイコールではない。
「在韓米軍の根拠に北朝鮮との戦争状態をあげられない」つうだけの話です。まあ正式終戦した場合に仮に「それでも在韓米軍を駐留させる」として米国や韓国が「北朝鮮の脅威」をあげるのか、「中国、ロシアなどそれ以外の脅威をあげるのか」、それとも「外交関係に配慮して何が脅威かは明確にしない」とするのかはともかく。
■産経【正論】北の交渉力を侮ってはならない 京都大学大学院教授・中西寛*21
https://www.sankei.com/column/news/180601/clm1806010004-n1.html
まともな常識のある人間はそもそも侮らないでしょうし、侮りまくってきたのは産経のようなウヨなんですが。
多くの北朝鮮専門家の指摘によれば、北朝鮮エリートは、自国に対する評価も含めて外部世界の状況をかなり正確に掌握しているらしい。今回、ボルトン*22大統領補佐官やペンス*23副大統領を名指しでなじったのは北朝鮮のベテラン外交官であり、その発言がどのような効果をもたらすか十分に計算しなかったとは考えにくい。
・もちろん中西氏のいう「北朝鮮専門家」とは北朝鮮を侮りまくってきた
・荒木和博(特定失踪者問題調査会代表、予備役ブルーリボンの会井代表、拓殖大学海外事情研究所教授。元巣くう会事務局長)
・西岡力(麗澤大学客員教授、モラロジー研究所歴史研究室長、巣くう会会長。元東京基督教大学教授。)
・島田洋一(福井県立大学教授、巣くう会副会長)
ではなく、北朝鮮に対して「それなりの外交能力を有している」と一定の評価をしてきた
・伊豆見元*24(東京国際大学国際戦略研究所教授、静岡県立大学名誉教授)
・礒粼敦仁*25(慶應義塾大学准教授)
・小此木政夫*26(九州大学特任教授、慶應義塾大学名誉教授)
・平岩俊司*27(南山大学教授)
・和田春樹*28(東京大学名誉教授)
などのメンツでしょう。産経文化人でもある程度まともな人間は巣くう会なんか相手にしないわけです。
・■白頭の革命精神な日記『「寛大さ」と「アメリカの無茶の被害者としてのワタシ」を描き出すキム・ゲグァン談話の戦略性』
http://rsmp.seesaa.net/article/459606640.html
も指摘していますが、
1)あくまでも名指しで非難されたのはボルトン補佐官とペンス副大統領であって「ポンペオ*29国務長官やトランプ大統領ではない」こと、
2)非難理由は「リビア方式」をボルトンらが主張したこと
という「限定的非難」なので「その発言がどのような効果をもたらすか十分に計算していた」と見るべきでしょうねえ。
・金正恩氏が大連に飛んで中国の習近平国家主席と会談したことも、偶然とは思えない。
・金正恩氏は平昌オリンピックに妹の金与正氏*30を派遣し、中韓首脳それぞれと2度の首脳会談を行って理知的で如才ない姿を示し、米政府高官のポンペオ氏を2度も招いた。こうした外交活動を演出できる北朝鮮が、わずか数カ月間の経済制裁やトランプ氏の強硬姿勢に音を上げて膝を屈したと見るのは、いささか楽観的すぎるのではないだろうか。
珍しく産経が金正恩高評価です。
米朝交渉が決裂したとしても、アメリカが制裁強化や軍事オプションに訴えることは昨年と比べてはるかに困難になっている。中露の協力がなければ制裁は実効的とならないし、韓国もアメリカの軍事制裁には強硬に反対するだろう。
制裁強化はともかく軍事力行使なんか論外でしょう。まあ中露韓の三国は軍事力行使に反対するでしょうが、日本やEU諸国も同様に反対じゃないですかね。
軍事力行使に賛成する国なんかないんじゃないか。
北朝鮮がアメリカの求める完全かつ検証可能で不可逆な非核化(CVID)を原則として受け入れる可能性もある。しかし米専門家が最近示したように、CVIDを実現するには10年程度の期間がかかるから、その間北朝鮮への制裁を続けることは現実的でなく、北朝鮮への制裁緩和や平和体制への移行と同時進行にならざるを得ないだろう。
すでに北朝鮮国内では元山市近郊での大規模リゾート開発が進んでいる。
まあそうならざるをえないんじゃないですかね。そして「北朝鮮の政権転覆を主張する極右でない限り」それは必ずしも悪いことではないでしょう。
■TBS『自民・竹下総務会長、拉致問題は「日朝首脳会談を視野に」』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3385580.html
自民党の竹下*31総務会長は拉致問題について、「日朝首脳会談を視野に入れて解決し、国交樹立まで結びつけていく」という考えを示しました。
「国交樹立を視野に入れる」とは、竹下氏もずいぶん思い切ったことをいったもんですが、これは安倍首相、河野外相や外務省などの了解を得た上での発言なんでしょうか?
■日経新聞『韓国、米朝と3カ国で「終戦宣言」案 、文大統領がシンガポール訪問検討』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3130813002062018EA2000/
トランプ米大統領が言及した朝鮮戦争の終結に関し、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6月12日に開く米朝首脳会談の直後にシンガポールを訪れ、米朝と終戦を宣言する案を検討している。
実際に終戦宣言がでるのなら「朝鮮半島の緊張緩和」という意味で大変いいことだと思います。
ただし引っかかるのは「中国」が入ってないことですね。中国を除外した終戦宣言は適切ではないでしょう。
■日経新聞『韓国ロッテが中朝露事業に新組織 投資検討、南北経済協力にらむ 』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31312740T00C18A6I00000/
韓国ロッテグループは3日、中国、北朝鮮、ロシアでの事業推進の可能性を探る社内組織「北方TF(タスクフォース)」を設置したと発表した。
(中略)
ロッテは2002年から14年まで、南北経済協力の象徴だった北朝鮮の開城工業団地にチョコパイやサイダーを供給したほか、北朝鮮企業と合弁で平壌にチョコパイ工場建設を検討したことがある。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が署名した「板門店宣言」は、ロシア国境付近から朝鮮半島東部沿岸を縦断する「東海線」と、ソウルから平壌を経由して中朝国境付近の新義州に至る「京義線」に関して、鉄道と道路の現代化を目指す方針を確認した。ロッテは北朝鮮の経済開発は中ロ2カ国との連携がテーマになるとみて、TFの形を決めたもようだ。
ロッテもずいぶんと気の早いことです。とはいえロッテの読み通りに話が動けば朝鮮半島の平和という意味で悪いことではありません。
■毎日新聞『正恩氏、1泊65万円スイート希望 費用、誰が払う?』
https://mainichi.jp/articles/20180603/k00/00m/030/022000c
12日の開催が決まったシンガポールでの米朝首脳会談で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長一行の宿泊費用の負担方式が、現地で調整を続ける米国側担当者にとっての「難問」として浮上している。米紙ワシントン・ポスト(電子版)が関係者の話として伝えた。同紙によると、北朝鮮側が希望する五つ星ホテルの大統領クラスのスイートルームは1部屋1泊6000ドル(約65万円)以上で、外貨不足に悩む北朝鮮は関係国による支払いを要求しているという。
で「会談相手米国、仲介役韓国、開催地シンガポールのどこかが肩代わりする」つう案(なお、米国や韓国に借りを作りたくない北朝鮮の意向や、シンガポールと比べ国内の反北朝鮮政治勢力の数が多く、トランプ政権や文政権がめちゃくちゃな攻撃を受けかねない米韓の政治状況に配慮しシンガポールが最有力)が出てるそうですが
1)少なくとも形式的には安保理制裁決議や「米国の独自制裁措置」に抵触する恐れがある
2)米国内保守派から「トランプは北朝鮮に甘い」という非難が来る危険性がある
わけです。
まあ、いざとなれば、1)は例外措置として合法化、2)は「対談で成果を出すためには仕方ない」と釈明ですむ話ではありますが。
ちなみに島田洋一は「自分が泊まるんだから北朝鮮が払えばいい、払えないならランク落とせばいい」とツイートしてますが、まあ多分そうはならないでしょうねえ。
そして島田ツイートも「どんな形でアレ米朝首脳会談が潰れればいい」と思ってるに過ぎないでしょう。
■産経【米朝首脳会談】「終戦宣言」に色めきだつ文在寅政権 南北協力策頓挫の危機脱出に胸なで下ろし
https://www.sankei.com/world/news/180602/wor1806020049-n1.html
ということは産経や安倍的には「トランプ批判は、目下、子分としてできない」が「トランプは酷い、なんて奴だ!」なんでしょうか。
■産経【米朝首脳会談】安倍晋三首相、再決定に「期待」 政府、対北支援「拉致解決・非核化後」変わらず
https://www.sankei.com/politics/news/180602/plt1806020025-n1.html
「6/12の会談の成果次第」という条件付きではありますが、「今後、日中韓に北朝鮮支援をするよう働きかけるつもりであること」をトランプが認めてるのに全く木で鼻をくくったようなふざけた安倍の態度です。
「トランプは結局、日本に支援を求めない」と判断してると言うよりは「とにかくトランプの発言については今の時点では『仮定の問題には答えられない』として無視する、なかったことにする。」つうことなんでしょう。仮にトランプが本当に会談後に日本に支援を求めれば「はい、解りました」「日米友好関係を維持するためには仕方がない」でOKして終わりでしょうね。
■東洋経済オンライン『体制を保証?トランプの「譲歩」はヤバすぎる:「個人崇拝のカルト国家」の存続を許すのか』高橋浩祐
https://toyokeizai.net/articles/-/223429
トランプ政権は6月12日に予定される米朝首脳会談に向け、5月17日、非核化の見返りとして北の「体制保証」を明言した。このため、米朝首脳会談ではアメリカが求めている非核化と、北朝鮮が求めている体制保証について、実際にどのような合意があるかどうかに注目が集まる。
ただ、もともと「自由の国」アメリカがこのような個人崇拝のカルト国家の体制を保証していいものなのか。
こういう非常識なことをいう人間には心底呆れますね。
政権転覆なんかできるわけもないし、そんなこと言ったら北朝鮮は絶対に核廃棄なんかしない。
しかしまさか「トランプて、エルサレム首都支持、コニーFBI長官更迭(ロシアゲートの捜査妨害の疑い濃厚)とか無茶苦茶なところも多いので、とても全面支持なんかできへんし、早く大統領を辞めてもらいたい。1期丸々在任つう最悪の場合でも再選だけは阻止したいけど、北朝鮮問題では意外と現実的ヤン、まともやん。安倍とか産経の方がずっと異常やん」と思う日が来るとは思ってもみませんでした。
北朝鮮側の受け止め方はどうか。東京都小平市にある朝鮮大学校の李柄輝准教授は5月26日に都内で行われた講演会で次のように述べた。
「朝鮮側からすれば、大統領の言葉だけでは信用できない。どうやって知恵を集めて、体制保証のシステムを作っていくのか。これが課題だと思っている」
まあ「朝鮮戦争正式終戦」「米朝国交樹立」「制裁解除」「在韓米軍撤退」などなんらかの具体的政策がなければ、口約束だけでは北朝鮮も信用しないでしょう。
では、北朝鮮側が求める体制保証とは具体的にどのようなものなのか。
(中略)
ハンギョレ新聞など韓国メディアの4月13日の報道によると、米朝首脳会談に向けて行われた米朝による実務接触で、北朝鮮は非核化の見返りとして、軍事的脅威の解消と体制安全の保証に向けた5つの措置を米国側に案として提示したという。
その内容は、①米国の核戦略資産(兵器)の韓国からの撤退②米韓合同軍事演習における核戦略資産の展開の中止③通常兵器および核兵器で攻撃しないという保証④停戦協定の平和協定への転換⑤米朝の国交正常化――である。
ちなみに、文大統領は4月19日の韓国報道機関幹部との会合で、北朝鮮が非核化の見返りとして、「在韓米軍撤退のように米国が受け入れられない条件を提示していない」ことを明らかにしている。
まあ交渉においてハッタリかますのは普通ですので①〜⑤を本当に全部求めてるかどうかはわかりません。優先順位はあるかもしれない。
ただし、仮に「①〜⑤全部」本当に要求してるとしても「在韓米軍撤退」「(韓国内だけでなく*32)米国本土からも核撤去」などは求めてないのでかなり米国に配慮してるとはいえるでしょう。
「平和」と「自由」のどちらが重要だろうかと問われれば、あなたはどちらを選択するだろうか。
もちろん「双方を目指す」のが理想ですが、あえて「究極の選択」なら俺は「平和」ですね。「自由のためなら死んでもいい、戦争になってもいい」つうほど俺は勇敢(?)じゃありません。
ちなみにこの記事への批判コメント。
仮にも「国際ジャーナリスト」を名乗るなら、まずは歴史を学んでください。
「米国は権威主義国家に体制保障を与えない」?
(ボーガス注:チリ・ピノチェト政権など)南米の数々の軍事政権やかつての(ボーガス注:フセイン)イラク、(ボーガス注:パフレヴィー朝)イラン、現在のサウジアラビアなど、数えきれないほどの権威主義国家を支援、友好国としてきてますよ。
米国は自国の国益のために動くのであって、「民主主義」や「人権」などは外交カードに過ぎません。
失礼な言い方は承知の上だが、筆者は「自由」の名のもとにより多くの暴力を是認しようとしているようにも思えてしまう。
イラクに自由をもたらすための戦争のその後の経過と結果を,この著者はちゃんと分かっているのかな。分かっているのなら,アメリカによる自由のための戦争の帰結がどのようなものか,想像力を働かせてもよいのでは。
だからどうしろと言うのか?
北朝鮮の非人道的なふるまいを糾弾するだけではそこらへんのネトウヨと何も変わらない。国際ジャーナリストを自称するならもう少し建設的な意見を述べるべきでは。
全く同感ですね。
■産経【激動・朝鮮半島】「北朝鮮を疑い続けては対話に支障」 韓国国防相が対北姿勢で日本批判
https://www.sankei.com/world/news/180602/wor1806020031-n1.html
韓国の宋永武国防相は2日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で、小野寺五典防衛相が北朝鮮の対話姿勢に不信感を示したことに対し「北朝鮮を疑い続けては対話に支障が出る」と批判した。
日韓関係を考えればこういうことは普通言いませんが韓国側も安倍ら日本の態度がよほど腹に据えかねてるのでしょう。まあ正直、本音はともかく、日本程、北朝鮮との対話外交に否定的な国もないですからね。
韓国だけでなく米中露、EU諸国など、全て対話支持でしょう。
■産経【米朝首脳会談】日米関係「大丈夫か」 トランプ氏発言に国民民主・玉木雄一郎共同代表
https://www.sankei.com/politics/news/180602/plt1806020020-n1.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180602/k10011462231000.html
トランプ大統領は、キム副委員長とは制裁や朝鮮戦争の終結をめぐって意見を交わしたと明らかにし、首脳会談でも戦争終結が議題になる可能性があると指摘しました。
そして、「われわれは仲よくなりつつあるので、もう最大限の圧力ということばは使いたくない。対話が破綻するまで新たな制裁はかけない。北朝鮮が非核化に応じないかぎり、制裁は解除しないが、解除できる日が来ることを楽しみにしている」と述べました。
さらにトランプ大統領は、キム委員長が権力の座にとどまったままでも北朝鮮の変革は可能だとしたうえで、「日本や韓国、中国が助けてくれるだろう。アメリカは多くのカネは使わない」と述べ、将来的には北朝鮮の発展のために、日本や韓国などが支援することになるという考えを示しました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31303490S8A600C1NNE000/
インタビュアー
「12日の首脳会談で北朝鮮に経済支援を約束するのか。」
トランプ
「米国が資金提供することはないと思う。韓国がすると思う。正直にいうと中国も支援すると思う。日本もすると思う。」
なんて話が出てくれば玉木のように「トランプは日本政府に北朝鮮経済支援をお願いするかもしれないとか、北朝鮮との交渉が進展してるので『最大限の圧力』という言葉は今後使わない、なんて言ってるけど、明らかに従来の日本政府の立場と違うのではないか。米国と意思疎通がとれてるのか?」つう指摘が出るのは当然の話です。
つうか本来、家族会や救う会からでてもおかしくない指摘なんですけどねえ。
■日経新聞『「朝鮮戦争終結も協議した」 トランプ氏の発言全文:米朝首脳会談に関し』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31303490S8A600C1NNE000/
ということは正式終戦(和平協定締結)もありうるということなんでしょうか?。「過剰な期待はもちろん禁物」ですが、期待したいところです。正式終戦すれば「緊張緩和」という意味では意味が大きいし、北朝鮮側が公式に表明してる「核保有の動機」の一つ(戦争が未だ公式には終結しておらずいつ米国が侵攻するか解らないから国防上、核を持たざるを得ない)が消えるわけです。
「中国の習近平*33(シー・ジンピン)国家主席はこの件に関していろいろと助けてくれて多くの成果があったと思う。今後の進展に期待しよう」
「私は習主席と良い関係にある。良い人だ。中国を愛している。」
北朝鮮問題を解決するためには、ある意味当然ではあるのですが、中国との協調関係をアピールするトランプです。まあこう言いながら中国相手に制裁関税とかトランプもいい度胸してますが、「それとコレとは別」というんでしょうか?
まあ、他にも「安倍とは仲良しだ」といいながら日本相手に報復関税とかありますけど。
「我々は6月12日にシンガポールに行く。それは始まりにすぎない。1回の会合で成果があるとは決して言っていない。」
「1回の会談からではなく(複数回の会談を通じて)多くの良いことがある。」
「6月12日から始めよう。」
「我々がやることの全容は6月12日に分かる。何が起きるか見てみよう。」
「これは過程だ。6月12日に過去にない署名をするようなことはない。取り組みを始めるだけだ。私は金英哲氏らに(非核化は)ゆっくりやっても良いと伝えた。」
「数時間の会談で突然すべてが決まるというのはすばらしいとは言えないだろう。そうなるとは思わない。時間をかけてどうなるか見てみよう」
「私は『(非核化は)ゆっくりで良い』と伝えた。」
ということで「6/12の会談で全てが一気に解決する事は期待しないでほしい」と予防線を張るトランプです。6/12の首脳会談では大筋合意のみがされ、細かい点は今後の実務者協議になるのでしょう。
意外とトランプも現実主義のようです。
インタビュアー
「12日の首脳会談で北朝鮮に経済支援を約束するのか。」
トランプ
「米国が資金提供することはないと思う。韓国がすると思う。正直にいうと中国も支援すると思う。日本もすると思う。米国が多額の資金支援をすることはないと思う。北朝鮮は3人の米国人の人質を抱えていた。私が人質1人あたりにいくら使ったと思うのか。」
「米国は(北朝鮮から)とても遠い。日中韓は近い。隣国だ。我々は6000マイルも離れている。日韓には(支援を)準備するように伝えた。彼らは隣国だ。米国はそうではない」
「北朝鮮は立派な国になる可能性がある。韓国もそれを援助するだろうし、日本も大いに援助するだろう。中国も大いに手助けするだろう」
なかなか面白いコメントですね。トランプは「詳細については語らない」ものの、事実上バーター取引で身柄拘束された米国人の解放を実現したことを認めています。
また「6/12の会談の成果次第」という条件付きではありますが、「今後、日中韓に北朝鮮支援をするよう働きかけるつもりであること」も認めています。
まあ他の人間(習主席、文大統領、プーチン大統領など)が「日本政府に北朝鮮への経済支援をお願いしたい」といったら「ふざけるな、そんなことできるか!」などとマジギレしてるであろう日本ウヨ(産経、救う会、拉致議連など)も相手がトランプではだんまりでしょうね。
なお、具体的な話がでないと評価は困難ですが、俺個人はバーター取引でしか核廃棄はできないだろうと思ってますので、日中韓による北朝鮮への経済支援それ自体には反対はしません(個人的には日中韓だけでなく米国も北朝鮮への経済支援に乗り出すべきだと思いますが)。
しかしこうなると「多くの問題(移民問題、温暖化問題、パレスチナ問題、未だに疑惑が否定できないロシアゲート問題など)においてはヒラリー・クリントン大統領の方がましだった」と思う俺ですが、北朝鮮問題だけは「怪我の功名」になるかもしれませんね。クリントンで果たしてこういう対話方向にいったかどうか。
俺にとってトランプは今のところ「イラク派兵、靖国参拝などは評価できないが訪朝による拉致被害者帰国は評価できる小泉*34元首相」「金権政治は評価できないが、第18富士山丸船長解放をもたらした訪朝は評価できる金丸*35元自民党副総裁」みたいなもんです。
インタビュアー
「12日の首脳会談で朝鮮戦争を終結する考えはあるのか。」
トランプ
「可能かもしれない。それについて(金英哲氏と)話し合った」
是非、正式に終戦してほしいもんです。なお現状の38度線は従って国境ではなく建前では停戦ラインに過ぎません。
「多くの追加制裁のメニューがある。ただ金英哲氏は尋ねなかったが私は対話が決裂するまでは発動しないと伝えた。良い対話をしているのに発動するのはおかしい」
まあそりゃ少なくとも首脳会談前に追加制裁をするようなバカなことは普通の人間はしません。
「(金英哲・党副委員長との)会談は良かった。この会談で金委員長からの書簡を受け取ったことを思い出してほしい。しかも良い書簡だった。」
「とても興味深い書簡だった。」
「まだ書簡を見ていない。意図的に書簡を開けなかった。金英哲氏の前では開けなかった。『いま開けてほしいか』と聞いたら『後でどうぞ』と言われた。大きなサプライズがあるかもしれないな」
「中身を見てない」といいながら「良い書簡だった」というのは論理的に矛盾していますが
1)中身は見てないが書簡が来たこと自体を評価する
2)中身は見たが、今の段階では明かせない、しかしいい内容だと思う
のどっちかなんでしょうね。そのあたりが「故意にごまかしてるのか、表現ミスか」はともかくアバウトなのが実にトランプらしいですが。
■毎日新聞『米国:トランプ氏「北朝鮮2番目の権力者」を特別扱い』
https://mainichi.jp/articles/20180602/k00/00e/030/260000c
そもそも党副委員長という大幹部なのだからそれなりの厚遇をするのは当然でしょう。全然「特別扱い」だとは思いませんね。
トランプ政権は前日の5月31日、カナダなどに対し鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置を発表した。米国内では「同盟国に敵対姿勢を見せる一方、敵国をもてなすのか」と批判の声も上がっている。
そういう問題ではないですね。カナダへの制裁が当然の措置ならすべきだし、異常な措置ならすべきでないだけの話です。一方で米朝交渉をこれからすると言うのに北朝鮮高官を冷遇するのもおかしい。
訪米した北朝鮮高官を冷遇するくらいならそもそも訪米を受け入れるべきではないし、そもそも「米朝交渉もすべきなのか」つう話になります。
まあ俺はカナダへの対応は「トランプ政権の北朝鮮対応に関係なくおかしい」とは思いますが。
■産経『「拉致解決の可能性出てきた」 拉致被害者の蓮池薫さん講演 兵庫・赤穂』
https://www.sankei.com/west/news/180602/wst1806020063-n1.html
まあ現状では解決の可能性は正直ほとんどないでしょうねえ。というのも南北交渉にせよ、米朝交渉にせよ、韓国も米国も日本人拉致問題の当事者でないので積極的に解決に動く動機がないし、かつ動こうにも動きようがないからです。
日本を無視して米国や韓国で、北朝鮮相手に「拉致について勝手な約束をする」わけにもいかない。
まさか日本政府も「米国や韓国に全て任せます」と白紙委任状を渡すわけにもいかないでしょう。
結局、日朝交渉でしか問題は解決しませんが、当の安倍政権が交渉に積極的に動かないのだからどうしようもありません。
1)安倍が考えを変え、交渉に積極的に動くか
2)石破、石原、岸田と言った自民党政権か、枝野といった野党政権かはともかく安倍が退陣し、新政権が交渉に積極的に動くか
どちらかがない限り、どうにもなりません。
■産経【激動・朝鮮半島】シンガポール「6・12米朝会談」で再合意 トランプ氏、金英哲氏*36の会談後に表明
https://www.sankei.com/world/news/180602/wor1806020006-n1.html
まあ
1)トランプが中止を公言
2)しかし「北朝鮮が会談を切望してるから」という口実で中止を撤回。会談実施の方向で再調整を宣言
つう時点で「当初発表6/12ではなく6月下旬など延期の可能性」「会談でのケンカ別れの可能性」はありえても、「再度中止発表」は普通あり得ないわけですが、トランプはまともじゃないですからねえ。ともかく、ひとまずは良かったとは思います。
■毎日新聞『北朝鮮、非核化に最長10年 米専門家「核搬出は危険」』
https://mainichi.jp/articles/20180531/k00/00m/030/004000c
米ロスアラモス国立研究所のヘッカー元所長らは28日、北朝鮮が核兵器廃棄に合意しても非核化作業に最長10年を要するとの報告書を発表した。米政府が掲げる「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」を短期間で追求するのは非現実的だとして段階的な取り組みを提案(中略)した。
あまり長い期間を設定するわけにもいかないが「政治的な問題や技術的な問題」などいろいろ考えれば「10年ぐらいのある程度長いスパンで考えた方がいい」つう話です。まあ産経や救う会は「長すぎる、今すぐ廃棄」と無茶苦茶言うのでしょうが。
■リベラル21『駆け引きはトランプが一枚上手(うわて):シンガポール米朝首脳会談実現へ』伊藤力司
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4383.html
「駆け引きはトランプが一枚上手」とは俺は思いませんね。「中止もあり得る」ならともかく「中止する」発表の後で撤回では「トランプはまともに外交してるのか?」つう疑念は避けられないでしょう。何せトランプはいつもやることが無茶苦茶ですから。
「中止発表」にたいし「我々は対話する意思がある(北朝鮮)」つうのは「自分に会談中止の責任を押しつけられないための自己防衛」であって「下手に出てる」と評価すべき事ではないでしょう。
いや仮に「下手」だとしても「会談する意思がある」アピールは「米国の言うことを何でもハイで聞く」つう話でもないので「トランプが一枚上手」とは全くいえないでしょう。
■安部南牛(安部桂司*37)ブログ『5月28日の牧野愛博*38、読みが浅いぞ!』
https://ameblo.jp/abe-nangyu/entry-12379619895.html
「そんななかで正恩氏が会談を実現させる環境づくりに邁進しているのは、米朝首脳会談を政治的な成果と位置づけるトランプ氏の野心を刺激し、妥協を促す思惑がありそうだ。」
本当に読みが浅い。米国史を勉強したことがあるのかね?
米国の大統領の勲章はノーベル賞ではないだろう。その逆だ。戦争をやって何ぼだ。戦争を行わなかった大統領は存在価値が米国史ではないのだ。
大統領に成った以上、トランプ氏も戦争をやりたくて、やりたくて、平壌を空爆したくて、空爆したくて、ウズウズしているのだ。
そんなわけないでしょう。そもそも米国が「ベトナムだのアフガンだのイラクだの」で「毎年のように戦争してること」は事実ですが、それには「是非はともかく」それなりの計算があるのであって「戦争を行わなかった大統領は存在価値が米国史ではないのだ」なんて話ではありません。
つうかフィリピン植民地化はともかく、今のように米国が海外で戦争をやたらやるようになったのは第二次大戦後の「英国に代わって西側の盟主になってから」のことでしょうに?
ちなみにノーベル平和賞を受賞した米国大統領が過去に4人います(一人は大統領退任後ですが)。
・ポーツマス条約仲介でセオドア・ルーズベルト*39(1906年)
・国際連盟提唱でウッドロー・ウイルソン*40(1919年)
・米朝核合意などでジミー・カーター*41(2002年)
・「核なき世界」演説でバラク・オバマ(2009年)
ですね。彼らも「何が何でもノーベル賞がもらいたかったかどうか(そしてそのために政治工作したかどうか)はともかく」、もらったことはやはり彼らにとって名誉でしょう。まあ現代の目では「何でポーツマス条約仲介が平和賞なの?。ヤクザ抗争の手打ちみたいなもんにすぎんやん。植民地化される韓国の立場は?」ですが。
■朝日『米政府、北朝鮮への新しい制裁を延期 米紙報道』
https://www.asahi.com/articles/ASL5Y2DJZL5YUHBI00D.html
会談前ですから「中止はしない」にしても延期ぐらいはするでしょう。しなかったらその方がおかしい。
■産経【歴史戦】釜山の徴用工像、強制撤去完了 地元自治体、作業20分
https://www.sankei.com/world/news/180531/wor1805310017-n1.html
「銅像ができてほしいわけではない」ですが、一方で「撤去する正当な理由はない」と思うので実に残念です。「外交公館の保護に関した国際礼譲と慣行」なんてもんは正当な理由ではないでしょう。
法律違反でも何でもないので「礼譲だの慣行だの」曖昧なものしか結局持ち出せなかったわけです。
慰安婦銅像(今のところ撤去してない)との扱いの違いも明らかにおかしい。
安倍への不当な忖度でしょうか。コレで解るように「是非はともかく」、『文大統領は反日』などというのはデマでしかありません。
いずれにせよ、徴用工の問題は「安倍が誠実な態度をとらない限り」どうなるもんでもありません。まずはやはり安倍退陣でしょうか?。まあ安倍が辞めるべき最大の理由はもちろん加計森友ですが。
■産経『13日投開票の韓国統一地方選スタート 与党「共に民主党」圧勝も』
https://www.sankei.com/world/news/180531/wor1805310022-n1.html
まあ「国政と地方政治は別」とはいえ、「与党圧勝」となれば今の対北朝鮮外交が「最大野党・自由韓国党(右より)の非難でぽしゃる危険性も少なくなる」ので俺的に大変いいことです。
■産経【激動・朝鮮半島】金正恩氏、平壌にバーガー店誘致を提案? 信頼醸成の一環か CIA分析報告「北朝鮮に早期の非核化の意思なし」
https://www.sankei.com/world/news/180531/wor1805310029-n1.html
「早期」がいつを指すかにもよりますが例えば「今年中」とか「来年中」とかそのスパンで非核化するとは誰も最初から思ってないでしょう。ある専門家などはマスコミ取材に「最大10年のスパンを覚悟する必要がある」ともいってるわけです。
■産経【米朝首脳会談】焦る正恩氏 テロの司令塔だった最側近を米国に急派…完全アウェーの中、妥協点を見いだせるのか
https://www.sankei.com/world/news/180601/wor1806010007-n1.html
産経的には「焦ってることにしたい」のでしょう。まあ、米朝首脳会談が「どうでもいい」とはさすがに思ってないでしょうが、産経が言う程の焦りもないでしょう。
むしろ「米国以外で水面下協議」ではなく、「ニューヨークには北朝鮮を含む各国の国連代表部があるから北朝鮮高官訪米を受け入れたのは普通の出来事だ」との言い訳付きですが「米国に迎え入れて協議してることを公開した」米国トランプ政権の方に注目すべきでしょう。
まあ、トランプだとここまで話がいってすら「会談は中止する」といいかねないところはありますが、普通の感覚ではここまでしたら「もう引き返せない」「ケンカ別れすることはあり得ても、会談自体はせざるを得ない」わけです。もちろんこの状況において産経が言う程「トランプが一方的に有利」なわけでもない。
■国民民主党拉致対が初めての会合
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6551.html
て時点で「南京事件否定論、河野談話否定論のバカウヨが渡辺じゃん、話にならんわ」ですね。
■アサヒ芸能『安倍「見殺し外交」で「拉致問題」14年間成果ゼロ(1)強硬「圧力路線」が裏目に』
https://www.asagei.com/excerpt/104858
安倍総理はことあるごとに圧力路線を主張して、しきりに「頑張っています」アピールをしていた。が、その間に周辺諸国は対話路線に舵をきり、日本だけが蚊帳の外に。
緊迫していた北朝鮮情勢は、2月の平昌冬季五輪の南北融和ムードを機に、4月27日には南北首脳会談が行われ、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(34)と韓国の文在寅*43大統領(65)が握手を交わした。険悪な雰囲気だった中国も、今年になって正恩氏を2回も招いて急速に距離を縮めている。
(中略)
拉致問題がまったく進んでいないことに焦りを感じているようで、こんな情報もささやかれている。官邸担当記者が続ける。
「米朝首脳会談で話し合われた内容が気になるので、安倍総理はシンガポールの会場近くで待機して、すぐに聞き出す段取りなのではないかと言われています。最近はメディアで使われる『蚊帳の外』という言葉にも過敏に反応して、だいぶ焦りの色がうかがえます」
https://www.asagei.com/excerpt/104862
■アサヒ芸能『安倍「見殺し外交」で「拉致問題」14年間成果ゼロ(2)ミサイルへの抗議はFAXで』
安倍総理にとって内心穏やかではない出来事は他にも起きていた。
北朝鮮に敵対行為などの理由で拘束され、長期間にわたって領事面会も拒否されていた3人のアメリカ人が、5月9日に解放されたのだ。拉致問題を取材するジャーナリストはこう話す。
「アメリカのポンペオ国務長官が今年の3月末に極秘訪朝すると、その後、5月にもう一度訪朝したタイミングで解放されました。この成果に米国内で“トランプ株”は上がったのですが、日本では拉致被害者家族を支援する関係者の間で、『アメリカは2回平壌に行っただけで交渉をまとめられたのに、なぜ日本政府は長きにわたって何もできないのか』と、安倍総理に不満の声が上がっています」
日米で歴然とした交渉能力の差を見せつけられ、これでは安倍総理が拉致問題を解決する気がないと思われても当然だった。
https://www.asagei.com/excerpt/104866
■アサヒ芸能『安倍「見殺し外交」で「拉致問題」14年間成果ゼロ(3)それでも「司令塔」を自負』
4月22日、拉致被害者家族会や支援団体「救う会」が都内で開いた「国民大集会」に出席した安倍総理は、「南北、そして米朝首脳会談の際に、拉致問題が前進するように私が司令塔となって全力で取り組んでいく」と強い決意を述べている。これに反応したのは、拉致被害者家族の蓮池透さんだ。自身のツイッターで、〈司令塔? この期に及んで。どうやって?〉とつぶやいた。北朝鮮に残された拉致被害者の家族が04年に帰国して以降、成果ゼロの「司令塔」に、今さら何が期待できるだろうか。同集会では、そんな積もり積もった不満が、安倍総理に向けられる一幕もあった。
「安倍総理が途中退席して会場から帰ろうとしたら、全国から約1000人集まった参加者の中から『もう帰るのか!』などとヤジが飛んだんです。安倍総理にも聞こえたと思いますが、特に表情を崩さずに去っていきました」(拉致問題の支援団体関係者)
口先ばかりの思わせぶりな態度にほとほと嫌気がさしているようだ。
まあ記事のいう通り「安倍「見殺し外交」で「拉致問題」14年間成果ゼロ」だと思いますね。
■フライツ氏のホワイトハウス入りを歓迎する 島田洋一(救う会副会長、福井県立大学教授)
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6548.html
ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)の側近中の側近として知られ、救う会が年来緊密に意見交換してきたフレッド・フライツ氏が、ボルトン氏の首席補佐官兼NSC事務局長として就任した。ホワイトハウスの中枢部で活動することになる。
「札付きのネオコン」「民主党の反対で国連大使を早期に辞任に追い込まれた」ボルトンを補佐官にした時点で「大丈夫なのかよ」ですが今度は「ボルトンの類友」で「巣くう会のウヨ仲間」が政権ブレーンですか。マジでトランプって何考えてるんだろうなあと頭痛がしてきます。北朝鮮と交渉したくないんですかね?
■トランプ大統領の米朝首脳会談中止決断を支持する:拉致被害者救出のためにこの道しかない(西岡力)
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6545.html
おいおいですね。「会談が合意に至らず決裂すること」はありうるとしても、「米朝会談それ自体は不可避」とみなし、トランプの会談に期待すると言っていた連中がこれです。全く論理も何もないですね。
【追記】
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052501389
■時事通信『6月12日会談「あり得る」=北朝鮮と再調整模索−米大統領』
【ワシントン時事】トランプ米大統領は25日、中止を24日に通告した米朝首脳会談に関し、当初予定されていた6月12日の開催も「まだあり得る」と述べ、北朝鮮側と接触を続けていることを明らかにした。ホワイトハウスで記者団に語った。
なので「幸いにも」中止にならない可能性がわずかながら出てきました。
■国連本部で横田拓也さんが訴え(全文)
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6505.html
北朝鮮が私達家族に示した答えは「死亡した」という”仕分け*44”でした。更に、わざわざ遺骨と称するものまで日本政府に提供し、姉の死亡を信じ込ませようとしました。私達はその”仕分け”を拒否しました。北朝鮮が主張する様な自らの命を絶つような人間ではないからです。
何の根拠もない感情論ですね。中学生の少女が異国に拉致されれば精神に異常を来し自殺することは十分あり得ることです。
間違ってはならないのが、北朝鮮による拉致問題は日朝間だけに存在する固有の問題ではなく、世界各国に跨る重大な問題であると言う事です。
そういうことを言って利害関係者を増やせば増やす程「解決が難しくなる」のですが。拓也も本当に変な奴です。俺が彼の立場なら「申し訳ないが外国人拉致被害者まで面倒見れない」つうところですが。
もし、皆さんのご家族や子供が突然北朝鮮の工作員達によって拉致され、40年以上も引き裂かれる時間が身に降り掛かる事を想像した場合、理性を保つ事は出来るでしょうか?
拓也も自分が正気を失って感情論に走ってることを自覚してるんですかね(苦笑)。
とはいえこうした問題で正気を失っても弊害しかありません。
2500万人以上の北朝鮮国民が奴隷以下の生活を強いられ、十分な食糧や衛生的な住環境が与えられず、家族同士でさえ監視を強いられ一切の自由が奪われた状況下にいます。彼ら北朝鮮国民は”金王朝”の体制維持のためだけに、過酷な生活を強いられています。自由な世界に生きる私達が彼らを解放するために努力を惜しんではなりません。
おいおいですね。「北朝鮮国民の解放」云々って一体何がやりたいのか。北朝鮮政権転覆か。こんなことを言えば拉致の解決に逆行するだけでしょうに。いや「拉致が解決しなくてもいい、北朝鮮国民を解放したい」と拓也が思うのならそれは奴の勝手ですが。
トランプ大統領が国連総会の演説の中で私の姉について言及して頂きました。
どれほど勇気付けられたか分かりません。
この程度で感謝するんだから呆れます。田中均氏や小泉総理のような成果などトランプは何も上げてないのに。
・日本政府は拉致問題の解決、すなわち全拉致被害者達の即時一括帰国が果たされない限り、制裁を緩和してはなりません。また二国間・多国間にかかわらず、全拉致被害者達の即時一括帰国が果たされない限りあらゆる経済支援や他国が支援した援助の負担をする事があってはなりません。
・拉致問題においては、全拉致被害者達の即時一括帰国を必要要件とする事を確認して下さい。
何でこういうバカなことを言うんですかね。別に即時一括でなくていいでしょうに。しかもこの即時一括帰国とやらには「特定失踪者」なんて明らかなガセ、デマが入ってるのだから論外です。
つうか「日本が支援しない」ところで南北首脳会談や米朝首脳会談、あるいは先日の北朝鮮政府代表団訪中で「諸外国の北朝鮮経済支援」が進展すれば何の意味もないですが。つうかむしろ「日本の経済支援とバーターで解決しよう」となぜ考えないのか。
*1:なお話が脱線しますが「裁判所の忖度」といえば米国機密文書公開で「田中耕太郎最高裁長官」が「絶対に国を勝たせる」と密談の上確約し「不当な忖度」していたことが明白になったのが砂川事件です。あるいは菅元首相や吉見義明氏が名誉毀損訴訟で被告(安倍や維新のチンピラ議員)に敗訴したのもどう見ても不当な忖度でしょう(安倍はともかく「安倍の同類ウヨ」とはいえ維新のチンピラレベルで忖度とは絶句ですが)。また、以前別記事で触れましたが、未だに「光華寮訴訟で確定判決が出ていない(ただし最高裁が出した高裁判決・破棄差し戻し判決は事実の中国勝訴判決と見なされてる)」のも明らかに「政府・自民党・外務省」「中国」「台湾」の三者に対する忖度でしょう。その忖度は結局「日台関係に悪影響が小さい形での中国の事実上の勝訴」となったわけです。まあ個人的には砂川や菅氏、吉見氏の件はともかく「日中関係、日台関係を破壊する訳にもいかない」ので光華寮は「ああした忖度」も仕方がないかなあとは思います(櫻井よしこや産経などウヨ連中は激怒していますが)。
*2:著書『13歳からの拉致問題』(2013年、かもがわ出版)、『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年、講談社)、『拉致と日本人』(共著、2017年、岩波書店)など
*3:俺個人は「新潟県民ではないとはいえ」、脱原発、アンチ安倍という意味で池田候補支持ですが。
*4:著書『官僚の責任』(2011年、PHP新書)、『利権の復活』(2013年、PHP新書)、『国家の暴走:安倍政権の世論操作術』(2014年、角川oneテーマ21)、『国家の共謀』(2017年、角川新書)など
*5:著書『落語的ガチンコ人生講義』(2001年、新潮OH!文庫)、『談志が死んだ』(2015年、新潮文庫)など
*6:著書『市民政治の育てかた:新潟が吹かせたデモクラシーの風』(2017年、大月書店)
*7:著書『オカルトでっかち』(1999年、朝日文庫)、『なぜ宇宙人は地球に来ない?:笑う超常現象入門』(2009年、PHP新書)、『ネタになる「統計データ」』(2011年、講談社プラスアルファ文庫)など
*9:バーター取引以外、拉致問題の解決法が事実上ないのに、バーター取引の材料が日本側から提示されないのでは当然そうなります。
*11:著書『毛沢東のベトナム戦争』(2001年、東京大学出版会)、『毛沢東の朝鮮戦争』(2004年、岩波現代文庫)、『中国で尊敬される日本人たち』(2010年、中経出版)、『中国外交:苦難と超克の100年』(2012年、PHP研究所)など
*12:著書『核エネルギー言説の戦後史 1945〜1960:「被爆の記憶」と「原子力の夢」』(2010年、人文書院)、『核と日本人:ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ』(2015年、中公新書)など
*13:著書『アメリカの戦争と世界秩序』(編著、2008年、法政大学出版会)、『アメリカの世界戦略』(2008年、中公新書)、『冷戦と「アメリカの世紀」:アジアにおける「非公式帝国」の秩序形成』(2016年、岩波書店)など
*14:片山内閣逓信相、鳩山内閣運輸相、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、池田内閣科学技術庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相
*15:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相
*16:第2次安倍内閣防衛大臣政務官などを経て第4次安倍内閣外務副大臣
*17:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領
*19:もちろん「やはり負担しません」なんて無責任なわけにいきませんから、いざとなったら負担はするでしょうが。
*20:「具体的に誰よ?」ですね。日本政府関係者か米国政府関係者か、それとも政府と関係ない研究者なのか全く解らないのでは話になりません。
*21:第1次、第2次安倍内閣の『安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会』の有識者委員。著書『国際政治とは何か』(2003年、中公新書)など
*22:ブッシュ子政権国務次官(軍縮担当)、国連大使などを経てトランプ政権国家安全保障担当大統領補佐官
*24:著書『北朝鮮で何が起きているのか:金正恩体制の実相』(2013年、ちくま新書)など
*25:著書『新版・北朝鮮入門:金正恩体制の政治・経済・社会・国際関係』(共著、2017年、東洋経済新報社)など
*26:著書『朝鮮戦争:米国の介入過程』(1986年、中央公論社)など
*27:著書『朝鮮民主主義人民共和国と中華人民共和国:唇歯の関係」の構造と変容』(2010年、世織書房)、『北朝鮮は何を考えているのか:金体制の論理を読み解く』(2013年、NHK出版)、『北朝鮮:変貌を続ける独裁国家』(2013年、中公新書)、『北朝鮮はいま、何を考えているのか』(2017年、NHK出版新書)など
*28:北朝鮮関係の著書として『金日成と満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社)、『同時代批評(2002年9月〜2005年1月):日朝関係と拉致問題』(2005年、彩流社)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、青灯社)など
*31:第三次安倍内閣復興相、自民党国対委員長を経て総務会長
*32:現在韓国には核配備されてません。ただしこれは「結果的にそうなってるだけ」で「国際条約などで配備が不可能」なわけではなく、制度上は「韓国への核配備」を阻止する制度は何もありません。
*33:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席、党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席。
*34:宮澤内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相
*35:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官、福田内閣防衛庁長官、自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任
*36:朝鮮労働党副委員長(党統一戦線部長兼務)、朝鮮人民軍偵察総局長(副総参謀長兼務)
*37:著書『戦後日朝関係の研究』(2008年、知泉書館)など
*38:著書『北朝鮮秘録:軍・経済・世襲権力の内幕』(2013年、文春新書)、『金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日』(2017年、講談社プラスアルファ新書)、『北朝鮮核危機!全内幕』(2018年、朝日新書)など
*39:ニューヨーク州知事、マッキンリー政権副大統領を経て大統領
*42:鳩山、菅内閣総務副大臣、野田内閣防衛副大臣などを経て国民民主党副代表・安全保障調査会長
*43:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領
*44:わざわざ「仕分け」と奇妙な表現をする理由がよくわかりません。いわゆる「民主党・事業仕分け」への当てこすりでしょうか。何せ横田一家はお父さん除いて完全に「ウヨ団体・巣くう会の下僕」「ウヨ活動家、安倍信者」と化してますから。