「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(5/24分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

 高世以外にもいろいろ書いています。
■日経『日米連携をテコに日朝会談で拉致解決を』
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO31570190Y8A600C1EA1000/
信濃毎日新聞拉致問題 独自対話へ力を尽くせ』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180609/KT180608ETI090008000.php

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO31570190Y8A600C1EA1000/
 安倍首相は拉致問題について「最終的には金委員長との間で解決しなければならないと決意している」と語った。北朝鮮の国家崩壊のような形での決着ではなく、現体制との対話を通じての解決を目指すということだ。
 だとすれば、小泉純一郎首相と金正日総書記による2002年の日朝平壌宣言に立ち返るのが妥当だろう。北朝鮮拉致問題の解決を求めると同時に、日本も植民地支配への償いに真正面から向き合う。一方的な断罪では話し合いのテーブルに着くのは難しい。

http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180609/KT180608ETI090008000.php
 首相は会見で「最終的には私と金委員長で直接協議し、解決していく決意だ」と述べた。「問題解決に資する形で日朝首脳会談が実現すれば良い」との認識も明らかにしている。
 かねて「対話のための対話には意味がない」と主張してきた。北朝鮮に対して圧力一辺倒の姿勢を続けてきた結果、情勢の変化に取り残されかねない状況を生んでいる。対話なしに問題解決への展望を開くことはできない。方向を転じるのは当然である。

 全く同感なので紹介しておきます。


夕刊フジ『北が拉致幕引きへ謀略工作 永田町に「特定失踪者、数人の帰国」情報 加賀孝英氏「だましの手口は許されない」 』
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180611/soc1806110003-n1.html
 まあ残念ながらガセネタでしょうが、本当に帰国があるのなら歓迎すべき事であって「だましの手口は許されない」「即時全員一括帰国でない限り制裁解除しなくていい」などと悪口するような話ではありません。


■日経『首相、拉致解決なら「経済協力」強調』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31611510R10C18A6PP8000/
 ただしその場合の解決とやらが「即時全員一括帰国」なんて救う会的な代物ではむしろ、北朝鮮に「拉致を口実に制裁してるだけじゃねえのか?」と評価されて拉致解決に逆効果でしょうね。


■産経【米朝首脳会談織田邦男元空将「最悪のシナリオを語ろう」 北非核化は失敗、在韓米軍撤退→防衛ライン対馬海峡へ南下、「活米」重要に 
https://www.sankei.com/politics/news/180612/plt1806120001-n3.html
 「最悪のシナリオ」つうから「米朝戦争か?」と思ったら逆で「在韓米軍撤退」だそうです。

 結論からいうと、北朝鮮が核という「宝剣」を捨てることはない。

 産経的にはそういうことにしたいのでしょうが、そうとは限らないでしょうねえ。もちろん「政治、経済、軍事小国」の北朝鮮にとって政治カードは多くはない。核兵器という重大なカードをそう簡単に捨てるわけもない。ただし「米朝国交正常化」「朝鮮戦争正式終戦」「在韓米軍撤退or縮小」などなんらかのビッグな土産があれば捨てることは十分あり得るでしょう。
 問題は
1)北朝鮮がどのレベルの土産なら捨ててもいいと思ってるか
2)米国がどのレベルの土産なら出してもいいと思ってるか
ですが、それは俺のような素人には判断困難です。

 金正恩朝鮮労働党委員長は、トランプ米大統領に対して非核化を約束するだろう。その見返りに、トランプ氏は段階的な制裁緩和に踏み切る。

 まあ非核化を表明し、なんらかの動きを見せるのであれば「全面制裁解除」はしないまでも、産経が言うように「全く制裁解除しない」「ノーリターン(お土産なし)」つうわけにもいかないでしょう。

一方、非核化は失敗に終わるだろう。「完全かつ検証可能」というが、そもそも検証など不可能だからだ。

 いやいや北朝鮮が「専門家の査察」、現実的にはIAEA査察になるでしょうが、IAEA査察を受け入れるなら「完全かつ検証可能」といっていいんじゃないか(現時点では受け入れるか解りませんが)。
 まあ、個人的には「IAEA査察を受け入れない」「完全かつ検証可能と言っていいか、疑問」の「非核化」でも「核開発を公然と宣言し続ける」よりはマシと思いますが。

 考えてもみてほしい。米国防情報局(DIA)は北朝鮮保有する核弾頭を最大60発と報告している。しかし、ほかの有力な機関やシンクタンクでは保有核弾頭を約20発とするなど分析はばらばらだ。おそらく米国のインテリジェンスでも正確な数は把握し切れていないのだろう。

 もちろんそんなこととIAEA査察は関係ないでしょう。
 なお、話はずれますが米国の諜報機関ですらこれです。北朝鮮拉致被害者の居場所なんかつかめるわけもないし、であるなら交渉以外に救出方法はありません。

・2万8千人の在韓米軍の扱いだが、トランプ氏が撤退させる可能性は十分ある。
・今や北朝鮮には現代戦に耐え得る戦闘機や戦車はなく、南進の心配はない。

 撤退ないし削減するかどうかは解りませんが、仮にそうしたところで北朝鮮の脅威という話に話を限れば大して問題もないでしょう。産経もこの記事で認めるように、韓国と国力が違いすぎて侵攻などしたら、「在韓米軍がなくても」「韓国軍の反撃だけでも」かえって逆襲されて厄介なことになるだけだからです。

 最も恩恵を受けるのは中国だ。韓国に配備された米軍の高高度防衛ミサイルシステム「THAAD」どころか、在韓米軍そのものが消える。朝鮮半島への影響力は中長期的に揺るぎないものになるだろう。さらに南北の平和協定が成立すれば、その先には親中色の強い連邦国家の誕生さえ現実味を帯びる。

 「はあ?。」ですね。在韓米軍があろうがなかろうが、韓国は大国である中国とも米国ともうまくやっていくほかはないでしょうに。「在韓米軍があれば米国にすり寄って中国を敵視しますが、なくなれば中国にすり寄って米国を敵視します」なんてことはない。

 日本は目と鼻の先に親中反日連邦国家を抱えることになる。しかも核能力付きだ。国防上の脅威は格段に上がり、従来の安全保障戦略を前提から再考しなければならなくなる。
 具体的には、防衛線が現在の38度線から対馬海峡まで南下する。これは敵の脅威圏が西日本全域にまで拡大することを意味する。韓国空軍はF15ストライクイーグルなど強力な戦闘機を備える。現在は力のベクトルは北を向いているが、180度反転すれば、その対地攻撃能力は日本にとって侮りがたい。

 韓国が日本への軍事攻撃をするかもしれないと言い出すとは正気なのか、ですね。
 むしろその種の軍事紛争を避けたいからこその今回の南北首脳会談でしょうに。

 核抑止力をどう捉えるか、非核三原則を維持するのかなどを国民レベルで議論すべき局面に入っている。

 産経的には「日本の核武装」を正当化するためにも「北朝鮮の非核化なんか嘘だ」と叫ぶわけです。


■産経【主張】米朝首脳会談 「同盟の真価」が問われる
https://www.sankei.com/column/news/180612/clm1806120002-n1.html

 拉致問題の解決を突きつけ、日朝間の直接交渉に道筋をつけてもらうことも期待したい。

 「米国が当事者の核、ミサイル問題」ならまだしも、部外者・米国が当事者・日本を無視して勝手に拉致問題で交渉できるわけもない。米国にそんなことを期待するのは全く筋違いです。
 大体米国がどうこうじゃないでしょうに。安倍ら日本政府が北朝鮮と直接交渉の方向で動けばいいだけの話です。

 トランプ氏は、米朝首脳会談で休戦状態の朝鮮戦争終結を宣言する可能性に言及している。

 「北朝鮮の非核化」など関係なく「事実上終戦してる」のだし「いい加減正式に終戦すればいい」と思いますが産経曰く
■【米朝首脳会談】戦争終結より非核化が先だ 外信部長 渡辺浩生
https://www.sankei.com/world/news/180612/wor1806120011-n1.html
ということで「反対」だそうです。

・在韓米軍の撤退や大幅縮小、米韓同盟の空洞化につながれば、日本にとって対馬が最前線となる。
・トランプ氏は、(ボーガス注:核やICBMの廃棄のみを求め)北朝鮮に準中距離弾道ミサイル保有などを認めるといった、日本の安全を犠牲にする妥協は避けるべきだ。

 北朝鮮が攻めてくると本気で思ってるんですかねえ(呆)。
 いずれにせよ、この一文「トランプと我々の意見は一緒だ(産経)」が全くの嘘だと言うことを暴露しています。

 北朝鮮の核・ミサイルの脅威は除かねばならないが、実現しても「平和の配当」は難しい。中国に備えるための弾道ミサイル防衛などの整備は怠れないからだ。

 何が何でも軍拡は実施するという産経です。


■ニュースウイーク日本版『「拉致被害者は生きている!」──北で「拉致講義」を受けた李英和教授が証言』遠藤誉
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10349_1.php

 朝鮮社会科学院の教官は92年11月、李英和氏の日本帰国予定の約1ヶ月前に、突然「拉致講義」をすると言ってきた。ということは「日本に帰って、話してもいい」と理解した。教官は監視兼世話役の朝鮮社会科学院准博士。工作機関からの指示であることは明らかだった。
(中略)
 李英和氏は帰国後、日本政府に秘かに「拉致講義」の内容を伝えたが、政府側はほぼ無反応で、真剣に聞こうとさえしなかった*1という。

 まあ「反北朝鮮活動家」李英和の証言とやらはおよそ信用できませんよねえ。1992年と言えば、まだ北朝鮮は拉致実行など認めていませんし、そういう状況で李英和に拉致なんてデリケートな問題を話す意味がわかりません。そして李英和がこんなことを言い出すようになったのはいつなのか。1993年など「1992年11月」から時間があいてないのなら、まだ信用できますが、例えば「拉致被害者家族会結成後」だの「小泉訪朝後」だのならまるで説得力はありません。
 まあいすれにせよ遠藤が紹介する李英和の証言とやらは「1992年11月に、ある北朝鮮政府関係者が李英和に対して北朝鮮工作機関の拉致実行を認めた」、ただそれだけです。それのどこが、「拉致被害者は生きている!」なんでしょうか?


■産経【米朝首脳会談金正恩氏、母は在日「開明」と「非情」が同居
https://www.sankei.com/world/news/180611/wor1806110035-n1.html
 「開明」が民主主義ではなく「科学技術や経済の発展」「近代化」を意味するなら「大久保利通」「トウ小平」などいくらでも「非情な開明主義者」はいるでしょう。別に不思議なことでもありません。


■浅井基文ブログ『ラブロフ*2外相の朝鮮訪問』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2018/1034.html
 今後の米朝首脳会談などの動向によるとしながらもラブロフが「北朝鮮との経済交流を推進し、緊張緩和を行いたい」としていることに注目する浅井氏です。


■産経『教育現場での「拉致問題」啓発進まず アニメ「めぐみ」視聴平均8%満たず 授業時間の確保に悩む』
https://www.sankei.com/west/news/180610/wst1806100010-n1.html
 ウヨ連中はふざけるのもいい加減にしろ、ですね。
 大体、「外国人差別」「女性差別」「障害者差別」など一般的な人権問題ならともかく拉致なんぞ啓発したって何がどうにもなりません。日朝外交交渉以外に解決の手段はないですから。こんなん拉致の解決に全く関係ない。
 しかも「現状を肯定はしませんが」、学校の先生は「既存の授業」もあるし「授業とは別途運動会だの修学旅行だのいろいろある」し大変忙しいわけです。
 そんな忙しい中で、教育成果があるとはとても思えない行為をいきなりやれと言われて教育委員会も、校長、教頭といった管理職も、現場の平教員もやりたがるわけもないでしょう。国の方だって「こんなんやったって意味ねえけど家族会や救う会拉致議連がうるさいから、やってほしいと言うだけは言っておく」程度の思いしかないからうるさくやれやれとはいわないわけです。うるさくいっても「忙しいのにできるわけがないだろう!」「大体こんなん外交問題であって教育でどうにかなる問題じゃない!」「新潟ならまだしもうちの県は拉致被害者なんかいない!」つう現場教員の反発しか出てこない。もうこのこと一つとっても、家族会や救う会拉致議連は「はた迷惑な社会悪」でしかないですね。もはや俺は家族会には何一つ同情していません。怒りという負の感情しかない。


■日刊スパ『フジロックサマソニの同時期に韓国でもロックフェス!?:韓国メタルシーンの今』山野車輪
https://nikkan-spa.jp/1484549
 あの「嫌韓国本」で名を売った山野だから「また嫌韓国?」と思いきや、内容が正しいかどうかはともかく

 2006年から韓国で始まった仁川ペンタポート・ロック・フェスティバル(ペンタポート)という野外フェスティバルがある。同フェスは、韓国ほか、日本・欧州・米国出身アーティストを中心に呼び、毎年7月末〜8月頭頃に開催されている。これは、1997年から始まった日本最大規模の野外フェス=フジロックフェスティバルフジロック)と同じ時期で、また主要な出演アーティストも、そのほとんどがフジロックに出演している。つまりペンタポートは、フジロックと連動する形で開催されているのだ。
 しかし2009年、ペンタポートは分裂し、新たにジサン・バレー・ロック・フェスティバルが立ち上げられた。両フェスは、翌年から開催日を1週間ずらし、共存共栄を図っている。ペンタポートのほうは、2000年から始まった日本の都市型ロック・フェス=サマーソニックサマソニ)の開催日に近づいたことで、サマソニとの連動に比重を置くようになった。いずれにせよ、欧米アーティストにとって、遠く離れた極東アジアへの興業ルートの確立は、歓迎すべきことだろう。

ということで別に韓国を誹謗してるわけでもありません。
 こうした態度に対し、「おかしいじゃないか?」つう批判があることを想定してか、山野も

https://nikkan-spa.jp/1484549
 2012年、当時の李明博大統領の竹島上陸と天皇陛下への謝罪要求に、さすがの日本国民も堪忍袋の緒が切れた。それ以来、ようやくマスメディアで日韓間の問題が取り上げられるようになり、その結果として両国の関係は悪化することとなった。
 とはいえ、それはそれ、これはこれである。基本的には文化には罪はない。

とし、「ボ、ボクが問題にしてるのは韓国の政治的日本批判(慰安婦竹島など)なんだな。韓国文化はむしろ大好きなんだな(裸の大将放浪記風に)」といいわけする山野です。まあ、正直、山野も「嫌韓国で売っていくのは今後は厳しい」と思っての路線変更でしょうねえ。


■産経【正論7月号】文在寅*3、自由の破壊 いよいよ韓国の赤化が始まった 元韓国駐日公使 洪ヒョン
https://www.sankei.com/premium/news/180610/prm1806100002-n1.html
 タイトルだけで読む気がなくなるデマ記事です。まあこの種の連中は金大中盧武鉉政権の時も同じ事「赤化」云々言ってましたので「ああ、またか」でしかありませんが。
 「対北朝鮮外交のハト派外交化、太陽政策化」「経済政策や労働政策の社民主義化」ならまだしも赤化なんかあるわけもありません。

 歴史的に民主的選挙制度が悪用されたのは、ドイツ・ワイマール共和国のヒトラー登場や、チリでアジェンデが大統領に就任(一九七〇年)して三年間の社会主義の実験で国を駄目にした例がある。

 アジェンデ政権のどこが「悪用」なのか。まさかとは思いますが産経と洪は今時ピノチェトクーデターを正当化する気なのか。

わずか1年で従北体制を構築

 もちろん産経や洪がいう「従北」とは「北朝鮮に融和的な外交は皆従北」「だから太陽政策金大中盧武鉉韓国大統領も、訪朝したカーター米国大統領や金丸*4自民党副総裁や小泉元首相も皆従北」つう与太でしかありません。
 大体、文氏が従北なら彼の行った南北首脳会談を「支持理由が何かはともかく支持自体はしたトランプ」も従北になるわけでただ呆れる話です。

 文大統領は確かに共産主義者だが、実は、共産主義者か否かの裁判が行われている。有力な公安検事で、盧武鉉政権の政治圧力で辞めざるを得なかった高永宙弁護士が二〇一三年一月、保守系の新年会で、過去の言動から「文在寅共産主義者である」と発言したとして告発されたのだ。

 もちろん名誉毀損による告訴ですね(この産経の文章では刑事告訴か民事告訴かよくわかりませんが)。いずれにせよ裁判所がまともならおそらく高の方が負けるでしょう。
 韓国において共産主義者が最大野党党首や大統領になれるわけもないし、こんなバカなことを言ってるのは極右連中だけだからです。自由韓国党朝鮮日報などは「文は北朝鮮に甘い」程度のことしか言ってない。
 しかし負けても「政権の裁判所への圧力ガー」「不当判決」「権力の弾圧」と居直るのでしょう。ただただ呆れます。

 野党がまともに機能しない中で、保守系の市民団体が連携を強めている。板門店会談直前の四月二十日、個人参加者約二千人と約百五十団体が「大韓民国守護非常国民会議」を結成。大手メディアが報じないため、インターネットやSNSを通じて戦っている。

 左派や中道どころか「保守系の野党(自由韓国党)やメディア(朝鮮日報中央日報東亜日報など)からも相手にされてない」ことを事実上、認めてる洪です。それ「世論どころか保守派の支持すらほとんどない泡沫極右」つうことでしょうに。「韓国版日本会議」「韓国版在特会」などと言ったやばい団体でしかないでしょう。
 なお、「大韓民国守護非常国民会議」については

http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2018052501952
朝鮮日報『韓国の「保守」は老人の専有物なのか』
・先ごろ、盧在鳳*5(ノ・ジェボン)元首相、朴寛用*6(パク・クァンヨン)元国会議長などが「大韓民国守護非常国民会議」の創立大会を開くと、保守メディアが大きく報道した。
・しかし、「大韓民国を守る」という国民組織の20人近い共同代表は2−3人を除けば70代半ばから80代だ。
・こうした構成の組織は「保守は老人の専有物なのか」との思いを新たにさせる。この組織が実際にどんな役割をどれほど果たすかは分からないが、「敬老グループ」というイメージのせいで保守の幅を狭めることの損失の方が大きいように思える。
・このままでは保守が世の中の流れと感覚に付いていくことは難しくなる。
・毎週末にソウルの都心では太極旗集会が開かれているが、メディアの関心を集めたのは昔のことだ。通りすがりの若者との口論、取材陣への暴言、警察との小競り合いなど美しくない一面ばかりがインターネットメディアで報じられ、「暴力行為が繰り返され、警察が対応に苦慮している」といった見出しが付いている。
・一言だけ口を挟みたい。保守集会ではどうか軍服を着ないでもらいたい。軍は政治的に中立であり、軍服についてはそういう線で接してもらいたい。軍歌もできるだけ流さないでもらいたい。
・保守集会に星条旗トランプ大統領の写真を掲げることもやめてもらいたい。韓米同盟を主張するためにそうしているのだろうが、若い世代にはまるで保守が主権意識のない事大主義者のように映る。最近はイスラエルの旗まで登場している。太極旗だけで十分だ。

という批判を紹介しておきます。

 韓国の自由民主主義を守る保守勢力にとって最大のネックは資金だ。文政権の攻撃の的にされている大企業は動けない。

 そういう話ではなく
1)極右支援などした場合の世論の批判が怖い
2)それ以前にそもそも保守ならともかく極右なんか支持してない
のどちらかじゃないか。
 まさか朴クネ時代はこの種の極右に大企業が支援したなんて事もないと思いますが。
 つうか市民団体を名乗るのなら大企業支援を当てにせず「大衆の支援」をあてにしたらどうなんですかね。

 そして日本よ、悪の金正恩体制との対話などに期待せず、自由を守る韓国保守派と連帯して欲しい。

 まともな保守派ならまだしもこの種の極右と連帯する意思はないですね。
 日本で言えば「宏池会出身のリベラル政治家(河野洋平*7加藤紘一*8など)」ならまだしも青嵐会だの日本会議だのといった極右と付き合えるかって話です。

 世界の自由主義陣営の一翼を担う*9自由民主党も、残酷な独裁者の踏み台になっている朝鮮労働党と合意した一九九〇年の共同宣言など破棄したらどうだろうか。

 金丸訪朝での話ですが、アレってどれほど今有効なんですかね?。つうか「日朝平壌宣言破棄」はさすがに産経や洪も言う気はないようです。

正論7月号 主なメニュー
【セクハラを論じる】
★セクハラ?チンパンジーでは常識です 他人の尻馬に乗る「#ME TOO」運動  埼玉大学名誉教授 長谷川三千子*10×動物行動学研究家 竹内久美子*11

 竹内と言えば以前も「タマキンの小さい男はリベラルや左翼の可能性が高い」などというセクハラ&思想差別その物の放言を月刊正論を舞台にしていたバカ*12です。
 「お前、スターリン*13毛沢東*14金日成*15ホーチミン*16古今東西の左派)、三木武夫*17河野洋平加藤紘一(日本の保守リベラル)とか古今東西のリベラルや左派の睾丸調べたんか?」「チャーチル*18ド・ゴール*19蒋介石*20、朴チョンヒ*21岸信介とか古今東西の右派の睾丸調べたんか?」「女性の場合はどうなるんや。女性器が小さいのが左翼、保守のサッチャー*22メルケル*23は女性器が大きいが、左派の土井たか子*24は小さいとか言い出すんか?」と突っ込みたくなる珍説です。
 そして今回も非常識すぎて二の句が継げませんね。「チンパンジーがセクハラするから人間もやっていいんです」てどういう理屈でしょうか?
 その理屈なら「共食いする動物がいるから、人間が共食い*25してもいい」「縄張り争いなどで仲間殺しをする動物がいるから人間も縄張り争い(領土紛争)で殺人しても(以下略)」て事になるでしょうに。
 なお、「沢山いるウヨ連中の中から」長谷川三千子を産経が今回、竹内の対談相手にセレクトしたのは「チンパンジー行動研究を専門とする長谷川真理子*26総合研究大学院大学学長)」と誤解させ、竹内の主張に信用性があると誤解させるためでしょう。まあ本文読めばそんな誤解はあり得ませんが、タイトルだけ読む人間も中にはいますからね。
 いつもながらせこい連中です。こういう産経の詐欺的行為は「消防署論法(消防署の方から来ましたと言って誤解を狙う例の悪徳商法のやり口)」といいたいですね。
 最後に竹内と長谷川のこの対談を批判する
■リテラ『長谷川三千子竹内久美子のセクハラ擁護がヤバすぎ!「オタクよりセクハラ男のほうが大切」「チンパンジーなら慰安婦OK」』
http://lite-ra.com/2018/06/post-4051.html
を紹介しておきます。

★デーブ・スペクター 激白 テレビ朝日記者、セクハラ告発するなら実名でしょ

 「もう少しまともかと思っていましたが」デーブってこんな酷いバカだったんですね。まあこれが「筆坂のセクハラ問題」のような野党側の問題なら喜んでデーブらもセクハラ疑惑の当事者をたたいてたんでしょうけどねえ。もちろん「告発者が匿名なのは問題だ」なんて言わない。
 つうか産経が例えば、朝鮮学校たたきで使う自称告発者ってほとんど「身の安全を守るため」つう口実で匿名なのによくもふざけたことを言ったもんです。
 大体セクハラに限らず告発が匿名であることは珍しくないでしょうに。

気象予報士 半井小絵  お天気お姉さん*27憲法改正を訴える
★ワールドカップで国旗を背負う重み  元サッカー日本代表 ラモス瑠偉 ×ジャーナリスト 井上和彦 

 半井やラモスってこんな残念な人だったんですね。

★『候補者男女均等法』が国を滅ぼす(作家・竹田恒泰

・この法律、「各党は女性候補者を積極的にたてましょう」つう自主努力を求める理念法に過ぎず「クオーター制度導入」のような強制力を持つ代物ではないので「国を滅ぼす」つう程の力は全くありません。まあクオーター制度の導入はともかく導入された国が滅んでるかと言ったら滅んでませんけど。
・その上、この法律、議員提案とはいえ、提案者は「山際大志郎*28衆院内閣委員長(自民)」で衆参両院ともに全会一致可決なんですが。
 実際には「与党だけで法案作成したわけではなく野党を含む超党派で作成」のようですが、「自民ウヨ議員の反対」を封じるためもあって山際氏の提案だったようです。
 しかも

https://www.sankei.com/politics/news/180516/plt1805160031-n1.html
 法案作成に関わった野田聖子男女共同参画担当相*29は16日、記者団に「必ずやこの法律で日本の政治は大きく変わると期待し、信じている」と強調した。菅義偉官房長官は記者会見で「政府の責務として情報収集や発信などにしっかり取り組む」と語った。

と政府与党幹部も法成立を「少なくとも建前では喜んでいます」。にもかかわらず「法を否定する」自民党応援団・産経。産経がいかに極右か改めて解ります。まあとはいえ、竹田もさすがに菅や野田を非難はしないのでしょうね。


■産経【米朝首脳会談】トランプ氏との会談で描く金正恩氏の経済青写真…隔離されたリゾート・特区開発で統治資金吸い上げ
https://www.sankei.com/world/news/180609/wor1806090040-n1.html

 韓国紙、東亜日報は、金正恩氏が米国に派遣した金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長が、トランプ氏との1日の会談で、元山・馬息嶺付近にカジノなどを開発できるよう投資を要請したと報じている。
 北朝鮮には現在、5カ所の経済特区と20前後の経済開発区があるとされる。昨年末には、平壌南郊にも経済開発区を設けると発表された。
(中略)
 米朝会談でのトランプ氏の対応次第では、このもくろみに道が開ける可能性も否定できない。

 「安倍総理トランプ大統領の考えに違いはない」「安倍総理拉致被害者帰国なしでの経済支援には応じない」「日朝首脳会談なしでは拉致被害者帰国はあり得ない」のなら最後の落ちの一文はあり得ない仮定です。事実上、「安倍総理トランプ大統領の考えに違いはない」「安倍総理拉致被害者帰国なしでの経済支援には応じない」「日朝首脳会談なしでは拉致被害者帰国はあり得ない」と言う日頃の産経の主張のどれか、あるいは全部が嘘だと自白する産経です。


■産経『朝日新聞ソウル支局長は「御用保守論客」 北朝鮮メディア、名指しで非難 金正恩氏「涙」報道にピリピリ?』
https://www.sankei.com/world/news/180609/wor1806090035-n1.html
 北朝鮮の朝日批判をどう評価すべきかについては特にコメントしません。
 何せ

・日本の『朝日新聞』が、われわれの最高尊厳*30を冒涜(ぼうとく)し共和国*31の現実を悪辣(あくらつ)にこき下ろす謀略記事を掲載した
・(ボーガス注:朝日ソウル支局長の)牧野*32と『朝日新聞』の妄動は、(ボーガス注:米朝交渉が)『日本疎外』で不安になりいらだつ安倍一味のそそのかしの下で行われる敵対行為の一環

としながらも「何が謀略で、何が冒涜か」が明確でないようですので(まあ、是非はともかく朝日も含めて日本のメディアが北朝鮮に好意的でないことは確かでしょうが)。
 それより問題にしたいのはこういう記事をためらいなく掲載できる産経ですね。常日頃朝日に向かって「北朝鮮に甘い」と産経がぬかしてることとの整合性はどうなってるんでしょうか?


■日経『北朝鮮女子サッカー、なでしこ上回るFIFAランク:データでみる北朝鮮
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31211910R30C18A5000000/
 北朝鮮の男子(110位)と女子(10位)のランキングの差が興味深い。
 なお、男子1位、女子3位で男女差があまりなくどちらも強豪なのが記事によればドイツです。


朝日新聞『政府、北朝鮮側と接触の方向で調整 モンゴル国際会議で』
https://www.asahi.com/articles/ASL6951JHL69UTFK008.html
 そもそも「ストックホルム合意以降、接触してたんじゃなかったの?。まさか何もしてなかったの?」感が否定できません。


■【産経抄】6月9日
https://www.sankei.com/column/news/180609/clm1806090003-n1.html

 拉致被害者の帰国について、当時の古川貞二郎*33官房副長官は小泉訪朝5日前の記者会見でこう述べていた。
「そういうことがあればハッピーだが、それよりまず国交正常化に対する扉を開くことに大きな意義がある」。

 実際にはこの時点で「拉致被害者帰国」はわかっていたはずですがさすが狸と言うべきでしょうか?
 下手なことを言うとまずい、帰国がおじゃんになるかもしれないという判断があったのでしょうね。
 北朝鮮から「首脳会談前までは拉致被害者帰国については触れるな」つう申し入れもあったのかもしれない。
 もちろん「サプライズ演出」による小泉政権支持率アップという思惑も多少はあったでしょうが。
 なお、この時点においては「拉致を解決する前に国交正常化」つう考えが現実的と受け止められていたことが解りますね。「拉致が解決しないと国交正常化できない」という物言いが蔓延する今との違いにため息がでます。

 小欄はこの頃、やはり官房副長官の要職にあり、拉致問題に詳しいにもかかわらず、対北朝鮮強硬派だからと日朝交渉から外されていた安倍氏*34が、こううめくように漏らすのを聞いた。
「小泉さん*35は、拉致の『ら』の字も分かっていない」。

 産経としては安倍応援&小泉批判*36してるつもりなのでしょうが、皮肉にも「当時の小泉氏が安倍なんか全く評価してなかったこと」「小泉訪朝は安倍の成果でないこと」「むしろ安倍なんぞ当時下手に重用したら訪朝がぽしゃって、蓮池氏らが帰国できなかったであろうこと」を暴露しています。
 こういうのを「問うに落ちず、語るに落ちる」といいます。
 まあ役職から考えるに小泉氏は当初、安倍よりもたとえば谷垣*37財務相(当時)を評価していたんじゃないか。
 福田*38官房長官(当時、後に首相)辞任後の後継官房長官も「細田*39官房副長官(当時)」であって「安倍官房副長官(当時)」じゃないですしね。安倍が拉致を政治利用したことがきっかけで小泉氏が安倍を自民党幹事長にするまでは安倍なんざ「岸*40元首相の孫、安倍晋太郎*41元幹事長の息子」でありながらろくに党内でも評価されてなかったわけです。
 しかし小心者の安倍がいくら産経相手とはいえ小泉氏の悪口なんか言いますかね。産経の捏造じゃないか。

 一部マスコミも同様だった。朝日新聞は小泉訪朝当日の紙面でも、「拉致被害者」とは呼ばずに「行方不明者」と北朝鮮側が好む表記を使っていた。

 そりゃ訪朝前までは「疑惑に過ぎず」拉致だと断言する根拠は何もないし、日本政府においても「行方不明者」と呼んでいたと思いますが。

8日付の朝日朝刊1面には、今回の重要な日米首脳会談の関連記事が全くなかった。

 まあ国際面や政治面にはあったのでしょうね。
 正直、日米会談では「安倍の申し入れをトランプがよくわかってると言っただけ」で実質的内容は特にないのだから1面で取り上げる必要もないでしょう。確認はしていませんが、朝日以外もどれほど大きく取り上げたことやら。


■読売新聞『会談向かう正恩氏の搭乗機、中国戦闘機が護衛?』
http://www.yomiuri.co.jp/world/20180608-OYT1T50110.html
 事実だとして本当に暗殺を恐れてると言うよりは中朝友好のアピールでしょう。


■リベラル21『「ホテル」がだめなら「野宿」せよ』小原紘
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4395.html

 北朝鮮が宿泊代の支払いに苦慮しているという。
(中略)
 この際、日本政府がホテル代を負担したらどうか。制裁一辺倒だった日本政府の180度の方針転換となるが、「乗り遅れた」日本がアジアの平和のために貢献できる絶好の機会になる。外交の大切さを熟知する安倍首相なら米朝会談への貢献に異論はないはずだ。無理な話だろうか? 

 まあ無理でしょうねえ。もちろん小原氏も皮肉でいってるでしょうが。

 安上がりな解決策がある。会談会場近くの公園にテントを張って泊まるというのはどうだろう。経費はとびきり安い。人民のために無駄遣いをしない代表一行の姿に国民は感激するはず。世界に対しても米朝会談への北側の熱意が伝わるはずだ。一石三鳥である。
 私が金正恩だったら絶対にテントに泊まる。

 これも無理でしょうねえ。小原氏は「贅沢は慎むべきだ」つう皮肉のつもりかもしれませんが。
 なお、このテント話ですが

カダフィ*42大佐(ウィキペディア参照)
・外遊の際には必ずといっていいほど自国大使館の庭にテントを張って野営、そこで首脳会談を行ったりする。これは自分がベドウィン遊牧民)出身であることを強調するためであるとされる。
・1989年9月、ユーゴスラビアベオグラードで開かれた非同盟諸国首脳会議に出席。このときも会場外にテントを張り、ラクダを空輸して話題をさらった。

というのが元ネタでしょう。

 2002年、小泉首相(当時)一行が平壌を訪れ、北側の夕食接待を断わり、日本から持ち込んだ仕出し弁当を食べた。その真剣さが「平壌宣言」を生んだことを思いだした。

 そんなわけないでしょう(苦笑)。訪朝前から事務方の事前交渉で、平壌宣言の内容はほぼ固まっていたはずです。そもそも仕出し弁当はあくまでも「救う会や家族会の攻撃を受けないため」、つまりは日本国内向けパフォーマンスでしょう。つうか、北朝鮮も日本の事情を理解してくれたわけですが、一般的に言えば「相手の出す食事を食わない」つうのは「毒でも盛ると思ってるのか!。俺が信用できないのか!」と反発を受ける愚行でしょうよ。
 たとえば安倍は「プーチン*43訪日時」に山口の高級旅館「大谷山荘」において

https://www.sankei.com/politics/news/161216/plt1612160003-n1.html
【前菜】
  蟹甲羅盛り(せこ蟹、蟹酢ジュレ
  白和え*44(阿東りんご、はなっこりー
【御椀】
  清汁仕立(岩国蓮根、萩甘鯛包み、紅白結び人参大根、小蕪菜、柚子、金箔)
【向付】
  とらふく刺(宮崎県産キャビア添え、寸葱、薬味、すだち、ポン酢)
  ふく手毬寿司
  伊勢海老焼き〆洗い、仙崎ぶと烏賊、くえ(岩茸、より人参、穂紫蘇、山葵、土佐醤油*45
【焼物】
  のど黒妻焼(菊花蕪)
  長萩和牛 シャトーブリアン*46(自然薯、百姓の塩、醤油糀)
【箸洗】
  長門ゆずきちシャーベット(くこの実)
【揚物】
  あんこう唐揚、慈姑素揚
【焚合】
  大葉百合根 油谷車海老黄味煮*47(菊菜、松葉人参、木の芽)
【留椀】
  赤味噌仕立(胡麻豆腐東寺巻*48、刻み葱)
【香物】
  千枚蕪漬け*49長門赤もく*50佃煮、水菜
【飯】
  長州地鶏(美東牛蒡、針生姜)
【果物】
  メロン、苺
【甘味】
  和菓子(銘:ジングルベル)、抹茶
【スパークリングワイン】
  安心院エキストラブリュット2014(大分県
【白ワイン】
  登美の丘 甲州 2015(山梨県
【赤ワイン】
  ドメイヌ・タケダ・ブラッククィーン古木2013(山形県
【日本酒】
  東洋美人 壱番纏 純米大吟醸山口県萩)
【ウィスキー】
  サントリーウィスキー響21年(京都府
ウォッカ
  ベルーガ ノーブル ウォッカ(ロシア)、奥飛騨ウォッカ岐阜県

という食事で歓待しましたが、これに対しプーチンが「食事はいらない」といって「ロシアからの仕出し弁当(?)」でも食べたらどうなったか。
 「プーチンは日本を馬鹿にしてるのか!」つう話になったでしょうよ。
 なお「そんなわけないでしょう」から「愚行でしょうよ」までの文章は小原記事のコメント欄に投稿しました。多分いつものように掲載拒否でしょうが(追記:やはり予想通り「掲載拒否」でした。褒め称えるコメント以外載せる気がないんでしょうか?。自称「リベラル」が聞いて呆れます)。リベラル21も外部批判を無視する「民主主義性の欠如した」全くくだらないサイトです。

「非核化」と「体制保証」が取引されることに疑問がある。アメリカは「体制」を保証する必要はない。内政干渉をしないことを約束するだけで十分だ。

 ばかばかしい。
 この場合の「体制保障」のメインが「内政干渉しないこと」を意味することは明白でしょうに。何とんちんかんなことを言ってるのか。いつもながら全くリベラル21もどうしようもないアホサイトですね。
 当然、その「内政干渉しないこと」には制裁しないことも入るでしょうね。制裁ってのは明らかに内政干渉ですから。
 まあ、「積極的な経済支援すること」は入らないでしょう。なお、俺個人は「体制保障」には「経済支援も含み、積極的に経済支援し、漸進的な改革を目指す」以外に道はないと思ってるので小原氏とは考えが違います。
 もちろんいくら「体制保障」とはいえ俺も「光州事件での全斗煥政権支持(米国)」のようなものまで支持する気はありませんが(もちろん米国はそもそもそういう立場ではないでしょうがね)。


■【米朝首脳会談金正恩氏の平和意思「信頼できない」は日本36%、米47%でともに最多 言論NPOの日米共同世論調査
https://www.sankei.com/world/news/180608/wor1806080039-n1.html
 「えー、じゃあ何、日米の過半数は『信頼する+解らない+無回答』なの?。意外!」ですね。


朝日新聞『トランプ氏「朝鮮戦争終結、合意あり得る」北朝鮮と調整』
https://www.asahi.com/articles/ASL6823XSL68UHBI002.html
 実際どうなるか解りませんが、こうした流れが進むことを期待したい。


■組織的じゃないのに処分20人
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180605

 森友文書の改ざんで20人も処分しといて、「組織的ではない」(麻生財務相)というのだから、常識が通じない。
(中略)
 森友文書の改ざんの原因を問われると「それが分かりゃ苦労せんのですよ」(麻生財務相)。いやはや。
 東京新聞・望月*51記者「300ヶ所の改ざんが罪に問われないとなると、あらゆる公文書で偽造や変造が起こり、国民が検証できなくなる。今回の様な事案が罪に問える様な公文書管理法が必要だという認識は?」
 菅官房長官「いずれにしろ、検察の判断」
 もう、常識が通じないだけでなく、日本語が通じない状況である。

 高世が言うように呆れて二の句が継げませんね。この期に及んで安倍を支持するというのは不正への荷担以外の何物でもない。
 菅の発言も「はあ?」ですね。望月氏は「検察の不起訴をどう思うか?」なんて聞いてないのに何でしょうか、この答弁。「あれが犯罪に該当しないとするなら公文書管理法に問題があると思わないか?」という質問への回答には全くなっていません。
 まあ、「公文書管理法の問題でない」と菅もさすがに自覚してるからこそこうなるわけですが。

 山本氏については、もう一つエピソードがある、私も参加した上野公園の集会「主権者が政治を変える!さくら祭り」(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180405)で、市民団体が昭恵氏を刑事告発する準備をしていたのだが、それを山本太郎議員がわざわざ集会にまで来てやめさせた。
 「(刑事告発して昭恵夫人に)逃げ道を与えてしまったら、最悪のパターン。市民がもっと賢くならなければならない」。山本議員はステージから呼びかけたのだ。というのは、刑事告発すれば、昭恵夫人側は証人喚問を拒否する口実に刑事告発を持ち出してくる。かりに証人喚問に応じたとしても、刑事告発を理由に証言拒否で押し通すことは想像に難くない。山本議員がそれをやめさせようと市民団体を説得したのだった。

 いやいや刑事告発しようと、しなかろうと関係ないでしょう。刑事告発しなければ「刑事告発されてないのだから真っ白だ」と強弁して証人喚問に応じないわけです。
 市民団体も山本に説得されたと言うよりは「山本とケンカしてまで刑事告発することは躊躇した」だけでしょう。検察が忖度して不起訴処分にする可能性は当時においても十分予想できたからです。


■「孤食」で失われるもの
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180530
 まあ問題は「孤食は過労死同様、必ずしも自主的に選択されてるわけではない(異常な労働環境によってもたらされてる面が大きい)」ということでしょうね。自主的な選択なら外部がどうこう言うことでもないでしょう。
 安倍のほざいていた「ワーク・ライフ・バランス」「働き方改革」てのも本来は「北欧などを模範にした上」での、そういう話だった「はず」のわけです。まあ、明らかに安倍は「ご飯論法」で話をねじ曲げていますが。


■「ご飯論法」の卑怯を許すな
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180529
 詳しくは高世の記事を読んでほしいと思いますが「ご飯論法」とは詭弁(特にモリカケでの安倍らの詭弁)のことです。
 ちなみに「ご飯論法」とは

詭弁その1
A「今日、朝ご飯は食べましたか」

「ご飯とおやつの違いがわからないので答えられません」
「牛乳だけ飲んでも、せんべいなどのお菓子だけ食べてもご飯なんですか?。まずご飯の定義を教えてください」
(こんなことを言ってるが「お菓子を食べた」「牛乳だけ飲んだ」わけではなく、米飯と塩鮭(おかず)と味噌汁という「非常にありきたりな朝食」を食べてきたのでこんなことを聞く必要が実はどこにもない)
詭弁その2
A「今日、朝ご飯は食べましたか」
B「ご飯は食べていません」
(ご飯(米飯)ではなく朝食にはパンを食べました。でもそれは言いません。「ご飯=朝食」と相手が誤解して「朝食を食べてないのだ」と思っても知りません)

みたいな話だそうです。なかなか面白いことを考える人がいるもんです。
 あるいは、消火器の悪徳商法で過去に使われたことがあるという詭弁

「消防署の方から来ました(消防署の方角から来たのであって、消防署関係者だとは言ってない)」

みたいな話ですね。まあ普通の人間はこういう詭弁は言わない。安倍と奴をかばう連中がいかに異常かと言うことです。
 これについては
紙屋研究所『「ご飯論法」は安倍政権に共通する感覚では』
http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20180521/1526840446
も紹介しておきます。
 ただ「ご飯論法」は何も安倍だけじゃない。

「潰せと言ったが怪我させろと言ってない(日大・内田)」

なんてのもご飯論法です。まあ、さすがに関西学院大などはそんなもん相手にしないで批判していますが。
 あるいは拉致問題での

「確かに国内で発見された特定失踪者は50人ほどいる*52が、だからといって、他の特定失踪者が北朝鮮拉致でないとはいえない。だから認定は撤回しない」(荒木和博)

なんてのも、あるいは、http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180305/7064208017で触れましたが、西谷文和氏に常岡浩介が事実上敗訴した(何せ和解条項に従い、西谷氏に賠償金を常岡が払ってますし、謝罪文もツイッターに一時掲載しましたから)裁判での常岡の酷い言い訳*53

「賠償金も払ったし謝罪もしたがそれは安田純平を救うための方便で、俺は本当は西谷氏に負けてない」(常岡主張の要約)

という「何が言いたいんだかさっぱりわからない」安倍の言い訳すら余裕で超えるんじゃないかという詭弁も「ご飯論法」です。
 で、高世が「知人・友人らしい」荒木や常岡の「ご飯論法」を非難するかと言えば平然と黙認ですからねえ。まあ、さすがに明確には擁護してないようですが、「特定失踪者は荒木氏がいうように拉致かもしれない」「常岡氏の西谷氏批判に同意する」と以前高世が「愚かにも」自ブログで主張してしまった以上、荒木や常岡の「ご飯論法」を黙認する高世は「荒木や常岡のご飯論法の共犯者」といっていいでしょう。
 「過去に支持した他者の発言」について「真実か怪しいことが明確になっても釈明しない」なんて高世の態度は卑怯の極みです(つうか高世が支持した時点で既に信憑性が怪しい話ではあったのですが)。
 ちなみに高世記事の

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160531
 困ったことに、日本から一部のグループが、この人物に、安田氏の家族にだまって、家族の代理人であるかのように装って接触、具体的な金額まで「交渉」していたという。
(中略)

常岡浩介(ジャーナリスト)
 こいつ*54がご家族にも外務省にも了承なく、犯人側に荷担して、犯人側の要求を垂れ流すマシンになってきた結果が今の安田くんの窮状。 https://t.co/2BNyIRy8dm
https://twitter.com/shamilsh/status/737206784503521280

の「一部のグループ」というのが西谷氏のことです。まあ、ここでの「一部のグループ批判」のネタ元は常岡でしょうね。
 常岡が西谷氏に名誉毀損で訴えられた民事裁判で敗訴和解した以上、この常岡に同調した高世の西谷批判も「間違っていたこと」になると思うんですけどねえ。それとも

「一部のグループ*55とは西谷氏のことではない(じゃあ誰だよ?。お前、常岡の西谷非難ツイートhttps://twitter.com/shamilsh/status/737206784503521280リンクしてるだろ?)」
「常岡氏が裁判に負けてもこの記事内容は間違ってない(何で?)」
「常岡氏は裁判に負けてない(負けてるだろ?)」

などと高世流ご飯論法が飛び出すのか。あるいは「単純な事実の問題」である「特定失踪者や常岡の西谷氏誹謗」とは違い「かなり価値観が入ってくる問題ですが」、

朝鮮学校無償化除外を「差別じゃない。朝鮮学校生のためを思ってる」
・根拠もあげずに「経済制裁が拉致解決に必要」

などと強弁する高世の態度も「ご飯論法」でしょう。
 まあ今のところ、高世は「都合の悪いこと(特定失踪者や常岡の西谷氏誹謗)」は何も触れずにだんまりでごまかしてるわけですが。まあ高世も「嘘つきで恥知らず」「ご飯論法(詭弁)の使い手」つう意味では「安倍といい勝負」でしょう。普通の人間なら、遅くても常岡が敗訴和解した時点で

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160531
 困ったことに、日本から一部のグループが、この人物に、安田氏の家族にだまって、家族の代理人であるかのように装って接触、具体的な金額まで「交渉」していたという。
(中略)

常岡浩介(ジャーナリスト)
 こいつ*56がご家族にも外務省にも了承なく、犯人側に荷担して、犯人側の要求を垂れ流すマシンになってきた結果が今の安田くんの窮状。 https://t.co/2BNyIRy8dm
https://twitter.com/shamilsh/status/737206784503521280

という過去の西谷氏非難記事について釈明*57するなり、謝罪した上で撤回するなりするでしょうにねえ。だんまりとは全く高世も卑怯な男です。
 高世の周囲に「高世さん、あんたおかしいよ」といってくれる人間はもはやいないんですかねえ?。
 ある意味、高世も哀れな男です。
 で、俺のこういう非難に高世も「反論するとやぶ蛇なので、反論できないが」耐えかねたのか「はてなは何もしなければ相手の記事をリンク張れば自動トラバされる設定(つまり俺が高世記事をリンク張ると自動トラバされる)」なのに、高世は俺については自動トラバ拒否設定ですからねえ(苦笑)。「繰り返しますが」高世は安倍並みに卑怯な男ですね。
 ああ、そうそう「話がずれますが」id:Mukke

・『連座制の方が「焼身自殺に対してあいまいな態度を取る」ことよりも「はるかにまとも」であると主張するBill_McCreary氏』(拙記事(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20140902/5234241756)やid:Bill_McCreary氏記事(https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/a50fc47ef03d5e59c0696ab1d5da3e57)の追記参照)
ノルウェーに霞を食えとはいえない(からノルウェー批判しないが、ノルウェーを非難しないボーガスやid:Bill_McCrearyは批判する)
・I濱先生の社会的発言に興味ない。研究成果のみ興味ある(だからボーガスに『I濱のこういう社会的発言についてどう思う』と聞かれても答えない)

あるいはid:noharra(八木孝三)の

・ボーガスの朝鮮学校無償化除外批判は「なぜ除外を批判する」と非難する*58が、元文科事務次官前川喜平氏の除外批判については「加計告発で前川絶賛したために、前川批判したくないからか*59」だんまり。「前川氏の除外批判についてどう思うの?」と俺に聞かれても「答える義務があるのか」と居直って回答拒否
・「河野談話否定論は間違ってる、つうならなんであんたが入会する「守る会」の役員三浦小太郎がつくる会理事であることを黙認してるの?」「何で守る会を退会する、三浦批判を行うなどのアクションを何も起こさないの?」と俺に聞かれても「三浦批判する義務があるのか」と居直り

なんてのも完全なご飯論法(詭弁)です。でid:noharraはともかくid:Mukkeは「安倍程には面の皮が厚くなかった」せいか、詭弁のせいではてなブログからトンズラする羽目になるのだから滑稽です。

 モリカケ問題については政府をまったく信用できない人が圧倒的多数なのにもかかわらず、内閣支持率は持ち直しはじめている*60。しかし・・米国のウォーターゲート事件は、1972年6月17日にワシントンD.C.民主党本部で起きた盗聴侵入事件に始まったが、もみ消し、司法妨害、証拠隠滅などあらゆる手で逃げ切りをはかったリチャード・ニクソン大統領が辞任に追い込まれたのは、事件から2年以上経った1974年8月9日だった。
 追及をあきらめてはならない。

 「あきらめてはいけない」は同感ですが、「有能な政治家だったニクソン」「もみ消しには関与したにせよ、ウォーターゲートその物に関与したかは微妙なニクソン(まあ、部下の暴走でも管理監督責任がありますし、もみ消しに動いた時点で責任は免れませんが)」「共和党の組織的犯行で、個人的犯罪とは言いがたいウォーターゲート」と違って「無能な安倍」「明らかに関与」「明らかにモリカケは個人的犯罪」ですからねえ。なんともげんなりします。
 まあ、確かに「あきらめてはいけない」のですが。


■今も続くハンセン病への偏見
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180527
 「国のハンセン病隔離政策という差別を支えたのは我々国民の差別意識だ」てそれだけなら正論ですけどねえ。
 「国の朝鮮学校無償化除外」つう差別を「差別じゃない」と強弁する高世が「何言ってやがる」つう思いは禁じ得ません。
 まあいずれにせよ、日本は独裁国家ではないので基本「ハンセン病にせよ朝鮮学校にせよ」何にせよ「国家の政策としての人権侵害」は全て「国民の責任」です。安倍のバカが加計森友で居直ってるのも「奴を引きずり下ろせない国民の責任」。まあ、日本人であることが本当に嫌になってきますね。

 昨夜は惠谷治さんのお通夜に行った。どうしてこんなに、と驚くほどたくさんの弔問者が参列して、定刻に着いたときには、焼香待ちの列が30m以上にもなっていた。
(中略)
 精進落としの場で向かいに座った女性は、ジャズクラブ「Body&Soul」のオーナーで、ご縁を聞くと、惠谷さんは大学時代から通っていた常連だという。

 まあ「必ずしも詳しく書く必要はない」とはいえ、参列者について詳しく書かれてないつう事は、高世って実は恵谷とそんなに親しくなく、参列者にも知ってる人間があまりいなかったんですかね?


■いつでも米国と対話したいと金正恩
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180525
 トランプのドタキャンに本当に困惑してるのか、はたまた「我々は対話する気があったのにトランプが一方的にドタキャンした」と非難し、「悪いのはトランプだ」とする自己の正当性アピールかはともかく「対話の意思がある」としてるところは評価したい。
 当然ながらこうした態度なら「少なくとも当面は」北朝鮮から軍事的対応などないでしょうし、また場合によっては「仕切り直しで交渉実施」もありうるからです。

 トランプ氏にはこれからも振り回されそうだ。

 「対話すると言ったりドタキャンしたり、きちんと外交を考えてるのか、先日はEU諸国の反対を無視してイラン核合意廃棄だの、エルサレム首都容認だの言い出してるし」と嘆く高世です。
 しかし高世が巣くう会と違い「コロコロ方針を変えないでほしい」とはいいながらも「今回のドタキャンそれ自体」についての評価(やむを得ないことと容認するのか、トランプ批判するのか)は避けてることが興味深い。

 国会ではモリカケ問題が、まだ「解決」していない。関係者から、宮川選手のように、顔出し実名で告白する人の出現を夢みるきょうこのごろである。

 まあ宮川君のような告白者が出ても安倍は居直るでしょうし、日大の方も今のところ居直ってますけどねえ。「監督は辞任するが常務理事は辞めない」し「反則を命令したことはない」そうです。
 マスコミ報道によれば「日大において絶大な権力を握るという」田中・日大理事長なる人物が「内田をかばっている」のだそうです。

【追記】

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052501389
時事通信『6月12日会談「あり得る」=北朝鮮と再調整模索−米大統領
【ワシントン時事】トランプ米大統領は25日、中止を24日に通告した米朝首脳会談に関し、当初予定されていた6月12日の開催も「まだあり得る」と述べ、北朝鮮側と接触を続けていることを明らかにした。ホワイトハウスで記者団に語った。

なので「幸いにも」中止にならない可能性がわずかながら出てきました。


■恵谷治死去について
 id:Bill_McCrearyさん記事『北朝鮮が崩壊する前に亡くなったという話(恵谷治氏)』
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/c98b3628abdb5e3445bca03591cc3d61
で拙記事
■「珍右翼が巣くう会」に突っ込む・番外編(4/21分:常岡浩介と黒井文太郎と桜木武史の巻)ほか韓国・北朝鮮最新ニュース(追記・訂正あり)(追記・訂正あり)
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180421/7064208022
■「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(4/30分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180430/5064208022
をご紹介いただきました。どうもいつもありがとうございます。
 さてid:Bill_McCrearyさん記事についてもコメントしてみます。

 作戦B、有事の場合、何らかの混乱状態が北朝鮮で起きた場合、あるいは南に侵攻しそうだというような場合、つまり北朝鮮に混乱が予想される場合、これもシナリオを書いて考えたことがありますが、これは十分に可能だと私は考えています。

 id:Bill_McCrearyさんも批判していますが可能なわけがないでしょう。そもそも居場所がわからないわけですからね。

 でも彼にとっては、北朝鮮問題に首を突っ込んだのは人生の黒歴史なのでしょうね。たぶん死ぬまで逃げるつもりなのでしょう。

 ウィキペ「関川夏央」でもわかりますが最近の彼は北朝鮮関係本は出さないで

二葉亭四迷の明治四十一年』(2003年、文春文庫)
『白樺たちの大正』(2005年、文春文庫)
『現代短歌 そのこころみ』(2008年、集英社文庫
『女流:林芙美子有吉佐和子』(2009年、集英社文庫
『「坂の上の雲」と日本人』(2009年、文春文庫)
『おじさんはなぜ時代小説が好きか』(2010年、集英社文庫
『東と西 横光利一旅愁』(2012年、講談社
『「一九〇五年」の彼ら:「現代」の発端を生きた十二人の文学者』(2012年、NHK出版新書)
『子規、最後の八年』(2015年、講談社文庫)

などと文学評論家気取りですからねえ。
 なお

『「一九〇五年」の彼ら:「現代」の発端を生きた十二人の文学者』

の「十二人の文学者」とはhttps://www.nhk-book.co.jp/detail/000000883782012.htmlによれば森鴎外、津田梅子(津田塾大創立者)、幸田露伴夏目漱石島崎藤村国木田独歩高村光太郎与謝野晶子永井荷風野上弥生子平塚らいてう*61石川啄木だそうです。ただし一般には津田梅子(教育者?)や平塚らいてう(評論家?)は文学者とは扱わないと思います。
 それにしても笑ってしまうのが、関川が最近

『「解説」する文学』(2011年、岩波書店
『昭和三十年代 演習』(2013年、岩波書店
『文学は、たとえばこう読む 「解説」する文学Ⅱ』(2014年、岩波書店
『人間晩年図巻 1990-94年』、『人間晩年図巻 1995-99年』(2016年、岩波書店

岩波書店から多数の本を出していることです。
 もちろん関川は荒木和博らウヨ連中と付き合っていたときは岩波に悪口していたわけで「岩波から本を出すな」とは言いませんが「過去の岩波への悪口をなかったことにしておつきあい」とはなんともかんともですね(苦笑)。 
 まるで、「週刊文春時代は朝日に悪口していたくせに一時朝日の雑誌編集長をしていた花田紀凱」のようです(再度、苦笑)。
 まあ文芸評論家として生きるには「講談社小学館、新潮社、文春(これらとも関川は付き合っています)」だけではなく岩波とも付き合っておいた方がいいつう判断なんでしょうが。
  こうなると下手なことを言うと岩波との関係が悪化しかねないし、なおさら関川に「北朝鮮話を持ち出す動機」はないでしょう。

そう考えると、蓮池透氏のような人はやはりすごいと考えます。

 小生的にすごいと思うのは「朝鮮学校無償化を訴える前川氏」ですね。
 「役人時代と態度が違う」という産経などの批判に対して「当時は出世したいという保身があった。無償化を主張したら事務次官になれなかったと思う」とはっきりと認めるというのはやはり偉いと思います。
 一方「前川さんの朝鮮学校への態度についてどう思う?」と俺が聞くと「加計告発での前川は偉い!」と褒めてしまった手前、前川非難ができないのか、とはいえ、俺を「なぜボーガスは無償化除外に反対する」と非難したがために今更「前川氏の朝鮮学校への態度を支持する」ともいえずに「そんなことを答えるつもりはない」で逃げ続けるid:noharra(八木孝三)は卑劣な男だと思います。

*1:本当に李がそんな話をしたのかどうかさえ眉唾ですが、仮にしたとしても「北朝鮮側に具体的に突きつけられるような証拠」でもない限り政府もどうしようもないでしょう。

*2:外務次官、国連大使を経て2004年から外相

*3:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*4:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*5:盧泰愚政権で首相

*6:金泳三政権で大統領秘書室長

*7:中曽根内閣科学技術庁長官、宮澤内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任

*8:中曽根内閣防衛庁長官、宮澤内閣官房長官自民党政調会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)など歴任

*9:左派政党・社会党が最大野党の時代ならともかく、最大野党(民主党民進党立憲民主党)も自民党同様の保守政党なのになんとも時代錯誤です。

*10:日本会議代表委員。安倍晋三の首相再任を主張し、2012年には「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の代表幹事に名を連ねた。安倍の首相再任が実現した後の2013年にNHK経営委員に任命されている。著書『民主主義とは何なのか』(2001年、文春新書)、『バベルの謎:ヤハウィストの冒険』(2007年、中公文庫)、『日本語の哲学へ』(2010年、ちくま新書)、『からごころ:日本精神の逆説』(2014年、中公文庫)、『九条を読もう!』(2015年、幻冬舎新書)、『神やぶれたまはず:昭和二十年八月十五日正午』(2016年、中公文庫)など

*11:著書『男と女の進化論』(1994年、新潮文庫)、『パラサイト日本人論:ウイルスがつくった日本のこころ』(1999年、文春文庫)、『浮気で産みたい女たち:新展開!浮気人類進化論』(2001年、文春文庫)、『同性愛の謎:なぜクラスに一人いるのか』(2012年、文春新書)、『本当は怖い動物の子育て』(2013年、新潮新書)など

*12:これについては例えば■リテラ『産経が「リベラルの男はキンタマ小さい」なる説を堂々掲載! 筆者の竹内久美子はデタラメ動物行動学でLGBT差別やレイプも正当化』(http://lite-ra.com/2018/03/post-3918.html)、■論男時評『「睾丸が小さい男は左翼」説で自己肯定にひた走る右派論壇』(武田砂鉄)(http://wezz-y.com/archives/53526)、■薄荷らぼ『産経の月刊「正論」が「チン論」!。竹内久美子「リベラルの男はキンタマ小さい」』(https://plaza.rakuten.co.jp/hakkapan/diary/201803310002/)など参照

*13:ソ連共産党書記長

*14:中国共産党主席

*15:朝鮮労働党主席、北朝鮮国家主席

*16:ベトナム労働党主席、北ベトナム国家主席

*17:片山内閣逓信相、鳩山内閣運輸相、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、池田内閣科学技術庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官を経て首相。

*18:英国首相

*19:フランス大統領

*20:台湾総統

*21:韓国大統領

*22:英国首相

*23:ドイツ首相

*24:社会党委員長、社民党党首

*25:精神異常者か、異常な飢餓状態でもない限り共食いなんてあり得ませんが。ただし、異常な飢餓状態なら常人でも共食いした例は過去に記録があるわけです。

*26:著書『オスとメス=性の不思議』(1993年、講談社現代新書)、『科学の目、科学のこころ』(1999年、岩波新書)、『進化とはなんだろうか』(1999年、岩波ジュニア新書)、『雄と雌の数をめぐる不思議』(2001年、中公文庫)、『生き物をめぐる4つの「なぜ」』(2002年、集英社新書)、『ダーウィンの足跡を訪ねて』(2006年、集英社新書)、『動物の生存戦略:行動から探る生き物の不思議』(2009年、放送大学叢書)など

*27:まあ今の半井ってウィキペディア半井小絵」を信じる限り、もはや「お天気お姉さん」ではなく「チャンネル桜などのウヨ番組のアシスタント」ですが。「お天気お姉さん」はもはや半井にとって「現在の姿ではなく」、「過去の栄光」でしかありません。櫻井よしこ小池百合子にとっての「ニュースキャスター時代(桜井は日テレ、小池はテレ東)」みたいなもんです。

*28:第三次安倍内閣で経産副大臣

*29:総務相と兼務です。

*30:政府・党・軍の最高指導者である金正恩国務委員長・党委員長、軍最高司令官

*31:朝鮮民主主義人民共和国のこと。

*32:著書『北朝鮮秘録:軍・経済・世襲権力の内幕』(2013年、文春新書)、『金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日』(2017年、講談社プラスアルファ新書)、『ルポ 絶望の韓国』(2017年、文春新書)、『北朝鮮核危機! 全内幕』(2018年、朝日新書)など

*33:厚生事務次官内閣官房副長官(村山、橋本、小渕、森、小泉内閣)、社会福祉法人恩賜財団母子愛育会理事長、株式会社麻生監査役など歴任

*34:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官などを経て首相

*35:宮澤内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*36:産経がこうして小泉批判するのはおそらく1)小泉氏が脱原発を主張(都知事選でも自公候補ではなく民主党が擁立した細川元首相を支援)したり、加計森友で「野党程ではない」とはいえ安倍批判してること、2)小泉jrが加計森友で「野党程ではない」とはいえ安倍批判してることが理由でしょうねえ。

*37:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相、自民党幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*38:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*39:小泉内閣官房長官自民党幹事長(麻生総裁時代)、総務会長(第二次安倍総裁時代)など歴任。

*40:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相をへて首相

*41:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党総務会長(中曽根総裁時代)、幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*42:首相、革命指導評議会議長、全国人民会議書記長など歴任

*43:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*44:豆腐を白味噌・白ごまとともにすって味付けし,下味をつけた魚肉・野菜などをあえた料理

*45:鰹節のだしの入った醤油のこと

*46:牛のヒレ肉(テンダーロイン)の中で中央部の最も太い部分のこと。フランスの政治家、作家シャトーブリアンがこの部位を好んだことからこの名がついたと言われる。

*47:黄身煮とは材料に卵黄(黄身)をつけて煮る煮物のこと

*48:東寺巻とは白身の魚や海老・野菜などを湯葉で巻いたもののこと。

*49:蕪を昆布、唐辛子とともに酢漬けにしたもの

*50:海藻の一種

*51:著書『武器輸出と日本企業』(2016年、角川新書)、『新聞記者』(2017年、角川新書)など

*52:「50人程いること」については仰天な事に荒木本人がhttp://araki.way-nifty.com/araki/2018/05/news274330526-0.htmlで公然と認めています。

*53:西谷氏の抗議ですぐに事実上撤回はしたもの、「酷い言い訳」への明確な「謝罪はなし」です。

*54:西谷氏のこと。

*55:常岡がはっきりと西谷氏の名前を出してるのに、「一部のグループ」とぼかすこと自体「後で問題になったときに逃げるためのご飯論法かよ?」「お前、『西谷』でブログ内検索かけられないようにしてるだろ?」と思いますが。まあ、高世が常岡の西谷非難ツイートにリンクを張ってる以上、逃げられる話じゃないんですが。

*56:西谷氏のこと。

*57:「謝罪と撤回」以外に釈明しようがないでしょうが

*58:こういう非難を俺にしながら「無償化除外については意見保留、支持もしないし反対もしない」といえるid:noharraご飯論法ぶりには本当に呆れます。

*59:まあ、加計告発や「夜間中学への取り組み」などでは『前川前次官の出会い系バー通いの真相』(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170601)などの記事で前川絶賛しながら、彼の朝鮮学校への態度については触れないで逃げるつうのは、高世仁も同じですが。

*60:30%台で止まってることは確かですが「持ち直して始めてる」とまではいえないんじゃないか。まあ20%代前半に突入しないこと(20%代後半なら突入したことがある)は明らかに異常ですが。いくら自民党支持者でもまともな人間なら安倍なんか支持できないでしょう。加計森友疑惑での安倍不支持は当然ながら野党支持を意味しませんし。「石破や岸田、石原の方がましだ」となぜ思わないのか全く理解困難です。

*61:戦前は青鞜社や、市川房枝(戦後、二院クラブ代表)、奥むめお(戦後、主婦連合会会長)らとともに婦人参政権を要求する新婦人協会を結成。戦後は、世界平和アピール七人委員会(平塚以外は平凡社社長・下中弥三郎、日本YWCA会長・植村環、東大総長・茅誠司日本女子大学長・上代たの、前田多門(幣原内閣文相、東京通信工業(後のソニー)初代社長)、京大教授・湯川秀樹)の結成に参加。また、作家・野上弥生子、画家・いわさきちひろ声楽家岸輝子らとともに「新日本婦人の会」を結成。