「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年5/3分:高世仁の巻)

コスモロジーの創造3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年5/1分:高世仁の巻)で取り上げたコスモロジーの創造2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。

 40億年前に創発した、物質よりはるかに複雑ではあるが我々からみれば単純な構造の生命から人類までのはるかな道のりを考えると、よくもまあ、すごい進化をしてくれたものだと感慨深い。さらに私にまでつながる人類の命の連鎖を思うとき、感動を禁じ得ない。

 やれやれですね。そんなことに高世が感動するのは奴の勝手です。でそれがどう「生きる道しるべ」「人生哲学」「世界観」(高世の言葉だとコスモロジー)になるのか。
 馬鹿馬鹿しくて話になりませんね(といったら高世は怒るのかもしれませんが)。
 そんなもんに感動するよりも

足尾鉱毒事件で谷中村のために奔走した田中正造(1841~1913年)
沖縄戦下で県知事として県民保護のため全力を尽くし、今も沖縄県民に敬愛されてると言われる島田叡(1901~1945年)
南アフリカアパルトヘイトと戦い、後に南ア大統領となったネルソン・マンデラ(1918~2013年)
・朴チョンヒ独裁と戦い、また後に韓国大統領として太陽政策を推進した金大中(1925~2009年)

などといった「歴史的偉人の伝記」でも読んで感動し「彼らのようなことはできなくても、自分の精一杯のことをして社会に貢献しよう」と思う方がずっとましでしょう。
 なお話が脱線しますが田中正造については、砂田弘田中正造:公害とたたかった鉄の人』(1981年、講談社 火の鳥伝記文庫) つう子ども向け伝記がありますが、他の三人はないようですね。
 田中については比較的入手しやすい新書、文庫として佐江衆一田中正造』(1993年、岩波ジュニア新書)、小松裕『田中正造』(2013年、岩波現代文庫)があります。
 島田については比較的入手しやすい新書、文庫として、田村洋三『沖縄の島守:内務官僚かく戦えり』(2006年、中公文庫)、 TBSテレビ報道局『生きろ』取材班『10万人を超す命を救った沖縄県知事・島田叡』(2014年、ポプラ新書) があります。