今日の中国ニュース(2019年2月11日分)

ウイグル族詩人の映像公開 中国、「死亡」主張に反論 - 産経ニュース
 この産経記事で気になるのは、動画に出てきたヘイット氏が「トルコの発表は間違ってる。私は生きてるし、こんなに元気だ」と発言したのかどうか、ですね。
 例えば「死亡説を伝えるトルコの新聞」を掲げて反論したりすれば、「生きてる」し、少なくとも「今すぐ死ぬかもしれない様なそこまで酷い健康状態ではない*1」わけです。
 ただ、そういう「トルコの発表後に撮影されたことが分かる情報がない」と「果たしてこれは、本当にトルコの発表後に撮影されたものなのか」という疑念が拭えないわけです。


「中国のウイグル族への同化政策は大きな恥」トルコ非難:朝日新聞デジタル
ウイグル収容所閉鎖を要求 トルコ、中国を批判 :日本経済新聞
「ウイグル族収容所、大きな恥」 トルコ外務省が中国を批判 - 産経ニュース
ウイグル問題「人類の恥」=中国を批判、効果的措置呼び掛け-トルコ:時事ドットコム

「中国のウイグル族への同化政策は大きな恥」トルコ非難:朝日新聞デジタル
 中国でイスラム教徒が多いトルコ系少数民族ウイグル族に対し、強引な同化政策など大規模な人権侵害が懸念されている問題について、トルコ外務省は9日、「中国当局によるウイグル族への組織的な同化政策は、人類にとって大きな恥だ」と中国側を非難する声明を出した。
 トルコは中国と経済関係を深める一方で、ウイグル問題をめぐっては民族的、宗教的つながりを重視して中国批判を続けている。ただ、今回は厳しい表現で中国側を非難しているため、中国側が反発すれば、両国の関係悪化は必至だ。
 トルコ外務省は声明で、中国当局に拘束されていたウイグル族の有名な民族音楽家が死亡し、今回の非難になったと説明。中国にはウイグル族が約1千万人いるが、声明では「100万人以上のウイグル族が、(中国の)収容所と刑務所で拷問や政治的な洗脳をされているのは、もはや秘密ではない」と訴えた。
 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の報告などは、中国・新疆ウイグル自治区では、ウイグル族の住民が「再教育施設」に無理やり連行され、共産党への服従を求められ、宗教も捨てろと拷問で迫られていると指摘。
 これに対し、中国政府は「捏造(ねつぞう)だ」と猛反発している。

 内容に大きな違いはないので朝日だけ紹介しますが今後の展開を注目したい。

*1:実際問題、身柄拘束されてるわけですから自由な発言が出来るとは思えず、「元気だ」といって元気そうでも、本当の体調は分かりません。しかし、少なくとも「今すぐ死にそうかどうか」位は分かるかと思います。もちろん「今すぐ死にそうじゃなきゃ問題ない」つう話ではなくて「逮捕理由がなんなのか」「どういう生活をしてるのか」とか詳細に調べないと、「今のところすぐ死ぬ様な健康状態じゃない」以上のことは、なんとも評価できませんが。