「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(10/19分:巣くう会集会の巻&北朝鮮・韓国最新ニュース、ほか)(追記・訂正あり)

朝鮮日報『レーダー照射:小野次郎参議院議員「作戦行動中の軍艦に訳もなく接近するのは極めて危険」:小泉内閣時の内閣総理大臣秘書官・元参議院議員が指摘』
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/01/01/2019010180004.html
 ツイッターでのツイートだそうなので短い文章で真意をとりづらいという面はあります。
 また別に「小野氏の主張が正しい」と言いたいわけでもない。小生はもちろん軍事の素人です。また、小野氏は「元自衛官」ではないので、少なくとも経歴上は軍事知識を保有する機会もない。小野氏の主張が正しいかどうかはなんともいえません。
 ただし「みんなの党*1→結いの党*2→維新の党*3」経由で民進党系会派入りしたとはいえ、「元自民党参院議員」「元警察官僚(鹿児島県警本部長、警察庁暴力団対策第一課長等歴任)」という御仁がこうした発言をするのは大変興味深いと思うのでメモ書き的意味でここに記載しておきます。
【追記】
 別の拙記事(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20181112/5064718022)でも小野氏の件について簡単に触れましたので興味のある方はご覧頂ければ幸いです。


東京新聞『支給停止9年目「再開を」 埼玉朝鮮初中級学校 県補助金めぐる問題』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201901/CK2019011002000169.html
 こうした朝鮮学校差別批判記事は今後も微力ながら紹介したいと思います。


■産経『韓国に30日以内の返答要請 徴用工訴訟協議で日本政府』
https://www.sankei.com/world/news/190113/wor1901130014-n1.html
 「安倍自民はアホか」としかいいようがないですね。
 まず第一に「裁判所の判決に行政府は何も出来ない」。何かしたらそれこそ違法行為です。
 第二に「徴用工の問題は当事者が話し合って解決すればいい問題である」。
 第三に「当事者とは原告である元徴用工と被告・新日鐵住金」であり「日韓両国政府ではない」。
 第四に

・請求権協定は、協定の解釈を巡って生じた争いを解決する手段として政府間協議を規定している
・1965年の日韓請求権協定に基づく協議開催要請への返答を30日以内に出すよう求めている

といったところでそれをやったところで「協議当事者の日韓両国政府がその協議内容に拘束されるだけ」で、「原告である元徴用工と被告・新日鐵住金」は拘束されないでしょう。
 結論としては「当事者でよく話し合ってはどうですか?」という和解のすすめならともかく、日韓両国政府には何か出来ること、すべきことは正直何もないでしょう。今更、「請求権協定の条文解釈」について協議しても、将来的な問題ならまだしも「新日鐵住金の件の解決にはおそらくつながらない」。つうか「協議云々言うなら、せめて韓国最高裁判決が出る前に言えよ、遅すぎだろ」て話です。まあ「協議しなくても問題ないと甘く考えてた」んでしょうが。
 ただしそう答えたらマジギレするのが安倍自民なんでしょうが。
 とはいえ「まず協議しよう」とか言い出しただけ「一時期よりはましになった」とはいえるでしょう。
 当初は「ICJに訴える」とか「報復措置を執る」とか本当に無茶苦茶でしたから。
 とはいえ「政府間協議でどんな汚い手を使ってでも韓国に俺(安倍)の言い分を飲ませる」つうふざけたことしか考えてないんでしょうが。当初は「ICJ、報復」と完全にけんか腰だったのが「協議しよう」になっただけましとはいえ結局「飴と鞭で屈服させよう」つう話なんでしょう。まあ、そうそううまくいかないと思いますけど。


■日経『不誠実な北には譲歩するな 拉致解決へ蓮池さん訴え 』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3998232013012019ACYZ00/
 記事が事実なら「どっちが不誠実なんだよ!。国交正常化交渉の約束を反故にした日本の方が不誠実だろ?」「むしろ日本が制裁解除とかお土産を用意しねえとどうにもならないだろうが?」「バカ言ってんじゃねえよ!。黙れ、蓮池、手前!」としか思いませんね。まあ横田奥さんなら意外じゃないですが「蓮池薫ってそういう人だったっけ」感がします。

 日本政府が認定した拉致被害者17人のうち8人は死亡したとする北朝鮮の説明を「信ぴょう性がない」と指摘。帰国できていない拉致被害者とその家族の心境を「死んだことになっている恐怖感は、計り知れない。限界を超えている」と推し量った。

 「信憑性がない」呼ばわりする根拠は何なんでしょうか。生きてたら返すと思うんですけどね。
 蓮池氏、地村氏、曽我氏など「帰国させた人間」とそうした差をつける理由があるとは思えませんので。
 まあ「死んだけど、遺体がない」とか「自殺とか粛清(銃殺?)とかなのであまり遺骨とか出したくない」とかそういうことじゃないですかね。
 つうか、仮に生きてるとしても「根拠レス」で「生きてるはずだ」と抜かしても何もどうにもならないんですが。横田奥さんじゃあるまいし、バカも大概にしてほしいですね。


■浅井基文ブログ『金正恩の新年の辞(2019年)の注目点』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2019/1083.html

 本年の「新年の辞」のもっとも重要な注目点は大胆に要約すれば、北南関係、朝米関係、朝中関係そして、ほとんど注目されていないと思うのですが、「自力路線」強調の4点です。
 第一の北南関係に関していえば、昨年の「新年の辞」で打ち出した果断な対南アプローチ以来の外交上の成果を踏まえつつ、文在寅大統領との間で築き上げた信頼関係を基礎とする2018年の北南関係を肯定的に評価し、本年もさらに同大統領との信頼関係を前提として北南関係を発展させることに強い意欲を示していることです。
 特に、「板門店宣言と9月平壌共同宣言、北南軍事分野の合意書は、北南間に武力による同族間の争いを終息させることを確約した事実上の不可侵宣言であり、実に重大な意義を持ちます」と述べて「事実上の不可侵宣言」と指摘している点は重要です。文在寅はかねてからこういう位置づけを行ってきましたが、金正恩が同じ認識を表明しているのです。
 2018年の北南関係の具体的な進展について、金正恩が満足感をあらわにして極めて肯定的な評価をしていることをしっかり確認しておきたいと思います。
 第二は、朝米関係の膠着状態を打破するために、トランプがリーダーシップを発揮することを強く求めていることです。トランプ政権に対するメッセージは、「朝鮮半島に恒久的で、かつ強固な平和体制を構築し、完全な非核化へと進むというのは、わが党と共和国政府の不変の立場であり、私の確固たる意志」と述べて極めて明快です。ただし、「完全な非核化」の主語は(ボーガス注:韓国を含む)朝鮮半島であり、朝鮮だけではないことは当然です。そして、「われわれの主動的かつ先制的な努力に、アメリカが信頼性のある措置を講じ、相応の実際の行動によって応えるならば、両国の関係は、より確実かつ画期的な措置を講じていく過程を通じて、すばらしく、かつ速いテンポで前進するでしょう」「一日も早く過去にけりをつけ、両国人民の志向と時代の発展の要求に即して新しい関係樹立に向けて進む用意があります」と述べているのは、アメリカ側の原因で朝米関係が停滞しているにもかかわらず、朝鮮の立場は不変であることを確認するものです。
 第三に、私が特に興味深いと感じたのは、本年のスローガンとして「自力更生の旗を高く掲げ、社会主義建設の新たな進撃路を開いていこう!」を掲げ、経済建設における自力更生路線を強調していることです。
 第四は、「新年の辞」では中国についての言及が極めて制限的なことです。「停戦協定当事者との緊密な連係の下に、朝鮮半島の現在の停戦体系を平和体制に転換するための多者協商も積極的に推進して、恒久的な平和保障の土台を実質的に築かなければなりません」という表現で、朝鮮半島の平和と安定実現には中国の参加が不可欠であることを述べたことはすでに指摘しました。しかし、中国に対する直接の言及は「3度にわたるわれわれの中華人民共和国訪問とキューバ共和国代表団のわが国訪問は、社会主義諸国間の戦略的な意思疎通と伝統的な親善・協力関係を強化するうえで特記すべき出来事となりました」と指摘している部分だけです。
 しかし、金正恩習近平・中国との関係を極めて重視していることは1月8日(金正恩の誕生日!)に4度目の中国訪問を行ったことに如実に示されています。金正恩の訪中終了後に発表された朝鮮中央通信による報道(1月10日)でも、「きわめて特別でかなめの時期に行われる金正恩同志の今回の中国訪問」と位置づけています。同報道はまた、両首脳が「朝鮮半島の情勢管理と非核化協商過程を共同で研究、操縦する問題に関連して深みがあり、率直な意思疎通を行った」、「朝鮮半島情勢に関連する両国最高指導者の密接な意思疎通と率直な意見交換、調律を通じて有益な情勢発展を導き出し、促して双方の利益を守ったことについて高く評価し、重要かつかなめの時期に入った朝鮮半島情勢を正しく管理して国際社会と半島を巡る各側の利害関係に合致するように朝鮮半島の核問題の究極的な平和的解決立場を引き続き堅持することについて一致同意した」と指摘しました。そして、金正恩が「朝米関係の改善と非核化協商過程に生じた難関と懸念、解決展望について述べた」のに対して、習近平が「朝鮮側が主張する原則的な問題は当然な要求であり、朝鮮側の合理的な関心事項が当然、解決されなければならないということについて全的に同感し、各関係側がこれに対して重視し、妥当に問題を処理するのが正しい選択である」とし、「中国側はこれまでと同様、今後も朝鮮同志たちの頼もしい後方であり、堅実な同志、友人として双方の根本利益を守り、朝鮮半島の情勢安定のために積極的で建設的な役割を発揮していく」と全面支援を約束しました(ちなみに、中国側発表文には以上の指摘はありません)。
 「きわめて特別でかなめの時期に行われる金正恩同志の今回の中国訪問」という表現は、広く解釈されているように、金正恩の過去3回の訪中が米朝首脳会談と密接に関連していることを裏付けるものです。

 概ね浅井先生の見方に共感しますので紹介しておきます。


■産経『「具体的成果、今年こそ」拉致被害者家族会代表が訴え』
https://www.sankei.com/world/news/190112/wor1901120016-n1.html
 去年もおととしも「今年こそ」なんて言ってましたからねえ。今のままなら来年も、再来年も同じ事言ってるんでしょうね。本当に馬鹿馬鹿しい。


東京新聞『「拉致解決世論が必要」 川口で集い 被害者家族ら訴える』(浅野有紀)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201901/CK2019011302000135.html
 もはや「外交テクニックの問題」であって世論でどうにかなる話じゃないですけどね、なんでこう家族会ってバカなのか。

 田口さんの長男飯塚耕一郎さん(41)は、米朝首脳会談を挙げ「パフォーマンスにすぎないという声もあるが、会談を契機に、実のある日朝首脳会談が開かれることを期待したい」と述べた。

 「北朝鮮日朝首脳会談してほしいなら、制裁解除しろ」て話です。どこの世界にけんかを売られながら、会談に応じるお人好しがいるのか。
 そして安倍に日朝首脳会談してほしいなら「一人でも帰国すれば評価する」と確約すべきでしょうね。まあ、家族会を扇動した安倍の自業自得ですが「5人もかえってきた」のに「全員帰国じゃないから評価しない」などと家族会が抜かして小泉氏に悪口雑言したが故に「拉致解決のハードル」は「全員帰国でなきゃ無意味」「全員帰国でなきゃ首脳会談しても無意味」になってしまい「安倍も含め」歴代総理は「そんなこと出来るか(だから首脳会談なんかやらない。やっても家族会に悪口され政治生命が危うくなるだけ)」ということで、何もしないでずっときました。

 拉致被害者に認定されていない特定失踪者の家族らが北緯38度線を訪れ、涙を流して失踪した家族に向け言葉を投げ掛ける映像を紹介。

 そもそも特定失踪者なんて「国内で多数生存者が発見されてる代物(つまり犯罪でも何でもない自発的失踪が多数ある)」で拉致じゃありませんがそれはさておき。仮に拉致だとしても38度線でそんな呼びかけして何の意味があるのか。本当に馬鹿馬鹿しい。しかし産経じゃあるまいし東京がこんなあほな記事書くんですね。


■産経『米、人道目的の訪朝制限解除 非核化譲歩狙いか』
https://www.sankei.com/world/news/190112/wor1901120012-n1.html
 過大評価は禁物でしょうが、まずは素直に喜びたいと思います。


■産経『文在寅政権、今年は「反日の年」 挑発加速の理由』
https://special.sankei.com/a/international/article/20190112/0001.html
 何のことかと言えば「今年(2019年)は三・一独立運動100周年の記念の年だ」つう話です。
 しかし抗日運動や独立運動ならまだしも

100年前の1919年は日本統治時代で最大の反日運動「3・1独立運動」が起きた年で、暴動は日本に制圧された。民族主義者らは中国・上海に逃れて「大韓民国臨時政府」を立ち上げた。

て。「反日」「暴動」て全く呆れますね。産経が

 60年前の1959年はチベット解放後、最大の反中国運動「チベット動乱」が起きた年で、暴動は中国政府に制圧された。ダライラマ民族主義者らはインド・ダラムサラに逃れて「チベット亡命政府」を立ち上げた。

と呼ぶなら「バランスがとれていますが」、まあ、そうは呼ばないのでしょうね。いつもながらご都合主義ででたらめな産経です。


■新潮社フォーサイト『韓国「駆逐艦」に「北朝鮮英雄名」の「皮肉」』関裕二
https://blogos.com/article/350009/
 「アホか?」ですね。駆逐艦名の「広開土王(高句麗の王)」は別に北朝鮮の英雄ではない。
 「高句麗の領土が大部分、今の北朝鮮で、北朝鮮も彼を英雄視してるから」云々とは、まあ「はあ?」ですね。「高句麗なんて北朝鮮が誕生するずっと前に存在した国」ですから。
 その理屈だと「東西ドイツ分裂時代」は「旧東ドイツ出身の有名人で旧東ドイツも評価していた人間」は「東ドイツ誕生のずっと前に活動していた人間」でも「東ドイツの英雄で西ドイツの英雄じゃない」のか?


■文春オンライン『北朝鮮に毎月通う記者が明かす「誰も知らないピョンヤンの素顔」:2019年の論点100』エリック・タルマジ(AP通信平壌支局長)
http://bunshun.jp/articles/-/9932

 中国は北朝鮮の経済状況に強い影響力を持ちつづけています。

 まあ自民と公明のような関係でしょう。そして「ロシアの北朝鮮支援」も重要な要素です。
 中露が北朝鮮を支援する限り、北朝鮮の崩壊など望み薄です。

・2018年9月に平壌で開催された「秋の国際貿易フェア」において展示された品物はほとんど中国製品でした。国際的な制裁が今もあるにもかかわらず、中国の中小企業の野望が見え見えだと感じました。こういったことこそが、北朝鮮で起こっている「静かな革命」なのだと思います。
・その市場経済も、外から見るよりも案外豊かです。勿論、地域の差があるのですが。

 どう見ても北朝鮮崩壊など当面ありそうにありません。

 日本にとっては、これからがチャンスだと思います。流動的な状況であるからこそ拉致問題や短中距離ミサイルによる安全保障問題を直接話して、国益を主張する場を作ることができます。そうしないと、逆に除け者になる恐れがあります。

 すでに「6カ国協議参加国(南北朝鮮、米中露日)」における「のけ者」になってるんじゃないですかね?


■産経【主張】文大統領演説 余りに勝手な日本批判だ
https://www.sankei.com/column/news/190111/clm1901110002-n1.html

 韓国の文在寅大統領が年頭会見で、韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた「徴用工」訴訟をめぐり、「政治的な争点とするのは賢明でない」と日本を批判した。

 直接の当事者は新日鐵住金(被告)と元「徴用工」(原告)であり「日韓両国政府は訴えられてない」のだから文大統領の言うとおりです。
 新日鐵住金と元「徴用工」が話し合って和解すれば解決する話です。つうか「日本政府が介入する」ならそれこそ「新日鐵住金は原告と対話し和解すべきだ」という働きかけでしょうにねえ。「和解するな」と逆の働きかけするのだから始末に負えません。

 文氏は三権分立の原則で「司法判断は尊重」しなければならず、日本政府も「やむを得ないとの認識を持つべきだ」と言う。
 韓国では大統領に権限が集中し、司法にも影響力を行使できる。「徴用工」訴訟で判決を下した最高裁長官は左派として知られ、文氏が一昨年、地裁所長から抜擢した。もう忘れたのか*4

 公然と「日韓友好のために三権分立を踏みにじれ」という産経です。呆れて二の句が継げません。ならば日本でも最高裁は「安倍自民のいいなり」だしそれでかまわないというのか。

https://yoshiko-sakurai.jp/2007/05/03/583
櫻井よしこ三権分立を放棄するのか最高裁』 
・民主主義の根幹は三権分立にある。立法、行政、司法の三権が各々独立し、相互にチェックし合うことで初めて健全な国家運営が可能になる。こんなことは常識のはずだ。
 だが、3月27日の最高裁第3小法廷で藤田宙靖(ふじた・ときやす)裁判長らが下した判断は、司法が政治を慮り、その影響を受けたのか、或いは特定のイデオロギーに染まったのかと疑わざるを得ないものだった。
・訴訟当事者の一方の側の論理を重用したからといって、判決が偏っているとは、必ずしも言えない。だが、光華寮事件を中国側が「政治案件」ととらえるなか、今回の判決は最高裁が中国の影響を受け、中国側に偏ったと思わざるを得ない要素は多い。
・私たちはこんな奇妙な判断を示す最高裁の矛盾を厳密に検証して、この国の未来のために司法の公正、中立を図らなければならない。

という産経らウヨの最高裁判決(破棄差し戻しで台湾が逆転敗訴)への批判は何だったのか。単にアンチ中国として「とにかく台湾を勝たせろ、中国を勝たせるな」つう話だったのか(まあ、そうなんでしょうが)。
 高裁での中国敗訴判決について「日中平和友好条約に反する、日本政府はきちんと対応してほしい」と中国が抗議したときに、自民党政権が「日本は三権分立だから何も出来ない」と釈明したのは間違いだったのか。
 「分かりました。日中友好の精神に合致した、中国政府の希望するようなまともな判決が出るように政府としても努力します」などと公然と三権分立否定発言を中国相手にすべきだったのか。


朝日新聞『韓国大統領、北朝鮮との事業再開を歓迎 開城(ボーガス注:工業団地)と金剛山(ボーガス注:観光)』
https://www.asahi.com/articles/ASM1B31B4M1BUHBI00N.html
 困難な面は多々あるでしょうが是非その方向で頑張ってほしい。


朝日新聞『韓国・李首相「日本の指導者が反韓感情を利用している」』
https://www.asahi.com/articles/ASM1B5660M1BUHBI02D.html
 全く同感ですが、安倍自民とその支持層は逆ギレするだけでしょう。それにしても韓国側もずいぶん思いきったことを言ったもんです。
 それにしても安倍は「プーチン相手にはどれほど馬鹿にされてもおとなしい」のに韓国相手にはずいぶんと無礼な態度ですね。


朝日新聞朝鮮半島「一体となり友愛の結束を」 法王がメッセージ』
https://www.asahi.com/articles/ASLDT6DSZLDTUHBI02H.html
 対話外交派としてローマ法王がこうした挨拶をすることは大変嬉しいですね。
 そしてやはり気になるのは一部で話が出ている「法王訪朝論」です。もちろんいろいろ困難はあるのでしょうが是非実現してほしい。


■産経『トランプ氏、金正恩氏との再会談場所は「近く公表できる」』
https://www.sankei.com/world/news/190107/wor1901070002-n1.html
 トランプは平気で前言撤回するので信用がなりませんが、事実なら対話派の一人として嬉しい話です。

 トランプ氏は米朝間で「良い対話が続いている」とした一方、北朝鮮への経済制裁は「完全に維持する」と述べた。

 対話を進めるためには制裁は解除すべきだと思います。せめて「制裁は解除しないが他のお土産を用意した」として終戦宣言か何か「北朝鮮の要望に応え」、向こうのメンツを立てるべきでしょう。
 「米国は北朝鮮の要望に応えないが北朝鮮は非核化しろ」ではお話になりません。


■朝日『北朝鮮の海のリゾート、ホテル林立 完成予想映像を入手』
https://www.asahi.com/articles/ASM1266B7M12UHBI01M.html
 完成予定図なので実際どうなるかは分かりません。資金不足などで挫折する可能性はゼロではないでしょう。いずれにせよ北朝鮮は明らかに中国やベトナムドイモイ)のような改革開放を目指してるわけであり、その意味では「北朝鮮による戦争云々」は馬鹿げた与太としか言い様がないでしょう。
 そんなことを自分からする動機は北朝鮮にはない。
 そしてこうした北朝鮮の改革開放を支援することとバーター取引での拉致解決が一番現実的でしょうが、まあ家族会が愚かにもそれを望んでないので拉致の解決は期待薄です。


■産経『北の駐イタリア大使代理が亡命申請か 伊当局が保護と韓国報道』
https://www.sankei.com/world/news/190103/wor1901030012-n1.html
 今のところ未確認情報のようだし、素人なので、特にコメントなしで紹介だけしておきます。


■朝日『「金正恩氏は核放棄できぬ」元北朝鮮公使が睨む崩壊の時』
https://www.asahi.com/articles/ASM1164W3M11UHBI11P.html
 産経ならまだしも朝日でこれです。呆れて二の句が継げません。どこをどう見れば「崩壊の時」なんて話になるのか。北朝鮮問題では本当に日本ではメディア報道が異常なので嫌になります。
 まあ、北朝鮮以外の報道でも「死刑万歳」とか馬鹿げた報道ばかりで嫌になりますが。
 大体

 昨年に比べて「核のボタン」などの過激な言葉が消えた。軍需工業部門への言及も、例年のような米韓を牽制(けんせい)する表現がなく、民需へ転換する過程を示した。経済部門に集中したい考えではないか。

つう話と崩壊とどうつながるのか。


産経抄・1月3日
https://special.sankei.com/f/sankeisyo/article/20190103/0001.html
 このブログ記事の日付が「10/19日付」で産経記事の日付と完全にずれてますがご容赦下さい。

 小紙に横田早紀江さんが寄稿する「めぐみへの手紙」は、大きな反響を呼んできた。

 右翼方面では反響を呼んでるのでしょうが世間的には「そんなもんがあったの?」的な冷たい扱いでしょう。拉致は完全に風化してますし、産経は「朝日、読売、毎日、日経に比べ」部数も少なく、ろくに読まれてませんので。

 愛(まな)娘の無事を信じ、帰還を願い続けてきた母の「こころ」が、多くの読者の胸に迫ってくるからだ。

 むしろ「死んでる可能性の方が高いだろ。馬鹿なこと言ってないで、訪朝してもっと孫娘とひ孫娘(孫娘の赤ちゃん)に会えよ」「早紀江って本当にバカだな。」「お前の首から上についてるのはカボチャか!(雁屋哲野望の王国』風に)」としか思いません。

 めぐみさんを含めたすべての拉致被害者にささげる*5「めぐみさんへの手紙」を募集したところ、小中高生ら約250通もの応募があった。

 「250通しか応募がなかった」わけですね。まあ産経が「250通も応募があったんだー!」と言いたいなら産経の勝手ですが。なお、この「手紙」の「早紀江さんがめぐみさんの生存を信じてるから私も信じます」などのあほな内容については拙記事(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20181016/5640189199)で突っ込んでいますのでお読み頂けると幸いです。

 手紙のひとつひとつの言葉に早紀江さんも力づけられたという。
「めぐみさん、私達はあなたの帰りを待っています」。
 東京都八王子市から小学5年の少女が寄せた手紙を、なんとしても全被害者の帰国につなげなければ。

 まあ馬鹿馬鹿しいですね。そんなもんで早紀江が精神的オナニー(自慰)して「小泉訪朝から16年たって何の進展もない事実」から目を背けてるから、拉致が解決しない。
 ちなみに小生は「めぐみさんの帰りを待っていません」。
 まあ生きていて、帰ることが出来る健康状態なら「待ちます」よ。でもそんな保証、何もないわけですから。むしろ死んでる可能性の方が高いでしょう。というと横田奥さんは怒り出すわけですが、怒ったところで「死んでいる可能性の方が高いという事実は否定できない」。


■産経『資産差し押さえ手続き着手 元徴用工側、新日鉄住金へ』
https://www.sankei.com/world/news/190102/wor1901020013-n1.html
 新日鐵住金が原告の求める対話に誠実に応じない以上そうなるでしょう。
 産経記事にも書いてありますが、原告は以前から「対話に応じてほしい」「12月中に対話に応じないなら1月に差し押さえをかけることも考えてる」と言っていたわけですから問題はそこまで言われても「対話を拒否しづけた」新日鐵住金側にあります。原告を産経などウヨは批判するのでしょうが、それは全くの筋違いです。


■日経『韓国政府「新年の辞」を評価』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3959849001012019000000/
 まあ現在交渉中なのでよほど酷い内容でない限りこう言うでしょうが、小生も同意見ですね。この「新年の辞」の通り、南北の緊張緩和が進んでほしい。


朝日新聞『亡命の元北朝鮮公使、正恩氏あいさつ分析「再会談困難」』
https://www.asahi.com/articles/ASM115RKPM11UHBI11K.html
 脱北者にはありがちなことですが、この人は「北朝鮮に悪口雑言三昧」「そもそも米朝首脳会談も南北首脳会談も評価してない」「金大中訪朝、開城工業団地などの過去の太陽政策も評価してない」「たぶん、金正恩訪韓や再度の米朝首脳会談が実際に行われても結論ありきで、『無価値だった』などと悪口三昧するだろう」つう人なので「彼が過去に直接経験した事実」について話を聞くならともかく「南北関係の政治分析」なんか聞いても全く意味はありません。
 巣くう会の荒木や島田、西岡と同じで悪口しか言いませんから。
 まあとはいえ、北朝鮮は「再会談したいならせめて終戦宣言くらいはしてくれ」と理解できる物言い(このあたり曖昧な表現ですが)をしており、一方で米国は「終戦宣言を未だしてない」ので再会談に一定の困難があるのは事実ですが。


■激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える国際セミナー報告6
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6824.html

西岡力
 横田めぐみさんと田口八重子さんが一番難しいと言ったのは、その二人は統一戦線部に所属している工作機関の学校でスパイに教えていたわけです。

 「金賢姫に日本語を教えていた李恩恵」と見られてる田口氏はともかくめぐみさんについてはそのような情報は何もありません。デマも甚だしい。そしてめぐみさんにせよ田口さんにせよ生きてると判断できる材料は何もありません。

 田中均さんという方は、シンガポール米朝首脳会談の後、国会議員会館の中で開かれた日朝友好促進議員連盟の総会で講演をして、「北朝鮮の言っていることと日本の言っていることのどちらが正しいか合同調査委員会を作って調査すべきだ」、「その調査を進めるために平壌に連絡事務所を作るべきだ」と言いました。

 もちろん合同調査をしようという田中氏の考えは合理的です。
 「北朝鮮の調査報告を待って、それに駄目だし」では受け身だから時間がかかってまだるっこしい。とはいえ北朝鮮側が「日本が自由に調査していいですよ」なんて言うことはありえない。なら「合同調査しよう」というのは実に合理的です。
 それを巣くう会が嫌うのは「北朝鮮の調査報告にダメ出しならいくらでも因縁がつけられるが合同調査ではそれが難しい」と思ってるからでしょう。明らかに連中は拉致を解決する気はない。
 なお、「合同調査は北朝鮮の罠」的な暴言をはく巣くう会ですが、北朝鮮が合同調査に応じる保証はもちろんありません。
 「北朝鮮の単独調査」ではなく「合同調査」では「北朝鮮のインチキが不可能」とまではいいませんが、難しくなることは確かだからです。
 田中氏や「総裁選で石破が主張し、巣くう会、家族会に『石破は北朝鮮の手先か*6』などと悪口された」連絡事務所設置論にしても「外交交渉をするにおいては創って当たり前」でしょう。そして連絡事務所を作ることは「国交正常化とイコールではない」わけです。
 たとえばフランスは北朝鮮との間に国交がないですが、駐在事務所があったと思います。また米国は「国交だけでなく駐在事務所もない」ですが北朝鮮駐在スウェーデン大使館に「米国と北朝鮮の仲介業務」を依頼してるわけです。そうしたものが全くないのは日本くらいではないのか(俺個人は拉致を解決するための取引材料という意味でも国交正常化を早急にすべきという考えですが)。
 巣くう会が連絡事務所に反対するのも
1)拉致問題の解決をできる限り妨害したいから、そして
2)国交正常化につながる可能性が少しでもあるものを全否定したいから、でしょう。巣くう会連中は「拉致を口実に国交正常化を妨害したいだけ」のただの極右・反北朝鮮集団に過ぎません。

 その講演会はただの講演会ではなく、もう一人の講師は朝鮮総連の新聞の平壌特派員で、その人は「拉致は解決済だ」と言った。それが同じこの議員会館でなされたということです。

 それが事実だとしても、単に相手の意見を聞いたと言うことですね。「拉致問題に限りませんが」相手の意見を聞かずして問題は解決しません。そして相手の意見を聞くと言うことは「その意見を手放しで支持する」ということではない。

私が最近聞いたことでは、めぐみさんの骨を掘り返したと言った精神病院の裏山は色々な骨が埋まっていて、元夫が間違えて掘ったかもしれない。

 それが事実ならば、つまりはきちんと個別の墓なんかつくらず、「一気にまとめて埋めた疑いがある」つうことですね。
 まあ、そういうことは十分ありうることかと思います。そうであるならば「骨を返せない」のも全く不思議ではありません。

自民党の総裁選挙でそれが争点になっていました

 争点になったつうか、石破*7が「連絡事務所を設置すべきだ」といったと言うことですね。ただし石破に投票した人間にしても「安倍のモリカケが許せない」等が石破への投票理由であって、連絡事務所設置論は「投票しない理由にはならない」にしても「事務所論を唱えたからこそ支持する」というような注目や重視はしてないでしょうが。いずれにせよ石破の健闘ぶりからして「連絡事務所設置論」が「得票増」というプラスの面はおそらくなかった一方で、「得票減」というマイナスの面もほとんどなかったことは注目されます。
 少なくとも「連絡事務所設置論を主張」程度では巣くう会や家族会が悪口しようともたいした影響力はもはやないわけです。大変いいことかと思います。

 自民党の総裁選挙の時の日本記者クラブでの記者会見で、ある大手新聞の論説委員安倍総理に対して、「総理は全被害者を生きて取り戻すと言っていますが、もしもそうでなかった場合にどう責任を取るつもりか」と。
 なぜ総理が責任を取らなければいけないのか。もしも死んでいたらどうするのかということですが、死んでいたら責任を取るのは北朝鮮です。いつ殺したんですかということになるわけです。

 そりゃ「死んでる可能性がある」のに生きてると言い続けて拉致解決を遅らせたあげく、「やっぱり死んでました」だったら安倍が責任をとるのは当たり前でしょう。
 「北朝鮮が悪い」とかそういうこととは全く別問題です。
 安倍が無責任放言の責任をとらなくていいと思えるのは安倍信者や「安倍同様、生きてると無責任に強弁、放言し、拉致解決を遅らせた連中(典型的には巣くう会)」だけです。ただし今や救う会どころか、家族会まで安倍信者で「安倍総理は悪くない」だから心底呆れますが。
 しかしここでの西岡の物言いは完全に「問うに落ちず、語るに落ちてます」ね。
 「生きてる」と放言する西岡の立場なら

 もしも死んでいたらどうするのかということですが、死んでいたら責任を取るのは北朝鮮です。いつ殺したんですかということになるわけです。

なんて発言は絶対に出ないはずです。
 西岡から出る発言は「絶対に生きてるんだから、そんな責任はとることはあり得ない」でないとおかしい。

総理は顔色を変えて、「死亡の証拠がない限り全員生存とするのに何が悪いんですか。日本側からそうでない意見が出たら北朝鮮の思うつぼじゃないですか」と。

 もちろん悪いですね。「死んでる証拠がないから生きてる」なんてのは詭弁でしかありません。

 我々は、「全被害者の即時一括」じゃなければだめだ、と。

 そんなことを言ってたらいつまでたっても拉致は解決しません。
 ましてや巣くう会の「全被害者」は「政府認定拉致被害者限定」ではなく、「スネドン君(小泉訪朝後失踪)」「松岡伸矢君(失踪時、幼稚園児)」のようなどう見ても北朝鮮拉致の可能性はほとんどない代物まで入ってるのだからなおさら解決しません。まあ、解決させないで国交正常化を妨害することこそが巣くう会の目的だからそうなるわけですが。

横田拓也
 政府レベルでは絶対制裁を緩めないということが確認できたということは大変大きな意義があったと考えます。

 やれやれですね。制裁し続ければ拉致が解決するというならそれでもいいでしょう。「小泉訪朝から16年制裁して拉致解決という意味では何の成果も、意味もなかった」のになぜ制裁にこだわるのか。
 もはや横田拓也ら家族会は「拉致を解決したいのではなく、北朝鮮を痛めつけたいだけ」であり、そのように彼らが考えるのは「拉致被害者はもはや誰一人として生きてない、だから痛めつけても拉致被害者が報復で殺されることなどない。むしろ制裁で肉親を異国の地で死なされた恨みを晴らしたい(ただしそういう邪悪なことは公然といえないので虚言でごまかしてる)」からではないのか、と疑いを持たざるを得ません。
 とはいえこうした制裁論を唱えるのが「娘・恵子は死んだと告げられた」有本巣くう会会長や、「姉・るみ子は死んだと告げられた」増元照明ならまだわかる。
 あの国に姪っ子が、姉めぐみさんの娘であるウンギョンさんがいるのに「最悪の場合」、ウンギョンさんが迫害されかねない制裁論を唱える拓也は全く何を考えてるのか。わけがわかりません。
 「俺の独断と偏見、邪推ですが」、これは俺が思うに
1)ウンギョンがどうなってもかまわない、姪っ子、姉の子と言っても北朝鮮のどこの馬の骨ともしれない男との間の子どもじゃないか、死んだってかまわないと拓也がとんでもないことを考えてるか
2)制裁してもウンギョンに迫害など出来ない、北朝鮮は日本を怒らせることはできないと北朝鮮をとことん小馬鹿にしてなめてるか
どっちかでしょうが、どっちにしろ拓也の馬鹿さには心底呆れます。拓也のようなバカが「親族」ではウンギョンさんが本当にかわいそうです。

西岡
 タイは仏教の国ですが80歳のアノーチャーさんのお父さんが、私が行く3か月前に亡くなったんですが、「娘に会いたい、会いたい」と言っていた。
 ルーマニアの(拉致被害者ドイナ・ブンベアさんの)お母さんも、彼女はルーマニア正教ですが、「うちの娘が曽我(ボーガス注:ひとみ?)さんをいじめたと(ボーガス注:曽我ひとみさんの夫である故・ジェンキンスさんの)本(ボーガス注:である『告白』(角川文庫)(でしょうか?))に書いてあった。そのことを謝ります*8」とお母さんに言われました。

 で、アノーチャーさん、ドイナさんの家族は結局、帰国したアノーチャーさんたちに会えなかったわけです。もはやアノーチャーさんらは北朝鮮国内で死亡したとみられてる。
 結局タイ政府もルーマニア政府も、アノーチャーさんらの帰国のためには何もしてくれなかった。
 そのことを考えれば小泉総理や福田官房長官田中均・アジア大洋州局長に家族会は「深く感謝してしかるべき」でしょうが、小泉氏らに感謝しないで、それどころか、小泉氏らに悪口して、田中氏に至っては外務相退職に追い込んで、一方で何もしなかった安倍なんぞに感謝するんだから呆れて二の句が継げません。そんなんで拉致が解決するわけがないでしょう。拉致が解決しないのは家族会がバカだからで自業自得です。俺は家族会に何一つ同情しないし、むしろ家族会連中には怒りや憎悪といった負の感情しかない。拉致が解決しないまま、連中が高齢化して死んでも「もはや仕方がない」と思っています。


■激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える国際セミナー報告5
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6813.html

金聖●(キム・ソンミン、王へんに文) 
 私は韓国で色々な大統領を見てきましたが、残念ながら文在寅*9大統領は最悪ではないかと思います。

 おいおいですね。「崔順実ゲートの朴クネの方がまし」とはまともな人間にはなかなか言える台詞ではありません。要するにこの「腐れウヨ脱北者」がどうしようもないバカだと言うことですが。

西岡力
 今韓国にいる、北朝鮮の駐英公使だった太永浩(テ・ヨンホ)さんという人が書いた本には、「2002年、小泉総理に対して金正日が拉致を認めて謝罪したので北朝鮮の外務省の外交官はみんな動揺した。外交官を全員集めて、講演会が開かれた。小泉訪朝の時に金正日の横に座っていた姜錫柱*10(カン・ソクチュ)外務副大臣が講師になって、『安心しろ、日本から100億ドル来る』と言った。これは太さんが直接聞いている。『100億ドルで道路とか鉄道とか港を治すんだ』と言った。『だからああやって謝ったんだ』と言った」と書いてある。

 もちろんこうした主張が事実かどうかは分かりません。
 しかしこれが事実なら「経済支援とのバーターで拉致を解決しよう」というのが「拉致を解決したい人間の普通の考え」でしょう。ところが巣くう会と家族会は「北朝鮮になど一円もやりたくない」と言い出すのだから訳が分かりません。いや巣くう会については正直、訳は分かります。連中は「アンチ北朝鮮のウヨ団体」にすぎず「拉致を解決したい」というのは虚言に過ぎませんから。
 訳が分からないのは家族会ですね。「拉致が解決できるならバーター取引してもいい」という蓮池透氏を除名してまで家族会は一体何がやりたいのか。

 今の法律の中では朝鮮総連が中央本部に居座ることは残念ながら、悔しいですが許されているのですが

 居座るも何も「落札者が立ち退きを要求しない限り」立ち退く必要はないですからね。
 つうかそんなことと拉致の解決と何の関係があるのか。何の関係もない。

 朝鮮総連の活動について、新法を作ってほしいという議論をこのセミナーでも何回もやってきました。

 どうも「破防的な法律で強制解散したい」ようですがそんなことと拉致の解決と何の関係があるのか。何の関係もない。

 もう終戦宣言は言わなくなりました。

 「はあ?」ですね。俺の認識では北朝鮮は今も「終戦宣言(つまり体制保障の確約)」を要求していますが。

 ちょっと前までは、「経済制裁は効いていない」と言っていました。

 いやいや今だって「日本に降参して巣くう会の言いなりになるか」という意味では制裁は効いていません。もちろん制裁は痛い。制裁はない方がいい。しかし「我慢すれば我慢できる痛み」のわけです。


■激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える国際セミナー報告4
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6806.html

西岡力
 1990年に(ボーガス注:金丸・元自民党幹事長(後に副総裁)、田辺社会党副委員長(後に委員長)らの)自民党社会党の訪朝団が行った。その時、そこにおられる有本明弘さんは、訪朝団の幹部に有本恵子さんたちから来た手紙を見せて頼みましたが、日本の政治家が追い込まれた北朝鮮の指導者に会う機会があったのに、取り上げなかったのです。

 父親である有本の気持ちは「感情論」としてはわかります。しかし「恵子氏の話について交渉できるだけのネタがあるか」とか「身柄拘束されてる第18富士山丸船長の解放に悪影響が出ないか」と考えたときには「取り上げる選択肢はなかった」ということでしょう。

 曽我ひとみさんに聞きました。曽我さんはその時、北朝鮮のテレビで日本の政治家が来ているというニュースを見て、それは白旗を掲げて日本の政治家が謝りに来たというニュースでしたが、曽我さんは内心で、「日本の政治家が来てくれたんだから、日本国民である私を助けることが議題になるのではないか」と思ったそうです。

 「本当かよ」ですね。「曽我さんの帰国を要請しに来ました」つうニュースではないんだから「北朝鮮は秘密裏にあたしを拉致したんだし、この金丸訪朝で帰国できればいいけど多分無理だろうな。日本側はそもそもあたしの拉致について認識してないだろうし」と思うのが自然ではないか。
 「母親の帰国*11」にこだわり、そのためには巣くう会と付き合う必要がある*12と考える彼女が「金丸訪朝を批判したい巣くう会にこびてるだけ」ではないのか。

 二度目のチャンスは、小泉訪朝の時でした。
 しかしその時、日本では全員救出の体制ができておらず、北朝鮮から「8人死亡5人生存、それ以外はいない」という紙が出てきた。それを確認しないで、「そうですか」とそれを貰って、家族には「死にました」と断定で伝えたということがありました。準備ができていなかったのです。

 準備はもちろん出来ていました。「8人死亡」についていえば

「5人は返すのに8人は隠す理由はないだろうから、多分本当に死亡してるのだろう」
「詳細を明かさないのは『自殺』『粛清(何らかの理由による銃殺や強制収容所送りでの獄死)』『(医療の不足など北朝鮮側の問題が大きい、日本なら死ななかった可能性が高い)病死』など北朝鮮にとって明かしたくない理由があるのだろう」
「仮に隠してるのだとしても、根拠もなく『隠してるだろう、出せ』といってもどうにもならない」
「8人死亡に下手にこだわると5人帰国がぽしゃりかねない」
「8人死亡については、『5人帰国』をひとまず果たした上での今後の検討課題としよう(今後、新情報が出たら北朝鮮に話を持ち出すなど)」

つう判断をしたと言うことでしょう。
 つまりは「8人死亡は後回しにしよう、とりあえず5人帰国を実現しよう」つう判断をしたと言うことです。それは「死亡と言われた拉致被害者家族」にとっては不愉快だったでしょう。被害者感情としてはわからないでもないですが、そこで「大人になってほしかった」。
 「本当に死んでるのか。遺骨も見せられないのでは信用できない。隠してるんじゃないか。」「仮に死んだとしても北朝鮮が不当に死なせたのではないのか」「何でそういうこと詰めないで小泉総理たちは帰ってきたんだー、ワー(号泣)」などといっても何もどうにもなりません。

 残念で申し訳ないんですが、今日ここに横田早紀江さんも飯塚繁雄さんもおられますが、横田めぐみさんと田口八重子さんが一番難しい。

 言ってる意味がさっぱり分かりません。「死亡と一度北朝鮮が言ったから難しい」つうならそれはこの二人に限りません。北朝鮮の発表は「8人死亡」ですから「8マイナス2は6」です。残りの6人とこの二人がどう違うのか。

 その二人を含む「死亡」とされた8人は、金正日が、「この人たちは秘密を知りすぎているから死んだと言え」と決裁した人たちです。

 というのは「生存してる」と強弁するために巣くう会が主張してるだけで何の根拠もありません。
 そもそも「秘密を知りすぎてるから返せない」のなら「拉致の事実それ自体を否定するのではないか」と思うのが自然でしょう。

金聖●
 今韓国では文在寅政権に対して批判が高まっています。特に、南北首脳会談を3回もやりながら人権問題を取り上げないということで、青瓦台の前でリレー式にデモをやったり、強い抗議の声を我々脱北者や韓国人が挙げています。

 韓国マスコミの世論調査を信じる限り「景気問題など他の問題」はともかく「対北朝鮮交渉については」批判は高まっていません。批判してるのはもっぱらウヨ連中です。国民の大半は概ね支持しています。

今週の木曜日の世論調査を見て、文在寅大統領はよくやっていると答えた人が50%になりました。

 当初70%あったのが落ちてきたわけですがそれでも50%あるわけです。


■激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える国際セミナー報告3
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6798.html

金聖●(●=王へんに文、自由北朝鮮放送代表、脱北者
 エド・ロイス議員は、「核リストの提出のような、北朝鮮が先にやる措置があって初めて経済制裁の解除とアメリカの政治的な譲歩が行える」と言いました。

 北朝鮮からすれば「米国の方が政治的、経済的、軍事的に我々より強い立場にあるのになぜ我々が先に譲歩しなければいけないのか。話がおかしい。先に譲歩すべきは米国だ」でしょうね。
 まあ、米国政界は反北朝鮮ウヨの政治力が強いのかもしれませんが、こんな態度では北朝鮮の非核化などありえないでしょう。まず米国が「北朝鮮の体制保障の確約」を行ってしかるべきです。

 北朝鮮終戦宣言と平和協定要求が罠

 ばかばかしい。終戦宣言や平和協定といった形で、体制保障を確約しないでどうして北朝鮮が非核化に応じるのか。
 特に「終戦宣言」など「現状が事実上終戦していること」「宣言は協定と違い、米国の一存で出来ること」を考えれば即座に実施して当然です。何が罠なのか。結局、単にこの種のアンチ北朝鮮右翼が「未だに北朝鮮への軍事侵攻オプションを廃棄できない」だけの話でしょう。

 在韓米軍撤収までも念頭に置いていることも我々はちゃんと理解している

 いろいろな意味で「アホか」ですね。
 まず第一に北朝鮮が果たして「在韓米軍撤収」を何が何でも要求する気かといったら実はそうではないのではないか。
 北朝鮮としては「在韓米軍撤退はハードルが高い」と考え、より低いと思われるハードル(終戦宣言や終戦協定、米朝国交正常化など)で手打ちにすること(非核化に踏み出すこと)は十分あり得るでしょう。どっちにしろ未だに米国は「いかなる形でも体制保障と見なせることを何一つしてない」ので在韓米軍撤退云々以前の話ですが。
 第二に「終戦宣言、終戦協定、米朝国交正常化」などは在韓米軍撤退を意味しません。
 第三に「北朝鮮の軍事的脅威」という意味ではもはや在韓米軍が撤退しても問題はないでしょう。韓国軍だけでは北朝鮮に軍事的に対抗できないなんてことはない。

 ポッティンジャー上級部長は、「金正恩が優れた交渉者であるなら非核化で意味のある何かを見せなければならない。金正恩も国際関係の最後の手段には物理的手段があるという点を分かっているはずだ」と言いました。そして彼は、「アメリカが世界で一番最初に信用カードを作った」、「アメリカは信用を重視している」と言いました。

 「物理的手段」云々、つまり「軍事行動のことでしょうが」、こんなことを本当に言ったなら非常識極まりないですね。
 「米国が、北朝鮮に対する物理的手段(軍事行動)を自衛以外では放棄すること、つまり北朝鮮に先制攻撃を加え政権転覆などしないことを確約しない限り非核化しない」つうのが北朝鮮の立場だからです。
 それに対して「物理的手段は放棄しない」というのではまるで話がかみ合っていません。
 そして「アメリカは信用を重視している」とは何の冗談でしょうか。いつまでたっても北朝鮮に対し「首脳会談で合意したはずの体制保障の確約はしない」わ、「イラン核合意は一方的に破棄するわ」、
「国際世論の批判を無視してエルサレムを首都宣言するわ」、(他にもあるかと思いますが)トランプ外交ほど「信頼をドブ川に投げ捨てて恥じない最低最悪の裏切り外交」も滅多にないでしょう。

 従って金正恩除去のような物理的手段に直面するしかないのです。

 おいおいですね。除去とは何の意味なのか。前後の文脈から見て「軍事行動による政権転覆」でしょうが、「そんなことが現実的に可能なのか」「そんなことをすべきなのか(あるべき民主化の進め方や転覆しようとした場合の予想されるデメリット(人的被害や経済的被害、発生するであろう難民問題)の判断)」ということ*13はひとまずおくとしても、そんなことと拉致の解決と何の関係があるのか。
 「軍事行動による政権転覆」などとしたらかえって拉致被害者の生命の危険があるでしょう。

金正恩がいない北朝鮮はそれほど遠い未来のことではなく、皆さん方の息子や娘、家族の方々を胸に抱きしめる日はそんなに遠いことではないと思います。

 「はあ?」ですね。言ってる意味がさっぱり分かりません。なぜ「遠い未来のことではない」のか。
 単に「虚言を放言してるだけ」でしょう。

古森義久(ジャーナリスト、麗澤大学特別教授)
 今の拉致事件をめぐる国際的状況には少なくとも3つの大きな特徴があると思います。一番目は、今ほど国際的に日本人拉致事件が広く知られた時期はないということです。中国の習近平主席が拉致事件について知っている。

 「はあ?」ですね。中国は6カ国協議参加国だから「胡錦濤政権時代(6カ国協議開始時)」から「よく知ってる」に決まってるでしょう。
 これが「日本から遠く離れたアフリカのホニャララ国の国家元首も知ってるんです」つうならまだしも。

 他の国でも、国際問題に関心を向ける当事者、政府であれ、団体、個人であれ、みんな知るようになった。

 といいながら具体的事例は何一つ挙げられない古森です。本当に知られてるのかが怪しい。かつ「知ってる」つうことは「解決に向けて日本に協力してくれる、その結果、問題が解決する」つう事とは別問題です。
 例えば「ダライラマ(1989年)やアウンサンスーチー(1991年)のノーベル平和賞受賞」で「チベット問題やミャンマー軍事独裁問題」はかなり世界に知られましたが、それは「受賞したから、世界に知られるようになったから、すぐに問題解決」つう話ではないわけです。スーチーが政治活動を認められたのは割と最近です。ダライに至っては未だに中国と和解が成立しない。 

二番目は、アメリカ外交の中で日本人拉致事件が重要な課題になったということです。これはトランプ大統領自身が、国連演説で拉致問題を取り上げた。

 単に安倍に頼まれたから「演説するくらいなら別に問題ない」つうことで恩に着せるために演説したに過ぎません。期待できる話ではない。

 日本ではほとんど報道されませんが、例えば去年の9月に、下院の人権委員会で、公聴会が開かれた。トム・ラントスというアメリカ議会の中で唯一ホロコーストの犠牲者になった人で、強制収容所に入れられていた下院議員がアメリカに移民となって入ってきました。もう亡くなっていますが、その人の名前をとったトム・ラントス人権委員会が、北朝鮮の人権弾圧ということで開いたのです。

 でそんな公聴会と拉致解決と何の関係があるんですか、つう話です。

 これは犯罪事件だということです。しかも日本国の領土内で起きている。犯罪事件が起きた場合、国外であれ国内であれ法の執行という対応があります。それしかないわけです。法の執行には強制力を伴う。実力行使を伴う。犯罪者が取締る側の言うことをきかない場合、実力を行使する。これは世の中の一番の決まりです。

 一般的犯罪はそうでしょう。しかし、これは「国家犯罪」というケースという特殊な代物ですからね。例えば「ソ連のシベリア抑留」について「法の執行には強制力を伴う」などといっても何がどうにもならない。まさか巣くう会連中ですら旧ソ連自衛隊を突っ込めとはいわないでしょう。

 最悪の最悪の場合、日本自身が動いて拉致被害者を救出することもあり得るんだということを、超法規であっても考えておかなければならない。

 最悪の最悪の場合、つまり「米国の軍事侵攻*14だの、内戦だの起こった場合」、「超法規的であっても」つうのは「仮に違憲行為でも自衛隊で救出する」つう与太です。
 この場合の「超法規的」とは「よど号事件での佐藤政権(よど号グループの北朝鮮亡命を容認)」「ダッカ事件での福田赳夫政権(日本赤軍グループへの身代金支払いと、一部赤軍グループの釈放)」のような超法規的措置ではない。
 そんなことができるわけがない。憲法上の是非以前に「拉致被害者の居場所が分からない」んだからやりようがない。「最悪の場合」になったら基本的に「見捨てる」しかありません。救いようがないんだからそうせざるをえない。
 「救えるけど犠牲が多すぎるからあえて見捨てる」つう話ですらない。 

 北朝鮮が困ること、嫌がることについて懲罰を加えることを、拉致事件に関しては考えなければならない。当然朝鮮総連という組織に対してどうするかとなってくる。

 ばかばかしい。朝鮮総連に嫌がらせをして何がどうだというのか。そんなことと拉致の解決に関係なんかあるわけもない。


■激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える国際セミナー報告2
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6793.html

加藤勝信*15自民党総務会長、前拉致問題担当大臣衆議院議員
 これは私が大臣時代に、林*16文科大臣と一緒に、若い方にこの問題を知ってもらわなければならないということで、拉致問題啓発アニメ「めぐみ」の上映を拡大してほしいと、また今人権週間で作品を多くの学校で出してほしいという働きかけ、あるいはそれぞれの自治体において拉致問題啓発のイベントをやってほしい、また様々な広報紙を通じで市民の皆さん等にしっかり通知をはかってほしいという地道な取り組みもさせていただいています。

 教育をおもちゃにするのも大概にしろよと怒りを禁じ得ません。

西岡
 ありがとうございました。ここでご出席の皆様のご紹介をさせていただきます。
 まず内閣府副大臣左藤章先生(拉致問題担当、拍手、以下略)、以下到着順でお名前のみをご紹介します。村上史良先生、山谷えり子先生、塚田一郎*17先生、竹内譲*18先生、加藤勝信先生、太田昌孝先生、菅義偉先生、北村経夫先生、柘植芳文先生、渡辺周*19先生、大口善徳*20先生、亀岡偉民先生、小田原潔*21先生、大西英男*22先生、岸信夫*23先生、原口一博*24先生、谷合正明*25先生、木原稔*26先生、北村誠吾*27先生、山田賢司先生、各党の先生方ありがとうございました(拍手)。

 ぶっちゃけ官房長官の菅、自民党総務会長(前厚労相)の加藤氏を除けば大物政治家は一人もいませんし、菅や加藤氏にしても安倍が引き上げたから要職に就いてる程度の人間に過ぎません。


■激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える国際セミナー報告1
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6787.html

飯塚繁雄田口八重子さん兄、家族会代表)
 私は、「焦らずに」という言葉を使っていました。これは、焦って解決の方法が違った道に進んでいってしまうような傾向があったわけです。

 飯塚には「お前は、アホか(横山ホットブラザーズ風に)」、「(飯塚は拉致問題には)お呼びでない(植木等風に)」、「駄目だ、こりゃ(ドリフ大爆笑風に)」、「ボーッと生きてんじゃねえよ!(チコちゃん風に)」としか言い様がないですね(俺はおっさんなのでネタが古いです)。
 「小泉訪朝から16年もたってる」のに何が「焦って解決の方法が違った道に進んでいってしまうような傾向」なのか?

 私たちが求めているのは家族の帰国だけなんです。調査報告書なんかいらないんです。

 飯塚には「お前は、アホか(横山ホットブラザーズ風に)」(以下略)としか言い様がないですね。
 もちろん「調査報告書なしで拉致被害者が登場することがあり得る」のなら誰もそれに反対しません。
 最終目的はもちろん「拉致被害者帰国」であって「調査報告書要求それ自体」は「目的を達成するための手段」にすぎず「それ自体が目的ではない」からです。
 「必要と考えられる手段」が必要ないならその手段はとらなくてもいい。
 例えば、銀行から借金しようと思っていたが、借金しなくても自己資金で家が建てられるのなら、自己資金で家を建てればいい。
 とはいえ「拉致被害者がすぐに登場」なんてことがありそうにないから「まずは調査報告書を出してくれ」と北朝鮮にいってるんじゃないですか。飯塚のようなバカが家族会会長なんですから、何年たとうと拉致なんか解決するわけがない。
 「蓮池透氏が家族会会長だったら」と嘆かざるを得ません。

 総理大臣にもお願いしてありますが、北の謀略にまぎらわされずに、着実に進めてほしい、と。

 飯塚ら家族会だと「北朝鮮と交渉すること」「交渉ムードを高めるため制裁解除すること」が「謀略に惑わされること」なので話になりません。そんな態度ではいつまでたっても拉致は解決しないでしょう。
 なぜなら北朝鮮との外交交渉以外に現実的な拉致解決の方策はないし、北朝鮮も「制裁解除」などのお土産もないのに交渉に応じるほどお人好しではないからです。
 まあ、「一部の聖人君子を除けば人間というものは自己中心的な生き物だ(もちろん、凡人、愚人の俺はそういう人間です。だからこそ田中正造やコルベ神父、コルチャック先生のような聖人君子に対しては尊敬していますが)」ということを理解してれば「制裁解除もしないで北朝鮮が交渉に応じるわけがない」なんてわかりそうなもんですが。小生は別に北朝鮮シンパだから「制裁解除」を主張してるわけではない。むしろ「北朝鮮も聖人君子ではなく人並みに自己中心的だ」と思うからこそ、「制裁解除を主張する」わけです。

 これはいつまでかかってもいいというわけではなく、そういう考え方で一刻も早くということです。

 「小泉訪朝から16年たっても」こんな脳天気なことを言ってるようでは「いつまでかかってもいい」といってるのと同じ事です。

 今まで何もなかった状況からすれば、何か動くような気配を、みなさんもそうだと思いますが、感じます。

 全然感じませんね。何を根拠に感じるというのか。

 もしこれを逃してしまって、何もないまっさらな状態になってしまったら、もうこれは解決できそうにない形になってしまいます。

 今のままでは逃すでしょうね。そして逃しても飯塚はためらいなく前言撤回して「まだいくらでもチャンスがある」と強弁するでしょうね。

 何も決まらないまっさらな状態で安倍総理に、「行ってこい」ということではだめだと思います。やはりきちんと段取りをして、水面下の活動で被害者を返すという確認の後に、総理大臣が行くのが筋だと思います。

 そりゃ常識で考えてそうでしょう。
 「日ソ国交正常化の鳩山*28訪ソ」「日中国交正常化の田中*29訪中」「第18富士山丸船長帰国の金丸*30訪朝」「拉致被害者5人帰国の小泉*31訪朝」、その他、何であれすべて「訪問前から、事務方による水面下の交渉である程度段取りがついていた」わけです。
 とはいえ成果を上げた小泉訪朝ですら「たった5人か」などと家族会がバカを言ったことで、拉致解決のハードルはすごく高くなったわけです。
 「全員帰国でないと家族会は解決とは認めないらしい」「しかし多分死んでる人間がいるから全員帰国なんて無理」となれば拉致解決に本気で乗り出そうとする政治家なんかいるわけがありません。

山谷えり子*32拉致議連会長代行、元拉致問題担当大臣参議院議員
 アメリカではスネドン失踪決議が先日上院で採択され、上下両院の決議となりました。中国雲南省で失踪されたスネドンさんが拉致されたのではないか、しっかりと調査しようという決議が採択されたところです。

 正確には「北朝鮮に拉致された可能性も視野に入れて、しっかり捜査しろ」つう決議ですね。「北朝鮮拉致はあり得る一つの可能性として言及されている」にすぎません。
 まあ、俺は小泉訪朝後に中国雲南省で失踪なんてスネ夫(スネドン君)が北朝鮮拉致の可能性があるとは全く思いませんし、そういう意味で米国上院はバカだと思いますが。実際、米国政府(FBI、CIA、国務省)も中国政府もスネ夫を拉致認定なんかしていません。
 どっちにしろ「仮にスネ夫北朝鮮拉致だとしても」こんな決議がされたところで「スネ夫を拉致したのは北朝鮮だろう!」と問い詰められるだけの証拠がなければどうにもなりません(そしてそんな証拠はないでしょう。現状では北朝鮮拉致どころか、「事故でも自発的失踪でもない、拉致(犯罪)だ」といえる証拠すらないでしょう)。
 そしてスネ夫北朝鮮拉致だろうと、日本人拉致の解決とは何の関係もない。

菅義偉内閣官房長官拉致問題担当大臣
 中国で北朝鮮に拉致された疑いのあるデビッド・スネドンさんに関する決議案が、先月末、米国上院本会議において全会一致で採択、可決されています。米国の拉致問題に対する高い問題意識を表すもので、歓迎したいと思っています。

 スネ夫北朝鮮拉致という可能性はほとんどないので菅の寝言には呆れます。つうかむしろ問題意識がないから気軽に賛成なんじゃないか。そしてこういうこと言う奴が「米国下院の慰安婦決議」は安倍と一緒に無視しようとするんだからまあ、でたらめです。

 認定の有無にかかわらず、すべての拉致被害者の皆さんの一日も早い帰国の実現に向けて全力で取り組んでいく決意です。

 言ってること無茶苦茶ですね。認定できないなら拉致じゃないし、「拉致被害者として帰国を目指す」のなら拉致認定すべきです。
 下山国鉄総裁変死事件(自殺説と他殺説がある*33)について「殺人(他殺)の認定はしませんが一日も早い犯人逮捕をします」というようなもんです。論理矛盾にもほどがある。こんなんで拉致が解決するわけがない。 


■日経『「みんな北朝鮮産だよ」 緩む制裁、中朝境界ルポ』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3857724005122018FF2000/

 中国と北朝鮮の境界地域で中朝間の交易が活発になっている。北朝鮮側で進むマンションやビルの建設工事に中国から資材が運び込まれる一方、国連制裁決議で禁輸対象となった海産物が中国に流入するなど、取り締まりは緩むばかりだ。北朝鮮への影響力を強めたい中国と、経済建設を推し進めたい北朝鮮。中朝境界の街から見えてくるのは、米国など国際社会の監視をかいくぐり関係修復に動く中朝の姿だ。
 中朝交易全体の約7割を占める玄関口、遼寧省丹東。11月末、川を隔てた北朝鮮側の新義州で、円形の建物の工事が急ピッチで進んでいた。この建物は中朝を陸路で結ぶ「中朝友誼(ゆうぎ)橋」にほど近く、周囲には遊園地や観光施設が点在する。地元では「訪朝中国人客を当て込んだホテル」との見方が有力だ。
(中略)
 北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)委員長は中国や韓国との関係改善を受けて、経済重視の姿勢を打ち出している。なかでも新義州は中国との貿易拡大による発展が見込めるため、金委員長は今夏に現地の化粧品や紡績の工場を相次いで視察した。こうした動きに呼応するように、周辺開発にも力を注いでいるようだ。
 一方、北朝鮮は度重なる核実験などから国際的な制裁を受けており、自力で経済を立て直すのは難しい。新義州が活気づく背後に見え隠れするのが、北朝鮮の貿易総額の9割を握る中国が側面支援する構図だ。
 「ほら、見てごらん。これはみんな北朝鮮産だよ」。
 黄海に面する「東港黄海水産品市場」。中に入ると、中年女性がハマグリを網から取りだし、大きさごとに仕分けする作業をしていた。この女性によると、北朝鮮産のハマグリは貝の表面が黒く、中国産は黄色いため、識別しやすいそうだ。
 複数の水産卸業者によると、ハマグリやカニなどの海産物は制裁直後は取り締まりが厳しくなったが、今春以降、黄海上での密輸が復活した。この市場に入った北朝鮮産の水産物は、加工や箱詰めの過程で「中国産」に偽装しているという。実際、市内のレストランで注文したハマグリは、すべて表面が黒かった。
 国連制裁では北朝鮮労働者の受け入れも規制の対象だ。だが丹東郊外の服飾工場では、北朝鮮の女性工員が多数見られた。
 丹東の建材会社幹部は友誼橋付近の建物について「建物を円形にする技術が北朝鮮にあるとは思えない」と指摘、中国が技術協力したとみる。
 国連制裁が決議された当初こそ中国は国際社会と協調し、密輸の取り締まりや北朝鮮労働者へのビザ発行を厳格にした。だが金委員長は3月に電撃訪中したのを皮切りに、今年は合計3回も中国を訪れた。習近平(シー・ジンピン)*34国家主席も2019年に訪朝するとの見方も出る。中朝の関係改善が進むほど、水際の取り締まりは緩んでいった。

 うーん、どうなんですかねえ。日経記事の言うようなことがあるのかどうか。いずれにせよ「中国の協力が得られないと日本単独で制裁しても意味に乏しい」というのは以前から田中均氏や和田春樹氏が言ってきたことです。実際、今のところ救う会の言う制裁路線は何の成果も上げていないでしょう。


■米上院で「スネドン決議」採択
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6780.html

2004年8月、中国雲南省で失踪したデビィド・スネドン氏

つう時点で「おいおい、小泉訪朝より後じゃん。どう見てもスネ夫(スネドン君)は北朝鮮拉致じゃねえだろ」ですけどね。
 大丈夫なんでしょうか、米国上院。まあ「北朝鮮拉致の可能性も考慮して、FBI、CIAは捜査に全力を挙げろ」つう決議である点(北朝鮮拉致と認定して、国務省北朝鮮と交渉しろとは言ってない)に注意は必要ですが。つまり救う会が喜ぶほど、上院は「スネドン君」北朝鮮拉致認定に好意的じゃない。


朝鮮学校に13道府県、97市区町が約2億5900万円を支出
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6768.html
 小生は朝鮮学校に対する差別政策にはいかなる理由でも賛同しませんがそれはさておき。
 少なくともこんなことが拉致の解決と全く関係ないことだけは確かでしょう。
 こんな馬鹿げた行為に加担する拉致被害者家族会には心底呆れます。
 むしろ「交渉相手の北朝鮮」や「交渉のためのパイプ役が期待できる朝鮮総連」を憤慨させ交渉を困難にするという意味ではむしろ「このような差別政策に反対することこそが拉致解決に役立つ」とすらいえると思います。
 もちろん朝鮮学校問題の本筋は「民族教育問題」であり拉致云々は本筋ではありませんが。
 もちろんこうした支出はむしろ当然であり、ウヨの北朝鮮バッシングに屈する形で補助金支給が減額されたり、東京や大阪などに至っては支給が行われていないことが問題です。むしろ「支給はもっと増やすべき」でしょう。


拉致問題の現在 なぜ今チャンスと言えるのか−東京連続集会報告4
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6757.html

西岡力
 安倍総理に対する質問の中に拉致問題が含まれていました。ある記者がこう質問しました。
 拉致問題で一つ懸念していることがある。安倍晋三首相は「拉致被害者、生きて全員奪還する」とおっしゃってきた。北朝鮮との事実認識の差を埋める努力をしなかったのが、拉致問題を長引かせた一つの要因だと思う。拉致問題のゴールはどこにあるのか。何を解決すれば拉致問題の解決になるのか。首相がずっと「全員奪還」とおっしゃったが、本当に確証があったのか。もし(ボーガス注:拉致被害者の死亡という)不都合な真実が出てきたらどういう責任を取るのか。教えて下さい。

 もちろんこの質問には何の問題もありません。
 北朝鮮に限らず「相手と意見が違う場合」その意見の違いをどう克服していくかは重要なことです。
 「拉致問題のゴールはどこにあるのか」についていえば蓮池透氏も「特定失踪者なんか持ち出したらいつまでたってもゴールが見えない」「せめて政府認定拉致に話を限るべきだ」としていました。俺も同感ですが。
 「全員奪還」と安倍がいえば当然「全員生還してる証拠があるのか」「もし死亡者がいたらどう責任をとるのか」も当然出て来ておかしくない質問です。
 なお、「どう責任をとるのか」とは文字通り「事実に反する主張をしていたら何らかの責任をとってしかるべきだと思うがどうとる気か」つう話に過ぎず、別に安倍の首相辞任を求めてるわけではない。
 むしろ「どんな発言を安倍がしようと安倍本人も救う会、家族会も安倍に責任とらせる気がないのか」「すべて北朝鮮の責任にしてごまかす気か!」つう話です。無責任にもほどがあるでしょう。
 

拉致問題の現在 なぜ今チャンスと言えるのか−東京連続集会報告2
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6743.html

島田洋一
 今回の内閣の人事で問題に思うのは岩屋防衛大臣です。彼は親北朝鮮の日朝議連の幹部で、ずいぶん発言もしました。なぜそういう人物をこの大事な時に防衛大臣にするのか、大変疑問です。
(中略)
 そういう不見識な人を防衛大臣にしている。緊張感はどうなっているのか。

 実際、岩屋氏*35が「日朝国交正常化議連の幹部」なのかは俺は知りません。ググってもよくわかりません。
 しかし島田のいう「親北朝鮮の日朝議連(日朝国交正常化議連)」についていえば、

http://chosonsinbo.com/jp/2018/06/yr20180612-1/
 会長代行に自民党の額賀蘄志郎*36財務相が就任。顧問には自民党二階俊博*37幹事長、岸田文雄*38政調会長竹下亘*39総務会長、公明党井上義久*40幹事長が就任した。また、副会長として、石原伸晃*41自民党)、河村建夫*42自民党)、塩谷立*43自民党)、北側一雄*44公明党)議員らが(中略)任命された。

ということで岩屋氏よりも大物の政治家が幹部に名を連ねてるのですがねえ(苦笑)。なぜ、島田ら救う会は「今回初入閣」という小物政治家・岩屋氏だけにからむんでしょうか?


■明日11/1東京連続集会
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_6733.html

 自民党総裁選挙で安倍晋三総裁が三選された頃から、北の姿勢に微妙な変化が出た。「適当な時期に日本と話し合う」と金正恩が語り、日朝外相が20分間会談した。

 安倍の総裁三選を詭弁で美化したいようです。あきれて二の句が継げません。建前では救う会や家族会は安倍応援団ではないのですが。そもそもそうした事実があるかどうかすら怪しいですが、仮にあったとしてもただの偶然でしょう。石破総裁でも多分話は変わらない。むしろ北朝鮮情勢に影響してるのは韓国、米国、中国、ロシアといった「日本以外の政府」でしょう。

 金正恩は、核兵器放棄を決断するために必ず金銭的見返りを求める。米国は経済支援はしないと明言している。安倍総理は拉致が解決すれば過去清算*45すると言っている。拉致問題米朝の取引に組み込まれた。それがチャンスの構図だ。

 何がチャンスなんだかさっぱりわかりません。
 そもそもチャンスというなら「今までで最大のチャンス」は小泉訪朝とその後の「日朝交渉ムード」だったわけですがそうしたムードを「経済制裁論」で潰したのが救う会と家族会です。チャンスがあろうと潰す方向にしか動かないんだから話になりません。

*1:渡辺喜美・第一次安倍、福田内閣金融担当相が自民を離党し、結成

*2:渡辺と対立し、みんなの党を離れた江田憲司みんなの党幹事長が結党

*3:維新の会と結いの党が合同。しかし、後に橋下グループ(橋下維新の会グループ)と反橋下グループ(旧結いの党グループ)に分裂し、反橋下グループは民主党と合同し、民進党を結成した。

*4:裁判官を任命する権限が首相や大統領にあるのは日本や米国もそうですがだからといってそれは「裁判官が行政の言いなりでいい」つう話ではありません。

*5:「すべての拉致被害者に捧げる」のなら「めぐみさんへの手紙」というタイトルはおかしいでしょう。結局「何でめぐみさんだけ特別扱いするのか?」という批判に対し苦しい言い訳をしているだけです。

*6:俺個人は石破を過大評価はしませんがこの「事務所設置論」だけでも石破の方が安倍よりましであり、石破「首相」の方が拉致が解決するのではないかと思っています。

*7:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*8:いやいやそんなことを別に謝らなくていいと思いますが。

*9:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*10:外務副大臣、副首相、朝鮮労働党国際担当書記、朝鮮労働党国際部長など歴任

*11:正直な話、石原慎太郎が過去に放言したように「生きてる可能性は低い」「拉致実行時にすでに殺害された可能性も否定できない(なぜなら北朝鮮は母親の入国を認めてないし、ひとみさんも「拉致されたときに母親がどうなったか分からない」「入国時には会えなかった」としているからです。)」のですが。「可能性の低い生存論にひとみさんもなんでこだわるのか?」ですね。こういうことをいうと「ボーガスは冷たい」といわれる方もいるでしょうが、でもそれ客観的事実ですから。和田春樹氏の新刊『安倍首相は拉致問題を解決できない』も「生存の可能性は低い」と見ています。

*12:俺は仮に母親が生きていたとしても巣くう会と付き合うことには弊害しかないと思いますが。

*13:もちろん俺にとってはどちらも「ノー」ですが。現実的可能性について言えば「北朝鮮の本格的軍事行動(まずありえませんが)に対するカウンター」という形ならともかくそうでなければ政権転覆など中露が絶対に阻止するでしょう。

*14:そんなのはもちろん反対し阻止すべきですが

*15:第二次安倍内閣官房副長官、第三次安倍内閣一億総活躍等担当相(拉致担当相兼務)、第四次安倍内閣厚労相(拉致担当相兼務)を経て自民党総務会長

*16:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣文科相、第四次安倍内閣文科相等を歴任

*17:第四次安倍内閣で国交副大臣

*18:第二次安倍内閣財務大臣政務官、第三次安倍内閣厚労副大臣など歴任

*19:鳩山、菅内閣総務副大臣、野田内閣防衛副大臣など歴任

*20:小泉内閣農水大臣政務官公明党国対委員長など歴任

*21:第三次安倍内閣外務大臣政務官

*22:第四次安倍内閣総務大臣政務官

*23:第二次安倍内閣で外務副大臣安倍晋三実弟

*24:鳩山、菅内閣総務相

*25:第四次安倍内閣農水副大臣公明党参院国対委員長など歴任

*26:第四次安倍内閣で財務副大臣

*27:福田、麻生内閣で防衛副大臣

*28:田中義一内閣書記官長、犬養、斎藤内閣文相などを経て首相

*29:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*30:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*31:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*32:第一次安倍内閣首相補佐官教育再生担当)、第三次安倍内閣国家公安委員長(拉致担当相兼務)など歴任

*33:自殺説と他殺説について論じるだけの知識がないので、下山事件については特に論じません。

*34:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*35:森内閣防衛庁長官政務官、第一次安倍内閣外務副大臣などを経て現在、第四次安倍内閣防衛相

*36:小渕内閣防衛庁長官森内閣経済企画庁長官、小泉内閣防衛庁長官自民党政調会長(小泉総裁時代)、第一次安倍、福田内閣財務相など歴任

*37:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て現在、幹事長

*38:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て現在、自民党政調会長

*39:第三次安倍内閣復興相、自民党国対委員長、総務会長(第二次安倍総裁時代)を歴任

*40:公明党選対委員長、政調会長、幹事長などを経て現在、副代表

*41:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相など歴任

*42:小泉内閣文科相麻生内閣官房長官自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*43:麻生内閣文科相自民党総務会長(谷垣総裁時代)、選対委員長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*44:小泉内閣国交相公明党政調会長、幹事長などを経て現在、副代表

*45:要するに「植民地支配のわびとして金を出す=過去清算」つうことでしょう。本気か疑わしいですが。