黙認は差別につながる― 埼玉朝鮮学校への補助金支給を求め、浦和で「2.22集会」 - 日刊イオ
東京大学大学院の高橋哲哉*1教授による講演「民族差別の根源を問う」が行われました。
高橋教授は2012年に発足した安倍*2政権の長期化は、民主主義と自由、平和、人権保障を求める流れに大きな後退をもたらしたと指摘しました。また、「拉致」「総聯との関係」といった政治的理由での朝鮮学校排除は人権侵害、権利侵害に値するとのべ、「この現状をこれ以上放置することはできない。多くの日本市民が現状について知らず、無関心だ。可能な限り、この状況を日本社会に周知させて変化をもたらさなければならない」と話しました。
高橋さんは「民族差別の根源は、日本の植民地主義にある。日本は過去の植民地主義を克服できず今日に至る。朝鮮学校に対する日本政府の対応は植民地主義の継続にほかならない」としながら、「日本社会が朝鮮学校を正しく理解し、植民地主義を背景とした朝鮮学校の差別是正を求めて努力しましょう」と呼びかけました。
高橋氏の主張のウチ「本土への米軍基地引き取り」は全く支持できませんが、こうした朝鮮学校支援への協力は大いに評価したいと思います。