高以外にもいろいろ書いています。
■金正恩氏がトランプ氏だけに明かす「愛用ベンツ」の極秘事項
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180616-00086563/
トランプ氏は共同声明に署名後、金正恩氏とともに庭を散策中に大統領専用車「ビースト」に近づき、スタッフにドアを開けさせて専用車の中身をのぞかせる出血サービスぶりを見せた。
ぶ厚い複合装甲に包まれ、爆弾や化学兵器対策も万全とされるビーストは、それ自体が国家機密でもある。その車内を見せるということは、相当な信頼のアピールと言えるだろう。
まあ、「信頼している」つうアピールにはなるでしょう。とはいえ、詳細に調べさせる*1のならともかく一回ちょっと見たぐらいでは機密などほとんどわからないでしょう。そもそも「民間テロリスト」ならまだしも、米国大統領暗殺を企む国家元首は北朝鮮に限らず、まずいないでしょうが。
過去においてもリンカーン(第16代)、ガーフィールド(第20代)、マッキンリー(第25代)、ケネディ(第35代)しか暗殺はないですし。
参考
■リンカーン大統領暗殺事件(ウィキペディア参照)
・南北戦争の最末期、1865年4月14日金曜日(聖金曜日)午後10時頃にワシントンD.C.で起きた暗殺事件で、最初のアメリカ大統領暗殺。
・第16代大統領エイブラハム・リンカーンはフォード劇場で妻と観劇中にジョン・ウィルクス・ブースに撃たれた。リンカーンは翌朝、1865年4月15日土曜日の午前7時22分に死亡した。リンカーンの死でアンドリュー・ジョンソン副大統領が大統領に昇格した。
・リンカーンを殺害したブースは、南部(アメリカ連合国)のシンパであった。ブースの狙いは大統領リンカーン、副大統領ジョンソン、国務長官スワードを暗殺することでワシントンを混乱させ、合衆国政府(北部連邦)の転覆を起こすことにあった。ブースはリンカーン暗殺には成功したが、他の二人の暗殺には失敗し、政府に揺さぶりをかけるという彼の思惑は外れた。
・ブースは警官隊に抵抗したため、銃撃戦で死亡したが、共犯者として捕らえられた8名の裁判が軍法会議の形で行われた。メアリー・サラット、ルイス・パウエル、デイヴィッド・ヘロルド、ジョージ・アツェロットが絞首刑、サミュエル・マッド、サミュエル・アーノルド、マイケル・オロフレンは終身刑、エドマン・スパングラーは懲役6年の判決が下った。なお、オロフレンは1867年に黄熱病で獄死。マッド、アーノルド、スパングラーは1869年にジョンソン大統領による恩赦を受けた。
■ガーフィールド大統領暗殺事件(ウィキペディア参照)
・1881年7月2日に、ガーフィールドは、第20代大統領としての就任から4ヶ月足らずのこの日午前9時半にチャールズ・J・ギトーに銃で撃たれ、11週間後の9月19日に死んだ。
ただし死因は医師が不潔な手と不衛生な器具で傷を処置した事に拠ると見られる感染症であった。そのため、10年後に一般的な物となる殺菌処置がなされた医療器具を使っていれば、容易く回復していたであろうとする外科医は多い。
・ガーフィールドの死にともない、チェスター・A・アーサー副大統領が大統領に就任した。
・1880年の大統領選挙で暗殺犯チャールズ・J・ギトーは共和党の応援演説を執筆、結局同党からはガーフィールドが候補に選ばれ当選を果たす。この勝利を自分の手柄と考えたギトーは、大使職を要求した(最初は駐オーストリア大使、次に駐フランス大使)。しかし要求は容れられず、ギトーは憎悪からガーフィールド暗殺を画策するようになる。
・暗殺事件当日、ガーフィールドはは母校であるウィリアムズ大学で演説を行うことになっていた。ガーフィールドが駅に入ってくると、ギトーは背後の至近距離から2度、銃の引き金を引いた。1発はガーフィールドの腕を掠め、もう1発は背中から腰椎に入ったが、脊髄は外れた。その場でギトーは警官に取り押さえられた。ギトーは警察に逮捕されても、勝ち誇ったような言葉で「私はストールワーツ(アーサー副大統領支持者のこと)の中のストールワーツだ。今やアーサーが大統領だ!!」とつぶやいたという。この言葉でアーサー副大統領あるいはその支持者がギトーを使って犯行を行わせたという根拠の無い憶測が短期間生まれた。
・なお、ガーフィールドは日頃から護衛(ボディガード)を連れていなかった。南北戦争時のエイブラハム・リンカーンという例外はあったが、実はこの頃までアメリカ大統領が日常、護衛を使うことは無かった。
・弁護団は「ギトーの精神病(ただし裁判所は精神病とは認めなかった)」や「直接の死因が感染症(医療ミス)であること」を主張し、減刑を求めたが死刑判決が下り、ギトーは1882年6月30日ワシントンD.C.で絞首刑に処せられる。暗殺事件発生から1年目を迎える2日前であった。
■マッキンリー大統領暗殺事件(ウィキペディア参照)
ニューヨーク州バッファローで1901年9月6日に発生した事件。
第25代大統領ウィリアム・マッキンリー*2はバッファローで開催されていたパン・アメリカン博覧会に出席しており、無政府主義者のレオン・チョルゴッシュに2度銃撃された。マッキンリーは当初傷から回復しているように見えたが、狙撃から6日後に容態が急変し、9月14日に感染症で死亡した。副大統領のセオドア・ルーズベルト*3が大統領職を継いだ。
・チョルゴッシュは、1901年10月29日に電気椅子で処刑された。
・マッキンリーには護衛がいたがそれは公的なものではなかった。議会がシークレット・サービスを大統領の身辺警護に当たる公的機関とする法律を通したのはやっと1906年のことだった。
■ケネディ大統領暗殺事件(ウィキペディア参照)
1963年11月22日金曜日、現地時間12時30分にテキサス州を遊説中であった第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディがダラス市内のパレード中に銃撃され死亡した事件である。ケネディの死に伴いジョンソン副大統領が大統領に就任した。
犯人とされたリー・ハーヴェイ・オズワルドは、2日後にダラス警察署の中でジャック・ルビーに撃たれて殺され、裁判の場に立つことはなかった。そして後にウォーレン委員会の公式調査報告でオズワルドの単独犯行とする結論に対して、数々の疑惑が出るなど、長年にわたって真相についての議論が続き、白昼に多くの人々が見ている前で起こった衝撃的な銃撃による大統領の死、犯人がすぐに殺害される意外な展開、その後に暗殺の動機も背後関係も分からず多くの謎を残したまま捜査が終了したことから、「オズワルドは口封じのために、暗殺の黒幕の指示でルビーに殺された」など、陰謀説も多い事件として半世紀が過ぎた現在でも論議を呼んでいる。
■西日本新聞『日朝会談模索 拉致解決へ戦略練り直せ』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/425116/
■ブロゴス『北朝鮮に引導を渡された安倍拉致外交』(天木直人)
http://blogos.com/article/304778/
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/425116/
これまで通り「米国頼み」を続けていても、展望は開けない。対北朝鮮外交の戦略を切り替える時期にきている。
歴史的な米朝首脳会談が開かれ、北朝鮮は「完全な非核化」を、米国は北朝鮮の体制保証をそれぞれ約束した。非核化の実効性には疑問符が付くものの、半島情勢が緊張から対話へ大きく転換したのは間違いない。
これを受け、北朝鮮に対する「圧力」一辺倒だった安倍晋三政権も、北朝鮮との直接対話に乗り出す方針を固めたという。米国が対話に転換したのをみて、このままでは取り残されると判断したのだろう。日本政府の受け身の姿勢が際立つ。
日本は北朝鮮との間に、核、ミサイルに加えて拉致問題を抱えている。安倍首相は14日に拉致被害者家族と面会し「米朝会談を機会として捉え、後は日本が北朝鮮と直接向き合い解決していく決意だ」と語った。
何か重大な決断であるかのような言いぶりだが、そもそも国民の生命に関わる拉致問題を、日朝の直接交渉で解決するのは当然である。トランプ米大統領に米朝会談で拉致問題を提起してもらったのは、あくまで側面支援にすぎない。もとより、それ以上の期待はできないのだ。
政府は今後、小泉純一郎政権時代に北朝鮮と交わした「日朝平壌宣言」に盛り込まれた経済支援をカードにして、北朝鮮に拉致問題の解決や核、ミサイルの放棄を迫っていく構えだ。
その方針は間違っていないが、「北朝鮮が必ず経済支援欲しさに擦り寄ってくる」という見通しは、やや甘過ぎないか。
もし米朝の融和ムードに乗って中国や韓国などが北朝鮮との経済活動を再開すれば、日本の「経済支援カード」は比重が軽くなる。北朝鮮が「日本は後回しでいい」と考えかねない。
(中略)
北朝鮮を拉致解決に向けて動かすためにどういう手だてと手順が有効なのか、早急に戦略を練り直すべきだ。
(中略)
リスクを恐れるあまり、首脳会談に慎重になり過ぎるようでは困る。局面転換のチャンスを最大限に生かしたい。
http://blogos.com/article/304778/
今朝7時のNHKニュースが流した。
北朝鮮の国営ラジオが、拉致問題は解決済みであるという北朝鮮の立場を明らかにしたという。
これはすでにこれまでも伝えられていた北朝鮮の立場だ。
しかし、米朝首脳会談で米朝合意が実現した。
そしてトランプ大統領が拉致問題を提起してくれた。
その時北朝鮮は解決済みと言わなかった。
だから今度は日朝首脳会談の番だ。
そう報じられた、安倍首相も張り切っていた矢先だ。
そんな中で、北朝鮮は「解決済み」という立場をあらためて明らかにした。
(中略)
しかも、それだけではなく、同時に、米朝首脳会談の足を引っ張り続けた日本を酷評したという。
(中略)
これを、北朝鮮お得意のけん制であり、駆け引きであるという見方をするのは勝手だ。
しかし、たとえそうであっても、今すぐの日朝首脳会談はなくなった。
ここまで言われて、それでも日本の方から早期の日朝首脳会談を求めるなら、ますます足もとを見透かされるからだ。
安倍首相の応援団である日本会議の連中も怒り出す。
日朝首脳会談の早期開催は無理だ。
そしていま日朝首脳会談が開けないようだったら、安倍首相の手で日朝首脳会談を開く日は来ないだろう。
全く同感なので紹介しておきます。なぜこういう理解を家族会ができないで無意味に安倍万歳なのか全く不可思議です。
■浅井基文ブログ『安倍外交批判:硬直したアジア外交を打開する道』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2018/1036.html
金正恩の外交攻勢によって、アジア情勢に大きなうねりが起こっています。中国・習近平*4、韓国・文在寅が金正恩のアプローチに対して的確に対応し、アメリカ・トランプも商売人的直感で反応したのに対し、日本・安倍はそもそも金正恩外交の蚊帳の外にあり(そのこと自身、朝鮮敵視政策にツケが来たということ)、文在寅、トランプに金正恩へのメッセージをお願いするという、世にも恥ずかしい醜態をさらけ出しました。
トランプから、金正恩は対話にオープンだったと(ホントかウソかは確かめようがないのだけれども)言われたことにすがりつく思いで、日朝首脳会談実現のために躍起になり始めた安倍首相。私は金正恩が安倍のアプローチに応じるかどうかについては99%以上の確率で疑問視しています。しかし、日朝首脳会談実現を、総裁3期目を確かなものにする材料と位置づけているに違いない、なりふり構わぬ姿勢の安倍ですから、朝鮮側の法外の「値段」に応じる可能性はないとはいえません。これが国際政治です。
とはいえ、私の率直な願いをいえば、安倍の政治的延命につながる可能性がある日朝首脳会談に金正恩が絶対に応じてほしくないということです。なぜならば、安倍政治の延命を助けることは、9条改憲への道をさらに広げるに等しいからであり、それはアジアの平和と安定に対する重大なマイナス要因となることが明らかだからです。
また、人権・人道問題としていわゆる「拉致問題」を喧伝する安倍が在日朝鮮人に対して行っている諸施策は反人権・反人道の極みであり、これらの諸施策について謝罪はおろか、見直しすら口にしない安倍との首脳会談に応じることは、彼を免責にすると同義であって、私としては到底納得できないからでもあります。
「安倍が北朝鮮の要求に応じるかどうかは非常に疑問ですが」、他は概ね全く同感なので紹介しておきます。
■浅井基文ブログ『米朝(トランプ−金正恩)交渉の新しい性格』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2018/1035.html
私は、米朝首脳会談が実現したことの一事をもって、最大のかつ歴史的な成果だったと評価します。中国の外交学院の王帆副院長は、「まず、肯定すべきは両者が相まみえたことだ。朝鮮戦争以後、両国の指導者が今回のように会ったことは一度もなかった。今回一緒に席を共にしたこと自体が巨大な成功であり、朝鮮半島が非核化に向けて重要な一歩を踏み出したということは非常に素晴らしいスタートであり、十分に肯定する価値がある」(6月15日付中国新聞週刊掲載のインタビュー発言)と述べていますが、私も全く同感です。日米のいわゆる専門家諸氏(ボーガス注:の多く)は「具体的成果がなかった(特に朝鮮が明確にCVID*5にコミットしなかった)」として低く評価しますが、これは自分が勝手に決めたモノサシで物事を判断するものであり、1950年以来徹底した敵対関係にあった米朝関係の歴史の重みを踏まえないものです。
内容に関しても、6月13日に朝鮮中央通信が発表した今次会談に関する報道文(その内容についてトランプ政権がなんらの意思表明もしない事実は、この報道文について米朝が予めすりあわせをしていることは間違いなく、朝鮮側の一方的立場表明とするのは誤りです)を読めば、金正恩自身の発言として、「朝米双方が早い時日内に今回の会談で討議された問題と共同声明を履行していくための実践的措置を積極的に講じていく」と発言したことを紹介しており、このことは、彼がトランプの「短期決戦」プロセスに基本的にコミットしたことを示唆しています。13日に訪韓したポンペイオ*6国務長官は、2年から2年半の間(即ちトランプの任期中)に朝鮮の非核化を成し遂げたい」と発言しましたが、これは彼の場当たり的なものではなく、金正恩の短期決戦へのコミットを踏まえたものであることは明らかです。即ち、CVIDとCVIG*7に対する明示的言及はありません(私が6月5日のコラム(http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2018/1032.html)で指摘したように、多くの困難な課題が前途には横たわっていますから、言葉が先走りすることを避けるとしても当然でしょう)でしたが、米朝双方がこの両者を明確に念頭において前進する意図を持っていることは明確です。
具体的アプローチに関しては、朝鮮中央通信が、金正恩とトランプとの間で交わされた次のやりとりを紹介している点が極めて重要です。
・金正恩
「朝鮮半島における恒久的で強固な平和体制を構築するのが地域と世界の平和と安全保障に重大な意義を持つ…差し当たり相手を刺激して敵視する軍事行動を中止する勇断から下すべきだ」
・トランプ
「朝米間に善意の対話が行われる間、朝鮮側が挑発と見なす米国・南朝鮮合同軍事演習を中止し、朝鮮民主主義人民共和国に対する安全保証を提供し、対話と協商を通じた関係改善が進むことに合わせて対朝鮮制裁を解除することができる」
・金正恩
「米国側が朝米関係改善のための真の信頼構築措置を講じていくなら、われわれも引き続きそれ相応の次の段階の追加的な善意の措置を講じていくことができる」
・両者
「朝鮮半島の平和と安定、朝鮮半島の非核化を進める過程で段階別、同時行動原則を順守するのが重要であることについて認識を共にした」
つまり、互いに相手を刺激し合うのではなく、善意の対話に立脚して、段階的、同時的に行動を重ねていく非核化プロセスを約束し合っているのです。つまり、不信が支配してきた米朝関係を信頼と善意に基づくものにして行くということであり、それゆえに「新しい米朝関係」というトランプの大胆な発言につながるのです。この点についても、朝鮮中央通信報道文は、「金正恩委員長とトランプ大統領は、敵対と不信、憎悪の中で生きてきた両国が不幸な過去を伏せて互いに利益になる立派で誇るに足る未来に向かって力強く前進し、もう一つの新しい時代、朝米協力の時代が開かれるようになるとの期待と確信を披れきした」とする紹介で確認しています。これは、米朝関係のあり方を根本から変えるということであり、特筆大書に値します。
(中略)
もちろん、本質的に支離滅裂でアバウトなトランプですので、いつ何時その判断が変わるかもしれないことは踏まえておかなければなりません。まさにそれを承知しているからこそ、ポンペイオは次々に具体的「成果」をあげることによって、トランプが「心変わり」することがないように物事を進めようとしているのでしょう。ポンペイオの今回の共同声明(したがって問題解決)に対する思い入れの深さは、米朝両首脳による署名式にあたり、国務長官である自らが立会人を務めた事実(朝鮮側は金与正*8)に表れています。
全く同感なので紹介しておきます。
■「金正恩は、中で殺している」北朝鮮の処刑方法に変化
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180616-00086536/
「中で殺す」つうのは「公開処刑しなくなった」つうことです。
「公開処刑しなければ死刑にしていい」つう話では無論ないです。むしろ世界の人権意識は「死刑廃止」に進んでるわけですが、理由がどうでアレ、「公開処刑の廃止」は人権擁護の点で大変いいことです。
「アンチ北朝鮮」高のように「不当な死刑が減ってるか、解らないから評価しない」などというのは全く馬鹿げています。過大評価はもちろんできませんが、高のような過小評価は全く不当でしょう。
■産経【米朝首脳会談】北との共同声明で「問題の大部分が解決」 トランプ米大統領 自ら合同演習中止を提案
https://www.sankei.com/world/news/180616/wor1806160015-n1.html
「思いつきでものを言ってるのではないか」と疑わしいトランプという人間が何を考えてるのか理解が困難ですが「共同声明で問題のかなりの部分が解決」「米韓合同軍事演習の中止も私から言い出した」というこうした融和的態度は今後もとり続けてほしい。
■産経【北朝鮮拉致】安倍晋三首相「金正恩委員長は決断を」 河野洋平氏の発言には「大変残念」
https://www.sankei.com/politics/news/180616/plt1806160009-n1.html
「金委員長は決断を、じゃねえだろ。お前は決断しないのかよ」「まさかとは思うけどトランプや文在寅がお前みたいなつっけんどんな態度で北朝鮮に対応してたとでも思ってるのか!」と腹立たしくなります。
河野氏の提案(国交正常化の先行実現)にしても現に拉致をめぐる日朝交渉が全く動いてないのだから一つの選択肢ではあるでしょう。さすがに「自民党の長老」河野氏相手にウヨのような罵倒はしなかったとはいえ「大変残念」の一言で片付けるとは、安倍に本当に日朝交渉をやる気があるのか疑いたくなります。
仮に「ある」のだとしても、こんな態度では交渉は成立しないでしょう。
■読売新聞『山本氏「経済協力、拉致解決どう結びつけるか」』
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180615-OYT1T50145.html
自民党の山本一太*9政調会長代理と、横田めぐみさんの弟で拉致被害者家族会事務局長の横田拓也氏は15日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、日本人拉致問題について議論した。
山本氏は、北朝鮮の関心が経済にあるとして、「日本の経済協力を拉致問題の解決にどう結びつけるかだ」と指摘した。
そこまで言うのなら制裁解除で、バーター取引に乗り出してほしいですね。つうか、「経済支援とのバーターでの拉致解決」目指したら家族会に非難されたのが小泉氏と田中均氏だったわけですし、なんとも釈然としません。まあこういう動きが出ること自体は悪くはありませんが。
■米韓演習中止で金正恩氏が「大喜び」する本当の理由
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180615-00086510/
もちろん喜ぶのは「北朝鮮への侵攻の危機」が遠のいたからです。米国は過去にもアフガンタリバン政権転覆、イラクフセイン政権転覆などの前科がありますしね。
容易に全面戦争にまで拡大しないのは、米韓側が継続的に北朝鮮を圧迫し、戦争遂行能力を削いでいたからにほかならない。
「高はアホか」ですね。今や通常兵力では「韓国と北朝鮮」には韓国優位で大きな差がついています。何も軍事演習などしなくても北朝鮮は軍事的に圧迫されてるし戦争など自分から起こせるわけもないでしょう。
むしろ全面戦争が起こるとしたら「北朝鮮から」ではなく「軍事的に勝る米韓から」でしょう。しかしそれは「北朝鮮の核開発*10」「中露を後ろ盾としてきた北朝鮮の巧みな外交」「米韓や国際社会の平和世論」などによって阻止されてきたわけです。高は愚かにも全く話をあべこべに描いています。まあ、故意のデマでしょうが。
■朝鮮新報『日本の米国追従』
http://chosonsinbo.com/jp/2018/06/il-1419/
5月24日、トランプ大統領が朝米首脳会談の中止を発表した際、各国の首脳らがいっせいに遺憾の意を表明する中、安倍首相は「支持」を表明した。これについて菅官房長官は「たった1カ国です、世界でも」と恥じる様子はなかった。
ところが会談の復活が伝えられると、安倍首相は「実現を強く期待している」と態度を豹変させた。3日後のことだ。
(中略)
さきの日米首脳会談(7日、現地時間)後の共同会見では、トランプ大統領に合わせ、あれだけ繰り返し主張してきた「最大限の圧力」という言葉を封印した。安倍首相が口癖のように言う「日米は100%ともにある」「緊密な連携」とは結局は100%盲従を意味している。
今月8日から3日間行われたNHK世論調査によると、安倍内閣の支持は38%で不支持は44%。森友・加計問題もあり3カ月連続で不支持が支持を上回った。支持しない理由の最多は「人柄が信頼できないから」(54%)で、支持の最多は「ほかの内閣より良さそうだから」(45%)。
(ボーガス注:不支持が支持を上回ってるとはいえ、支持が未だ30%台で理由が「ほかの内閣より良さそうだから」とは)他人事ながら日本という国は大丈夫かと思ってしまう。
全く同感ですね。日本人であることが全く恥ずかしい。
■産経【主張】日朝首脳会談 拉致解決へ真剣勝負せよ
https://www.sankei.com/column/news/180615/clm1806150002-n1.html
当然ながら首脳会談するには日朝双方に「利益がなければ行けません」。
「会談したが成果がなかった」は実務者協議ならともかく首脳会談というビッグイベントで許されることではありません。それで日朝政府双方のメンツが潰れてしまう。
日本側が北朝鮮に対して制裁解除などの何かお土産が出せるのかそれが一つの大きな問題だと思います。
河野洋平元衆院議長は講演で「植民地問題の処理もできていない国に、ただ(拉致被害者を)帰せ、帰せといっても問題は解決しない」と述べたのだという。
拉致の解決より国交正常化と経済支援を優先させろというのだ。
産経、救う会、家族会などは河野氏に悪口するわけですが、俺も河野氏に同感ですね。しかし息子が外相という立場で河野氏も思いきったことを言ったもんです。
■産経【主張】合同演習の「中止」 米政権に翻意働きかけを
https://www.sankei.com/column/news/180615/clm1806150001-n1.html
北朝鮮との間で合意文書化もされておらず、トランプも「北朝鮮との交渉で着実な進展があり北朝鮮の非核化への意欲と誠意を感じることができる限り」という条件を付けてる*11のに産経は何が不満なんでしょうか?
「交渉が着実に指点する限り」軍事演習を控えるのはむしろ当然のことでしょう。
■産経【中東見聞録】「リビア方式核放棄」より怖いのは国民の恨み 北朝鮮がカダフィ大佐から学ぶべき教訓
https://www.sankei.com/premium/news/180615/prm1806150008-n1.html
・反政府勢力の勝利を決定づけたのは、人権問題に敏感な英仏が主唱した北大西洋条約機構(NATO)による軍事介入だったが、根本的な原因は政権の弾圧に嫌気と恨みを募らせた民衆感情にあったといえるだろう。
・(ボーガス注:カダフィ政権崩壊後、)リビアではその後、暫定政権が発足したものの、国内各地に生まれた軍閥をまったく統制できず、分裂状態に陥った。
中央政府が機能せず、治安維持能力が低下する中で、同国は、欧州へ渡ろうとする不法移民の主要な経由地にもなった。
一国の体制崩壊が、周辺国にとっていかに危険かを示したともいえ、それを軍事力で安易に手助けしたNATOの責任は重い。
リビアの体制崩壊を「NATOが反体制派を軍事支援する」という形で支援したことを「かえってリビアが内戦状態になった」と批判する産経です。ただその理屈だと北朝鮮転覆なんてとんでもない話なんですが産経はそのあたりどう考えてるんですかね?
なお、こうした米国の「直接軍事侵攻(イラクフセイン政権)」「反体制派支援(リビアカダフィ政権)」のような事態を恐れるが故の北朝鮮の核保有の訳です。
■日刊スポーツ『蓮池透氏、日朝首脳会談は「インテリジェンス必要」』
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201806140000786.html
・北朝鮮による拉致被害者家族連絡会元副代表で、拉致被害者・蓮池薫氏の実兄の蓮池透氏(63)が14日、文化放送「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(月〜金曜、午後3時半〜午後5時50分)に生出演した。
・蓮池氏は、金正恩朝鮮労働党委員長がトランプ米大統領に対して「安倍晋三首相と会ってもいい」などと語ったことを受けて、機運が高まる日朝首脳会談について「現状のままで日朝首脳会談をやっても過去の繰り返しになると思うんですね。『全員返せ』『いや解決済みだ』と、そういう水掛け論で終わってしまう気がします」と、打開策がなければ、意味のないものになる可能性が高いと指摘した。
・また拉致被害者の家族たちが14日、安倍晋三首相から米朝首脳会談の内容などについて説明されたことを受けて、支援団体「救う会」が開いた会見の中で「安倍総理が話したことはオフレコにしてほしい」と言われたと明らかにした件について政府側を批判した。
・蓮池氏は、その上で「(略)今までも、私の経験から、(ボーガス注:オフレコにしなければいけないような機密情報を)外務省とか国から聞いたことはないですし、いずれも報道が先で、あとで外務省に説明を受ける、ずっとそうでしたから、オフレコっていうことはよく分からないですね」と批判した。
コメントなしで一応紹介しておきます。
■北朝鮮が日本だけを非難…安倍さんは金正恩氏と会って大丈夫か
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180614-00086483/
日本政府は、北朝鮮の金正恩党委員長が9月にロシア極東ウラジオストクで開かれる「東方経済フォーラム」に出席する場合、現地で安倍晋三首相との首脳会談を実現させることを目指す方針だという。
それが事実なら安倍も変わったもんですが、高が言うように当然ながらそれに金正恩が応じるかはわかりません。
■産経【米朝首脳会談】「金正恩氏はいい人装った演出」 山東昭子*12元参院副議長が指摘
https://www.sankei.com/politics/news/180614/plt1806140020-n1.html
アホか、ですね。ああいう場で「いい人」イメージをアピールするのは普通でしょう。悪人アピールしてどうするのか。そして誰もそれだけで「金正恩は善人だ」と思う程単純でもない。かつこんなことを言っても何がどうなるわけでもない。
■産経『韓国与党、地方選で地滑り的勝利 文在寅政権、安定的な国政運営に』
https://www.sankei.com/world/news/180614/wor1806140037-n1.html
・与党「共に民主党」が、主要な17市・道の首長選で14人が当選し、歴史的な圧勝をおさめた。
・民主党はソウル市長選で、現職の朴元淳(パク・ウォンスン)氏が3選を果たしたほか、保守系地盤である南部の釜山(プサン)市や蔚山(ウルサン)市でも勝利した。ソウル市内の区長選では25カ所中、24カ所を制した。
・また、与党は12選挙区で同時に行われた国会議員の再・補欠選挙でも、候補を立てなかった1選挙区を除く11選挙区で勝利、躍進した。今回の選挙で与党は、国会(定数300)での議席数を130に伸ばした。左派系野党との協力による過半数も現実的となり、文在寅(ムン・ジェイン)政権は安定的な国政運営に近づいた。
・一方、保守系の最大野党「自由韓国党」などは歴史的な惨敗を喫した。同党の洪準杓*13(ホン・ジュンピョ)代表は敗北の責任をとり、14日に辞意を表明した。
内政問題はともかく、これで文大統領の対北朝鮮外交が右翼野党の妨害で挫折する危険性も小さくなったわけで「対北朝鮮外交」について俺的には万々歳ですね。
■トランプ大統領が北朝鮮女性を「置き去り」に
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180614-00086438/
次の大統領選に出馬する米民主党の候補は、トランプ外交を否定するため、まず間違いなく北朝鮮の人権侵害を問題にし、「私が勝ったら、トランプ氏のように民主主義を傷つける間違いは絶対に犯さない」と宣言するはずだ
さあ、それはどうですかね?。トランプ外交によって仮に「北朝鮮非核化」が進展すればそうした主張は困難になるでしょう。かつトランプには「移民政策」「温暖化問題」「パレスチナ問題」「LGBT問題」など突っ込みどころは山程あるので、北朝鮮問題でなくてもトランプ攻撃はいくらでもできる。
まあ、そういう主張によって北朝鮮が反発し米朝関係が緊張することがアンチ北朝鮮・高の希望ではあるのでしょうが。
■産経【米朝首脳会談】米世論調査、51%がトランプ氏評価 「非核化実現しない」40%
https://www.sankei.com/world/news/180614/wor1806140016-n1.html
現時点では評価は非常に拮抗しているわけです。
■日経『マレーシア、在北朝鮮大使館の業務再開へ マハティール首相が表明』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31713320T10C18A6FF2000/
米朝首脳会談を受けての措置ですね。マハティールが政権奪取したからか、それとも前政権でもこうなったのかが気になります。
■産経【主張】拉致の解決 米との連携で追い詰めよ
https://www.sankei.com/column/news/180614/clm1806140002-n1.html
米国だけでなく「中韓ロシア」との連携も必要でしょうね。
トランプ氏は首脳会談後の会見で拉致問題を取り上げた理由について「安倍首相の最重要課題でもあるからだ」と述べた。これは外交の成果であり、長年にわたって歴代大統領らに拉致の悲惨さを訴え続けた被害者家族らの努力の積み重ねによるものだ。
「日本政府が頼むからむげに断るわけにもいかず一応言うだけ言った」程度の話に過ぎません。
そもそも日朝交渉は安倍が進めるべき話でトランプがどうこう言う話じゃない。
まあ、id:Bill_McCrearyさん記事が紹介する
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/ed1f4450aca4ce95eda2971599610539
林東源は、小泉からのメッセージも金正日に伝える。「拉致問題に進展があれば、国民を説得して関係改善を進める意思がある」との趣旨だったという。
林は「日本人拉致は『過去に過激な盲動分子がやったことだ』という程度に認め、遺憾の意を表し、早期の帰還措置を取るのがよい」という「金大中の考え」を伝えて説得したとも回顧録で主張している。
位のことをトランプが安倍との打ち合わせを元に言ったのならともかくそうでなきゃ意味ないでしょうねえ。もちろん林氏(韓国の元統一相で、金大中元大統領の側近)の発言は、彼の個人的意見ではなく「金大中大統領の了承」「小泉政権の了承」があるでしょうし、「小泉政権の了承がある」と金正日が思ったからこその拉致被害者帰国です。
まあ、林氏ぐらいのことがあれば俺も「金大中には日本人は一生頭が上がらない」「金大中のおかげで拉致被害者が帰国できた」位に思いますよ。
トランプなんかそんなレベルじゃないですからね。まあ前も書いたんですが、家族会連中はもっと金大中氏に感謝したらどうなのか。救う会と一緒になって金大中氏を敵視するなんてとんでもない話です。
トランプ氏はまた、日韓両国が北朝鮮への経済支援の用意があるとも述べた。だが日本は、拉致問題の解決なしに一切の経済支援には応じない。制裁を解除することもない。
むしろ逆でしょうよ。「制裁解除」「経済支援」などとのバーターでしか問題は解決しない。
たとえ日本一国が制裁強化を叫ぶ事態となっても、「蚊帳の外」論などにひるんではなるまい。
本当にそんな事態になったらむしろまずすぎるし、安倍もそんな事態をやる気はないでしょう。
「日本一国だけ蚊帳の外」なら当然、「蚊帳の外にならないように安倍政権はする」でしょうし、そうすべきです。
■産経【河野洋平氏*14講演詳報】(1)「米朝首脳会談の功労者は文在寅大統領」
https://www.sankei.com/politics/news/180613/plt1806130027-n1.html
河野氏が言うまでもなく文氏が最大の功労者と言っていいでしょうね。
今朝の新聞をみると、結果の内容がよかったか悪かったかというのはいろいろ評価があるようですけど、それは置いておいて、戦争状態が続いているという状況の中で、両方の親玉が会って握手をして、お互いにいいやつだとか言い合って、信頼関係が少しでも醸成されてきたことによって、一触即発の状況から、何かあれば話し合いができる。これからおそらく何かあればトップ同士が話をする、あるいはトップがやったんだから、もう少し考えられるんじゃないかということになって、解決方法が見つかる可能性が出てきた。
やっぱり、トップの話し合いはそれだけの意味がある。
小生も「会談をしたことそれ自体に意味がある」と思います。
■産経【河野洋平氏講演詳報】(2)「南北分断の遠因には日本の植民地政策があった」
http://www.sankei.com/politics/news/180613/plt1806130028-n1.html
こうしたことをはっきり明言するあたりさすが河野氏と言うべきでしょう。
■産経【河野洋平氏講演詳報】(3)拉致問題「帰せ、帰せと言っても解決しない。国交正常化して帰してもらう」
https://www.sankei.com/politics/news/180613/plt1806130029-n1.html
小生も河野氏に同感で「拉致の解決がない限り国交正常化しない」というのではなく、むしろ「国交正常化を先行させてバーター取引で返してもらう」のが一番現実的じゃないか。
今のような状況で日朝会談ができるかというと、これは言うほど簡単ではない。
今、北朝鮮がどういう姿勢でいるかというと、米国と話し合いましょう、韓国とも首脳会談をやりました。中国ともいい関係になっています。ロシアの外務大臣とも話しました。
周辺国とやったけれども日本に対してだけは、北は非常にきつい。みんなとやるけれども日本だけはだめだと。日本だけは除くという姿勢です。
それはそうでしょう。日本は首相も外相もとにかく最大限の制裁措置を続けるべきだと、もっと制裁しなきゃいかんと、日本だけは言っているわけですから。
会談したいなら制裁の一部解除は不可避だと思いますね。
■産経【河野洋平氏講演詳報】(4)「安倍さんは簡単に日朝会談というが、できるか心配」
https://www.sankei.com/politics/news/180613/plt1806130030-n1.html
今まで日朝首脳会談なんて金丸*15訪朝、小泉*16訪朝ぐらいしかない、そんなに簡単じゃないという話です。
韓国の大統領は完全に目的を絞って、一生懸命やられた。
南北首脳会談にせよ米朝首脳会談にせよ韓国、米国政府のそれなりの計画と決断によってなされた。日本にそれだけの計画、決断の力があるのかという話です。
朝鮮半島プラス日本、この3カ国で非核の地域をつくるというぐらいの理想、目的を持ったらいいと思う。そして、この北東アジアの一角、中国は核保有国だから横に置くとして、非核地域をつくって、核を持たないと宣言する以上は、周辺の核保有国に対して、非核地帯に対して核攻撃を絶対にしない条約を結ぶ。
米国も北に対してやめろというなら、北に対して攻撃はしない。体制を守るというなら、非核地帯に対する米国からの核攻撃を一切しないという約束を米国もしてください。中国もしてください。ロシアもしてください。そういうことを言って、非核地域をつくるという理想を掲げてはどうかと。
これは荒唐無稽なことではなくて、今、世界の何カ所かには非核地帯があるわけです。例えば南米にはトラテロルコ(条約)とかですね、あるいはそれ以外にもいくつか、非核地域だと名乗って、そのかわり、核攻撃はしてもらっちゃ困りますよという条約をつくる。
もちろん河野氏が言うように「非核地帯条約」は楽なことではないにせよ決して「絶対に不可能なことではない」でしょう。
■産経【河野洋平氏講演詳報】(5完)「核の傘の下にいるのに『北に核放棄しろ』と言うのは自己矛盾だ」
https://www.sankei.com/politics/news/180613/plt1806130031-n1.html
最近は核兵器禁止条約が国連に出て、賛成するか反対するかで、日本は賛成しなかった。僕はとても残念に思った。こういうのは積極的に賛成してほしい。
そういう国が、北に核放棄をしろと言う。これは自己矛盾じゃないか。北に核をやめろと言っておいて、俺は核の傘の下にいるんだから安全で、核の傘の下にいるから核廃絶決議には入らないよ。こういう姿勢は自己矛盾を感じる。
(中略)
核廃絶の先頭に立つという姿勢がはっきりしていればこそ、北に核をやめろと言える。そうでないのが、北に核やめろ、やめろと言えるかね。
北朝鮮シンパと非難される恐れのあることをあえて言うあたり、河野氏の良心の表れと評価したいですね。とはいえ彼も「不本意だったとしても」村山、小渕、森内閣外相であった以上「核の傘の下にいること」について一定の責任があるわけですが。
もちろん河野氏だって「あんた外相なんだから核の傘については責任があるだろう!」といわれれば「その通りだ」と言う覚悟をした上での発言でしょうけど。
さて、その後「国交正常化を先行してはどうか、なんて河野はふざけてる」つうコラム(https://www.sankei.com/premium/news/180615/prm1806150009-n1.html)を阿比留が書いていますが、少なくともこの記事においては「評価なし」で河野発言のみを淡々と産経が報じてる点が興味深いと思います。
■蓮池透氏のツイート
トランプ大統領の言うことなら何でも聞く。
私の意見などには耳を傾けようともしなかったのに。
■米に追随、対話へ傾く首相 対北朝鮮:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13532778.html
全く同感ですね。まあトランプと言うより「米国」であり「ヒラリーが今回のような合意をするかどうかはともかく」、ヒラリー・クリントン大統領でも状況は変わらないでしょうが。
■産経【米朝首脳会談】自民・石破茂*17元幹事長「何も譲っていないのに金正恩委員長は体制保証を取り付けた」
https://www.sankei.com/politics/news/180613/plt1806130041-n1.html
「首脳会談前の身柄拘束・米国人の解放」&「首脳会談後の非核化の表明」つうのは十分譲ってると思うんですけどねえ。「米国と北朝鮮」とどっちがより譲歩したか、などというならともかく、「譲ってない」つうのは事実誤認です。
こういうのを読むと「石破って本当にバカだな。安倍*18よりはマシだけど、こいつ支持するくらいなら他の自民幹部(岸田*19政調会長、石原*20元幹事長など)だな」ですね。
■毎日新聞『公開講座「マイノリティーの子どもたち」 自分でいられる社会に 京都女子大』
https://mainichi.jp/articles/20180612/ddl/k25/040/495000c
京都女子大法学部の公開講座「マイノリティーの子どもたち−アイデンティティを大切にする教育と日本社会−」が2日、京都市東山区の学内であり、大阪府を中心に、山口県を含む約110人が参加した。学生だけでなく、一般の姿も目立った。主催した市川ひろみ*21法学部教授(平和研究、国際関係論)は「自分が自分であっていいという、アイデンティティーをポジティブに持てるような社会になってほしい」と呼び掛けた。
茨城朝鮮初中高級学校の北朝鮮訪問に同行したドキュメンタリー映画「蒼(そらいろ)のシンフォニー」(2016年)の上映後、朴英二(パクヨンイ)監督(43)=横浜市=が「朝鮮学校生徒たちのアイデンティティについて」と題して講演。
(中略)
続いて国際人権法を専門とする元(もと)百合子・元大阪女学院大教授が「マイノリティーの人権としての民族教育権」のテーマで講演した。
(中略)
日本生まれの日系ブラジル人3世で、京都外大大学院博士前期課程(異言語・文化専攻)の浅井フラヴィア亜由美さん(24)は「いとこがブラジルから小1、2年で来日した時、つたないポルトガル語で通訳をしたのは私。日本の全ての学校で外国籍の支援ができているわけではない」と指摘。東近江市のブラジル学校「日本ラチーノ学院」で小中学生に日本語を指導した体験を紹介し、「言葉が理解できずに授業が難しい子どもの受け皿がブラジル学校。自分たちが自分らしくふるまえる環境がある。自分の一つの芯をつくり、日本語をマスターすることで可能性が広がる」と話した。
一方、京都女子大の卒論でジャパニーズ・フィリピーノ・チルドレン(JFC)に取り組んだ大学職員の吉岡三海(みみ)さん(23)は「JFCは1980〜90年代初めにパブ従業員などとして来日したフィリピン女性と日本人男性の間に生まれた子どもで、国内に何人いるかもわからない。差別を受けたり、父親から養育放棄されたりする子がいる」と説明。東大阪市での学習支援にボランティアで携わり、「明智光秀を人名だと知らない中2の子がいて驚いた。日本にいる子どもたちはルーツに関わらず、日本の将来を担う。社会で生きていく基礎知識が保障されなければ、日本社会に何のプラスも還元されない」と強調した。
朝鮮学校を含む「外国人学校」支援の動きとしてとりあえず紹介しておきます。
■トランプ氏との声明を「先にバラしちゃった」金正恩氏の掟やぶり
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180613-00086402/
「非核化や国交正常化を議題に意見交換by朝鮮中央通信」つうのは別にばらしてはいませんね。意見交換と交渉妥結は別問題だからです。つうか朝鮮中央通信が報じるまでもなく「非核化や国交正常化が議題」なのは皆わかりきってることでしょう。
トランプ氏は2月、ホワイトハウスに脱北者を招いて金正恩体制による人権侵害について聞き取り、特に脱北女性の人身売買については「私がやめさせる」とまで言っていたのだ。
トランプ氏とすれば、「人権問題を持ち出したら、まとまるものもまとまらない」ということなのだろう
まあそういうことでしょうね。
■ロッドマンも号泣!米朝会談を喜ぶ「金正恩氏の親友」たち
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180612-00086390/
高のようなアンチ北朝鮮以外は別に「親友でなくても」喜ぶと思いますが。
朝鮮中央通信が3日付で伝えたところによると、北朝鮮の文正男(ムン・ジョンナム)駐シリア大使が5月30日、アサド氏に信任状を提出。アサド氏はその席上、「今後、朝鮮を訪問して金正恩閣下に会う決心である」と述べた。
アサドの目的は何でしょうか?
仮に、金正恩氏が今後も米国や韓国などとの対話を成功裏に進めるならば、いずれ国際社会で一定の発言力を持つ、有力な国家指導者にならないとも限らないだろう。
まあそういうことですね。
■産経【主張】米朝首脳会談 不完全な合意を危惧する 真の核放棄につながるのか
https://www.sankei.com/column/news/180613/clm1806130001-n1.html
まあ、ほとんどの人間が「完全な合意」なんか期待してないでしょう。それはトランプが会談前に「全てが一回の首脳会談で解決すると期待しないでくれ」と言い続けたことで十分予想できました。
会談後に署名した共同声明で、金正恩朝鮮労働党委員長は「朝鮮半島の完全な非核化」を表明し、トランプ米大統領はこれを「成果」と位置づけた。加えて、北朝鮮の非核化のプロセスが「迅速に始まる」と歓迎した。
「朝鮮半島の非核化」という点が重要です。この表現について産経らウヨは「在韓米軍の核持ち込みオプションを廃棄すべきでない」「そんな妥協をする必要はない」として反対し続けてきました。この表現を採用することでトランプは「在韓米軍の核持ち込みをしないこと」を「明確な形(6カ国協議参加国での条約?)で証明する責任」を負ったわけです。
金委員長に最低限約束させるべきは、北朝鮮が持つ核兵器などすべての大量破壊兵器と弾道ミサイルについて「完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄(CVID)」であるのに、できなかった。共同声明にCVIDの言葉が入らなかった点について、トランプ氏は「時間がなかった」と言い訳した。交渉能力を疑われよう。
まあCVIDを書ければ良かったんですけどねえ。それは今後の交渉次第でしょう。まあ、「CVID」でなくても「核廃棄表明」だけでも十分意義があると俺個人は思いますが。
トランプべったりの安倍にとって「CVIDが書いてないんじゃ評価できない」なんていえるわけもない。
核・ミサイルの放棄へと事態が大きく前進したとみなせる要素は見当たらない。
いやいやそんなことはないですね。
北朝鮮から核・弾道ミサイルなどの脅威を取り除くうえで、具体的にどのような状態を目指すか。その「目標」と、時間的目安も含む「道筋」について、はっきり決められなかった。
それは今後の交渉次第ですね。
それなのに、トランプ氏が共同声明で北朝鮮の体制保証を約束し、会見で国交正常化への意欲も示したのは前のめりだ。
むしろ「バーター取引」という意味で体制保障と国交正常化を核廃棄に先行させるべきではないか。
米朝間で対話が継続している間は、米韓合同軍事演習は「挑発的」だとして、やらない意向を示したのは誤った判断だ。
いやいや普通しないと思うんですが。「トランプって意外にまともじゃん」と思う日が来るとは(驚き)。
トランプ氏が首脳会談で、金委員長に対して日本人拉致問題を提起したのはよかった。安倍首相も高く評価し、謝意を示した。
まあ安倍に「一応話はするから」といった以上話はしたでしょう。その程度の話です。
トランプ氏はこの日の会見も含め、日韓両国には北朝鮮への経済支援の用意があるということを口癖のように語る。
だが、拉致と核・ミサイルの問題が包括的に解決しない限り、日本からの支援はあり得ない。その点を安倍首相もはっきりさせておくべきである。
トランプから「悪いけど日本も出してくれ」といわれたら安倍は「ハイ、喜んで!」でしょうね。
■【米朝首脳会談】最大テーマ「北朝鮮の非核化」は本当に実現できるのか
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180611-00086317/
非核化を実現するためには最低限「体制保障」が必要でしょうね。
「体制保障すれば必ず非核化が実現する」などと無責任発言はしませんが、それが最低条件でしょう。
高が
多田
「米国は昨年4月にシリアを攻撃したが、シリアを攻撃しても核戦争にはならない。しかし、北朝鮮とは核戦争を覚悟しなければならない。そうでなくても、日本や韓国に在住する20万から30万人の米国人の生命が脅かされる。」
宮本*22
「核戦争につながりかねない北朝鮮への攻撃はやはりハードルが高い」
というコメントを紹介するとおりです。
なお、誤解を恐れず言えば「非核化が実現できればいい」ですが俺個人は「何が何でも非核化」とは思っていません。
一番大事なことは「朝鮮半島の緊張緩和」でしょう。
■「金正恩が泣いた」書いた朝日新聞記者に北朝鮮がブチ切れ
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180610-00086264/
同氏は視察したスッポン養殖工場の管理不備に激怒して支配人を銃殺し、その際の動画をテレビで公開したことがある。
「テレビで公開された」のは「スッポン養殖工場の管理不備に激怒し、支配人を叱責」したところであって、さすがに銃殺なんかテレビ公開されてません。
こういう「消防署の方から来ました」的な誤読狙いの文章を書くあたりが高はどうしようもない。
というか誤読狙いと言うよりはやはりデマ記事ですかね?。この文章は「テレビで銃殺を公開したとは書いてない」とはいえない気がします。なお支配人が左遷されたことは確実な事実のようですが、「銃殺」なんてのは「一つの説」にすぎず断定的に話していい話じゃありません。
■「北朝鮮、核技術者を病院に隔離」米メディア報道…隠ぺい目的か
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180605-00086065/
まあ現時点では真偽もわからないので何とも言えませんね。個人的には仮にそうした事実があったとしても先日の核実験場廃棄アピールなど、最近の動きが無意味だとは思いませんが。
■金正恩氏「無慈悲な粛清」から生きて返り咲いた北朝鮮軍人
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180605-00086059/
2016年2月10日には、韓国メディアが李永吉*23(リ・ヨンギル)総参謀長の処刑情報を伝え、同月21日には後任に李明秀(リ・ミョンス)氏が就任していたことが明らかとなった。李永吉氏は朝鮮労働党の会議の途中、いきなり乗り込んだ国家安全保衛部(秘密警察)により連れ出されたとの生々しい情報も伝えられた。
ところが、党機関紙の労働新聞は同年5月、党第7回大会で決定された中央軍事委員会委員として、李永吉氏の名前と写真を掲載する。同氏は降格されながらも、権力中枢で生き残っていたのだ。
北朝鮮が情報公開に消極的なことを批判した上での話ですが、つまりは韓国政府情報だの、「アンチ北朝鮮活動家」高だの、の北朝鮮ネガキャン情報は、こうも間違うのでは「故意のデマ」か、「過失」かはともかく、うかつには信用できないと言うことです。
特に高が宣伝したがる「高射砲でミンチ」なんてのはうかつに信じられませんね。何ら具体的な証拠はないし、かつそんなことをやる必然性があるとも思えないからです。
■「金正恩の髪型を笑った*24理髪店主にテロの恐怖」北朝鮮外交官の証言
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180605-00086031/
2014年4月、ロンドン西郊の理髪店が、耳の上まで刈り上げた髪形でにっこり笑う北朝鮮の金正恩党委員長の顔写真を客引き用のポスターに使ったところ、北朝鮮の外交官らが押しかけて撤去させた事件があった。
関係者の了解も取らずに勝手にそんなことをやれば「抗議で撤去」も当然だと思うのですがね(抗議の仕方が暴力的でない適正なものだったかという問題はありますが)。高だって金正恩以外でそういうことが起こった場合に「抗議して撤去させる必要はない」などというかどうか。
太永浩氏らは店内に入り、威嚇を込めた語調で言った。
「アナタは、あのポスターの写真がどなたのものかわかっているのか?。朝鮮の最高指導者、金正恩元帥であらせられるぞ!。われわれは朝鮮民主主義人民共和国大使館の者だ。朝鮮は、最高尊厳(金正恩氏)を愚弄する相手とは戦争もいとわない国だ。アナタはよく知らずにやったのだろうが、すぐにポスターをおろせ。そうしなければ、アナタはその結果に全面的な責任を負うことになるだろう!」
(中略)
太永浩氏によれば、店主は「テロに遭う可能性」を考え、警察に相談したようだった。
まあ「法的手段も辞さないぞ」つう話でしょう。別にテロがどうとか言う話でもない。
しかし亡命したとはいえ、別に北朝鮮に非があるわけでもない話で
太永浩氏は当時も今も、この店主に申し訳ない気持ちでいっぱいだという。同氏は本にこう書いている。
「英国では、女王であれ首相であれ、誰の写真でも広告に使う。しかし北朝鮮の外交官の立場としては、見過ごすことができなかった。何もせず放置し、そのことが発覚したら、いつ首を飛ばされるかわからない」
とは何考えてるんですかね、この元駐英公使(亡命者)も。
■金正恩氏「外交のやり方を変えろ」部下を叱責...自分の責任は棚に上げ
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180603-00085965/
デイリーNKの対北朝鮮情報筋によると
つまりは第三者には全く裏がとれない話の訳で、話半分に聞いた方がいいでしょう。
金正恩氏は首脳会談でトランプ氏に圧倒されるのではないかと思えてくる。
少なくとも現時点で表に出ている情報を評価する限り、そのように評価できる情報は何もないでしょう。もちろん「第三者にには全く裏がとれない話(デイリーNKの対北朝鮮情報筋)」なんて何の根拠にもなりません。
むしろ
■白頭の革命精神な日記『朝米首脳会談中止騒動で共和国が得たもの』
http://rsmp.seesaa.net/article/459756801.html
が指摘するように、「6/12首脳会談の結果、および結果に対する国内外のトランプ批判などから、今後トランプが前言撤回し食言する可能性が否定できない」とはいえトランプから
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180602/k10011462231000.html
「われわれは仲よくなりつつあるので、もう最大限の圧力ということばは使いたくない。対話が破綻するまで新たな制裁はかけない。北朝鮮が非核化に応じないかぎり、制裁は解除しないが、解除できる日が来ることを楽しみにしている」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31303490S8A600C1NNE000/
「私は『(非核化は)ゆっくりで良い』と伝えた。」
「(ボーガス注:北朝鮮への経済支援は)韓国がすると思う。正直にいうと中国も支援すると思う。日本もすると思う。(中略)日韓には(支援を)準備するように伝えた。」
などの発言を引き出すという成果を北朝鮮が上げたことは重要でしょう。
■自分の「泣き顔」写真も公開する金正恩氏のねらい
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180601-00085880/
朝日新聞は5月30日付朝刊に、「正恩氏の涙、異例の映像が示すもの 核廃棄へ転換の裏で」と題した記事(https://www.asahi.com/articles/ASL5Y3T51L5YUHBI00L.html)を掲載した。北朝鮮で4月、金正恩党委員長が涙を流すシーンの収められた記録映画が、朝鮮労働党の地方組織や国営企業といった、末端の機関に属する党幹部向けに上映されたとする内容だ。
海辺で、男性(金正恩氏)が水平線を遠く望んで立っている。
ほおを涙がつたう。
そこに、こんな趣旨のナレーションが流れる。
『強盛国家を実現するため努力してきたのに、改革がうまくいかないもどかしさから、涙を流しておられる』記事は、脱北者の証言に基づき映像の内容をこのように描写。そのうえで「3代独裁が続く北朝鮮で、最高指導者は神に近い存在。涙を流す姿を見せることは異例だ」と解説している。
(中略)
朝日が指摘するとおり、金日成主席にせよ金正日総書記にせよ、北朝鮮の最高指導者は国民に弱気な表情を決して見せなかった。しかし彼らと比べ、金正恩氏のスタイルは独特である。上記のように自分の「泣き顔」を公開したこともあれば、2017年1月1日には、自らの肉声で発表した「新年の辞」の中で、自分の「能力不足」を詫びたこともある。
また、2014年5月に首都・平壌で、約500人が犠牲になったとされるマンション崩壊事故が起きたとき。金正恩氏は、犠牲者の遺族を集めた場で建設工事の責任者である当局幹部に頭を下げさせ、その写真を労働新聞に掲載させた。
つまりは「問題点は謙虚に反省する人物であることをアピールしている」ということでしょう。
もちろんそうしたところで「ならば金正恩氏は政府、党の役職を引責辞任せよ」という声が出ないこと、でないからこそのアピールだと言うことは割り引く必要はあるでしょう。しかし、こうしたアピールは何ら悪いことではないでしょう。むしろ「我が国には、そして私には何の問題もない」なんて態度をとられる方が「この人大丈夫なのかな?」と不安になる。もちろんアンチ北朝鮮の高が「そんなことをしても騙されないぞ」と悪口しかしないのはいつものことです。
■金正恩氏が「ビッグマック」を食べる前にしなければならないこと
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180531-00085837/
もちろん「前にしなければいけないこと」つうのはいつもの「人権侵害ガー」「強制収容者ガー」ですね。むしろ「ビッグマック(?)進出」がそうした事態を変えていくと思いますが。
米国のNBC放送は、金正恩氏が平壌にハンバーガーショップのフランチャイズ開設の許可を検討していると報じた。
コレが事実なら「進出を検討してるハンバーガーチェーンがある」つうことでしょうか。そして高が「ビッグマック」云々つうことはマクドナルドなのか?
■「安倍と手を切れ」「ウェイトレス返せ」金正恩氏が韓国を脅迫*25
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180530-00085829/
「安倍と手を切れ」とは何のことかと思ったら朴クネ政権時代に締結した『日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)』のことだそうです。
日韓GSOMIAについては以下の記事を参考に紹介しておきます。
https://www.asahi.com/articles/ASKCB3RNBKCBUHBI00F.html
■朝日『韓国、北朝鮮情報以外は共有拒否 日韓締結の防衛協力』牧野愛博*26
日韓両政府が昨年11月に締結した、防衛情報を共有する基礎となる「軍事情報包括保護協定(GSOMIA〈ジーソミア〉)」で、韓国側が北朝鮮の核・ミサイル開発以外の情報交流を拒んでいる。複数の軍事関係筋が明らかにした。日韓の防衛協力に慎重な大統領府の意向を受けた方針とみられる。
同筋によれば、日韓の防衛当局は過去、北朝鮮が発射する弾道ミサイルの高度や速度などの情報を交換した。特に8月29日と9月15日に日本列島上空を通過して太平洋上に落下した弾道ミサイル「火星(ファソン)12」など、韓国から遠く離れた地点に落下した場合、韓国側のレーダーでは十分追跡できず、情報共有が成果を上げているという。
ただ、文在寅(ムンジェイン)大統領は3日のシンガポールメディアとのインタビューで、日米韓の防衛協力が軍事同盟に発展することは望ましくないとの考えを強調。北朝鮮を巡る安全保障に協力を限定する考えを示した。韓国国防省も、中国軍の動向や南シナ海を巡る安全保障などの情報を交換する考えは示していないという。
日本側も、韓国側に米軍の情報能力を超える力がないと判断。政治的な摩擦を避ける意図もあり、新たな情報交換の提案は行っていない。
「複数の軍事関係筋って誰よ?」ですね。まあ、常識で考えれば「自衛隊&韓国軍の幹部」でしょうが。
まあなんとも評価が難しい記事ですが、
日本側も、政治的な摩擦を避ける意図もあり、新たな情報交換の提案は行っていない
つうあたりが俺的に興味深いですね。「政治的な摩擦を避ける」とは具体的にどういう意味なのか?
「何でそのあたり朝日はぼかすの?。ネタ元がぼかせって言ったから?」ですね。「政治的な摩擦」が「北朝鮮の反発」「中国の反発」「ロシアの反発」「(日本と軍事協力を進めるなと言う)韓国内の(平和主義的な見地からの)批判」「日本国内の野党の(平和主義的な見地からの)批判」の何を指すのかで、話はかなり違ってきます。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3110629029052018PP8000/
■日経『日韓の軍事情報協定「破棄を」 北朝鮮メディアが主張』
北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、韓国に日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄するよう求める記事を配信した。「日本との軍事協定は至急破棄されるべきだ。南当局は協定破棄の勇断で板門店宣言履行の意志を示すべきだ」などと主張した。南北関係の改善に乗じて、日米韓の軍事協力にくさびを打とうとする分断工作の一環とみられる。
日経記事の分断工作ってのが意味不明ですね。「軍事協力をやめよ」つうのは「軍事協力それ自体が北朝鮮にとって望ましくない(軍事的脅威)」のであって「そうすることによる日韓分断を狙う(日韓分断ができればGSOMIA以外の話でもいい)」つう話ではないでしょうに。「お前分断工作って言いたいだけと違うのか?」と思う。
それはともかく、日韓GSOMIAについて韓国の平和団体や左派には見直しや破棄を訴えるところが結構多いようです。
また赤旗も過去には日韓GSOMIAについて
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-01-07/2011010701_05_1.html
■赤旗・主張『北沢防衛相訪韓、日米韓軍事一体化の道進むな』
北沢俊美*27防衛相が来週韓国を訪問し、自衛隊と韓国軍が軍事物資や役務を融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)と、提供し合った秘密軍事情報を保護する協定(GSOMIA)の締結について金寛鎮*28(キムグァンジン)国防相と協議します*29。
日韓の軍事協力関係の構築は、日本の植民地支配に対する韓国の国民感情のため実現してこなかったものです。にもかかわらず菅直人政権が二つの軍事協定を締結し、日韓軍事協力を強める構えをうちだしたのは、普天間基地問題でぎくしゃくしている日米軍事同盟を修復し、アメリカ政府の歓心を買うためです。
■アメリカの危険な路線
日韓で結ぼうとしているACSAは、すでに日本がアメリカやオーストラリアと結んだものです。日韓の協定は日米協定と違い、有事には適用せず、日韓の共同訓練や国連平和維持活動(PKO)などで、自衛隊と韓国軍が一緒に活動するときに、燃料などの軍事物資や輸送作業などの役務を相互に提供し合うためのものです。一方、GSOMIAは、北朝鮮の核やミサイル、演習などの軍事情報を包括的に保全するというもので、両国の国民の「知る権利」を大きく制限するとりきめです。両協定とも日韓双方の戦争能力を強めるのがねらいです。
そもそも自衛隊の海外作戦を強めるとともに、韓国軍の作戦能力を高めるために軍事協定を結ぶこと自体、許されることではありません。とりわけ、戦争を放棄し、海外派兵を禁止した日本の憲法9条と平和原則に照らしてあってはならないものです。こうした軍事協定の締結の提起は、民主党政権が自民党とかわらない危険な政権であることを示すものです。
韓国との間には植民地支配時代に旧日本軍が韓国の国民を苦しめたという歴史的経緯があり、軍事面での協力は進んできませんでした。菅*30首相は昨年12月、「朝鮮有事」のさい邦人救出のために自衛隊を派遣すると言及して韓国側の批判を浴びたこともあります。韓国の国民が自衛隊を旧日本軍と重ね合わせ、拒否したのは明白です。
軍事力を背景に韓国に押し付けた「韓国併合条約」をいまだに「不法」と認めることもせず、旧日本軍「慰安婦」問題では謝罪も補償も拒み続ける一方で、日韓軍事協力関係に道を開こうとするなら、韓国国民のより大きな反発を招くのは避けられません*31。
マレン米統合参謀本部議長は北東アジアの事態には「日米韓で対応することが重要」と北沢防衛相にのべました(昨年12月)。日韓軍事協定が日米韓軍事一体化を加速するのは明白です。政府は日本をいっそう危険な道に引き込む企てをやめるべきです。
という批判的記事を掲載しています。
ただ、小生も不勉強なので日韓GSOMIAそれ自体については「北朝鮮の脅威を考えれば当然だ」「いや平和主義的観点から白紙にすべきだ」などのコメントは特にしません。
ただし、「日韓GSOMIAそれ自体の評価」とは直接関係ない事を書けば、まず第一に「日韓GSOMIA」の件一つとっても「文政権は反日だ」だの「北朝鮮べったりだ」だのは事実ではないと言うことです。
本当に北朝鮮べったりで反日なら、文政権は「破棄すべきだ」と北朝鮮に要求される前に速攻で日韓GSOMIAを破棄していたでしょう。まあ「文氏は反日などではない」の証拠としては、別に日韓GSOMIAに限らず「先日の文大統領訪日」でも何でもいいんですが。
文氏が産経などが言うような「反日で北朝鮮べったり」なら
https://www.sankei.com/world/news/170814/wor1708140050-n1.html
■産経『日韓軍事協定を当面維持 宋永武国防相、国会で答弁』
韓国の宋永武*32国防相は14日の国会国防委員会で、昨年11月に発効した日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を見直す可能性について「1年も運用していない段階で決めるのは早過ぎる」と述べ、当面は維持する考えを示した。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H0C_V20C17A8MM0000/
■日経『日韓、軍事情報協定を1年延長 北朝鮮情勢踏まえ』
昨年11月に発効した日本と韓国の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の1年間の延長が25日決まった。防衛秘密を共有するためのルールを定めている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は就任前に日本との軍事的な連携強化に反発する国内の声を受け同協定を見直す可能性を示唆したが、北朝鮮情勢を踏まえ安定的な運用が必要だと判断した。
なんてことにはならない。
さすがに一方的破棄をやった場合の日韓関係の悪化の危険性*33を考えればそんなことはおいそれとはできないわけです。まあ、別に「北朝鮮べったりではない」の例としては、日韓GSOMIAでなくても米韓合同軍事演習でも何でもいいですが。文政権の政策の是非はともかく、彼らは巣くう会や産経、高などが放言する程、北朝鮮べったりではない。
第二に、いつものように高は北朝鮮に悪口するわけですが「日韓GSOMIA」によって「日韓軍事協力が強まることで、最悪の場合、日本の自衛隊と韓国軍で共同で北朝鮮に侵攻してくる恐れがある*34」などと「日韓GSOMIAが北朝鮮の国益を重大に侵害する」と北朝鮮側が評価するなら(その北朝鮮側の評価が正しいかどうかはひとまずおきますが)抗議するのは「ある意味当然の話」です。
それに対してどう日韓が対応するか。まあ、高は「アンチ北朝鮮」なので「北朝鮮の非難なんか無視しろ」とか言い出すわけですが、もちろん「朝鮮半島の緊張をいたずらに高めない(北朝鮮といたずらに対決しない)」という判断においては「日韓GSOMIAをいったん白紙に戻す(北朝鮮のいう『安倍と手を切る』)」つうのも一つの「あり得る政治判断」です。
何も北朝鮮と対決することばかりが能じゃない。
しかし安倍という男もいつもながらバカな男です。日韓GSOMIAについて奴がどう考えてるのか知りませんが、仮に「日韓GSOMIAを今後も維持したい」なら慰安婦問題や竹島問題などで日韓関係をこじらせることは害悪しかありません。いや日韓GSOMIAがなくても「日韓の経済交流」というビジネスの観点オンリーでも安倍の嫌韓国・右翼行為は馬鹿げていると思いますが。
■金正恩外交は「すでに惨敗」している…自分の実力を過信か
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180529-00085765/
タイトルだけで読む気がなくなりますね。南北首脳会談では南北関係緊張緩和というそれなりの成果がありました。中朝首脳会談では中朝両国の友好関係が改めて再確認されました。
南北と中朝は北朝鮮にとってそれなりの成果があったといっていいでしょう。
米朝首脳会談は現時点ではどうなるかわかりません。それでどこが「惨敗」なんでしょうか。単に北朝鮮に悪口したいだけの「アンチ北朝鮮活動家」高がアホ発言してるだけのことです。
朝鮮中央通信によると、金正恩氏は「6月12日に予定されている朝米首脳会談のために多くの努力を傾けてきた文在寅*35大統領の労苦に謝意を表して歴史的な朝米首脳会談に対する確固たる意志を披れきした」という。
これを「北朝鮮が下手に出てる(既に北朝鮮の惨敗だ)」と罵倒する高ですが「中韓露を含む世界各国が米朝首脳会談を強く望んでる」のに、「トランプがやりたくないならやらない」と言っては「北朝鮮が悪者になってしまいます」。中韓露との関係も悪化しかねない。
ここは「米朝首脳会談の可能性があろうがなかろうが」、『我々は首脳会談を望んでる』とアピールしておくことが「北朝鮮が悪者にされないため」に必要なことでしょう。
そうすることで仮に会談が中止になっても「悪いのはトランプだ」とアピールすることができるわけです。
まあ、仮に北朝鮮が「米朝首脳会談を強く熱望し、下手に出てる」としてもそのことは「惨敗」を意味しませんが。
会談を強く希望してるからと言って、それは「米国の言うことを全てハイで受け入れること」を意味しないからです。
■「中国人の男は一列に並んだ私たちを選んだ」北朝鮮女性が告発
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180527-00085659/
意味がわからないですね。人権問題と核廃棄問題は全く別問題です。
人権問題が解決されなければ核廃棄できないわけではない。
■「米国ねらうミサイル、120カ所に隠してある」北朝鮮幹部が語る
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20180527-00085694/
北朝鮮幹部と言っても公式発表でも何でもなく「我々デイリーNKが関係を持ってる幹部が匿名を条件に語った(高英起)」なんてもんですからねえ。半信半疑、眉唾もんですね。第三者には裏のとりようがないでしょうし。
筆者もまた、米朝首脳会談の開催に期待を持っている人間の1人だ。しかし、そこで何かが解決されるわけではないということは、誰もが厳しく認識すべき現実なのだ。
何を根拠に「何かが解決されるわけではない」呼ばわりするのかと言ったら単に「アンチ北朝鮮の高」が会談の成果を「会談前からおとしめてるだけ」でしょう。
もちろん、現時点では高のように否定的に評価することだけではなく、逆に「大きな成果が出る」ともいえません。現時点では「米朝とも水面下交渉で全ての情報が表に出てるわけではない」以上、評価のしようがありません。
「安易な期待は掛けないが、いい成果が出ることを期待したい」としか俺としては言い様がないですね。
*1:もちろんそんなことを米国政府がやらせるわけもないし、米国政府に要求する人もいないわけですが。
*4:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席、党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席
*5:「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」のこと
*7:CVIDとバーター取引で北朝鮮が要求している「完全かつ検証可能で不可逆的な(北朝鮮の)体制保証」のこと。
*8:金正恩国務委員長(朝鮮労働党委員長兼務)の妹。朝鮮労働党政治局員候補(党宣伝扇動部第1副部長兼務)
*10:核開発を支持はしませんがそれが結果として米韓の軍事力行使意思を弱めたのは事実でしょう
*11:つまり交渉の行方によっては再開される可能性もあると言うことです。
*14:中曽根内閣科学技術庁長官、宮澤内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任
*15:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官、福田内閣防衛庁長官、自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)を歴任
*16:宮澤内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相
*17:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任
*18:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相
*19:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長
*20:小泉内閣国交相、自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任
*22:著書『北朝鮮ではなぜ軍事クーデターが起きないのか?』(2013年、潮書房光人社)
*24:高の記事を読む限り笑ってないと思いますが「笑った」のならなおさら抗議されて当然でしょう。
*25:「脅迫」と無茶苦茶な表現をするあたりが高らしい。普通に「韓国に要求」でいいでしょうに。高の紹介する北朝鮮声明文にも何一つ脅迫的な言葉は出てきませんし。
*26:著書『北朝鮮秘録:軍・経済・世襲権力の内幕』(2013年、文春新書)、『金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日』(2017年、講談社プラスアルファ新書)、『北朝鮮核危機!全内幕』(2018年、朝日新書)など
*29:ただし日韓GSOMIA締結は安倍政権時代の2016年であり、この赤旗記事時点では結局締結されませんでした。なお日韓ACSAについては■聯合ニュース『韓国政府 日本との物品相互提供協定締結計画を否定』(http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2017/10/26/0400000000AJP20171026001000882.HTML)などによれば今も締結されていないようです。
*30:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相。
*31:まあ記事の内容上、菅批判に傾くのは仕方がないですが、彼が日韓関係では「菅談話」を発表し、略奪文化財の返還に動いたことは公平のために指摘しておきます。これについては例えば■赤旗『「韓国併合」100年、「痛切な反省とおわび」、首相談話 朝鮮王朝儀軌「引き渡し」表明』(https://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-08-11/2010081101_01_1.html)、『朝鮮王朝儀軌など返還、日韓首脳会談 野田首相が大統領に』(https://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-20/2011102002_02_1.html)参照
*33:まあ、一方的破棄ではない「再交渉したい」「(北朝鮮の反発が強いので)日韓GSOMIAを白紙に戻すか、それが無理でも当面活用しないこととしたい」でも安倍や産経などは逆ぎれるでしょうが。
*34:いや俺は不勉強で無知なのでそのあたり解りませんが