「珍右翼が巣くう会」に突っ込む・番外編(5/25分:常岡浩介と黒井文太郎と桜木武史の巻)ほか韓国・北朝鮮最新ニュース(追記・訂正あり)(追記・訂正あり)

 常岡*1ら以外にもロシアネタ、シリアネタ、北朝鮮・韓国ネタなど書いています。
【追記】
 id:Bill_McCrearyさんの記事『まあつまりは、与党(自民党公明党)の政治家も、(まともな人は)対北朝鮮対応に限界を感じているのだろう』
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/dcccd2e62baacd6024c6ca24ee777c46
で拙記事を紹介いただきました。ありがとうございます。
【追記終わり】


朝日新聞拉致問題北朝鮮と対話の道開くチャンス」公明・山口氏*2
https://www.asahi.com/articles/ASL6F5JHGL6FUTFK00Z.html
■産経【北朝鮮拉致】自民・竹下亘総務会長「首相は腹くくって日朝の話し合いを。全面的に支持する」
https://www.sankei.com/politics/news/180614/plt1806140022-n1.html
 米朝首脳会談で突如、与党内に沸き起こった「日朝首脳会談を目指せコール」ですね。


■朝鮮新報『日朝国交正常化推進議員連盟総会、10年ぶりに開催/与野党議員40人が参加』
http://chosonsinbo.com/jp/2018/06/yr20180612-1/
 「安倍政権誕生前は救う会や家族会に」、安倍政権誕生後は「それプラス安倍に」忖度したのか、10年ぶりというのが残念です。また人数が40人というのも残念ですが、開催されたことは良かったと思います。今後もこの動きが続いてほしい。

 総会には、自民党公明党立憲民主党共産党、維新の会、国民民主党など与野の各党から約40人の議員らが参加した。

 「アンチ北朝鮮&ウヨ」自民、公明、維新と「ラングーン事件批判などで朝鮮労働党と断交状態」共産から出席者がいるのが少し意外です。
 そして社民党自由党は「など」なんでしょうか、はたまた参加者に入ってないんでしょうか?。
【追記】
議連メンバーである有田芳生氏のツイート
https://twitter.com/aritayoshifu/status/1006175843784089601によれば社民党から又市征治*3党首が参加し、副会長に就任しています。朝鮮新報の記事に「にもかかわらず」社民党が「など」で軽く扱われたのは謎です。ミニ政党とはいえ「党首参加」だし、役員就任だし、長い付き合いもあるし、もう少し好意的な扱いしてもいいと思うんですけどねえ。それとも「社民党がウヨの攻撃対象になること」を危惧してあえて書かなかったのか。なお、自由党についてはよくわかりません。

・総会では、決議文が採択された。決議文では、北南首脳会談で発表された板門店宣言ならびに12日に行われる米朝首脳会談について「朝鮮半島と東アジアの平和と安定に大きく資する」と評価
平壌宣言にのっとり、日朝間の諸懸案の包括的な解決を目指すとともに、「日朝首脳会談の早期実現を全面的に支持」する日朝議連の立場が示された。
・衛藤会長は、「日朝議連は、日朝国交正常化が両国と朝鮮半島、東アジアの平和と安定、繁栄に資することを確信している」としながら、「議員外交」に最善を尽くす意志を強調した。また、現在、朝鮮に対する制裁決議を国会で採択している状態では「国交正常化に向けて踏み出すのは難しい」とし、「日朝国正常化を後押しする新たな国会決議」を採択すべきという認識を示した。

 衛藤氏のいう「日朝国正常化を後押しする新たな国会決議」を是非とも期待したい。

 現在、約50人の議員が同会に入会しており、会員はさらに増える見通しだという。

 本当に会員が増える見込みならうれしいことです。これもトランプ効果でしょうか?

 日朝議連の会長として、自民党衛藤征士郎衆議院議員が、会長代行に自民党額賀福志郎財務相が就任。顧問には自民党二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長竹下亘総務会長、公明党井上義久幹事長が就任した。また、副会長として、石原伸晃自民党)、河村建夫自民党)、塩谷立自民党)、北側一雄公明党)議員らが、事務局長に馳浩自民党)議員が任命された。

 自民、公明に参加者がいること自体が意外ですが、メンツが

【自民】
衛藤征士郎氏:
 村山内閣防衛庁長官衆院副議長など歴任
額賀福志郎氏:
 元額賀派会長。現在、竹下派最高顧問。小渕*4小泉内閣防衛庁長官森内閣経済財政担当相、自民党政調会長(小泉総裁時代)、第一次安倍*5、福田*6内閣財務相など歴任。
二階俊博氏:
 二階派会長。小渕、森*7内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て現在、自民党幹事長
岸田文雄氏:
 岸田派会長。第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て、現在、自民党政調会長
竹下亘氏:
 竹下派会長。第三次安倍内閣復興相、自民党国対委員長(第二次安倍総裁時代)を経て、現在、自民党総務会長
石原伸晃氏:
 石原派会長。小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任
河村建夫氏:
 小泉内閣文科相麻生内閣官房長官自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)を経て現在、衆院予算委員長
塩谷立
 麻生内閣文科相自民党総務会長(谷垣総裁時代)を経て、現在、自民党選対委員長。
馳浩
 第三次安倍内閣文科相
公明党
井上義久氏:
 公明党選対委員長、政調会長、副代表などを経て現在、幹事長
北側一雄氏:
 小泉内閣国交相公明党政調会長、幹事長などを経て、現在、副代表 

と「自民党派閥ボス揃い」「自民党三役経験者揃い」「公明党三役経験者揃い」「閣僚経験者揃い」という大物揃いなのは意外です。なお、この役員のうち、額賀氏は日韓議連会長、河村氏は日韓議連幹事長であり、朴チョンヒ時代などとは違い今や「日朝議連の役員就任」と「日韓議連の役員就任」は何ら矛盾しないわけです。
 それにしても一体何なんでしょうか?。トランプ効果はそれだけ大きかったと言うことでしょうかね。もちろん積極支持はしないまでもこうした動きを安倍が黙認してることは明白でしょう。ここに名前が出てくるメンツで安倍と明らかに関係が悪いのは石原伸晃だけですからねえ。
 「河村、塩谷、馳氏と安倍の関係はともかく」自民党三役(二階、岸田、竹下)なんか重用されてるわけで関係が悪いどころの話ではない。特に岸田氏、竹下氏は加計森友である程度、安倍に距離を置きつつあるのに二階氏なんか未だに全面擁護ですからねえ。
 彼ら自民党三役はこういうことで安倍に刃向かうような人々じゃないでしょうし、「明らかに狭量な性格」の安倍も「自分の意思に反すること」を容認できる程の寛容さはないでしょう。
 それにしても
朝日新聞『日朝国交正常化議連、10年ぶり活動』
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13535742.html
毎日新聞『日朝議連:10年ぶり総会 首脳会談実現を支援』
https://mainichi.jp/articles/20180612/ddm/005/010/162000c
NHK『「日朝首脳会談の早期実現を」 日朝国交正常化議連』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180611/k10011473041000.html
時事通信『日朝超党派議連が総会=国交正常化へ対話アピール』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018061100936&g=prk
などが朝鮮新報と違い「衛藤会長以外の自民、公明議員の名前を書かない」のはやはり「自民、公明に対する不当な忖度」なんでしょうか?。事情がどうあれ自民党の現役三役にして派閥ボス(二階派会長の二階幹事長、岸田派会長の岸田政調会長竹下派会長の竹下総務会長)がこうした議連に名を連ねるのはビッグニュースだと思うのですが。二階氏らの名を報じないのは明らかに異常です。
 そしてこうした二階氏らの動きを産経らウヨ連中が「だんまりで逃げ続ける」のか、「安倍総理に対する二階、岸田、竹下らの裏切り行為だ」と非難するのか実に楽しみです。

【追記】
議連メンバーである有田芳生氏のツイート
https://twitter.com/aritayoshifu/status/1006175843784089601
で議連の役員名簿が紹介されています。それによれば朝鮮新報が報じた記事「自民党三役が日朝議連顧問に就任」は虚偽ではなく事実のようです。
 まあ朝鮮新報もこんなことで虚偽記事は書かないでしょうが。確実に自民党三役の抗議が予想されますし、そんな抗議を受けてまでそんな虚偽記事を書くメリットもない。
 なお、有田氏ツイートによれば朝鮮新報が報じたメンバー以外では役員は

副会長
生方幸夫*8(立憲民主)
中川正春*9(岡田*10民進党代表が代表を務める無所属の会所属)
増子輝彦*11(国民民主)
笠井亮*12(共産)
又市征治氏(社民)
谷畑孝*13(維新)
下地幹郎*14(維新)
幹事長
中谷元*15(自民)
幹事長代理
平沢勝栄氏(自民)
副幹事長
岩屋毅*16(自民)
遠山清彦*17(公明)
事務局次長
務台俊介*18(自民)

だそうです。
 以下の方はツイッターをやってるのでこのことについてコメントがあるかと思ったら以下のようなコメントがありました。
 まずは公明党の遠山氏(https://twitter.com/kiyohiko_toyama)。

遠山清彦
・おはようございます。いよいよ1時間後には、シンガポール米朝首脳会談が始まる。昨日午後4時には、国会内で日朝国交正常化推進議連の会合が10年ぶりに開催され、拉致、核兵器、ミサイルの解決へ向けて努力することを超党派で一致。今からの会談に注目したいと思います。

 「日朝国交正常化推進議連の会合」についての記述が

遠山清彦
・午後4時、日本ウズベキスタン友好議員連盟の総会を開催。麻生太郎会長、西村康稔*19幹事長はじめ、多数の国会議員が参加、ファジロフ大使もご挨拶。私が司会を務めました。
ウズベキスタンは、中央アジアの雄だ。人口も3000万を超え、古来、シルクロード上の文明の十字路として盛えた歴史と伝統がある。また、親日国でもある。貿易でも文化教育交流でも、観光も、もっと活性化すべきだ。

というウズベキスタン議連の記述に比べると明らかに少ないと思いますが、まあ、普通の読解力があれば遠山氏が「日朝国交正常化推進議連」のメンバーだと言うこと、この議連が「どういう国交正常化を目指してるのか」はともかく国交正常化をテーマに掲げる議連だと言うこと(ウヨのような政権転覆論に立たないこと)は解ります。遠山氏がこういうツイートをしたことは過大評価はしないもののそれなりに評価したいと思います。
 次に下地氏(https://twitter.com/mikioshimoji)。

下地ミキオ
・今日の国会はどこもかしこも「米朝首脳会談」の話題でもちきりでした。
「成功だ」「失敗した」
さまざまな声が飛び交いました。私は成功の立場です。スタートがなければ、ゴールはありません。首脳同士のトップ会談であったことは重要な意味があると私は思っております。
・日朝議連の場でも議論を重ねておりますが、私達のスタンスは「どうすれば対話の雰囲気を作っていけるか」です。北朝鮮との対話がなければ、前に進むことはできません。大事なことなので繰り返し申し上げますが、「対話する」という姿勢がいまは大事なのです。
・「立ち話を接触」と言わざるを得ないような今の北朝鮮とのパイプでは拉致問題は解決はできないでしょう。
 本格的なパイプを作る努力をあらゆるチャンネルでやらなければいけません。「騙されてはいけない」などと言ってるようではこのパイプはできないでしょう。過去にとらわれずにチャレンジです。
・「スタートを切らなければ協議はできません 。協議をしなければ解決は出来ません」
 当たり前のことをやらずして解決は無いのです。
 拉致家族皆様の思いを大事にするならば大胆なチャレンジをする政治を作る必要があります。
 過去にとらわれた戦略しか持たないことが日本の問題点です。

 遠山氏が「日朝国交正常化推進議連(11文字)」としているのに、下地氏が「日朝議連(4字)」としてるのは「ツイッターの文字制限(100文字)」だけではなく、「国交正常化」という言葉に対するウヨの反発を躊躇してという面も明らかにあるでしょう。それでも彼がこうしたツイートをした点は「彼が維新所属」であることや最近の沖縄の選挙で自民公明陣営支持に回ってることとと関係なく過大評価はしないものの、遠山氏同様にそれなりに評価したいと思います。


■産経『朝鮮大学校系団体不正会計 警視庁小平署が告発状受理』
https://www.sankei.com/politics/news/180612/plt1806120032-n1.html
 「告発内容が調べるまでもなく明らかにでたらめ」「告発内容が事実でも犯罪にあたらない」というよほど特殊なケースでない限り受理はするでしょう。捜査が産経やウヨが望むようなものになるかは解りませんが。
 しかし

朝鮮大学校関係者らが幹部を務めた「小平市ごみ減量推進実行委員会」

つうのは果たして「朝鮮学校系団体」といっていいんでしょうか?
 その理屈だと「幹部」西岡や島田が国家基本問題研究所とつながりがある救う会を「国家基本問題研究所系団体」と呼んでもいいでしょうが、そういったら救う会は多分怒り出すでしょうね。


■産経【外交安保取材】日露首脳会談は“ゼロ回答”? すれ違いにもがく安倍首相を取り巻く冷めた空気
https://www.sankei.com/premium/news/180613/prm1806130006-n1.html

・こんなに成果が乏しい会談は珍しい−。5月下旬にモスクワで行われた日露首脳会談には、こんな厳しい評価が目立つ。北方四島での共同経済活動は早期に取り組む5つの事業に関する調査団派遣の合意にとどまり、事業化の前提となる日露双方の法的枠組みを害さない新たな枠組みに関しては進展がなかった。焦点の平和条約締結交渉も前進への意欲が示されただけで具体的な言及はなかった。
・現地ではロシアのペースに振り回された。
・26日のクレムリン(大統領府)での首脳会談は開始時間になると突然、クレムリン内のプレスルームに設置された大型テレビにプーチン氏が閣僚会議を開く様子が映し出された。首相はホテルで待機を余儀なくされ、会談開始は予定より約50分遅れた。会談後に予定していた共同記者会見は「ロシア側の強い要望」で一方的に、記者の質問を受けない「共同記者発表」に切り替えられた。
・平和条約締結交渉に関し、首相は「着実に前進していく決意を2人で今日、新たにした」と述べたが、プーチン氏は「両国民に受け入れられる解決策を辛抱強く探すことが重要だ」と発言。温度差が浮き彫りになり、問題解決は前途多難であることをうかがわせた。

 安倍信者の産経ですらアンチロシアと言うこともあって酷評です。


■産経【米朝首脳会談】それでもショーは続く 執行役員東京編集局長 乾正人
https://www.sankei.com/world/news/180613/wor1806130008-n1.html

・2人が握手する映像は、プロパガンダ(宣伝)よろしくNHKでも民放でも何度も繰り返し流されたが、それを見ていると、はるか昔にテレビで見た“ショー”を突然思い出した。
 異種格闘技世界一を競ったアントニオ猪木モハメド・アリ*20の一戦である。
 42年前の6月26日に東京で行われた「世紀の一戦」は、ふたを開けてみれば、寝転がって足技をかけようとするばかりの猪木と、なすすべもなく立っていただけのアリという「世紀の凡戦」となった(やらせなしだったから凡戦になった、という説もあるが)。
 それでもトランプと金正恩による「二人のビッグショー」は、舞台を平壌、ワシントンに移してまだまだ続くだろう。問題は、ショーの木戸銭がべらぼうな額になりかねないことだ
・猪木・アリ戦では終了後、怒った観客がリングにモノを投げつけ、罵声を浴びせたという。この際、安倍晋三首相は盟友にハッキリいうべきだろう。「三文芝居に出すカネは一文たりともない」、と。         

 トランプに要求されたら安倍は出すでしょうし、産経もそれについて何も言えないでしょうねえ。今はこんなこと言ってますけど。


■産経【米朝首脳会談】会談の主導権めぐる「攻防」 余裕をみせたトランプ氏、要所で「戦術的勝利」を手にした金正恩
https://www.sankei.com/world/news/180613/wor1806130005-n1.html

・会談の結果を見る限り、トランプ氏が主導権を握っていたとは必ずしも言い難い。
・両首脳が署名した共同声明では、「朝鮮半島の完全な非核化」がうたわれたものの、トランプ政権が繰り返し北朝鮮に要求してきた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)という文言はどこにも見あたらない。4月の南北首脳会談で完全な非核化目標を確認した「板門店宣言」と大差はなかった。
・しかも、具体的な非核化プロセスが明記されなかった点を突かれると、「時間がなかった」と開き直り気味に答えもした。
・トランプ氏はまた、北朝鮮が「完全な非核化」に本気であることを示す根拠として、金氏が北朝鮮国内にある弾道ミサイルのエンジン燃焼試験場の破壊を約束したと明かしたが、この約束は共同声明では言及されておらず、単なる口約束で終わる恐れを残した。
・さらに懸念されるのは、(ボーガス注:共同声明の文書には盛り込まれなかったもの、記者会見で)トランプ氏が米韓合同演習の中止を表明したことだ。
 トランプ氏は記者会見で米韓演習について「(北朝鮮に対して)挑発的だ」「米国にとって多大な費用負担となっている」などと主張。北朝鮮が今後の非核化交渉をほごにした場合は演習を復活させる可能性に言及はしたものの、米韓演習の中止を長年要求してきた北朝鮮に対する見過ごせない譲歩であることに変わりはない。
 トランプ氏はしかも、「ソウル近郊に何千万人もの人口が集中している。戦争は回避しなくてはならない」と主張。北朝鮮は「炎と怒り」に見舞われるとした自身の過去の発言も事実上封印すると表明した。
 軍事的選択肢をちらつかせながら北朝鮮に「最大限の圧力」をかけてきたここまでの路線を放棄し、「ソウルを火の海にする」と豪語して米軍の軍事行動を封じる材料にしてきた北朝鮮の思惑に乗せられ、今後の北朝鮮政策の幅をせばめることにもなりかねない。
・ポンペオ国務長官米朝首脳会談の前日、記者団に「歴代政権のように、破られるだけに終わる合意をする気はない」とする趣旨の発言をしていた。
 しかし、今回の共同声明はまさに、北朝鮮に非核化を確実に履行させる言及を欠いている点では、過去の合意文書と本質的な変化はなく、むしろ合意実現に向けた北朝鮮への過度の配慮が透けて見える。
・ただ、一方でトランプ氏が「北朝鮮の核が米国にとって問題とならなくなるまで制裁を解除しない」との大方針の堅持を明確に打ち出したのは救いといえる。
・トランプ氏によると、今回の会談を受けてポンペオ氏を筆頭とする米政府代表団は来週、北朝鮮側と合意事項の履行に向けた実務協議を行う。
 トランプ氏の「有言実行」の真価が問われるのはこれからだ。

 産経の評価を一応紹介しておきます。


■毎日『ロシア、G8復帰に否定的 「上海機構」の枠組み重視』
https://mainichi.jp/articles/20180612/ddm/007/030/130000c
■日経『G7「脱退してない」 プーチン・ロシア大統領、亀裂を静観』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31592050R10C18A6EAF000/
 まあ記事タイトル的には日経が正しいでしょうね。
 プーチンは「復帰を否定してる」わけではない。G7内部で復帰反対論が強い以上「復帰の条件がないから復帰しようがない(そもそも俺が脱退したわけじゃない)」といっただけの話です。


■産経『菅義偉官房長官「極めて遺憾」 露の北方領土光回線工事』
https://www.sankei.com/politics/news/180611/plt1806110046-n1.html
 常岡なぞも批判していますが、「それで終わりかよ!」ですね。
 もちろん先日、安倍が訪露したばかりで「対露制裁」などというわけにもいかないでしょうが、とはいえ「単に口先で抗議」ではほとんど意味はないでしょう。それでプーチンが方針を変えるようなら苦労しません。
 完全にプーチンになめられてると言っていいんじゃないか。


■産経『露、光回線敷設を通告 北方領土で10日にも着工 日本政府抗議』
https://www.sankei.com/politics/news/180610/plt1806100002-n1.html
 もちろん形式的には「島返還が決定するまで島の開発を何もしなかったら島がどんどん遅れていく」「だから島の返還が決まる前でも開発はせざるをえない」とはいえるでしょう。
 とはいえ島の返還について前進がないまま、開発を進めれば安倍の面目は立たないし、こうした抗議は十分予想できます。にもかかわらずこうした対応をプーチンはしてきた。
 プーチンって「安倍は内心では島の返還なんか諦めてる」「安倍がやりたいのは日本財界の意向による日露ビジネスの推進だ」とみきってるんですかね。


■産経【日米首脳会談】安倍首相「拉致問題は私と金正恩氏と直接協議する決意」
https://www.sankei.com/politics/news/180608/plt1806080005-n1.html
 過去の金丸*21訪朝(第18富士山丸船長解放)、小泉訪朝(拉致被害者帰国)など、一定の成果があった訪朝では「なんらかのお土産」が北朝鮮に提出されました。安倍が拉致を直接協議とやらで解決したいならまず第一にお土産を出す覚悟が必要です。
 第二に「安倍と金正恩」に限らず、この種のトップ会談で「下準備もしないでいきなりぶっつけ本番」はありえない。つまりは首脳会談前に「ある程度の事務方の事前交渉」があり、最終決定は首脳会談でするにしても首脳会談前からある程度の落としどころは双方の交渉で通常決まっておりお互いその「落としどころ」は了解しています。
 トップ会談で落としどころも決めずにぶっつけ本番でやって成果が出なければお互い大きな政治的ダメージを受けるからです。
 安倍が訪朝するとして訪朝前に「どこを落としどころにするか」が問題になってきます。この2つをきちんと処理しない限り、訪朝しても成果なんか出ない。というよりこの2つが解決しない限り、向こうが安倍訪朝なんか受け入れるわけもありません。


■産経【日米首脳会談】安倍首相、トランプ大統領と対北朝鮮政策で協議 完全非核化へ圧力維持を確認へ 拉致問題解決の要求も
https://www.sankei.com/politics/news/180607/plt1806070030-n1.html
 トランプもわざわざアメリカに来た安倍のメンツを速攻で潰すようなことはしないでしょう。
 ただしそれは「6/12の会談」その他の米国外交が安倍の望むものになることを当然保障しません。


毎日新聞朝鮮学校補助金懲戒請求殺到「受理しない」 県弁護士会長談話 /兵庫』
http://mainichi.jp/articles/20180607/ddl/k28/040/408000c
 受理しないのは当たり前の話です。むしろこうした無茶苦茶な請求については刑事、民事上のペナルティが科されてしかるべきです。


日経新聞『北海道知事、ロシア2地域と交流強化』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3105280028052018L41000/

 北海道の高橋はるみ知事は25日、ロシアのサンクトペテルブルクで開いた「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」でサンクトペテルブルク市とモスクワ州の知事とそれぞれ会談し、両地域と交流を深める内容の文書に署名した。サンクトペテルブルク市とは製造業や医療、建築などの分野で交流を深める5カ年計画も定めた。
 道とサンクトペテルブルク市は人的交流の促進のほか、食品・観光分野でのビジネス会合の支援なども決めた。2022年までの5年間に両地域が目指す活動計画も策定。双方の企業支援や北海道製商品の配送、観光プロモーションなどの実施も盛り込んだ。
 道はモスクワ州とも経済や医療などの分野で協力することを確認。具体化に向け、実務者協議を開くことで合意した。

 正直、「島が帰ってくる公算は低い」「今や元島民もほとんどいない(どんどん死去)」ですからねえ。「ロシアと金儲けできるならしようじゃないか」つう声も北海道にはあるでしょう。アンチロシアの常岡なんぞは不愉快でしょうが。


■産経『プーチン氏、会談に遅刻 会見の質問も取りやめ』
https://www.sankei.com/politics/news/180527/plt1805270002-n1.html
 「なんらかの理由」で故意にやってるのか、なんらかのミスか知りませんが、毎回遅刻が常習つうのは勘弁してほしいですね。

 プーチン氏は日露首脳会談の開始予定時刻に突然、新たに任命された閣僚との会合を開いた。

 「緊急に開かなければならない事情があった」のならともかく、非礼にもほどがあるでしょう。
 安倍なんか大嫌いな俺ですが、さすがにこうした「正当な理由があるとはとても思えない非礼」は批判します(プーチンをかばう理由もないですしね)。
 まあ、本来、安倍側がプーチンに強く抗議すべきでしょうが、果たしてそれができるかどうか。正直「安倍が、あるいは日本がなめられてるのか?」「会見質問を潰すための遅刻か?」と疑いたくなります。


■予想されていた米朝首脳会談中止(黒井文太郎*22
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuroibuntaro/20180525-00085647/
 明らかに後出しじゃんけんですね(苦笑)
 「会談はしたがケンカ別れ」ならまだしもこの時期のドタキャンなんかほとんどの人間が予想してなかったでしょうし、黒井も本当は予想してなかったでしょう。

【追記】

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052501389
時事通信『6月12日会談「あり得る」=北朝鮮と再調整模索−米大統領
【ワシントン時事】トランプ米大統領は25日、中止を24日に通告した米朝首脳会談に関し、当初予定されていた6月12日の開催も「まだあり得る」と述べ、北朝鮮側と接触を続けていることを明らかにした。ホワイトハウスで記者団に語った。

なので「幸いにも」中止にならない可能性が出てきました(さらに追記:当初予定通り6/12実施だそうです)。


日経新聞『仏大統領、ロシアは「パートナー」 外交実績狙う、接近に懸念も』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3095765025052018FF8000/

「フランスが信頼できるパートナーだと理解してほしい」。
 24日の仏ロ首脳会談後の記者会見で、マクロン*23プーチン*24に呼びかけた。イラン核合意の維持やシリア停戦には、仏との関係が重要だと強調した。

 トランプのシリア・アサド政権攻撃に参加し、常岡や黒井から「反プーチンの闘士」として以前絶賛されたマクロンですが、話はそれほど単純ではなさそうです。


■常岡、黒井、桜木のツイートに突っ込む

常岡浩介がリツイート
■米国を揺るがす「ロシア疑惑」の深い闇…選挙結果を変えた可能性は限りなく高い
http://biz-journal.jp/2018/06/post_23641.html

 米国司法当局が「選挙期間中にロシアゲートを理由にトランプ陣営から選挙違法介入容疑で逮捕者を出せなかったこと(逮捕者が出てればトランプが『オバマの謀略』と強弁しても負けたのではないか?)」ならともかくロシアゲートその物が選挙結果に影響した可能性は低いと思いますね。
 まあ、低いから介入に問題ないという話ではないですが、ロシアによる選挙介入の過大評価はまずいでしょう。
 というか、「フェイクニュースが選挙結果に仮に大きく影響した」としても、ロシアが流したとされるヒラリー誹謗のフェイクニュースはロシアに関係なくトランプ支持層が以前から流してました。ロシアの行為はせいぜい「助長」でしかありません。また、オバマの大統領選挙時にも「選挙結果には影響がなかった」とはいえ、既に「オバマイスラム教徒」などのフェイクニュースが流れてますし、これはロシアとは関係ありません。フェイクニュースを問題にするにしてもそこで「ロシアを過大評価する」のは違うでしょう。

 すでに知られている通り、ドナルド・トランプ氏とヒラリー・クリントン氏の一騎打ちとなった2016年の米大統領選は、史上稀に見る大接戦だった。得票数はヒラリー氏のほうが300万票ほど多く、トランプ氏は「試合に勝って、勝負に負けた」かたちといえるだろう。

 つまりはフランスのような直接選挙なら、あるいは大統領選挙人による間接選挙であるにしても「勝利者の大統領選挙人総取り(共和党または民主党の強固な地盤だと、共和党または民主党が総取りになる)」のような現行システムではなく「得票数によって按分で大統領選挙人を獲得するシステム(これなら得票数の差が6対4で勝つか、7対3で勝つかなど、勝ち方が重要になってきます)」ならクリントンが勝った可能性が大きいと言うことです。本来、投票システムを変えるべきでしょう。そもそも「得票数と選挙結果にズレがある」は「ブッシュ対ゴア」の時にも指摘された問題であり、あの時に改革してれば良かったのですがねえ。

常岡浩介がリツイート
・とみ
 何度も言いますが、米トランプ、英Brexit、仏ルペン、伊五つ星運動…「反グローバリズムの大きな潮流」などと盛り上がっていた*25人、その裏にあるロシアの影を理解しましょうよ。本当にヤバいですよ。一番恐ろしいのは社会の分断。日本も他人事ではないと感じます

 やれやれですね。ろくな根拠もあげず「ロシアが黒幕」的な陰謀論も大概にしたらどうなんですかね。
 こうした「反グローバリズムの大きな潮流」を好意的に評価するにせよ、否定的に評価するにせよ、こうした潮流は「ロシアが黒幕」なんてちゃっちい話ではないでしょう。
 ロシアがこれらの運動を裏で支援してるというのは噂に過ぎず絶対的根拠はない。かつ仮に「ロシアが支援」が事実だとしても「ロシアが支援しようとも」、カネで支援すれば何でも可能なわけではない。
 ロシアが支援しても「国民の支持がどうしても得られなければ」どうにもならない。むしろ「国民の支持を得て伸びそうだから」ロシアが支援したという話でしょう。

黒井文太郎
 アサド政権がいま在るのはロシアが支援したからです。
 プーチンが手を出さなければ、シリアはリビアのようになっていて、犠牲者は格段に少なく済んだでしょう

 もちろん「ロシアが支援しなければシリアにおいてアサド政権が崩壊し」かつ「それは良いことだった」といえるかどうか自体、議論の余地があります。いずれにせよ、現にロシアが支援して、支援を辞める見通しもない以上、こんなことを言っても全く無意味です。
 巣くう会がよく言う「中露が支援しなければ北朝鮮は崩壊してた」レベルに無意味な主張でしょう。

黒井文太郎
 (ボーガス注:満州事変の黒幕の一人)土肥原賢二を主人公に大河ドラマ作ったら絶対面白くなると思う。

 政治的にリスキーすぎて(というのも変な話ですが)NHKもそんなことはやりたがらないでしょう。「死刑となり靖国に合祀されてる」A級戦犯・土肥原を好意的に描けば、「侵略美化」として国内外の批判は免れません。一方で彼を批判的に描けば(というか本来批判的に描いて当然ですが)、産経や日本会議、「日本会議とつるむ自民ウヨ議員」などが「反日」として悪口する。
 それにしても「おもしろい」という黒井は「どういう大河」を期待してるんでしょうか?。戦国時代が舞台(武田信玄上杉謙信など)じゃあるまいし、土肥原を「天才軍人」として英雄的に描くことなど到底「すべきことでも政治的にできることでもない」んですが。

黒井文太郎がリツイート
NHK
アメリカが韓国に核兵器を持ち込まないという確約がなければ、北朝鮮が一方的に核を放棄することはできない、というのが北朝鮮のスタンス」
https://www3.nhk.or.jp/news/special/trump-usa-kim-north-korea-summit/

北朝鮮、そんなスタンスではないですね。
(そもそも米軍が北朝鮮を核攻撃するのに韓国に核兵器持ち込む必要ない*26

 いや北朝鮮のスタンスはNHKが言うように『アメリカが韓国に核兵器を持ち込まないという確約がなければ、北朝鮮が一方的に核を放棄することはできない』でしょう。
 ただしこれは『そうした条件は核廃棄の最低条件の一つ』つう話ではあっても『それさえすれば核廃棄する』つう話では必ずしもないでしょう。他に『朝鮮戦争正式終戦』『米朝国交樹立』『在韓米軍撤退』などの追加条件もあるかもしれませんが、それは『アメリカが韓国に核兵器を持ち込まないという確約』は北朝鮮にとってどうでもいいという話ではない。
 まあ、「北朝鮮は核廃棄しろ、でも米国は韓国に核を持ち込むことが法的に可能だ」なんてもんを北朝鮮も受け入れる気はないでしょう。当たり前の話です。
 黒井は「そもそも今の在韓米軍に核はない」だの「核を韓国に持ち込む理由もない」だのしていますが、ならば「韓国には核は持ち込みません」と6カ国協議的な形で条約化すればいいでしょう。「持ち込む必要がない」のならそうした条約には何の弊害もないはずです。
 条約化しないならそれは「韓国に核を持ち込むオプションを米国は保持したいのだ」と疑われても仕方がない。
 そうした主張に対し、「そんなことをしても北朝鮮は核廃棄しない」などと言い出すのは黒井の方がおかしい。黒井も「韓国に核を米軍が持ち込むオプションを黒井は保持したいのだ」、また「黒井は北朝鮮問題の外交解決を否定し、軍事力による解決(北朝鮮政権転覆)を主張したいのだ」と疑われても仕方がない。

黒井文太郎
‏ 「ロシアによる自身の殺害計画を首謀した容疑者を捕えるための特殊作戦」とのこと。
 これ批判する向きもいますけれども、本当にあのロシアに命を狙われたならしかたないでしょうね
■AFP『ロシア記者は生きていた… 驚きの「作戦」に安堵と怒りの声』
http://www.afpbb.com/articles/-/3176614?pid=20176167&act=all

 何を根拠に仕方ないというのか、さっぱり解りません。「アンチロシア」常岡ですら

常岡浩介
 批判が出ているが、現時点で判断できない。

とツイートし、「詳細がわからないので現時点ではコメントは控えたい(ウクライナを批判もしないが擁護もしない)」「『嘘は原則ダメだが例外的には許される(ただし今回が例外に当たるかは不明)』という一般論しかいえない」としているのに(【追記】ただしその後常岡はろくに説明もせずに、黒井と同じ「ウクライナに問題はない」に移行したようです。実に常岡らしいでたらめさです。そんなんだったら最初から黒井同様に「ウクライナ万歳」してりゃいいのに)。
 もちろん一般論で言えば「嘘はダメ」であり、あくまでも「やむを得ないときに例外的に嘘が方便になる」にすぎません。
 なおウクライナ政府やロシア記者に怒ってる人間は当然ながらロシアシンパでは必ずしもありません。
 むしろ「ロシアシンパでないからこそ」、『ロシアに「ウクライナは嘘つきだ」などの攻撃の材料を与えた』『(ロシア記者は)知人・友人にどれほど不快な思いをさせたかわかってるのか!』『こんなことをしないといけない理由はなんだ!』などと怒ってる人も多いようです。
 ちなみに

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10281.php
 バブチェンコには妻と6人の養子がいるが、バブチェンコが「死ぬ」ことは妻子にさえ知らせていなかった。
 「すまない、他に選択肢がなかったんだ」と、バブチェンコは妻に謝罪した。

つうのは明らかにまずいんじゃないですかね。

常岡浩介がリツイート
・とみ
 玉木代表「島が返ってきた時、『安保条約6条に基づく施設、基地は置かない』とトランプ大統領から確約を取れば、日ロの交渉は一気に進むと思うが、いかがか」
 ダメだこりゃ…何も分かってない。そもそも最初から還す気はない。ロシア側の領土をエサにした分断と揺さぶり*27を見抜けないのか。

 「ダメだ、こりゃ」は玉木よりもむしろ常岡と類友の方でしょう。
 「日露交渉が一気に進むかどうかはともかく」、『北方領土が返還されたときに米軍基地を置くかもしれない』なんて状況でプーチンが返還したがるわけもないでしょう。少なくとも「米軍基地は置かない」と確約しなければ交渉なんか全く進まない。
 返還してほしいなら「米軍基地を置かない」と確約するしかない。
 もちろん「確約したからと言って返る保証はない」ですが「確約しなければ100パー返ってこない」。 
 つうか常岡と類友
1)北方領土返還についてどう考えてるのか、「二度と返ってこないからもう諦めるべきだ」と思ってるのか?
2)なぜ「返還された場合、北方領土に米軍基地を置かない」と確約してはいけないと思ってるのか?
3)北方領土に米軍基地を置くというオプションを保有しなければいけない理由は何なのか、きちんと語るべきでしょう。正直、常岡とそのお仲間には何も期待していませんが。

黒井文太郎
‏ 日本政府の対露外交戦略のダメぶりについては、外務官僚がリードする国家安全保障局の誤分析の悪影響が大きいのではないか

 黒井が何でこんなに必死こいて「日本の対ロシア外交に問題はあるが、安倍首相も、河野外相も悪くない。役人が悪い」と役人に責任転嫁したがるのか訳がわかりません。素直に「外交の最高責任者として安倍首相、河野外相はろくでもない」といえばいいのにねえ。しかも「国家安全保障局の誤分析」呼ばわりする根拠が何も提出されない。

黒井文太郎
‏ 息子*28や孫たちはたいして面白くないですけど、鳩山一郎とか岸信介*29とか吉田茂とか河野一郎とか影佐禎昭とか小泉又次郎*30とか町村金五とか中曽根康弘とか世耕弘一とか西村栄一とか笹川良一とか、めちゃ面白い

鳩山一郎*31
 息子が鳩山威一郎*32、孫が鳩山由紀夫*33、邦夫*34兄弟、ひ孫が鳩山二郎(邦夫の息子)
岸信介*35
 孫が安倍晋三*36岸信夫*37兄弟
吉田茂*38
 孫が麻生太郎*39
河野一郎*40
 息子が河野洋平*41、孫が河野太郎*42
小泉又次郎*43
 孫が小泉純一郎*44、ひ孫が小泉進次郎(純一郎の息子)
・町村金吾*45
 息子が町村信孝*46
中曽根康弘*47
 息子が中曽根弘文*48、孫が中曽根康隆(弘文の息子)
世耕弘一*49
 息子が世耕政隆*50、孫が世耕弘成*51
西村栄一*52
 息子が西村眞悟*53
笹川良一*54
 息子が笹川堯*55、孫が笹川博義*56(堯の息子)

ということはわかりますが、影佐禎昭*57だけは「誰が息子や孫か」わからなかったんですが、ウィキペディアによれば「谷垣禎一*58自民党総裁の母方の祖父」だそうです。姓が違うとちょっと解らないですね。
 しかしこの黒井のツイート「息子や孫たちはたいして面白くないですけど(父や祖父は)めちゃ面白い」に「田中角栄*59田中真紀子*60元外相の父)、福田赳夫*61福田康夫*62元首相の父)」が出てこないのは深い意味があるのか、ないのか。
 なお、「非常識右翼で馬鹿馬鹿しい」つう意味では安倍晋三麻生太郎西村眞悟は面白いでしょう。まあ陣笠の西村はともかく、安倍や麻生は首相や副首相なんで「面白さよりもむしろ不快さが強い」ですが。

黒井文太郎
‏ 北朝鮮が交渉カードとして用意してたのは実験凍結と実験場廃棄。一方的核放棄ではない。
非核化要求されても、「半島非核化」という互いの軍縮を議題に設定することで、骨抜き可能とみていた。

 まあ「半島非核化」については「米国を含む6カ国協議参加国で非核条約を締結する」つう話になるでしょうからねえ。まさか口約束で済むわけもない。ということで「半島非核化」を北朝鮮側が「米国が飲めないであろう条件」として提示してくることは確かにあり得るでしょう。
 かつ「俺だけ核廃棄で『やろうと思えば在韓米軍には核配備できる(ただし今現在はないようですが)』なんてのが公平なのか」つう北朝鮮の主張は「核廃棄骨抜き」という思惑があろうとなかろうとそれだけ取り出せば全くの正論です。
 で「半島非核化」を果たして米国が飲めるかどうか。まあ、飲んでほしいとは思いますけどね。そのあたりについて「半島非核化すべきだ、在韓米軍に核をおかないと確約して何か問題があるのか」とも何とも黒井が言わないあたりがなんともかんとも。 

黒井文太郎
‏ 日本の議論をみていると、北朝鮮問題でもシリア問題でも「諸外国の思惑」がどうも実態以上に重視されすぎてる印象があります。
確かに様々な国が各々の思惑で関与してるのは事実ですが、そちらに関心が向きすぎというか。北朝鮮なら「北朝鮮VS米国」、シリアなら「ロシアの介入」が圧倒的に主問題です

 もちろん諸外国の思惑は重要です。「北朝鮮問題」なら中国、ロシア、韓国の考え、「シリア問題」ならイラン、サウジ、トルコ、米国などの考えを無視して議論してもしょうがないでしょう。
 もちろんいろんな要素を取り上げて議論すると話が複雑でわかりづらくなりがちですが、「わかりやすくするために単純化する」つうのは論外でしょう。
 結局、なんで黒井がこんなこというかと言えば「北朝鮮問題は米国の要求を受け入れない北朝鮮が悪い」「シリア問題はロシアが介入するから悪い」といいたいからでしょうね。そのように主張するためには「北朝鮮VS米国」、「ロシアの介入」という構図にはまらないものは無視した方が都合がいいわけです。

常岡浩介
‏ 津田さんが右派だけ批判して左派ポピュリスト/デマゴーグに対しては全く批判しないのは、党派主義による意図的なもの*63なのか、津田さんの目に入ってないのか、どちらだろうと思っていた。

 単に「重要性の差」でしょうね。「櫻井よしこ中教審委員」「百田尚樹NHK経営委員」「全国紙産経やテレビ局東京MXが沖縄誹謗デマたれ流す」のような形での「大物左派ポピュリスト/デマゴーグ」なんて今の日本にいないでしょう。
 まあ、志位和夫共産党委員長、福島瑞穂社会党副党首などと言ったそれなりの「左翼の大物」が「左派ポピュリスト/デマゴーグ」なら話は別ですよ。しかしそんな事実はないでしょう。常岡が何想定してるか、奴がまともに説明しないので、さっぱり解りませんが、仮にそれが「社会的影響力に乏しい無名の左翼」なら津田氏が批判する気にならないのも当然です。まずは常岡は「左派ポピュリスト/デマゴーグ」とは誰なのか指摘せよ、つう話ですね。
 つうか、津田氏に対する常岡ツイートがどんな流れかというと

津田大介*64リツイート
 少なくとも「左派」と目される言論人や大学教員でそんな極端な人いないと思うけど

モーリー・ロバートソン*65
 (ボーガス注:日本の左派は)反米過ぎて中国*66北朝鮮大好き、アサド大好き、反原発、反成長、反基地*67、全部安倍のせい、生長の家日本会議*68の壮大な陰謀と戦い

つうモーリーのツイートに賛同するつう流れでの発言ですからね。
 そりゃ津田氏も「反米だから中国、北朝鮮大好きなんて人だの、全て安倍のせいだの、なんて人は主要な左派で見たことないけど。誰よ、それ?」「全部安倍のせいも何も(その批判に賛同するかどうかはともかく)、安倍が批判されてることは、加計森友*69特定秘密保護法も安保関連法もアベノミクス働き方改革法案も原発継続も沖縄基地問題も、その他のもんも全部安倍が関係してることやん(安倍の個人的疑惑である加計森友を除けばほとんどが国家政策だから、首相の安倍が関係するのは当然ですが)。安倍に関係ないことで安倍が批判された事なんて何があるんや?」「あんたの言ってること明らかに事実誤認やん?。それとも故意のデマ?」ですよねえ。まあ「左派もいろいろ」なんで「ほとんど知られてない無名左派」にはいるかもしれませんが主要な左派でそんな奴はいない。
 まあ、モーリーがまともに左派について語りたいわけではないこと、「反米過ぎて中国、北朝鮮大好き」などとデマまで飛ばして左派をネガキャンしたいこと、「左派は何でも安倍のせいにしてる」とまで言い出すことでどうやら安倍信者のワンオブゼムらしいことはよくわかります。こういうのが最近、テレビだのラジオだのでタレントとして活躍してるつんだからうんざりします。
 そしてそんなモーリーに「そんな奴どこにいるんや?。」といった津田氏に「モーリーさんの方が正しい」と「何の根拠もあげずに放言ツイートできる」常岡もいつもながらクズです。しかし常岡も何でここまで劣化しますかね。それとも「まさかとは思いますが」長崎放送自体からこいつはコレだったのか。
 常岡と付き合いのある高世はこういうのをどう思ってるんですかねえ。それとも最近は「大して金にならない」ので常岡とは付き合ってないのか?(高世のブログやツイートでは最近常岡への言及が全くありませんので)

常岡浩介がリツイート
モーリー・ロバートソン
朝日新聞はこういった形で中国の人権活動への弾圧も報じているのですが、いかんせん「客観視」「傍観」のトーンが漂う。こういう姿勢をトランプ政権下の米国では「complicit=加担」と形容しています
朝日新聞『訪中のメルケル独首相、人権派弁護士の妻らと面会』
https://www.asahi.com/articles/ASL5V519QL5VUHBI010.html

 例のI濱女史ですら「最近の朝日は中国批判が増えてきて良かった」つうてるのに常岡とモーリーはこれです。
 「メルケル人権派弁護士の妻と面会して激励した」つう記事は十分「中国批判」であって、少なくとも加担呼ばわりされるもんではない。つうか「メルケル人権派弁護士」でググっても朝日以外の「日本メディアの記事」がヒットしないんですけど?(ロイターなど外国メディアならヒットするが)。俺の探し方が悪いのかもしれませんが、ここまで朝日に悪口するモーリーや常岡は「このメルケルの行為について読売や毎日、産経や日経は朝日よりももっと中国に批判的記事を書いてた」なんて事実を提示できるのか?。おそらくできないでしょう。 
 「朝日が中国批判記事を書いてる」「どうも他の全国紙(読売や毎日、産経や日経)は朝日程にはこの件を大きな記事にしてないようだ」つう事実を見ながら「朝日の中国批判は生ぬるい」と無茶苦茶なこと言い出すことによって、もはやモーリーや常岡は「中国の人権問題」などどうでもよくて「右翼として朝日を罵倒したいだけ」つう事がモロバレになるわけです。「朝日があれで生ぬるいんやったら、朝日程にも記事にしなかった読売や毎日、産経や日経はもっと批判されるべきやろ?。なんでお前ら朝日だけ批判するの?」ですね。

常岡浩介
‏ 長崎でごうまなみさんを知らぬものはない。ギャラクシー賞受賞の長崎放送・村山アナとお昼のラジオ番組やって親しまれてるから。一方、加藤議員を知らぬものもない。「暴力団加藤建設」と呼ばれている。ごうさん、自民辞めるとよいと思います
■共同で抗議の女性県議に厳重注意|NHK 長崎県のニュース
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20180527/5030000753.html

 常岡もジャーナリストの看板掲げてるなら「暴力団加藤建設」とはどういう意味なのかぐらい説明したらどうなんですかねえ。

黒井文太郎
‏ 金正恩とすればなんとか実質的な核放棄をはぐらかして和解ムード復活を狙いたい局面

 いや「それなりの体制保障がされるならば」実質的な核廃棄はいくらでもするでしょう。もちろん「体制保障の確約なし」で廃棄する程北朝鮮もお人好しではないでしょうが。

黒井文太郎
・「日ソ共同宣言に基づいて領土問題を解決したい」などとは、プーチンは今まで一度も言ってない
・言ってないことをなぜか書き続ける日本のメディア

 どうなんですかねえ。黒井の言うことが事実なら「プーチンとの間で日ソ共同宣言を前提にした解決が展望できる」と政府、与党、外務省が記者にレクチャーし、それを信じてるか、政府ともめたくないからかはともかく、その通り日本メディアが書いてるつう事でしょうが。
 ただし「日ソ共同宣言」前提だと「島は半分しか返ってこない」のですが、そのあたり政府、与党、外務省はどう考えてるんですかねえ。まあ、現実的にはあれでも実現は困難ですが。

黒井文太郎
・なんとかトランプを繋ぎ止める相談だろうけど、結局のところ金正恩が今まで拒否してきた一方的核放棄を受け入れるか否か
NHK『26日午後 南北首脳会談を開催 韓国大統領府』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180526/k10011454411000.html

 北朝鮮は最初からそんなもん受け入れない(体制保障が条件)と公言してるし、当然受け入れるわけがない。かつ米国もさすがにそんなこと要求してないと思います。
 本気で米国が「交渉をとりあえずすることに決める、何とか力で一方的廃棄を受け入れさせる」と思っていたなら単に米国がバカなだけです。
 問題は「一方的核廃棄」ではない。「核問題についてどこで手打ちにするか」つう話ですが、その手打ち条件が「一方的核廃棄」で問題ないなんて北朝鮮はもちろん米国側ですら思ってないでしょう。米国だって「北朝鮮の求める体制保障の条件」が、「朝鮮戦争正式終戦」か、「米朝国交樹立」か、「在韓米軍撤退」か、何かはともかく「なんらかの体制保障は必要だ」と常識的理解はしてると思いたいですね。
 しかし「反北朝鮮&米国ポチ」黒井らしいとはいえ、なんでこの男「核問題では全て北朝鮮が悪い。米国は妥協しなくていい」なんてバカなことが公言できるのか。
 そんなこと言ったって何もどうにもならないんですが。

黒井文太郎
 インテリジェンス的には、ロシアの工作が看過できないレベルになっていることは明白。
 欧米メディアではこの議論が普通に多いけれども、日本メディアでは極端に少ない。安倍政権の媚プーチン外交は、それと表裏なのでしょう
■元CIA諜報員が明かす、ロシアに取り込まれたトランプと日本の命運
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/cia-15.php

 加計森友でメディアに批判されても居直るのが安倍だから「日本メディアのロシア報道の現状がどうであろうと」全く関係ない。
 つうか「ロシアの工作」云々はともかく、「ロシア経済支援にあんなに踏み込んでも、島が帰ってくる保証があるのか?」「単に日本企業がロシアでビジネスがしたいだけ?」つう批判は「数がまだ少ないにせよ」日本のメディア上にあると思うけど?。
 つうか、黒井はメディア報道を口実に安倍のロシア外交を免罪してるようにしか見えないぞ。しかし黒井も「日本政府のロシア外交は問題だ」といいながら安倍だけはかばうとかアクロバット過ぎるだろ。

黒井文太郎
 自分が北朝鮮の核の脅威をリアルなものとみるのは、かの国が独裁国だからというよりも、あの独裁政権が未来永劫、安泰とは限らないからです。

 それ主張として、禁じ手だろ。そんなこと言い出したら民主国家である米英仏だって将来、どんな危ない極右政治家が大統領や首相になるか解らない*70し、「だから米英仏は脅威」になる。もちろん中露の独裁的体制だって、黒井理論だと「中露の独裁的体制崩壊→中露は脅威」になる。
 つうか黒井みたいなこと言い出したら、北朝鮮に限らず「核保有国は全部脅威」で「核全廃」しか結論ねえだろ。

常岡浩介
 繰り返しの印象操作で事実をねじ曲げデマにミスリードしたあげく、それっきり。こういうタレントにこそ、「人間のクズ」という評価を差し上げたい

 おいおいです。「無責任にデマを流したあげく都合が悪くなるとだんまり」「そんな奴はクズと呼びたい」とは、それこそ西谷文和氏に対して常岡がやったことです。自分を棚上げして他人に向かって「デマ屋のクズ」呼ばわりとは常岡も全く面の皮の厚い男です。
 もちろん「常岡が非難してる輩が実際にデマ屋のクズならば」非難されて当然ですが、それは「他のまともな人間ならまだしも」少なくとも「未だに西谷氏にまともに謝罪しないデマ屋の常岡」が自分を棚あげしてやっていいことではない。

黒井文太郎
 書簡の内容から、「トランプは金正恩に秋波を送っており、まだまだ全然、和解する気満々」との見方もあるようですが、北朝鮮側から大きな妥協を引き出すことができないなら、トランプにとっては「北朝鮮側のせいにして一連の和解劇から離脱」したほうが、国内政治的には傷がつかないとも言えます

 今回、確かに「北朝鮮側に問題があるからいったん白紙にする」とはトランプはいったものの書簡においては「今後交渉の余地は全くない」とはしてないわけです。
 であるなら「トランプは金正恩に秋波を送っており、今後和解(というか、交渉しなんらかの合意を)する可能性はありうる」という評価は十分可能でしょう。
 もちろん「書簡を見る限り(書簡とは別の情報があれば判断は変わる*71)」であり「可能性はありうる(あくまでも一つの可能性に過ぎない)」ですが。現時点で「アンチ北朝鮮」黒井のように、今後、米朝間が対立をエスカレートさせるだけと見るのは明らかに適切ではないでしょう。
【追記】
 つうかその後「中止せず予定通りやるかもしれない」と言い出すトランプです。

*1:著書『ロシア 語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2011年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社

*2:公明党参院国対委員長政調会長などを経て代表

*3:幹事長、副党首を経て党首

*4:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相を経て首相

*5:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*6:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*7:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮澤内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)など歴任

*8:野田内閣で環境副大臣

*9:野田内閣で文科相

*10:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、代表など歴任

*11:鳩山、菅内閣経産副大臣民進党幹事長(大塚代表時代)を経て国民民主党幹事長代行

*12:共産党政策委員長

*13:小泉内閣で厚労副大臣部落解放同盟出身の元社会党議員でありながら自民経由で今維新という変節者。

*14:野田内閣郵政担当相、国民新党幹事長、政調会長など歴任。現在、「維新の会」政調会長

*15:小泉内閣防衛庁長官、第三次安倍内閣防衛相を歴任

*16:第1次安倍内閣で外務副大臣

*17:小泉内閣外務大臣政務官

*18:第3次安倍内閣復興大臣政務官

*19:第4次安倍内閣官房副長官

*20:ローマ五輪ライトヘビー級金メダル。元WBAWBC統一世界ヘビー級チャンピオン

*21:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*22:著書『イスラムのテロリスト』(2001年、講談社プラスアルファ新書)、『北朝鮮に備える軍事学』(2006年、講談社プラスアルファ新書)、『日本の情報機関』(2007年、講談社プラスアルファ新書)、『ビンラディン抹殺指令』(2011年、洋泉社新書y)、『改訂版 謀略の昭和裏面史』(2011年、宝島SUGOI文庫)、『イスラム国の正体』(2014年、ベスト新書)、『イスラム国「世界同時テロ」』(2016年、ベスト新書)など

*23:オランド政権経済相を経て大統領

*24:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領

*25:反グローバリズムの大きな潮流」というのは「盛り上がる(好意的評価する?)」などという価値観の問題ではなく「単なる事実の指摘」でしょう。そうした事実を好意的に評価している人間もいれば、否定的に評価している人間もいるわけです。

*26:もちろん「黒井の指摘の通りであるのならば」、北朝鮮としては自らの核廃棄の条件として『米国の全面核廃棄(米本土にもどこにも核兵器を置かない)』は「実現可能性の乏しさ」から求めないにしても『北朝鮮に対し米国が核先制攻撃をしないこと(北朝鮮が核攻撃をしてないのに米国からICBMなどで先に核攻撃をしたりしないこと)』は要求してもおかしくないでしょう。そうした要求を「アンチ北朝鮮」黒井は頭ごなしに否定するわけですが「北朝鮮が先に核攻撃しようとも、何があろうとも核攻撃しない」ならまだしも「米国から核先制攻撃はしない」は決して過大な要求ではないでしょう。。

*27:いやいや「日米安保廃棄(俺個人は廃棄して何ら問題ないと思っていますが)」ならともかく「返還された北方領土に米軍基地を置かない(日米安保は維持する)」と公言するレベルで日米分断になるんですかね?。そんなことで「日本は米国を裏切るのか」云々などと米国が仮に言うようなら、言う米国の方がおかしいんじゃないのか。

*28:この「息子」には「女婿(岸信介にとっての安倍晋太郎など)は入らないんだろう」と俺は理解しています。

*29:安倍晋太郎岸信介の女婿。安倍晋三の父。福田赳夫内閣官房長官、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任)でないところが興味深い。

*30:小泉純也小泉又次郎の女婿。小泉純一郎元首相の父。池田、佐藤内閣で防衛庁長官)でないところが興味深い。

*31:戦前、田中義一内閣書記官長、犬養、斎藤内閣文相。戦後、首相。

*32:福田赳夫内閣で外相

*33:新党さきがけ代表幹事、民主党幹事長などを経て首相

*34:宮澤内閣文相、羽田内閣労働相、第一次安倍、福田内閣法相、麻生内閣総務相など歴任

*35:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*36:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官などを経て首相

*37:第2次安倍内閣で外務副大臣。しかし当選回数などいろいろ理由はあるのでしょうが、未だに信夫が入閣できてないあたり、兄との差が酷いですね(苦笑)。

*38:東久邇、幣原内閣外相を経て首相

*39:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相。現在、第二〜四次安倍内閣副総理・財務相

*40:鳩山内閣農林相、岸内閣経済企画庁長官、自民党総務会長(岸総裁時代)、池田内閣建設相など歴任

*41:中曽根内閣科学技術庁長官、宮澤内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*42:第三次安倍内閣国家公安委員長などを経て現在、第四次安倍内閣外相

*43:浜口、第2次若槻内閣で逓信

*44:宮澤内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*45:元内務官僚。戦前は富山県知事、新潟県知事、警視総監など歴任。戦後は田中内閣で自治相・国家公安委員長

*46:森内閣文科相、小泉、第1次安倍内閣外相、福田内閣官房長官衆院議長など歴任

*47:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*48:小渕、森内閣文相(科技庁長官兼務)、麻生内閣外相、自民党参院議員会長など歴任

*49:岸内閣で経済企画庁長官

*50:鈴木内閣で自治相・国家公安委員長

*51:第1次安倍内閣首相補佐官(広報担当)、第2次、第3次安倍内閣官房副長官を経て第4次安倍内閣経産相という安倍の側近。

*52:民社党書記長、委員長を歴任

*53:小渕内閣で防衛政務次官

*54:戦前は国粋大衆党総裁。戦後は国際勝共連合名誉会長、日本船舶振興会(現・日本財団)会長

*55:森内閣科学技術政策担当相、自民党総務会長(麻生総裁時代)を歴任

*56:第4次安倍内閣環境大臣政務官

*57:いわゆる「影佐機関(陸軍の秘密工作機関)」の長

*58:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相、自民党幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*59:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*60:村山内閣科学技術庁長官、小泉内閣外相、野田内閣文科相を歴任

*61:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*62:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*63:むしろ常岡がモーリーの左派誹謗デマを容認する方が「党派主義による意図的なもの」でしょうね。いつもながら常岡もどうしようもないバカです。

*64:著書『Twitter社会論』(2009年、洋泉社新書y)、『動員の革命:ソーシャルメディアは何を変えたのか』(2012年、中公新書ラクレ)、『ウェブで政治を動かす!』(2012年、朝日新書)、『ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す:これからのソーシャルメディア航海術』(2014年、PHPビジネス新書)など

*65:モーリーの安倍信者ぶりについては■リテラ『“ショーンK経歴詐称騒動”のフジ新番組が起用したモーリー・ロバートソンはショーンよりもっとヤバい!』(http://lite-ra.com/2016/03/post-2083.html)参照

*66:むしろ左派よりも日本財界の方がビジネス的な意味で中国大好きでしょう。でこんなことを言うモーリーら安倍信者は「先日の安倍の李首相歓迎(もちろんビジネス的な意味が大きい)」は平然と無視するわけです。「中国大好きじゃダメだとか言うなら先日の安倍の李首相歓迎はお前らどう評価するんだ?。」ですよねえ。

*67:原発、反基地は「事実ですが」別に批判されるようなことではないですね。なお「反成長」は明らかなデマです。「成長のために環境破壊などしていいのか(環境破壊など成長が生む弊害を是正するためには、成長のスピードが多少遅くても仕方がない)」つう人はいても成長「それ自体」を全否定する人はまずいないでしょう。

*68:政治からの撤退を表明してる「生長の家」はともかく、日本会議自民党ウヨ政治に影響を与えてることは陰謀論でも何でもなく事実です。

*69:まあモーリーのような安倍信者は「安倍は悪くない、森友は近畿財務局と籠池だけが悪い」「加計は何も疑惑なんかない」と言い出すのでしょうが。

*70:米国は赤狩りの嵐が吹き荒れたことが過去にありますし、フランスはルペンが大統領選に進出してます。

*71:ただし現時点では黒井のように「今後交渉があり得ない」と見なす情報は何もないでしょう。