今日の産経ニュース&しんぶん赤旗ニュース(2019年3月8日分)(追記あり)

高野記者殉職40年/ベトナム・ランソンで追悼式

 1979年、中越戦争を取材中にランソンで中国軍の銃撃を受けて死亡した故高野功・赤旗ハノイ特派員の殉職から40年にあたる7日、日本共産党の井上歩国際局員・「しんぶん赤旗ハノイ特派員がランソンに建てられている高野記者の記念碑を訪れ、献花しました。
 献花に際し、ベトナム共産党ランソン省委員会のノン・バン・タム常務委員・教宣委員長、ランソン省人民委員会の代表らが出席した追悼式が開かれました。
 井上局員は6日、同省のホアン・バン・ギエム常任副党書記と懇談。ランソン省党委員会と人民委員会が40年にわたり、高野記者の犠牲を記念し、日本などから追悼に訪れる人々に便宜を確保してくれた長年の厚情と友情に対し、深い感謝の意を伝えました。

 「日本共産党との関係を重視した政治的思惑」もあり、単純な善意でもないでしょうが、ベトナム側の対応には感謝の念を表明したい。


万引で再び執行猶予判決「認知症が影響」埼玉 - 産経ニュース
 温情ある判決として評価できるのではないかと思います。


【竹島を考える】韓国を刺激し続ける「竹島の日」の意義 下條正男・拓殖大教授(1/5ページ) - 産経ニュース
 まあぶっちゃけ自己満足でしかないですね。実効支配をしてるのは韓国ですし、こんなことをしたところで何かがどうにかなるわけでもない。

竹島の日」の式典に中央政府から政務官が派遣され

 結局大臣は派遣されないわけです(もちろん派遣してほしいわけではありません)。

 現に、韓国側からは毎年、韓国の市民団体が松江を訪れ、「竹島の日」粉砕のパフォーマンスを演じているが、これもまた島根県にとっては、ありがたい協力者である。理性的な対話よりも感情的な行動で相手を圧倒しようとの観念に由来する。

 おいおいですね。「島根県関係者&ウヨ」が自分たちだけで「竹島の日記念式典」なんぞやって「ほとんど日本国民の誰からも話題にしてもらってない」のは「理性的な対話よりも感情的な行動で相手を圧倒しようとの観念に由来する」ではないのか。大体「ならば韓国側が島根県なんぞ無視すればいいのか」といえば無視すれば「反論できないから無視してるのだ」と言い出すわけですから、まともに相手するのが馬鹿馬鹿しい。

竹島の領土権確立」は国民の総意となっていく。

 「妄想乙」ですね。俺は「韓国との関係」をことさらに悪化させてまで「竹島の領土権確立」なんか希望しません。ほとんどの国民は竹島なんぞ興味もないでしょう。無人島にすぎず、石油が周辺海域から出るわけでもない。漁業の利益など日韓間の貿易の利益に比べたら小さなもんです。そもそも「相手が実効支配してる島」を取り戻すなどおいそれとできるもんでもない。
 もちろん「竹島問題においてどちらの領有権主張が正しいのか」には争いがあり、産経が言うほど日本に「当然に領有権が認められるわけではない」ですが、それはさておき。領土問題は「俺が正しいんだから認めろ」で解決する類いの問題ではないでしょう。
 たいていの場合「お互いの譲歩」で解決するわけです。まあ「実効支配する側が実効支配を続け、それに反対する側が批判はするが必要以上に事を荒立てない(事実上ほとんど諦めてる)」つう形で解決(?)すること(安倍以前の尖閣竹島)もありますが。

 「北方領土の日」の全国大会に安倍晋三首相や河野太郎外相が出席し、各界の代表らが熱弁を振るっても、モスクワから反対運動の一団が訪れることもないからだ。

 まあ馬鹿馬鹿しいですね。北方領土の日に抗議に来ないつう事は「あんな日がやりたければ日本は勝手にやってろ、実効支配してるこっちは痛くもかゆくもねえ」「大体、元島民とウヨ以外、日本人でもほとんど、北方領土の日なんて興味関心なんかないやないか」てロシア側に完全になめられて馬鹿にされてるって事じゃないですか。
 一方「竹島の日」に韓国側が抗議に来たら「日本にとっていいことか」といったらぶっちゃけどうでもいいことです。
 向こうは「日本はデマを飛ばしてる、許せない」と怒っているわけですから。そう言う反発を招いてもいいことは別にない。
 「馬鹿馬鹿しいから相手にされない(ロシア)」のと「馬鹿馬鹿しいから反発されて抗議が来る(韓国)」のとどっちがいいか。どっちにしろまともに相手にされてないんだから、どっちでも困った話です。かつ韓国側が抗議したって日本人の大多数は「興味ない、関係ない、どうでもいい」「竹島を韓国が支配してても俺は何ら困らない」のわけですし。

 歴史的に地方分権的な社会であった日本では、藩内で一揆が起こっても、それが隣の藩に拡散し、全国に広がることはない。しかし、中央集権的な社会が続いた韓国や中国では、秕政(ひせい)が続けば民乱が起こり、それが全国に波及する。

 ええじゃないか(幕末)や米騒動(大正時代)が全国に広がったことは「歴史修正主義(つまりデマ屋)」産経的には「なかったこと」のようです。

参考

■1918年米騒動ウィキペディア参照)
・大阪堂島の米市場の記録によれば、1918年(大正7年)の1月に1石15円だった米価は、6月には20円を超え、翌月7月17日には30円を超えるという異常事態になっていた。
・米価格が高騰することにより、地主や商人は米を米穀投機へ回すようになり、次第に売り惜しみや買い占めが発生し始めた。
・米価が徐々に上昇していく中、寺内*1内閣は1918年(大正7年)8月2日、シベリア出兵を宣言した。この宣言は商人が戦争特需における物資高騰を狙い、売り惜しみと買い占めをさらに加速させていくという状況を発生させた。事実、神戸米会所における相場では、7月2日に1升34銭3厘だった相場が、8月1日には40銭5厘、8月9日には60銭8厘と急騰している。
米騒動は米移出の取り止め、安売りの哀願から始まり、要求は次第に打ちこわしに発展した。
・8月3日には当時の富山県中新川郡西水橋町(現・富山市)で200名弱の町民が集結し、米問屋や資産家に対し米の移出を停止し、販売するよう嘆願した。
・8月6日にはこの運動はさらに激しさを増し、東水橋町、滑川町の住民も巻き込み、1,000名を超える事態となった。住民らは米の移出を実力行使で阻止し、当時1升40銭から50銭の相場だった米を35銭で販売させた。
・京都では柳原町(現在の京都市下京区の崇仁地区)において騒動が始まり、米問屋を打ち壊すなどして1升30銭での販売を強要した。
・こうした「値下げを強要すれば安く米が手に入る」という実績は瞬く間に市から市へと広がり、8月17日頃からは都市部から町や農村へ、そして8月20日までにほぼ全国へ波及した。
・8月17日以降には、米騒動山口県や北九州の炭坑騒動へ飛び火する。山口県沖の山炭坑、福岡県峰地炭坑などにおいて、炭坑夫の賃上げ要求が暴動に転化した。
・「米騒動」や「米騒擾」などと呼ばれた約50日間に渡る一連の騒動は最終的に、1道3府37県の計369か所に上り、参加者の規模は数百万人を数え、出動した軍隊は3府23県にわたり、10万人以上が投入された。
・寺内は体調不良もあり8月31日に山縣有朋*2に辞意を告げ、9月21日に正式に辞表を提出した。山縣は西園寺公望*3に組閣を命じたが、西園寺はこれを固辞し、原敬*4を推薦した。そして9月27日に原に組閣が命じられ、日本で初の本格的な政党内閣である原内閣が誕生した。


参院、天皇在位30年で賀詞 感謝表明、共産党は欠席 - 産経ニュース
 まあこういうあたりが小生が「共産以外の野党を評価できないところ」ですね。「安倍以外の政権」ならまだしも極右・安倍政権においてこうした行為が何を意味するかぐらい「わかれ」という話であり、俺に言わせればこんなものに賛同する連中(社民、立憲民主)が「立憲」だの「リベラル」だの笑えない冗談でしかありません。そもそも特定個人をここまで美化しまくるなど、スターリンソ連文革期中国と何が違うのか。


【政界徒然草】細野豪志氏が予言していた自民党の人材難(1/3ページ) - 産経ニュース

・細野*5
「誰が将来の日本を担うのか。自民党にそんな人はいない。民主党には人材がいる」
「(ボーガス注:河野*6元総裁、橋本*7元首相(故人)、小泉*8元首相、福田康夫*9元首相、安倍*10首相、麻生*11財務相、石破*12元幹事長など)自民党幹部は世襲ばかりだ。私は自分の力でこの世界に入った。親のすねをかじって政治家になったのとは全く違う」と熱弁した

 「細野も言うように自民は人材難だ。細野のような有能な人間を、自民入党を視野に入れて二階*13幹事長が細野を二階派に入会させて何が悪い(産経)」て詭弁にしても酷すぎです。
 大体細野は民進党希望の党時代は自民を批判し、「自民応援団」産経もそんな細野を悪口していたはずでしょうに。
【政界ゲス不倫疑惑】モナ男こと民主・細野氏は宮崎氏不倫疑惑を聞かず 新旧環境相対決には完勝(1/2ページ) - 産経ニュース
【不倫・宮崎議員辞職表明】不倫&路チューのモナ男こと民主・細野政調会長がゲス質問攻め! 「私の責任ですから」と歯切れ悪く… - 産経ニュース
でわかるように「モナ男」呼ばわりもしていたはずですが。

 二階氏は「総裁候補だ」と持ち上げている。

 さすがにリップサービスであり総裁候補どころか、細野が政府(大臣など)、党の要職に就けるかも疑問ですが、そんな二階発言を何一つ批判しない産経です。

*1:第1次桂、第1次西園寺、第2次桂内閣陸軍大臣朝鮮総督を経て首相

*2:陸軍卿、第1次伊藤、黒田内閣内務相、第2次伊藤内閣司法相、枢密院議長、首相、参謀総長など歴任。元老の一人。

*3:第二次伊藤、第二次松方内閣外相(文相兼務)、第三次伊藤内閣文相などを経て首相。元老の一人。

*4:第四次伊藤内閣逓信相、第一次西園寺、第二次西園寺、第一次山本内閣内務相などを経て首相

*5:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)など歴任

*6:鳩山内閣農林相、岸内閣経済企画庁長官、池田内閣建設相などを務めた河野一郎の息子。中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任

*7:吉田、岸内閣厚生相を務めた橋本龍伍の息子。大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相。首相退任後も森内閣で行革担当相。

*8:濱口、第2次若槻内閣逓信相を務めた小泉又次郎の孫。池田、佐藤内閣防衛庁長官を務めた小泉純也の息子。宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*9:福田赳夫元首相の息子。森、小泉内閣官房長官を経て首相

*10:岸信介首相の孫。中曽根内閣外相、自民党幹事長などを務めた安倍晋太郎の息子。自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*11:吉田元首相の孫。橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二~第四次安倍内閣副総理・財務相

*12:鳥取県知事、鈴木内閣自治相・国家公安委員長を務めた石破二朗の息子。小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*13:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長