■黒坂ブログ『大阪市長・府知事選と日本共産党の「構造改革論」について』
「大阪府知事・市長選で保守系（自民系）候補を支援する共産党の態度は、昔共産党が批判していた江田三郎*1の構造改革論とどこが違うのか、江田への批判を撤回すべきだ」ねえ（まあ、大阪都構想住民投票や堺市長選ですでに反維新で、自民党を含む『非維新・反維新の保守』と共闘し、それを保守側も共産支持者側も容認してるので「何を今更」の話ですが）。
まあ時代背景が違うので単純には「江田への批判を撤回すべき」とはいえないでしょうね。まあ、仮に撤回すべきだとしても俺も含めてそんなことに「必要以上にこだわる人」もまず居ないでしょう。「江田の息子」江田五月氏ですら。
一方でこういうこという黒坂が「共産党は敵の出方論ガー」つうのは完全に矛盾していますが、この馬鹿右翼にとっては共産党に因縁がつけられれば「今も共産党は敵の出方論が生きてる*2」も「共産党は江田三郎の構造改革路線に変わった」もためらいなく同時に主張できるのでしょう。まあ常人にはまねできない行為ですね。まねしたくもないですが。
なお、江田路線と評価すべきかどうかはともかく、また今の共産党の路線をどう評価するかはともかく「野党共闘」などでわかるように共産党が一定の柔軟性を発揮していることはもちろん事実です。
■黒坂と類友のツイートに突っ込む
まあどう考えても嘘でしょうね（何でそんなモロバレの嘘を平気でつくのか理解できませんが）。「左翼から保守リベラル」「左翼から中道左派（中道右派）」などならまだしも「戦前万歳、歴史修正主義（南京事件や慰安婦の違法性否定論）、中国・韓国敵視の異常な非常識極右」なんてもんに左翼がなったりはしないでしょう。つうか「黒坂がどんな左翼だったのか」「何で左翼からこんな非常識極右に劣化した」のか、聞きたいところですが、今の黒坂は「一般的な左翼と比べて明らかに劣化してます」よねえ。
黒坂真
吉良よし子議員。就職の面接で、女性を採用するとリスクだと言う人事担当者は心ないですね。しかしそれに強烈に抗議をしたら採用されない。人事担当者は学生に変な質問、怒らせるような質問をして、人物評価をするときがある。それが巧みにできない人事担当者は失格です。
女性差別発言を「採用テクニック」と強弁して擁護するのだから黒坂にはいつもながら呆れます。そんなもんは採用テクニックとして正当化出来る物ではない。そして人事担当ではないとしても所属教授がこんなことを言うようでは「大阪経済大の採用って女性差別常習なの？」と疑われても文句は言えないでしょうね。
黒坂真
わたなべ結さん。アウシュビッツはねつ造などではありえないと私も思いますが、殆どの日本共産党員は北朝鮮の政治犯収容所など反動勢力のねつ造だ、と考えているのではないでしょうか。
言ってる内容がいつもながら「はあ？」「さすがサイコパスは言うことが違うな。そんなツイートは思いつくことすらできんわ」「大阪経済大も良くこんなキチガイを教授にしたよな」ですね。
何で「高須クリニック院長（以下、高須）のアウシュビッツ否定発言、ホロコースト否定発言が許せない」「高須と交遊して恥じない橋下維新なんぞには絶対に府知事・市長ダブル選で勝ちたい、という思いを新たにした」つうわたなべ氏（日本共産党衆院選大阪3区予定候補）のツイートに、そういうリツイートになるのか。
まともな人間ならここで思いつくツイートは
1）「高須は間違ってない、ホロコーストはユダヤのデマだ」などと主張し、高須を擁護
2）「高須は間違ってるが、高須と交遊してるとは言え、維新はホロコースト否定論までは支持してない」として高須批判＆維新擁護
3）わたなべ氏を支持し維新と高須を批判
でしょう。ここで「北朝鮮の政治犯収容所ガー」で、高須発言と関係ないことをこじつけで始めるとはどんだけキチガイなのか。前も書きましたが「櫻井よしこや島田洋一」など他のウヨと比較しても黒坂のキチガイぶりは度外れています。
もちろん「共産党員のほとんど」は「北朝鮮の政治犯収容所など反動勢力のねつ造」とは思ってないでしょう。
そもそも
1）「ラングーン事件や大韓機爆破事件」への共産党の批判によって朝鮮労働党との交流関係が完全に断絶したこと（現在も断絶中）
2）北朝鮮、張氏を処刑/あまりに異常かつ残忍/志位委員長が談話でわかるように、日本共産党が北朝鮮の行為について批判的見解を発表することは今や全く珍しくないこと
3）そもそも国会で北朝鮮拉致疑惑を質問し、梶山*3自治相・国家公安委員長と宇野*4外相から「北朝鮮拉致の疑いがある」との答弁を引き出したのは、共産党の橋本参院議員（役職はすべて当時）であることなどを知っていれば黒坂のツイートは笑い呆れるほかはないデマです。
*1:社会党書記長、社民連代表を歴任。社民連代表、細川内閣科学技術庁長官、菅内閣法相、参院議長などを歴任した江田五月の父。
*2:まあ仮に綱領に残っていたとしても死文化してますし、当初から『敵（政権与党）の出方が無茶苦茶なら武力闘争もあり得る（今はそこまでの状態じゃない）』つう代物で、だからこそ宮本委員長時代から、共産党は新左翼のテロを批判していますが。
*3:竹下内閣自治相・国家公安委員長、宇野内閣通産相、海部内閣法相、自民党国対委員長、幹事長（宮沢総裁時代）、橋本内閣官房長官など歴任
*4:田中内閣防衛庁長官、自民党国対委員長（三木総裁時代）、福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相などを経て首相
