「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう(2019年2/17分:三浦小太郎の巻)

ウィキペディア「三浦小太郎」の記述に吹き出す

 三浦小太郎(みうら こたろう、1960年~)は、日本の評論家、人権活動家。維新政党・新風副代表[1]。新しい歴史教科書をつくる会理事[2]、北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会「カルメギ」編集長[3]、アジア自由民主連帯協議会事務局長[4]。「右翼人権派」を自称[5]。

 「つくる会理事」は俺が記載したもんですが、別途「新風副代表」と記載した方がいたようです。まあ、今も副代表かはともかく新風ホームページによれば一時期三浦は副代表だったようです。呆れて二の句が継げませんね。まともな人間なら極右政党・新風の副代表なんかしない。
 新風副代表を務めるような極右・反人権(外国人差別)の輩「三浦」が「人権派」を詐称する。例のnoharraさん(トラブル回避のためidコールはしません)もよくそんな人間が幹部*1を務める「守る会に入れるもんだ」、そして俺から「なんで三浦批判しないの?」と言われて「批判する義務があるのか!」と居直れるもんだと心底呆れます。
 それだったら朝鮮総連構成員だって北朝鮮を批判する義務はないし、「北朝鮮と何の関係もない俺*2」にいたっては北朝鮮を批判する義務なんか何一つありません。にもかかわらず「朝鮮総連構成員やボーガスはなぜ北朝鮮を批判しない」とのたまったのが彼です。
 なお、朝鮮総連構成員はともかく俺は北朝鮮批判なら「ヨンビョン島砲撃*3」などをネタにこのブログでしています(面倒なので紹介はしませんが、興味のある方は「ヨンビョン島」で検索して下さい)。単に俺は「韓国政府(金大中盧武鉉文在寅*4)の太陽政策を支持し、極右の北朝鮮打倒論を支持しない」「その観点から日本政府が制裁解除すべきだと主張する」にすぎません。
 「太陽政策支持」は別に「北朝鮮政権全面肯定」ではない。
 まあ、noharra氏のようにあそこまで自分勝手でデタラメな御仁には呆れて二の句が継げませんね。彼と付き合える人間は「彼の馬鹿さを我慢してるか」、「彼の同類のバカか」どっちかなんでしょうね。俺にはどちらも無理ですが。
 そういえば高世仁トランプ支持のまっとうな人々 - 高世仁の「諸悪莫作」日記萩原遼さん逝く - 高世仁の「諸悪莫作」日記などの記事で三浦を好意的に取り上げていましたが、仮にも「ジャーナリスト」の肩書きを持つ男が三浦のような排外主義右翼とよくもまあ平然と付き合えるもんです。高世には心底呆れますね。


拙著「なぜ秀吉はバテレンを追放したのか」2月21日発売です。興味のある方はぜひよろしくお願いします | 三浦小太郎BLOG Blue Moon
 記事本文を読まなくても、タイトルだけで大笑いです。なんで日本史研究が専門でない素人の三浦がそんな本を出すのか。
 まあ以前から
「バテレンの世紀」とトマス荒木 | 三浦小太郎BLOG Blue Moonという駄文を書いていた三浦ではありますが。
 ちなみに出版社はマイナー右翼出版社の「ハート出版」だそうです。
 無論「秀吉のキリシタン禁令*5」については三浦の駄本を読むくらいなら「校倉書房」「山川出版社」「吉川弘文館」など日本史図書出版で定評のあるところから出ている「専門家の本」を読むべきでしょう。調べていませんが、岩波新書中公新書といった定評ある新書にもいい本があるかもしれません。
 なお、「キリシタン弾圧」「バテレン追放」「踏み絵」などでググったら

・家近良樹*6『浦上キリシタン流配事件:キリスト教解禁への道』(1998年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)
・大橋幸泰(早稲田大学教授)『検証島原天草一揆』(2008年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『潜伏キリシタン:江戸時代の禁教政策と民衆』(2019年3月刊行予定、講談社学術文庫)
・片岡弥吉*7『浦上四番崩れ:明治政府のキリシタン弾圧』(1991年、ちくま文庫)、『かくれキリシタン』(1997年、NHKブックス)
・五野井隆史(東京大学名誉教授)『日本キリシタン史の研究』(2002年、吉川弘文館)、『島原の乱キリシタン』(2014年、吉川弘文館
・高瀬弘一郎(慶應義塾大学名誉教授)『キリシタンの世紀:ザビエル渡日から「鎖国」まで』(1993年、岩波書店
・村井早苗(日本女子大学名誉教授)『キリシタン禁制と民衆の宗教』(2002年、山川出版社日本史リブレット)
・安高啓明(熊本大学准教授)『踏絵を踏んだキリシタン』(2018年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)

という本がヒットしました。

 神田千里*8藤木久志*9をはじめとする優れた歴史学者の著書からは、わが国の歴史学が着実に業績をあげていることを教えられた。本書で行いたかったのは、まず第一に、彼ら先達たちの業績を多くの方々に紹介することである。私自身にオリジナルな知見や思想は何もない。

 そんなコピペ本を素人が書くな、その種のコピペ本は百田「日本国紀」でいい加減うんざりだ、つう話ですし、そんなコピペ本を書く野郎がよくもまあ「新しい歴史教科書をつくる会理事」なんてもんになり、笠原十九司*10林博史*11、吉見義明*12などといった日本近現代史家を「反日自虐」呼ばわりできるもんです。
 三浦の様な輩には「本当に恥知らずだな」としかいいようがない。もちろん三浦が名前を出してる神田氏にせよ藤木氏にせよ、まともな歴史家は「反日自虐」なんて与太には「日本近現代史家」でなくても批判的です。noharraさんもよくもまあこんな男と付き合えるもんです。
 しかし三浦の主張は神田氏や藤木氏の主張の「つまみ食い」でしかないでしょうが、彼らも三浦ごとき「ごろつき右翼」にほめられても「えー、あの人たちって三浦の同類なの?」と思われかねず「風評被害を招きかねない迷惑行為」の何物でもないでしょう。

 西洋のキリスト教布教が、侵略や植民地政策と密接に結びついていた歴史的事実を知るに至った今、なぜ当時の為政者がキリスト教を禁じたのかを、当時の時代背景に即して再検証することは、現在のグローバリズムナショナリズムの対立について考える上でも大きな意味合いを持つものと思われる。潜伏キリシタン世界遺産登録を私は批判するつもりはない*13し、信仰を守り抜いた人々の信念には心から敬意を表する。しかし、キリシタン大名*14の領地における寺院の破壊行為*15、強制的な改宗、そして(ボーガス注:宣教師による)日本人奴隷の問題などからも、やはり私たちは目を背けてはなるまい。
(中略)
目次
(中略)
第四章 戦乱の時代のキリシタン大名
 大村純忠の領土における「強制改宗」
 寺院の破壊と数万人の「改宗」
(中略)
第八章 豊臣秀吉伴天連追放令
 仏教寺院への破壊をやめぬイエズス会の布教活動
(中略)
第九章 宣教師による軍事侵略計画
 キリシタン宣教師の「日本軍事作戦計画」

 この文章からは「三浦の本を読まなくても」本の内容がおおよそ想像がつきます。「西洋の侵略の手先となってるキリスト教から日本を守るために秀吉や徳川幕府キリシタンを禁じたのだ。禁止政策に問題などない」という居直りであろうと。
 もちろん俺ですら「キリシタン禁止は一向一揆のような事態を恐れたからだ」という説があることを知っています。そもそも「西洋の日本侵略の危険性」なんてもんがあったかどうかも、本当にそんなことが秀吉らの禁止令の理由かも疑問符がつくでしょう。
【参考】

バテレン追放令(ウィキペディア参照)
 1587年7月24日(天正15年6月19日)に豊臣秀吉筑前箱崎(現・福岡県福岡市東区)において発令したキリスト教宣教と南蛮貿易に関する禁制文書。
■追放令の理由
 秀吉がこの追放令を出した理由については諸説ある。
1)キリスト教が拡大し、一向一揆のように反乱を起こすことを恐れたため。
2)キリスト教徒が神道・仏教を迫害をしたため。
3)ポルトガル人が日本人を奴隷として売買していたのをやめさせるため。
 3)の人身売買説に関しては、11か条の「覚書」に、日本人を南蛮に売り渡すことを禁止する一文がある一方、翌日の「追放令」にはそのような文言は見当たらない。また、イエズス会は日本人を奴隷として売買することを禁止するようにポルトガルに呼びかけていたこと、ポルトガル国王セバスティアン1世は大規模になった奴隷交易がカトリック教会への改宗に悪影響を及ぼすことを懸念して1571年に日本人の奴隷交易の中止を命令したことについて秀吉が知っていたかどうかが不明である点に留意が必要である。
■追放令後
 追放令を受けたイエズス会宣教師たちは平戸に集結して、以後公然の布教活動を控えた。南蛮貿易のもたらす実利を重視した秀吉は京都にあった教会(南蛮寺)を破却、長崎の公館と教会堂を接収してはいるが、キリスト教そのものへのそれ以上の強硬な禁教は行っていない。秀吉がキリスト教に対して態度を硬化させるのはサン=フェリペ号事件以後のことである。

【参考終わり】
 しかし戦国時代のキリスト教布教について「強制改宗の問題があったから手放しで評価できない」という三浦が日本の朝鮮支配については「近代化できたのだから日本政府は韓国民に感謝されるべきだ」。どんだけこの男は恥知らずなんでしょうか?

日本独自の信仰を守り抜いた人々が、大東亜戦争*16、正統カトリック信仰に属することなく、自らの伝統信仰にとどまったことこそ、歴史遺産としての潜伏キリシタンを語る上で決して無視してはならないはずだ。

 つまりは潜伏キリシタンとは「弾圧を免れる偽装行為」を続ける内に、長年の間に変化して「カトリックとは異なる新興宗教」になってしまったのでしょう。
 だから「禁止令が解かれたからカトリックを正式に信仰しよう」つう話には必ずしもならなかった。
 いわゆる鎌倉新仏教(法然の浄土宗、親鸞浄土真宗日蓮日蓮宗、一遍の時宗道元曹洞宗栄西臨済宗など)が「インドのオリジナル仏教」とは違うのと、あるいは日本儒教がおそらく「中国のオリジナル儒教」とは大分違うのと同じようなもんでしょう。
 あるいはチベットに仏教が入ったら「転生霊童」などチベット独自のチベット仏教が生み出された様なもんでしょう。
 あるいは「宗教ではありませんが」、日本におけるラーメンやカレーがもはや中国料理やインド料理とは別物になったことと同じようなもんです。日本食化したラーメン、カレーが好きだからといって「ラーメンやカレーのルーツである中国料理やインド料理も好きとは限らない」わけです。
 それら(外国文化の土着化、現地化、日本の場合はもちろん日本化)は別に「いいことでも悪いことでもなく」単なる事実でしかありません。まあさすがに転生霊童は「もはや今の時代では悪いこと」だと思いますけど。

 本書では文禄・慶長の役に関しては、テーマから逸れるため論ずることはできなかったが、従来は愚行とされてきたこの朝鮮遠征*17に対しても新たな視点が必要と思われる

 三浦のことだから朝鮮侵攻を正当化するのでしょうね。
 朝鮮や中国の植民地化という目的が達成できなかった以上、「愚行」でしかないでしょう(達成すべきだった、ということではなく現実的に見て達成できない目標に多額の金や人命を投じるのは馬鹿げてるという話です)。
 ちなみに「慶長の役」などでググる

・北島万次(共立女子大学教授、故人)『豊臣秀吉朝鮮侵略』(1995年、吉川弘文館)、『壬辰倭乱と秀吉・島津・李舜臣』(2002年、校倉書房)、『秀吉の朝鮮侵略』(2002年、山川出版社日本史リブレット)、『秀吉の朝鮮侵略と民衆』(2012年、岩波新書)
・崔官『文禄・慶長の役』(1994年、講談社選書メチエ)
・中野等(九州大学教授)『豊臣政権の対外侵略と太閤検地』(1996年、校倉書房)、『秀吉の軍令と大陸侵攻』(2006年、吉川弘文館)、『文禄・慶長の役』(2008年、吉川弘文館

がヒットします。


【追記】
「 日本人がキリスト教と出会った戦国時代 私たちは真の歴史を知っておくべきだ 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
 「キリスト教」「戦国時代」「真の歴史」と来れば、「勘の鋭い方」はもうおわかりですね。
 よしこによるウヨ仲間・三浦小太郎の著書『なぜ秀吉はバテレンを追放したのか』(ハート出版)書評です。
 まあ三浦なんぞ専門家でも何でもないのでよしこのようなお仲間ウヨしか好意的書評などしてはくれません。

 日本をキリシタン弾圧で批判する前に、私たちは真の歴史を知っておくべきだ。

 どうもよしこと三浦は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産世界遺産登録を「反日だ」とでも思ってるようです。
 「世界遺産申請したのはもちろん日本政府やし、地元は観光に利用しようとしとるんに何言うてるのや」と心底呆れます。
 つうか「過去の負の歴史」として秀吉や江戸幕府キリシタン弾圧を批判*18するのは、「過去の負の歴史」として「米国の奴隷農園」を批判するのと同じでしょう。
 それは「今の日本批判でも今の米国批判でもない」し、まともな人間ならそんなことで三浦やよしこのように

神道や仏教を絶滅させたいと切望したフロイス伊勢神宮について1585年8月27日の書簡に書いた。
「我らの主が彼(キリシタン大名で伊勢の国の領主になった蒲生氏郷)に、天照大神を破壊する力と恩寵を与えるだろうと、我らは期待している」
・ある宣教師は日本人の信者に、「あなたの罪の償いとして考えられることの一つは」「通りすがりに最初の人としてどこかの寺院を焼き始めることです*19」とそそのかしている。
・彼ら*20は多くの日本人を奴隷にし、国外に売りとばしもした。

などといってキリスト教弾圧を正当化しようとはしないでしょう。百歩譲ってもそれは「そうした奴隷貿易が横行していた時代」に限られる話です。秀吉のバテレン追放から幕末に至るまでずっと奴隷貿易がされていたわけではもちろんない。

*1:三浦は「守る会」の事務局長、副代表、代表を歴任

*2:一日本人に過ぎず在日朝鮮人でないですし、「北朝鮮をテーマとする研究者、ジャーナリスト=俺」など仕事上の批判しなければならない義務もありません。俺の北朝鮮についての言及(後述しますが批判的言及もあります)は完全に「素人が適当に思ったことを書き連ねてる、ただの趣味」にすぎません。

*3:ただし「あのような砲撃は無法で野蛮」と批判する一方で「犠牲者が数人にとどまった、つまり北朝鮮が全面戦争する気はない」「救う会などのように今にも全面戦争が起こるかのように言うのはデマ」「韓国政府が対抗措置として軍事的反撃ではなく、経済制裁レベルにとどめたのは賢明」とも指摘していますので人によっては「北朝鮮に甘い」と見えるかもしれません。

*4:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*5:ちなみに織田信長は別に禁令など発せず、一方徳川幕府キリシタン禁令を維持しました。

*6:大阪経済大学教授。著書『その後の慶喜』(2005年、講談社選書メチエ)、『幕末の朝廷:若き孝明帝と鷹司関白』(2007年、中公叢書)、『江戸幕府崩壊:孝明天皇と「一会桑」』(2014年、講談社学術文庫)など

*7:1908~1980年。純真女子短期大学教授。

*8:東洋大学教授。著書『一向一揆と戦国社会』(1998年、吉川弘文館)、『土一揆の時代』(2004年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『島原の乱』(2005年、中公新書→2018年、講談社学術文庫)、『信長と石山合戦』(2008年、吉川弘文館)、『宗教で読む戦国時代』(2010年、講談社選書メチエ)、『織田信長』(2014年、ちくま新書)など

*9:立教大学名誉教授。著書『戦国の村を行く』(1997年、朝日選書)、『飢餓と戦争の戦国を行く』(2001年、朝日選書)、『天下統一と朝鮮侵略』(2005年、講談社学術文庫)、『新版・雑兵たちの戦場:中世の傭兵と奴隷狩り』(2005年、朝日選書)、『刀狩り』(2005年、岩波新書)、『土一揆と城の戦国を行く』(2006年、朝日選書)、『戦う村の民俗を行く』(2008年、朝日選書)、『戦国の作法:村の紛争解決』(2008年、講談社学術文庫)、『城と隠物の戦国誌』(2009年、朝日選書)、『中世民衆の世界』(2010年、岩波新書)など

*10:都留文科大学名誉教授。著書『アジアの中の日本軍』(1994年、大月書店)、『日中全面戦争と海軍:パナイ号事件の真相』(1997年、青木書店)、『南京事件』(1997年、岩波新書)、『南京事件三光作戦』(1999年、大月書店)、『南京事件と日本人』(2002年、柏書房)、『南京難民区の百日:虐殺を見た外国人』(2005年、岩波現代文庫)、『南京事件論争史』(2007年、平凡社新書→増補版、2018年、平凡社ライブラリー)、『「百人斬り競争」と南京事件』(2008年、大月書店)、『日本軍の治安戦』(2010年、岩波書店)、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(2014年、汲古書院)、『海軍の日中戦争』(2015年、平凡社)、『日中戦争全史(上)(下)』(2017年、高文研)など

*11:関東学院大学教授。著書『沖縄戦と民衆』(2002年、大月書店)、『BC級戦犯裁判』(2005年、岩波新書)、『シンガポール華僑粛清』(2007年、高文研)、『戦後平和主義を問い直す』(2008年、かもがわ出版)、『戦犯裁判の研究』(2009年、勉誠出版)、『沖縄戦 強制された「集団自決」』(2009年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『沖縄戦が問うもの』(2010年、大月書店)、『米軍基地の歴史』(2011年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『裁かれた戦争犯罪:イギリスの対日戦犯裁判』(2014年、岩波人文書セレクション)、『暴力と差別としての米軍基地』(2014年、かもがわ出版)、『沖縄からの本土爆撃:米軍出撃基地の誕生』(2018年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)など。個人サイト(http://hayashihirofumi.g1.xrea.com/)。

*12:中央大学名誉教授。著書『草の根のファシズム』(1987年、東京大学出版会)、『従軍慰安婦』(1995年、岩波新書)、『毒ガス戦と日本軍』(2004年、岩波書店)、『日本軍「慰安婦」制度とは何か』(2010年、岩波ブックレット)、『焼跡からのデモクラシー:草の根の占領期体験(上)(下)』(2014年、岩波現代全書)など

*13:そもそも「世界遺産登録」は「潜伏キリシタン遺跡に歴史的価値がある」つうだけの話でその信仰を美化してるわけではないのだから批判する理由がないでしょう。

*14:有名なキリシタン大名としては有馬晴信大友宗麟大村純忠小西行長高山右近などがいます。

*15:「寺院の破壊行為」といえば明治時代の廃仏毀釈がありますが、三浦が廃仏毀釈をどう評価してるのか聞きたいところです。

*16:すでに明治時代にキリスト教禁止は廃止されてるのに三浦が「大東亜戦争後」とかく理由は分かりません。それにしても「大東亜戦争」ですか(呆)。

*17:「侵略」「侵攻」などではなく、「エベレスト遠征」「アムンセンの南極遠征」「サッカー日本代表の海外遠征試合」などのように侵略以外でも使用される言葉「遠征」を使うあたり三浦らしいせこさです。

*18:といってもそれは「あまりにも昔の話」のため「慰安婦問題での韓国側の安倍批判」などと違い、日本国内でも国外でも話題になってなどいませんが。

*19:こういうことを言ってバテレン非難するよしこが「明治初期の廃仏毀釈」をどう考えてるのか聞きたいもんです。

*20:キリスト教宣教師(バテレン)のこと