今日の産経ニュースほか(2019年2月2日分)

はてなブックマーク - 「14兆円すったら、年金受給者は怒る」共産・小池氏:朝日新聞デジタルのブクマに呆れる

 損失を出していい訳もないし(ボーガス注:安倍政権が株購入した)損失の理由も「(ボーガス注:株価高による)アベノミクス成功の偽装」という不当な目的だし、安倍以前は(ボーガス注:細川や鳩山の様な非自民政権だけではなく、橋本*1や小渕*2の様な)自民党政権ですら今ほど株式購入してない*3のに、共産たたいてるバカ(例:id:good2nd )て何考えてるんだろう

と小生ブクマしましたが「共産に悪口するバカ」はわけがわかりません。
 どうも「原資が増えようが減ろうが、法律で年金給与支給額の支払額が決まってるから、(法律を変えない限り?)年金支給額に直結しない*4」といいたいよう*5ですが、そんなことが原資を減らしていい理由になるわけもない。ならば極端な話「全額、すっても*6問題ない」のか。
 あるいは「逆に増やしても」こういう連中は「増えても支給額に直結しないから手柄じゃない」と安倍を評価などしないのか。
 あるいは「霞ヶ関埋蔵金」的なこと言って「年金以外に流用しても*7」何らかまわないのか。
 大体「直結しない」にせよ「全く影響しない」わけもないでしょう。
 id:good2ndなんぞは別件(例:沖縄基地問題)では安倍政権批判してたわけだし「何だ、こいつ?」ですね(いつも安倍擁護するネトウヨは俺的にある意味どうでもいい)。まあid:good2ndについていえばレーダー照射時件で一方的に「韓国に非がある」とブクマで決めつけ、真偽不明説をとるid:scopedog氏を「詭弁で韓国を擁護してる」と非難してた*8時点で「何だ、こいつ。大して情報もないのにそんな決めつけをするなんて(呆)。こいつ、ただの嫌韓国バカだったのか?。もう少しまともかと思ってたけど(呆)」ですけど(なお、俺の立場はid:scopedog氏同様、「真偽不明、意見保留」です)。
  

櫻井よしこ『対露外交は希望的観測を持つことなく厳しい要素を過小評価しないのが大事だ』
 安倍信者のよしこすら正当化できない安倍の対露外交です(ただし正当化するウヨも一部にいます)。

・会見ではまずプーチン氏が、(中略)貿易はこれから数年間で1.5倍の300億ドル(約3兆3000億円)にするなどの具体的目標も語った。
・安倍首相が日露間の往来者数がふえて、昨年は過去最高だったと発言した。昨年ロシアから日本への訪問者数は年間10万人に達し、逆もほぼ同水準だったという。いま関係がギクシャクしている韓国からでさえ、毎日2万人以上が訪日している。日露間の交流の貧弱さは、日本人の対ロシア観を反映しているのである。

 ロシア観は関係ないでしょうね。ロシアとの間に密接な経済関係がないだけの話です。

・首脳会談を最も前向きに報じたのは「産経新聞」だった。ロシア相手の非常に難しい交渉だが、それでも推進しなければならないのは「中露の蜜月」を避けるためだとの内容だった。
・しかし、注意すべき点は、ロシアは本当のところ、中国をどのように考えているかである。
・たとえば北極圏開発だ。中国は自らを「極地強国」であり、北極の利害関係国だと位置づけている。一帯一路に北極海を組み込み、「氷のシルクロード」などと呼んでいる。この中国の方針にロシアは基本的に協調的である。2017年にロシアで開催した「国際北極フォーラム」でも、ロシアは北極海航路シベリア鉄道を結ぶプロジェクトへの中国の投資を呼びかけた。

 安倍らの「中露連携の阻止」が本気なのか、「事実に反すると知りながらの嘘」かはともかくよしこが言う様に事実に反する主張でしょう。


【ここから産経です】
霞が関が日本の存在を脅かす
 会員登録(ただし無料)しないと読めませんが、登録して読まなくても問題はありません。内容は「記事タイトル通りの駄文」です。
 「財務省の森友問題も、次官セクハラ」も「防衛省南スーダン日報隠蔽問題」も「厚労省の統計捏造問題」も「その他の問題」もとにかく、すべての問題は「役所(霞ヶ関)が悪い、与党政治家(永田町)は悪くない」。
 そのうち、対ロシア外交の失敗(島がかえってこない*9)も「外務省が悪い、総理は悪くない」でしょうか。
 「安倍が主犯の森友」はもちろん他の問題だって「与党の管理監督責任」があるでしょうに。そして安倍以外なら例えば「菅首相」なら、これらの問題で政権に悪口してるでしょうに何でしょうか、この酷い安倍免罪。


ツケ返済迫り女子大生を風俗へ、犯行マニュアルも押収

・京都の有名大の男子学生が、女子学生をターゲットに、恋愛感情を抱くよう仕向け多額のツケを負わせる-。そんな手口で犯行を重ねたスカウト集団が、職業安定法違反(有害業務の紹介)容疑で京都府警に摘発された。
・被害女性らが紹介先の性風俗店で得た収入のうち15%程度がグループにバックされる仕組みだった。

 詳しくは産経記事を読めばいいと思いますが、要するに結婚詐欺、デート詐欺の変形バージョンですよね。
 「結婚したい、デートしたい」という感情を悪用して多額の金をだまし取る奴です。
 イケメンが「女性をだまして」、女性にバーに対する多額の付けを負担させる。そのあげく「付けが払えないなら風俗で稼げ」と言われる。
 「ナニワ金融道」や「ミナミの帝王」に出てきそうな話です。
 「バーのホストなのかな?」と思ったのですが産経記事を読む限りそうではないようです。まあ、それに近い話(知り合いがやってるバーだから、俺の顔を立てて、このバーで多額の金を使ってくれ)ではあるようですが。
 まあ「この事件に限らず」結婚詐欺やデート詐欺は冷静に考えれば変な話です。ああでもない、こうでもないと言い訳しながら、結局「俺(私)と付き合いたいならお金を出してほしい」と男(女)がいうわけですから。ましてやこの話では「風俗で稼いでくれ」です。
 ただまあ、人間、冷静さを失うときはありますからね。こういう事件の被害者を責める気は全くありません。小生もそういう被害に遭ったことは幸いにしてないですが今後もないとは言い切れない。今までなかったのも単なる幸運かもしれない。小生、「結婚詐欺やデート詐欺にだまされない」と自信を持って言えるほどの自信家じゃない。

捜査関係者は「1人暮らしの学生なら親の反対に遭いにくいし、時間的余裕もある。そこが狙われたのでは」と指摘。「自分たちの稼ぎのために女子学生の将来を台無しにする卑劣な犯行だ」と語気を強めた。

 「卑劣な犯行」つう記事内容は間違ってないでしょうし、この記事を書いた産経記者を非難しても仕方がないとは思います(俺が非難したいのも阿比留や古森、安藤慶太のようなバカウヨ連中です)。この記事を書いた産経記者はたぶん「まともな人間」なんでしょう。まあ産経も「社員全員が全員、阿比留や古森、安藤慶太のようなキチガイとバカ」つうわけもない。
 ただ慰安婦問題や「イラクの人質問題」で「当人の自己責任」と抜かして「慰安婦イラクの人質」を攻撃し「旧日本軍(慰安婦)や小泉政権イラク人質)の態度を擁護しようとしたこと」とこの産経記事は明らかに矛盾しますね。
 だまされたとはいえ、自分から風俗嬢になってるわけです。しかもそうなった理由が恋愛感情を利用されたとはいえ「俺と付き合いたいならこのバーでお金を出してほしい(多額の借金)→借金が払えないなら風俗に行ってくれ」ですからね。明らかに女性に落ち度があるわけで「当人の自己責任」て面はあるでしょう(もちろんこれは単なる事実の指摘で「自己責任だから自業自得」として被害女性をセカンドレイプしたいわけではありません)。たぶんこの逮捕されたスカウト連中もそう言って居直るのでしょう。ただ、このケースでは「旧日本軍や小泉政権」と違って「自己責任じゃん。警察の逮捕はおかしいよ」とは産経は「会社の立場として」逮捕された連中を擁護しないわけです(擁護されても困りますが)。
 なお、「女子学生の将来を台無しにする」つう捜査官の言葉には俺的にはやや違和感があります。以下の文章は「きれいごと」と分かりながら書いています。もちろん実際は「今の日本=捜査員の言葉通りの社会」でしょうが「こんなことで将来が台無しになる様な社会」じゃ駄目だと俺は思うわけです。
 「あなたはつらい目に遭ったけど、もう大丈夫。この社会はこんなことであなたの将来を否定する様なそんな狭量な社会じゃない。あなたは詐欺師にだまされた被害者なんだ」、そう女子学生に自信を持って言える社会でありたいもんだと思います。たいした人間でもないのに偽善者的なきれい事書いてすみません(正直恥ずかしいです)。ただ「言い訳すれば」真面目な話「実現困難でも、そういうきれい事を社会の皆で言い続けていくことは大事なことだ」と思うわけです。「きれい事なんか実現できない」といって、現実を追認し続けたらいつまでたっても社会が良くならない。


【産経抄】2月2日 - 産経ニュース

 「日の丸・君が代問題棚上げ」「学習指導要領是認」。
 日教組が40年以上にわたる文部省(現文部科学省)との闘争路線を転換し、協調路線を打ち出したのは、平成7年のことだった。
 だが実態は両者の歩み寄りというより、文部省が日教組と一体化し、その影響を多大に受けるようになったのだった。

 さすがに本気ではないでしょう。今の文科省のどこが日教組の影響を受けてるのか。
 教員免許更新制度が廃止されないこと、一つとっても影響など大してないでしょう。つうかあるときは「日教組の脅威ガー、自虐反日教育ガー」、あるときは「日教組の組織率は低下し影響は弱まってる*10。運動方針が間違ってるからだ」。日教組非難が出来れば、理屈はどうでもいい、過去の発言と矛盾していてもいい、とは、産経もいつもながらでたらめにもほどがあります。

 槙枝氏は北朝鮮金日成国家主席を尊敬し、こう記している。
「この国には泥棒がいない。泥棒とは、富の片寄(かたよ)ったところに発生する。この国には、泥棒の必要がない」(『チュチェの国朝鮮を訪ねて』)。

 槙枝氏が日教組委員長を務めていたのは1980年代のことですし、しかも故人です(2010年死去)。彼を持ち出して今の日教組批判など馬鹿馬鹿しいにもほどがあります。

 的外れの政治活動に励むよりも、教職員にはもっとやるべきことがある。「先生、どうにかできませんか」。父親から虐待を受け続けた女児の悲痛な叫びに、どうして真摯(しんし)に応えられなかったのか。

 やれやれですね。産経こそ「的外れな日教組攻撃」に児童虐待を持ち出す、げすな行為はやめたらどうなのか。日教組にも失礼ですが、被害者児童に大変失礼です。
 何であの事件の責任が「日教組ガー」になるのか。文科省児童相談所教育委員会や学校長などの責任を産経はどう考えてるのか。


■驚愕の錦州爆撃 政府方針は一瞬で吹き飛ばされた

・連日の閣議で、幣原*11陸相の南次郎*12に、不拡大方針の徹底を強く迫った。南が「拡大せしめない見込み」とする書き付けを持ってくると、「見込みではいかん」とはねつけた。
 このとき、幣原の外交方針を側面から支えたのが昭和天皇だった。昭和天皇実録によれば9月22日、《天皇は若槻*13(礼次郎首相)に対し、事態の不拡大という閣議の方針を貫徹するよう努力すべき旨を御懇諭になる》(18巻92頁)
昭和天皇の意向が閣議の場で伝えられると、陸軍中央の強硬論も一気にトーンダウンする。政府は改めて不拡大方針を確認し、24日に声明を発表。関東軍の出動は軍事占領が目的ではなく、在住邦人と満鉄に対する脅威が除かれ次第、満鉄付属地内に撤兵すると明らかにした。
 この声明により、国際連盟の対日批判は一気に和らいだ。
・だが、幣原の外交的勝利は、関東軍によって、またも打ち壊されてしまう。
・8日後の10月8日、満州南西の古都、錦州(現中国遼寧省錦州市)の上空に、12機の軍用機が飛来した。
 錦州には当時、奉天を失った張学良政権の臨時政府があり、多数の軍民が流入していた。彼らは、軍用機の翼に書かれた日の丸を見ても、とくに動揺しなかっただろう。それより前、日本政府が不拡大方針の声明を出したことは、現地でも大きく報じられていた。
 しかし、軍用機が錦州駅の上空に達したとき、彼らは驚愕の目を見開いた。軍用機が駅周辺の兵営をめがけて、爆弾を落としはじめたからだ。
 地を揺るがす爆音、巻き上がる爆煙-。
 一部は目標を逸れて市街地に落下し、米国領事館にも被害が出た。
 軍用機に搭乗し、爆撃を指示したのは関東軍作戦主任参謀、石原莞爾*14である。
・何も聞かされていなかったのは、軍司令官の本庄繁*15も同じだ。本庄は翌朝、「昨夜は眠れなかった。大変なことをやった」と嘆いたという。
 石原の狙いは中国軍の兵営ではなく、政府の不拡大方針を吹き飛ばすことだ。不幸にしてそれは、見事に成功したといえる。
 錦州爆撃を受け、日本に融和的だった国際連盟の空気は一変した。休会中の理事会が1日繰り上げて再開され、日本に3週間以内の撤兵完了を求める決議案を作成。日本に飲める内容ではなく、交渉は暗礁に乗り上げた。決議案は24日、全会一致を得られずに否決されたものの、反対票は日本1国だった。

 「連盟と関東軍に責任転嫁するな」て話です。結局、「無許可軍事行動」満州事変を容認し、その後の「朝鮮駐留軍の満州への無許可進軍」も容認したことで石原ら関東軍に「既成事実さえ作れば結局、中央は容認する」となめられて錦州爆撃になるわけです。
 それでも錦州爆撃の時点で石原ら関東軍を厳重処罰し、連盟や中国と和解する方向に行けばまだましでした。
 しかし「爆撃以上の錦州攻撃」はさすがにやめさせたものの、「関東軍の暴走」に対するまともな処分はついにされなかったわけです。
 石原も「東条英機*16との対立」で閑職の舞鶴要塞司令官に左遷されるまでは、概ね順調に出世し、参謀本部作戦第一部長という中央の要職まで務めます。 

*1:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相

*2:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相

*3:だからこそ小池氏も安倍を批判するわけです。

*4:なお、朝日記事によれば、小池氏は「原資を減らすのは問題」だといっていても「年金支給額に直結する」とはいっていません。

*5:100字ブクマだとそのあたりは正直よくわかりませんが。

*6:もちろん原資が全部なくなるなんてことはあり得ませんが

*7:すべての「霞ヶ関埋蔵金論者」がそうだったわけではありませんが、「年金原資」について「剰余金があるから他に流用すべきだ」といっていた霞ヶ関埋蔵金論者はいました。そしてそうした論者を共産党は「年金原資を勝手に他に流用すべきではない」と批判していました。

*8:とはいえそれでも、id:good2ndは安倍政権のけんか腰の態度は「事態が悪化するだけ」と批判していましたが。

*9:現時点でも失敗は明白ですが、プーチンの曖昧な態度を口実に安倍が失敗と認めない

*10:なお「日教組限定」「日本限定」ではなく世界的に労組の組織率は低下傾向にあります。

*11:戦前、加藤高明、第一次若槻、浜口、第二次若槻内閣で外相。戦後も首相、第一次吉田内閣副総理、衆院議長など歴任

*12:参謀次長、朝鮮軍司令官、第二次若槻内閣陸軍大臣関東軍司令官など歴任。戦後、戦犯として終身刑判決を受けるが後に仮釈放。

*13:第三次桂、第二次大隈内閣蔵相、加藤高明内閣内務相などを経て首相

*14:関東軍作戦課長、参謀本部作戦課長、第1部長、関東軍参謀副長、舞鶴要塞司令官など歴任

*15:関東軍司令官、侍従武官長など歴任。戦後、自決。

*16:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、第二次、第三次近衛内閣陸軍大臣、首相を歴任。戦後、戦犯として死刑判決。後に靖国に合祀。