今日の産経ニュース(11/9分)

元朝日・植村隆*1の請求棄却 札幌地裁「相当の理由ある」
https://www.sankei.com/affairs/news/181109/afr1811090035-n1.html
 吉見義明氏*2を不当敗訴させた日本の裁判所とはいえ、まさかこんな酷い判決を出すとは予想もしていませんでした。俺もまだまだ「日本の裁判所理解」が甘かったようです(皮肉のつもり)。やはり安倍から「私の友人を敗訴させるな」という露骨な恫喝でもあるんでしょうか?。そう疑わざるを得ませんね。
 植村氏はもちろん桜井よしこや西岡ですら予想していなかったかもしれません。
 全く発展途上国(独裁的国家)の裁判所と、あるいは「スターリン時代だの文革時代だの政治裁判」とどこが違うんでしょうか?。「日本はまともな国じゃない」と改めて絶望的な気持ちになります。
 なお、これについては批判として
■Apes! Not Monkeys! はてな別館『植村裁判札幌地裁判決について』
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20181113
を紹介しておきます。 


東京裁判判決から70年 パール判事の家族「父の仕事を誇りに思う」 インドでの知名度向上へ伝記作成
https://special.sankei.com/f/international/article/20181109/0002.html

 家族が懸念するのは、パールのインド国内での知名度の低さだ。昨年、インドの著名俳優がパールを演じたNHKのドラマ「東京裁判」がネット配信され、認知度は高まりつつあるというが、あくまで「知る人ぞ知る」存在だという。「靖国神社に祖父の顕彰碑があることや、日本から胸像がコルカタ大学に贈られたことも知られていない。悲しむべきことだ」と話すのは、(ボーガス注:パールの息子)スムリティカナさんの娘でパールの孫に当たるマドゥミタ・ロイさん(57)だ。
 そんな状況を改善しようと、ロイさんら孫が中心となり、2016年末に「パール判事伝記」をまとめ、無償での配布を開始した。
 ロイさんは「東京裁判終了から70年を経て、直接祖父を知る人は減っている。パールが日本で残した仕事や、人物像を後世に伝える義務が家族にはあると考えている」と話している。

 この記事によって産経は皮肉にも
1)大多数のインド人はいわゆるパル判決どころかパルの存在すら知らない
2)当然ながらパルの意見はインドの多数派意見ではなく彼の個人的意見に過ぎない、もちろんインド政府の公的見解ではあり得ない
ということを暴露しています。


雅子さま、15年ぶりに全行程にご参加 新たな主催者へ「ご自覚の現れ」
https://www.sankei.com/life/news/181109/lif1811090030-n1.html

 皇太子妃雅子さまが9日の園遊会で15年ぶりに全行程に参加し、1時間余りにわたって会場内を歩きながら招待者と交流された。再来年春からは皇太子さまとともに会を主催される立場となるため、「新皇后へのご自覚の現れ」と受け止める宮内庁関係者もいる。

 「自覚の表れ」とはずいぶんと病人(ですよね?)相手に酷いことをいうもんです。「雅子様」といっても全然尊敬の念がない。
 「公務に出ないで怠けてるんじゃねえよ、何が病気だ、皇太子が甘やかすから悪い」「皇太子妃から皇后になることが決まってやっと皇太子も皇太子妃も少しは自覚が出てきたか」てそういうことですよね、これ。「日本はまともな国じゃない」と改めて(以下略)


ムーミンパークが一部開業 埼玉「メッツァ」
https://www.sankei.com/life/news/181109/lif1811090033-n1.html
 県民として宣伝しておきます。全面開業ではなく「一部開業」だそうです。公式サイトがhttps://metsa-hanno.com/moominvalleypark/になります。

*1:著書『真実:私は「捏造記者」ではない』(2016年、岩波書店

*2:著書『草の根のファシズム』(1987年、東京大学出版会)、『従軍慰安婦』(1995年、岩波新書)、『毒ガス戦と日本軍』(2004年、岩波書店)、『日本軍「慰安婦」制度とは何か』(2010年、岩波ブックレット)、『焼跡からのデモクラシー(上)(下):草の根の占領期体験』(2014年、岩波現代全書)など