今日の韓国・北朝鮮ニュース(2019年3/14分)(追記あり)

北朝鮮公館襲撃に米関与か スペインでCIAと報道 - 産経ニュース

 スペイン・マドリード北朝鮮大使館が2月22日に襲撃された事件で、13日付のスペイン紙パイスは、同国情報機関などが犯行グループの一部の身元を特定し、少なくとも2人が米中央情報局(CIA)とつながりがあることが判明したと伝えた。スペイン政府筋の話として報じた。スペイン側の照会に対してCIAは関与を否定したが、政府筋は証拠は固く「(関与否定は)ほとんど説得力がない」とみているという。
 2月末に行われた米朝首脳再会談の事前交渉に当たった北朝鮮の金革哲(キム・ヒョクチョル)米国担当特別代表は前駐スペイン大使。2017年に北朝鮮の核・ミサイル開発への制裁措置で国外退去処分となった。パイスは、金氏に関する情報収集が襲撃の目的だったとみられるとの関係筋の見方を伝えた。
 襲撃した約10人のグループは大使館にいた外交官や職員ら8人を一時監禁し、暴行を加えるなどして尋問した。奪われたのはコンピューターや携帯電話で金品は含まれておらず、捜査当局は強盗目的ではなかったと判断した。

 今どき、いかに相手が「対立する北朝鮮」とはいえ駐スペインの北朝鮮大使館に不法侵入し、大使館職員を監禁、暴行し、マスコミ沙汰になるなんて無法*1を米国が「たとえ、CIAの直接の行為ではなく、現地反体制派(脱北者)の支援という形」ですらやるなんて思えません。とはいえこんな飛ばし記事を書いたらそれこそ米国政府やスペイン政府の抗議を受けたあげく、訴訟沙汰になりかねないわけで普通に考えれば「それなりのソース(記事に書かれているスペイン政府筋)がある」のでしょう。なんとも評価に困ります。もちろん「事実ならば」当然、俺は米国を批判します。


「 米朝決裂、追い詰められた金正恩 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
 よしこ的には「そういうことにしたい」のでしょうが、俺は「将来はともかく現時点では」追い詰められてるとは全く思っていません(もちろん首脳会談で共同声明などが出せなかったことは北朝鮮にとっては当然不満でしょうが)。
 米国は交渉継続すると言っていますし、追い詰められていたら北朝鮮も「とにかく米国と妥結する」か「妥結しなかったことについてもっと米国に悪口してる」かするでしょう。しかし米朝交渉続行を視野に入れて、「米国批判をある程度自重してる(全く批判しないわけではないが)」のだから、追い詰められてるわけもないでしょう。
 むしろ追い詰められてるのは「北朝鮮打倒」を叫び制裁を主張しながら「打倒という意味では何の成果も出せず、ついに米韓に至ってはよしこらを無視して北朝鮮相手との外交を始めた」よしこらウヨの方じゃないのか。

*1:フランコ独裁時代ならまだしもスペイン政府としても、いかにCIA謀略でもさすがにこれは黙認できないでしょう。今の政権与党は確か社民党ですが、保守党ですら容認できないと思います。