「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年2/10分:荒木和博と島田洋一の巻)

第3次再審請求を札幌地裁に行います(2019年2月12日) | 新・大森勝久評論集

 私は再審開始決定を勝ち取ることを大目標にしているというわけではありません。裁判官は今回も確定判決を維持するために、保身から、法の支配を否定して「人の支配」の裁判によって棄却決定を出すでしょう。

 ならば何故に再審請求するのかといえば「唯々諾々と死刑にされたくないから」だそうです。たとえ冤罪に加担する裁判官の不当判決で負けても「戦い抜いて死刑になった(あるいは獄死した)」ということでなければ我慢がならないということのようです。
 なお、大森氏の再審請求についてはたとえば

道庁爆破で第3次再審請求 死刑囚「筆跡は別人」 - 産経ニュース
 弁護団は、事件発生後に地下鉄駅のコインロッカーから見つかった犯行声明文に手書きされた3カ所の「※」印と、大森死刑囚がノートなどに書いていた印をコンピューターで解析。声明文の印は別人が書いた可能性が97・6~98・8%とする鑑定書など7点を新証拠として提出した。
 確定判決では、同じ資料を使った筆跡鑑定の結果「(大森死刑囚が声明文に)手書きした蓋然性が極めて大である」としていた。

を紹介しておきます。


【書評】批評家、関東学院大学講師・西村幸祐が読む『北朝鮮の漂着船 海からやってくる新たな脅威』荒木和博著(1/2ページ) - 産経ニュース
 漂着船については「工作船と疑う根拠がない」ため、「ただの漂着船である」と「政府もマスコミも見なしてる」わけですが根拠レスで工作船呼ばわりですから心底呆れます。


島田洋一のツイートに突っ込む

島田洋一
 イスラムの人々が声を上げることは大事だ。日本の左翼人権弁護士らは何をしているのか。反日遊びでなく、現在進行形の問題に取り組むべきだ。
◼️ウイグル問題「人類の恥」=中国を批判、効果的措置呼び掛け-トルコ:時事
 トルコ外務省の報道官は9日、声明を出し、中国でトルコ系少数民族イスラム教を信仰するウイグル族に対する人権侵害が懸念されている問題について、「人類にとって大きな恥だ」と述べた。この問題をめぐり、イスラム諸国の大半は重要な貿易相手である中国を批判せずに静観しているが、トルコは中国批判を強めている。
 ウイグル族の大半が暮らす新疆ウイグル自治区では、中国当局がテロ対策などの名目で「再教育施設」を設置。収容者数は約100万人に上るという指摘もある。
 トルコ外務省の報道官は「100万人以上のウイグル族住民が収容所や刑務所で拷問や洗脳にさらされていることはもはや秘密ではない」と指摘、国際社会や国連に対し「人道的悲劇を終わらせるための効果的措置」を取るよう呼び掛けた。

 島田には「はあ?」ですね。左翼弁護士だの反日遊びだの何のことか不明ですが、「慰安婦訴訟」など「戦争被害者の国賠訴訟」でしょうか。しかし「日本国内の訴訟活動(戦争被害者の国賠訴訟もその一つです)」ならまだしも、ウイグル問題で何をどうしろというのか。
 そして「なぜトルコ政府の様に、日本政府は『ウイグル問題は人類の恥』と中国批判しないのか!」と島田は言わないのか。たぶん、鳩山*1、菅*2内閣などだったらためらいなくそう言ってるでしょうにねえ。
 どれほど安倍自民に甘いのか。

*1:細川内閣官房副長官新党さきがけ代表幹事、民主党幹事長、首相など歴任

*2:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相などを歴任