■しんぶん赤旗『朝鮮学校も無償化を、最高裁勝利目指し東京集会』
「行政の不当な差別」「そしてそれを容認する裁判所の不当判決」を許せないという思いを改めて強くします。
■ベネズエラ情勢、“外部勢力の企みは内政干渉”／朝鮮外務省代弁人が主張 | 朝鮮新報
なお「代弁人」とはいわゆる「政府スポークスマン」「政府広報官」「政府報道官」のことです。
まあ、ある意味予想の範囲内ですね。
米国のベネズエラ政権に対する態度はもはや「政権批判」という生やさしい物ではなく明らかに「反政府勢力を公然と支援し、政権転覆工作」ですからね。北朝鮮がベネズエラ政権とどういう関係にあるか知りませんが、別に「親密な仲」になくてもこんなもんは「次は我が身（北朝鮮にも同じ事をしないとは限らない）」の恐れがあるのだから「米国牽制による自己防衛」のために米国批判をするでしょう。北朝鮮が深い付き合いのある中露がマドロ政権に対して好意的態度で、米国を批判してるからなおさらです。
■米高官、北朝鮮がウラン濃縮施設の全廃棄を約束と - BBCニュース
国務省のスティーヴン・ビーガン*1北朝鮮担当特別代表は、北朝鮮は韓国側とマイク・ポンペオ*2米国務長官それぞれに対し、全てのウラン濃縮施設の廃棄を約束したと話した。
ビーガン氏は、トランプ政権は北朝鮮非核化の見返りとしての「相応の措置」について議論するつもりだと明かした。
事実なら大変喜ばしいことですが、今のところ「北朝鮮との間の明確な合意」として発表されたわけではないので安心できないですね。
なお、BBCを信じればビーガン氏がはっきりと「非核化の見返り」といってるところが興味深い。結局バーター取引が現実的なわけです。
【追記】
■第2回米朝首脳会談（ビーガン特別代表発言） ｜コラム｜21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ
■第2回米朝首脳会談－見通しとその後の問題－
詳しくはリンク先をご覧下さい。
浅井先生も「ビーガン発言のような事実を北朝鮮が認めたわけではなく現時点では評価が難しい」としながらも「ビーガン発言が事実なら、米国が北朝鮮の体制保障をし、非核化が進む可能性がある」として注目しています。浅井先生も指摘しているようにとりあえずは「ベトナムで予定される米朝首脳会談」での一定の成果を望みたい。
いぜれにせよ浅井先生が予想するとおり「米朝がよほどの方針転換をしない限り」、こうした外交交渉がすぐに成果を上げず、また不幸にして最終的には挫折するにしても「当面は朝鮮半島での戦争の危険性はない。そのこと自体が評価できる（浅井意見の俺の要約）」でしょう。
そう言う意味で黒井文太郎だの救う会一味だのウヨ連中の米朝交渉否定は全く間違っていますね。
なお、浅井先生も指摘していますが極右・安倍にこの件で「南北関係、米朝関係緊張緩和のため平和外交を期待すること」は無い物ねだりでしょう。安倍には「下野してもらう」以外に「南北、米朝関係緊張緩和のためにできること」はないでしょう。
浅井先生が危惧されてるのは「米中、米ロ関係」「INF問題」ですね。北朝鮮に強い影響力を持つ中露と米国が「ファーウェイ問題（米中）」「INF問題（米ロ）」などで対立することは米朝交渉にマイナスの影響を及ぼす危険性は確かにあります。
また「INF問題」で「ロシアのINF制限条約違反」を口実に米国が核軍拡に動いてることが「北朝鮮非核化に影響しないか」とされています。
なお、北朝鮮非核化を主張する論者の内「産経などに代表される右派」がINF問題で米国批判しないことについてはもちろん、浅井先生は「米国の核軍拡なら容認するのか」「それで北朝鮮の非核化を訴えて説得力があると思ってるのか」と批判的です。
制裁下の北朝鮮、生き抜く市民ら 市場の映像を入手：朝日新聞デジタル
韓国の北朝鮮経済専門家らの分析によれば、金正日（キムジョンイル）体制末期に生まれ、少なくとも資産が１万ドル（約１１０万円）以上ある富裕層は数千人以上いるとみられる。
以前から各方面から指摘されてることで貼りますが、北朝鮮も一定の市場経済化が進行してるという話です。
【外交安保取材】韓国との「未来志向」を連発する岩屋防衛相（1/4ページ） - 産経ニュース
・自民党内からは、韓国が非を認めるまで防衛交流を全面凍結すべきだとの声もあがっている。日韓の同盟国である米国に仲裁に入ってもらい、日本の正当性を証明すべきだとの意見*3もある。しかし、岩屋氏は否定的だ。
岩屋氏周辺は「日韓双方が熱くなっていても問題は解決しない。岩屋氏はなんとか着地点を見いだそうとしている」と説明する。
・岩屋氏の韓国に対する姿勢が注目を浴びたのは今回が初めてではない。昨年１０月の自衛艦旗「旭日旗」の掲揚自粛問題の際も「未来志向の日韓関係」を強調し続けた。自衛隊制服組トップの河野克俊*4統合幕僚長が「海上自衛官の誇り」とまで明言した旭日旗への冒涜*5に対し、抑制的な態度を貫く岩屋氏は自衛隊内でも不興を買った。
岩屋防衛相の韓国政府に対する態度が「未来志向」といえるかどうかはともかく、少なくとも彼の「表に出てる態度」が「経済制裁」などと言い出す産経や自民党内「嫌韓国ウヨ議員」ほど、乱暴ではないことは確かです。
しかし、それ、当たり前のことでしょうよ。隣国と敵対関係になっていいと思える産経らの方が異常です。そして岩屋氏に悪口する産経ですが、彼の態度が「首相・安倍」の了解を得ていないわけもない。それでも岩屋氏のみに悪口し、安倍批判は徹底的に避けるいつもの産経です。
「韓国は一歩譲れば一歩踏み込んでくる国だ。慰安婦問題を見てもわかるが、論点をすり替え、嘘に嘘を重ねる。」
おいおいですね。慰安婦問題で韓国は嘘など何もついていない。
こんな馬鹿なことを言えば
1）レーダー照射の件も本当は日本が嘘ついてるんじゃないか（国際社会）
2）「仮にレーダー照射で韓国に非があったとしても*6慰安婦で韓国は嘘ついてるなんてデマを飛ばす日本相手にはいかなることがあっても謝罪しない。まず日本が慰安婦問題での非礼をわびろ」（韓国）
つう反応が出るであろうことは容易に理解できます。
事態を余計悪化させてどうするのか。
（ボーガス注：ある）自民党国防族（ボーガス注：議員）は「自衛官はどんな苛烈な命令にも粛々と従う。だからこそ、それを率いる防衛相は常に隊員の心情を想像し、危険が及ぶ行為や可能性が生じた場合には断固とした態度で臨むべきだ」と語る。
まあ国防族と言われるメンツでも「宇野内閣防衛庁長官だった山崎拓氏*7（すでに政界引退していますが）」だったらここまで馬鹿なことは言わないだろうと思うとげんなりします。
そもそもレーダー照射は仮に事実としても「危険が及ぶ行為」なのか？。そして「断固とした行為」などといって敵対行為をすることが妥当なのかつう話です。俺的にはいずれもノーですが。
自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長が「海上自衛官の誇り」とまで明言した旭日旗への冒涜に対し、抑制的な態度を貫く岩屋氏は自衛隊内でも不興を買った。
自民党ベテラン議員*8は岩屋氏についてこう分析する。
「タイミングや場所に関わらず『未来志向』という原則論を口にして（ボーガス注：嫌韓国ウヨの）反発を招いてしまう。よくいえばパフォーマンスが嫌いなのだろうが、少しでも自衛隊員や国民の理解を得る言動を心がけるのも閣僚の資質といえる。結局、本人の政治センスの問題だ」
馬鹿馬鹿しいですね。「韓国との友好関係」を犠牲にしてまで「自衛隊員や国民の理解」が必要なのか。
それ、「国民や軍人の支持」を理由に戦争に突き進んでいった戦前日本と何が違うのか。
政治家にとって大事なことは「自らの信念」であって「国民への迎合」ではありません（そもそも自衛隊員や日本国民が産経が言うほど嫌韓国かも疑問ですがそれはひとまずおきます）。もちろん「国民世論を無視は出来ない」「信念を理由に独裁的政治をしていいわけではない」が、それは「自らの信念を捨てていい」つうことではない。
「自らの信念を国民世論に訴えていくこと」がまずは大事なわけです。
つうか「嫌韓国」なんか主張することの方が俺的には「政治センスがない」。俺的には「岩屋氏の方が産経など嫌韓国連中よりずっと政治センスがある」。いや産経など嫌韓国連中と比べても仕方がないですが。
*1:前フォード自動車副社長
*3:米国がそうしたければ日本に頼まれなくてもそうするでしょうよ。しかし今現在、そうしてないわけです。これは日本に悪意に理解すれば「韓国の主張が正しく、日本が間違ってるから」、善意に理解すれば「日本の主張が正しいが、韓国のメンツを潰しても米国にとっていいことはないから」でしょう。どっちにしろ米国にそんなこと要請してもたぶん「とにかく双方で話し合え」程度のことしか言わないでしょうし、岩屋氏もそう認識してるのでしょう。
*4:護衛艦隊司令官、自衛艦隊司令官、海上幕僚長などを経て統合幕僚長
*5:「国民感情を考慮し、韓国国内では掲揚を控えてほしい（なぜなら旭日旗は韓国を侵略した戦前から日本海軍の旗だから）」程度の話が「冒涜」ですか。たかが旗が「誇り」ですか。韓国側は「韓国国外でも掲揚するな」「そもそも旭日旗を廃止し、新しい海上自衛隊の旗を作れ」といってるわけでもないのに。安倍に調子あわせてるのか、がちでウヨなのか知りませんが、河野統合幕僚長には心底呆れます。
*6:もちろん俺は非があるのかないのか知りませんが
*7:宇野内閣防衛庁長官、宮沢内閣建設相、自民党政調会長（橋本総裁時代）、幹事長、副総裁（小泉総裁時代）など歴任
*8:誰なんですかね？
