■福島香織のツイート
・福島香織*1が日本文学振興会をリツイート
安田先生に風がふいてきているな。河合香織や松本創や旗手啓介みたいな実力派の年季の入ったルポ作家たちと並んで候補入り！
■日本文学振興会
・第50回大宅壮一ノンフィクション賞の候補作が、次の5作に決定いたしました。#大宅賞
河合香織*2『選べなかった命*3』（文藝春秋）
先崎学『うつ病九段*4』（文藝春秋）
旗手啓介『告白*5』（講談社）
松本創『軌道*6』（東洋経済新報社）
安田峰俊*7『八九六四*8』（KADOKAWA）
（作家名50音順）
本業が将棋打ちの先崎が候補つうのは違和感あります（しかも彼だけは取材記録ではなく闘病記で彼が当事者ですからね）。けれど、それはさておき。福島も一応「中国ライターの端くれ」なんだから、同業者・安田への注目を脳天気に喜んでる場合じゃないでしょうにねえ。しかも「昨今の福島は平然と石平や宮崎正弘と付き合うほど劣化してるから」なおさらです。しかし予想の範囲内ですが当初は「二階が訪中して勝手なことやってる」と抜かしてた福島も今回「安倍の親書」「安倍の特使」で言い訳が出来なくなるや、二階訪中を完全無視してツイッターで「現在開催中の一帯一路サミット」について何一つ触れないのだから、わかりやすいまでのクズです。やはり産経を辞めたのが「大きな間違い」だったんでしょうね。福島には「産経を離れてまともにやれるだけの能力」もなければ、それでも「武士は食わねど高楊枝」で一定のまともなレベルを維持するだけのプライドも覚悟もなかったわけです。安易に「産経やめてフリーになれば売れっ子ライター」と勘違いし、その夢が破れたら生活のために「昔は馬鹿にしてたであろう阿比留や安藤慶太と同レベルの右翼デマ記事」とは全く哀れです。
安倍首相、Ｖ４首脳らと会談 対中で結束協力要請 対北協力も - 産経ニュース
安倍晋三首相は２５日午前（日本時間同日午後）、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの東欧４カ国（Ｖ４）の首脳らとスロバキアのブラチスラバ城で会談した。経済支援をテコに東欧で影響力を増す中国の動きを踏まえ、国際法順守といった基本的価値の下で欧州が結束する重要性を確認し、日本が協力していく意向を伝えた。
「V4」云々と言えば今日の中国ニュース（2019年4月18日分） - bogus-simotukareのブログで紹介した日経記事も
首相、一帯一路「要所」にくさび 東欧首脳と会談へ 過度な中国依存防ぐ 5Gなどインフラ覇権警戒 :日本経済新聞
安倍晋三*9首相は22日からの外国訪問で、東欧4カ国（V4）*10の首脳らと会談する。東欧は中国が進める広域経済圏構想「一帯一路」の要所だ。次世代通信規格「5G」などの通信インフラでも中国が進出を目指している。日本は中国マネーが浸透する前に経済協力を通じて各国に健全な成長を促す。過度な中国依存を防ぐ狙いだ。V4はポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの4カ国。（注：有料記事なので、登録してない俺はここまでしか読めません。）
なんて書いてましたが今回の産経記事も大同小異です。日経と言い産経と言い「本気なのか、安倍への忖度なのか」ですね。
まあ正直安倍本人ですらこんな牽制が効いてると思ってるかどうか。
そんなことより「ロシアは？」ですね。今プーチンが金正恩と実施している首脳会談を安倍はどう評価してるのか、安倍の意に沿うものなのか、沿わないものなのか。事前にプーチンから日本に金正恩訪ロについて連絡があったのか、事前連絡がプーチンからあったとして、拉致問題などで安倍からプーチンに「金正恩にこういうメッセージを伝えてくれ」などという「プーチンから安倍」への働きかけはあったのか、と言うことです。おそらく「意に沿わないし、事前に連絡もなかった」のでしょうが。
*1:著書『潜入ルポ 中国の女』（2011年、文藝春秋）、『中国「反日デモ」の深層』(2012年、扶桑社新書)、『中国絶望工場の若者たち』（2013年、PHP研究所）、『赤い帝国・中国が滅びる日』（2016年、KKベストセラーズ）、『「中国の悪夢」を習近平が準備する』（2017年、徳間書店）、『米中の危険なゲームが始まった』（2017年、ビジネス社）、『習近平王朝の危険な野望』（2018年、さくら舎）、『ウイグルで何が起きているのか(仮題)』 (2019年6月予定、PHP新書)など
*2:著書『セックスボランティア』(2006年、新潮文庫)、『帰りたくない：少女沖縄連れ去り事件』(2010年、新潮文庫）、『ウスケボーイズ：日本ワインの革命児たち』(2018年、小学館文庫)など
*3:副題は『出生前診断の誤診で生まれた子』。ダウン症児を取り上げてるようです。
*5:副題は『あるＰＫＯ隊員の死・２３年目の真実』。カンボジアPKO従事中に銃撃を受けて死亡した日本人警察官を取り上げてるようです。
*7:著書『和僑：農民、やくざ、風俗嬢。中国の夕闇に住む日本人』(2016年、角川文庫)など
*8:副題は『「天安門事件」は再び起きるか』。「8964」とは「1989年6月4日に起こった天安門事件」のこと。
