今日の産経ニュース(7/21分)ほか(追記・修正あり)

■五十嵐仁*1の転成仁語『「打倒安倍政権」を実現するために「ひるまず、忘れず、諦めず」力を尽くしていこう』
https://igajin.blog.so-net.ne.jp/2018-07-21

 内閣支持率は下げ止まったとはいえまだ半分以下であり、調査によっては不支持率の方が高いままです。引き続き、戦後最低で最悪の安倍首相の横暴と強権の実態を明らかにし、「打倒安倍政権」を実現するために「ひるまず、忘れず、諦めず」力を尽くしていきたいものです。

 まあ、
1)モリカケ疑惑が発覚したにもかかわらず、あるいは「高度プロ法案やカジノ法案」での強行採決がありながらも、未だ支持率は「30〜40%台」で下げ止まったままで20%台には突入しない国民の愚劣さ
2)安倍応援団か、恫喝に屈服してるのかはともかくろくに政権批判しないテレビ局
3)「インチキ野党」国民民主が野党共闘の足を引っ張る
という絶望的状況ではありますが、だからといって安倍政権が盤石というわけでもない。
 「マスコミが批判を躊躇する=安倍がマスコミを恫喝している」「麻生*2財務相が無投票再選狙いで他派閥を恫喝する=石破*3元幹事長、岸田政調会長(前外相)らの出馬を恐れてる」ということであり、諦めずに安倍批判していくほかはないのでしょう。


【ここから産経です】
■ベルギー王子が政府提訴へ 中国人民解放軍行事に軍服姿で無断出席…手当15%削減
https://www.sankei.com/world/news/180721/wor1807210010-n1.html

 ベルギーのフィリップ国王の弟、ロラン王子(54)は、政府が自身への1年間の手当を15%、4万6千ユーロ(約600万円)削減すると決定したのを不服として、政府に対し減額取り消しを求め提訴することを決めた。王子の弁護士が声明を発表し、ベルガ通信が20日伝えた。王族が自国政府を提訴するのは異例。
 王子は昨年7月、ブリュッセル*4の中国大使館で開かれた中国人民解放軍創設90年*5を祝う行事に、政府の承認なしで軍服姿*6で出席。中国大使らと撮った写真をツイッターに載せた。ベルギー政府は、無断出席は王族の義務違反だとして、議会の承認を得て手当削減を決めた。 
 王子は過去にも政府の承認なしに、リビアの最高指導者だった故カダフィ*7大佐の息子とビジネスを計画したりするなど奔放な言動で知られる。

 まあ日本ではちょっと考えられない話ですね。


■【プロ野球】巨人、マツダで11連敗…監督危機感「何とか止めたい
https://www.sankei.com/sports/news/180721/spo1807210068-n1.html
 最近調子を上げてきた巨人も「マツダスタジアムでの広島戦」では11連敗というのは、やはり「ホームグランドの精神的有利」を割り引いても広島が強いと言うことでしょう。このまま行けば「広島が連敗を重ねない限り」広島優勝でほぼ決まりでしょうねえ。何せ2位巨人と7ゲーム差ですから。広島的には「クライマックスシリーズ突破」と「日本シリーズ勝利」がむしろ今後の問題でしょう。


■【産経抄】7月21日
https://www.sankei.com/column/news/180721/clm1807210003-n1.html

 首相となる自民党総裁には強運の持ち主に就いてほしい。そして「1強」と呼ばれ、長く政権を担当してもらいたい。それぐらいの存在でなければ、一癖も二癖もある各国のリーダーたちと渡り合えない。

 ライバルである谷垣氏*8が自転車事故で政界引退に追い込まれたこと、前原*9が勝手に民進党解党劇で自滅し安倍を利したことなどを考えれば確かに安倍は「強運」かもしれません。全く迷惑な強運ですが、それはさておき。
 冗談も大概にしてほしいですね。安倍のどこが「世界のリーダー」と渡り合ってるのか。そもそも安倍にどんな外交成果があるのか。
 「鳩山首相の日ソ国交正常化」「佐藤*10首相の日韓国交正常化、沖縄返還」「田中*11首相、大平*12外相の日中国交正常化」「小泉*13首相の日朝平壌宣言」などに匹敵する成果などありはしないでしょう。
 先日のTPP11や日欧EPAをどう評価するにせよ、それは「安倍でなければできない成果」ではないでしょう。むしろ歴史認識問題で日中、日韓関係を悪化させた馬鹿者が安倍です。
 あるいは「トランプとの友好」をアピールしながら結局「報復関税を食らった」のが安倍ですし、「在任中に日ロ平和条約を結びたい」だの「拉致問題解決がしたい」だの放言してもまだ何の成果もないのが安倍です。
 あるいは先日の李克強*14首相訪日では「過去の中国への敵対姿勢」が嘘であるかのようにみっともなく手のひら返しし、李首相を歓迎していたのが安倍です。
 全然世界のリーダーと渡り合ってない。むしろ無定見で無能な安倍が手玉にとられてるんじゃないか。
 一方、隣国には

・南北首脳会談、米朝首脳会談の仕掛け人・文在寅*15韓国大統領
・AIIB、一帯一路をぶちあげ着々と成果を上げている習近平*16・中国国家主席
・(是非はともかく)クリミア問題、シリア問題で米国を相手に回して、一歩も引かないプーチン*17・ロシア大統領
・(是非はともかく)米国の制裁にも屈服せず、国家運営を続ける金正恩北朝鮮国務委員長

とそれこそ「安倍が首相であることが恥ずかしいほどの強者揃い」です。
 ちなみに話が完全に脱線しますが「強運の持ち主」といえば以下のような人々は「強運の持ち主」なんだろうなとは思います。それがその国にとって幸せだったかはともかく。いや文大統領については俺は政治的に評価し、支持しますが。
東条英機*18
 永田鉄山陸軍省軍務局長が暗殺されることによって、永田にかわる統制派のリーダーとなった東条は「永田が存命なら、陸軍大臣や首相にまでなることはなかったのではないか」とよく言われる人物です。
岸信介*19
 石橋*20首相が病気辞任することによって外相の岸に首相の座が回ってきましたが、石橋氏がしばらく首相を続けていればどうなったかはわからないでしょう。もちろん外相の岸はポスト石橋の有力候補の一人ではありますが。
海部俊樹*21
 リクルート事件で宮沢*22蔵相、安倍*23幹事長、渡辺*24政調会長と軒並み幹部連が謹慎に追い込まれ、ワンポイントリリーフとして担ぎ出された宇野*25首相が女性スキャンダルで退陣という事態がなければ、彼に首相の座は回っては来なかったでしょう。
江沢民*26
 党幹部とはいえ、党総書記就任前の彼は一地方幹部に過ぎません。趙紫陽*27天安門事件を機にトウ小平*28の信頼を失い、失脚しなければ彼に党総書記の地位は回っては来なかったでしょう。
・文在寅氏
 朴クネが崔順実スキャンダルで失脚し、与党が大混乱でまともに選挙戦ができないという事態は明らかに彼の当選を後押ししました。

*1:法政大学名誉教授。全国革新懇代表呼びかけ人。著書『戦後政治の実像:舞台裏で何が決められたのか』(2003年、小学館)、『労働再規制:反転の構図を読みとく』(2008年、ちくま新書)、『対決 安倍政権:暴走阻止のために』(2015年、学習の友社)、『活路は共闘にあり:社会運動の力と「勝利の方程式」』(2017年、学習の友社)、『打倒安倍政権:9条改憲阻止のために』(2018年、学習の友社)など

*2:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二〜四次安倍内閣副総理・財務相

*3:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*4:ベルギーの首都

*5:1927年8月1日のいわゆる南昌起義(中国共産党江西省省都・南昌で起こした武装蜂起)を建軍記念日としているので、2017年で創設90年になります。

*6:まだ背広姿なら、批判もより少なくなって、いくらかでも良かったんでしょうねえ。

*7:首相、革命指導評議会議長、全国人民会議書記長など歴任

*8:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相、自民党幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*9:鳩山内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相、民進党代表などを歴任

*10:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

*11:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*12:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*13:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*14:中国共産主義青年団共青団)中央書記処第一書記、河南省長・党委員会書記、遼寧省党委員会書記、副首相などを経て首相(党中央政治局常務委員兼務)

*15:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表などを経て大統領

*16:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*17:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*18:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、近衛内閣陸軍大臣などを経て首相。戦後、東京裁判で死刑判決。

*19:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*20:吉田内閣蔵相、鳩山内閣通産相などを経て首相

*21:福田、中曽根内閣文相を経て首相

*22:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官自民党総務会長(中曽根総裁時代)、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も、小渕、森内閣で蔵相。

*23:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党総務会長(中曽根総裁時代)、幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*24:福田内閣厚生相、大平内閣農水相、鈴木内閣蔵相、中曽根内閣通産相自民党政調会長(中曽根、竹下総裁時代)、宮沢内閣副総理・外相など歴任

*25:田中内閣防衛庁長官自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相を経て首相

*26:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*27:広東省長、四川省長・党委員会第一書記、副首相、首相などを経て党総書記、党中央軍事委員会第一副主席。

*28:党副主席、副首相、人民解放軍総参謀長などを経て党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席