常岡浩介、黒井文太郎に突っ込む(2019年5月4日分)

■ツイートに突っ込む

黒井文太郎*1
‏ 北朝鮮はミサイル実験中止を米国と合意していません。
 北朝鮮が勝手に言ってるだけです。
 それも、もう必要ないと言ってるのは中長距離以上のミサイルだけ。
 米国と対話するようになって他の実験が減ってたのは、対話への影響を考慮しての、あくまで自粛です。

 として今後も短距離ミサイル発射をするかもしれないとする黒井ですが、ここで、黒井は「北朝鮮が今後も短距離ミサイル発射をするかもしれない」とdisってるつもりかもしれませんが
1)北朝鮮もそれなりの計算をしている
2)考えなしに事態をエスカレートはしない
と黒井は言ってるわけです。

【追記その1】
 当初はミサイル扱いされてましたが「実はミサイルじゃないんじゃないか(ロケット砲じゃないか?)」という説も出てきて、途中から各国政府やマスコミも「飛翔体」と呼んでますね。ミサイルでないなら、「北朝鮮はやはり一定の計算と配慮をしている」といえるでしょうね。地続きの韓国に向かってならロケット砲でもかなりの被害を与えることが出来るでしょうが、海のある日本相手にはミサイルほどの破壊力はもちろんないからです。まあ、ミサイルと違って、移動が簡単で、相手側が破壊しづらいつうメリットが、一方ではロケット砲にはありますが。

【追記その2】
 結局「短距離ではあるがミサイルを撃っていた」「またロケット砲も別途撃っていた」という結論に落ち着きそうです。

常岡浩介*2リツイート
■石田昌隆*3
安田純平氏シリア拘束で「日本政府による救出」否定 一連の報道に不満爆発(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
←最近、安倍寄りの記事が多い東スポだが、この記事は短くはしょっているけど、安田純平さん*4の言説が理にかなっていることは判る。

安田純平氏シリア拘束で「日本政府による救出」否定 一連の報道に不満爆発(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
 安田氏の救出に当たっては、日本政府の外交努力や関係諸国の協力があったとされる。
 しかし、安田氏はこうした見方を否定した*5
「香田さん、後藤さん、湯川さんを救出しなくても内閣支持率が上がる国が、支持されてきた方針を変えて救出?*6。救出したならなぜ3年4カ月もかかった?*7。交渉に必須の生存証明*8をなぜ一度も取らなかった?。事実に基づいた分析も検証も何一つされていない。救出したことを示す事実も一切出てきていない」とツイートした。
 解放の際、身代金が支払われたとする一部の報道も改めて一蹴した。 
「『身代金なしで解放されるわけがない』というのはただの思いこみでしかない*9のに、思い込みのままNGOのデマだらけの話をそのまま報道してしまった」と指弾した。
 金銭の動きがなく解放されたことに自信を漂わせ「交渉しないという方針は日本政府は絶対に崩していない」と断言。

 やれやれですね。ならば「なぜ解放された」と安田氏や常岡、石田某は思ってるのか。「理にかなってる(石田某のアホ発言))」どころか詭弁でしかないですね。
 結局、安田という人が「論外のバカだ」という話ですね(もちろん常岡や石田もバカですが)。
 彼としては「身代金を日本政府なり中東諸国なりが払ったかもしれない」ということをどうしても認めたくないんでしょう(いやそれどころか「交渉で手を煩わせたこと自体も否定したい」のかもしれない)。彼にとって「安田のせいで日本の税金が無駄遣いされた」とか「安田のせいで中東の某国に借りを作った」とか言われることがどうしてもいやなんでしょう。
 正直、後で安田発言に憤慨した関係者が「もちろん我々が外交交渉した、安田は無礼にもほどがある」と暴露したら安田氏や常岡はどうする気なんですかね?。
 そうなる可能性は決してゼロじゃないでしょう。
 まあ、そういう「つまらないプライドにこだわる」人間はシリアなんか行くべきじゃなかったですね。二度と戦場取材になど行くべきじゃないでしょう(既にご本人は戦場に行く気はないかも知れませんが)
 「身代金支払い」について、彼がせいぜい言えることは「身代金が支払われたかどうかなど、私が解放に至る経緯はよく分からないことが多いはず。断定的にいくら支払われたとか言わないでほしい」であって「絶対に支払いはない」じゃないでしょう。そんなことは言えるわけもない。そしてこんな馬鹿なことを言えば「いわゆる自己責任論」に肯定的で以前から、彼に敵対的な人間はもちろん、俺のような「自己責任論に批判的な人間」ですら多くは彼に呆れ「話にならない」と彼を見放すだけでしょう。
 まあ、小生が彼の立場ならこんなことは言いませんね。むしろ「詳しいことが分からないのでなんとも言えないが、誰かの救出活動で助かったのだと思う。誰にお礼を言うべきか分からないが、そのことにお礼を言いたい」ですかね。どう考えても「誰も何もしないのに武装勢力が突然気が変わって解放した」なんてありえないわけですうから。
 まあ、あまりにも彼の主張が馬鹿げててくだらない主張なので東スポぐらいしか相手にしないようですが。
 つうか、もう安田という人もこのままじゃ「一発屋」「時代のあだ花」として消えゆくだけじゃないか。
 さて安田のアホツイートにも突っ込んでみますか。もはや俺にとって安田は「どうしようもないバカ」でしかありません。
 

安田純平
‏ 「相手はヌスラでカタールが払った」というなら、似た条件のスペインは1年で解放なのになぜ3年4カ月なのか。日本政府は無能じゃないので同じ条件なら同じくらいの期間で救出できる。

 吹き出しました。「日本政府は無能じゃないので同じ条件なら同じくらいの期間で救出できる。」という主張自体が何の根拠もありませんね。
 「日本政府が無能だから時間かかったんでしょ?」「イヤー、安田さんってそんなに日本政府の能力を高く評価してるんですか?。根拠は何ですか?(苦笑)」で終わる話です。
 

*1:著書『イスラムのテロリスト』(2001年、講談社プラスアルファ新書)、『北朝鮮に備える軍事学』(2006年、講談社プラスアルファ新書)、『ビンラディン抹殺指令』(2011年、洋泉社新書y)、『イスラム国の正体』(2014年、ベスト新書)、『イスラム国「世界同時テロ」』(2016年、ベスト新書)など

*2:著書『ロシア 語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2008年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社

*3:著書『ソウル・フラワー・ユニオン』(2014年、河出書房新社)など

*4:著書『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書)、『シリア拘束 安田純平の40か月』(2018年、扶桑社)など

*5:東スポ記事を信じれば身代金支払いどころか「解放交渉すら否定」というのだから安田という人は正気じゃないですね。

*6:解放させることが容易でかつそれが「支持率アップなどにつながる」と思えば安倍はそうするんじゃないですかね。そもそも後藤さん、湯川さんにしても安倍も積極的に死なせたかったわけではさすがにないでしょう。また「香田さん(2004年)」の時は小泉政権なので安倍政権の対応について論じるときに持ち出すのは明らかに変です。

*7:いやいや「交渉に時間がかかった」で説明がつくことでしょうよ。つうか「3年も身柄拘束したのに身代金も何もなしで解放した」なんてあり得る話じゃないでしょう。

*8:「生存証明」とは何かというと「解放される前に、武装勢力経由で日本政府から『お前間違いなく安田だよな』という確認がなかった」と言うことのようです。本気でそんなことが「生存証明がないから云々」といえると思ってるんですかね。多分安田氏本人も強弁と言うことを理解した上での詭弁でしょうが

*9:思い込みでなくて実際そうでしょうよ。まあ「身代金とは別のお土産」かもしれませんが「何も土産がないのに解放」なんてありうるわけがない。