立ち上がる人たちに励まされる - 高世仁の「諸悪莫作」日記
そうすね。小生も「沖縄の故・翁長氏ら沖縄米軍基地反対派の日本政府との戦い」「レイプ被害を訴える伊藤詩織氏」「朝鮮学校無償化除外に訴訟などで立ち向かう関係者」「夜間学校運動を支援する前川元文科次官」などなどを見て「励まされます」。
励まされると同時に「自分のふがいなさが情けなくなる」し、「沖縄基地問題や朝鮮学校無償化除外」などは「日本政府の不当な人権侵害」なので、そうした日本社会への情けなさも感じます。
ああ、でも高世先生は朝鮮学校無償化除外を支持する人間のくずでしたね(棒読み)。
ジャーナリストの樫田秀樹さん。
樫田さんは、取材継続のための資金集めを始めるという。
《このたび、リニア中央新幹線について来年に新しい著書を出すべく、その取材経費を賄うためのクラウド・ファンディングを4月22日から始めることにしました。
考えた末に、「ReadyFor」というクラウド・ファンディングで資金を集めることといたしました。目標金額は70万円で、取材した結果は、来春にリニア関連では3冊目となる単行本を出版することで反映させるつもりです。
誰しも思うことは「三冊目の版元(予定)から前借りできないのかなあ」つうことでしょう。「すでに前借りしてる」のかもしれませんし、「前借りしろ」つう話でもないですが。
なお一冊目が『悪夢の超特急 リニア中央新幹線』(2014年、旬報社)、二冊目が『リニア新幹線が不可能な7つの理由』(2017年、岩波ブックレット)です。
子宮頸がんワクチン問題の報道をめぐる裁判の一審で敗訴した医師・ジャーナリストの村中璃子さん*1。被告のうち、出版社と元編集者が判決を受け入れたが、たった一人で控訴することを決めた。
つうことで高世は村中氏を支持するようですが、俺個人は「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/29分:高世仁の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログにすでに書きましたが、むしろ「一審で確定させるべきと違うの?。勝てる見込みあるの?」と思います。
というのも村中氏は「池田研究は間違ってる」「ワクチン接種は正しい」というばかりで「なぜ判決で名誉毀損が認定されたのか」「なぜ判決で捏造呼ばわりに正当な根拠がないと見なされたのか」についてまともな説明をしないからです。
かつ「他の人間(ウエッジ編集部)が控訴しないからといって村中氏が間違ってるわけでは必ずしもない」が「ウエッジ編集部が控訴しないと言うことは捏造呼ばわりは間違いではないのか」という疑念は誰しも感じるでしょう。
「裁判は法廷に出た証拠が全て」とはいえ二審判決に影響する恐れもあります。裁判官も人間である以上「何で控訴しないんだろう?」つう疑念はどうしても持つでしょう。
少なくともウエッジ編集部が「名誉毀損で訴えられるリスクをまともに考えずに無責任に記事掲載し、村中氏とのつきあいで一審はつきあったが二審には付き合わないような無責任な連中であること」は否定できないように思います。その点、高世はまともに判決内容などを分析した上で村中支持を表明してるのか。とてもそうは思えません。
高世の考えは「俺がこの訴訟関係で池田を非難し、村中を応援する番組を制作し、それがテレビで放送されるならともかく、一個人のブログ記事での村中支持表明なら池田も俺を訴えないだろ。村中がこのまま敗訴を続けても俺的に何ら困らないし。むしろ村中の歓心を買うために彼女をおだてておこう」レベルじゃないのか。
そもそもこの裁判は「捏造呼ばわりの是非しか問題になってない」。「ワクチンの接種の是非」や「池田研究の是非」は問題になっていません。
そして捏造呼ばわりするには「捏造の故意」が必要です。
単に「うかつな研究(過失による間違った研究)」は捏造とは呼ばない。結局、村中氏も「未だに制裁を叫ぶ家族会連中」と同じで自分の非を分かりながらそれが認められないだけじゃないか。何せ、村中氏は一審敗訴判決の記者会見を欠席していますし。
そして高世も「高世の家族会・横田奥さん支持」と同じで単に「しがらみから村中支持してる」だけじゃないのか。
たとえるなら「裁判での池田氏の勝利、村中氏の敗訴」は「エイズ薬害刑事訴訟」での「安部被告(元帝京大副学長)の一審無罪判決(ただし検察が控訴し二審裁判中に安部被告が病死したため、無罪判決は確定せず)」と同じです。
「安部氏の無罪」は「検察の提出した証拠では安部氏には刑事犯罪(業務上過失致死傷)を認定できない」つう話に過ぎません。
「刑事責任がない」つうことは「民事賠償責任がない」つうことを必ずしも意味しないし、ましてや「道義的責任もない」「安部氏のエイズ治療は正しかった」ということを意味しない。したがって安部無罪判決を批判するにおいて「安部氏の治療は間違っていた」といくら言っても無罪判決批判としては全く意味がありません。「検察の提出証拠で有罪は認定できる」といわないと批判にならない。
安部氏同様に池田氏の勝利も「村中氏の捏造呼ばわりが間違ってる」つう話であり「池田研究が正しい」「ワクチン接種は間違ってる」つう話ではない。したがって「池田研究は間違ってる、そしてワクチン接種は正しい」といったところで意味がない。「捏造呼ばわりしても問題ない。池田氏には捏造の故意があった。それは法廷に村中が提出した証拠で裁判所は認定できたはず」といわないと池田勝訴判決批判としては意味がない(俺には判決の是非を評価するだけの知識や能力がないので、これらの判決の是非はひとまず置きます)。
なお、高世は安部無罪判決については支持するようですがこれまた安部弁護団メンバーだった「喜多村洋一、弘中惇一郎弁護士(以前高世が名誉毀損裁判で訴えられたときに世話になった。また弘中氏については高世が下請け制作した番組『情熱大陸』に出演してもらった)」とのおつきあいでしょう。
「安部無罪はおかしいなんて言ったら喜多村や弘中との関係が悪くなる、そんなこと言えない」と。決して「虚心坦懐に評価して、無罪判決が正しいと思った」ではない。
これが逆に高世が「安部無罪に否定的、批判的な人間(典型的にはエイズ薬害被害者やその支援者はそうでしょう)」と親密な関係なら、高世は平然と「安部無罪はおかしい!」「裁判所は薬害被害者や支援者の声を踏みにじるのか!」とでもいってるでしょうね。
実際、「安部英、無罪」などでググれば
「 『安部英センセイ』無罪とは笑止千万 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
その瞬間、東京地裁104号法廷には、うめきとも驚きともいえない叫び声が上がった。永井敏雄裁判長が、薬害エイズ事件で業務上過失致死に問われている安部英被告に無罪を言い渡した瞬間である。足かけ5年にわたる傍聴のどんな時にも聞いたことのないこの驚きの声は、その日の傍聴者の多くが共有する思いでもあったと私は感じている。
判決文及びその理由を聞いた被害者の母親、水上秋子さん(仮名)は憤った。
「これは私の息子の裁判じゃない。あんな紙切れ同様の判決文!」
判決を読んで痛感するのは裁判所が被害患者を見事に置き去りにしたということだ。
安部英医師に対する無罪判決について考える – ネットワーク医療と人権 (MERS)
・裁判長が判決主文で無罪を告げたとき、傍聴席にはどよめきが起こったと聞く。傍聴人の一人であった故石田吉明さんのお姉さんは、定例の起立を終えた瞬間の「被告人は無罪」という言葉に唖然とし、何か叫びたい気持ちを必死に抑えていた。また、ある被害患者は、無罪と聞いたとたんに頭の中が空白になり、その後も淡々と判決理由を読み上げる裁判官の声を機械音のように聞いていて何を言っているのか理解できなかったと言う。傍聴席の3分の1を占拠した記者も含めて、関係者の誰もが安部被告の有罪は免れないとして、判決後の声明やマスコミ取材に対するコメントを用意していた。
・東京弁護士会館で行われた報告集会は、「医師が裁かれた日 薬害エイズ・和解から5年」というタイトルにも現れているように、血友病患者らの運命を変えた安部英医師の責任が裁判によって明確になる日と、国と製薬企業に加害責任を認めさせたあの勝利的和解から5年を経過しようとする区切りの時に合わさることを契機に、また新たに次の展開を目指そうとするイベントのはずであった。しかし、無罪判決の現実は会場の薬害被害者やその関係者に重くのしかかっており、各界の発言者の内容も怒りや悔しさに満ちた発言が続いた。開会の冒頭で挨拶した主催者たるHIV訴訟原告団の代表・花井十伍氏の顔は青ざめ、「今日の判決は、被害の重大さや患者の視点が全く抜け落ちているもの」と訴えた。
・私には当時の安部医師に予見可能性(非加熱製剤投与に因るHIV感染とエイズ発症の危険認識)が十分あるように思えるし、結果を回避(HIV抗体陰性患者への治療変更)出来た人物に見てとれる。
という安部無罪判決批判がヒットします。
それはともかく、俺は高世とはそういう「誠実性のかけらもないゲス」だと理解し評価しています。高世には信念も論理一貫性も何もない。損得でしか物事を判断していない。「テレビ番組制作の下請け業者」ではあっても高世は絶対にジャーナリストではない。
「付き合いのある人間に媚びておいしい思いをするためなら何でもやらかす最低のクズ」が高世だと俺は思っています。だから俺は高世が大嫌いだし、高世とつきあってる人間(家族や友人知人)の多くは「人を見る目がないバカ」か「高世と同類の人間のくず」と思っています。
なお、話が脱線しますが安部無罪の是非判断はあくまでも「法律と証拠」に基づいて行われるべきです(俺はこの問題について無知なのでコメントしませんが。判決はおかしいと言って東京地裁や喜多村、弘中弁護士を非難できるだけの知識もなければ、一方で正しいと言って、エイズ薬害被害者や支援者の気持ちを踏みにじり、起訴した検察を非難するほどの勇気もありません)。
「 『安部英センセイ』無罪とは笑止千万 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
判決文及びその理由を聞いた被害者の母親、水上秋子さん(仮名)は憤った。
「これは私の息子の裁判じゃない。あんな紙切れ同様の判決文!」
安部英医師に対する無罪判決について考える – ネットワーク医療と人権 (MERS)
傍聴人の一人であった故石田吉明さんのお姉さんは、定例の起立を終えた瞬間の「被告人は無罪」という言葉に唖然とし、何か叫びたい気持ちを必死に抑えていた。
という気持ちは大変よく分かりますが「仮に安部無罪は間違い」と評価するにしてもその根拠はあくまでも「法律と証拠」です。被害者や遺族の「安部を許さない」という感情論じゃない。したがって「法律と証拠に基づけば安部無罪にならざるを得ない」と思うならそう評価すべきです。
そうした「客観的な冷静な認識」ができないと横田奥さんのように「めぐみが生きてると信じる。だからめぐみは絶対に生きている」「めぐみ死亡を認めることは北朝鮮の無法に屈服することだ」つう無茶苦茶な話になる。
「めぐみさんが生きてるかどうか」は「価値観の問題ではなく」事実の問題です。そして冷静に考えれば生きてる可能性は極めて低い。
まあ横田奥さんが発狂してるのは人間として仕方がない。
許しがたいのは救う会や家族会、高世仁のような連中が、北朝鮮叩きや奥さんへの媚びへつらいを目的に、無責任に「そうだ、めぐみさんは絶対に生きてる」と奥さんをあおってることです。高世には「デマカセもいい加減にしろよ、ゲス野郎*2」という言葉を贈りたい。
私の大学時代からの親しい友人、大井一雄さんが東京・渋谷区長選に立候補する。投票日は21日だ。
現職の長谷部健*3区長が再選を目指すのに対し、大井さんは共産、自由*4の推薦を受けて立候補し、一騎打ちとなる。
以下、共産党のしんぶん赤旗から。
《渋谷区長選(4月14日告示・21日投開票)で「明るい革新渋谷をつくる会」は25日記者会見し、前渋谷民主商工会事務局長の大井かずお(おおい一雄)氏(65)=無所属新=を擁立すると発表しました。
(中略)
苦労人で人情が厚く、とてもまっすぐな人だ。厳しい闘い*5になるだろうが健闘*6を祈ります。
統一地方選後半戦ですね(前半戦が都道府県、政令市の首長、議員選挙で、後半戦が市区町村の首長、議員選挙)。前半戦は共産が「個別には議席が増えたところもあったが」トータルでは微減する「つらい結果」でしたが、後半戦ではなんとか「トータルでも増やしたい」もんです。
それにしても救う会とつるむようなごろつき右翼・高世の「親しい友人」が「渋谷民商*7元幹部」で「共産党の支援で渋谷区長選」とは驚きです。
お互い縁切りした方がいい気がしますが。
それはともかく高世も「救う会、家族会にへいこら」してますが、さすがに増元照明・元家族会事務局長が次世代から衆院選挙に出馬した2014年には「当選可能性が低い*8」上に「出馬選挙区が増元と何一つ関係ない宮城県*9」「極右政党・次世代からの出馬に世間がドン引き」「そのため家族会すら組織としては増元支援を表明せず*10」だったので「厳しい闘いになるだろうが健闘を祈ります」なんて言ってませんでしたね(苦笑)。
*1:著書『10万個の子宮:あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか』(2018年、平凡社)
*2:「悪口が酷いから修正すべきだ」というコメント欄のご指摘に従い修正しました。
*3:渋谷区議を経て区長
*4:大阪補欠選挙でも共産系候補を支援する自由ですが、一方で「国民民主との統合計画」なので党の方向性が全く理解できません。
*5:おそらく「オール相乗り」で自民、公明だけでなく、立民、国民民主や社民も現職にのるでしょうからね。
*6:ここはせめて「当選を、そして当選が無理でも善戦、健闘を」と書くべきでしょうにねえ。「健闘を」としか書かない高世も実に友達として冷たい男です。友達を自称するなら「難しいと思うが当選を祈る」位書いたらどうなのか。横田の奥さん相手には「私もめぐみさんは生きてると思う」と根拠のないことを平気で放言してるのに(苦笑)。
*7:まあ言わなくても知ってる人が多いでしょうが民商は共産党系の団体です。
*8:「拉致がブームだった2004年に」定数4の参院選挙東京選挙区ですら落選した男が、「拉致が風化した2014年」に定数1の衆院選でしかも自民や民主(当時)ならまだしも次世代で当選するわけもないでしょう。
*9:増元の生まれは鹿児島で、卒業大学は北海道大。2004年参院選で出馬したときは東京選挙区でした。
*10:個人でも支援表明した人は俺の知る限り居ません。